JP2000040450A - 真空バルブ - Google Patents

真空バルブ

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JP2000040450A
JP2000040450A JP10206122A JP20612298A JP2000040450A JP 2000040450 A JP2000040450 A JP 2000040450A JP 10206122 A JP10206122 A JP 10206122A JP 20612298 A JP20612298 A JP 20612298A JP 2000040450 A JP2000040450 A JP 2000040450A
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JP
Japan
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vacuum valve
barrier member
arc shield
vacuum
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JP10206122A
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English (en)
Inventor
Takayuki Okazaki
貴幸 岡崎
Yukio Osawa
雪雄 大沢
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】真空容器の内壁に金属膜が付着し難い真空バル
ブを提供する。 【解決手段】アークシールド2の軸方向の両端に金属蒸
気の流れを抑制する障壁部材1A,1Bを取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、真空遮断器に装
填される真空バルブに関し、特に、寿命の長い真空バル
ブに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の真空遮断器の構成を示す
一部破砕側面図である。台車フレーム15に操作機構8
と絶縁フレーム9とが載置され、絶縁フレーム9に真空
バルブ12が支えられている。真空バルブ12は、真空
容器3の内部に固定接点7Aと可動接点7Bとを備え、
固定接点7A、可動接点7Bはそれぞれ固定ロッド5
A、可動ロッド5Bを介して真空容器3の外部に引き出
されている。固定ロッド5Aは固定側の端子10Aに接
続され、可動ロッド5Bは可撓性の導体11を介して可
動側の端子10Bに接続されてる。また、可動ロッド5
Bは、操作ロッド13にも接続され、操作ロッド13の
下端は変換レバー14を介して操作機構8に連結されて
いる。
【0003】図5は真空バルブ12が開極している状態
であるが、操作機構8内部の図示されていない機構を操
作することによって変換レバー14を反時計周りに回動
させると、操作ロッド13を介して可動ロッド5Bが上
昇し、可動接点7Bと固定接点7Aとが閉極する。その
状態で、変換レバー14を時計周りに回動させれば、可
動接点7Bと固定接点7Aとが開極するようになる。真
空バルブ12の端子10A,10Bは図示されていない
主回路に挿入され、可動接点7Bと固定接点7Aとの開
極閉極によって主回路を流れる電流が開閉される。
【0004】図6は、図5の真空バルブ12の内部構成
を示す断面図である。真空容器3の上下は金属フランジ
4A,4Bでもって塞がれ、金属フランジ4Aは固定ロ
ッド5Aを支え、金属フランジ4Bはベローズ6を介し
て可動ロッド5Bを支えている。ベローズ6は上下の軸
方向に伸縮可能であり、気密状態のままで可動ロッド5
Bを可動にしている。真空容器3の軸方向の中央部には
金属円筒よりなるアークシールド2が介装されている。
アークシールド2の軸方向端部の両側は、半径方向内方
へ折り曲げられた折り曲げ部2A,2Bが形成され、こ
の折り曲げ部2A,2Bの先端がさらに軸方向に折り曲
げられて、先端部2a,2bが形成されている。
【0005】図6において、可動接点7Bと固定接点7
Aとが開離する際には、接点から金属蒸気が発生する。
この金属蒸気は、折り曲げ部2A,2Bの間の空間を漂
い、アークシールド2の内面に付着する。アークシール
ド2は、元々が金属なので導電性がある。したがって、
このアークシールド2の内面に導電性の金属蒸気が付着
し金属膜が形成されても真空バルブ自体の絶縁性能が低
下することはない。また、金属蒸気がアークシールド2
に付着するので、真空容器3内は高真空の状態に保たれ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の装置は、多数回の電流遮断を行った場
合、真空バルブの絶縁性能が低下するという問題があっ
た。すなわち、真空バルブを多数回にわたって電流遮断
を行った場合、接点の開離時に発生する金属蒸気の一部
がアークシールドを越えて真空容器の内壁まで達し、真
空容器の内壁に金属膜が形成される場合があった。この
金属膜が真空容器の内壁に付着すると、真空バルブの絶
縁性能が低下してしまう。
【0007】この発明の目的は、真空容器の内壁に金属
膜が付着し難い真空バルブを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、絶縁性の真空容器の両端が金属
フランジで接合されるとともに、真空容器の内部に互い
に接離可能な固定接点と可動接点とが収納され、固定接
点および可動接点がそれぞれ固定ロッドおよび可動ロッ
ドの一方端に接合され、固定ロッドの他方端が金属フラ
ンジを気密に貫通して外部に引き出され、可動ロッドの
他方端が金属フランジに接合されたベローズを介して気
密に外部に引き出され、固定接点および可動接点の周り
を周回するアークシールドが真空容器の内壁側に設けら
れてなる真空バルブにおいて、前記アークシールドの軸
方向の少なくとも一方側に金属蒸気の流れを抑制する金
属性の障壁部材が取り付けられるようにするとよい。障
壁部材によって金属蒸気の流れが抑えられ、真空容器の
内壁に金属膜が形成され難くなる。
【0009】かかる構成において、前記障壁部材がアー
クシールドの軸方向の両側に取り付けられるようにして
もよい。障壁部材によって真空容器の上下両側の内壁に
金属膜が形成され難くなる。かかる構成において、前記
障壁部材がリング状の板よりなるとともにアークシール
ドの軸方向に直角に配され、障壁部材の内腔に固定ロッ
ドあるいは可動ロッドを貫通させるようにしてもよい。
この障壁部材によって真空容器の内壁に金属膜が形成さ
れ難くなる。
【0010】かかる構成において、前記障壁部材の内腔
縁部が固定接点と可動接点との対向部側に折り曲げられ
るようにしてもよい。それによって、障壁部材による電
界集中が緩和される。かかる構成において、前記アーク
シールドの軸方向端部の両側が半径方向内方へ折り曲げ
られ、この折り曲げ部の反ベローズ側にそれぞれ障壁部
材が取り付けられるようにしてもよい。それによって、
障壁部材を真空容器内へ組み立てる場合に、障壁部材を
両方とも真空容器の上方からから挿入することができる
ようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明を実施例に基づい
て説明する。図1は、この発明の実施例にかかる真空バ
ルブの構成を示す断面図である。アークシールド2の上
部の折り曲げ部2Aにリング状の金属板よりなる障壁部
材1Aが取り付けられ、この障壁部材1Aの内腔に固定
ロッド5Aが貫通している。図1のその他は、従来の図
6と構成と同一であり、同じ部分には同一参照符号を付
け詳細な説明は省略する。
【0012】図1において、障壁部材1Aと固定ロッド
5Aとの間隙が従来の場合より狭くなったので、接点か
ら発生した金属蒸気が真空容器3の上部の内壁へ到達し
難くなった。そのために、金属蒸気が真空容器3の内壁
に金属膜を形成し難くなり、真空バルブが多数回の電流
遮断にも耐え、寿命が長くなった。図2は、この発明の
異なる実施例にかかる真空バルブの構成を示す断面図で
ある。アークシールド2の下部の折り曲げ部2Bにリン
グ状の金属板よりなる障壁部材1Bが取り付けられ、こ
の障壁部材1Bの内腔に可動ロッド5Bが貫通してい
る。その他は、図1の構成と同じである。障壁部材1B
と固定ロッド5Bとの間隙も狭くなったので、接点から
発生した金属蒸気が真空容器3の下部の内壁へも到達し
難くなった。そのために、真空容器3の内壁に金属膜が
さらに形成し難くなり、真空バルブの寿命がさらに長く
なった。
【0013】図3は、この発明のさらに異なる実施例に
かかる真空バルブの構成を示す断面図である。アークシ
ールド2の折り曲げ部2A,2Bにリング状金属板の内
腔縁端部が接点側に折り曲げられた障壁部材17A,1
7Bが取り付けられている。その他は、図2の構成と同
じである。障壁部材17A,17Bの内腔が接点側に折
り曲げられたので、図1の構成では、障壁部材1A,1
Bの内腔縁端部での電界集中が大きく、図2の真空バル
ブをあまり高い系統電圧用には使用できなったが、障壁
部材17A,17Bの内腔縁部が接点側に折り曲げられ
たので電界が緩和され、図3の真空バルブをより高い系
統電圧用に使用できるようになった。
【0014】図4は、この発明のさらに異なる実施例に
かかる真空バルブの構成を示す断面図である。アークシ
ールド20の上部には半径方向内方へ折り曲げられた折
り曲げ部20Aが形成され、この折り曲げ部20Aの先
端がさらに軸方向下方へ折り曲げられて先端部20aが
形成されている。一方、アークシールド20の下部には
半径方向内方へ折り曲げられた折り曲げ部20Bが形成
され、この折り曲げ部20B先端がさらに軸方向下方へ
折り曲げられて先端部20bが形成されている。さら
に、障壁部材16A,16Bは、リング状金属板の内腔
縁端部が上方へ折り曲げられ、それぞれアークシールド
20の折り曲げ部20A,20Bに取り付けられてい
る。その他は、図3の構成と同じである。
【0015】図4において、障壁部材16A,16Bを
真空容器3内へ組み立てる場合に、障壁部材16A,1
6Bを両方とも真空容器3の上方からから挿入すること
ができる。したがって、組み立て作業が楽になり、製作
時間が短縮される。
【0016】
【発明の効果】この発明は前述のように、前記アークシ
ールドの軸方向の少なくとも一方側に金属蒸気の流れを
抑制する金属性の障壁部材が取り付けられることによっ
て、真空バルブの寿命が長くなる。かかる構成におい
て、前記障壁部材がアークシールドの軸方向の両側に取
り付けられることによって、真空バルブの寿命がさらに
長くなる。
【0017】かかる構成において、前記障壁部材がリン
グ状の板よりなるとともにアークシールドの軸方向に直
角に配され、障壁部材の内腔に固定ロッドあるいは可動
ロッドを貫通させることによって、真空バルブの寿命が
長くなる。かかる構成において、前記障壁部材の内腔縁
部が固定接点と可動接点との対向部側に折り曲げられる
ことによって、真空バルブをより高い電圧の系統に使用
することができる。
【0018】かかる構成において、前記アークシールド
の軸方向端部の両側が半径方向内方へ折り曲げられ、こ
の折り曲げ部の反ベローズ側にそれぞれ障壁部材が取り
付けられることによって、真空バルブの製作時間が短縮
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかる真空バルブの構成を
示す断面図
【図2】この発明の異なる実施例にかかる真空バルブの
構成を示す断面図
【図3】この発明のさらに異なる実施例にかかる真空バ
ルブの構成を示す断面図
【図4】この発明のさらに異なる実施例にかかる真空バ
ルブの構成を示す断面図
【図5】従来の真空遮断器の構成を示す一部破砕側面図
【図6】図5の真空バルブの内部構成を示す断面図
【符号の説明】
1A,1B,16A,16B,17A,17B:障壁部
材、2,20:アークシールド、3:真空容器、4A、
4B:金属フランジ、5A:固定ロッド、5B:可動ロ
ッド、6:ベローズ、7A:固定接点、7B:可動接点

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性の真空容器の両端が金属フランジで
    接合されるとともに、真空容器の内部に互いに接離可能
    な固定接点と可動接点とが収納され、固定接点および可
    動接点がそれぞれ固定ロッドおよび可動ロッドの一方端
    に接合され、固定ロッドの他方端が金属フランジを気密
    に貫通して外部に引き出され、可動ロッドの他方端が金
    属フランジに接合されたベローズを介して気密に外部に
    引き出され、固定接点および可動接点の周りを周回する
    アークシールドが真空容器の内壁側に設けられてなる真
    空バルブにおいて、前記アークシールドの軸方向の少な
    くとも一方側に金属蒸気の流れを抑制する金属性の障壁
    部材が取り付けられたことを特徴とする真空バルブ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の真空バルブにおいて、前
    記障壁部材がアークシールドの軸方向の両側に取り付け
    られたことを特徴とする真空バルブ。
  3. 【請求項3】請求項1または2のいずれかに記載の真空
    バルブにおいて、前記障壁部材がリング状の板よりなる
    とともにアークシールドの軸方向に直角に配され、障壁
    部材の内腔に固定ロッドあるいは可動ロッドを貫通させ
    たことを特徴とする真空バルブ。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の真空バルブにおいて、前
    記障壁部材の内腔縁部が固定接点と可動接点との対向部
    側に折り曲げられたことを特徴とする真空バルブ。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の真空バルブにおいて、前
    記アークシールドの軸方向端部の両側が半径方向内方へ
    折り曲げられ、この折り曲げ部の反ベローズ側にそれぞ
    れ障壁部材が取り付けられたことを特徴とする真空バル
    ブ。
JP10206122A 1998-07-22 1998-07-22 真空バルブ Withdrawn JP2000040450A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5166771U (ja) * 1974-11-22 1976-05-26
JPS57612B1 (ja) * 1976-04-23 1982-01-07
JPS5826423A (ja) * 1981-07-22 1983-02-16 シ−メンス・アクチエンゲゼルシヤフト 真空遮断器
JPS63134423U (ja) * 1987-02-25 1988-09-02

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