JP2000040146A - 画像処理方法、画像処理装置および指掌紋画像入力装置 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置および指掌紋画像入力装置

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JP2000040146A
JP2000040146A JP10208075A JP20807598A JP2000040146A JP 2000040146 A JP2000040146 A JP 2000040146A JP 10208075 A JP10208075 A JP 10208075A JP 20807598 A JP20807598 A JP 20807598A JP 2000040146 A JP2000040146 A JP 2000040146A
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filter
palm
finger
edge
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JP10208075A
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Yoshiaki Isobe
義明 磯部
Yoichi Seto
洋一 瀬戸
Moriaki Kuroda
守観 黒田
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Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像系に固有の特性を吸収する補正処理を行
って所望の画質の画像を得る。 【解決手段】 撮像面101にエッジを置いて撮影した
エッジプロファイルから撮像系(集光装置102,検知
装置103,アナログ回路104,A/D変換回路10
5)の点広がり関数を推定し、その点広がり関数を基に
フィルタを作成し、そのフィルタを用いて、前記撮像面
101に指掌紋を置いて撮影した指掌紋画像を補正し、
撮像系の固有の特性を吸収する。 【効果】 撮像系に固有の特性に左右されない所望の画
質の画像を得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理方法、画
像処理装置および指掌紋画像入力装置に関し、さらに詳
しくは、撮像装置に固有の特性を吸収する補正を行って
所望の画質の画像を得られるようにした画像処理方法、
画像処理装置および指掌紋画像入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の指掌紋画像入力装置は、撮像装置
で指紋または掌紋の少なくとも一方(これを指掌紋と表
記する)を撮影して得られた指掌紋画像を指掌紋照合装
置に入力する画像としている。そして、指掌紋照合装置
は、前記入力された画像の画質に合わせた画像処理アル
ゴリズムで画像処理を行っている。
【0003】本発明に関連する公知技術を記載した次の
文献がある。 ・文献(1) 坂田俊文、下田陽久、深江潔也:「MOS−1 MES
SR画像のMTF推定」,Proceeding of The Third Sy
mposium on MOS-1 Verification Program(MVP)(No.1),
I-127〜I-146,National Space Development Agency of
Japan. ・文献(2) 瀬戸洋一:「衛星画像の高精度補正方式」、日本リモー
トセンシング学会誌,Vol.11,No.4,pp41-52(1991) ・文献(3) 瀬戸洋一、浜野亘男:「画像補正機能付き画像補間フィ
ルタの提案」、信学論, Vol.J72-D2,No.5,pp696-706(19
89) ・文献(4) 瀬戸洋一、坪井晃:「画質補正を考慮した不等間隔画素
補間方式の提案」、信学論, Vol.J73-D2,No.3, pp305-3
16(1990) ・文献(5) Nim-Yau Chu、Clare D.McGillem:「Image Restoration
Filters Based on a1-0 Weighting Over the Domain o
f Support of the PSF」,IEEE Trans. A.S.S.P., Vol.
ASSP-27,No.5(1979.10) ・文献(6) James H. McClellan, Thomas W. Parks, Lawrence R. R
abiner :「A Computer Program for Designing Optimu
m FIR Linear Phase Digital Filters」,IEEETras. On
Audio and Electroacoustics, Vol.AU-21, No.6(1973,1
2) ・文献(7) 田村秀行監修:「コンピュータ画像処理入門」:総研出
版(1985)
【0004】文献(1)は、振幅伝達関数MTF(Modu
lation Transfer Function)の推定方法としてEdge Spe
ctrum ratio Methodを紹介し、衛星画像であるMOS-1 ME
SSR画像の振幅伝達関数MTFを、この方法により求め
た。文献(2)(3)は、衛星画像における撮影画像の
ぼけ特性を評価し、衛星画像のぼけと幾何学歪を統合し
て補正処理する方式について述べている。文献(4)
は、文献(3)に加えて不等間隔画素歪が生じた場合の
画質劣化補正を考慮した補間法式を提案した。文献
(5)は、画像の点広がり関数PSF(Point Spread F
unction)特性の有効計算領域を指定し、有効計算領域
外のエネルギーを最小にするフィルタを求めることで、
鮮鋭化フィルタを生成する方法を開発した。文献(6)
は、ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、バンドパス
フィルタ効果のある実空間線形デジタルフィルタの設計
方法を紹介した。文献(7)は、一般的な画像処理手法
について紹介している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】撮像装置は固有の特性
を持っているため、別の撮像装置で撮像した画像はそれ
ぞれ画質が異なる。一方、指掌紋照合装置は、本来入力
される画像の画質に合わせた画像処理アルゴリズムを持
っている。このため、ある指掌紋照合装置に入力する画
像を本来の指掌紋画像入力装置以外の指掌紋画像入力装
置から得たくても、画質の違いから画像処理アルゴリズ
ムが適合せず、処理結果に不具合を生じる問題点があ
る。また、画像同士を目視により比較する場合でも、そ
れら画像を得た撮像装置に起因する画質の差があると、
正確な比較を行い難い問題点がある。そこで、本発明の
目的は、撮像装置に固有の特性を吸収する補正処理を行
って所望の画質の画像を得られるようにした画像処理方
法、画像処理装置および指掌紋画像入力装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、実空間のエッジを撮像装置で撮影して得たエッジプ
ロファイルから撮像系の振幅伝達関数または点広がり関
数の少なくとも一方(これを撮像系関数と表記する)を
推定し、その撮像系関数を基にしたフィルタを生成し、
前記撮像装置で撮影して得た撮影画像を前記フィルタを
用いて補正処理することを特徴とする画像処理方法を提
供する。上記第1の観点の画像処理方法では、撮像装置
の撮像系関数を実測し、その撮像系関数を基に生成した
フィルタを用いて、前記撮像装置で得た撮影画像を補正
する。このため、撮像装置に固有の特性を吸収でき、所
望の画質の画像を得ることが出来る。
【0007】第2の観点では、本発明は、実空間のエッ
ジを撮像装置で撮影して得たエッジプロファイルから撮
像系の振幅伝達関数または点広がり関数の少なくとも一
方(これを撮像系関数と表記する)を推定する撮像系関
数推定手段と、前記撮像系関数を基にしたフィルタを生
成するフィルタ生成手段と、前記撮像装置で撮影して得
た撮影画像を前記フィルタを用いて補正処理する撮影画
像補正手段とを具備したことを特徴とする画像処理装置
を提供する。上記第2の観点の画像処理装置では、上記
第1の観点の画像処理方法を好適に実施でき、撮像装置
に固有の特性を吸収し、所望の画質の画像を得ることが
出来る。
【0008】第3の観点では、本発明は、指紋または掌
紋の少なくとも一方(これを指掌紋と表記する)を撮像
する撮像装置を備えた指掌紋画像入力装置であって、前
記撮像装置でエッジを撮影して得たエッジプロファイル
から撮像系の振幅伝達関数または点広がり関数の少なく
とも一方(これを撮像系関数と表記する)を推定する撮
像系関数推定手段と、撮像系関数を画面に表示する撮像
系関数表示手段と、前記撮像系関数を基にしたフィルタ
を生成するフィルタ生成手段と、前記撮像装置で撮影し
て得た指掌紋画像を前記フィルタを用いて補正処理する
撮影画像補正手段とを具備したことを特徴とする指掌紋
画像入力装置を提供する。上記第3の観点の指掌紋画像
入力装置では、エッジを撮影して撮像装置の撮像系関数
を実測し、その撮像系関数を表示する。そこで、操作者
は、表示された撮像系関数を基にフィルタのパラメータ
を設定する。すると、前記撮像系関数と前記パラメータ
とを基にフィルタを生成する。そして、そのフィルタを
用いて、前記撮像装置で得た指掌紋画像を補正する。こ
のため、撮像装置に固有の特性を吸収でき、所望の画質
の画像(=指掌紋画像入力装置の出力画像=指掌紋照合
装置に入力する画像)を得ることが出来る。
【0009】第4の観点では、本発明は、上記構成の指
掌紋画像入力装置において、所望の画質の有効計算領域
を指定する有効計算領域指定手段を具備し、前記フィル
タ生成手段は、前記点広がり関数の前記有効計算領域外
の値を小さくする鮮鋭化フィルタを生成することを特徴
とする指掌紋画像入力装置を提供する。上記第4の観点
の指掌紋画像入力装置では、操作者は、フィルタのパラ
メータとして有効計算領域を指定する。これにより、鮮
鋭化フィルタを生成できる。
【0010】第5の観点では、本発明は、上記構成の指
掌紋画像入力装置において、前記撮像装置でエッジを撮
影して得たエッジ画像を画面に表示するエッジ画像表示
手段と、表示したエッジ画像上でエッジ部分を指定する
エッジ部分指定手段とを具備し、前記撮像系関数推定手
段は、指定されたエッジ部分のエッジプロファイルから
撮像系関数を推定することを特徴とする指掌紋画像入力
装置を提供する。上記第5の観点の指掌紋画像入力装置
では、操作者が、エッジ画像中からノイズの少ないエッ
ジ部分を選んで指定すれば、ノイズの影響を排除して撮
像系関数を推定できる。
【0011】第6の観点では、本発明は、上記構成の指
掌紋画像入力装置において、理想エッジと前記点広がり
関数とを用いたエッジプロファイルシミュレーションに
よりエッジプロファイルを作成するエッジプロファイル
シミュレーション手段を具備したことを特徴とする指掌
紋画像入力装置を提供する。上記第6の観点の指掌紋画
像入力装置では、撮像装置でエッジを撮影して点広がり
関数を得ておけば、その点広がり関数を用いて理想エッ
ジからエッジプロファイルを作成できる。そこで、エッ
ジプロファイルに対して補正処理を実行して補正効果を
検証することを繰り返す際に、撮像装置でエッジを撮影
してエッジプロファイルを得る必要がなくなり、時間と
労力を節減できる。また、撮像装置でエッジを撮影して
エッジプロファイルを得る場合に比べて再現性を向上で
きる。
【0012】第7の観点では、本発明は、上記構成の指
掌紋画像入力装置において、空間周波数領域でフィルタ
特性を設計するフィルタ特性設計手段を具備し、前記フ
ィルタ生成手段は、前記空間周波数領域で設計されたフ
ィルタ特性に基づいて実空間のフィルタを生成すること
を特徴とする指掌紋画像入力装置を提供する。上記第7
の観点の指掌紋画像入力装置では、操作者は、フィルタ
のパラメータとして空間周波数領域でのフィルタ特性を
設定する。これにより、ローパスフィルタを容易に生成
できる。
【0013】第8の観点では、本発明は、上記構成の指
掌紋画像入力装置において、前記フィルタ生成手段によ
り予め生成した複数のフィルタを格納するフィルタ格納
手段と、それら複数のフィルタを鮮鋭化度の順に並べて
操作者に提示し選択させるフィルタ選択手段とを具備
し、前記入力画像補正手段は、前記選択されたフィルタ
を用いて補正処理を行うことを特徴とする指掌紋画像入
力装置を提供する。上記第8の観点の指掌紋画像入力装
置では、フィルタを変えて補正処理を実行して補正効果
を検証することを繰り返す際に、鮮鋭化度の順に並べた
中からフィルタを選択できるので、所望のフィルタに到
達しやすくなる。
【0014】第9の観点では、本発明は、上記構成の指
掌紋画像入力装置において、ネットワークを介して指掌
紋画像を受信する指掌紋画像受信手段と、前記補正処理
した指掌紋画像と前記受信した指掌紋画像とを並べて表
示する比較画面表示手段とを具備したことを特徴とする
指掌紋画像入力装置を提供する。上記第9の観点の指掌
紋画像入力装置では、ネットワークを介して受信した指
掌紋画像と補正処理した指掌紋画像とを並べて表示する
ので、ネットワークを介して受信した指掌紋画像の画質
に容易に合わせることが出来る。よって、例えば、ロー
カル局で採取した指掌紋を、ネットワークを介して指掌
紋センターから取り寄せた指掌紋データと照合する際
に、画質の違いによる誤判断を回避できるようになる。
【0015】第10の観点では、本発明は、上記構成の
指掌紋画像入力装置において、前記撮像装置で撮影して
得た指掌紋画像を画面に表示し操作者に局所領域を指定
させる局所領域指定手段を具備し、前記撮影画像補正手
段は、前記指定された局所領域のみについて補正処理を
行うと共にその補正処理した局所領域の画像を画面に表
示することを特徴とする指掌紋画像入力装置を提供す
る。上記第10の観点の指掌紋画像入力装置では、操作
者が指定した局所領域のみに補正処理を施すため、処理
時間を短縮することが出来る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。なお、これにより本発明が限定されるもの
ではない。
【0017】(1)指掌紋画像入力装置の構成 図1に、本発明の一実施形態の指掌紋画像入力装置の構
成を示す。レンズ,ミラー,プリズムなどで構成された
集光装置102は、撮像面101上に置かれた実体の光
学像を、縦方向および横方向にそれぞれ等間隔に配置さ
れた複数の光電素子(例えばCCD)からなる検知装置
103の受像面に結像させる。検知装置103の出力信
号は、各光電素子の出力を増幅するアナログ回路104
で増幅され、A/D変換回路105でデジタル値に変換
される。これにより得られた中間デジタル画像106
は、画像メモリ107に格納される。
【0018】処理装置110は、可搬型記憶媒体108
から処理手続きメモリ109に画像補正手続きを読み込
み、その画像補正手続きに従って、画像メモリ107に
格納された中間デジタル画像106を画像処理し、得ら
れた出力デジタル画像113を画像メモリ107に格納
し、出力する。また、処理装置110は、中間デジタル
画像106および出力デジタル画像113をディスプレ
イ111に表示する。また、処理装置110は、ポイン
ティングデバイス112で指定されたディスプレイ11
1上の点の入力を受け付ける。
【0019】(2)指掌紋画像入力装置の処理の概要 図2に、指掌紋画像入力装置100の処理の概要を示
す。 ステップ202:集光装置102により撮像面101上
の実体の光学像を検知装置103の受像面に結像させ
る。 ステップ203:検知装置103の各光電素子で入射光
量をサンプリング処理する。 ステップ204:検知装置103の各光電素子の出力を
アナログ回路104で増幅する。 ステップ205:アナログ回路104の出力をA/D変
換回路105で量子化処理し、中間デジタル画像106
を得る。 ステップ207:処理装置110により中間デジタル画
像106をデジタル画像補正処理し、出力デジタル画像
113を得る。
【0020】(3)振幅伝達関数MTFおよび点広がり
関数PSFの推定 振幅伝達関数MTFおよび点広がり関数PSFは、前記
文献(1)の方法により推定する。撮像面101上の実
体をエッジとし、そのエッジと直交する方向(x方向と
する)の実体エッジプロファイルをf(x)とし、画像エ
ッジプロファイルをf’(x)とし、撮像系の点広がり関
数PSFをt(x)とするとき、(数1)式が成立する。 (数1)
【0021】実体エッジプロファイルf(x)と画像エッ
ジプロファイルf’(x)と点広がり関数t(x)のフーリ
エ変換をそれぞれF(u),F’(u),T(u)とすれば、
(数2)式が成立する。 (数2)
【0022】振幅伝達関数MTF(u)は、(数3)式で
表せる。 (数3)
【0023】(数3)式の分母のF(u)は、値0を周期
的に持つため、計算に不都合である。そこで、(数1)
式の両辺にハニングウィンドウ(Hanning Window)h
(x)を乗じ、(数4)式とする。なお、*は畳み込み演
算を表す。 (数4)
【0024】ここで、g(x)=h(x)f(x),g’(x)
=h(x)f’(x)とし、g(x),g’(x)のフーリエ変
換をそれぞれG(u),G’(u)とすれば、(数5)式が
得られる。 (数5)
【0025】振幅伝達関数MTF(u)は、(数6)式で
表せる。この(数6)式により撮像系の振幅伝達関数M
TF(u)を推定できる。 (数6)
【0026】なお、ハニングウィンドウh(x)は、エッ
ジプロファイルの定義域をLとするとき、(数7)式で
表せる。図3に、ハニングウィンドウh(x)の形状を示
す。 (数7)
【0027】(数3)式または(数6)式をみると、デ
ルタ関数の点広がり関数によりサンプリングされたエッ
ジプロファイル(分母)により、撮像系均一の点広がり
関数PSFによりサンプリングされたエッジプロファイ
ル(分子)を割り算した結果が振幅伝達関数MTF(u)
となっている。このため、サンプリング間隔による周波
数特性は排除され、振幅伝達関数MTF(u)を推定でき
る。そして、振幅伝達関数MTF(u)をフーリエ逆変換
することで、撮像系の点広がり関数PSF(x)を推定で
きる。
【0028】図4に、上記点広がり関数PSFの推定方
法の手順を示す。 ステップ403:ハニングウィンドウh(x)を実体エッ
ジプロファイルf(x)に掛けて、h(x)f(x)を得る。 ステップ404:ハニングウィンドウh(x)を画像エッ
ジプロファイルf’(x)に掛けて、h(x)f’(x)を得
る。 ステップ405:h(x)f(x)をフーリエ変換して、G
(u)を得る。 ステップ406:h(x)f’(x)をフーリエ変換して、
G’(u)を得る。 ステップ407:|G’(u)/G(u)|により振幅伝達
関数MTF(u)を推定する。 ステップ409:推定した振幅伝達関数MTF(u)をフ
ーリエ逆変換して、点広がり関数PSF(x)を求める。
【0029】(4)鮮鋭化フィルタの生成 鮮鋭化フィルタは、前記文献(5)の方法により生成す
る。撮像面101上の実体をo(x)、撮像系の点広がり
関数PSFをb(x)、雑音をn(x)、画像をg(x)で表
すとき、(数8)式が成立する。なお、図5に、撮像系
の点広がり関数b(x)を示す。 (数8)
【0030】(2n+1)個のフィルタ係数piからな
るフィルタp(x)は、フィルタ係数の間隔をxiで示す
とき、(数9)式で表現できる。なお、δはデルタ関数
を表す。 (数9)
【0031】撮像系の点広がり関数b(x)にフィルタp
(x)を作用させた結果の複合点広がり関数PSFをc
(x)とすると、(数10)式が成立する。 (数10)
【0032】鮮鋭化フィルタを生成することは、図5に
示すように、ウィンドウ幅Xを設定し、このウィンドウ
幅Xより外側の領域503でのエネルギーが最小になる
フィルタp(x)を生成することである。そこで、まず、
ウィンドウ幅Xを規定するウィンドウ関数ω(x)を(数
11)式で定義する。 (数11)
【0033】上記の最小化問題は(数12)式で表され
る。 (数12)
【0034】ここで、(数13)式の雑音の制約があ
る。なお、Eは期待値演算子、n(t)はノイズ関数、σ
は標準偏差である。 (数13)
【0035】また、(数14)式の制約がある。なお、
Pはフィルタ係数piを要素とする行ベクトル、Bは
(数16)式で定義される要素を持つ行列、Nは雑音n
(x)の相関行列である。 (数14)
【0036】(数13)式の雑音の制約と(数14)式
の制約の下に、上記最小化問題を整理すると、(数1
5)式が得られる。なお、Aは(数16)式で定義され
る要素を持つ行列である。 (数15)
【0037】行列A,Bの要素aij、bijは(数16)
式で定義される。 (数16)
【0038】さらに、このような最小化問題は、(数1
7)式の汎関数最小化問題に帰すことができる。 (数17)
【0039】最終的には、次の一般固有値問題を解くこ
とで、フィルタ係数piを求めることが出来る。すなわ
ち、撮像系の点広がり関数b(x)を狭くする鮮鋭化フィ
ルタp(x)を求めることが出来る。 (数18)
【0040】(5)ローパスフィルタの生成 ローパスフィルタは、前記文献(6)の方法により生成
する。図6に示すように、空間周波数領域でウェイトを
定義することでフィルタ特性601を設計する。次に、
フィルタ特性601に対し、ガウス関数の近似関数を生
成する。次に、この近似関数をフーリエ逆変換すること
で、実空間のローパスフィルタを生成する。
【0041】(6)指掌紋画像入力装置の詳細 図7に、指掌紋画像入力装置100の構成の外観を示
す。この指掌紋画像入力装置100は、画像読取装置8
01と、処理装置110と、ディスプレイ111と、ポ
インティングデバイス112とを具備している。前記処
理装置110は、可搬型記憶媒体108に記憶された画
像補正手続きを読み込んだり、可搬型記憶媒体108に
画像や画面データ(ディスプレイ111に表示されたデ
ータ)を書き込むことが可能である。また、処理装置1
10は、ローカルエリアネットワーク2002に接続し
ている。
【0042】図8に、点広がり関数PSFを推定するた
めのエッジを描いたテストパターンを示す。このテスト
パターンは、白地701の背景に、黒で塗りつぶした複
数の正方形702を十字に配したパターンである。
【0043】画像読取装置801は、その撮像面101
にセットされた図8のテストパターンを読み取り、テス
トパターンの中間デジタル画像106を処理装置110
に送る。処理装置110は、テストパターンの中間デジ
タル画像106を受け取り、ディスプレイ111に表示
する。
【0044】図9に示すように、テストパターンがディ
スプレイ111に表示されたら、操作者は、表示された
テストパターン904中のノイズの少ないエッジ部分9
03をポインティングデバイス112により指定する。
【0045】図10に示すように、処理装置110は、
エッジ部分903が指定されると、プロファイル獲得ダ
イヤログウィンドウ1001を作成し、表示する。この
プロファイル獲得ダイヤログウィンドウ1001上に
は、プロファイル方向設定トグルスイッチ1002と、
プロファイル画素数設定テキストボックス1003と、
プロファイル実行ボタン1004と、キャンセルボタン
1005とがある。
【0046】操作者は、前記プロファイル方向設定トグ
ルスイッチ1002により、画面の横方向にエッジプロ
ファイルを取るか、縦方向にエッジプロファイルを取る
かを、指定できる。また、前記プロファイル画素数設定
テキストボックス1003により、何画素分のエッジプ
ロファイルを取るか指定できる。操作者が前記プロファ
イル実行ボタン1004をクリックすると、処理装置1
10は、プロファイル処理を実行し、プロファイルダイ
ヤログウィンドウ(図11の1101)を表示する。ま
た、操作者が前記キャンセルボタン1005をクリック
すると、処理装置はプロファイル獲得ダイヤログウィン
ドウ1001を消去する。
【0047】図11に、前記プロファイル実行ボタン1
004(図10)により表示するプロファイルダイヤロ
グウィンドウ1101を示す。このプロファイルダイヤ
ログウィンドウ1101上には、エッジプロファイルを
表示したエッジプロファイルグラフ1102と、データ
保存ボタン1103と、フィルタ実行ボタン1104
と、MTF&PSF推定実行ボタン1105とがある。
【0048】操作者が前記データ保存ボタン1103を
クリックすると、処理装置110は、プロファイルグラ
フ1102のデータをその属性も含めて可搬型記憶媒体
108等に保存する。また、操作者がフィルタ実行ボタ
ン1104をクリックすると、処理装置110は、フィ
ルタ保存実行ダイヤログウィンドウ(図16の160
1)をポップアップ表示する。また、操作者が前記MT
F&PSF推定実行ボタン1105をクリックすると、
処理装置110は、MTF&PSF推定ダイヤログウィ
ンドウ(図12の1201)をポップアップ表示する。
【0049】図12に、前記MTF&PSF推定実行ボ
タン1105(図11)によりポップアップ表示するM
TF&PSF推定ダイヤログウィンドウ1201を示
す。このMTF&PSF推定ダイヤログウィンドウ12
01上には、補間数設定テキストボックス1202と、
MTF&PSF推定実行ボタン1203と、キャンセル
ボタン1204とがある。
【0050】操作者は、前記補間数設定テキストボック
ス1202により、エッジプロファイルの画素間の補間
点数を設定できる。操作者が前記MTF&PSF推定実
行ボタン1203をクリックすると、処理装置110
は、プロファイルグラフ1102(図11)のエッジプ
ロファイルからディテクタ数,エッジ位置,エッジ値
(大,小)を検出し、理想エッジを作成し、その理想エ
ッジと点広がり関数PSFとしてのデルタ関数とを用い
て(数1)式に従ってシミュレーションし、エッジプロ
ファイルを作成し、それを(数6)式の分母とし、ま
た、プロファイルグラフ1102(図11)のエッジプ
ロファイルを(数6)式の分子として、振幅伝達関数M
TFを推定する。さらに、その振幅伝達関数MTFをフ
ーリエ逆変換することで点広がり関数PSFを推定す
る。そして、MTFダイヤログウィンドウ(図13の1
301)およびPSFダイヤログウィンドウ1401
(図14の1401)を表示する。
【0051】また、操作者が前記キャンセルボタン12
04をクリックすると、処理装置110は、MTF&P
SF推定ダイヤログウィンドウ1201を消去する。
【0052】図13に、前記MTF&PSF推定実行ボ
タン1203(図12)により表示するMTFダイヤロ
グウィンドウ1301を示す。このMTFダイヤログウ
ィンドウ1301上には、推定した振幅伝達関数MTF
を表示したMTFグラフ1302と、データ保存ボタン
1303とがある。操作者が前記データ保存ボタン13
03をクリックすると、処理装置110は、MTFグラ
フ1302のデータを可搬型記憶媒体108等に保存す
る。
【0053】図14に、前記MTF&PSF推定実行ボ
タン1203(図12)により表示するPSFダイヤロ
グウィンドウ1401を示す。このPSFダイヤログウ
ィンドウ1401上には、点広がり関数PSFを表示し
たPSFグラフ1402と、データ保存ボタン1403
と、フィルタ設計実行ボタン1404と、エッジプロフ
ァイル作成実行ボタン1405とがある。
【0054】操作者が前記データ保存ボタン1403を
クリックすると、処理装置110は、PSFグラフ14
02のデータを可搬型記憶媒体108等に保存する。ま
た、操作者が前記フィルタ設計実行ボタン1404をク
リックすると、処理装置110は、フィルタ設計ダイヤ
ログウィンドウ(図15の1501)をポップアップ表
示する。また、操作者が前記エッジプロファイル作成実
行ボタン1405をクリックすると、処理装置110
は、エッジプロファイルシミュレーションダイヤログウ
ィンドウ(図18の1801)をポップアップ表示す
る。
【0055】図15に、前記フィルタ設計実行ボタン1
404(図14)により表示するフィルタ設計ダイヤロ
グウィンドウ1501を示す。このフィルタ設計ダイヤ
ログウィンドウ1501上には、鮮鋭化フィルタ設計チ
ェックボタン1502と、ウィンドウサイズ設定テキス
トボックス1503と、フィルタサイズ設定テキストボ
ックス1504と、ローパスフィルタ設計チェックボタ
ン1505と、ローパスフィルタ設計フィールド150
6と、フィルタ生成実行ボタン1506と、キャンセル
ボタン1510とがある。
【0056】操作者は、前記鮮鋭化フィルタ設計チェッ
クボタン1502により、鮮鋭化フィルタを設計するか
否かを設定できる。また、前記ウィンドウサイズ設定テ
キストボックス1503により、鮮鋭化フィルタ設計パ
ラメータの一つであるウィンドウサイズを設定できる。
また、前記フィルタサイズ設定テキストボックス150
4により、鮮鋭化フィルタ設計パラメータの他の一つで
あるフィルタサイズを設定できる。また、操作者は、前
記ローパスフィルタ設計チェックボタン1505によ
り、ローパスフィルタを設計するか否かを設定できる。
また、操作者は、前記ローパスフィルタ設計フィールド
1506に区分線形関数の通過端1507および遮断端
1508をポインティングデバイス112で定義するこ
とにより、ローパスフィルタのフィルタ特性を設計でき
る。なお、前記鮮鋭化フィルタ設計チェックボタン15
02と前記ローパスフィルタ設計チェックボタン150
5とは、いずれか一方をチェックすると、他方はチェッ
クが外れるようになっている。
【0057】また、操作者が前記フィルタ生成実行ボタ
ン1509をクリックすると、処理装置110は、フィ
ルタを生成し、フィルタ保存実行ダイヤログ(図16の
1601)をポップアップ表示する。また、操作者が前
記キャンセルボタン1510をクリックすると、処理装
置110は、フィルタ設計ダイヤログウィンドウ150
1を消去する。
【0058】図16に、前記フィルタ実行ボタン110
4(図11)または前記フィルタ生成実行ボタン150
9(図15)により表示するフィルタ保存実行ダイヤロ
グウィンドウ1601を示す。フィルタ保存実行ダイヤ
ログウィンドウ1601上には、フィルタ名指定・設定
テキストボックス1602と、コメントテキストボック
ス1603と、フィルタ一覧リストボックス1604
と、スライダ1605と、フィルタ保存ボタン1607
と、フィルタリング実行ボタン1608と、キャンセル
ボタン1609とがある。
【0059】前記フィルタ名指定・設定テキストボック
ス1602には、このフィルタ保存実行ダイヤログウィ
ンドウ1601が前記フィルタ実行ボタン1104(図
11)によりポップアップされた場合は、予め生成して
保存している複数のフィルタ中の実行したいフィルタの
フィルタ名を操作者が入力する。一方、このフィルタ保
存実行ダイヤログウィンドウ1601が前記フィルタ生
成実行ボタン1509(図15)によりポップアップさ
れた場合は、生成したフィルタのフィルタ名を操作者が
入力する。前記コメントテキストボックス1603に
は、前記フィルタ名指定・設定テキストボックス160
2で指定したフィルタのコメントを表示する。操作者
は、そのコメントを編集することが出来る。前記フィル
タ一覧リストボックス1604には、予め生成して保存
している複数のフィルタのフィルタ名とコメントを一覧
表示する。操作者は、スライダ1605により、一覧表
示をスクロールできる。また、任意の行をポインティン
グデバイス112でシングルクリックすると、該フィル
タを指定できる。また、ダブルクリックすると、該フィ
ルタについてのフィルタ情報確認ダイヤログウィンドウ
(図17の1701)をポップアップ表示させられる。
【0060】前記フィルタ保存ボタン1607は、この
フィルタ保存実行ダイヤログウィンドウ1601が前記
フィルタ生成実行ボタン1509(図15)によりポッ
プアップされた場合のみ有効である。操作者が前記フィ
ルタ保存ボタン1607をクリックすると、処理装置1
10は、生成したフィルタを、前記フィルタ名指定・設
定テキストボックス1602に入力されたフィルタ名
で、前記コメントテキストボックス1603に入力した
コメントを付けて、保存する。
【0061】操作者が前記フィルタリング実行ボタン1
608をクリックすると、処理装置110は、このフィ
ルタ保存実行ダイヤログウィンドウ1601が前記フィ
ルタ実行ボタン1104(図11)によりポップアップ
表示された場合は、前記プロファイルダイヤログウィン
ドウ1101(図11)のエッジプロファイルに対し、
前記フィルタ名指定・設定テキストボックス1602で
指定したフィルタを実行する。一方、このフィルタ保存
実行ダイヤログウィンドウ1601が前記フィルタ生成
実行ボタン1509(図15)によりポップアップ表示
された場合は、フィルタ設計ダイヤログウィンドウ15
01(図15)をポップアップしたPSFダイヤログウ
ィンドウ1401(図14)の点広がり関数PSFを推
定したエッジプロファイルに対し、前記フィルタ名指定
・設定テキストボックス1602で指定したフィルタを
実行する。そして、新たにプロファイルダイヤログウィ
ンドウ1101(図11)を生成し、フィルタ実行結果
のエッジプロファイルを表示する。
【0062】また、操作者が前記キャンセルボタン16
09をクリックすると、処理装置110は、フィルタ保
存実行ダイヤログウィンドウ1601を消去する。
【0063】図17に、フィルタ一覧リストボックス1
604(図16)の任意の行をポインティングデバイス
112でダブルクリックしたときに表示するフィルタ情
報確認ダイヤログウィンドウ1701を示す。フィルタ
情報確認ダイヤログウィンドウ1701上には、フィル
タ名表示テキストボックス1702と、フィルタウェイ
ト表示ウィンドウ1703と、キャンセルボタン170
5とがある。前記フィルタ名表示テキストボックス17
02には、フィルタ一覧リストボックス1604(図1
6)でダブルクリックした行のファイル名を表示する。
また、前記フィルタウェイト表示ウィンドウ1703に
は、前記フィルタ名表示テキストボックス1702に表
示したフィルタの画素位置とウェイトとを一覧表示す
る。操作者は、スライダ1704により、一覧表示をス
クロールできる。また、操作者が前記キャンセルボタン
1705をクリックすると、処理装置110は、フィル
タ情報確認ダイヤログウィンドウ1701を消去する。
【0064】図18に、前記エッジプロファイル作成実
行ボタン1405(図14)により表示するエッジプロ
ファイルシミュレーションダイヤログウィンドウ180
1を示す。エッジプロファイルシミュレーションダイヤ
ログウィンドウ1801上には、ディテクタ数設定テキ
ストボックス1802と、エッジ位置設定テキストボッ
クス1803と、エッジ値設定テキストボックス180
4と、エッジプロファイル作成実行ボタン1805と、
キャンセルボタン1806とがある。
【0065】操作者は、前記ディテクタ数設定テキスト
ボックス1802に、理想エッジを検知する光電素子の
数を自然数で設定する。また、前記エッジ位置設定テキ
ストボックス1803に、前記ディテクタ数設定テキス
トボックス1802で設定した数の光電素子を一列に並
べたときに、どの位置に理想エッジを置くかを実数で設
定する。また、前記エッジ値設定テキストボックス18
04に、エッジの大値および小値をそれぞれ整数で設定
する。
【0066】操作者が前記エッジプロファイル作成実行
ボタン1805をクリックすると、処理装置110は、
このエッジプロファイルシミュレーションダイヤログウ
ィンドウ1801で設定した理想エッジとこのエッジプ
ロファイルシミュレーションダイヤログウィンドウ18
01をポップアップしたPSFダイヤログウィンドウ1
401(図14)の点広がり関数PSFとを用いて(数
1)式に従ってシミュレーションし、エッジプロファイ
ルを作成し、新たにプロファイルダイヤログウィンドウ
(図11の1101)を生成し、作成したエッジプロフ
ァイルを表示する。
【0067】また、操作者が前記キャンセルボタン18
06をクリックすると、処理装置110は、エッジプロ
ファイルシミュレーションダイヤログウィンドウ180
1を消去する。
【0068】(7)エッジ部分の自動抽出 図9では、エッジ部分を操作者が指定したが、自動的に
抽出することも可能である。図19に、エッジ部分を自
動抽出し、振幅伝達関数MTFおよび点広がり関数PS
Fを推定する手順を示す。 ステップ1902:テストパターンの画像(図9)に対
し、x方向,y方向に(数19)式の差分処理を実行す
る。この(数19)式の差分処理は、前記文献(7)に
開示の一般的なエッジ抽出方法のうちの一つである。 (数19)
【0069】ステップ1903:差分処理の結果に対
し、ある距離Dの範囲において正負の異なる近似値の値
を出力している点をノイズとして除くノイズ削除処理を
実行する。 ステップ1904:ノイズ削除処理の結果に対し、さら
に差分処理1904を実行し、ラプラシアンを求める。 ステップ1905:ゼロクロス点をエッジとして抽出す
る。 ステップ1906:おのおのの方向で求まった複数のエ
ッジに対し、それぞれエッジプロファイルを求め、それ
ぞれ振幅伝達関数MTFを推定し、フーリエ逆変換し
て、それぞれ点広がり関数PSFを求める。 ステップ1907:求めた点広がり関数PSFのうち、
半値幅が最も狭く、中心から単調減少の点広がり関数P
SFを選択し、推定結果とする。あるいは、求めた点広
がり関数PSFを平均化した点広がり関数PSFを求め
て、それを推定結果とする。
【0070】(8)画質補正 図20に、ネットワークに接続された指掌紋画像入力装
置および指掌紋照合装置を示す。指掌紋照合装置200
1は、自己に直接接続された画像読取装置2011から
の入力画像の画質に合わせた画像処理アルゴリズムを用
いて、画像読取装置2011からの入力画像とデータベ
ースDBに格納されている指掌紋情報との照合を行って
いる。
【0071】上記の指掌紋照合装置2001で、ローカ
ルエリアネットワーク2002に接続された指掌紋画像
入力装置100からの入力画像を利用する場合、指掌紋
画像入力装置100は、自己に直接接続された画像読取
装置801で撮影した指掌紋画像を、指掌紋照合装置2
001に直接接続された画像読取装置2011の画質に
合わせた画質に補正して、指掌紋照合装置2001に送
る。これにより、指掌紋照合装置2001は、元の画像
処理アルゴリズムを実質的にそのまま適用可能となる。
すなわち、画像処理アルゴリズムのチューニングが不要
になるか、又は、少しのチューニングで済むようにな
る。
【0072】指掌紋画像入力装置100で画質補正を行
うとき、操作者は、比較ウィンドウ(図21の230
1)を表示させる。図21に、比較ウィンドウ2301
を示す。この比較ウィンドウ2301上には、処理装置
110に直接接続された画像読取装置801の画像を表
示する内部画像表示領域2302と、ネットワーク20
02を介して受信した画像を表示する外部画像表示領域
2303と、画質コントローラ呼び出しボタン2304
と、比較ウィンドウ消去ボタン2305とがある。
【0073】前記内部画像表示領域2302上には、フ
ァイルボタン2321と、拡大表示領域2322と、全
体像表示領域2323とがある。前記全体像表示領域2
323内の矩形領域2324は、前記拡大表示領域23
22で表示している局所領域を表している。ポインティ
ングデバイス112のドラッグ&ドロップ操作により、
矩形領域2324を移動し、前記拡大表示領域2322
で拡大表示する局所領域を指定することが出来る。ま
た、スライダ2325を操作することによっても、拡大
表示する局所領域を指定することが出来る。矩形領域2
324の位置とスライダ2325のポジションは連動し
ている。
【0074】操作者は、ファイルボタン2321によ
り、ファイルメニュー(図示省略)をプルダウン表示さ
せ、処理装置110に直接接続した画像読取装置801
による指掌紋画像の読み込み又は画質補正処理結果画像
の保存のいずれかを行うことが出来る。
【0075】外部画像表示領域2304上には、ファイ
ルボタン2331と、拡大表示領域2332と、全体像
表示領域2333とがある。前記全体像表示領域233
3内の矩形領域2334は、前記拡大表示領域2332
で表示している領域を表している。ポインティングデバ
イス112のドラッグ&ドロップ操作により、矩形領域
2334を移動し、前記拡大表示領域2332に拡大表
示する領域を変更することが出来る。また、スライダ2
335を操作することにより、拡大表示する領域を変更
することが出来る。矩形領域2334の位置とスライダ
2335のポジションは連動している。
【0076】操作者は、ファイルボタン2331によ
り、ファイルメニュー(図示省略)をプルダウン表示さ
せ、指掌紋照合装置2001に直接接続された画像読取
装置2011で撮影した指掌紋画像をローカルエリアネ
ットワーク2002を介して受信すること又は該画像の
保存のいずれかを行うことが出来る。
【0077】操作者がコントローラ呼び出しボタン23
04をクリックすると、処理装置110は、画質コント
ローラウィンドウ(図22の2101)をポップアップ
表示する。
【0078】図22に、比較ウィンドウ(図21の23
01)の画質コントローラ呼び出しボタン(図21の2
304)をクリックした時に表示する画質コントローラ
ウィンドウ2101の第1例を示す。この画質コントロ
ーラウィンドウ2101上には、フィルタ方向操作領域
2106と、フィルタサイズ操作領域2102と、ウィ
ンドウサイズ操作領域2103と、フィルタ情報参照ボ
タン2104と、閉じるボタン2105とがある。
【0079】前記フィルタ方向操作領域2106には、
フィルタ方向を設定するテキストボックス2107があ
る。。前記フィルタサイズ操作領域2102には、フィ
ルタサイズをポインティングデバイス112で設定する
ためのスライダ2121と、フィルタサイズをキーボー
ドで設定するためのテキストボックス2122とがあ
る。前記ウィンドウサイズ操作領域2103には、ウィ
ンドウサイズをポインティングデバイス112で設定す
るためのスライダ2131と、ウィンドウサイズをキー
ボードで設定するためのテキストボックス2132とが
ある。
【0080】操作者が前記フィルタ情報参照ボタン21
04をクリックすると、処理装置110は、フィルタ情
報確認ダイヤログウィンドウ1701(図17)をポッ
プアップ表示し、設定したパラメータに相当するフィル
タ情報を表示する。
【0081】また、操作者が前記閉じるボタン2105
をクリックすると、処理装置110は、画質コントロー
ラウィンドウ2101を消去し、比較ウィンドウ(図2
1の2301)に戻る。
【0082】図23は、処理装置110が画質コントロ
ーラウィンドウ2101を表示しながら実行する処理手
順である。 ステップ2201:処理装置110に接続された画像読
取装置801の点広がり関数PSF(予め推定されてい
る)を読み込む。 ステップ2202:画質コントローラウィンドウ210
1でフィルタ方向,フィルタサイズ,ウィンドウサイズ
が変更されるのを待ち、変更されたらステップ2203
に進む。 ステップ2203:画質コントローラウィンドウ210
1に設定されたフィルタ方向,フィルタサイズ,ウィン
ドウサイズに合致するパラメータを持つフィルタを検索
する。 ステップ2204:前記ステップ2203の検索の結
果、該当するフィルタがなければステップ2205へ進
み、あればステップ2206へ進む。 ステップ2205:前記ステップ2201で読み込んだ
点広がり関数PSFと画質コントローラウィンドウ21
01に表示されたフィルタ方向,フィルタサイズ,ウィ
ンドウサイズに従ってフィルタを生成する。 ステップ2206:前記ステップ2203で検索して得
られたフィルタまたは前記ステップ2205で生成した
フィルタにより、処理装置110に直接接続された画像
読取装置801で撮影した指掌紋画像をフィルタリング
処理する。その際、フィルタリング処理は、矩形領域2
324で指定された局所領域のみに対し実行し、リアル
タイム性を確保する。但し、画質補正処理結果画像の保
存の際には、画像全体に対しフィルタ処理を実行した
後、保存する。 ステップ2207:フィルタリング処理した結果の画像
を比較ウィンドウ(図23の2301)に表示可能な状
態にする。そして、前記ステップ2202に戻る。
【0083】図24に、比較ウィンドウ(図21の23
01)の画質コントローラ呼び出しボタン(図21の2
304)をクリックした時に表示する画質コントローラ
ウィンドウ2401の第2例を示す。この画質コントロ
ーラウィンドウ2401上には、フィルタ方向操作領域
2406と、フィルタ選択領域2402と、フィルタ情
報参照ボタン2404と、閉じるボタン2405とがあ
る。フィルタ選択領域2402には、鮮鋭度を指定する
スライダ2411と、そのスライダで指定されたフィル
タ名を表示するテキストボックス2412とがある。前
記フィルタ方向操作領域2406には、フィルタ方向を
設定するテキストボックス2107がある。
【0084】以上の画質コントローラウィンドウ240
1を用いると、鮮鋭度を指標としてフィルタを選択する
ことが出来る。
【0085】図25に、フィルタを鮮鋭度の順に並べる
手順を示す。 ステップ2501:理想エッジと点広がり関数PSFと
を用いたエッジプロファイルシミュレーションによりエ
ッジプロファイルを作成する。 ステップ2502:一つのフィルタに着目し、その着目
フィルタを、前記ステップ2501で作成したエッジプ
ロファイルに、適用する。 ステップ2503:元のエッジプロファイルとフィルタ
適用後のエッジプロファイルとから点広がり関数PSF
を推定する。 ステップ2504:求めた点広がり関数PSFの半値幅
を求め、着目フィルタの評価値とする。 ステップ2505&2507:予め生成した複数のフィ
ルタについて前記ステップ2505〜2504を繰り返
す。 ステップ2506:評価幅が狭いものから広いものへの
順番すなわち先鋭度の順にフィルタを並べる。
【0086】なお、図20において、ローカルエリアネ
ットワーク2002に接続された指掌紋画像入力装置2
003や、ワイドネットワーク2005に接続された指
掌紋画像入力装置2006,2007,2008を、本
発明の指掌紋画像入力装置100と同様の構成にしても
よい。
【0087】他の実施形態としては、本発明の指掌紋画
像入力装置の構成を指掌紋照合装置2001に含またも
のが挙げられる。この場合、ネットワーク2002に接
続された指掌紋画像入力装置(例えば2003)から該
装置の点広がり関数PFSと画質補正を行っていない指
掌紋画像とを指掌紋照合装置2001が受信し、受信し
た点広がり関数PFSを用いて、受信した指掌紋画像の
画質を、指掌紋照合装置2001内の指掌紋画像入力装
置の構成により補正する。これにより、指掌紋照合装置
2001は、元の画像処理アルゴリズムを実質的にその
まま適用可能となる。あるいは、ネットワーク2002
に接続された指掌紋画像入力装置(例えば2003)か
ら画質補正を行っていない指掌紋画像を指掌紋照合装置
2001が受信し、該画像読取装置2011の点広がり
関数PFSを用いて、指掌紋照合装置2001の画像読
取装置2011で撮影した指掌紋画像を、受信した指掌
紋画像の画質に合うように画質補正し、受信した指掌紋
画像と画質補正した自己の指掌紋画像とを目視で比較す
るようにしてもよい。
【0088】
【発明の効果】本発明の画像処理方法、画像処理装置お
よび指掌紋画像入力装置によれば、撮像装置に固有の特
性を吸収する補正処理を行って所望の画質の画像を得る
ことが出来る。そこで、画像同士を目視により比較する
場合に、それら画像を得た撮像装置に起因する画質の差
を解消できるので、正確な比較を行うことが出来る。ま
た、指掌紋照合装置に入力する画像を本来の指掌紋画像
入力装置以外の指掌紋画像入力装置から得る場合に、本
来の指掌紋画像入力装置とそれ以外の指掌紋画像入力装
置の画質の違いを解消できるので、元の画像処理アルゴ
リズムを実質的にそのまま適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の指掌紋画像入力装置の機
能構成図である。
【図2】図1の指掌紋画像入力装置の処理の流れ図であ
る。
【図3】ハニングウィンドウの例示図である。
【図4】MTFおよびPSFを推定する処理の流れ図で
ある。
【図5】鮮鋭化フィルタを設計する過程の説明図であ
る。
【図6】ローパスフィルタを設計する過程の説明図であ
る。
【図7】本発明の一実施形態の指掌紋画像入力装置の外
観構成図である。
【図8】実体エッジを描いたテストパターンの例示図で
ある。
【図9】エッジ部分を指定する操作の説明図である。
【図10】プロファイル獲得ダイヤログウィンドウの例
示図である。
【図11】プロファイルダイヤログウィンドウの例示図
である。
【図12】MTF&PSF推定ダイヤログウィンドウの
例示図である。
【図13】MTFダイヤログウィンドウの例示図であ
る。
【図14】PSFダイヤログウィンドウの例示図であ
る。
【図15】フィルタ設計ダヤログウィンドウの例示図で
ある。
【図16】フィルタ保存実行ダイヤログウィンドウの例
示図である。
【図17】フィルタ情報確認ダイヤログウィンドウの例
示図である。
【図18】エッジプロファイルシミュレーションダイヤ
ログウィンドウの例示図である。
【図19】エッジ部分を自動抽出して振幅伝達関数MT
Fおよび点広がり関数PSFを推定する手順の流れ図で
ある。
【図20】ネットワークに接続された指掌紋画像入力装
置および指掌紋照合装置を示す構成図である。
【図21】比較ウィンドウの例示図である。
【図22】画質コントローラウィンドウの第1例の例示
図である。
【図23】処理装置が画質コントローラウィンドウを表
示しながら実行する処理手順の流れ図である。
【図24】画質コントローラウィンドウの第2例の例示
図である。
【図25】フィルタを鮮鋭度の順に並べる手順の流れ図
である。
【符号の説明】
100・・・指掌紋画像入力装置、102・・・集光装置、1
03・・・検知装置、104・・・アナログ回路、105・・・
A/D変換回路、107・・・画像メモリ、108・・・画像
補正手続き、109・・・処理手続きメモリ、110・・・処
理装置、111・・・ディスプレイ、112・・・ポインティ
ングデバイス、801・・・画像読取装置、2002・・・ロ
ーカルエリアネットワーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬戸 洋一 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 黒田 守観 茨城県日立市幸町三丁目2番1号 日立エ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5B043 AA09 BA02 BA03 DA05 DA06 EA18 HA02 5B047 AA25 AA30 BC07 CA14 CB22 DA10 DB01 DB04 EA02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実空間のエッジを撮像装置で撮影して得
    たエッジプロファイルから撮像系の振幅伝達関数または
    点広がり関数の少なくとも一方(これを撮像系関数と表
    記する)を推定し、その撮像系関数を基にしたフィルタ
    を生成し、前記撮像装置で撮影して得た撮影画像を前記
    フィルタを用いて補正処理することを特徴とする画像処
    理方法。
  2. 【請求項2】 実空間のエッジを撮像装置で撮影して得
    たエッジプロファイルから撮像系の振幅伝達関数または
    点広がり関数の少なくとも一方(これを撮像系関数と表
    記する)を推定する撮像系関数推定手段と、前記撮像系
    関数を基にしたフィルタを生成するフィルタ生成手段
    と、前記撮像装置で撮影して得た撮影画像を前記フィル
    タを用いて補正処理する撮影画像補正手段とを具備した
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 指紋または掌紋の少なくとも一方(これ
    を指掌紋と表記する)を撮像する撮像装置を備えた指掌
    紋画像入力装置であって、前記撮像装置でエッジを撮影
    して得たエッジプロファイルから撮像系の振幅伝達関数
    または点広がり関数の少なくとも一方(これを撮像系関
    数と表記する)を推定する撮像系関数推定手段と、撮像
    系関数を画面に表示する撮像系関数表示手段と、前記撮
    像系関数を基にしたフィルタを生成するフィルタ生成手
    段と、前記撮像装置で撮影して得た指掌紋画像を前記フ
    ィルタを用いて補正処理する撮影画像補正手段とを具備
    したことを特徴とする指掌紋画像入力装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の指掌紋画像入力装置に
    おいて、所望の画質の有効計算領域を指定する有効計算
    領域指定手段を具備し、前記フィルタ生成手段は、前記
    点広がり関数の前記有効計算領域外の値を小さくする鮮
    鋭化フィルタを生成することを特徴とする指掌紋画像入
    力装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の指掌紋
    画像入力装置において、前記撮像装置でエッジを撮影し
    て得たエッジ画像を画面に表示するエッジ画像表示手段
    と、表示したエッジ画像上でエッジ部分を指定するエッ
    ジ部分指定手段とを具備し、前記撮像系関数推定手段
    は、指定されたエッジ部分のエッジプロファイルから撮
    像系関数を推定することを特徴とする指掌紋画像入力装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項3から請求項5のいずれかに記載
    の指掌紋画像入力装置において、理想エッジと前記点広
    がり関数とを用いたエッジプロファイルシミュレーショ
    ンによりエッジプロファイルを作成するエッジプロファ
    イルシミュレーション手段を具備したことを特徴とする
    指掌紋画像入力装置。
  7. 【請求項7】 請求項3から請求項6のいずれかに記載
    の指掌紋画像入力装置において、空間周波数領域でフィ
    ルタ特性を設計するフィルタ特性設計手段を具備し、前
    記フィルタ生成手段は、前記空間周波数領域で設計され
    たフィルタ特性に基づいて実空間のフィルタを生成する
    ことを特徴とする指掌紋画像入力装置。
  8. 【請求項8】 請求項3から請求項7のいずれかに記載
    の指掌紋画像入力装置において、前記フィルタ生成手段
    により予め生成した複数のフィルタを格納するフィルタ
    格納手段と、それら複数のフィルタを鮮鋭化度の順に並
    べて操作者に提示し選択させるフィルタ選択手段とを具
    備し、前記入力画像補正手段は、前記選択されたフィル
    タを用いて補正処理を行うことを特徴とする指掌紋画像
    入力装置。
  9. 【請求項9】 請求項3から請求項8のいずれかに記載
    の指掌紋画像入力装置において、ネットワークを介して
    指掌紋画像を受信する指掌紋画像受信手段と、前記補正
    処理した指掌紋画像と前記受信した指掌紋画像とを並べ
    て表示する比較画面表示手段とを具備したことを特徴と
    する指掌紋画像入力装置。
  10. 【請求項10】 請求項3から請求項9のいずれかに記
    載の指掌紋画像入力装置において、前記撮像装置で撮影
    して得た指掌紋画像を画面に表示し操作者に局所領域を
    指定させる局所領域指定手段を具備し、前記撮影画像補
    正手段は、前記指定された局所領域のみについて補正処
    理を行うと共にその補正処理した局所領域の画像を画面
    に表示することを特徴とする指掌紋画像入力装置。
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