JP2000040344A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2000040344A
JP2000040344A JP10203855A JP20385598A JP2000040344A JP 2000040344 A JP2000040344 A JP 2000040344A JP 10203855 A JP10203855 A JP 10203855A JP 20385598 A JP20385598 A JP 20385598A JP 2000040344 A JP2000040344 A JP 2000040344A
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Hideki Nagashima
秀樹 長嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク90に元々記録されている静止画デ
ータに、新たな静止画データを追記する際に電源の遮断
等が発生しても、元々記録されていた静止画データを保
護すること。 【解決手段】 ディスク90のAUXデータエリアに記
録されている静止画データ1を読み出してバッファメモ
リに書き込み(S001)、このバッファメモリ上に書き込ん
だ静止画データ1を1クラスタとみた時の空きセクター
に、この空きセクターに新たな静止画データ2を追記し
てクラスタデータを作成させるようにする(S002)。そし
て、バッファメモリ上で作成したクラスタデータを、デ
ィスク90のAUXデータエリアの空いているクラスタ
領域に書き込み(S003)、その後AUX−TOCセクター
1のデータ更新を行うようにした(S004)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば音声データ
や画像情報などのデータを記録できる記録媒体に対応し
た記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】音楽等を記録/再生することのできる記
録装置/再生装置として、音声信号をデジタル信号で記
録する光磁気ディスク、或は磁気テープ等を記録媒体と
した記録装置/再生装置が知られている。またミニディ
スクとして知られている、光磁気ディスクを用いた記録
再生システムでは、ユーザーが楽曲等の音声をプログラ
ムとして録音し、再生することができるだけでなく、そ
のディスクのタイトル(ディスクネーム)や記録されて
いる楽曲などの各プログラムについて曲名(トラックネ
ーム)などを文字情報として記録しておくことができ、
例えば再生時においては再生装置に設けられた表示部に
おいて、ディスクタイトルや曲名、アーティスト名等を
表示することができるようにされている。
【0003】さらに、ミニディスクシステムにおいて
は、副データとして画像等をデータファイルとして記録
することができる光磁気ディスクや、そのような光磁気
ディスクの記録再生を行うことができる記録再生装置な
どが、本出願人から提案されている(特願平9−340
159号)。
【0004】なお、本明細書では「プログラム」とは、
ディスクに記録される主データとしての楽曲などの音声
データ等の単位の意味で用い、例えば1曲分の音声デー
タが1つのプログラムとなる。また「プログラム」と同
義で「トラック」という言葉も用いる。
【0005】ところで、上記したような画像を記録する
ことができるミニディスクシステムの場合は、クラスタ
というデータ単位が記録動作の基本単位とされており、
画像等の副データを記録する場合も例外ではない。ま
た、ディスクに記録される画像はあくまでも副データで
あるため、ディスクに設けられている画像を記録するた
めのサブデータ領域は限られたものとされている。
【0006】また、クラスタはセクターと呼ばれるさら
に小さいデータ領域の集合によって形成されており、1
クラスタは32セクターによって構成されている。この
ため、既に画像がクラスタ単位で記録されているディス
クに新たな画像を追記する場合は、サブデータ領域の有
効利用を図るため、既に画像が記録されているクラスタ
に空きセクターが有る場合は、この空きセクターから新
たな画像データを追記していくことで、新たにクラスタ
単位のデータを作成するようにしていた。つまり、ディ
スクに新たな画像を追記する場合は、ディスクにクラス
タ単位で記録されている画像のデータを読み出して、一
旦、バッファメモリに書き込むようにする。そして、バ
ッファメモリ上で新たな画像のデータを追記していき、
新たにクラスタ単位のデータを作成し、そのクラスタデ
ータを元のクラスタに上書きするようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合は、ディスクの元のクラスタに新たなクラスタデータ
を上書きしている時に、例えば電源の遮断等が発生した
場合は、新たに記録していた画像のデータはもとより、
あらかじめディスクに記録されていた画像のデータも失
われてしまうという問題点があった。
【0008】また、例えば現在のミニディスクシステム
においては、電源の遮断等によって、プログラムの記録
再生を管理する管理情報(U−TOC:USER TABLE OF
CONTENTS)を消失しないように補助電源などによってバ
ックアップが可能なS−RAM(Static Random Access
Memory )に、その管理情報を記憶させておくようにし
ている。しかしながら、このようなU−TOCのバック
アップは、管理情報が高々数キロバイトであるため可能
とされ、70Kバイト以上とされるクラスタ単位のデー
タをS−RAM等によってバックアップすることは、コ
ストが非常にかかり実現するのが困難であるので、この
S−RAMによって予めディスクに記録されていたデー
タ自体を保護することはできない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みてなされたものであり、記録媒体にクラスタ単
位で記録されていたデータに新たなデータを追記して、
記録媒体上の元のクラスタに上書きしている時に、電源
の遮断等が発生した場合でも、ディスクに元々記録され
ていたデータは保護することができる記録装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】本発明の記録装置は、固定長の記録データ
単位を最小記録単位として記録媒体に対してデータを記
録する記録装置において、記録媒体から読み出されたデ
ータを蓄積することができる蓄積手段と、入力された記
録データの記録を記録媒体に対して行う記録手段とを備
え、記録手段は、記録媒体における或る記録データ単位
の記録領域がデータ記録済み領域と空き領域とで形成さ
れている場合に、その空き領域に対して新たな記録デー
タを追記する追記記録を行う際は、蓄積手段に対して、
或る記録データ単位におけるデータ記録済み領域から読
み出した記録済みデータと、追記すべき記録データとを
蓄積することで、これら記録済みデータと追記すべき記
録データとにより新規な記録データ単位を形成し、この
新規な記録データ単位を、記録媒体における或る記録デ
ータ単位の記録領域とは異なる記録領域に対して記録す
るようにした。
【0011】また、記録媒体には、少なくとも、その記
録媒体上のデータ記録状況を管理するための管理情報が
記録される管理情報記録領域が設けられていると共に、
当該記録装置においては、この管理情報の更新を実行す
る管理情報更新手段を備え、管理情報更新手段は、記録
手段により追記記録が実行された後において、或る記録
データ単位の記録領域が記録可能領域として管理され、
新規な記録データ単位の記録により形成されたデータ記
録領域が記録済み領域として管理されるように管理情報
を更新可能とした。
【0012】上記のように構成すれば、記録手段は記録
媒体における或る記録データ単位の記録領域がデータ記
録済み領域と空き領域とで形成されている場合に、その
空き領域に対して新たな記録データを追記する追記記録
を行う際は、蓄積手段に対して、或る記録データ単位に
おけるデータ記録済み領域から読み出した記録済みデー
タと、追記すべき記録データとを蓄積することで、これ
ら記録済みデータと追記すべき記録データとにより新規
な記録データ単位を形成する。そして、この新規な記録
データ単位を記録媒体における或る記録データ単位の記
録領域とは異なる記録領域に対して記録することで、新
規な記録データを記録媒体に対して記録している時に電
源の遮断等が発生しても、記録媒体に元々記録されてい
た記録済みデータは保護されることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。この実施の形態としての例は光磁気ディス
ク(ミニディスク)を記録媒体の例とし、またミニディ
スク記録再生装置を記録装置及び再生装置の例とする。
説明は次の順序で行う。 1.記録再生装置の構成 2.セクターフォーマット及びアドレス形式 3.エリア構造 4.U−TOC 4−1 U−TOCセクター0 4−2 U−TOCセクター1 4−3 U−TOCセクター2 4−4 U−TOCセクター4 5.AUX−TOC 5−1 AUX−TOCセクター0 5−2 AUX−TOCセクター1 6.静止画データの追記例 7.静止画データの他の追記例
【0014】1.記録再生装置の構成 図1は本例のミニディスク記録再生装置1の内部構成を
示す。音声データが記録される光磁気ディスク(ミニデ
ィスク)90は、スピンドルモータ2により回転駆動さ
れる。そして光磁気ディスク90に対しては記録/再生
時に光学ヘッド3によってレーザ光が照射される。
【0015】光学ヘッド3は、記録時には記録トラック
をキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出
力を行い、また再生時には磁気カー効果により反射光か
らデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出力
を行う。このため、光学ヘッド3にはレーザ出力手段と
してのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや対物
レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するための
ディテクタ等が搭載されている。対物レンズ3aは2軸
機構4によってディスク半径方向及びディスクに接離す
る方向に変位可能に保持されている。
【0016】また、ディスク90を挟んで光学ヘッド3
と対向する位置に磁気ヘッド6aが配置されている。磁
気ヘッド6aは供給されたデータによって変調された磁
界を光磁気ディスク90に印加する動作を行う。光学ヘ
ッド3全体及び磁気ヘッド6aは、スレッド機構5によ
りディスク半径方向に移動可能とされている。
【0017】再生動作によって、光学ヘッド3によりデ
ィスク90から検出された情報はRFアンプ7に供給さ
れる。RFアンプ7は供給された情報の演算処理によ
り、再生RF信号、トラッキングエラー信号TE、フォ
ーカスエラー信号FE、グルーブ情報(光磁気ディスク
90にプリグルーブ(ウォブリンググルーブ)として記
録されている絶対位置情報)GFM等を抽出する。抽出
された再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8に供給
される。また、トラッキングエラー信号TE、フォーカ
スエラー信号FEはサーボ回路9に供給され、グルーブ
情報GFMはアドレスデコーダ10に供給される。
【0018】サーボ回路9は供給されたトラッキングエ
ラー信号TE、フォーカスエラー信号FEや、マイクロ
コンピュータにより構成されるシステムコントローラ1
1からのトラックジャンプ指令、アクセス指令、スピン
ドルモータ2の回転速度検出情報等により各種サーボ駆
動信号を発生させ、2軸機構4及びスレッド機構5を制
御してフォーカス及びトラッキング制御を行い、またス
ピンドルモータ2を一定線速度(CLV)に制御する。
【0019】アドレスデコーダ10は供給されたグルー
ブ情報GFMをデコードしてアドレス情報を抽出する。
このアドレス情報はシステムコントローラ11に供給さ
れ、各種の制御動作に用いられる。また再生RF信号に
ついてはエンコーダ/デコーダ部8においてEFM復
調、CIRC等のデコード処理が行われるが、この時ア
ドレス、サブコードデータなども抽出され、システムコ
ントローラ11に供給される。
【0020】エンコーダ/デコーダ部8でEFM復調、
CIRC等のデコード処理された音声データ(セクター
データ)は、メモリコントローラ12によって、一旦、
D−RAM(Dynamic Random access Memory )等によ
って形成されているバッファメモリ13に書き込まれ
る。なお、光学ヘッド3によるディスク90からのデー
タの読み取り及び光学ヘッド3からバッファメモリ13
までの系における再生データの転送は1.41Mbit/secで、
しかも通常は間欠的に行われる。
【0021】バッファメモリ13に書き込まれたデータ
は、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミング
で読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給され
る。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再
生信号処理が施され、44.1KHZ サンプリング、1
6ビット量子化のデジタルオーディオ信号とされる。こ
のデジタルオーディオ信号はD/A変換器15によって
アナログ信号とされ、出力処理部16でレベル調整、イ
ンピーダンス調整等が行われてライン出力端子17から
アナログオーディオ信号Aoutとして外部機器に対し
て出力される。またヘッドホン出力HPoutとしてヘ
ッドホン出力端子27に供給され、接続されるヘッドホ
ンに出力される。
【0022】また、エンコーダ/デコーダ部14でデコ
ードされた状態のデジタルオーディオ信号は、デジタル
インターフェース部22に供給されることで、デジタル
出力端子21からデジタルオーディオ信号Doutとし
て外部機器に出力することもできる。例えば光ケーブル
による伝送形態で外部機器に出力される。
【0023】光磁気ディスク90に対して記録動作が実
行される際には、ライン入力端子18に供給された記録
信号(アナログオーディオ信号Ain)は、A/D変換
器19によってデジタルデータとされた後、エンコーダ
/デコーダ部14に供給され、音声圧縮エンコード処理
が施される。または外部機器からデジタル入力端子20
にデジタルオーディオ信号Dinが供給された場合は、
デジタルインターフェース部22で制御コード等の抽出
が行われるとともに、そのオーディオデータがエンコー
ダ/デコーダ部14に供給され、音声圧縮エンコード処
理が施される。なお図示していないがマイクロホン入力
端子を設け、マイクロホン入力を記録信号として用いる
ことも当然可能である。
【0024】エンコーダ/デコーダ部14によって圧縮
された記録データはメモリコントローラ12によって一
旦バッファメモリ13に書き込まれて蓄積されていった
後、所定量のデータ単位毎に読み出されてエンコーダ/
デコーダ部8に送られる。そしてエンコーダ/デコーダ
部8でCIRCエンコード、EFM変調等のエンコード
処理された後、磁気ヘッド駆動回路6に供給される。
【0025】磁気ヘッド駆動回路6はエンコード処理さ
れた記録データに応じて、磁気ヘッド6aに磁気ヘッド
駆動信号を供給する。つまり、光磁気ディスク90に対
して磁気ヘッド6aによるN又はSの磁界印加を実行さ
せる。また、この時システムコントローラ11は光学ヘ
ッドに対して、記録レベルのレーザ光を出力するように
制御信号を供給する。
【0026】操作部23はユーザー操作に供される部位
を示し、各種操作キーやダイヤルとしての操作子が設け
られる。操作子としては例えば、再生、録音、一時停
止、停止、FF(早送り)、REW(早戻し)、AMS
(頭出しサーチ)などの記録再生動作にかかる操作子
や、通常再生、プログラム再生、シャッフル再生などの
プレイモードにかかる操作子、さらには表示部24にお
ける表示状態を切り換える表示モード操作のための操作
子、トラック(プログラム)分割、トラック連結、トラ
ック消去、トラックネーム入力、ディスクネーム入力な
どのプログラム編集操作のための操作子、さらには本例
における後述するAUXデータの記録、再生、動作モー
ドなどの操作に必要な操作子が設けられている。これら
の操作キーやダイヤルによる操作情報はシステムコント
ローラ11に供給され、システムコントローラ11は操
作情報に応じた動作制御を実行することになる。
【0027】表示部24の表示動作はシステムコントロ
ーラ11によって制御される。即ちシステムコントロー
ラ11は表示動作を実行させる際に、表示すべきデータ
を表示部24内の表示ドライバに送信する。表示ドライ
バは供給されたデータに基づいて液晶パネルなどによる
ディスプレイの表示動作を駆動し、所要の数字、文字、
記号などの表示を実行させる。表示部24においては、
記録/再生しているディスクの動作モード状態、トラッ
クナンバ、記録時間/再生時間、編集動作状態等が示さ
れる。またディスク90には主データたるプログラムに
付随して管理される文字情報(トラックネーム等)が記
録できるが、その文字情報の入力の際の入力文字の表示
や、ディスクから読み出した文字情報の表示などが実行
される。さらに本例の場合、ディスク90には、プログ
ラムとしての楽曲等のデータとは独立したデータファイ
ルとなる副データ(AUXデータ)が記録されることが
できる。AUXデータとしてのデータファイルは、文
字、静止画などの情報となるが、これらの文字や静止画
を表示部24で出力できるようにしてもよい。
【0028】インターフェース部25は、外部からAU
Xデータとしての静止画等の情報を入力するために設け
られている。本実施の形態においては、このインターフ
ェース部25を介して、例えばイメージスキャナ、パー
ソナルコンピュータ、キーボード等から構成される静止
画の入力装置からAUXデータファイルとしての情報を
入力して、ユーザがディスク90にAUXデータファイ
ルとして静止画を記録させることもできる。
【0029】また、AUXデータとしての文字情報や静
止画情報を出力するには、比較的大画面となり、かつ画
面上を或る程度自由に使用できるフルドットディスプレ
イやCRTディスプレイが好適な場合も多く、このた
め、AUXデータの表示出力はインターフェース部25
を介して外部のモニタ装置などにおいて実行することも
考えられる。
【0030】システムコントローラ11は、CPU、プ
ログラムROM、ワークRAM、インターフェース部等
を備えたマイクロコンピュータとされ、上述してきた各
種動作の制御を行う。また、このシステムコントローラ
11内には、後述する管理情報のうち、必要な情報をバ
ックアップするためのS−RAM(Static Random Acce
ss Memory )11aが設けられている。
【0031】ところで、ディスク90に対して記録/再
生動作を行う際には、ディスク90に記録されている管
理情報、即ちP−TOC(プリマスタードTOC)、U
−TOC(ユーザーTOC)を読み出す必要がある。シ
ステムコントローラ11はこれらの管理情報に応じてデ
ィスク90上の記録すべきエリアのアドレスや、再生す
べきエリアのアドレスを判別することとなる。この管理
情報はバッファメモリ13に保持される。そして、シス
テムコントローラ11はこれらの管理情報を、ディスク
90が装填された際に管理情報の記録されたディスクの
最内周側の再生動作を実行させることによって読み出
し、バッファメモリ13に記憶しておき、以後そのディ
スク90に対するプログラムの記録/再生/編集動作の
際に参照できるようにしている。
【0032】また、システムコントローラ11はバッフ
ァメモリ13から、さらにP−TOC、U−TOCのう
ち必要な情報をS−RAM11aに読み込む。そして、
システムコントローラ11はS−RAM11aに読み込
んだ管理情報に応じてディスク90の記録可能な領域
や、再生すべきトラックのアドレスを判別して、各種制
御を行うことになる。
【0033】また、U−TOCはプログラムデータの記
録や各種編集処理に応じて書き換えられるものである
が、システムコントローラ11は記録/編集動作のたび
に、U−TOC更新処理をS−RAM11aに記憶され
たU−TOC情報に対して行い、その書き換え動作に応
じて、所定のタイミングでバッファメモリ13に記憶さ
れたU−TOC情報を書き換え、さらにバッファメモリ
13上のU−TOCに応じてディスク90のU−TOC
エリアについても書き換えるようにしている。
【0034】またディスク90にはプログラムとは別に
AUXデータファイルが記録されるが、そのAUXデー
タファイルの管理のためにディスク90上にはAUX−
TOCが形成される。システムコントローラ11はU−
TOCの読出の際にAUX−TOCの読出も行い、バッ
ファメモリ13に格納して必要時にAUXデータ管理状
態を参照できるようにしている。またシステムコントロ
ーラ11は必要に応じて所定タイミングで(もしくはA
UX−TOCの読出の際に同時に)AUXデータファイ
ルを読み込み、バッファメモリ13に格納する。そして
AUX−TOCで管理される出力タイミングに応じて表
示部24や、インターフェース部25を介した外部機器
における文字や画像の出力動作を実行させる。
【0035】2.セクターフォーマット及びアドレス形
式 図2で、セクター、クラスタというデータ単位について
説明する。ミニディスクシステムでの記録トラックとし
ては図2のようにクラスタCLが連続して形成されてお
り、1クラスタが記録時の最小単位とされる。1クラス
タは2〜3周回トラック分に相当する。
【0036】そして1つのクラスタCLは、セクターS
FC〜SFFとされる4セクターのリンキング領域と、セク
ターS00〜S1Fとして示す32セクターのメインデータ
領域から形成されている。1セクターは2352バイト
で形成されるデータ単位である。4セクターのサブデー
タ領域のうち、セクターSFFはサブデータセクターとさ
れ、サブデータとしての情報記録に使用できるが、セク
ターSFC〜SFEの3セクターはデータ記録には用いられ
ない。一方、TOCデータ、オーディオデータ、AUX
データ等の記録は32セクター分のメインデータ領域に
行われる。なお、アドレスは1セクター毎に記録され
る。
【0037】また、セクターはさらにサウンドグループ
という単位に細分化され、2セクターが11サウンドグ
ループに分けられている。つまり図示するように、セク
ターS00などの偶数セクターと、セクターS01などの奇
数セクターの連続する2つのセクターに、サウンドグル
ープSG00〜SG0Aが含まれる状態となっている。1つ
のサウンドグループは424バイトで形成されており、
11.61msec の時間に相当する音声データ量となる。1つ
のサウンドグループSG内にはデータがLチャンネルと
Rチャンネルに分けられて記録される。例えばサウンド
グループSG00はLチャンネルデータL0とRチャンネ
ルデータR0で構成され、またサウンドグループSG01
はLチャンネルデータL1とRチャンネルデータR1で
構成される。なお、Lチャンネル又はRチャンネルのデ
ータ領域となる212バイトをサウンドフレームとよん
でいる。
【0038】次に図3にミニディスクシステムでのアド
レス形式を説明する。各セクターは、クラスタアドレス
とセクターアドレスによってアドレスが表現される。そ
して図3上段に示すようにクラスタアドレスは16ビッ
ト(=2バイト)、セクターアドレスは8ビット(=1
バイト)の数値となる。この3バイト分のアドレスが、
各セクターの先頭位置に記録される。
【0039】さらに4ビットのサウンドグループアドレ
スを追加することで、セクター内のサウンドグループの
番地も表現することができる。例えばU−TOCなどの
管理上において、サウンドグループアドレスまで表記す
ることで、サウンドグループ単位での再生位置設定など
も可能となる。
【0040】ところでU−TOCやAUX−TOCなど
においては、クラスタアドレス、セクターアドレス、サ
ウンドグループアドレスを3バイトで表現するために、
図3下段に示すような短縮型のアドレスが用いられる。
まずセクターは1クラスタに36セクターであるため6
ビットで表現できる。従ってセクターアドレスの上位2
ビットは省略できる。同様にクラスタもディスク最外周
まで14ビットで表現できるためクラスタアドレスの上
位2ビットは省略できる。このようにセクターアドレ
ス、クラスタアドレスの上位各2ビットづつを省略する
ことで、サウンドグループまで指定できるアドレスを3
バイトで表現できる。
【0041】また、後述するU−TOC、AUX−TO
Cでは、再生位置、再生タイミング等を管理するアドレ
スは、上記の短縮型のアドレスで表記するが、そのアド
レスとしては、絶対アドレス形態で示す例以外に、オフ
セットアドレスで示す例も考えられる。オフセットアド
レスとは、例えば楽曲等の各プログラムの先頭位置をア
ドレス0の位置としてそのプログラム内の位置を示す相
対的なアドレスである。このオフセットアドレスの例を
図4で説明する。
【0042】楽曲等のプログラムが記録されるのは、図
5を用いて後述するが、ディスク上の第50クラスタ
(16進表現でクラスタ32h:以下、本明細書におい
て「h」を付した数字は16進表記での数値とする)か
らとなる。例えば第1プログラムの先頭位置のアドレス
(クラスタ32h、セクター00h、サウンドグループ
0h)のアドレス値は図4(a)上段に示すように、
「000000000011001000000000
0000」(つまり0032h、00h、0h)とな
る。これを短縮形で示すと、図4(a)下段のように、
「00000000110010000000000
0」(つまり00h、C8h、00h)となる。
【0043】この先頭アドレスを起点として、第1プロ
グラム内のある位置として、例えばクラスタ0032
h、セクター04h、サウンドグループ0hのアドレス
は、図4(b)のように短縮形の絶対アドレスでは「0
0h、C8h、40h」となり、一方オフセットアドレ
スは、先頭アドレスを起点とした差分でクラスタ000
0h、セクター04h、サウンドグループ0hを表現す
ればよいため、「00h、00h、40h」となる。
【0044】また図4(a)の先頭アドレスを起点とし
て、第1プログラム内のある位置として、例えばクラス
タ0032h、セクター13h、サウンドグループ9h
のアドレスは、図4(c)のように短縮形の絶対アドレ
スでは「00h、C9h、39h」となり、一方オフセ
ットアドレスは「00h、01h、39h」となる。例
えばこれらの例のように、絶対アドレス又はオフセット
アドレスにより、プログラム内の位置などを指定でき
る。
【0045】3.エリア構造 本例のディスク90のエリア構造を図5で説明する。図
5(a)はディスク最内周側から最外周側までのエリア
を示している。光磁気ディスクとしてのディスク90
は、最内周側はエンボスピットにより再生専用のデータ
が形成されるピット領域とされており、ここにP−TO
Cが記録されている。ピット領域より外周は、光磁気領
域とされ、記録トラックの案内溝としてのグルーブが形
成された記録再生可能領域となっている。この光磁気領
域の最内周側のクラスタ0〜クラスタ49までの区間が
管理エリアとされ、実際の楽曲等のプログラムが記録さ
れるのは、クラスタ50〜クラスタ2251までのプロ
グラムエリアとなる。プログラムエリアより外周はリー
ドアウトエリアとされている。
【0046】管理エリア内を詳しく示したものが図5
(b)である。図5(b)は横方向にセクター、縦方向
にクラスタを示している。管理エリアにおいてクラスタ
0,1はピット領域との緩衝エリアとされている。クラ
スタ2はパワーキャリブレーションエリアPCAとさ
れ、レーザー光の出力パワー調整等のために用いられ
る。クラスタ3,4,5はU−TOCが記録される。U
−TOCの内容は後述するが、1つのクラスタ内の各セ
クターにおいてデータフォーマットが規定され、それぞ
れ所定の管理情報が記録されるが、このようなU−TO
Cデータとなるセクターを有するクラスタが、クラスタ
3,4,5に3回繰り返し記録される。
【0047】クラスタ6,7,8はAUX−TOCが記
録される。AUX−TOCの内容についても後述する
が、1つのクラスタ内の各セクターにおいてデータフォ
ーマットが規定され、それぞれ所定の管理情報が記録さ
れる。このようなAUX−TOCデータとなるセクター
を有するクラスタが、クラスタ6,7,8に3回繰り返
して記録される。
【0048】クラスタ9からクラスタ46までの領域
は、AUXデータが記録される領域となる。AUXデー
タとしてのデータファイルはセクター単位で形成され、
後述する静止画ファイルとしてのピクチャーファイルセ
クター等が形成される。そしてこのAUXデータとして
のデータファイルや、AUXデータエリア内でAUXデ
ータファイルを記録可能な領域などは、AUX−TOC
によって管理されることになる。
【0049】なおAUXデータエリアでのデータファイ
ルの記録容量は、エラー訂正方式モード2として考えた
場合に2.8Mバイトとなる。また、例えばプログラム
エリアの後半部分やプログラムエリアより外周側の領域
(例えばリードアウト部分)に、第2のAUXデータエ
リアを形成して、データファイルの記録容量を拡大する
ことも考えられる。
【0050】クラスタ47,48,49は、プログラム
エリアとの緩衝エリアとされる。クラスタ50(=32
h)以降のプログラムエリアには、1又は複数の楽曲等
の音声データがATRACと呼ばれる圧縮形式で記録さ
れる。記録される各プログラムや記録可能な領域は、U
−TOCによって管理される。なお、プログラム領域に
おける各クラスタにおいて、セクターFFhは、前述し
たようにサブデータとしての何らかの情報の記録に用い
ることができる。
【0051】なお、ミニディスクシステムではプログラ
ム等が再生専用のデータとしてピット形態で記録されて
いる再生専用ディスクも用いられるが、この再生専用デ
ィスクでは、ディスク上はすべてピットエリアとなる。
そして記録されているプログラムの管理はP−TOCに
よって後述するU−TOCとほぼ同様の形態で管理さ
れ、U−TOCは形成されない。但し、AUXデータと
して再生専用のデータファイルを記録する場合は、それ
を管理するためのAUX−TOCが記録されることにな
る。
【0052】4.U−TOC 4−1 U−TOCセクター0 前述したように、ディスク90に対してプログラム(ト
ラック)の記録/再生動作を行うためには、システムコ
ントローラ11は、予めディスク90に記録されている
管理情報としてのP−TOC、U−TOCを読み出して
おき、必要時にこれを参照することになる。ここで、デ
ィスク90においてトラック(楽曲等)の記録/再生動
作などの管理を行う管理情報として、U−TOCセクタ
ーについて説明する。
【0053】なおP−TOCは図5で説明したようにデ
ィスク90の最内周側のピットエリアに形成されるもの
で、読出専用の情報である。そして、P−TOCによっ
てディスクの記録可能エリア(レコーダブルユーザーエ
リア)や、リードアウトエリア、U−TOCエリアなど
の位置の管理等が行われる。なお、全てのデータがピッ
ト形態で記録されている再生専用の光ディスクでは、P
−TOCによってROM化されて記録されている楽曲の
管理も行うことができるようにされ、U−TOCは形成
されない。P−TOCについては詳細な説明を省略し、
ここでは記録可能な光磁気ディスクに設けられるU−T
OCについて説明する。
【0054】図6はU−TOCセクター0のフォーマッ
トを示すものである。なお、U−TOCセクターとして
はセクター0〜セクター32まで設けることができ、そ
の中で、セクター1,セクター4は文字情報、セクター
2は録音日時を記録するエリアとされている。まず最初
に、ディスク90の記録/再生動作に必ず必要となるU
−TOCセクター0について説明する。
【0055】U−TOCセクター0は、主にユーザーが
録音を行った楽曲等のプログラムや新たにプログラムが
録音可能なフリーエリアについての管理情報が記録され
ているデータ領域とされる。例えばディスク90に或る
楽曲の録音を行おうとする際には、システムコントロー
ラ11は、U−TOCセクター0からディスク上のフリ
ーエリアを探し出し、ここに音声データを記録していく
ことになる。また、再生時には再生すべき楽曲が記録さ
れているエリアをU−TOCセクター0から判別し、そ
のエリアにアクセスして再生動作を行う。
【0056】U−TOCセクター0のデータ領域(4バ
イト×588 の2352バイト)は、先頭位置にオール0
又はオール1の1バイトデータが並んで形成される同期
パターンが記録される。続いてクラスタアドレス(Clust
er H) (Cluster L) 及びセクターアドレス(Sector)とな
るアドレスが3バイトにわたって記録され、さらにモー
ド情報(MODE)が1バイト付加され、以上でヘッダとされ
る。ここでの3バイトのアドレスは、そのセクター自体
のアドレスである。
【0057】同期パターンやアドレスが記録されるヘッ
ダ部分については、このU−TOCセクター0に限ら
ず、P−TOCセクター、AUX−TOCセクター、A
UXファイルセクター、プログラムセクターでも同様で
あり、後述する図8以降の各セクターについてはヘッダ
部分の説明を省略するが、セクター単位にそのセクター
自体のアドレス及び同期パターンが記録されている。な
おセクター自体のアドレスとして、クラスタアドレス
は、上位アドレス(Cluster H) と下位アドレス(Cluster
L) の2バイトで記され、セクターアドレス(Sector)は
1バイトで記される。つまりこのアドレスは短縮形式で
はない。
【0058】続いて所定バイト位置に、メーカーコー
ド、モデルコード、最初のトラックのトラックナンバ(F
irst TNO)、最後のトラックのトラックナンバ(Last T
NO)、セクター使用状況(Used sectors)、ディスクシリ
アルナンバ、ディスクID等のデータが記録される。
【0059】さらに、ユーザーが録音を行って記録され
ているトラック(楽曲等)の領域やフリーエリア等を後
述するテーブル部に対応させることによって識別するた
め、ポインタ部として各種のポインタ(P-DFA,P-EMPTY
,P-FRA ,P-TNO1〜P-TNO255) が記録される領域が用
意されている。
【0060】そしてポインタ(P-DFA〜P-TNO255) に対応
させることになるテーブル部として(01h) 〜(FFh) まで
の255個のパーツテーブルが設けられ、それぞれのテ
ーブル部には、或るパーツについて起点となるスタート
アドレス、終端となるエンドアドレス、そのパーツのモ
ード情報(トラックモード)が記録されている。さらに
各パーツテーブルで示されるパーツが他のパーツへ続い
て連結される場合があるため、その連結されるパーツの
スタートアドレス及びエンドアドレスが記録されている
パーツテーブルを示すリンク情報が記録できるようにさ
れている。なおパーツとは1つのトラック内で時間的に
連続したデータが物理的に連続して記録されているトラ
ック部分のことをいう。そしてスタートアドレス、エン
ドアドレスとして示されるアドレスは、1つの楽曲(ト
ラック)を構成する1又は複数の各パーツを示すアドレ
スとなる。これらのアドレスは短縮形で記録され、クラ
スタ、セクター、サウンドグループを指定する。
【0061】この種の記録再生装置では、1つの楽曲
(プログラム/トラック)のデータを物理的に不連続
に、即ち複数のパーツにわたって記録されていてもパー
ツ間でアクセスしながら再生していくことにより再生動
作に支障はないため、ユーザーが録音する楽曲等につい
ては、録音可能エリアの効率使用等の目的から、複数パ
ーツにわけて記録する場合もある。
【0062】そのため、リンク情報が設けられ、例えば
各パーツテーブルに与えられたナンバ(01h) 〜(FFh) に
よって、連結すべきパーツテーブルを指定することによ
ってパーツテーブルが連結できるようになされている。
つまりU−TOCセクター0における管理テーブル部に
おいては、1つのパーツテーブルは1つのパーツを表現
しており、例えば3つのパーツが連結されて構成される
楽曲についてはリンク情報によって連結される3つのパ
ーツテーブルによって、そのパーツ位置の管理が行われ
る。なお、実際にはリンク情報は所定の演算処理により
U−TOCセクター0内のバイトポジションとされる数
値で示される。即ち、304+(リンク情報)×8(バ
イト目)としてパーツテーブルを指定する。
【0063】U−TOCセクター0のテーブル部におけ
る(01h) 〜(FFh) までの各パーツテーブルは、ポインタ
部におけるポインタ(P-DFA,P-EMPTY ,P-FRA ,P-TNO1
〜P-TNO255) によって、以下のようにそのパーツの内容
が示される。
【0064】ポインタP-DFA は光磁気ディスク90上の
欠陥領域に付いて示しており、傷などによる欠陥領域と
なるトラック部分(=パーツ)が示された1つのパーツ
テーブル又は複数のパーツテーブル内の先頭のパーツテ
ーブルを指定している。つまり、欠陥パーツが存在する
場合はポインタP-DFA において(01h) 〜(FFh) のいづれ
かが記録されており、それに相当するパーツテーブルに
は、欠陥パーツがスタート及びエンドアドレスによって
示されている。また、他にも欠陥パーツが存在する場合
は、そのパーツテーブルにおけるリンク情報として他の
パーツテーブルが指定され、そのパーツテーブルにも欠
陥パーツが示されている。そして、さらに他の欠陥パー
ツがない場合はリンク情報は例えば『(00h) 』とされ、
以降リンクなしとされる。
【0065】ポインタP-EMPTY は管理テーブル部におけ
る1又は複数の未使用のパーツテーブルの先頭のパーツ
テーブルを示すものであり、未使用のパーツテーブルが
存在する場合は、ポインタP-EMPTY として、(01h) 〜(F
Fh) のうちのいづれかが記録される。未使用のパーツテ
ーブルが複数存在する場合は、ポインタP-EMPTY によっ
て指定されたパーツテーブルからリンク情報によって順
次パーツテーブルが指定されていき、全ての未使用のパ
ーツテーブルが管理テーブル部上で連結される。
【0066】ポインタP-FRA は光磁気ディスク90上の
データの書込可能なフリーエリア(消去領域を含む)に
ついて示しており、フリーエリアとなるトラック部分
(=パーツ)が示された1又は複数のパーツテーブル内
の先頭のパーツテーブルを指定している。つまり、フリ
ーエリアが存在する場合はポインタP-FRA において(01
h) 〜(FFh) のいづれかが記録されており、それに相当
するパーツテーブルには、フリーエリアであるパーツが
スタートアドレスと、エンドアドレスによって示されて
いる。また、このようなパーツが複数個有り、つまりパ
ーツテーブルが複数個有る場合はリンク情報により、リ
ンク情報が『(00h) 』となるパーツテーブルまで順次指
定されている。
【0067】図7にパーツテーブルにより、フリーエリ
アとなるパーツの管理状態を模式的に示す。これはパー
ツ(03h)(18h)(1Fh)(2Bh)(E3h) がフリーエリアとされて
いる時に、この状態がポインタP-FRA に引き続きパーツ
テーブル(03h)(18h)(1Fh)(2Bh)(E3h) のリンクによって
表現されている状態を示している。なお上記した欠陥領
域や未使用パーツテーブルの管理形態もこれと同様とな
る。
【0068】ポインタP-TNO1〜P-TNO255は、光磁気ディ
スク90にユーザーが記録を行った楽曲などのトラック
について示しており、例えばポインタP-TNO1では第1ト
ラックのデータが記録された1又は複数のパーツのうち
の時間的に先頭となるパーツが示されたパーツテーブル
を指定している。例えば第1トラック(第1プログラ
ム)とされた楽曲がディスク上でトラックが分断されず
に、つまり1つのパーツで記録されている場合は、その
第1トラックの記録領域はポインタP-TNO1で示されるパ
ーツテーブルにおけるスタート及びエンドアドレスとし
て記録されている。
【0069】また、例えば第2トラック(第2プログラ
ム)とされた楽曲がディスク上で複数のパーツに離散的
に記録されている場合は、その第2トラックの記録位置
を示すため各パーツが時間的な順序に従って指定され
る。つまり、ポインタP-TNO2に指定されたパーツテーブ
ルから、さらにリンク情報によって他のパーツテーブル
が順次時間的な順序に従って指定されて、リンク情報が
『(00h) 』となるパーツテーブルまで連結される(上
記、図7と同様の形態)。このように例えば2曲目を構
成するデータが記録された全パーツが順次指定されて記
録されていることにより、このU−TOCセクター0の
データを用いて、2曲目の再生時や、その2曲目の領域
への上書き記録を行う際に、光学ヘッド3及び磁気ヘッ
ド6aをアクセスさせ離散的なパーツから連続的な音楽
情報を取り出したり、記録エリアを効率使用した記録が
可能になる。
【0070】以上のように、書換可能な光磁気ディスク
90については、ディスク上のエリア管理はP−TOC
によってなされ、またレコーダブルユーザーエリアにお
いて記録された楽曲やフリーエリア等はU−TOCによ
り行われる。
【0071】4−2 U−TOCセクター1 次に、図8にU−TOCセクター1のフォーマットを示
す。このセクター1は録音された各トラックにトラック
ネームをつけたり、ディスク自体の名称などの情報とな
るディスクネームをつける場合に、入力された文字情報
を記録するデータ領域とされる。
【0072】このU−TOCセクター1には、記録され
た各トラックに相当するポインタ部としてポインタP-TN
A1〜P-TNA255が用意され、またこのポインタP-TNA1〜P-
TNA255によって指定されるスロット部が1単位8バイト
で255単位のスロット(01h) 〜(FFh) 及び同じく8バ
イトの1つのスロット(00h) が用意されており、上述し
たU−TOCセクター0とほぼ同様の形態で文字データ
を管理する。
【0073】スロット部(01h) 〜(FFh) にはディスクタ
イトルやトラックネームとしての文字情報がアスキーコ
ードで記録される。そして、例えばポインタP-TNA1によ
って指定されるスロットには第1トラックに対応してユ
ーザーが入力した文字が記録されることになる。また、
スロットがリンク情報によりリンクされることで、1つ
のトラックに対応する文字入力は7バイト(7文字)よ
り大きくなっても対応できる。なお、スロット(00h) と
しての8バイトはディスクネームの記録のための専用エ
リアとされており、ポインタP-TNA(x)によっては指定さ
れないスロットとされている。このU−TOCセクター
1でもポインタP-EMPTY は使用していないスロットを管
理する。
【0074】4−3 U−TOCセクター2 次に、図9はU−TOCセクター2のフォーマットを示
しており、このセクター2は、主にユーザーが録音を行
った楽曲の録音日時を記録するデータ領域とされる。
【0075】このU−TOCセクター2には、記録され
た各トラックに相当するポインタ部としてポインタP-TR
D1〜P-TRD255が用意され、またこのポインタP-TRD1〜P-
TRD255によって指定されるスロット部が用意される。ス
ロット部には1単位8バイトで255単位のスロット(0
1h) 〜(FFh) が形成されており、上述したU−TOCセ
クター0とほぼ同様の形態で日時データを管理する。
【0076】スロット(01h) 〜(FFh) には楽曲(トラッ
ク)の録音日時が6バイトで記録される。6バイトはそ
れぞれ1バイトづつ、年、月、日、時、分、秒に相当す
る数値が記録される。また、残りの2バイトはメーカー
コード及びモデルコードとされ、その楽曲を録音した記
録装置の製造者を示すコードデータ、及び録音した記録
装置の機種を示すコードデータが記録される。
【0077】例えばディスクに第1曲目としてがトラッ
クが録音されると、ポインタP-TRD1によって指定される
スロットにはその録音日時及び録音装置のメーカーコー
ド、モデルコードが記録される。録音日時データはシス
テムコントローラ11が内部時計を参照して自動的に記
録することになる。
【0078】またスロット(00h) としての8バイトはデ
ィスク単位の録音日時の記録のための専用エリアとされ
ており、ポインタP-TRD(x)によっては指定されないスロ
ットとされている。なお、このU−TOCセクター2で
もスロットポインタP-EMPTY は使用していないスロット
を管理するものである。使用されていないスロットにつ
いては、モデルコードに代えてリンク情報が記録されて
おり、スロットポインタP-EMPTY を先頭に各未使用のス
ロットがリンク情報でリンクされて管理されている。
【0079】4−4 U−TOCセクター4 図10はU−TOCセクター4を示し、このセクター4
は、上記したセクター1と同様に、ユーザーが録音を行
ったトラックに曲名(トラックネーム)をつけたり、デ
ィスクネームをつける場合に、入力された文字情報を記
録するデータ領域とされ、図10と図8を比較してわか
るようにフォーマットはセクター1とほぼ同様である。
ただし、このセクター4は漢字や欧州文字に対応するコ
ードデータ(2バイトコード)が記録できるようにされ
るものであり、図11のセクター1のデータに加えて、
所定バイト位置に文字コードの属性が記録される。この
U−TOCセクター4の文字情報の管理は、セクター1
と同様にポインタP-TNA1〜P-TNA255及びポインタP-TNA1
〜P-TNA255によって指定される255単位のスロット(0
1h) 〜(FFh) によって行われる。
【0080】なお本例の記録再生装置1はU−TOCが
形成されない再生専用ディスクについても対応できる
が、再生専用ディスクの場合、P−TOCにおいてディ
スクネーム、トラックネームとしての文字情報を記録し
ておくことができる。即ちP−TOCセクターとしてU
−TOCセクター1、セクター4と概略同様のセクター
が用意されており、ディスクメーカーは予めディスクネ
ーム、トラックネームをそのP−TOCセクターに記録
しておくことができる。
【0081】5.AUX−TOC 5−1 AUX−TOCセクター0 本例のディスク90では、図5で説明したようにAUX
データファイル及びAUX−TOCを記録する領域が設
定され、AUXデータファイルとして楽曲等のトラック
(プログラム)とは独立した文字情報や画像情報などを
記録できる。そしてそのAUXデータファイルはAUX
−TOCによって管理される。このAUX−TOCは、
3クラスタにわたって3回繰り返して記録され、従って
管理データ構造としてはU−TOCと同様に、1クラス
タ内の32セクターを使用できる。本例では、以下説明
していくようにAUX−TOCセクター0〜セクター1
を設定してAUXデータファイルの管理を行う。
【0082】まずAUX−TOCセクター0のフォーマ
ットを図11で説明する。AUX−TOCセクター0
は、主にAUXデータ領域の全体の管理を行うエリアア
ロケーションテーブルとされる。そして図11に示され
るように、このセクター0では、ヘッダに続いて所定バ
イト位置に、メーカーコード、モデルコード、バックア
ップ情報、ASPB(AUTO SEQUENCE PLAY BACK) フラ
グ、ユーズドセクター情報が記録される。ASPBフラ
グとは、プログラムとしての楽曲の再生に合わせてAU
Xデータファイルとしての静止画等を出力することを示
すフラグとなる。またユーズドセクター情報として、A
UX−TOC内のセクター使用状況が示される。
【0083】このAUX−TOCセクター0では、ポイ
ンタ部として、ポインタP-DFAA、P-EMPTY 、P-BLANK 、
P-SPICT 、P-TEXT、P-KRAOK が形成される。そしてテー
ブル部においてスタートアドレス、エンドアドレス、リ
ンク情報が記録される各8バイトのパーツテーブルが2
55単位形成され、上述してU−TOCセクター0と同
様の形態で、AUXデータエリアの管理が行われる。
【0084】ポインタP-DFAAはAUXデータエリア内の
欠陥領域を、指定するパーツテーブルに記録したスター
トアドレス、エンドアドレスで管理する。欠陥領域が複
数ある場合は、リンク情報によって他のパーツテーブル
がリンクされる。ポインタP-EMPTY は、このAUX−T
OCセクター0内で未使用のパーツテーブルをリンク形
態で管理する。
【0085】ポインタP-BLANK は、AUXデータエリア
内でのフリーエリア、つまりAUXデータファイルを記
録していくことができる領域を、U−TOCセクター0
におけるポインタP-FRA と同様にパーツテーブルのリン
ク形態で管理する。
【0086】ポインタP-SPICT は、AUXデータエリア
内で、静止画データファイル(後述するピクチャーファ
イルセクター)の記録に用いる領域を、パーツテーブル
のリンク形態で管理する。なお、1つのピクチャーファ
イルは1又は2クラスタ単位とされ、従ってポインタP-
SPICT によって管理される静止画データファイル領域は
クラスタ単位の領域となる。
【0087】なお、ポインタP-TEXTは、AUXデータエ
リア内で、テキストファイルを記録する場合に、テキス
トファイルの記録に用いる領域を、パーツテーブルのリ
ンク形態で管理するために設けられている。また、ポイ
ンタP-KRAOK は、AUXデータエリア内で、カラオケテ
キストファイルを記録する場合に、カラオケテキストフ
ァイルの記録に用いる領域を、パーツテーブルのリンク
形態で管理するために設けられている。
【0088】本実施の形態においては、このポインタP-
SPICT によって、AUXデータエリア内で、ピクチャー
(静止画)ファイルが記録される領域がパーツテーブル
上のエリアアドレスとしてのスタートアドレス及びエン
ドアドレスによって管理されることになる。なお、セク
ター0での管理状態により、AUXデータエリア内の領
域を自由に分割設定したり、各領域の領域長を自由に設
定することは可能である。また、パーツテーブル上のス
タートアドレス、エンドアドレスは短縮形態とされ、サ
ウンドグループ位置までの指定が可能とされている。以
下説明するAUX−TOCセクター1のテーブル部もし
くはスロット部において3バイトで記録されるスタート
アドレス、エンドアドレスも短縮形態とされ、サウンド
グループ単位での位置指定が可能とされている。
【0089】ところで、再生専用ディスクでAUX−T
OCが形成される場合は、パーツテーブルにおけるリン
ク情報は用いられない。またAUXファイルの種別を示
すポインタはポインタP-SPICT 、P-TEXT、P-KRAOK の3
種類としたが、AUXデータファイルとしてピクチャー
ファイル、テキストファイル、カラオケテキストファイ
ル以外のものを記録する場合は、そのファイル種別に応
じたポインタを設定して領域管理を行えばよい。ポイン
タ部としては、ポインタP-SPICT 、P-TEXT、P-KRAOK を
含めて最大255種類のファイル内容に応じたポインタ
を設定できる。
【0090】5−2 AUX−TOCセクター1 AUX−TOCセクター1は、静止画情報としてのピク
チャーファイルの管理に用いられる。図12に示すAU
X−TOCセクター1は静止画アロケーションテーブル
としての管理セクターとなり、上記AUX−TOCセク
ター0においてポインタP-SPICT により設定されたピク
チャーファイル領域内で、ピクチャーファイルとして記
録された各データファイルの管理を行う。
【0091】このAUX−TOCセクター1では、U−
TOCセクター0と同様の形式でピクチャーファイルの
管理を行う。ここで、AUXデータエリアに記録される
静止画1枚のピクチャーファイルを仮に1クラスタとす
ると、AUXデータエリアに最大38枚のピクチャーフ
ァイルが記録できる。そのうち1枚の画像となるピクチ
ャーファイルは、いわゆるディスクの表紙画像(ディス
クジャケット等となる表紙ピクチャー)として位置づけ
できる。
【0092】表紙画像以外では37枚となる各ピクチャ
ーファイルの管理に用いられるポインタP-PNO(x)とし
て、AUX−TOCセクター1内にはポインタP-PNO1〜
P-PNO37 が形成される。但し、AUXデータエリアの将
来的な拡張やファイルサイズ変更などにより、より多数
のピクチャーファイルの記録が可能となる場合に対応で
きるように、ポインタP-PNO(x)として、図12内に括弧
で示すようにポインタP-PNO255まで設定することはでき
る。またポインタ部において、ポインタP-PFRA、P-EMPT
Y も形成される。そしてテーブル部において各ポインタ
に対応される各8バイトのパーツテーブルとして、スタ
ートアドレス、エンドアドレス、画像モード(SPICT モ
ード)が記録される255単位のパーツテーブル(01h)
〜(FFh) が形成される。
【0093】また、パーツテーブル(00h) はポインタに
よっては指定されないパーツテーブルとなるが、ここは
表紙ピクチャーとして位置づけられたピクチャーファイ
ルのアドレス管理に専用に用いられる。
【0094】ポインタP-PNO1〜P-PNO37 は、それぞれ1
つのピクチャーファイルが記録された領域を、特定のパ
ーツテーブルを指定することで管理する。例えばポイン
タP-PNO1で指定されるパーツテーブルには、1枚目とし
ての画像データとなるピクチャーファイルのスタートア
ドレス、エンドアドレス、画像モード(SPICT モード)
が記録された状態とされる。
【0095】また、このセクター内での未使用のパーツ
テーブルについてはポインタP-EMPTY を起点とするリン
ク形態(パーツテーブルの8バイト目がリンク情報とさ
れる)によって管理される。またポインタP-PFRAは、上
記AUX−TOCセクター0においてポインタP-SPICT
により設定されたピクチャーファイル領域内でのフリー
エリア、つまりピクチャーファイルの書込可能エリアを
管理するポインタとなり、ポインタP-PFRAで指定される
パーツテーブルにフリーエリアとしての区間のアドレス
が記録される。そして、このフリーエリア管理にもパー
ツテーブルの8バイト目がリンク情報とされてパーツテ
ーブルがリンクされ、複数の離れた区間がフリーエリア
として管理されることになる。
【0096】6.静止画データの追記 以下、これまでの説明を踏まえて、本実施の形態の記録
再生装置1によってディスク90に静止画を追記する場
合の記録動作について説明する。なお、ディスク90の
AUXデータエリアには、上述したように静止画データ
ファイルの他にテキストファイルやカラオケデータファ
イル等を記録することが可能とされるが、本実施の形態
では、AUXデータエリアに2クラスタ分のファイルピ
クチャー領域のみが確保されており、他のAUXデータ
エリアはフリーエリアとして管理されているものとす
る。
【0097】ここで、先ず、上記したようにAUXデー
タエリアの2クラスタ分確保されているファイルピクチ
ャー領域内に、予め1つの静止画データが記録されてい
るディスクを考える。その場合のディスク90の記録内
容は図13に示すようなものが考えられる。
【0098】即ち、図13に示すようにディスク90の
AUXデータエリア(クラスタ9〜クラスタ46(=2
Eh))の内、例えばクラスタ9、10の2クラスタ分
がピクチャーファイル領域として確保されている。そし
て、ピクチャーファイル領域のクラスタ9のセクター0
0h〜セクター1Bhに静止画データ1が記録されてお
り、残りの領域(クラスタ9のセクター1C〜セクター
1F、及びクラスタ10)がフリーエリアとして管理さ
れているものとする。
【0099】そして、上記図13に示したようなディス
ク90の場合は、ディスク90のAUXデータエリア全
体の管理を行う管理テーブル(AUX−TOCセクター
0)の内容は図14に示すようなものとなる。なお、ミ
ニディスクシステムにおいては、AUX−TOCセクタ
ー等の管理テーブルに記録されるアドレス形式は、前記
図4で説明したように、2バイトのクラスタアドレス
と、1バイトのセクターアドレス、及び1バイトのサウ
ンドグループアドレスからなる4バイトのアドレスを、
3バイトで表現した短縮形が用いられるが、以下に説明
する管理テーブルのアドレスは、ディスク90のクラス
タ及びセクターアドレスと対応がとれるように短縮形の
アドレスを用いないで表現することとする。
【0100】この場合、先ず、AUX−TOCセクター
の使用状況を示すUsed Sectorsには、図14に示すよう
に、静止画データの管理を行うためにセクター0とセク
ター1を使用することを示す8バイトのデータ「000
00003h」が記録される。つまり、静止画データを
AUXデータエリアに記録する場合は、AUXデータエ
リア全体の管理を行うAUX−TOCセクター0と、静
止画データをデータファイルとして管理するAUX−T
OCセクター1を使用することになるので、この場合は
セクター0とセクター1を使用していることを示す下位
2ビットのデータが「1」となり、Used Sectorsには、
上記したような8バイトのデータ「00000003
h」が記録される。
【0101】次に、未使用パーツテーブルを示すポイン
タP-EMPTY は、未使用のパーツテーブルの先頭のパーツ
テーブル(03h) を指定しており、このポインタP-EMPTY
によって指定されたパーツテーブル(03h) のリンク情報
には、次の未使用パーツテーブル(04h) が指定されてい
る。以降、各未使用パーツテーブルのリンク情報によっ
て、順次未使用のパーツテーブルが指定されていき、最
後のパーツテーブル(FFh) のリンク情報が「00h」とさ
れ、以降リンクなしとされる。これにより、全ての未使
用パーツテーブルが管理テーブル上で連結されることに
なる。
【0102】次に、AUXデータファイルを記録するこ
とができるAUXデータエリアのフリーエリアを管理す
るポインタP-BLANK は、フリーエリアのアドレスが記録
されているテーブル部(02h) を指定しており、このポイ
ンタP-BLANK によって指定されたパーツテーブル(02h)
には、フリーエリアのスタートアドレス「000Bh,
00h,0h」と、エンドアドレス「002Eh,1F
h,Ah」とがそれぞれ記録されている。そして、この
パーツテーブル(02h) のリンク情報には、リンクなしを
示す「00h」が記録される。即ち、この例ではポインタP
-BLANK によって、クラスタ11(=Bh)からクラス
タ46(=2Eh)までがフリーエリアとして管理され
ている。
【0103】なお、このパーツテーブル(02h) に記録さ
れるアドレスは、実際は短縮形のアドレスであり、例え
ば図14に示したパーツテーブル(02h) のスタートアド
レス「000Bh,00h,0h」は、「00h,3C
h,00h」といった短縮形で記録されるものである。
【0104】ピクチャーファイル領域を管理するポイン
タP-SPICT は、ピクチャファイル領域のアドレスが記録
されているパーツテーブル(01h) を指定しており、この
パーツテーブル(01h) には、ピクチャーファイル領域の
スタートアドレス「0009h,00h,0h」と、エ
ンドアドレス「000Ah,1Fh,Ah」とがそれぞ
れ記録されている。そして、このパーツテーブル(01h)
のリンク情報には、リンクなしを示す「00h」が記録さ
れる。即ち、この例ではポインタP-SPICT によって指定
されるパーツテーブル(01h) によって、AUXデータエ
リア内のピクチャーファイル領域が管理されていること
になり、ここではクラスタ9、10(=Ah)の連続す
る2クラスタ分の領域がピクチャーファイル領域である
ことが示されている。
【0105】また、上記図13に示したディスク90の
ファイルピクチャー領域内の管理を行うAUX−TOC
セクター1の管理情報は図15に示すようなものとな
る。この図15において、AUX−TOCセクター1内
の未使用パーツテーブルを指定するポインタP-EMPTY
は、未使用のパーツテーブルの先頭パーツテーブル(03
h) を指定しており、このポインタP-EMPTY によって指
定されたパーツテーブル(03h) のリンク情報によって、
順次未使用のパーツテーブルが指定されて、全ての未使
用パーツテーブルが管理テーブル上で連結されている。
【0106】次に、AUXデータエリアのピクチャーフ
ァイル領域のフリーエリアを管理するポインタP-PFRA
は、フリーエリアのアドレスが記録されているパーツテ
ーブル(02h) を指定している。そして、このパーツテー
ブル(02h) には、ピクチャーファイル領域のフリーエリ
アのスタートアドレス「0009h,1Ch,0h」
と、エンドアドレス「000Ah,1Fh,Ah」とが
それぞれ記録されている。そして、このパーツテーブル
(02h) のリンク情報には、リンクなしを示す「00h」が
記録される。即ち、ポインタP-PFRAによって、クラスタ
9のセクター1Chのサウンドグループ0hから、クラ
スタ10の最終セクター1FhのサウンドグループAh
までがフリーエリアとして管理されることになる。
【0107】ポインタP-PNO1は、静止画データ1のアド
レスが記録されているパーツテーブル(01h) を指定して
おり、このパーツテーブル(01h) には、静止画データ1
のスタートアドレス「0009h、00h、0h」と、
エンドアドレス「0009h、1Bh、Ah」が記録さ
れることになる。
【0108】このようにしてAUX−TOCセクター0
とAUX−TOCセクター1によって、上記図13に示
したようなディスク90のAUXデータエリア、AUX
データエリア内のピクチャーファイル領域、及び画像デ
ータ1の管理が行われている。
【0109】次に、本実施の形態の記録再生装置1によ
って、予めディスクに静止画データが記録されている状
態の元で、新たな静止画データを追記する場合の記録動
作を図16に示すフローチャートを用いて説明する。ま
た、本例では例えば図16に示す処理に従った具体的な
データ記録例として、上記図13に示したような静止画
データ1が記録されているディスク90に、新たに2セ
クター分の静止画データ2を追記する場合の静止画デー
タの様子を示した図17を参照しながら合わせて説明す
ることとする。
【0110】この場合、先ずシステムコントローラ11
は、ステップS001において、ディスクのAUXデー
タエリア内のピクチャーファイル領域に、クラスタ単位
で記録されている静止画データのうち、空きセクターを
有する静止画データを読み出してバッファメモリ13上
に書き込むための制御を実行する。
【0111】例えば、上記図13に示したような内容の
ディスク90であれば、システムコントローラ11は、
図17(a)に示すようにAUXデータエリア内のクラ
スタ9のセクター(00h) 〜セクター(1Bh) に記録されて
いる静止画データ1を、図17(b)に示すようにバッ
ファメモリ13に書き込むようにする。
【0112】次に、システムコントローラ11は、ステ
ップS002において、バッファメモリ13上で書き込
まれた静止画データの空きセクターから、新たな静止画
データを追記してバッファメモリ13上に新たなクラス
タデータを作成するための制御を実行する。
【0113】つまり、例えば図17(b)に示すバッフ
ァメモリ13上に書き込まれた静止画データ1をクラス
タ単位のデータとしてみると、この静止画データ1の後
ろに4セクター分の空き領域が存在することになるた
め、図17(c)に示すように、この静止画データ1の
後の空きセクター(1Ch)〜(1dh)に、新たな静止画データ
2を書き込んで、静止画データ1と静止画データ2から
なるクラスタデータを作成することになる。
【0114】続いて、ステップS003において、シス
テムコントローラ11は、バッファメモリ13上に作成
したクラスタデータを、AUXデータエリア内のピクチ
ャーファイル領域内で空きクラスタとして管理されてい
る他のクラスタ領域に書き込むための制御を実行する。
【0115】従って、例えば図17(c)に示すように
バッファメモリ13上で静止画データ1と静止画データ
2からなるクラスタデータを作成した場合は、図17
(d)に示すように、このクラスタデータをピクチャー
ファイル領域でフリーエリアとして管理されているクラ
スタ10(=Ah)に対して書き込むことになる。即
ち、上記図13に示したような記録内容のディスク90
の場合、本実施の形態とされる記録再生装置1による記
録動作では、バッファメモリ13上で新たに作成された
クラスタデータを、元々の静止画データ1が記録されて
いたクラスタ9に記録するのではなく、空きクラスタと
して管理されているクラスタ10(=Ah)に書き込む
ことになる。
【0116】そして、続くステップS004において、
ディスク90のピクチャーファイル(即ち、この場合は
静止画データ1及び静止画データ2)を管理するAUX
−TOCセクター1の管理情報の更新を行うような制御
を実行して記録動作を終了することになる。つまり、上
記図13に示したようなディスク90の場合には、AU
X−TOCセクター1の管理情報によって、図17
(d)に括弧して示した静止画データ1が記録されてい
るクラスタ9がフリーエリアとして管理されると共に、
クラスタ10に書き込まれている静止画データ1及び静
止画データ2が新たに記録データとして管理されるよう
に管理情報の更新を行う。
【0117】上記したような記録再生装置1の記録動
作、及び管理情報の更新によって、上記図13に示した
ディスク90の内容は図18に示すようなものとなる。
この場合は、静止画データ1がクラスタ10のセクター
(00h) 〜セクター(1Bh) に記録されると共に、同一のク
ラスタ10のセクター(1Ch) 〜セクター(1Dh)に静止画
データ2が記録される。そして、クラスタ10の残りの
セクター(1Eh),(1Fh) 、及びクラスタ9がフリーエリ
アとなる。
【0118】またこの場合、上記図13に示したディス
ク90のピクチャーファイル領域の記録状態に対応し
て、上記図15に示されたAUX−TOCセクター1の
管理情報は図19に示すように更新される。なお、ディ
スク90のAUXデータエリアや、ピクチャーファイル
領域には変更がないため、AUXデータエリア全体の管
理を行っているAUX−TOCセクター0の更新は行わ
れていないので、静止画データの追記後のAUX−TO
Cセクター0の図示は省略する。
【0119】図19に示すようにAUT−TOCセクタ
−1のポインタP-EMPTY により指定されているパーツテ
ーブルは、静止画データ2の追記前のデータ03h(図
15参照)から05hに更新されている。また、このパ
ーツテーブル(O5h) のリンク情報には、次の未使用パー
ツテーブル(06h) が指定されており、以降、最後の未使
用パーツテーブル(FFh) まで、このリンク情報によって
未使用パーツテーブルがリンク形態で管理されている。
【0120】ポインタP-PFRAに指定されているパーツテ
ーブルは、静止画データ2の追記前のデータ02hのま
まとされているが、このパーツテーブル(02h) に記録さ
れているピクチャーファイル領域のフリーエリア領域の
アドレスは、スタートアドレスが「0009h,00
h,0h」に、エンドアドレスが「0009h,1F
h,Ah」にそれぞれ更新されていると共に、このパー
ツテーブル(02h)のリンク情報には、パーツテーブル
(04h) が指定されることになる。即ち、パーツテーブル
(04h) にもピクチャーファイル領域のフリーエリアのア
ドレスが記録されていることを示している。
【0121】そして、パーツテーブル(04h) には、ピク
チャーファイル領域のフリーエリアのアドレスとして、
スタートアドレス「000Ah,1Eh,0h」と、エ
ンドアドレス「000Ah,1Fh,Ah」がそれぞれ
記録されている。なお、このパーツテーブル(04h) のリ
ンク情報には、リンクなしを示す「00h」が記録される
とになる。
【0122】これにより、ポインタP-PFRAによって、ク
ラスタ9と、クラスタ10(=Ah)のセクター1Eの
サウンドグループ0hから1FhのサウンドグループA
hとがフリーエリアとして管理されることになる。
【0123】静止画データ1のアドレスを指定している
ポインタP-PNO1によって指定されているパーツテーブル
は、静止画データ2の追記前のパーツテーブル(01h) の
ままとされているが、このパーツテーブル(01h) に記録
されているスタートアドレスは「000Ah,00h,
0h」に、エンドアドレスは「000Ah,1Bh,A
h」にそれぞれ更新されている。
【0124】そしてさらに、静止画データ2のアドレス
を指定するポインタP-PNO2に、新たなパーツテーブル(0
3h) が指定され、このパーツテーブル(03h) に静止画デ
ータ2のスタートアドレス「000Ah,1Ch,0
h」と、エンドアドレス「000Ah,1Dh,Ah」
がそれぞれ記録されることになる。
【0125】このように本実施の形態とされる記録再生
装置1では、ディスク90にクラスタ単位で静止画デー
タ1が記録されており、この静止画データ1が記録され
ていたクラスタに空きセクターが有る場合は、静止画デ
ータ1を、一旦、バッファメモリ13上に読み出し、バ
ッファメモリ13上で静止画データ1の空きセクターに
新たな静止画データ2を追記してクラスタデータを作成
するようにしている。そして、このバッファメモリ13
上で作成した静止画データ1と静止画データ2とからな
るクラスタデータを、前記静止画データ1が記録されて
いたクラスタ9とは異なるクラスタ10に書き込むよう
にしている。
【0126】そしてディスク90に予め記録されていた
静止画データ1のクラスタ9とは異なるクラスタ10
に、静止画データ1と静止画データ2からなる新たなク
ラスタデータをディスク90に書き込むようにすること
で、ディスク90に新たなクラスタデータを書き込んで
いる際に、電源の遮断等が発生した場合でも、ディスク
90に元々記録されていた静止画データ1(即ち、図1
3のクラスタ9に記録されていたデータ)が消失される
といったことを防ぐことができるようになる。
【0127】ところで、通常、ディスク90に対するプ
ログラムの記録/再生/編集動作を行う際に参照される
管理情報は、バッファメモリ13上に保持され、管理情
報の更新はバッファメモリ13で行われており、ディス
ク90への管理情報の書き込みは、当該記録再生装置1
の例えば電源オフ時やディスク90のイジェクト時に等
に行われるものとされている。また、この管理情報のう
ち、AUX−TOCセクター1の内容を含む必要な情報
は、上述したように電源の遮断等が発生した場合でも消
失しないように、バックアップ可能なS−RAM11a
にも保持している。
【0128】従って、本例のようにディスク90に対し
て新たなクラスタデータの書き込みを行った際のAUX
−TOCセクター1の更新を、新たなクラスタデータが
ディスク90に正常に記録された後に行うようにする
と、ディスク90に対して新たなクラスタデータの書き
込みが終了する前に電源の遮断等が発生した場合でも、
更新前のAUX−TOCセクター1の情報は、システム
コントローラ11のS−RAM11aによってバックア
ップされているため、ディスク90に予め記録されてい
る静止画データ1については再生/編集等の管理を行う
ことができる。
【0129】7.静止画データの他の追記例 次に、本実施の形態の記録再生装置1による静止画デー
タの他の追記例として、ディスク90に予め記録されて
いる静止画データに新たな静止画データを追記した時
に、新たに追記した静止画データが複数のクラスタにま
たがって記録される場合と、ディスク90の複数のクラ
スタにまたがって記録されている静止画データに新たな
静止画データを追記する場合について説明する。
【0130】なお、本実施の形態の記録再生装置1にお
いて、静止画データの追記を行う場合は、少なくともピ
クチャーファイル領域に1クラスタ以上の空きクラスタ
が必要となるため、以下に説明する静止画データの追記
例では、AUXデータエリア内に、少なくとも3クラス
タ以上のピクチャーファイル領域が設定されているもの
とする。
【0131】先ず、図20を参照しながら本実施の形態
とされる記録再生装置1において、ディスク90に既に
記録されている静止画データに、新たな静止画データを
追記した時に、新たな静止画データが複数のクラスタに
またがって記録される場合の静止画データの様子を示し
た図である。
【0132】例えばディスク90のAUXデータエリア
内のファイルピクチャー領域に、図20(a)に示すよ
うな静止画データ1が記録されており、この静止画デー
タ1に新たな静止画データ2を追記する場合は、上述し
たようにシステムコントローラ11は、この静止画デー
タ1をディスク90から読み出して、図20(b)に示
すように、一旦、バッファメモリ13上に書き込む。
【0133】そして、バッファメモリ13上に書き込ま
れた静止画データ1をクラスタデータとした時に、静止
画データ1の後ろに空きセクターがある時は、静止画デ
ータ1の後の空きセクターに、新たな静止画データ2を
続けて書き込んでいくことになる。そして、静止画デー
タ2を書き込んでいる途中でピクチャーファイルとして
のファイル長が1クラスタに達した場合は、静止画デー
タ1と、そこまでの静止画データ2(1)によるクラス
タデータを作成すると共に、残りの静止画データ2
(2)によって新たなクラスタデータを作成する。
【0134】そして、バッファメモリ13上で作成した
2つのクラスタデータを、図20(d)に示すように、
ディスク90のAUXデータエリア内のピクチャーファ
イル領域において、フリーエリアとして管理されていた
例えばクラスタ10(=Ah)とクラスタ11(=B
h)にそれぞれ書き込むようにする。そして、書き込み
終了後は、図示していないがAUX−TOCセクター1
の管理情報は、図20(d)に括弧して示した静止画デ
ータ1が記録されているクラスタ9の領域がフリーエリ
アとして管理され、クラスタ10、クラスタ11に書き
込まれた静止画データ1及び静止画データ2の記録領域
が新たな記録領域として管理されるように更新すれば良
い。
【0135】図21は本実施の形態とされる記録再生装
置1において、ディスク90に既に複数のクラスタにま
たがって記録されている静止画データ2に、新たな静止
画データ3を追記した場合の静止画データの様子を示し
た図である。
【0136】ディスク90に既に複数のクラスタにまた
がって記録されている静止画データに、新たな静止画デ
ータを追記する場合としては、例えば図21(a)に示
すような場合が考えられる。つまり、例えばAUXデー
タエリア内のピクチャーファイル領域のクラスタ9に静
止画データ1と静止画データ2(1)の一部が記録され
ており、クラスタ10(=Ah)に静止画データ2の残
りの静止画データ2(2)が記録されており、このクラ
スタ10(=Ah)に記録されている静止画データ2
(2)に、新たな静止画データ3を追記する場合が考え
られる。
【0137】この場合、システムコントローラ11は、
クラスタ10に記録されている静止画データ2(2)だ
けをディスク90から読み出して、図21(b)に示す
ように、一旦、バッファメモリ13上に書き込む。
【0138】そして、同図(c)に示すように、バッフ
ァメモリ13上に書き込まれた静止画データ2(2)を
クラスタデータとした時に、静止画データ2(2)の後
ろに空きセクターがある時は、静止画データ2(2)の
後の空きセクターに続けて、新たな静止画データ3を書
き込んでいくことになる。
【0139】そして、このバッファメモリ13上に作成
したクラスタデータを、図21(d)に示すように、デ
ィスク90のAUXデータエリア内のピクチャーファイ
ル領域において、フリーエリアとして管理されている例
えばクラスタ11(=Bh)に書き込むようにする。
【0140】そして、書き込み終了後は、図示していな
いがAUX−TOCセクター1の管理内容としては、図
21(d)に括弧して示した元の静止画データ2(2)
が記録されているクラスタ10の領域がフリーエリアと
して管理されるようにする。そして、データ記録領域に
ついては、クラスタ11(=Bh)に書き込まれた新規
な静止画データ2(2)及び静止画データ3の記録領域
が静止画データの記録済み領域として扱われるようにし
た上で、クラスタ9を静止画データ2(1)のエンドア
ドレスに続けてクラスタ11の静止画データ2(2)の
スタートアドレスがリンクされるようにリンク情報を設
定して管理が行われるように更新すれば良い。
【0141】なお、本実施の形態においては、記録再生
装置1によって、AUXデータエリアのピクチャーファ
イル領域に記録される静止画データの追記を行う場合を
例にとって説明したが、これに限定されるものでなく、
例えばAUXデータエリアに記録されるトラックネーム
等の文字情報の追記を行う場合や、プログラムエリアに
記録される楽音データを追記する場合でも同様の記録動
作を行うことが可能である。
【0142】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の記録装
置は、記録媒体における或る記録データ単位の記録領域
がデータ記録済み領域と空き領域とで形成されている場
合に、その空き領域に対して新たな記録データを追記す
る追記記録を行う際は、蓄積手段に対して、或る記録デ
ータ単位におけるデータ記録済み領域から読み出した記
録済みデータと、追記すべき記録データとを蓄積するこ
とで、これら記録済みデータと追記すべき記録データと
により新規な記録データ単位を形成する。そして、この
新規な記録データ単位を記録媒体における或る記録デー
タ単位の記録領域とは異なる記録領域に対して記録する
ように構成したものである。これにより、新規な記録デ
ータを記録媒体に対して記録している時に電源の遮断等
が発生しても、記録媒体に元々記録されていた記録済み
データが消失されるといったことを防止することができ
る。
【0143】また、実際には、追記記録前のデータは、
新規な追記記録により他の記録領域に記録されているこ
とから、この追記記録前のデータを有効として残してお
くことは記録容量を節約するという観点から見ると好ま
しいことではないが、本発明では、上記追記記録が行わ
れた後においては、追記の対象となるデータが記録され
ていた記録データ単位の領域については空き領域(フリ
ーエリア)とし、追記記録により新規に記録された記録
データ単位の領域については記録済み領域として管理す
るようにされる。これにより、追記対象となったもとの
データが含まれていた記録データ単位の領域を記録可能
領域として扱うことができ、それだけ記録媒体の記録容
量を有効に利用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の記録再生装置のブロック
図である。
【図2】実施の形態のディスクのセクターフォーマット
の説明図である。
【図3】実施の形態のディスクのアドレス形式の説明図
である。
【図4】実施の形態のディスクのアドレス例の説明図で
ある。
【図5】実施の形態のディスクのエリア構造の説明図で
ある。
【図6】実施の形態のU−TOCセクター0の説明図で
ある。
【図7】実施の形態のU−TOCセクター0のリンク形
態の説明図である。
【図8】実施の形態のU−TOCセクター1の説明図で
ある。
【図9】実施の形態のU−TOCセクター2の説明図で
ある。
【図10】実施の形態のU−TOCセクター4の説明図
である。
【図11】実施の形態のAUX−TOCセクター0の説
明図である。
【図12】実施の形態のAUX−TOCセクター1の説
明図である。
【図13】実施の形態として追記記録前のディスクのA
UXデータエリアの記録内容を示した図である。
【図14】実施の形態として追記記録前のAUX−TO
Cセクター0の管理データの一例を示した図である。
【図15】実施の形態として追記記録前のAUX−TO
Cセクター1の管理データの一例を示した図である。
【図16】実施の形態として静止画データの記録時にお
ける処理動作を示したフローチャートである。
【図17】実施の形態として記録動作時における静止画
データの様子を示した図である。
【図18】実施の形態として追記記録後のディスクのエ
リア構造の説明図である。
【図19】実施の形態として追記記録後のAUX−TO
Cセクター1の管理データの一例を示した図である。
【図20】他の実施の形態として記録動作時における他
の静止画データの様子を示した図である。
【図21】他の実施の形態として記録動作時における他
の静止画データの様子を示した図である。
【符号の説明】
1 記録再生装置、3 光学ヘッド、6a 磁気ヘッ
ド、8 エンコーダ/デーコーダ部、9 サーボ回路、
11 システムコントローラ、11a S−RAM、1
2 メモリコントローラ、13 バッファメモリ、14
エンコーダ/デコーダ、23 操作部、24 表示
部、25 インターフェース部、90 ディスク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定長の記録データ単位を最小記録単位
    として記録媒体に対してデータを記録する記録装置にお
    いて、 前記記録媒体から読み出されたデータを蓄積することが
    できる蓄積手段と、 入力された記録データの記録を前記記録媒体に対して行
    う記録手段とを備え、 前記記録手段は、前記記録媒体における或る記録データ
    単位の記録領域がデータ記録済み領域と空き領域とで形
    成されている場合に、その空き領域に対して新たな記録
    データを追記する追記記録を行う際は、 前記蓄積手段に対して、前記或る記録データ単位におけ
    るデータ記録済み領域から読み出した記録済みデータ
    と、追記すべき記録データとを蓄積することで、これら
    記録済みデータと追記すべき記録データとにより新規な
    記録データ単位を形成し、 この新規な記録データ単位を、前記記録媒体における前
    記或る記録データ単位の記録領域とは異なる記録領域に
    対して記録するようにしたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体には、少なくとも、その記
    録媒体上のデータ記録状況を管理するための管理情報が
    記録される管理情報記録領域が設けられていると共に、 当該記録装置においては、この管理情報の更新を実行す
    る管理情報更新手段を備え、 前記管理情報更新手段は、 前記記録手段により追記記録が実行された後において、
    前記或る記録データ単位の記録領域が記録可能領域とし
    て管理され、前記新規な記録データ単位の記録により形
    成されたデータ記録領域が記録済み領域として管理され
    るように前記管理情報を更新可能とされていることを特
    徴とする請求項1に記載の記録装置。
JP10203855A 1998-07-17 1998-07-17 記録装置 Withdrawn JP2000040344A (ja)

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