JP2000045347A - 排水集合管 - Google Patents

排水集合管

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JP2000045347A
JP2000045347A JP10209778A JP20977898A JP2000045347A JP 2000045347 A JP2000045347 A JP 2000045347A JP 10209778 A JP10209778 A JP 10209778A JP 20977898 A JP20977898 A JP 20977898A JP 2000045347 A JP2000045347 A JP 2000045347A
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pipe
drainage
wall
collecting pipe
swirling
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JP10209778A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yagi
博史 八木
Yoshitsugu Horaku
義次 宝楽
Kazuyuki Fukuda
和幸 福田
Masao Nakaishi
正雄 仲石
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高層建物等で設ける縦方向の排水構造では、
立て管と各階の横枝管とを接続させるために排水集合管
を用いている。この排水集合管の内部には、排水流に旋
回を生じさせるための旋回羽根が設けられている。この
排水集合管において排水能力を高めるには、上記旋回羽
根を大きくして、可及的に多量の排水流を旋回させる必
要があるが、旋回羽根は、排水集合管の内径を所定に確
保するうえで大型化ができないものとされていた。この
条件下で、排水能力を高める。 【解決手段】 もともと、下方ほどテーパ管状に径小化
されていた管内壁51aを、外膨れの丸みを有した管内
壁1aへと形状変更した。従って、旋回羽根12の根元
部12aを径方向外方へ、また突端部12bを径方向内
方へ延長させることができるようになり、実質的に旋回
羽根12の拡大化が可能になった。従って、可及的多量
の排水流が旋回を生じ、それだけ排水能力の向上が図ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水集合管に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】多層建物等において、各階層を縦方向に
貫通する排水配管設備を設ける場合には、図7に示すよ
うな排水集合管51を用いている。この排水集合管51
は、上部及び下部の立て管52を互いに同軸に接続する
上下の継手部53,54と、少なくとも1本の横枝管5
5を接続するための横継手部56とを有している。この
横継手部56が設けられる部分57は径大化され、その
内部で集合室58が形成されている。
【0003】ところで、多量の排水流が一気に立て管内
を流下すると、この排水流の上側では空気吸引その他を
原因としてマイナス圧が起こり、これの内圧影響を受け
る横枝管55と連通したトイレ、浴室、台所等では、ト
ラップの破封に繋がるおそれがある。反対に、排水流が
向かう先となる下側では、立て管52内の一時的な閉塞
現象が起こり、これに伴ってプラス圧が起こるために、
これの内圧影響を受ける横枝管55と連通したトイレ、
浴室、台所等では、トラップのはね出しや排水騒音(ゴ
ボゴボ音)、悪臭の発生等に繋がるおそれがある。
【0004】そこで、これらの不具合を解消するため
に、上記排水集合管51では、集合室58の下部に、下
方ほど径小化するテーパ管状の部分59を設け、その内
部で旋回室60を形成させるようにしている。そして、
集合室58の下端側から旋回室60内の略全高さ領域に
わたる管内壁に、径方向内方へ向けて突出する旋回羽根
62を設けて、この排水集合管51より下方側の立て管
52内で、管内面に沿った旋回流を生起させ、もって、
その中心部に空気コアを形成させることにより、上記の
ような空気圧の変動を抑制するということが行われてい
る。そして、このことは今日、周知の技術となってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】建物の高層化や巨大化
等に伴い、排水集合管51において排水能力(単位時間
あたりの排水量)を高めようとすれば、可及的に多量の
排水流を旋回させることが必要になり、このためには旋
回羽根62を大きくすればよいことになる。しかし、旋
回羽根62の大きさ、殊に管内壁からの突出量は、排水
集合管51の内径との関係において、ボール通過テスト
をパスする必要があることから、自ずと制限されてい
る。そのため、この許容範囲内で旋回羽根62を可及的
に大きくしても、排水能力として満足した結果が得られ
ないということがあった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、排水集合管の内径に所定寸法を確保させなが
ら、実質的な旋回羽根の拡大化を可能にし、もって排水
能力を可及的に高められるようにした排水集合管を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係る排水集合管では、少なくとも旋回羽根の根元部
に対応する管内壁を径方向外方へ膨れさせることで、そ
の内方側に追加スペースを形成させており、そのうえで
旋回羽根の根元部を、この追加スペースを詰める方向へ
延長させている。そのため、結果として、旋回羽根の突
出量は拡大化されたものとなっている。
【0008】このように旋回羽根の突出量を拡大化する
ことで、排水能力を向上させることができる。上記のよ
うな追加スペースの形成は、管内壁の全周にわたって行
うことができる。このようにすると、旋回羽根は、その
突端部側へも延長させることができ、これによって突出
量の更なる拡大化が可能になる。
【0009】従って、排水能力についても更なる向上が
図れる。更に、旋回羽根に対して、その根元部側の管内
壁へ向けて排水流を集めるための水返し作用面を設ける
ようにすると、旋回羽根にぶつかった排水流が、管内の
中央部(径方向内方)などへ拡散されることなく、直ち
に管内壁に沿って旋回を始めるようになる。
【0010】そのため、排水能力を益々、向上させるこ
とができるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図2に示すように、本発明に係る
排水集合管1においても、その基本的な構成について
は、従来(図7参照)と略同じである。すなわち、上部
及び下部の継手部3,4と少なくとも1つの横継手部6
とを有しており、この横継手部6の設けられる部分7が
径大化されてその内部に集合室8が形成されている。ま
た、この集合室8の下部には旋回室9を形成させるため
の部分10が設けられ、これら集合室8の下端側から旋
回室9内の略全高さ領域にわたる管内壁に、旋回羽根1
2が径方向内方へ向けて突設されている。
【0012】しかし、本発明に係る排水集合管1におい
て、旋回室9を形成させている部分10は、従来のよう
な下方ほど径小化したテーパ管状ではなく、下向きに緩
い外膨れの丸みを帯びながら径小化する管状に形成され
ている。すなわち、図1に示すように、旋回室9の内方
側において見ると、下方寄りの管内壁1aは、従来のテ
ーパ状管内壁51a(図1中に二点鎖線で示す)に比べ
て径方向外方へ膨れることにより、その内方側へ新たな
追加スペース(距離Xに相当するスペース)を形成させ
ていることになる。また、この追加スペースは、旋回室
9内の全周にわたり形成されている。
【0013】なお、上記管内壁1aは、径方向外方へ膨
れているといっても、集合室8や旋回室9としての最大
内径を越えて拡径されているものではない。このように
なことから、旋回羽根12では、追加スペースを詰める
方向、即ち、径方向外方へ向けて根元部12aを距離X
だけ延長させたものとなっている。また更に、旋回羽根
12はその突端部12b側へも、上記距離Xに対応させ
るべく、距離Yだけ(なお、X>Yの場合を含む)延長
させたものとなっている。
【0014】その結果、旋回羽根12は、従来の突出量
Zに、新たに距離X及びYを加えた突出量を有すべく、
拡大化されたことになっている。従って、この拡大化に
応じた分だけ、可及的に多量の排水流を旋回させること
ができるものとなり、それだけ排水能力も向上している
ことになる。なお、このように旋回羽根12が拡大化さ
れたことによっても、排水集合管1としての内径が所定
寸法を確保していることは言うまでもなく、従って、ボ
ール通過テストは十分にパスするものである。
【0015】旋回羽根12の突端部12bに対し、アー
ルの面取りを施しておくと、排水流の攪拌や乱流等を防
止できるため、横主管(最も下位側で会所桝等へ向けて
配管される管)内で泡立ちの抑制が期待できる。図4
は、旋回羽根12の第2実施形態を示している。この第
2実施形態において、旋回羽根12は、突出量の拡大化
を図ったうえで、且つ、根元部12aから突端部12b
へ向けて徐々に一方側(図1右側)へ湾曲するようにな
った断面形状に形成されている。そして、この湾曲にお
いて内曲がりとなる方の面が、水返し作用面13とされ
ている。
【0016】このため、この旋回羽根12の水返し作用
面13に上方からの排水流がぶつかると、この排水流
は、水返し作用面13の湾曲に沿って根元部12aの近
傍となる管内壁1aへ集められるようになる。特に、こ
の旋回羽根12の突端部12bから管中心Pへ向けて拡
散しようとする作用に対しても、これをカットして巻き
返し方向へ転換させることになるので、結果として、排
水流の大部分が管内壁1aへ集められることになる。
【0017】従って、管内壁1aに沿って可及的に多量
の排水流が旋回流とされることになり、それだけ排水能
力の向上が図れるものである。図5は、旋回羽根12の
第3実施形態を示している。この第3実施形態におい
て、旋回羽根12は、第2実施形態とは異なって水返し
作用面13が湾曲したものではなく、内曲がり方向へ向
けて腰折れ状に折曲されたものとなっている。
【0018】また図5は、旋回羽根12の第4実施形態
を示している。この第4実施形態において、旋回羽根1
2は、その突端部12bだけに側方突出縁14が設けら
れており、この側方突出縁14の内隅部によって水返し
作用面13が形成されている。これら第2実施形態乃至
第5実施形態で示したように、旋回羽根12において、
水返し作用面13を形成させる方法(採用可能な構造、
形状)には種々のものがある。
【0019】ところで、本発明は、上記各実施形態に限
定されるものではない。例えば、旋回羽根12は、排水
集合管1の内径を所定に確保させることを条件に、複数
設けてもよい。また、旋回羽根12の羽根形状や設ける
高さ範囲、傾斜角度等は、適宜変更可能である。
【0020】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係る排水集合管では、その管内壁を径方向外方へ膨れさ
せることでその内方側に追加スペースを生じさせている
ので、旋回羽根において少なくとも根元部での延長化、
好ましくは突端部での延長化をも可能にし、結果として
その突出量の拡大化を可能にしており、それだけ可及的
多量の排水流を旋回流にでき、排水能力を向上させるこ
とができるものである。
【0021】また、旋回羽根に対して水返し作用面を設
けた場合、排水流を直ちに管内壁に集めて旋回流にでき
るようになるため、排水能力の更なる向上が図れるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のA−A線拡大断面図である。
【図2】本発明に係る排水集合管の外観図である。
【図3】図2のB−B線拡大断面図である。
【図4】旋回羽根の第2実施形態を図3と比較し易く描
いた平面断面図である。
【図5】旋回羽根の第3実施形態を図3と比較し易く描
いた平面断面図である。
【図6】旋回羽根の第4実施形態を図3と比較し易く描
いた平面断面図である。
【図7】従来の排水集合管の外観図である。
【符号の説明】
1 排水集合管 1a 管内壁 9 旋回室 12 旋回羽根 12a 根元部 12b 突端部 13 水返し作用面 52 立て管 55 横枝管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 和幸 大阪府大阪市大正区南恩加島7丁目1番22 号 株式会社クボタ恩加島工場内 (72)発明者 仲石 正雄 大阪府大阪市大正区南恩加島7丁目1番22 号 株式会社クボタ恩加島工場内 Fターム(参考) 2D061 AA04 AC06 AC07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立て管(52)と横枝管(55)との交
    差部でこれらの管の接続に用いられる排水集合管におい
    て、管内壁(1a)には、下方側に接続される立て管
    (52)内で旋回流を生起させるための旋回羽根(1
    2)が径方向内方へ向けて突設されており、少なくとも
    該旋回羽根(12)の根元部(12a)に対応する管内
    壁(1a)が径方向外方へ膨れてその内方側に追加スペ
    ースが形成され、該追加スペースを詰める方向に旋回羽
    根(12)の突出量が拡大化されていることを特徴とす
    る排水集合管。
  2. 【請求項2】 前記管内壁(1a)の全周にわたって追
    加スペースが形成され、旋回羽根(12)はその突端部
    (12b)側へも突出量が拡大化されていることを特徴
    とする請求項1記載の排水集合管。
  3. 【請求項3】 前記旋回羽根(12)には、排水流を羽
    根の根元部(12a)側の管内壁(1a)へ向けて集め
    る水返し作用面(13)が設けられていることを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の排水集合管。
JP10209778A 1998-07-24 1998-07-24 排水集合管 Pending JP2000045347A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016130449A (ja) * 2016-02-25 2016-07-21 株式会社キッツ 排水用継手とこれを用いた排水システム
CN106641297A (zh) * 2015-11-02 2017-05-10 杨美丽 高强度大流量多用排水头
US20170183850A1 (en) * 2015-12-28 2017-06-29 Mei-Li Yang Drainer with quick drainage and improved structure

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