JP2000041719A - バッグ等に用いる模様付き表地材及びその製造方法 - Google Patents

バッグ等に用いる模様付き表地材及びその製造方法

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  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一枚の部材であるにも拘らず、恰も複数の部
材を組み合せて模様を形成したような風合を醸し出すこ
とができるバッグ等に使用する表地材を提供すること。 【解決手段】 一枚の皮革地1の表面に型押しによって
その表面を複数の部位に区画する筋状の凹部2を設けて
から、その皮革地1の表面全体を下染めし、次に、皮革
地1の表面において下染めの色を残す箇所にテープ5を
貼り付けて隠蔽してから、そのテープ5を貼り付けた部
位を含む皮革地1の表面全体を下染めの色とは異なる色
で上染めし、その後、上記のテープ5を剥がすことによ
って、下染めの着色部3と上染めの着色部4とによって
色分けした模様を形成することにより製造したバッグ等
に用いる模様付き表地材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッグ等の表地と
して用いる表地材、特に模様付きの表地材と、その製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一枚の皮革地の表面を単に染め分
けることによって市松模様等を形成した表地材が存在す
るが、趣がないという不満があった。これに対し、互い
に色の異なる2種類のテープ状の皮革地を織るように組
み合せて市松模様等を形成した風合いの良い表地材も存
在するが、製造に手間がかかって高価であるという不満
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、一枚の部材
であるにも拘らず、恰も複数の部材を組み合せて模様を
形成したような風合を醸し出すことができる表地材と、
そのような模様付きの表地材を安価で提供できるように
容易に製造できる方法の提供を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のバッグ等に用いる模様付き表地材は、一枚
の皮革地1の表面に型押しによってその表面を複数の部
位に区画する筋状の凹部2を設けてから、その皮革地1
の表面全体を下染めし、次に、皮革地1の表面において
下染めの色を残す箇所にテープ5を貼り付けて隠蔽して
から、そのテープ5を貼り付けた部位を含む皮革地1の
表面全体を下染めの色とは異なる色で上染めし、その
後、上記のテープ5を剥がすことによって、下染めの着
色部3と上染めの着色部4とによって色分けした模様を
形成することにより製造した、という構成を有するもの
である。
【0005】また、上記課題を解決するために、本発明
のバッグ等に用いる模様付き表地材の製造方法は、一枚
の皮革地1の表面に型押しによってその表面を複数の部
位に区画する筋状の凹部2を設けてから、その皮革地1
の表面全体を下染めし、次に、皮革地1の表面において
下染めの色を残す箇所にテープ5を貼り付けて隠蔽して
から、そのテープ5を貼り付けた部位を含む皮革地1の
表面全体を下染めの色とは異なる色で上染めし、その
後、上記のテープ5を剥がすことによって、下染めの着
色部3と上染めの着色部4とによって色分けした模様を
形成することを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】図1及び図2は本発明の実施例である表地材
を示したものである。なお、この表地材はバッグに使用
するものである。この表地材は、一枚の皮革地1の表面
に異なる色の2種類の着色部3,4で市松模様を構成し
ている。そして、その着色部3,4の境界線に沿って凹
部2を筋状に形成している。この凹部2が存在すること
により、この表地材は一枚であるにも拘らず、立体感が
生じて恰も複数の部材を織るように組み合せて構成した
ような風合を醸し出している。
【0007】図3〜図8は上記の表地材の製造工程を示
したものである。まず、図3に示すように、なめした一
枚の皮革地1を用意する。
【0008】次に、図4に示すように、皮革地1の表面
に型押しによって格子状の筋を形成し、その筋の箇所を
凹部2にする。
【0009】次に、図5に示すように、型押しによって
凹部2を形成した皮革地1の表面全体を同一の染料で下
染めする。なお、染料にはアルコール染料などを使用す
ることができる。
【0010】次に、下染めした皮革地1の表面をガラス
やメノウのローラーで擦る。すなわち、グレージングを
行う。このとき、強く擦ってその摩擦熱で表面上の凸部
を焦がすなどして色合いに変化を付けることも可能であ
る。
【0011】次に、皮革地1の表面に耐候性のあるバイ
ンダーを塗布して透明な被膜を形成する。
【0012】次に、下染めの染料と同一の染料を塗布し
て色の調整、すなわち、色合せを行う。
【0013】次に、カゼイン等を吹き付けてツヤを出
す。
【0014】次に、アイロンでプレスして光沢を出す。
【0015】次に、図6に示すように、下染めの色を残
したい箇所にテープ5を貼り付けて隠蔽する。このテー
プ5は非透色性で表面の染料が内部に滲まないものであ
る。
【0016】次に、図7に示すように、皮革地1のテー
プ5を貼り付けた箇所を含む表面全体に下染めの染料と
は異なる色の染料で上染めを行う。この上染めに用いる
染料は下染めに用いる染料よりも色の濃いものを使用す
る。下染めの色が出ないようにするためである。
【0017】その後、図8に示すように、テープ5を剥
離して下染めの着色部3を露出させれば、図1に示すよ
うな市松模様を表面に施した表地材が完成する。
【0018】なお、上記の実施例では表地材の表面に施
す模様が市松模様になっているが、本発明は模様の種類
をこれに限定するものではない。
【0019】
【発明の効果】本発明のバッグ等に用いる模様付き表地
材は上記の通りであり、一枚の皮革地1の表面に型押し
によってその表面を複数の部位に区画する筋状の凹部2
を設けてから、その皮革地1の表面全体を下染めし、次
に、皮革地1の表面において下染めの色を残す箇所にテ
ープ5を貼り付けて隠蔽してから、そのテープ5を貼り
付けた部位を含む皮革地1の表面全体を下染めの色とは
異なる色で上染めし、その後、上記のテープ5を剥がす
ことによって、下染めの着色部3と上染めの着色部4と
によって色分けした模様を形成することにより製造した
ものなので、一枚の部材であるにも拘らず、恰も複数の
部材を組み合せて模様を形成したような風合を醸し出す
ことができるという効果がある。また、本発明のバッグ
等に用いる模様付き表地材の製造方法は上記の通りであ
り、一枚の皮革地1の表面に型押しによってその表面を
複数の部位に区画する筋状の凹部2を設けてから、その
皮革地1の表面全体を下染めし、次に、皮革地1の表面
において下染めの色を残す箇所にテープ5を貼り付けて
隠蔽してから、そのテープ5を貼り付けた部位を含む皮
革地1の表面全体を下染めの色とは異なる色で上染め
し、その後、上記のテープ5を剥がすことによって、下
染めの着色部3と上染めの着色部4とによって色分けし
た模様を形成することにより、一枚の部材であるにも拘
らず、恰も複数の部材を組み合せて模様を形成したよう
な風合を醸し出すことができる表地材を、容易にかつ効
率的に製造できるので、安価で提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表地材の斜視図である。
【図2】表地材の一部断面図である。
【図3】皮革地の斜視図である。
【図4】皮革地の表面に型押しを行った状態を示す斜視
図である。
【図5】皮革地の表面に下染め工程を施した状態の斜視
図である。
【図6】皮革地の表面の所要箇所にテープを貼り付けた
状態の斜視図である。
【図7】皮革地の表面に上染め工程を施した状態の斜視
図である。
【図8】皮革地の表面からテープを剥離する工程の斜視
図である。
【符号の説明】
1 皮革地 2 凹部 3 着色部 4 着色部 5 テープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚の皮革地1の表面に型押しによって
    その表面を複数の部位に区画する筋状の凹部2を設けて
    から、その皮革地1の表面全体を下染めし、次に、皮革
    地1の表面において下染めの色を残す箇所にテープ5を
    貼り付けて隠蔽してから、そのテープ5を貼り付けた部
    位を含む皮革地1の表面全体を下染めの色とは異なる色
    で上染めし、その後、上記のテープ5を剥がすことによ
    って、下染めの着色部3と上染めの着色部4とによって
    色分けした模様を形成することにより製造したバッグ等
    に用いる模様付き表地材。
  2. 【請求項2】 一枚の皮革地1の表面に型押しによって
    その表面を複数の部位に区画する筋状の凹部2を設けて
    から、その皮革地1の表面全体を下染めし、次に、皮革
    地1の表面において下染めの色を残す箇所にテープ5を
    貼り付けて隠蔽してから、そのテープ5を貼り付けた部
    位を含む皮革地1の表面全体を下染めの色とは異なる色
    で上染めし、その後、上記のテープ5を剥がすことによ
    って、下染めの着色部3と上染めの着色部4とによって
    色分けした模様を形成することを特徴とするバッグ等に
    用いる模様付き表地材の製造方法。
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