JP2000040599A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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JP2000040599A
JP2000040599A JP10206602A JP20660298A JP2000040599A JP 2000040599 A JP2000040599 A JP 2000040599A JP 10206602 A JP10206602 A JP 10206602A JP 20660298 A JP20660298 A JP 20660298A JP 2000040599 A JP2000040599 A JP 2000040599A
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JP
Japan
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substrate
ground
plasma
varistor
voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP10206602A
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English (en)
Inventor
Toru Takashima
徹 高島
Kazutoshi Kusakabe
和利 日下部
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Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板・アース間のアーク発生を防止したプラ
ズマ処理装置を提供する。 【解決手段】 ホルダー5をバリスタ22を介して大地
と繋ぐ。基板とアース間に負のバイアス電圧がどの程度
になったら異常アークが発生するかを測定しておき、安
全係数を考慮して、該バイアス電圧より少し低めの電圧
により抵抗が著しく減少して、基板からアースへ電流を
流す定格のバリスタを選択する。基板とアース間の電圧
は検出抵抗により常に検出されている。この電圧がバリ
スタ22の定格に達すると、バリスタ22は基板に溜ま
った電荷の過剰分に対応した電流をアースへ流す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、基板にプラズマを照射
するためのプラズマ源を備えたプラズマ処理に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマ源からのプラズマはイオンプレ
ーテイング装置,プラズマCVD装置,表面改質装置等
に使用されている。又、最近では、ハードディスクの製
造工程におけるドライクリーニングにも応用され始めて
いる。即ち、ハードディスクの製造は、例えば、最初、
AL基板にNiPメッキし、次に、下地膜を成膜し、次
に、磁性膜を成膜し、次に、保護膜を成膜し、次に油を
塗布することにより、行われている。この様な製造工程
において、AL基板にNiPメッキした後、次の下地膜
を成膜の前、及び、保護膜成膜後、次の油塗布前に、そ
れぞれ、数秒間、ハードデイスク表面にプラズマを照射
し、ハードデイスク表面の油脂,水分の除去、及びオー
バーコートのエッチングを行うことにより、ハードディ
スクの品質維持と性能向上を図っている。
【0003】図1は、上記プラズマ源を備えたクリーニ
ング装置の概略を示し、図2はプラズマ源の詳細を示し
ている。図中1はクリーニング装置の真空容器で、該真
空容器内部の中心に対し左右対称の位置に、支持台2
a,2bによりそれぞれ支持されたプラズマ源3a,3
bが配置されている。該各プラズマ源の間には、ハード
ディスクの如き基板4がホルダー5に支持されて配置さ
れている。該ホルダーは碍子6を介して真空容器1に取
り付けられており、該真空容器から電気的に絶縁されて
いる。図中7は真空ポンプ、8はバルブ、9は反応ガス
ボンベ、10はバルブ、11a,11bは放電ガスボン
ベ、12a,12bはバルブである。
【0004】図2は前記各プラズマ源3a,3bの概略
を示しており、13は放電室を形成するケースである。
該ケース内にはカソード14が配置されており、該カソ
ードは加熱電源15に接続されていると共に、放電電源
16にも接続されている。該ケースには放電ガス供給管
17が設けられており、前記放電ガスボンベ11a(1
1b)から該放電ガス供給管17を介してArガスの如
き不活性ガスがケース13内に導入される。該ケースの
一方の端部には、ケース13に碍子18を介してリング
状のアノード19が設けられている。又、アノードの内
側には、前記カソード14からの電子が該アノードに直
接照射されないようにシールド電極20が配置されてい
る。尚、このシールド電極は同時に電子ビームを通過さ
せるオリフィスを成している。前記ケース13は抵抗R
1を介して前記放電電源16に接続され、前記アノード
19は抵抗R2を介して放電電源16に接続されてい
る。更に、前記真空容器1は抵抗R3を介して放電電源
16に接続されている。尚、これらの抵抗の抵抗値は、
通常、R1≫R3>R2とされており、前記放電電源1
6に流れる電流の大部分は、アノード19とカソード1
4との間で放電電流となる。図中21はケース内の放電
電流を整形するための電磁石を構成するコイルで、ケー
スの外側に設けられている。
【0005】この様な構成のクリーニング装置におい
て、先ず、バルブ8を開き、真空容器内1と各ケース1
3内を真空ポンプ7により所定の圧力になるまで排気す
る。そして、バルブ12a,12bを開き、各ケース1
3内に放電ガス供給管17を介して放電ガスボンベ11
a,11bから放電ガス(例えば、Arガス)を所定量
導入し、各ケース13内の圧力を高め、カソード14を
加熱電源15により熱電子放出可能な温度にまで加熱す
る。
【0006】次に、コイル21に所定の電流を流し、プ
ラズマの点火と安定なプラズマを維持するのに必要な磁
場を電子ビームの軸方向に発生させる。この状態におい
て、カソード14とアノード19に放電電源16から所
定の電圧を印加すると、カソード14とケース13との
間で初期放電が発生する。この初期放電がトリガとなっ
て各ケース13内にプラズマが発生する。この放電プラ
ズマ中の電子は、前記コイル21が形成する磁場の影響
で、電子ビームの軸方向に集束を受け、シールド電極2
0のアノード19に近い側の先端近傍に発生する加速電
界により真空容器1内へと引き出される。
【0007】一方、真空容器1内には、バルブ10が開
かれることにより、反応ガスボンベ9から反応ガス(例
えば、酸素ガス)が導入される。前記各プラズマ源3
a,3bから引き出された電子ビームは、前記真空容器
1内に導入された反応ガスと衝突し、それらを励起、イ
オン化させて真空容器1内にプラズマP1,P2を形成す
る。この様に形成されたプラズマが基板4の両表面によ
り照射されることにより、該各表面の油脂,水分の除去
とオーバーコートのエッチングが行われる。
【0008】尚、前記各プラズマ源3a,3bから真空
容器1内に引き出された電子及びプラズマP1,P2中の
電子は、真空容器1やアノード19に流れ込み、安定な
放電が維持される。又、プラズマP1,P2の強さは、放
電ガスの流量やカソード14の加熱温度によって制御す
ることが出来る。又、抵抗R2とR3について、これら
の抵抗値の関係を、R3>R2としたが、この抵抗値の
関係を、 R3=R2、R3>R2、R3<R2、R3
≪R2と任意に変えることにより、アノード19と真空
容器1に流れる電流量を自由に選択することが出来る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】さて、前記クリーニン
グ装置によるクリーニングおいては、通常、ホルダー5
はアースから電気的に絶縁されている。即ち、基板4は
アースから絶縁されており、基板4は電位的にフローテ
イング電位の状態にある。その為に、基板表面が負に帯
電し、該帯電によりプラズマ中のイオンを引きつけるこ
とが出来、イオン照射による基板クリーニングが成され
るのである。しかし、基板表面への負の電荷が溜まり過
ぎると、基板4とアース間に高い負のバイアスが印加さ
れる状態になり、真空容器1内は導電性の気体であるプ
ラズマで満たされているので、該基板・アース間におい
て、異常アーク(火花放電)が突発的に起こる様にな
る。すると、基板表面の異常アーク発生箇所に、溶融蒸
発に基づくクレータが発生してしまう。
【0010】本発明は、この様な問題点を解決する為に
なされたもので、新規なプラズマ処理装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマ処理装
置は、真空容器内に配置された基板にプラズマを照射す
るように成したプラズマ処理装置であって、基板・アー
ス間の電圧が所定の電圧になると、基板に蓄積された電
荷に基づく電流をアースへ流す回路を備えたことを特徴
とする。
【0012】又、本発明のプラズマ発生装置は、検出抵
抗とバリスタを備えた回路から成したことを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0014】図3は本発明のプラズマ処理装置の一例を
示している。尚、図中、前記図1にて使用した番号と同
一番号の付されたものは同一構成要素である。
【0015】図3に示された装置と、図1で示された装
置の構成上の差異を、以下に説明する。
【0016】図1では、基板4を支持したホルダー5
は、碍子6を介して真空容器1に取り付けられている。
それに対し、図3では、ホルダー5は、バリスタ22を
介して大地と繋がっている。図3において、23はバリ
スタ22に並列に接続された検出抵抗、24は電圧計で
ある。前記バリスタ22としては、次の様なものが選択
されている。
【0017】即ち、アースから電気的に絶縁された基板
にプラズマを照射した場合、基板表面に溜まる負の電荷
に基づいて、基板とアース間に負のバイアス電圧が印加
されることは前にも述べたが、このバイアス電圧がどの
程度になったら異常アークが発生するかは、真空容器形
状、真空容器内に備えられた部材の有無やレイアウト、
プラズマ密度等によって変わる。そこで、この様な条件
が決まったところで、予め、異常アークが発生し始める
バイアス電圧を測定しておき、安全係数を考慮して、該
バイアス電圧より少し低めの電圧により抵抗が著しく減
少して、基板からアースへ電流を流す定格のバリスタを
選択する。
【0018】この様な構成のクリーニング装置におい
て、プラズマ源3a,3bから放出されたの電子に基づ
くプラズマP1,P2が基板表面に照射され、基板表面に
負の電荷が溜まり出す。該電荷に基づく基板とアース間
の電圧は検出抵抗により常に検出されている。この電圧
がバリスタ22の定格に達すると、バリスタ22は基板
に溜まった電荷の過剰分に対応した電流をアースへ流
す。その為に、基板とアース間の負のバイアス電圧は、
基板とアース間にアークを発生させるような電圧に達す
ることが無くなる。従って、基板表面にアーク発生に基
づくクレータが発生することがない。
【0019】尚、プラズマを発生する手段は、前記実施
例に限定されず、RFプラズマ発生装置やECRプラズ
マ発生装置を使用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のプラズマ処理装置の一例を示してい
る。
【図2】 プラズマ源の概略を示している。
【図3】 本発明のプラズマ処理装置の一例を示してい
る。
【符号の説明】
1…真空容器、2a,2b…支持台、3a,3b…プラ
ズマ源、4…基板、5…ホルダー、6…碍子、7…真空
ポンプ、8…バルブ、9…反応ガスボンベ、10…バル
ブ、11a,11b…放電ガスボンベ、12a,12b
…バルブ、13…ケース、14…カソード、15…加熱
電源、16…放電電源、17…放電ガス供給管、18…
碍子、19…アノード、20…シールド電極、21…コ
イル、22…バリスタ、23…検出抵抗、24…電圧計
フロントページの続き Fターム(参考) 3B116 AA02 AA03 AB42 BC01 CD41 4K053 PA10 QA04 QA07 RA03 SA01 TA12 XA26 XA50 YA30 4K057 DA01 DB05 DB20 DD03 DE14 DK03 DM04 DN01 5F004 AA13 AA14 BD01 DA23 EA17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器内に配置された基板にプラズマ
    を照射するように成したプラズマ処理装置であって、基
    板・アース間の電圧が所定の電圧になると、基板に蓄積
    された電荷に基づく電流をアースへ流す回路を備えたこ
    とを特徴とするプラズマ発生装置。
  2. 【請求項2】 前記回路は検出抵抗とバリスタを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のプラズマ発生装置。
JP10206602A 1998-07-22 1998-07-22 プラズマ処理装置 Pending JP2000040599A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8551317B2 (en) 2003-12-26 2013-10-08 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. Method and apparatus for forming oxide coating

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8551317B2 (en) 2003-12-26 2013-10-08 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. Method and apparatus for forming oxide coating

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