JP2000037855A - キーレス印刷機のインキ貯留装置 - Google Patents

キーレス印刷機のインキ貯留装置

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JP2000037855A
JP2000037855A JP10210584A JP21058498A JP2000037855A JP 2000037855 A JP2000037855 A JP 2000037855A JP 10210584 A JP10210584 A JP 10210584A JP 21058498 A JP21058498 A JP 21058498A JP 2000037855 A JP2000037855 A JP 2000037855A
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征 蜂屋
Shigehiko Miyoshi
成彦 三好
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幸利 高橋
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    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F31/00Inking arrangements or devices
    • B41F31/02Ducts, containers, supply or metering devices
    • B41F31/04Ducts, containers, supply or metering devices with duct-blades or like metering devices

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷休止中にインキ貯留装置からインキの漏
れ出しを防止できると共に、機構及び作動が簡易になる
ようにする。 【解決手段】 先端部が低くなるように傾斜し、インキ
出しローラーKの周面に対して進退可能に基台1上に支
持されると共に進退するブレード部材Aと、ブレード部
材に連結され、このブレード部材の先端がインキ出しロ
ーラーの周面に対して一定の姿勢を維持して移動するよ
うガイドするガイド手段と、ブレード部材の離隔した複
数個所にそれぞれ連結され、ブレード部材にインキ出し
ローラーから離れる向きの力を付与し得るように設けた
インキ出し口開放手段と、ブレード部材の離隔した複数
個所にそれぞれ連結され、ブレード部材をインキ出しロ
ーラーに向けて一気に進行させ得るように設けたインキ
出し口閉鎖手段とを備えた構成になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、版胴の周面に装
着した刷版面にインキを供給して印刷する印刷機で、特
に刷版面の画像分布に合わせたインキ供給量の調整を不
要とし、刷版面の全面に常時略均等の厚さのインキを供
給して印刷するキーレス印刷機において、印刷休止中
に、ブレードの先端とインキ出しローラーとの間からイ
ンキが漏れ出さないようにしたインキ貯留装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】キーレス印刷機のインキ貯留装置につい
ては、特開平9−226095号公報に示されたものが
知られている。
【0003】この従来の技術に示された、キーレス印刷
におけるインキ供給装置は図10に示されるように、版
胴Pの周面に装着された刷版面Rに周面が接触するイン
キ着けローラーNと、インキ着けローラーNの上流側で
インキ着けローラーNと周面が接触し、その周面に多数
の微細な凹部を略均等に配した計量ローラーMと、計量
ローラーMの周面から過剰インキを掻き取るドクター手
段Yと、基台1′と、基台1′上で駆動手段Wにより漸
次調節作動可能に設けられたブレード部材A′、両側板
2′,2′及び基台1′とインキ出し口Jを介して対向
するインキ出しローラーKとで形成され、さらに、イン
キ5を貯留するインキ貯留装置S′と、インキ出しロー
ラーKと前記計量ローラーMとの間に設けられ、インキ
出しローラーKの周面とわずかな隙間を介して対向する
と共に、互いの周面が接触し、かつ、計量ローラーMと
接触して連結する複数個のインキローラーL,Lで、構
成されている。
【0004】このインキ供給装置にてキーレス印刷を行
う場合は、ドクター手段Yを計量ローラーMの周面に接
触する状態にすると共に、インキ貯留装置S′の駆動手
段Wの作動によってインキ出し口Jをいっぱいに開いた
状態にブレードA′を移動して、インキ出しローラーK
を回転させ、このインキ出しローラーKの周面によりイ
ンキ貯留装置S′からインキ出し口Jを通してインキ5
を導き出し、インキローラーL,Lを介して計量ローラ
ーMにインキを転移させ、更に、ドクター手段Yにより
計量ローラーMの周面から過剰インキを掻き取り、全幅
にわたって略均等量のインキとして版胴Pの周面の刷版
面Rに供給を行う。
【0005】そして、このキーレス印刷では印刷機の作
動に関連させてインキ貯留装置S′の駆動手段Wを作動
させ、インキ出し口Jからのインキ5の漏れ出しを防止
するよう、ブレードA′を漸次調節移動する。そして、
印刷機の停止状態でインキ貯留装置S′のブレードA′
がインキ出し口Jを実質的に閉じる位置を占めるよう、
ブレードA′を移動するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した特開
平9−226095号公報で示すインキ供給装置では、
印刷休止中にインキ出し口からのインキの漏れ出しを防
止するためブレードを移動させるインキ貯留装置の駆動
手段は、ブレードごとに設けられ、かつ、漸次調節作動
して調節可能に設けられるため、機構が複雑なものであ
る。
【0007】これにより、装置の製造コストは上がり、
装置の故障頻度も高くなり、メンテナンスにも手間と時
間がかかった。
【0008】また、駆動手段の作動が個別に行われるも
のであるため、複数の駆動手段によって移動させるよう
にした大きなブレードでは、負荷の相違等によって各駆
動手段に作動タイミングや作動量の相違が生じやすく、
ブレードが傾いて、移動に支障をきたしたり、インキ出
し口の閉鎖状態が一側において不完全になってしまう等
の不具合が多々発生するものであった。
【0009】このようなことから、キーレス印刷におい
て、その印刷休止中にインキ貯留装置からのインキの漏
れ出しを完全に防止することが可能であり、かつ、機構
及び作動が簡易なキーレス印刷機のインキ貯留装置が望
まれていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るキーレス印刷機のインキ貯留装置は、イ
ンキ出しローラーと、このインキ出しローラーが回転し
たときに周面が下方に変位する側に位置しインキ出しロ
ーラーの周面に対しインキ出し口となる隙間を介して下
方先端が近接する基台及びこの基台とインキ出しローラ
ーの周面とで形成する溝の両側を仕切る側板とを有する
キーレス印刷機のインキ貯留装置において、先端部が低
くなるように傾斜し、インキ出しローラーの周面に対し
て進退可能に基台上に支持されると共に進退することに
よってインキ出し口を開閉可能であり、かつ、前記両側
板間にわたって一体状に設けられたブレード部材と、ブ
レード部材に連結され、このブレード部材の先端がイン
キ出しローラーの周面に対して一定の姿勢を維持して移
動するようガイドするガイド手段と、ブレード部材の離
隔した複数個所にそれぞれ連結され、このブレード部材
の先端をインキ出しローラーから離してインキ出し口を
開放させるべく、ブレード部材にインキ出しローラーか
ら離れる向きの力を付与し得るように設けたインキ出し
口開放手段と、ブレード部材の離隔した複数個所にそれ
ぞれ連結され、このブレード部材の先端をインキ出しロ
ーラーに接近乃至接触させてインキ出し口を閉鎖させる
べく、ブレード部材をインキ出しローラーに向けて一気
に進行させ得るように設けたインキ出し口閉鎖手段とを
備え、前記ブレード部材の複数個所にそれぞれ連結され
たインキ出し口閉鎖手段を一斉に連動し得るように連結
して設けた構成となっている。
【0011】また、前記発明において、インキ出し口開
放手段によって開放されるインキ出し口の開放量を調節
可能であると共に、インキ出し口を開放したブレード部
材の長手方向の傾斜を修正可能な停止位置調節手段を設
けた構成になっている。
【0012】
【作 用】ブレード部材はガイド手段に一定の姿勢を
維持されてガイドされて、インキ出し口開放手段にてイ
ンキ出し口ローラーから離間する方向に移動され、また
インキ出し口閉鎖手段にてインキ出し口ローラー側へ近
づく方向に移動される。
【0013】前記インキ出し口開放手段とインキ出し口
閉鎖手段はブレード部材の離間した複数個所にそれぞれ
連結されている共に、前記複数のインキ出し口閉鎖手段
が一斉に連動して作動されることにより、ブレード部材
の移動はガイド手段に対して傾くことなく行われる。ま
たブレード部材の長手方向の傾斜は停止位置調節手段に
て修正される。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して説明する。図1は、この実施の形態によるインキ
貯留装置の側断面図を示し、ブレード部材、インキ出し
口閉鎖手段とガイド手段を示す。図2は、図1のイ−イ
線矢視図、図3は、図2に示すインキ出し口閉鎖手段の
拡大平面図、図4は、図3のロ−ロ矢視図、図5は、図
3のハ−ハ線断面矢視図、図6は、図2のニ−ニ線断面
矢視図で、インキ出し口閉鎖手段の一部詳細を示す。図
7は、図2のホ−ホ線断面矢視図で、ブレード部材のガ
イド手段の詳細を示す。図8は、図2のヘ−ヘ線断面矢
視図で、ブレード部材とインキ出し口開放手段及び停止
位置調節手段を示す。図9は、図1のト矢視図を示す。
図10は、キーレス印刷機のインキ貯留装置の従来例を
示す側断面図である。
【0015】この発明のキーレス印刷機のインキ貯留装
置Sは、前記説明した図10に示すキーレス印刷機のイ
ンキ貯留装置S′にかわるものである。
【0016】インキ貯留装置Sは、図1に示されるよう
に、インキ出しローラーKの周面に向けて下がる方向に
傾斜する基台1と、この基台1とインキ出しローラーK
の周面によって形成される溝の両側を仕切る側板2,2
と、基台1の傾斜上部で、インキ出しローラーKから遠
い側に、両側板2,2間にわたって、基台1と一体状に
設けられたベース板3と、ベース板3とインキ出しロー
ラーKとの間に配され、インキ出しローラーKの周面に
対して進退可能に、かつ、上面がベース板3と同一面状
になるようにして基台1に支持され、両側板2,2間に
わたって一体状に設けられたブレード部材Aと、ブレー
ド部材Aがその先端をインキ出しローラーKの周面と平
行な状態に維持して移動可能であるようにガイドするガ
イド手段Bと、ブレード部材Aをその先端がインキ出し
ローラーKの周面から離れた適宜の位置へ移動作動させ
るインキ出し口開放手段C(図8参照)と、インキ出し
ローラーKの周面に接する位置へブレード部材Aを移動
させるインキ出し口閉鎖手段Dと、インキ出しローラー
Kから離れた適宜の定位置でブレード部材Aの長手方向
で、かつインキ出しローラーに軸心に対する傾斜を修正
可能に停止させる停止位置調節手段E(図8参照)と、
基台1上に取り付けたベース板3に固定され、ベース板
3とブレード部材Aの上面を被覆している薄板状の底板
4とで構成される。
【0017】前記ガイド手段Bと、インキ出し口開放手
段Cと、インキ出し口閉鎖手段Dと、停止位置調節手段
Eは、ベース板3及びブレード部材Aの下側に設けられ
た空間内に配されている。
【0018】次に上記インキ貯留装置Sの各構成部材を
説明する。 (1)ブレード部材A ブレード部材Aは、図9に示されるように側板2,2間
にインキ出しローラーKの軸方向と平行に設けた1枚の
板状の移動ブレード6が、インキ出しローラーK周面に
対して進退移動可能に設けられている。移動ブレード6
のインキ出しローラーKの周面に対向する先端部には、
インキ出しローラーKの軸方向に複数区分した先端ブレ
ード7,7…が取り付けられている。また、この先端ブ
レード7,7…は、移動ブレード6の先端部の上面で、
インキ出しローラーKの周面に対して進退方向に僅かに
位置調節可能に取り付けた構成になっている。
【0019】そして、図1及び図2に示される基台1に
取り付けた後述するガイド手段Bの上面に移動ブレード
6が支持され、移動ブレード6と先端ブレード7のそれ
ぞれの上面が底板4の下面に接触している。基台1上
で、後述するガイド手段Bに支持される移動ブレード6
には、その長手方向の中央から左右に等距離だけ離隔し
た位置の下面に一定幅の案内板8,8の一端がそれぞれ
取り付けられている。案内板8は、ベース板3側へ延び
た状態で設けられる。
【0020】図3〜図5に示されるように、ベース板3
の下面にはインキ出しローラーKの周面と対向する方向
に溝3aが設けられていて、前記案内板8がこの溝3a
に両側を規制され、インキ出しローラーKの周面と対向
する方向に移動可能に組み込まれている。また、この案
内板8がベース板3の溝3aから脱落しないように、ベ
ース板3に取り付けられた薄板状の支持板9,9で支持
されている。移動ブレード6の下面に取り付けられた案
内板8の他端部は、図3で示されるようにインキ出しロ
ーラーKの軸線に対して適宜な角度をなす形状の端面8
aとなっている。
【0021】(2)ガイド手段B ブレード部材Aの移動ブレード6と基台1との間に設け
られたガイド手段Bは、図1、図2、図7及び図8に示
されるように、移動ブレード6の下面の複数個所に設け
た直線運動軸受のスライダー31と、基台1の上面で前
記スライダー31と整合する位置に設けられ、前記スラ
イダー31を案内するレール32とからなり、移動ブレ
ード6がインキ出しローラーKの周面と平行でゆがみの
ないスムーズな移動ができるようになっている。
【0022】(3)インキ出し口開放手段C ブレード部材Aの移動ブレード6とベース板3との間に
設けられたインキ出し口開放手段Cは、図2及び図8に
示されるように、ベース板3の下面の長手方向(インキ
出しローラーKの軸方向)の複数個所にブラケット33
を設けると共に、移動ブレード6の下面の位置に各ブラ
ケット33と対向する他のブラケット34を設け、この
両ブラケット33,34に、インキ出しローラーKの軸
方向と直角な同一線上に中心をもつ、ねじ穴33a及び
キリ穴34aをそれぞれ貫通させて設ける。更に、ボル
ト35をキリ穴34aを通して、ねじ穴33aにねじ結
合させ、ねじ穴33aより突出したボルト35のねじ軸
端をナットで締め、ボルト35の停止位置をその軸方向
に調整可能に取り付けると共に、ボルト35の頭部とブ
ラケット34の間に圧縮スプリング36を装着し、その
反発力によりブラケット34を介して移動ブレード6に
インキ出しローラーKの周面から離れる方向の力が常時
作用するようにしている。したがって、ナットの締め付
け位置を変えて前記ボルト35の停止位置をその軸方向
に調整することにより、圧縮スプリング36の反発力を
適宜に調整可能である。
【0023】(4)インキ出し口閉鎖手段D 図1、図2、図3、図4により、前記ブレード部材Aの
案内板8の端面8aと離隔して対向するようにガイド1
3がベース板3の下面に取り付けられている。案内板8
の端面8aとガイド13との間の下側にはブロック12
が設けられ、このブロック12の上面には第1カムフォ
ロア10とその両側に第2カムフォロア11,11が取
り付けられている。第2カムフォロア11,11の周面
はガイド13の側面に接触している。第1カムフォロア
10の周面は、移動ブレード6を介して前記インキ出し
口開放手段Cの圧縮スプリング36の作用を受けた案内
板8の端面8aが接触可能な位置となっている。
【0024】また、図1、図2、図6に示すように、前
記案内板8の下側には、駆動体50が、例えば次のよう
に設けられている。
【0025】図6において、長手方向の中央部が一定幅
だけ大径にされ、その両側を小径にされた、つまり中央
部を段状の大径にされた段付軸15が、その両小径軸の
各端部を、ベース板3の下面に固定されたブラケット1
6,17に取り付けられ、かつ、インキ出しローラーK
の軸線と平行にして設けられている。
【0026】そしてこの段付軸15の大径部の外周面に
は後に説明するシリンダー18の内周面に接触するシー
ル19が設けられており、また両小径部には、それぞれ
の端面より軸線に沿って貫通しない穴15a,15bが
設けられており、この各穴15a,15bは各小径部の
大径部近傍で、小径部外方に開口されている。そしてこ
の各穴15a,15bの段付軸15の両端側には、加圧
流体の供給と排出のための継手20,21が設けられて
おり、この各継手20,21は図示しない電磁弁を介し
て図示しない加圧流体源に接続されており、この電磁弁
により選択的に切り替えられて、加圧流体が一方の継手
に供給されるようになっている。
【0027】段付軸15の外側には、この段付軸15の
大径部の外径と略同じ内径のシリンダー18が嵌め合わ
せてある。このシリンダー18の軸方向両側部にスリー
ブ22,23が取り付けられており、この各スリーブ2
2,23は、それぞれの外周面にシリンダー18の内周
面と接触するシール手段24,24が設けられていると
共に、内周面に前記段付軸15の小径部の外周面と接触
するシール手段25,25が設けられている。
【0028】これにより、シリンダー18の内部は前記
各シール19,24,25により段付軸15の大径部の
中央を境にして2つの気密室26,27に区分されてい
る。
【0029】段付軸15を両側より取り付け固定してい
る両ブラケット16,17には、これを貫通してねじ穴
を設け、このねじ穴にシリンダー18に固定されたスリ
ーブ22,23の端面に向けてねじ棒28,29をねじ
込んでいる。この各ねじ棒28,29のブラケット1
6,17の端面からの突出長さは適宜に設定される。
【0030】このねじ棒28,29は後に説明するよう
に、シリンダー18が移動するときに、このねじ棒2
8,29にそれぞれ対向するスリーブ22,23と接触
してシリンダー18の移動を停止するストッパーの役目
をしている。つまり、シリンダー18の移動量は、ねじ
棒28,29の先端の位置で決まり、その停止位置はね
じ棒28,29の突出長さで設定される。
【0031】また、片方のスリーブ23には、段付軸1
5と平行に案内軸30が取り付けられている。この案内
軸30は、片方のブラケット17に設けた貫通穴に軸方
向に変位可能に挿入されていて、後に説明するように、
シリンダー18が平行移動するときのガイドとなり、ま
た回り止めの役目をする。
【0032】図1、図3に示されるように、前記駆動体
50のシリンダー18の外周面には、前記ブロック12
の側面が取り付けられている。更に、インキ出し口閉鎖
手段Dは、図2に示されるように、ブレード部材Aの長
手方向に、離隔して設けた前記案内板8,8毎にそれぞ
れ設けられており、かつ、インキ出し口閉鎖手段Dのブ
ロック12,12は、連結板14によって連動可能に連
結されている。そして図2及び図8に示されるように、
連結板14は、基台1の切り欠き部60,60を通過す
るので基台1とは干渉しない。駆動体50は、通常のエ
アシリンダー又はソレノイドアクチュエーターを使用し
てもよい。
【0033】(5)停止位置調節手段E 図8に示されるインキ出し口開放手段Cのブラケット3
3のねじ穴33aの上側には、ねじ穴33bが貫通して
設けられ、ねじ棒37がねじ結合されている。ねじ棒3
7は、その端部をナットで締めることによって、その停
止位置を軸方向に調整可能に取り付けてある。これによ
り、ブラケット33のインキ出しローラーK側に突出し
たねじ棒37の軸端が、インキ出し口開放手段Cの圧縮
スプリング36の作用によって、インキ出しローラーK
の周面より離れる方向に移動するブラケット34と接触
するストッパーとなり、ブレード部材Aが、インキ出し
ローラーKの周面より離れる方向に移動した際の停止位
置の調節を可能とすると共に、キーレス印刷の際のイン
キ出し口Jの開放量の調節もでき、更にブレード部材A
の長手方向の傾斜を修正することが可能である。
【0034】次に動作の説明をする。 (1)まず、図示しない印刷機が起動すると、それに連
動して図示しない電磁弁が切り替わり、図6で示すイン
キ出し口閉鎖手段Dのシリンダ18内の一方の気密室2
7に、継手21及び図示しない配管を介して図示しない
加圧流体源から加圧流体が供給され、シリンダー18が
図6の右方向へ移動する。
【0035】それに伴ってブロック12も一体状に右方
向へ移動し、図2、図3に示す第1カムフォロア10
も、図2、図3の右方向へ移動する。すると、第1カム
フォロア10に接触するブレード部材Aの案内板8は、
インキ出し口開放手段Cの作用によって、図2、図3の
下方向(インキ出しローラーKの周面から離隔する方
向)へ移動し、案内板8に連結された移動ブレード6及
び先端ブレード7も移動する。これにより図1で示すブ
レード部材Aが、インキ出しローラーKより離れる方向
へと移動して、インキ出し口Jが開放される。
【0036】図8において、開放方向に移動するブレー
ド部材Aは、ブレード部材Aに連結するブラケット34
が、停止位置調節手段Eのねじ棒37に接触し停止す
る。
【0037】図2で示されるように、停止位置調節手段
Eは、複数個所で均等にインキ出し口開放手段Cの圧縮
スプリング36の作用を受けるブレード部材Aを受け止
めて、ブレード部材Aを停止させているため、ブレード
部材Aに傾きが生じることはない。
【0038】これにより、インキ出し口Jが全長にわた
って略均等の大きさで開放され、印刷の起動と連動して
回転を始めたインキ出しローラーKによって、インキ貯
留装置Sに貯留されたインキ5がインキ出し口Jから引
き出され、刷版面Rへのインキの供給が行われる。
【0039】(2)続いて、印刷が停止する状態になる
と、それに連動して図示しない電磁弁が切り替わり、図
6で示すインキ出し口閉鎖手段Dのシリンダー18内の
他方の気密室26に、継手20及び図示しない配管を介
して図示しない加圧流体源から加圧流体が供給され、シ
リンダー18が図6の左方向へ移動し、図2、図3、図
6に示す状態になる。
【0040】それに伴って、ブロック12も一体状に左
方向へ移動し、図2、図3に示す第1カムフォロア10
も、図2、図3の左方向へ移動する。すると、第1カム
フォロア10に接触するブレード部材Aの案内板8は、
インキ出し口開放手段Cの圧縮スプリング36の作用に
抗して、図2、図3の上方向(インキ出しローラーKの
周面に近づく方向)へ移動し、案内板8に連結された移
動ブレード6及び先端ブレード7も移動する。これによ
り、図1で示すブレード部材Aが、インキ出しローラー
Kへ接触する方向へと移動して、インキ出し口Jが閉鎖
される。
【0041】図2で示すように、インキ出し口閉鎖手段
Dは、ブレード部材Aの長手方向に離隔して設けられた
複数のものが連動して一体となって作動するので、ブレ
ード部材Aの移動中に、傾きを生じることはなく、ガイ
ド手段Bの作用と相俟って、ブレード部材Aの移動に支
障をきたすことがない。そして、インキ出し口Jの閉鎖
が円滑で、かつ、完全に行われる。
【0042】これにより、印刷の停止と連動して回転を
停止したインキ出しローラーKによるインキ出し口Jか
らのインキの供給が停止する。また、印刷の停止中に、
インキ貯留装置Sに貯留されたインキ5がインキ出しJ
から漏れ出すのを確実に防止できる。
【0043】
【発明の効果】この発明の実施により、印刷休止中にお
けるインキ貯留装置に貯留したインキの漏れ出しを防止
することができ、インキの漏れ出しによる周囲の汚れ、
その清掃の手数の無駄がなくなり、また、インキの漏れ
出しを防止するための装置の機構及び作動が極めて簡易
なものとなるので、装置の故障頻度が著しく低減される
と共に、メンテナンスも簡単で、かつ、容易である。
【0044】また、インキ出し口を開閉するブレード部
材は、インキ出し口の開閉動作の際に傾きを生じること
がなく、作動が円滑になると共にインキ出し口を確実に
開閉することができ、インキ供給及びインキ漏れ防止を
確実に切り換えることができる。
【0045】加えてブレード部材によるインキ出し口の
開閉動作は遠隔操作が可能となり、操作が簡易なキーレ
ス印刷機のインキ貯留装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるインキ貯留装置の側
断面図である。
【図2】図1のイ−イ線矢視図である。
【図3】図2に示すインキ出し口閉鎖手段を示す拡大平
面図である。
【図4】図3のロ矢視図である。
【図5】図3のハ−ハ線断面矢視図である。
【図6】図2のニ−ニ線断面矢視図である。
【図7】図2のホ−ホ線断面矢視図である。
【図8】図2のヘ−ヘ線断面矢視図である。
【図9】図1のト矢視図である。
【図10】キーレス印刷機のインキ貯留装置の従来例を
示す側面図である。
【符号の説明】
A,A′…ブレード部材、B…ガイド部材、C…インキ
出し口開放手段、D…インキ出し口閉鎖手段、E…停止
位置調節手段、J…インキ出し口、K…インキ出しロー
ラー、L…インキローラー、M…計量ローラー、N…イ
ンキ着けローラー、P…版胴、R…刷版面、S,S′…
インキ貯留装置、W…駆動手段、Y…ドクター手段、
1,1′…基台、2,2′…側板、3…ベース板、3a
…溝、4…底板、5…インキ、6…移動ブレード、7…
先端ブレード、8…案内板、8a…端面、9…支持板、
10,11…第1,第2カムフォロア、12…ブロッ
ク、13…ガイド、14…連結板、15…段付軸、15
a,15b…穴、16,17,33,34…ブラケッ
ト、18…シリンダー、19,24,25…シール、2
0,21…継手、22,23…スリーブ、26,27…
気密室、28,29,37…ねじ棒、30…案内軸、3
1…スライダー、32…レール、33a,33b…ねし
穴、35…ボルト、36…圧縮スプリング、37…ねじ
棒、50…駆動体、60…切り欠き部。
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月10日(1999.5.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るキーレス印刷機のインキ貯留装置は、イ
ンキ出しローラーと、このインキ出しローラーが回転し
たときに周面が下方に変位する側に位置しインキ出し
ローラーの周面に向けて下がる方向に傾斜する基台と、
この基台とインキ出しローラーの周面とで形成する溝の
インキ出しローラーの軸方向両側を仕切る側板とを
し、更に先端縁とインキ出しローラーの周面との間のイ
ンキ出し口をインキ出しローラーの軸方向において均等
に開放してインキ供給し得るように、先端部が低くなる
ように傾斜し、インキ出しローラーの周面に対して進退
可能にして基台上に支持されると共に進退することに
よってインキ出しローラーの周面との間のインキ出し口
を開閉可能であり、かつ、前記両側板間の全長にわたっ
て一体状で前記進退移動するように設けられたブレード
部材からなり、ブレード部材の先端がインキ出しローラ
ーの周面に対して一定の姿勢を維持して前記進退移動す
るようブレード部材を基台に移動可能に支持するガイド
手段をブレード部材の長手方向の複数個所に設け、ブレ
ード部材の先端をインキ出しローラーの周面から離れた
停止位置に移動させてインキ出し口を開放させるべく、
ブレード部材にインキ出しローラーの周面から離れる向
きの力を付与するインキ出し口開放手段を、ブレード部
材と基台との間で、かつブレード部材の長手方向の複数
個所に設け、ブレード部材の先端をインキ出しローラー
の周面に接近乃至接触させてインキ出し口を閉鎖させる
べく、ブレード部材を前記インキ出しローラーの周面か
ら離れた停止位置からインキ出しローラーの周面に接近
乃至接触する停止位置まで一気に進行させるようにした
インキ出し口閉鎖手段を、ブレード部材と基台との間
で、かつブレード部材の長手方向の複数個所に設け、更
に、複数個所に設けたインキ出し口閉鎖手段が連動して
一斉に作動するよう各インキ出し口閉鎖手段の作動部を
連結して設けた構成となっている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、前記発明において、ブレード部材の
インキ出し口の開放方向の停止位置を修正し、インキ出
し口開放手段によって開放されるインキ出し口の開放量
調節すると共に、インキ出し口を開放したブレード部
材の長手方向の傾斜を修正する停止位置調節手段を、ブ
レード部材と基台との間で、かつブレード部材の長手方
向の複数個所に設けた構成になっている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】前記ガイド手段とインキ出し口開放手段
インキ出し口閉鎖手段のそれぞれが、ブレードの長手
方向の複数個所に設けられている共に、前記複数のイン
キ出し口閉鎖手段が一斉に連動して作動されることによ
り、ブレード部材の移動はガイド手段に対して傾くこと
なく行われる。またブレード部材の長手方向の傾斜は停
止位置調節手段にて修正される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】インキ貯留装置Sは、図1に示されるよう
に、インキ出しローラーKの周面に向けて下がる方向に
傾斜する基台1と、この基台1とインキ出しローラーK
の周面によって形成される溝の両側を仕切る側板2,2
と、基台1の傾斜上部で、インキ出しローラーKから遠
い側に、両側板2,2間の全長にわたって、基台1と一
体状に設けられたベース板3と、ベース板3とインキ出
しローラーKとの間に配され、インキ出しローラーKの
周面に対して進退可能に、かつ、上面がベース板3と同
一面状になるようにして基台1に支持され、両側板2,
2間の全長にわたって一体状に設けられたブレード部材
Aと、ブレード部材Aがその先端をインキ出しローラー
Kの周面と平行な状態に維持して移動可能であるように
ガイドするガイド手段Bと、ブレード部材Aをその先端
がインキ出しローラーKの周面から離れた適宜の位置へ
移動作動させるインキ出し口開放手段C(図8参照)
と、インキ出しローラーKの周面に接する位置へブレー
ド部材Aを移動させるインキ出し口閉鎖手段Dと、イン
キ出しローラーKから離れた適宜の定位置でブレード部
材Aの長手方向で、かつインキ出しローラーに軸心に対
する傾斜を修正可能に停止させる停止位置調節手段E
(図8参照)と、基台1上に取り付けたベース板3に固
定され、ベース板3とブレード部材Aの上面を被覆して
いる薄板状の底板4とで構成される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】次に上記インキ貯留装置Sの各構成部材を
説明する。 (1)ブレード部材A ブレード部材Aは、図1及び図9に示されるようになっ
ている。すなわち、側板2,2間の全長にわたってイン
キ出しローラーKの軸方向と平行に設けた1枚の板状の
移動ブレード6が、インキ出しローラーK周面に対して
進退移動可能に設けられている。移動ブレード6のイン
キ出しローラーKの周面に対向する先端部には、インキ
出しローラーKの軸方向に複数区分した先端ブレード
7,7…が取り付けられている。また、この先端ブレー
ド7,7…は、移動ブレード6の先端部の上面で、イン
キ出しローラーKの周面に対して進退方向に僅かに位置
調節可能に取り付けた構成になっている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】(2)ガイド手段B ブレード部材Aの移動ブレード6と基台1との間に設け
られたガイド手段Bは、図1、図2、図7及び図8に示
されるように、ブレード部材Aの長手方向の複数個所
(4個所)に設けられている。そしてその構成は移動ブ
レード6の下面の長手方向の複数個所に設けた直線運動
軸受のスライダー31と、基台1の上面で前記スライダ
ー31と整合する位置に設けられ、前記スライダー31
を案内するレール32とからなり、移動ブレード6がイ
ンキ出しローラーKの周面と平行でゆがみのないスムー
ズな移動ができるようになっている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】(3)インキ出し口開放手段C ブレード部材Aの移動ブレード6とベース板3との間に
設けられたインキ出し口開放手段Cは、図2及び図8に
示されるように、ブレード部材Aの長手方向の複数個所
(3個所)に設けられている。そしてベース板3の下面
の長手方向(インキ出しローラーKの軸方向)の複数個
所にブラケット33を設けると共に、移動ブレード6の
下面の位置に各ブラケット33と対向する他のブラケッ
ト34を設け、この両ブラケット33,34に、インキ
出しローラーKの軸方向と直角な同一線上に中心をも
つ、ねじ穴33a及びキリ穴34aをそれぞれ貫通させ
て設ける。更に、ボルト35をキリ穴34aを通して、
ねじ穴33aにねじ結合させ、ねじ穴33aより突出し
たボルト35のねじ軸端をナットで締め、ボルト35の
停止位置をその軸方向に調整可能に取り付けると共に、
ボルト35の頭部とブラケット34の間に圧縮スプリン
グ36を装着し、その反発力によりブラケット34を介
して移動ブレード6にインキ出しローラーKの周面から
離れる方向の力が常時作用するようにしている。したが
って、ナットの締め付け位置を変えて前記ボルト35の
停止位置をその軸方向に調整することにより、圧縮スプ
リング36の反発力を適宜に調整可能である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】(4)インキ出し口閉鎖手段Dインキ出し口閉鎖手段Dは図2に示すようにブレード部
材Aの長手方向の複数個所(2個所)に設けられてい
る。そしてその構成は、 図1、図2、図3、図4に示す
ようになっている。前記ブレード部材Aの案内板8の端
面8aと離隔して対向するようにガイド13がベース板
3の下面に取り付けられている。案内板8の端面8aと
ガイド13との間の下側にはブロック12が設けられ、
このブロック12の上面には第1カムフォロア10とそ
の両側に第2カムフォロア11,11が取り付けられて
いる。第2カムフォロア11,11の周面はガイド13
の側面に接触している。第1カムフォロア10の周面
は、移動ブレード6を介して前記インキ出し口開放手段
Cの圧縮スプリング36の作用を受けた案内板8の端面
8aが接触可能な位置となっている。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】(5)停止位置調節手段Eこの停止位置調整手段Eはブレード部材Aの長手方向に
複数個所(3個所)に設けられている。そしてその構成
は図8に示すようになっている。 図8に示されるインキ
出し口開放手段Cのブラケット33のねじ穴33aの上
側には、ねじ穴33bが貫通して設けられ、ねじ棒37
がねじ結合されている。ねじ棒37は、その端部をナッ
トで締めることによって、その停止位置を軸方向に調整
可能に取り付けてある。これにより、ブラケット33の
インキ出しローラーK側に突出したねじ棒37の軸端
が、インキ出し口開放手段Cの圧縮スプリング36の作
用によって、インキ出しローラーKの周面より離れる方
向に移動するブラケット34と接触するストッパーとな
り、ブレード部材Aが、インキ出しローラーKの周面よ
り離れる方向に移動した際の停止位置の調節を可能とす
ると共に、キーレス印刷の際のインキ出し口Jの開放量
の調節もでき、更にブレード部材Aの長手方向の傾斜を
修正することが可能である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インキ出しローラーと、このインキ出し
    ローラーが回転したときに周面が下方に変位する側に位
    置しインキ出しローラーの周面に対しインキ出し口とな
    る隙間を介して下方先端が近接する基台及びこの基台と
    インキ出しローラーの周面とで形成する溝の両側を仕切
    る側板とを有するキーレス印刷機のインキ貯留装置にお
    いて、 先端部が低くなるように傾斜し、インキ出しローラーの
    周面に対して進退可能に基台上に支持されると共に進退
    することによってインキ出し口を開閉可能であり、か
    つ、前記両側板間にわたって一体状に設けられたブレー
    ド部材と、 ブレード部材に連結され、このブレード部材の先端がイ
    ンキ出しローラーの周面に対して一定の姿勢を維持して
    移動するようガイドするガイド手段と、 ブレード部材の離隔した複数個所にそれぞれ連結され、
    このブレード部材の先端をインキ出しローラーから離し
    てインキ出し口を開放させるべく、ブレード部材にイン
    キ出しローラーから離れる向きの力を付与し得るように
    設けたインキ出し口開放手段と、 ブレード部材の離隔した複数個所にそれぞれ連結され、
    このブレード部材の先端をインキ出しローラーに接近乃
    至接触させてインキ出し口を閉鎖させるべく、ブレード
    部材をインキ出しローラーに向けて一気に進行させ得る
    ように設けたインキ出し口閉鎖手段とを備え、 前記ブレード部材の複数個所にそれぞれ連結されたイン
    キ出し口閉鎖手段を一斉に連動し得るように連結して設
    けたことを特徴とするキーレス印刷機のインキ貯留装
    置。
  2. 【請求項2】 インキ出し口開放手段によって開放され
    るインキ出し口の開放量を調節可能であると共に、イン
    キ出し口を開放したブレード部材の長手方向の傾斜を修
    正可能な停止位置調節手段を設けた請求項1に記載のイ
    ンキ貯留装置。
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