JP2000046023A - 締結装置 - Google Patents

締結装置

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JP2000046023A
JP2000046023A JP10211666A JP21166698A JP2000046023A JP 2000046023 A JP2000046023 A JP 2000046023A JP 10211666 A JP10211666 A JP 10211666A JP 21166698 A JP21166698 A JP 21166698A JP 2000046023 A JP2000046023 A JP 2000046023A
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JP
Japan
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plate
holes
fastening device
hole
rivet
Prior art date
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Pending
Application number
JP10211666A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Arakawa
範行 荒川
Kotaro Kawamoto
公太郎 河本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用の治具を要することなく締結作業を行う
ことができ、かつせん断力が作用した際でも十分な強度
を得られて強い締結装置を提供する。 【解決手段】 複数枚の板状材2、3を接合する締結装
置1として、各板状材2、3に設けられた孔2a、3a
にわたって挿通されるねじ軸4aとこのねじ軸4aより
大きな頭部4bとを有するボルト4と、ねじ軸4aの先
端部に弾性変形可能に取り付けられて、板状材2、3の
孔2a、3aに挿通される際には縮小し、板状材2、3
の孔2a、3aから突出した際には拡大してボルト4が
孔2a、3aから抜けることを防止する抜け止め体5と
を備える。これにより、専用の治具を要することなく、
容易に板状材2、3の締結作業を行うことができ、板状
体2、3からのせん断力に対しても十分な強度を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の板状体を締結
する締結装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、2枚、またはそれ以
上の枚数(2枚の場合を図示する)の板材31、32同
士を片面側からの施工作業だけで締結したり、図6に示
すように、ある管41の内側に他の管42を挿入して、
これらの管壁部同士を片面側から締結したりする従来の
締結装置としては、いわゆるブラインドリベット33、
43と呼ばれている締結装置が知られている。
【0003】図5に示すブラインドリベット33は、取
付前の状態では、図7(a)に示すように、先端部34
aが爪状に割れている中空のリベット本体34内に、長
尺の挿入ピン35が先端のボール状部35aのみを少し
突出させた状態で挿入されている。挿入ピン35のボー
ル状部35aの手前にくびれ部35bが設けられ、この
くびれ部35bを介して長尺の棒状部35cに続いてい
る。
【0004】板材や管壁などからなる複数枚(2枚の場
合を示す)の板状体31、32を締結する際には、ま
ず、各板状体31、32の孔31a、32aに、ブライ
ンドリベット33をそのリベット本体34の頭部34b
が一方の板状体32に接するまで片面側(図7(a)に
おいては上面側)から挿入し、次に、図7(b)に示す
ように、リベット装着用治具36の先端部36aをリベ
ット本体34の頭部34bに当接させた状態で、リベッ
ト装着用治具36内に設けた把持部36bにて挿入ピン
35の棒状部35cを手前に引き抜く。これにより、挿
入ピン35のボール状部35aがリベット本体34の先
端部34aに入り込み、リベット本体34の先端部34
aはボール状部35aを包むようにして各板状体32、
33の孔32a、33aよりも大きく拡大する。そのた
め、リベット本体34の先端部34aで包みこまれたボ
ール状部35aが残るようにして挿入ピン35のくびれ
部35bが破断され、挿入ピン35の棒状部35cだけ
がリベット装着用治具36にて引き抜かれる。この結
果、図7(c)に示すように、リベット本体34の頭部
34bと、ボール状部35aが取り込まれて拡大した先
端部34aとで板状体31、32が挟まれて締結され
る。
【0005】また、図6に示すブラインドリベット43
は、図8(a),(b)に示すように、先端部44aが
複数に割れている中空のリベット本体44内に、挿入ピ
ン45を挿入できるようになっており、複数枚(2枚の
場合を示す)の板状体41、42を締結する際には、ま
ず、各板状体41、42の孔41a、42aに、ブライ
ンドリベット43をそのリベット本体44の頭部44b
が一方の板状体42に接するまで片面側(図8(a)に
おいては上面側)から挿入して、リベット本体44の先
端部44aを板状体41、42より突出させる。次に、
リベット本体44内に挿入ピン45を挿入してハンマー
などの治具46でリベット本体44に打ち込むことによ
り、図8(c)に示すように、リベット本体44の先端
部44aが挿入ピン45の先端で押し広げられて各板状
体41、42の孔41a、42aよりも拡大し、この結
果、リベット本体44の頭部44bと、拡大した先端部
44aとで板状体41、42が挟まれて締結される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、ブラインドリベット33,43で板状体31、3
2、41、42を締結する際には、何れの場合でも専用
の治具36、46が必要であるため、予めこの治具3
6、46を準備しなければならず、作業性が悪かった。
また、ブラインドリベット33の場合には中空のリベッ
ト本体34だけで連結し、ブラインドリベット43の場
合には中空のリベット本体44と挿入ピン45との径方
向に分かれた2つの部材により連結する構造であり、ま
た何れの場合も、リベット本体34、44を変形させて
連結する構造であるため、板状体31、32、41、4
2からせん断力が作用した際に十分な強度を得られずに
弱いという問題もあった。
【0007】本発明は上記問題を解決するもので、専用
の治具を要することなく締結作業を行うことができ、か
つせん断力が作用した際でも十分な強度を得られて強い
締結装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明は、複数枚の板状材を厚み方向に重ねた状態で
接合する締結装置であって、各板状材に設けられた孔に
わたって挿通される挿通部と挿通部より大きな頭部とを
有する挿通体と、挿通部の先端部に弾性変形可能に取り
付けられて、板状材の孔に挿通される際には孔および挿
通部に沿って縮小し、板状材の孔から突出した際には孔
よりも拡大して挿通体が孔から抜けることを防止する抜
け止め体とを備えたものである。
【0009】上記構成により、先端部に抜け止め体が弾
性変形可能に取り付けられた挿通体を各板状材の孔に押
し込んで挿通させるだけで、抜け止め体が板状材の孔か
ら突出して孔よりも拡大し、挿通体が孔から抜けること
が防止されるとともに、挿通体により各板状材が連結さ
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1(a)において、1は複数枚の
板状材2、3を厚み方向に重ねた状態で接合する本発明
の実施の形態にかかる締結装置で、この締結装置1は、
各板状材2、3に設けられた孔2a、3aにわたって挿
通される挿通部としてのねじ軸4aとこのねじ軸4aよ
り大きな頭部4bとを有する挿通体としてのボルト4
と、ねじ軸4aの先端部に弾性変形可能に取り付けられ
て、板状材2、3の孔2a、3aに挿通される際には孔
2a、3aおよびねじ軸4aに沿って縮小し、板状材
2、3の孔2a、3aから突出した際には孔2a、3a
よりも拡大してボルト4が孔2a、3aから抜けること
を防止する抜け止め体5とから構成されている。
【0011】抜け止め体5は、薄金属板、プラスチック
樹脂、ゴムなどの弾性変形可能な材料で構成され、ボル
ト4の先端部に螺合または接着剤で接着されて取り付け
られている。抜け止め体5の開き形状としては、例え
ば、図1(a)に示すように、ボルト4の頭部側に傘状
に開く傘状開き部5aとしたり、図1(b)に示すよう
に、円盤状に開く円盤状開き部5bとする。
【0012】板状材2、3を連結する際には、図2
(a)〜(c)および図3(a)〜(d)に示すよう
に、先端部に抜け止め体5が弾性変形可能に取り付けら
れたボルト4を各板状材2、3の孔2a、3aに押し込
んで挿通させる。すると、抜け止め体5の傘状開き部5
aや円盤状開き部5bは、各板状材2、3の孔2a、3
aに位置する場合は、孔2a、3aおよびねじ軸4aに
沿って弾性変形して縮小する。一方、抜け止め体5の傘
状開き部5aや円盤状開き部5bは、板状材2、3の孔
2a、3aから突出した際には元の形状に戻って孔2
a、3aよりも拡大する。これによりボルト4が孔2
a、3aから抜け落ちることが防止される。なお、図3
(c)に示すように、ボルト4を孔2a、3aに通した
状態で円盤状開き部5bが板状材3から少し離れている
際には、抜け止め体5が雌ねじ部でボルト4のねじ軸4
aに螺合されている構造である場合には、円盤状開き部
5bを板状材3に接触させて回らないようにした状態で
ボルト4を回転させて寄せることで、図3(d)に示す
ように、円盤状開き部5bを板状材3に密接させること
も可能である(傘状開き部5aも同様である)。
【0013】この締結装置1によれば、ボルト4を孔2
a、3aに押し込んだり打ち込んだりするだけで、専用
の治具を要することなく、容易に板状材2、3の締結作
業を行うことができ、作業性が良好である。また、ボル
ト4自体は変形する構造ではなく、十分な強度を有する
ものを用いることができるため、板状体2、3からせん
断力が作用した際でも十分な強度を容易に得ることがで
きて、信頼性も向上することとなる。
【0014】なお、締結対象となる板状材2、3として
は平板だけでなく、管の内側に他の管を挿入して、これ
らの管壁部同士を連結する場合にも適用できることはい
うまでもなく、3つ以上の板状材を締結する場合にも適
用できる。また、先端に抜け止め部が設けられた挿通体
として、図4(a)に示すように、ねじ部を有しないリ
ベット6や、図4(b)に示すようなテーパピン7を用
いてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数枚の
板状材を接合する締結装置として、各板状材に設けられ
た孔にわたって挿通される挿通部と挿通部より大きな頭
部とを有する挿通体と、挿通部の先端部に弾性変形可能
に取り付けられて、板状材の孔に挿通される際には孔お
よび挿通部に沿って縮小し、板状材の孔から突出した際
には孔よりも拡大して挿通体が孔から抜けることを防止
する抜け止め体とを備えることにより、専用の治具を要
することなく、容易に板状材の締結作業を行うことがで
き、作業性が良好となり作業能率が向上する。また、板
状体からせん断力が作用した際でも十分な強度を容易に
得ることができて、信頼性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は、それぞれ本発明の実施
の形態にかかる締結装置の断面図、および本発明の他の
実施の形態にかかる締結装置の断面図である。
【図2】(a)〜(c)は、それぞれ本発明の実施の形
態にかかる締結装置の取付手順を示す断面図である。
【図3】(a)〜(d)は、それぞれ本発明の他の実施
の形態にかかる締結装置の取付手順を示す断面図であ
る。
【図4】(a)および(b)は、それぞれ本発明の他の
実施の形態にかかる締結装置の断面図である。
【図5】従来の締結装置で板材同士を締結した場合を示
す斜視図である。
【図6】他の従来の締結装置で管同士を締結した場合を
示す斜視図である。
【図7】(a)〜(c)は、それぞれ従来の締結装置の
取付手順を示す断面図である。
【図8】(a)〜(c)は、それぞれ他の従来の締結装
置の取付手順を示す断面図である。
【符号の説明】
1 締結装置 2、3 板状材 2a、3a 孔 4 ボルト(挿通体) 4a ねじ軸(挿通部) 4b 頭部 5 抜け止め体 5a 傘状開き部 5b 円盤状開き部 6 リベット(挿通体) 7 テーパピン(挿通体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J001 AA01 DB04 EA00 3J025 AA07 BA02 CA01 DA06 EA02 EA05 EA06 3J036 AA05 BB04 FA04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の板状材を厚み方向に重ねた状態
    で接合する締結装置であって、各板状材に設けられた孔
    にわたって挿通される挿通部と挿通部より大きな頭部と
    を有する挿通体と、挿通部の先端部に弾性変形可能に取
    り付けられて、板状材の孔に挿通される際には孔および
    挿通部に沿って縮小し、板状材の孔から突出した際には
    孔よりも拡大して挿通体が孔から抜けることを防止する
    抜け止め体とを備えた締結装置。
JP10211666A 1998-07-28 1998-07-28 締結装置 Pending JP2000046023A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009526179A (ja) * 2006-02-12 2009-07-16 アドルフ・ヴュルト・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシャフト ブラインドリベット、およびブラインドリベット用の装置
JP2018080499A (ja) * 2016-11-16 2018-05-24 株式会社東部 鋼管杭の連結方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009526179A (ja) * 2006-02-12 2009-07-16 アドルフ・ヴュルト・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシャフト ブラインドリベット、およびブラインドリベット用の装置
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