JP2000045972A - スクロール式流体機械 - Google Patents

スクロール式流体機械

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JP2000045972A
JP2000045972A JP10230305A JP23030598A JP2000045972A JP 2000045972 A JP2000045972 A JP 2000045972A JP 10230305 A JP10230305 A JP 10230305A JP 23030598 A JP23030598 A JP 23030598A JP 2000045972 A JP2000045972 A JP 2000045972A
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Japan
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scroll
casing
orbiting scroll
cooling air
cooling
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JP10230305A
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English (en)
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Yuji Komai
裕二 駒井
Kazutaka Suefuji
和孝 末藤
Yoshio Kobayashi
義雄 小林
Hiroyuki Mihara
宏之 三原
Toshikazu Harashima
寿和 原島
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定スクロール、旋回スクロール等を効果的
に冷却でき、装置全体を小型化する。 【解決手段】 旋回スクロール本体9の背面側に旋回ス
クロール冷却通路部22を形成すると共に、ケーシング
1の筒部1Cと電動モータ16との間にモータ冷却通路
部25を形成する。また、固定スクロール2の外周側に
は旋回スクロール冷却通路部22に開口した開口部20
を設ける。そして、電動モータ16を回転駆動させると
冷却ファン17によって冷却風が発生し、この冷却風は
開口部20を通じて旋回スクロール冷却通路部22内に
流入し、モータ冷却通路部25等を流通する。このと
き、開口部20の開口面積は、旋回スクロール8の旋回
運動に伴って変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば空気圧縮
機、真空ポンプ等に用いて好適なスクロール式流体機械
に関し、特に、空冷式のスクロール式流体機械に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、筒状に形成されたケーシング
と、該ケーシングの軸方向一端側に設けられ周辺部に吸
込口を有し中心部に吐出口を有する固定スクロールと、
前記ケーシング内を軸方向に設けられた駆動軸と、前記
固定スクロールと対向して該駆動軸の一端側に設けられ
旋回運動する間に前記吸込口から吸込んだ流体を圧縮し
吐出口から吐出する旋回スクロールとを備えてなるスク
ロール式流体機械は知られている(例えば、特開平9−
53589号公報)。
【0003】そして、この種のスクロール式流体機械を
空気圧縮機として用いる場合には、駆動軸を電動モータ
等で回転駆動することにより旋回スクロールを旋回さ
せ、旋回スクロールと固定スクロールとの間に形成され
る複数の圧縮室内で外部から吸込んだ空気を圧縮しつ
つ、この圧縮空気を吐出口から外部の空気タンク等に向
けて吐出する。
【0004】また、このような従来技術によるスクロー
ル式空気圧縮機では、固定スクロール、旋回スクロール
等を冷却するために駆動軸によって回転駆動する冷却フ
ァンが取付けられている。このため、駆動軸を回転駆動
すると、駆動軸の他端側に設けられた冷却ファンが回転
し、冷却風を発生させる。そして、この冷却風はケーシ
ングの外周側に設けられた冷却風通路を通じて固定スク
ロールと冷却ファンとの間を流通し、固定スクロール、
旋回スクロール、電動モータ等を冷却する。これによ
り、圧縮運転時に発生する圧縮熱等によって固定スクロ
ールのラップ部や旋回スクロールのラップ部等に熱膨張
や温度不均一による歪み変形が生じるのを防止してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、冷却風をケーシングの外周側に設けた開口
部から導入する構成となっていた。このため、冷却風を
ケーシングの外周側に導くために、ケーシングの外周側
をダクトで覆う必要があり、装置の外形が大きくなると
いう問題があった。
【0006】また、従来技術では固定スクロールの外周
側に外部から圧縮室内に空気を吸込む吸込口を設けてい
る。このため、この吸込口から空気を吸込むことによっ
て、吸込口の周囲が冷却されるものの、圧縮室内に吸込
まれた空気は吸込口の周囲から熱をとった分だけ温度上
昇し、圧縮機の体積効率が低下するという問題がある。
【0007】さらに、従来技術では、固定スクロールか
ら旋回スクロールに向けて冷却風が流通すると共に、こ
の冷却風は旋回スクロールの背面側を通過する構成とな
っている。このため、旋回スクロールの周辺を流通する
冷却風は、固定スクロールを冷却した後の温かい空気で
あり、旋回スクロールの熱を十分に奪うことができない
という問題がある。また、旋回スクロールはその背面側
しか冷却することができないから、旋回スクロールの冷
却効率が低いという問題がある。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は固定スクロール、旋回スクロー
ル等を効果的に冷却でき、装置全体を小型化できるよう
にしたスクロール式流体機械を提供することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、筒状に形成されたケーシン
グと、該ケーシングの軸方向一端側に設けられ周辺部に
吸込口を有し中心部に吐出口を有する固定スクロール
と、前記ケーシング内を軸方向に設けられた駆動軸と、
前記固定スクロールと対向して該駆動軸の一端側に設け
られ旋回運動する間に前記吸込口から吸込んだ流体を圧
縮し吐出口から吐出する旋回スクロールとを備えてなる
スクロール式流体機械において、前記固定スクロールに
は、前記吸込口と独立して前記ケーシング内に開口する
開口部を設け、前記ケーシング内には軸方向の一端側が
該開口部に連通し、軸方向他端側が前記駆動軸の他端側
に開口する冷却風通路を設け、前記ケーシング内で該冷
却風通路に冷却風の流れを発生させる冷却ファンを設け
る構成としたことを特徴としている。
【0010】このように構成したことにより、駆動軸を
回転駆動し、旋回スクロールを旋回運動させると、吸込
口から吸込んだ流体を圧縮して吐出口から圧縮流体を外
部に吐出することができる。
【0011】また、この圧縮運転時には、冷却ファンに
よって冷却風通路を流通する冷却風が発生する。このと
き、冷却風は固定スクロールに設けられた開口部を通じ
てケーシング内の冷却風通路を流通する。このため、冷
却風が開口部を通過することによって固定スクロールの
開口部近傍を冷却できると共に、冷却風が冷却風通路を
通過することによってケーシング内の旋回スクロール等
を冷却することができる。また、開口部と吸込口とを独
立して設けたから、固定スクロール等から熱を奪い高温
となった流体が吸込口から吸込まれることがなくなる。
【0012】また、請求項2の発明は、筒状に形成され
たケーシングと、該ケーシングの軸方向一端側に設けら
れ周辺部に吸込口を有し中心部に吐出口を有する固定ス
クロールと、前記ケーシング内を軸方向に設けられた駆
動軸と、前記固定スクロールと対向して該駆動軸の一端
側に設けられ旋回運動する間に前記吸込口から吸込んだ
流体を圧縮し吐出口から吐出する旋回スクロールと、該
旋回スクロールを旋回駆動すべく前記ケーシング内に位
置して駆動軸に設けられた電動モータとを備えてなるス
クロール式流体機械において、前記固定スクロールに
は、前記吸込口と独立して前記ケーシング内に開口する
開口部を設け、前記ケーシング内には軸方向の一端側が
該開口部に連通し、軸方向他端側が前記電動モータの他
端側に開口する冷却風通路を設け、前記駆動軸の他端側
には前記ケーシング内で該冷却風通路に冷却風の流れを
発生させる冷却ファンを設ける構成としたことを特徴と
している。
【0013】これにより、電動モータによって駆動軸を
回転駆動し、旋回スクロールを旋回運動させると、吸込
口から吸込んだ流体を圧縮して吐出口から圧縮流体を外
部に吐出する。また、この圧縮運転時には、駆動軸の回
転によって冷却ファンが駆動し、冷却風が発生する。そ
して、この冷却風は固定スクロールに設けられた開口部
を通じてケーシング内の冷却風通路を流通する。
【0014】また、請求項3の発明は、開口部を旋回ス
クロールが旋回駆動したときに旋回スクロールによって
開口面積が変化する構成としたことにある。
【0015】これにより、冷却風は固定スクロールに設
けた開口部を通過してケーシング内の冷却風通路を流通
する。そして、開口部の開口面積は、旋回スクロールの
旋回動作に伴って変化する。このため、開口部を通過す
る冷却風の速度が変化し、開口部近傍の冷却効率を高め
ることができる。
【0016】さらに、請求項4の発明は、冷却風通路を
前記旋回スクロールの背面側と前記ケーシングとの間に
形成され前記冷却ファンからの冷却風により前記旋回ス
クロールの背面側を冷却する第1の通路部と、前記電動
モータの外周側と前記ケーシング内との間に形成され前
記冷却ファンからの冷却風により前記電動モータを外側
から冷却する第2の通路部とから構成したことにある。
【0017】このように構成したことにより、第1,第
2の通路部からなる冷却風通路に冷却風を発生させるこ
とができる。そして、この冷却風が第1の通路部内を流
通するときには旋回スクロールの背面側を冷却できると
共に、第2の通路部内を流通するときには電動モータを
外側から確実に冷却することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図6に基づき、スクロール式流体機械として空冷
式のスクロール式空気圧縮機を例に挙げて説明する。
【0019】図中、1は筒状のケーシングを示し、該ケ
ーシング1は、略円板状の環状部1Aと、該環状部1A
の外周側から一側(後述の固定スクロール2側)に延設
された第1の筒部1Bと、環状部1Aの外周側から他側
(後述の電動モータ16側)に延設された第2の筒部1
Cと、該第2の筒部1C内に位置して前記環状部1Aの
内周側から他側に延設された小径筒状の軸受部1Dと、
前記筒部1Bの一端側に設けられたフランジ部1Eと、
前記軸受部1Dと筒部1Cとの間に位置して前記環状部
1Aから他側に向けて延設され、後述のモータホルダ3
と共にモータケースを構成する筒状のホルダ筒1Fとか
ら大略構成されている。
【0020】また、ケーシング1の環状部1Aには冷却
風を流通させる内側の通気穴1G,1G,…が形成さ
れ、ホルダ筒1Fには他の通気穴1H,1H,…が複数
個形成されている。
【0021】ここで、筒部1Cは環状部1Aから電動モ
ータ16を覆うように他側に向けて伸長し、その他端側
にはモータホルダ3の環状部3Aを囲繞するように径方
向内向きに延設された内鍔部1Jが設けられている。ま
た、該内鍔部1Jには後述の冷却ファン17を外側から
取囲むように他側に向けて突出する円筒状のファンダク
ト部1Kが一体に形成されている。このため、筒部1C
は冷却ファン17による冷却風を電動モータ16の外周
側に導くモータダクトとなっている。
【0022】2はケーシング1の一端側に設けられた固
定スクロールを示し、該固定スクロール2は後述する駆
動軸4の軸線と一致するように配設された略円板状の鏡
板2Aと、該鏡板2Aの外縁側から径方向外向き突出
し、ケーシング1のフランジ部1Eに衝合して固着され
るフランジ部2Bと、前記鏡板2Aの表面側から軸方向
に立設された渦巻状のラップ部2Cと、前記鏡板2Aの
背面側に放射状に複数立設された放熱フィン2D,2
D,…とから大略構成されている。
【0023】また、固定スクロール2には鏡板2Aの外
周側寄りに位置して例えば3個の吸込口2F,2F,…
が形成されると共に、鏡板2Aの中央部側には吐出口2
Gが軸方向に穿設され、該吐出口2Gは後述の各圧縮室
10内で圧縮された空気を外部に吐出させる構成となっ
ている。
【0024】3はケーシング1のホルダ筒1Fに対向す
るように配設され、該ホルダ筒1Fと共にモータケース
を構成する有底筒状のモータホルダで、該モータホルダ
3と前記ホルダ筒1Fとの間には後述の電動モータ16
が配設されている。そして、モータホルダ3は、環状部
3Aと、該環状部3Aの外周側から一側に延設された筒
部3Bと、前記環状部3Aの内周側から一側に延設され
た小径筒状の軸受部3Cとから構成され、前記筒部3
B、環状部3Aには冷却風を流通させるためのそれぞれ
複数の通気穴3D,3D,…、3E,3E,…が形成さ
れている。
【0025】4はケーシング1内で軸方向に伸長して設
けられた駆動軸で、該駆動軸4は、一端側がケーシング
1の軸受部1Dに軸受5を介して支持され、他端側がモ
ータホルダ3の軸受部3Cに軸受6を介して支持されて
いる。さらに、駆動軸4の一端側はケーシング1の筒部
1B内に突出してクランク4Aとなり、該クランク4A
は旋回軸受7を介して後述の旋回スクロール8に連結さ
れている。また、駆動軸4の他端側はモータホルダ3か
ら外部に突出してファン取付部4Bとなっている。
【0026】8は固定スクロール2と対向するようにケ
ーシング1内に旋回可能に配設された旋回スクロールを
示し、該旋回スクロール8は、後述の旋回スクロール本
体9と、旋回スクロール本体9の背面側に取付けられた
後述の背面プレート11とから構成されている。
【0027】9は旋回スクロール本体を示し、該旋回ス
クロール本体9は図2に示す如く、円板状に形成された
鏡板9Aと、該鏡板9Aの表面側に立設され、固定スク
ロール2のラップ部2Cとの間に複数の圧縮室10,1
0,…を画成する渦巻状のラップ部9Bとから大略構成
され、前記鏡板9Aの背面側には、図3に示す如く、中
央から外周側に向けて放射状に延びるように複数の放熱
フィン9C,9C,…が立設されている。そして、旋回
スクロール本体9は駆動軸4で旋回駆動されることによ
り、固定スクロール2の前記吸込口から外周側の圧縮室
10内に吸込んだ空気を各圧縮室10内で順次圧縮しつ
つ、中心側の圧縮室10から吐出口2Gを介して外部に
圧縮空気を吐出するようになっている。
【0028】11は旋回スクロール本体9の背面側に設
けられた背面プレートを示し、該背面プレート11は図
2に示す如く、旋回スクロール本体9の鏡板9Aとほぼ
同一径の円板状に形成されたプレート本体11Aと、該
プレート本体11Aの中央部に位置して軸方向に突出形
成されたボス部11Bとから大略構成されている。ここ
で、プレート本体11Aには、図4に示すように旋回ス
クロール本体9の各放熱フィン9Cに対して周方向にず
らした位置に複数の通気穴11C,11C,…が形成さ
れている。そして、背面プレート11は、プレート本体
11Aが旋回スクロール8の各放熱フィン9Cにボルト
等を介して一体的に固着されている。
【0029】12はケーシング1と旋回スクロール8と
の間に設けられた自転防止機構としてのオルダム継手を
示し、該オルダム継手12は、ケーシング1の環状部1
Aと背面プレート11のプレート本体11Aとの間に配
設された矩形状をなすスライダ13と、該スライダ13
を一方向(例えばY軸方向)にガイドするように、前記
環状部1Aに互いに平行に固着して設けられた一対のガ
イドレール14,14と、前記スライダ13を前記一方
向と直交する他方向(例えばX軸方向)にガイドするよ
うに、背面プレート11のプレート本体11Aに互いに
平行に固着して設けられた一対のガイドレール15,1
5(図4参照)とから大略構成されている。
【0030】また、前記スライダ13には、旋回スクロ
ール8からのスラスト荷重を受承する鋼球等のボール
(図示せず)が内蔵されると共に、ケーシング1の各通
気穴1Gと背面プレート11の各通気穴11Cとを連通
する通気穴13A,13Aが形成されている。そして、
オルダム継手12は、旋回スクロール8が駆動軸4を介
して旋回駆動されるときに該旋回スクロール8の自転を
防止するものである。
【0031】16は固定スクロール2との間でケーシン
グ1を挟むように設けられた電動モータで、該電動モー
タ16は、ケーシング1のホルダ筒1Fに対向するよう
に配設され、該ホルダ筒1Fとモータホルダ3との間に
取付けられている。そして、電動モータ16は、ホルダ
筒1Fとモータホルダ3との間に固定された固定子16
Aと、該固定子16Aの内周側に微小隙間を介して配設
され、駆動軸4の外周側に固着された回転子16Bとか
ら大略構成されている。
【0032】そして、電動モータ16は、外部からの給
電によって固定子16A内で回転子16Bを回転させる
ことにより、駆動軸4を回転駆動し、クランク4Aに連
結された旋回スクロール8を旋回駆動するものである。
【0033】17は駆動軸4のファン取付部4Bに取付
けられた冷却ファンで、該冷却ファン17は前記駆動軸
4と共に回転することによりケーシング1の筒部1C内
等に冷却風を発生させる。そして、該冷却ファン17
は、筒部1C内の空気をファンダクト部1K側から外部
に吹き出しつつ、固定スクロール2側から筒部1C内に
外気を冷却風として流入させるものである。
【0034】18はケーシング1および固定スクロール
2を覆うようにケーシング1に設けられたダクトで、該
ダクト18は図1に示す如く、固定スクロール2を外周
側に取付けられる筒部18Aと、該筒部18Aの一端側
から固定スクロール2の背面側を覆うように径方向内向
きに延設された蓋部18Bとから大略構成されている。
そして、ダクト18の内周側には各固定スクロール冷却
通路部26に冷却風を流入させる取入れ口としての通気
口19が形成されている。
【0035】20,20,…は吸込口2Fと独立して固
定スクロール2の外周側に貫通して設けられた例えば1
6個の開口部で、該各開口部20は固定スクロール2と
後述の旋回スクロール8との間に設けられたシール21
によって吸込口2Fと隔絶されると共に、そのうち一部
の開口部20は吸込口2Fの近傍に配設されている。ま
た、各開口部20は後述する旋回スクロール8の外周側
近傍に配設されている。このため、各開口部20のうち
一部の開口部20は、旋回スクロール8の鏡板9Aによ
って部分的に閉塞され、図5、図6中に網目状に示すよ
うに開口部20の開口面積は旋回スクロール8の旋回運
動に伴って変化するものである。
【0036】即ち、図5に示すように旋回スクロール8
が固定スクロール2の上側に変位したときには、例えば
固定スクロール2の上側に位置した図5中のa部の開口
部20は半分以上が鏡板9Aによって閉塞されている。
一方、図6に示すように旋回スクロール8が固定スクロ
ール2の右側に変位したときには、a部の開口部20は
ほぼ全面に亘って開口している。
【0037】22,22,…はプレート本体11Aと旋
回スクロール8との間に形成された第1の通路部として
の旋回スクロール冷却通路部で、該旋回スクロール冷却
通路部22は、各放熱フィン9C間で例えば8個区画さ
れ、モータ冷却通路部25と共に冷却風を流通させるた
めの冷却風通路を構成している。そして、各旋回スクロ
ール冷却通路部22は、旋回スクロール8の鏡板9A背
面に沿って形成され、その外周側は固定スクロール2の
各開口部20を介して後述の各固定スクロール冷却通路
部26に連通している。また、各旋回スクロール冷却通
路部22の内周側は、背面プレート11の各通気穴11
C、ケーシング1の各通気穴1G等を介して後述のモー
タ冷却通路部25に連通している。さらに、各旋回スク
ロール冷却通路部22は、冷却ファン17による冷却風
を鏡板9Aの背面に沿って流通させることにより旋回ス
クロール本体9を強制的に冷却するものである。
【0038】23はケーシング1の筒部1B内周側に設
けられた冷却風ガイドで、該冷却風ガイド23は外周側
が筒部1B内周面に固着され、内周側が背面プレート1
1のプレート本体11A背面に重なるように延びてい
る。そして、冷却風ガイド23は、各開口部20からケ
ーシング1内に流入する冷却風を各旋回スクロール冷却
通路部22内に案内するものである。
【0039】24,24,…は背面プレート11の各通
気穴11C、スライダ13の各通気穴13Aおよびケー
シング1の各通気穴1G,1Hによって構成された例え
ば8個の接続通路で、該各接続通路24は、一端が各旋
回スクロール冷却通路部22の内周側に開口し、他端が
モータ冷却通路部25の一側に開口することにより、各
旋回スクロール冷却通路部22で冷却風を十分に流通さ
せた後に、この冷却風をモータ冷却通路部25側に供給
するものである。
【0040】25は電動モータ16の外周側とケーシン
グ1の筒部1Cとの間に環状に形成された第2の通路部
としてのモータ冷却通路部で、該モータ冷却通路部25
は、一側が各通気穴1G,1H,11C,13A等の各
接続通路24を介して各旋回スクロール冷却通路部22
に連通し、他側がモータホルダ3の各通気穴3D,3E
を介してファンダクト部1K内に開口している。そし
て、モータ冷却通路部25は、冷却ファン17による冷
却風を電動モータ16の外周側で流通させることによ
り、該電動モータ16を外側から強制的に冷却するもの
である。
【0041】26,26,…は固定スクロール2の鏡板
2A背面側で後述するダクト18との間に位置して各放
熱フィン2D間で例えば8個区画された補助冷却通路と
しての固定スクロール冷却通路部で、該各固定スクロー
ル冷却通路部26は、通気口19側から流入してくる冷
却風を鏡板2Aの背面に沿って該鏡板2Aの外周側に流
通させることにより、固定スクロール2を背面側から強
制的に冷却するものである。
【0042】本実施の形態によるスクロール式空気圧縮
機は上述の如き構成を有するもので、次にその圧縮動作
について説明する。
【0043】まず、電動モータ16に給電を行って駆動
軸4を回転させ、旋回スクロール8を旋回駆動すると、
固定スクロール2のラップ部2Cと旋回スクロール本体
9のラップ部9B間に画成された圧縮室10,10,…
が連続的に縮小する。これにより、固定スクロール2の
吸込口2Fから吸込んだ外気を該各圧縮室10で順次圧
縮しつつ、この圧縮空気を固定スクロール2の吐出口2
Gから外部の空気タンク等に吐出させる。
【0044】次に、上述した運転時における当該スクロ
ール式空気圧縮機の冷却作用について説明する。
【0045】上述のように駆動軸4を回転駆動すると、
該駆動軸4のファン取付部4Bに取付けられた冷却ファ
ン17が回転し、筒部1C内の空気をファンダクト部1
K側から外部に吹出す。これにより、筒部1C内は負圧
になるから、ダクト18に形成された通気口19から外
気が冷却風として吸込まれる。
【0046】そして、通気口19から流入した冷却風
は、図1および図2中の矢示F1 ,F1 方向へと各固定
スクロール冷却通路部26を外周側に向けて流通し、固
定スクロール2の鏡板2Aや各放熱フィン2Dから熱を
奪って該固定スクロール2の背面側を強制的に冷却す
る。
【0047】次に、固定スクロール2の背面側を流通し
た冷却風は各開口部20を通過し、ケーシング1の第1
の筒部1B内に流入する。このとき、各開口部20は旋
回スクロール8の鏡板9Aによって部分的に遮断、開放
され、その開口面積は旋回スクロール8の旋回運動に伴
って変化している。このため、各開口部20を通過する
冷却風の流速は開口部20の開口面積が大きいときには
遅くなり、開口部20の開口面積が小さいときには速く
なる。このように、開口部20を通過する冷却風の流速
が旋回スクロール8の旋回動作に伴って変化するから、
開口部20周辺ではより多くの熱が奪われ、冷却が促進
される。
【0048】次に、第1の筒部1B内に流入した冷却風
は、第2の筒部1C側に流通しようとする。しかし、筒
部1B,1C間は環状部1Aによって遮断されているか
ら、このときの冷却風はケーシング1内の各旋回スクロ
ール冷却通路部22に向って矢示F2 ,F2 方向に流入
する。なお、筒部1B内に流入した冷却風は、冷却風ガ
イド23によって確実に各旋回スクロール冷却通路部2
2に導かれる。
【0049】そして、各旋回スクロール冷却通路部22
内へと矢示F2 ,F2 方向に流入した冷却風は、該各旋
回スクロール冷却通路部22を内周側に流通し、旋回ス
クロール本体9の鏡板9Aや各放熱フィン9Cから熱を
奪って該旋回スクロール本体9をその背面側から強制的
に冷却する。
【0050】次に、旋回スクロール本体9を冷却した冷
却風は、各接続通路24を通ってモータ冷却通路部25
側へと矢示F3 ,F3 方向に流通する。ここで、前記各
接続通路24を冷却風が流通するときには、該各接続通
路24の内周側に配設された軸受5や旋回軸受7を冷却
することができる。
【0051】そして、モータ冷却通路部25内を矢示F
4 ,F4 方向の流通する冷却風は、発熱源となる電動モ
ータ16の固定子16A等から熱を奪って、電動モータ
16を外側から強制的に冷却した後、モータホルダ3の
各通気穴3D,3Eを介してファンダクト部1Kから外
部に放出される。
【0052】かくして、本実施の形態によれば、固定ス
クロール2の外周側に開口部20を設け、該開口部20
を通じてケーシング1内に冷却風を導くから、従来技術
のようにケーシング1の外周側から冷却風を導くために
ケーシング1全体をダクトによって取り囲む必要がな
く、装置全体を小型化することができる。
【0053】また、開口部20は吸込口2Fとは独立に
設けたから、開口部20を通過する冷却風が吸込口2F
から吸込まれるのを防止することができる。特に、本実
施の形態では、開口部20を固定スクロール2に穿設し
たから、従来技術のもののように固定スクロール2の最
外周側を冷却風が流通するときに比べ、冷却風が流通す
る開口部20と吸込口2Fとの距離を接近させることが
できる。このため、吸込口2Fを従来のものに比してよ
り冷却することができ、吸込口2Fを通じて圧縮室10
内に吸込む空気の温度を小さく抑えることができる。こ
れにより、吸込口2Fから吸込む空気の温度を低下させ
ることができ、当該スクロール式空気圧縮機の圧縮効率
を向上することができる。
【0054】そして、固定スクロール冷却通路部26と
旋回スクロール冷却通路部22とは、固定スクロール2
の外周側に穿設した開口部20を通じて接続されてい
る。この結果、本実施の形態では、従来技術のように冷
却風を固定スクロール2の最外周側から流出させた後に
旋回スクロール8の最外周側から流入させるのに比し、
冷却風通路全体を短くすることができる。このため、固
定スクロール冷却通路部26と旋回スクロール冷却通路
部22との間を流通する冷却風の圧力損失を小さく抑え
ることができ、冷却ファン17や電動モータ16等にか
かる負担を低減できる。これにより、電動モータ16と
共に冷却ファン17を小型化することができる。
【0055】また、開口部20の開口面積を旋回スクロ
ール8によって変化させる構成としたから、旋回スクロ
ール8の旋回運動に伴って開口部20を流れる冷却風の
流速を変化させることができる。これにより、冷却風が
通過する固定スクロール2、旋回スクロール8からより
多くの熱を奪うことができ、固定スクロール2、旋回ス
クロール8の冷却効率を高めることができる。
【0056】そして、開口部20を通過する冷却風は、
開口部20を臨む旋回スクロール8(鏡板9A)の表面
側からも熱を奪うことができるから、旋回スクロール8
の温度をさらに低下させることができる。これにより、
固定スクロール2のラップ部2Cや旋回スクロール本体
9のラップ部5B等に、熱膨張や温度不均一による歪み
変形が生じるのを確実に防止できる。
【0057】また、旋回スクロール冷却通路部22とモ
ータ冷却通路部25とによって冷却通路を構成したか
ら、旋回スクロール冷却通路部22内を冷却風が流通す
るときに旋回スクロール8の背面側から旋回スクロール
本体9の鏡板9Aや各放熱フィン9Cから圧縮熱等を確
実に奪うことができると共に、モータ冷却通路部25内
を冷却風が流通するときに発熱源となる電動モータ16
の固定子16A等から熱を奪うことができる。
【0058】そして、旋回スクロール冷却通路部22に
連通する開口部20の開口面積は旋回スクロール8の旋
回運動に伴って変化するから、旋回スクロール冷却通路
部22とを通過する冷却風の流速を変化させることがで
きる。これにより、旋回スクロール8からの放熱を促進
することができ、旋回スクロール8の背面側を効果的に
冷却できる。
【0059】なお、前記実施の形態では、ケーシング1
内に駆動軸4を回転駆動する電動モータ16を配設する
構成としたが、本発明はこれに限らず、例えばケーシン
グの外側に別途電動モータ等を設けると共に、駆動軸の
他端側に冷却ファンとプーリとを設け、該プーリと電動
モータとをベルト等を介して連結することによって駆動
軸を回転駆動する構成としてもよい。
【0060】また、前記実施の形態では冷却ファン17
を駆動軸4に取付ける構成としたが、旋回スクロール冷
却通路部22等に冷却風を流通させることができれば駆
動軸に冷却ファンを設ける必要はなく、駆動軸とは独立
した駆動源によって回転駆動する冷却ファンを設ける構
成としてもよい。
【0061】また、前記実施の形態では、ケーシング1
と旋回スクロール8との間に設けた自転防止機構として
のオルダム継手12を、スライダ13および各ガイドレ
ール14,15等によって構成するものとして述べた
が、本発明はこれに限らず、例えば通常のオルダムリン
グ等からなるオルダム継手を採用してもよく、また補助
クランク等からなる自転防止機構を用いるようにしても
よい。
【0062】さらに、前記実施の形態では、スクロール
式空気圧縮機を例に挙げて説明したが、本発明はこれに
限らず、空気以外の気体を圧縮する圧縮機にも適用で
き、また真空ポンプ等にも適用することができる。
【0063】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1に記載の発
明によれば、固定スクロールの外周側に開口部を設け、
該開口部を通じてケーシング内に冷却風を導くから、ケ
ーシング全体をダクトによって取り囲む必要がなく、装
置全体を小型化することができる。また、開口部は吸込
口とは独立に設けたから、開口部を通過する冷却風が吸
込口から吸込まれるのを防止することができ、吸込口を
通じて圧縮室内に吸込む流体の温度を低く抑えることが
できる。これにより、吸込口から吸込む流体の温度を低
下させることができ、当該スクロール式空気圧縮機の圧
縮効率を向上することができる。
【0064】また、請求項2の発明によれば、駆動軸に
はケーシング内に位置して旋回スクロールを旋回駆動す
るための電動モータを設けると共に、冷却ファンを駆動
軸の他端側に設けたから、電動モータによって駆動軸を
回転駆動し、旋回スクロールを旋回駆動させことができ
ると共に、駆動軸の回転によって冷却ファンが駆動され
ることができる。これにより、冷却ファンによって圧縮
運転時に冷却風通路を流通する冷却風を発生させること
ができる。
【0065】また、請求項3の発明によれば、開口部の
開口面積を旋回スクロールによって変化させる構成とし
たから、旋回スクロールの旋回動作に伴って開口部を流
れる冷却風の流速を変化させることができる。これによ
り、冷却風が通過する固定スクロール、旋回スクロール
からより多くの熱を奪うことができ、固定スクロール、
旋回スクロールの冷却効率を高めることができる。
【0066】また、通気穴を通過する冷却風は、通気穴
を臨む旋回スクロールの表面側からも熱を奪うことがで
きるから、旋回スクロールの温度をさらに低下させるこ
とができる。これにより、固定スクロールや旋回スクロ
ール等に、熱膨張や温度不均一による歪み変形が生じる
のを確実に防止できる。
【0067】さらに、請求項4の発明によれば、第1,
第2の通路部によって冷却通路を構成したから、第1の
通路部内を冷却風が流通するときに旋回スクロールの背
面側から旋回スクロールの背面側から圧縮熱等を確実に
奪うことができると共に、第2の通路部内を冷却風が流
通するときに電動モータから熱を奪うことができる。
【0068】そして、第1の通路部には開口部から冷却
風を導くと共に、該開口部の開口面積は旋回スクロール
の旋回動作に伴って変化するから、第1の通路部を通過
する冷却風の流速を大きく変化させることができる。こ
れにより、固定スクロール、旋回スクロールからの放熱
を促進することができ、固定スクロールと旋回スクロー
ルの背面側とを効果的に冷却できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるスクロール式空気圧
縮機を示す縦断面図である。
【図2】図1中の要部を拡大して示す要部拡大縦断面図
である。
【図3】図1中の矢示 III−III 方向からみた旋回スク
ロール本体の外観図である。
【図4】旋回スクロールの背面プレートを示す図1中の
矢示IV−IV方向からみた断面図である。
【図5】図1中の矢示V−V方向からみた固定スクロー
ルと旋回スクロールとを示す正面図である。
【図6】図5とは旋回スクロールを異なる位置に変位さ
せたときの固定スクロールと旋回スクロールとを示す正
面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 固定スクロール 2F 吸込口 2G 吐出口 4 駆動軸 8 旋回スクロール 10 圧縮室 16 電動モータ 17 冷却ファン 20 開口部 22 旋回スクロール冷却通路部(第1の通路部) 24 接続通路 25 モータ冷却通路部(第2の通路部)
フロントページの続き (72)発明者 小林 義雄 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 (72)発明者 三原 宏之 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 (72)発明者 原島 寿和 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 Fターム(参考) 3H029 AA02 AA15 AA18 AA23 AB02 BB12 CC07 CC24 CC47 3H039 AA02 AA08 AA12 BB13 CC07 CC28 CC49

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に形成されたケーシングと、該ケー
    シングの軸方向一端側に設けられ周辺部に吸込口を有し
    中心部に吐出口を有する固定スクロールと、前記ケーシ
    ング内を軸方向に設けられた駆動軸と、前記固定スクロ
    ールと対向して該駆動軸の一端側に設けられ旋回運動す
    る間に前記吸込口から吸込んだ流体を圧縮し吐出口から
    吐出する旋回スクロールとを備えてなるスクロール式流
    体機械において、 前記固定スクロールには、前記吸込口と独立して前記ケ
    ーシング内に開口する開口部を設け、 前記ケーシング内には軸方向の一端側が該開口部に連通
    し、軸方向他端側が前記駆動軸の他端側に開口する冷却
    風通路を設け、 前記ケーシング内で該冷却風通路に冷却風の流れを発生
    させる冷却ファンを設ける構成としたことを特徴とする
    スクロール式流体機械。
  2. 【請求項2】 筒状に形成されたケーシングと、該ケー
    シングの軸方向一端側に設けられ周辺部に吸込口を有し
    中心部に吐出口を有する固定スクロールと、前記ケーシ
    ング内を軸方向に設けられた駆動軸と、前記固定スクロ
    ールと対向して該駆動軸の一端側に設けられ旋回運動す
    る間に前記吸込口から吸込んだ流体を圧縮し吐出口から
    吐出する旋回スクロールと、該旋回スクロールを旋回駆
    動すべく前記ケーシング内に位置して駆動軸に設けられ
    た電動モータとを備えてなるスクロール式流体機械にお
    いて、 前記固定スクロールには、前記吸込口と独立して前記ケ
    ーシング内に開口する開口部を設け、 前記ケーシング内には軸方向の一端側が該開口部に連通
    し、軸方向他端側が前記電動モータの他端側に開口する
    冷却風通路を設け、 前記駆動軸の他端側には前記ケーシング内で該冷却風通
    路に冷却風の流れを発生させる冷却ファンを設ける構成
    としたことを特徴とするスクロール式流体機械。
  3. 【請求項3】 前記開口部は、旋回スクロールが旋回駆
    動したときに旋回スクロールによって開口面積が変化す
    る構成としてなる請求項1または2に記載のスクロール
    式流体機械。
  4. 【請求項4】 前記冷却風通路は、前記旋回スクロール
    の背面側と前記ケーシングとの間に形成され前記冷却フ
    ァンからの冷却風により前記旋回スクロールの背面側を
    冷却する第1の通路部と、前記電動モータの外周側と前
    記ケーシング内との間に形成され前記冷却ファンからの
    冷却風により前記電動モータを外側から冷却する第2の
    通路部とから構成してなる請求項2または3に記載のス
    クロール式流体機械。
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