JP2000043839A - 絞り出し容器 - Google Patents

絞り出し容器

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JP2000043839A
JP2000043839A JP22869498A JP22869498A JP2000043839A JP 2000043839 A JP2000043839 A JP 2000043839A JP 22869498 A JP22869498 A JP 22869498A JP 22869498 A JP22869498 A JP 22869498A JP 2000043839 A JP2000043839 A JP 2000043839A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
pigment
vinyl acetate
acetate copolymer
squeezable container
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Pending
Application number
JP22869498A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanji Sumikawa
寛治 澄川
Jiro Noda
治郎 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Co Ltd
QP Corp
Original Assignee
Kyoraku Co Ltd
QP Corp
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Publication date
Application filed by Kyoraku Co Ltd, QP Corp filed Critical Kyoraku Co Ltd
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  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクイズ性、酸素バリヤ性、耐湿性、遮光
性、外観良好性さらには衛生安全性に優れ、しかも安価
なものにする。 【解決手段】 絞り出し容器1は、液状食品等を収容す
るためのものであって、柔軟性を有する胴部2と、胴部
2の一端側に連設された口部3を備えている。そして絞
り出し容器1は、外層11および内層15を形成してい
る顔料の配合されていない透明性に優れた軟質ポリオレ
フィン層と、外層11および内層15の間に所定の間隔
をおいて設けられた一対のエチレン−酢酸ビニル共重合
体けん化物層12,14と、一対のエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体けん化物層12,14の間に設けられた顔料
を配合した軟質ポリオレフィンからなる介在層13とを
備えた積層体10から構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マヨネーズやケチ
ャップのような粘性のある液状食品等を収容するのに適
した絞り出し容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、次に説明するような共押出し多層
ブロー成形により成形され多層構造の中空容器が提案さ
れている。
【0003】(イ) 耐湿性熱可塑性樹脂からなる外層
および内層と、ガスバリヤ性熱可塑性樹脂からなる中間
層と、前記外層と前記中間層の間および前記内層と前記
中間層の間にフレーク状充填剤を配合した熱可塑性樹脂
ブレンド物からなる接着層を備えた多層構造のエアバッ
ク防止性に優れた絞り出し容器であって、前記外層およ
び前記内層には低密度ポリエチレン、前記中間層にはエ
チレン−ビニルアルコール共重合体、前記接着層には最
大径が100〜1000μmのフレーク状の雲母を配合
した酸変性低密度ポリエチレンを用いたもの(特公昭6
2−41942号公報参照)。
【0004】(ロ) 内層および外層を備えた2層構造
の光沢性外表面を有するプラスチック中空体であって、
前記内層には顔料を配合した高密度ポリエチレン、前記
外層には無着色の低密度ポリエチレンを用いたもの(特
開平1−216838号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術のうち
の(イ)は、接着層に最大径が100〜1000μmの
フレーク状の雲母を配合した酸変性低密度ポリエチレン
を用いているので、前記接着層を薄くすると酸変性低密
度ポリエチレンが存在しない層間界面が発生して接着性
が損なわれるおそれがある。このため、前記接着層を厚
肉にして酸変性低密度ポリエチレンのマトリックス中に
フレーク状の雲母を良好に分散させておく必要があり、
比較的高価な酸変性低密度ポリエチレンの使用量が多く
なる。また、使用する熱可塑性樹脂の種類が多種である
ため、多層パリスンを共押出しする際における成形条件
の調整等が煩雑となる。その結果、製造コスト高を招く
という問題点がある。
【0006】一方、(ロ)は、内層に顔料が配合されて
いるため、顔料が溶出するおそれがあり、厳しく衛生安
全性が要求される食品等の収容容器に使用する際には衛
生安全上問題のない顔料を選択する必要がある等の制約
を受けるという問題点がある。
【0007】本発明は、上記従来の技術の有する問題点
に鑑みてなされたものであって、スクイズ性、酸素バリ
ヤ性、耐湿性、遮光性、外観良好性さらには衛生安全性
に優れ、しかも安価な絞り出し容器を実現することを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の絞り出し容器は、顔料が配合されていない
透明性に優れた軟質ポリオレフィン層と、前記軟質ポリ
オレフィン層中に互いに離間して設けられた複数のエチ
レン−酢酸ビニル共重合体けん化物層と、前記エチレン
−酢酸ビニル共重合体けん化物層の間に設けられた顔料
を配合した軟質ポリオレフィンからなる介在層とを備え
た積層体から構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面に基
づいて説明する。
【0010】図1の(a)に示すように、絞り出し容器
1は、マヨネーズやケチャップ等の粘性のある液状食品
等を収容するためのものであって、柔軟性を有する胴部
2と、胴部2の一端側に連設された口部3を備え、口部
3の外周面に形成された図示しないねじ部に栓体4を螺
合することにより口部3の開口部を閉鎖できるように構
成されている。
【0011】そして、絞り出し容器1は、図1の(b)
に示すように、外層11および内層15を形成している
顔料の配合されていない透明性に優れた軟質ポリオレフ
ィン層と、外層11および内層15の間に所定の間隔を
おいて設けられた一対のエチレン−酢酸ビニル共重合体
けん化物層12,14と、一対のエチレン−酢酸ビニル
共重合体けん化物層12,14の間に設けられた顔料を
配合した軟質ポリオレフィンからなる介在層13とを備
えた5層構造の積層体10から構成されている。
【0012】上述の如く、絞り出し容器1を構成する積
層体10は、外層11、内層15および介在層13が軟
質ポリオレフィン層からなり、該軟質ポリオレフィン層
が積層体10の肉厚比率において大半を占めることか
ら、胴部2を押圧変形させることによって収容されてい
る粘性のある液状食品等を絞り出すことができる柔軟性
(スクイズ性)に優れている。
【0013】所定の間隔をおいて設けられた一対のエチ
レン−酢酸ビニル共重合体けん化物層12,14は、耐
水性に優れた軟質ポリオレフィンからなる外層11およ
び内層15の間に挟まれているため、耐湿性が著しく向
上し、エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物層本来の
酸素バリヤ性が長期にわたって良好に維持される。ま
た、一対のエチレン酢酸ビニル共重合体けん化物層1
2,14における同一部位にピンホール等が同時に発生
する確率は極めて低くなるため、エチレン−酢酸ビニル
共重合体けん化物層12,14の総肉厚を薄くしても酸
素バリヤ性が損なわれるおそれがない。
【0014】さらに、顔料を配合した軟質ポリオレフィ
ンからなる介在層13の内面側には、顔料が配合されて
いない透明性に優れた軟質ポリオレフィンからなる内層
15およびエチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物層1
4が存在するため、顔料が溶出することがなく衛生安全
性が著しく向上する。
【0015】加えて、顔料を配合した軟質ポリオレフィ
ンからなる介在層13の外面側には、顔料が配合されて
いない透明性に優れた軟質ポリオレフィンからなる外層
11およびエチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物層1
2が存在するため、絞り出し容器1の外観は介在層13
の色彩がクリヤになるとともに深みのある光沢感のある
良好なものとなる。
【0016】本発明において、エチレン−酢酸ビニル共
重合体けん化物層は、上述した一対に限らず、3層以上
の複数のエチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物層を互
いに離間して顔料が配合されていない透明性に優れた軟
質ポリオレフィン層の内部に設け、前記エチレン−酢酸
ビニル共重合体けん化物層の間に顔料を配合した軟質ポ
リオレフィンからなる介在層を設けるように変更できる
ことはいうまでもない。
【0017】本発明において、軟質ポリオレフィンとし
ては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、直鎖
状低密度ポリエチレンを用いる。
【0018】また、エチレン−酢酸ビニル共重合体けん
化物としては、エチレン含有量25〜60モル%、けん
化度95モル%以上のエチレン−酢酸ビニル共重合体け
ん化物を用いる。
【0019】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載するような効果を奏する。
【0020】スクイズ性、酸素バリヤ性、耐湿性、遮光
性、外観良好性に優れているばかりでなく、介在層に配
合された顔料が溶出するおそれがなく衛生安全性におい
ても優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態による絞り出し容器を示し、
(a)は模式正面図、(b)は絞り出し容器を構成する
積層体の模式部分断面図である。
【符号の説明】
1 絞り出し容器 2 胴部 3 口部 4 栓体 10 積層体 11 外層 12,14 エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物
層 13 介在層 15 内層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E033 BA13 BA14 BA15 BB05 BB08 CA16 CA18 CA20 DA03 DB01 GA02 4F100 AK03A AK03C AK03E AK06 AK63 AK69B AK69D BA05 BA06 BA10A BA10E BA13 CA13C DA02 GB23 JD03 JD04 JK13A JK13C JK13E JN01A JN01E JN02 JN30

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料が配合されていない透明性に優れた
    軟質ポリオレフィン層と、前記軟質ポリオレフィン層中
    に互いに離間して設けられた複数のエチレン−酢酸ビニ
    ル共重合体けん化物層と、前記エチレン−酢酸ビニル共
    重合体けん化物層の間に設けられた顔料を配合した軟質
    ポリオレフィンからなる介在層とを備えた積層体から構
    成されていることを特徴とする絞り出し容器。
JP22869498A 1998-07-29 1998-07-29 絞り出し容器 Pending JP2000043839A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011088636A (ja) * 2009-10-20 2011-05-06 Q P Corp 多層プラスチック容器詰め製品
JP2013244668A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Daikyo Seiko Ltd ゴム成形品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011088636A (ja) * 2009-10-20 2011-05-06 Q P Corp 多層プラスチック容器詰め製品
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