JP2000044986A - アルカリ洗浄剤成分濯ぎ用リンス剤及びリンス方法 - Google Patents

アルカリ洗浄剤成分濯ぎ用リンス剤及びリンス方法

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JP2000044986A
JP2000044986A JP10231165A JP23116598A JP2000044986A JP 2000044986 A JP2000044986 A JP 2000044986A JP 10231165 A JP10231165 A JP 10231165A JP 23116598 A JP23116598 A JP 23116598A JP 2000044986 A JP2000044986 A JP 2000044986A
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JP
Japan
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rinsing
agent
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alkaline cleaning
cleaning agent
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JP10231165A
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English (en)
Inventor
Shinya Inoue
真也 井上
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Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】アルカリ洗剤を用いて洗浄したのち、アルカリ
洗剤成分を濯いで排水する際の排水PHが7.0以上
9.0未満であり、酸性物質による中和を必要とせず、
高PHによる公害の問題がなく、被洗浄物に錆を発生さ
せないリンス技術を提供する。 【解決手段】酸性物質を含まず、炭酸水素塩を必須成分
とするリンス剤をアルカリ洗剤成分の濯ぎ用として使用
する。炭酸水素塩を0.1〜15.0重量%を含有する
リンス剤を用いて、使用したアルカリ洗剤量に対して重
量で50倍以内のリンス剤を濯ぐことにより排水のPH
を7.0以上9.0未満にコントロールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主に自動車ボディー
等の洗浄に使用したアルカリ洗浄剤成分を濯いで排水す
る際のリンス剤とリンス方法に関するが、自動車以外の
分野でのアルカリ洗浄で使用されるアルカリ洗浄剤成分
を濯いで排水する際のリンス剤とリンス方法にも適用し
得るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コイン洗車場の洗浄機及び自動車
ボディーに傷をつけないノンブラシ門型洗車機に於い
て、加圧スプレー方式の洗浄が行われている。これら加
圧スプレー方式の洗浄には、通常アルカリ洗剤が用いら
れているのが現状であり、その方法としては排水時のP
H等の公害問題を考慮して、アルカリ洗剤の希釈液を直
接ジェット状に噴射して洗浄するのが一般的であるが、
この方法では充分な洗浄力が得られない。このため、必
要最小量のアルカリ洗剤原液を直接ボディーにかけて洗
浄面を濡らし、汚れを浮き上がらせた後、水や界面活性
剤を含んだリンス剤をジェット状に噴射して汚れを除去
するとともに濯いで排水する等の方法が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法では多量のリンス剤で濯いでも、PHが高いまま
排水されてしまうこととなり公害上大きな問題となる。
また、排水のPHを低下させるためにカチオン界面活性
剤や酸等の酸性物質を用いて濯いだり中和することは公
知であるが、カチオン界面活性剤では中和効果が低く、
酸では中和コントロールが困難である(中和当量以下の
酸濃度ではなかなかPHが低下せず、中和当量以上の酸
濃度では急激にPHが低下する)。このため、局部的に
過剰中和となり酸性物質が残存してしまい金属塗装面や
金属部品部等から錆が発生することとなり大きなクレー
ムとなり得る問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記問題点に
鑑み鋭意研究した結果、洗浄に使用したアルカリ洗浄剤
成分を酸性物質を含まず炭酸水素塩を必須成分とするリ
ンス剤によって濯ぐことにより、従来の問題を解決でき
ることを見出し本発明を完成するに至った。
【0005】本発明に用いられる炭酸水素塩としては炭
酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素アンモ
ニウム等が挙げられるが、安全面、経済面で炭酸水素ナ
トリウムが最も適している。また、リンス剤中の炭酸水
素塩の含有量は0.1〜15.0重量%が好ましいが、
1.0〜8.0重量%がより好ましい。すなわち、0.
1重量%以下ではリンス効果が少なく、15重量%以上
では水に溶解しにくい。また、1.0〜8.0重量%の
場合には常温の水に溶解しやすく、より効果的なリンス
作用が得られる。
【0006】次に、濯ぎ倍率に関しては、アルカリ洗浄
剤成分の内容によっても異なるが、使用されたアルカリ
洗浄剤量に対してリンス剤の使用量が重量で50倍以
内、より好ましくは20倍以内である。なお、50倍以
上ではリンス効果は高いものの、実際の作業面で水を多
量に消費することとなり、所要時間や炭酸水素塩の消費
量を含めて無駄が多い。20倍以内ではリンス効果と
水、所要時間、炭酸水素塩の消費量のバランスが取れて
おり好ましい。
【0007】なお、洗浄に使用したアルカリ洗浄剤成分
に対して、炭酸水素塩を未溶解の粉体状態において接触
させ、水で濯ぎながら溶解させて濯ぐことによっても、
低公害にして排水することができる。
【0008】本発明におけるリンス剤は必須成分である
炭酸水素塩の他に必要に応じて必要量のノニオン(ポリ
オキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキ
レンアルキルエステル等)やアニオン(アルキルスルホ
ン酸塩、アルキル硫酸塩、石鹸等)、両性(アルキルベ
タイン等)等の界面活性剤を配合することで、より効果
的な洗浄性と濯ぎ性が得られる。また、濯ぎ後水分が蒸
発すると残存したリンス剤成分が析出する場合がある
が、最後に必要量の水洗を行うことで解決できるので問
題はない。
【0009】以上のように、従来では、洗浄に使用した
アルカリ洗浄剤成分を多量の水や界面活性剤を含有した
リンス剤で充分に濯いでもPHの低下は少なく高いPH
のまま排水され、酸性物質にて中和して排水すると中和
範囲が狭くコントロールが困難であり公害問題や錆発生
の危険性を有するが、本発明は炭酸水素塩を必須成分と
したリンス剤の濃度と濯ぎ倍率を調整しアルカリ洗浄剤
成分を濯ぐことにより、排水のPHを7.0以上9.0
未満にコントロールでき、かつ錆の発生を防止できるの
で、低公害で錆等のクレ−ムの発生するおそれがきわめ
て少ない。
【0010】
【実施例】以下に表1に示した評価基準用アルカリ洗浄
剤Aを用いて、表2に示した実施例1,2及び比較例1
〜4のリンス剤で濯ぎを行い、排水のPHと錆発生の有
無を試験した結果を表3に示す。なお、アニオン界面活
性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
を使用した。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】
【表3】
【0014】以上の結果から明かのように、実施例1,
2では、10〜20倍濯ぎで排水のPHが7.0以上
9.0未満であり、錆の問題も無く所期の目的を達成で
きる。しかしながら、比較例1は100倍濯ぎのように
大量に濯いでもPHが高く公害上問題となる。比較例
2,3は中和当量以上となり、PHが下がり過ぎ、錆発
生の危険性がある。比較例4は中和当量以下のため、1
00倍濯ぎにおいてもPHが9.0以上となり所期の目
的を達成することができない。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、酸性物質を含まず、炭
酸水素塩を必須成分としたリンス剤の濃度と濯ぎ倍率を
調整してアルカリ洗浄剤成分を濯ぐことにより、排水の
PHを7.0以上9.0未満に容易にコントロールで
き、かつ錆の発生を防止できるので、低公害で錆等のク
レ−ムの発生するおそれのきわめて少ない排水状態が容
易に得られる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸性物質を含まず、炭酸水素塩を必須成
    分とすることを特徴とするアルカリ洗浄剤成分濯ぎ用の
    リンス剤。
  2. 【請求項2】 酸性物質を含まず、炭酸水素塩を0.1
    〜15.0重量%含有することを特徴とするアルカリ洗
    浄剤成分濯ぎ用のリンス剤。
  3. 【請求項3】 洗浄に使用したアルカリ洗浄剤成分を酸
    性物質を含まず炭酸水素塩を必須成分とするリンス剤で
    濯ぐことにより、低公害にして排水できることを特徴と
    するリンス方法。
  4. 【請求項4】 洗浄に使用したアルカリ洗浄剤成分に対
    して、重量で50倍以内の量の、酸性物質を含まない炭
    酸水素塩を必須成分とするリンス剤で濯ぐことにより、
    低公害にして排水できることを特徴とするリンス方法。
JP10231165A 1998-08-03 1998-08-03 アルカリ洗浄剤成分濯ぎ用リンス剤及びリンス方法 Pending JP2000044986A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018528898A (ja) * 2015-09-14 2018-10-04 ヴァレオ システム デシュヤージュValeo Systemes D’Essuyage 自動車用の光学検出システムおよび光学検出システムのレンズを清掃する方法

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