JP2000050433A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

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JP2000050433A
JP2000050433A JP10208047A JP20804798A JP2000050433A JP 2000050433 A JP2000050433 A JP 2000050433A JP 10208047 A JP10208047 A JP 10208047A JP 20804798 A JP20804798 A JP 20804798A JP 2000050433 A JP2000050433 A JP 2000050433A
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JP
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gas
conductor
current transformer
gas flow
insulated switchgear
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JP10208047A
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Haruhiko Kayama
治彦 香山
Takeo Karasawa
武郎 唐澤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱ガス流により変流器の絶縁部が損傷するこ
とを抑止し、また熱ガス流により絶縁ガスの絶縁耐力が
低下することを抑制し、さらに熱ガス流により接地容器
を大きくすることを抑止することのできるガス絶縁開閉
装置を提供する。 【解決手段】 絶縁ガスを充填した接地容器12に、電
流遮断時に発生する熱ガス流を誘導するガス通路を有す
る遮断部13と、遮断部13のガス通路14a側に接続
され、熱ガス流を放出する導体14とを設け、導体14
の外周に変流器18を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガス絶縁開閉装置に
係り、特に絶縁ガスで満たされた接地容器内に、遮断
部、変流器を備えた遮断部用ユニットとして用いられる
ガス絶縁開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁開閉装置は通常主母線用ユニッ
ト、遮断部用ユニット、線路側用ユニットで構成されて
おり、図9は、従来の遮断部用ユニットとしてのガス絶
縁開閉装置を示す構成図である。該ガス絶縁開閉装置
は、図9に示すように、遮断用操作装置1と該操作装置
1上の接地容器2とからなり、接地容器2内には主母線
ユニットに接続される引き出し導体3a、遮断部4、線
路側用ユニットに接続される引き出し導体5aが設置さ
れている。この引き出し導体5aには、例えば特許第2
625537号公報に示されたガス絶縁開閉装置のよう
に、変流器6aが設置されている。尚、遮断部4には、
電流を遮断するときに高温例えば約2000℃に達する
熱ガス流が発生し、この熱ガス流を誘導するガス通路4
aがあり、図示矢印のように、熱ガス流を接地容器2内
に放出するためのガス放出口4bが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のガ
ス絶縁開閉装置では、即ちガス通路4a側から引出され
た引き出し導体5aに変流器6aを設置する場合には、
ガス放出口4bから接地容器2内に放出された熱ガス流
により、変流器6aの外周に施された例えばエポキシ樹
脂などの絶縁部が損傷するという問題点があった。ま
た、ガス放出口4bから放出された熱ガス流により、引
き出し導体5aと変流器6aとの間に介在する絶縁ガス
の絶縁耐力が低下するので、遮断部4あるいは引き出し
導体5aから変流器6aを介して、地絡事故が発生する
可能性があるという問題点があった。この地絡事故を抑
止するために、遮断部4あるいは引き出し導体5aと変
流器6aとの間の絶縁距離を大きくすると、接地容器2
が大きくなるという問題点があった。
【0004】上記のような問題点を解消するために、図
10に示す構成、例えば特開平9−9432号公報に示
されたガス絶縁開閉装置のように、主母線ユニットに接
続される引き出し導体3bを、遮断部4の下方から引き
出し、線路側用ユニットに接続される引き出し導体5b
を、遮断部4の上方に設けたガス通路4cの側方に接続
してガス通路4cに平行に引き出し、この引き出し導体
5bの外周に変流器6bを設置し、ガス通路4cの一端
に設けたガス放出口4dから熱ガス流を接地容器2内に
放出する構成も考えられる。
【0005】図10に示すようなガス絶縁開閉装置で
は、即ちガス通路4cと平行に引出された引き出し導体
5bに変流器6bを設置する場合、電流を遮断するとき
に遮断部4で発生した高温の熱ガス流が、ガス通路4c
内を通過してガス放出口4dから放出されるときには、
絶縁ガスの絶縁耐力が低下しない程度に冷却されている
ので、変流器6bの絶縁部を損傷することを抑止でき
る。しかし、ガス通路4cと平行に引出された引き出し
導体5bの外周に変流器6bを設置しているので、その
分だけ、即ちガス通路4cとガス通路4cに平行に引出
された引き出し導体5bとの間の距離、あるいはガス通
路4cと変流器6bとの間の距離などにより、接地容器
2を大きくしなければならないという問題点があった。
【0006】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、第1の目的は、熱ガス流により
変流器の絶縁部が損傷することを抑止できるガス絶縁開
閉装置を得るものである。また、第2の目的は、熱ガス
流により絶縁ガスの絶縁耐力が低下することを抑制でき
るガス絶縁開閉装置を得るものである。さらに、第3の
目的は、熱ガス流により接地容器2を大きくすることを
抑止できるガス絶縁開閉装置を得るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るガス絶縁
開閉装置においては、絶縁性ガスを充填した接地容器内
に、電流遮断時に発生する熱ガス流を誘導するガス通路
を有する遮断部と、この遮断部に接続され、熱ガス流を
接地容器内に放出する導体と、この導体の外周に変流器
を設けたものである。
【0008】また、絶縁性ガスを充填した円筒形の接地
容器と、この接地容器内に設けられ、電流遮断時に発生
する熱ガス流を誘導するガス通路を有する遮断部と、こ
の遮断部に接続され、熱ガス流を接地容器内の所定の位
置に放出する導体と、この導体の外周に設けた変流器を
備えたものである。
【0009】また、絶縁性ガスを充填した楕円筒形の接
地容器と、この接地容器内で楕円筒の長軸上の一端部に
設けられ、電流遮断時に発生する熱ガス流を誘導するガ
ス通路を有する遮断部と、この遮断部のガス通路側に接
続され、熱ガス流を接地容器内の所定の位置に放出する
導体と、この導体の外周に設けた変流器と、該導体に接
続され、楕円筒の長軸上の他端部に、導体と平行に設け
た分岐導体を備えたものである。
【0010】また、絶縁性ガスを充填した接地容器と、
この接地容器内の一端部に設けられ、電流遮断時に発生
する熱ガス流を誘導するガス通路を有する三相の遮断部
と、この各遮断部のガス通路側に接続され、熱ガス流を
接地容器内の所定の位置に放出する三相の導体と、この
各導体の外周に設けた三相の変流器と、各導体に接続さ
れ、接地容器内の他端部に各導体と平行に設けた三相の
分岐導体を備えたものである。
【0011】また、導体が円筒形であるものである。
【0012】また、導体の一部が耐熱性金属で形成され
たものである。
【0013】また、導体の上端部に熱ガス流を放出する
ガス放出口を有するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
実施の形態1である遮断部用ユニットとしてのガス絶縁
開閉装置を示す構成図であり、図2(a)は図1の要部
を示すガス絶縁開閉装置の断面図、図2(b)は図2
(a)のIIb−IIb線から見た断面図である。図1、図
2(a)および図2(b)において、遮断用操作装置1
1上に設置された円筒形の接地容器12内には絶縁ガス
が充填され、遮断用操作装置11に機械的に接続された
遮断部13にガス通路13aを設け、電流を遮断したと
きに例えば約2000℃に達する高温の熱ガス流を、図
示矢印の方向に誘導する。
【0015】例えば中空のアルミ鋳物で形成された導体
14は、遮断部13のガス通路13a側に接続され、ガ
ス通路13aの反対側にガス放出口14aが形成され
る。導体14のガス放出口14a側に接続された引き出
し導体15は、主母線ユニット16内に設けられた主母
線に接続される。尚、線路側用ユニットに接続される引
き出し導体17は、遮断部13に接続されてガス通路1
3aの反対側から引き出される。遮断部13,導体1
4,引き出し導体15,引き出し導体17で主回路導体
を形成する。変流器18は、導体14の外周に設けられ
る。
【0016】上記のような実施の形態1のガス絶縁開閉
装置においては、電流を遮断するときに遮断部13で発
生した高温の熱ガス流が、ガス通路13aから導体14
内を通過してガス放出口14aから放出されるときに
は、絶縁ガスの絶縁耐力が低下しない程度に冷却されて
いるので、変流器18の絶縁部を損傷することを抑止で
き、また熱ガス流により絶縁ガスの絶縁耐力が低下する
ことを抑制できる。さらにまた、変流器18が導体14
の外周に設けられても、熱ガス流により変流器18の絶
縁部を損傷することを抑止でき、且つ絶縁ガスの絶縁耐
力が低下することを抑制できるので、変流器18を導体
14以外の箇所、例えば図10のように、ガス通路4c
に平行な引き出し導体5bを設けて変流器6bを設置す
る必要がないため、接地容器12が大きくなることを抑
止できる。
【0017】尚、導体14の一部が耐熱性金属で形成さ
れたものであってもよく、例えば図2(c)に示すよう
に、アルミニウムからなる導体14cの内周面に、上端
部にガス放出口を有する耐熱性金属で形成された導体1
4dでもよく、上記と同様な作用効果を奏する。
【0018】また、従来、接地容器12の外部に設けら
れていた図示されない母線保護用変流器を、図3に示す
ように、接地容器12内に、母線保護用変流器19を引
き出し導体17の外周に設けてもよく、上記と同様な作
用効果を奏する。また、この場合には、ガス絶縁開閉装
置全体の小型化を図ることが出来る。
【0019】実施の形態2.図4は、本発明の実施の形
態2である遮断部用ユニットとしてのガス絶縁開閉装置
を示す構成図であり、図5は図4の要部を示す平面図で
ある。図4および図5で示した符号のうち、図1、図2
および図3で示した符号と同一のものは、同一または相
当品を示し、その説明を省略する。図4および図5にお
いて図1、図2および図3と異なるところは、絶縁ガス
が充填された接地容器21が楕円筒形であり、また接地
容器21内で楕円筒の長軸上の一端部に、遮断部13お
よび導体14を設け、さらに導体14から引き出された
引き出し導体15に接続され、楕円筒の長軸上の他端部
に導体14と平行に分岐導体23を設けているところで
ある。分岐導体23は2系統の主母線ユニット22a,
22b内に設けられた各主母線に接続される。尚、図5
の破線は楕円筒形の接地容器21が、例えば円筒形であ
る場合を示し、楕円筒形と円筒形の接地容器における大
きさの比較を示している。
【0020】上記のような実施の形態2のガス絶縁開閉
装置においては、実施の形態1と同様に、ガス放出口1
4aを有する導体14の外周に変流器18を設置してい
るので、実施の形態1と同様な作用効果を奏する。即
ち、熱ガス流による変流器18の絶縁部の損傷を抑止で
き、また絶縁ガスの絶縁耐力の低下を抑制できる。ま
た、変流器18を導体14以外の箇所、例えば図10の
ように、ガス通路4cに平行な引き出し導体5bを設け
て変流器6bを設置する必要がないため、接地容器21
を大きくすることを抑止できる。
【0021】またさらに、接地容器21が楕円筒形であ
り、接地容器21内で楕円筒の長軸上の一端部に、遮断
部13および導体14を設け、さらに導体14から引き
出された引き出し導体15に接続され、楕円筒の長軸上
の他端部に導体14と平行に分岐導体23を設けている
ので、接地容器21の大きさを縮減でき、ガス絶縁開閉
装置全体の小型化を図ることが出来る。
【0022】尚、図6に示すように、接地容器21内
に、主回路導体を接地するための接地開閉器24a,2
4bを設置してもよく、上記と同様な作用効果を奏す
る。
【0023】実施の形態3.図7は、本発明の実施の形
態3である遮断部用ユニットとしてのガス絶縁開閉装置
を示す構成図であり、図8は図7の要部を示す平面図で
ある。図7および図8で示した符号のうち、図1、図2
および図3で示した符号と同一のものは、同一または相
当品を示し、その説明を省略する。図7および図8にお
いて図1、図2および図3と異なるところは、絶縁ガス
が充填された円筒形の接地容器31内の一端部に、三相
の遮断部13,13,13および三相の導体14,1
4,14を設け、また各導体14,14,14の外周に
三相の変流器18,18,18を設け、さらに各導体1
4,14,14に接続され、接地容器31内の他端部に
各導体14,14,14と平行に三相の分岐導体23,
23,23を設けているところである。
【0024】上記のような実施の形態3のガス絶縁開閉
装置においては、実施の形態1と同様に、ガス放出口1
4aを有する導体14の外周に変流器18を設けている
ので、実施の形態1と同様な作用効果を奏する。即ち、
熱ガス流による変流器18の絶縁部の損傷を抑止でき、
また絶縁ガスの絶縁耐力の低下を抑制できる。また、変
流器18を導体14以外の箇所、例えば図10のよう
に、ガス通路4cに平行な引き出し導体5bを設けて変
流器6bを設置する必要がないため、接地容器31を大
きくすることを抑止できる。
【0025】またさらに、絶縁ガスが充填された円筒形
の接地容器31内の一端部に、三相の遮断部13,1
3,13および三相の導体14,14,14を設け、ま
た各導体14,14,14の外周に三相の変流器18,
18,18を設け、さらに各導体14,14,14に接
続され、接地容器31内の他端部に各導体14,14,
14と平行に三相の分岐導体23,23,23を設けて
いるので、ガス絶縁開閉装置全体の小型化を図ることが
出来る。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明のガス絶縁開閉装
置によれば、絶縁性ガスを充填した接地容器内に、電流
遮断時に発生する熱ガス流を誘導するガス通路を有する
遮断部のガス通路側に接続され、熱ガス流を接地容器内
に放出する導体と、この導体の外周に変流器を設けたの
で、熱ガス流がガス通路から導体内を通過して接地容器
内に放出されるときには、絶縁ガスの絶縁耐力が低下し
ない程度に冷却されていることにより、変流器の絶縁部
を損傷することを抑止でき、また熱ガス流により絶縁ガ
スの絶縁耐力が低下することを抑制できる。さらにま
た、変流器が導体の外周に設けられても、熱ガス流によ
り変流器の絶縁部を損傷することを抑止でき、且つ絶縁
ガスの絶縁耐力が低下することを抑制できるので、従来
のように、ガス通路に平行な引き出し導体を設けて変流
器を設ける必要がないため、接地容器が大きくなること
を抑止できる。
【0027】また、絶縁性ガスを充填した円筒形の接地
容器と、この接地容器内に設けられ、電流遮断時に発生
する熱ガス流を誘導するガス通路を有する遮断部と、こ
の遮断部に接続され、熱ガス流を接地容器内の所定の位
置に放出する導体と、この導体の外周に設けた変流器を
備えた熱ガス流がガス通路から導体内を通過して接地容
器内に放出されるときには、絶縁ガスの絶縁耐力が低下
しない程度に冷却されていることにより、変流器の絶縁
部を損傷することを抑止でき、また熱ガス流により絶縁
ガスの絶縁耐力が低下することを抑制できる。さらにま
た、変流器が導体の外周に設けられても、熱ガス流によ
り変流器の絶縁部を損傷することを抑止でき、且つ絶縁
ガスの絶縁耐力が低下することを抑制できるので、従来
のように、ガス通路に平行な引き出し導体を設けて変流
器を設ける必要がないため、接地容器が大きくなること
を抑止できる。
【0028】また、絶縁性ガスを充填した楕円筒形の接
地容器と、この接地容器内で楕円筒の長軸上の一端部に
設けられ、電流遮断時に発生する熱ガス流を誘導するガ
ス通路を有する遮断部と、この遮断部のガス通路側に接
続され、熱ガス流を接地容器内の所定の位置に放出する
導体と、この導体の外周に設けた変流器と、該導体に接
続され、楕円筒の長軸上の他端部に、導体と平行に設け
た分岐導体を備えたので、熱ガス流がガス通路から導体
内を通過して接地容器内の所定の位置に放出されるとき
には、絶縁ガスの絶縁耐力が低下しない程度に冷却され
ていることにより、変流器の絶縁部を損傷することを抑
止でき、また熱ガス流により絶縁ガスの絶縁耐力が低下
することを抑制できるとともに、接地容器の大きさを縮
減でき、ガス絶縁開閉装置全体の小型化を図ることが出
来る。またさらに、変流器が導体の外周に設けられて
も、熱ガス流により変流器の絶縁部を損傷することを抑
止でき、且つ絶縁ガスの絶縁耐力が低下することを抑制
できるので、従来のように、ガス通路に平行な引き出し
導体を設けて変流器を設置する必要がないため、接地容
器が大きくなることを抑止できる。
【0029】また、絶縁性ガスを充填した接地容器と、
この接地容器内の一端部に設けられ、電流遮断時に発生
する熱ガス流を誘導するガス通路を有する三相の遮断部
と、この各遮断部のガス通路側に接続され、熱ガス流を
接地容器内の所定の位置に放出する三相の導体と、この
各導体の外周に設けた三相の変流器と、各導体に接続さ
れ、接地容器内の他端部に各導体と平行に三相の分岐導
体を設けたので、熱ガス流がガス通路から導体内を通過
して接地容器内の所定の位置に放出されるときには、絶
縁ガスの絶縁耐力が低下しない程度に冷却されているこ
とにより、変流器の絶縁部を損傷することを抑止でき、
また熱ガス流により絶縁ガスの絶縁耐力が低下すること
を抑制できるとともに、ガス絶縁開閉装置全体の小型化
を図ることが出来る。またさらに、変流器が導体に交差
して導体の外周に設けられても、熱ガス流により変流器
の絶縁部を損傷することを抑止でき、且つ絶縁ガスの絶
縁耐力が低下することを抑制できるので、従来のよう
に、ガス通路に平行な引き出し導体を設けて変流器を設
置する必要がないため、接地容器が大きくなることを抑
止できる。
【0030】また、導体が円筒形であるので、熱ガス流
を導体内に通過して放出することができ、この結果、絶
縁ガスの絶縁耐力が低下しない程度に冷却されることに
より、変流器の絶縁部を損傷することを抑止でき、また
熱ガス流により絶縁ガスの絶縁耐力が低下することを抑
制できる。
【0031】また、導体の一部が耐熱性金属で形成され
たものであるので、熱ガス流を導体内に通過して放出す
ることができ、この結果、絶縁ガスの絶縁耐力が低下し
ない程度に冷却されることにより、変流器の絶縁部を損
傷することを抑止でき、また熱ガス流により絶縁ガスの
絶縁耐力が低下することを抑制できる。
【0032】さらにまた、導体の上端部に熱ガス流を放
出するガス放出口を有するので、熱ガス流を導体内に通
過してガス放出口から放出することができ、この結果、
絶縁ガスの絶縁耐力が低下しない程度に冷却されること
により、変流器の絶縁部を損傷することを抑止でき、ま
た熱ガス流により絶縁ガスの絶縁耐力が低下することを
抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1であるガス絶縁開閉装
置を示す構成図である。
【図2】 その(a)が図1の要部を示すガス絶縁開閉
装置の断面図であり、その(b)が図2(a)のIIb−
IIb線から見た断面図であり、その(c)が図2(b)
の他の一例を示す断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1である他の一例のガス
絶縁開閉装置を示す構成図である。
【図4】 本発明の実施の形態2であるガス絶縁開閉装
置を示す構成図である。
【図5】 図4の要部を示す平面図である。
【図6】 本発明の実施の形態2である他の一例のガス
絶縁開閉装置を示す構成図である。
【図7】 本発明の実施の形態3であるガス絶縁開閉装
置を示す構成図である。
【図8】 図7の要部を示す平面図である。
【図9】 従来のガス絶縁開閉装置を示す構成図であ
る。
【図10】 従来のガス絶縁開閉装置である他の一例を
示す構成図である。
【符号の説明】
12 接地容器 13 遮断部 13a ガス通路 14 導体 14a ガス放出口 15 引出し
導体 18 変流器 23 分岐導体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性ガスを充填した接地容器内に、電
    流遮断時に発生する熱ガス流を誘導するガス通路を有す
    る遮断部と、変流器を備えたガス絶縁開閉装置におい
    て、 上記遮断部の上記ガス通路側に接続され、上記熱ガス流
    を上記接地容器内に放出する導体を設け、 上記導体の外周に上記変流器を設けたことを特徴とする
    ガス絶縁開閉装置。
  2. 【請求項2】 絶縁性ガスを充填した円筒形の接地容
    器、 上記接地容器内に設けられ、電流遮断時に発生する熱ガ
    ス流を誘導するガス通路を有する遮断部、 上記遮断部の上記ガス通路側に接続され、上記熱ガス流
    を上記接地容器内の所定の位置に放出する導体、および
    上記導体の外周に設けた変流器を備えたことを特徴とす
    るガス絶縁開閉装置。
  3. 【請求項3】 絶縁性ガスを充填した楕円筒形の接地容
    器、 上記接地容器内で上記楕円筒の長軸上の一端部に設けら
    れ、電流遮断時に発生する熱ガス流を誘導するガス通路
    を有する遮断部、 上記遮断部の上記ガス通路側に接続され、上記熱ガス流
    を上記接地容器内の所定の位置に放出する導体、 上記導体の外周に設けた変流器、および上記導体に接続
    され、上記楕円筒の長軸上の他端部に上記導体と平行に
    設けた分岐導体を備えたことを特徴とするガス絶縁開閉
    装置。
  4. 【請求項4】 絶縁性ガスを充填した円筒形の接地容
    器、 上記接地容器内の一端部に設けられ、電流遮断時に発生
    する熱ガス流を誘導するガス通路を有する三相の遮断
    部、 上記各遮断部の上記ガス通路側に接続され、上記熱ガス
    流を上記接地容器内の所定の位置に放出する三相の導
    体、 上記各導体の外周に設けた三相の変流器、および上記各
    導体に接続され、上記接地容器内の他端部に上記各導体
    と平行に設けた三相の分岐導体を備えたことを特徴とす
    るガス絶縁開閉装置。
  5. 【請求項5】 導体が円筒形であることを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれか1項に記載のガス絶縁開閉装
    置。
  6. 【請求項6】 導体の一部が耐熱性金属で形成されたこ
    とを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    のガス絶縁開閉装置。
  7. 【請求項7】 導体の上端部に熱ガス流を放出するガス
    放出口を有することを特徴とする請求項1ないし6のい
    ずれか1項に記載のガス絶縁開閉装置。
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