JP2000035637A - フィルム内蔵カートリッジとその製造方法、フィルムの潜像焼き込み装置、レンズ付フィルムユニットの製造方法、およびレンズ付フィルムユニット - Google Patents

フィルム内蔵カートリッジとその製造方法、フィルムの潜像焼き込み装置、レンズ付フィルムユニットの製造方法、およびレンズ付フィルムユニット

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JP2000035637A
JP2000035637A JP10219616A JP21961698A JP2000035637A JP 2000035637 A JP2000035637 A JP 2000035637A JP 10219616 A JP10219616 A JP 10219616A JP 21961698 A JP21961698 A JP 21961698A JP 2000035637 A JP2000035637 A JP 2000035637A
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cartridge
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Wataru Hiroshima
亘 広島
Takeshi Takeda
剛 武田
Akira Aoki
彰 青木
Kanichi Onda
貫一 恩田
Tetsushi Takaba
哲史 鷹羽
Hiromi Nakanishi
博美 中西
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、フィルム内蔵カートリッジからフ
ィルムを引き出して潜像を焼き込んだ後にフィルムを巻
き戻すことにより、製造装置を小型化でき、多種少量生
産が可能であり、ロット管理が容易であるフィルム内蔵
カートリッジの製造方法、フィルムの潜像焼き込み装
置、レンズ付フィルムユニットの製造方法、およびレン
ズ付フィルムユニットを提供する。 【解決手段】 フィルムクランパ42a、42bにより
フィルム34a、34bを狭持してフィルム引き出しを
行い、フィルム34a、34bを原画像シート38a、
38bに密着させる。原画像をフィルム34a、34b
に焼き込み、潜像の焼き込みを示すマーキングを行った
後、フィルム34a、34bを巻き戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未露光のフィルム
が内蔵されているフィルム内蔵カートリッジとその製造
方法、未露光のフィルムに潜像を焼き込むフィルムの潜
像焼き込み装置、フィルム内蔵カートリッジが装填され
ているレンズ付フィルムユニットの製造方法、およびレ
ンズ付フィルムユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、樹脂等により形成され、未露光の
フィルムが予め装填されているいわゆるレンズ付フィル
ムユニットが市販されている。また、種々のキャラクタ
の原画像を潜像としてフィルム撮影駒に対応する部分に
焼き込み、このような潜像が焼き込まれたフィルムを装
填したレンズ付フィルムユニットが開発されている。
【0003】ところで、上述した潜像が焼き込まれたフ
ィルムを装填したレンズ付フィルムユニットを組み立て
る場合には、まず、所定の長さを有するフィルムを製造
し、このフィルムに対して潜像を焼き付ける。次に、潜
像が焼き付けられたフィルムを所定の駒数を有するフィ
ルムに分割する。さらに、分割したフィルムを巻き取り
軸に固定してレンズ付フィルムユニットに装填してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
に、潜像が焼き込まれたフィルムを装填したレンズ付フ
ィルムユニットを製造する場合、潜像が焼き込まれるフ
ィルムはレンズ付フィルムユニットに装填されるまで暗
室において取り扱う必要があり、製造装置が大型になら
ざるをえなかった。また、上記のような方法は多種少量
生産には不向きであり、このような方法ではロット管理
が複雑になるという問題があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、本発明の目的は、フィルム内蔵カートリッジから
フィルムを引き出して潜像を焼き付け、潜像が焼き付け
られたフィルムを巻き戻すことにより、製造装置を小型
化でき、多種少量生産が可能であり、ロット管理が容易
であるフィルム内蔵カートリッジとその製造方法、フィ
ルムの潜像焼き込み装置、レンズ付フィルムユニットの
製造方法、およびレンズ付フィルムユニットを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、フィルムを内蔵したフィ
ルム内蔵カートリッジにおいて、前記フィルムの先端部
に、撮影駒に対応する部分の一部に予め潜像が焼き込ま
れていることを示すマーキングが施されていることを特
徴とする。
【0007】上記課題を解決するために、請求項2に記
載の発明のフィルム内蔵カートリッジの製造方法は、未
露光のフィルムを内蔵したカートリッジを保持手段によ
って保持する工程と、保持されたカートリッジからフィ
ルムを引き出す工程と、引き出したフィルムに潜像を焼
き込む工程と、潜像が焼き込まれたフィルムを前記カー
トリッジ内に巻き戻す工程とを備えたことを特徴とす
る。
【0008】上記請求項2に記載の発明のフィルム内蔵
カートリッジの製造方法において、請求項3に記載の発
明は、前記フィルムを引き出す工程は、前記保持手段に
よって保持されたカートリッジからはみ出しているフィ
ルムを挟持手段によって挟持する工程と、前記狭持手段
と前記保持手段の間隔を変える工程とを有することを特
徴とする。
【0009】上記請求項3に記載の発明のフィルム内蔵
カートリッジの製造方法において、請求項4に記載の発
明は、前記狭持手段と前記保持手段の間隔の最大値は、
前記フィルムの一端が前記カートリッジ内のスプールに
固定された状態で前記フィルムを前記カートリッジから
完全に引き出した場合の間隔以上であることを特徴とす
る。
【0010】上記請求項3に記載の発明のフィルム内蔵
カートリッジの製造方法において、請求項5に記載の発
明は、前記狭持手段と前記保持手段の間隔は、前記保持
手段に対して前記狭持手段をフィルム引き出し方向に移
動させることにより変えることを特徴とする。
【0011】上記請求項3に記載の発明のフィルム内蔵
カートリッジの製造方法において、請求項6に記載の発
明は、前記狭持手段は、前記フィルムの引き出し経路と
は異なる経路を移動してフィルムを引き出すための初期
位置に戻ることを特徴とする。
【0012】上記請求項2に記載の発明のフィルム内蔵
カートリッジの製造方法において、請求項7に記載の発
明は、前記潜像を焼き込む工程は、引き出したフィルム
を原画像が記録されている原画像シートに押し付ける工
程と、前記原画像シートに押し付けられた前記フィルム
を前記原画像を通して露光する工程とを有することを特
徴とする。
【0013】上記請求項7に記載の発明のフィルム内蔵
カートリッジの製造方法において、請求項8に記載の発
明は、前記フィルムは前記原画像シートと所定の間隔を
有して引き出されることを特徴とする。
【0014】上記請求項2に記載の発明のフィルム内蔵
カートリッジの製造方法において、請求項9に記載の発
明は、前記潜像を焼き込む工程の後、前記フィルムに潜
像が焼き込まれたことを示すマーキングを行う工程を有
することを特徴とする。
【0015】上記課題を解決するために、請求項10に
記載の発明のフィルムの潜像焼き込み装置は、未露光の
フィルムを内蔵したカートリッジを保持する保持手段
と、前記保持手段によって保持されたカートリッジから
フィルムを引き出す引き出し手段と、前記引き出し手段
によって引き出したフィルムに潜像を焼き込む焼き込み
手段と、前記焼き込み手段によって潜像が焼き込まれた
フィルムを前記カートリッジ内に巻き戻す巻き戻し手段
とを備えたことを特徴とする。
【0016】上記請求項10に記載の発明のフィルムの
潜像焼き込み装置において、請求項11に記載の発明
は、前記巻き戻し手段は、前記カートリッジのスプール
を回転駆動する駆動手段を有することを特徴とする。
【0017】上記請求項10に記載の発明のフィルムの
潜像焼き込み装置において、請求項12に記載の発明
は、前記引き出し手段は、前記保持手段によって保持さ
れたカートリッジからはみ出しているフィルムを挟持す
る狭持手段と、前記狭持手段と前記保持手段の間隔を変
える間隔変更手段とを有することを特徴とする。
【0018】上記請求項12に記載の発明のフィルムの
潜像焼き込み装置において、請求項13に記載の発明
は、前記狭持手段と前記保持手段の間隔の最大値は、前
記フィルムの一端が前記カートリッジ内のスプールに固
定された状態で前記フィルムを前記カートリッジから完
全に引き出した場合の間隔以上であることを特徴とす
る。
【0019】上記請求項12に記載の発明のフィルムの
潜像焼き込み装置において、請求項14に記載の発明
は、前記間隔変更手段は、前記保持手段に対して前記狭
持手段をフィルム引き出し方向に移動させることを特徴
とする。
【0020】上記請求項12に記載の発明のフィルムの
潜像焼き込み装置において、請求項15に記載の発明
は、前記フィルムの先端部が前記引き出し手段によって
所定位置まで引き出されたかどうかを検出する検出手段
と、前記フィルムの先端部が所定位置まで引き出されて
いないことを前記検出手段が検出した場合には警告を行
う警告手段とを有することを特徴とする。
【0021】上記請求項12に記載の発明のフィルムの
潜像焼き込み装置において、請求項16に記載の発明
は、前記狭持手段は、前記フィルムの引き出し経路とは
異なる経路を移動してフィルムを引き出すための初期位
置に戻ることを特徴とする。
【0022】上記請求項10に記載の発明のフィルムの
潜像焼き込み装置において、請求項17に記載の発明
は、前記焼き込み手段は、原画像が記録されている原画
像シートを保持する保持部材と、前記引き出し手段によ
って引き出したフィルムを前記保持部材に保持された原
画像シートに押し付ける押し付け手段と、前記押し付け
手段によって前記原画像シートに押し付けられた前記フ
ィルムを前記原画像を通して露光するための光源とを有
することを特徴とする。
【0023】上記請求項17に記載の発明のフィルムの
潜像焼き込み装置において、請求項18に記載の発明
は、前記光源から光が出射したかどうかを検出する検出
手段と、前記光源から光が出射しなかったことを前記検
出手段が検出した場合には警告を行う警告手段とを有す
ることを特徴とする。
【0024】上記請求項17に記載の発明のフィルムの
潜像焼き込み装置において、請求項19に記載の発明
は、前記フィルムは前記原画像シートと所定の間隔を有
して引き出されることを特徴とする。
【0025】上記請求項10に記載の発明のフィルムの
潜像焼き込み装置において、請求項20に記載の発明
は、前記焼き込み手段によって前記フィルムに潜像を焼
き込んだ後、前記フィルムに潜像が焼き込まれたことを
示すマーキングを行うマーキング手段を有することを特
徴とする。
【0026】上記請求項10に記載のフィルムの潜像焼
き込み装置において、請求項21に記載の発明は、前記
保持手段は複数のカートリッジが保持可能であり、前記
引き出し手段は前記保持手段に保持された複数のカート
リッジからそれぞれ同時にフィルムを引き出すことを特
徴とする。
【0027】上記課題を解決するために、請求項22に
記載の発明のレンズ付フィルムユニットの製造方法は、
未露光のフィルムを内蔵したカートリッジを保持する工
程と、保持されたカートリッジからフィルムを引き出す
工程と、引き出したフィルムに潜像を焼き込む工程と、
潜像が焼き込まれたフィルムを前記カートリッジ内に巻
き戻す工程と、フィルムが巻き戻されたカートリッジを
取り出す工程と、取り出したカートリッジ内の潜像が焼
き込まれたフィルムの一端を巻き取り軸に固定する工程
と、前記巻き取り軸を回転させ、前記フィルムを前記カ
ートリッジから引き出して前記巻き取り軸にフィルムロ
ールを作成する工程と、前記フィルムロールおよび前記
カートリッジをユニット本体に装填する工程と、前記ユ
ニット本体に装填されたフィルムロールおよびカートリ
ッジを覆うカバーを前記ユニット本体に取り付ける工程
とを備えたことを特徴とする。
【0028】上記課題を解決するために、請求項23に
記載の発明のレンズ付フィルムユニットの製造方法は、
未露光のフィルムを内蔵したカートリッジを保持する工
程と、保持されたカートリッジからフィルムを引き出す
工程と、引き出したフィルムに潜像を焼き込む工程と、
潜像が焼き込まれたフィルムを前記カートリッジ内に巻
き戻す工程と、フィルムが巻き戻されたカートリッジを
取り出す工程と、取り出したカートリッジ内の潜像が焼
き込まれたフィルムの一端を巻き取り軸に固定する工程
と、前記巻き取り軸および前記カートリッジをユニット
本体に装填する工程と、前記ユニット本体に装填された
巻き取り軸およびカートリッジを覆うカバーを前記ユニ
ット本体に取り付ける工程と、前記カバーで覆われた巻
き取り軸を回転させ、前記フィルムを前記カートリッジ
から引き出して前記巻き取り軸にフィルムロールを作成
する工程とを備えたことを特徴とする。
【0029】上記課題を解決するために、請求項24に
記載の発明のレンズ付フィルムユニットの製造方法は、
未露光のフィルムを内蔵したカートリッジを保持する工
程と、保持されたカートリッジからフィルムを引き出す
工程と、引き出したフィルムに潜像を焼き込む工程と、
潜像が焼き込まれたフィルムを前記カートリッジ内に巻
き戻す工程と、フィルムが巻き戻されたカートリッジを
取り出す工程と、取り出したカートリッジ内の潜像が焼
き込まれたフィルムの一端を巻き取り軸に固定する工程
と、前記巻き取り軸および前記カートリッジをユニット
本体に装填する工程と、前記ユニット本体に装填された
巻き取り軸を回転させ、前記フィルムを前記カートリッ
ジから引き出して前記巻き取り軸にフィルムロールを作
成する工程と、前記フィルムロールおよび前記カートリ
ッジを覆うカバーを前記ユニット本体に取り付ける工程
とを備えたことを特徴とする。
【0030】上記課題を解決するために、請求項25に
記載の発明のレンズ付フィルムユニットは、請求項22
から24までのいずれかに記載のレンズ付フィルムユニ
ットの製造方法によって製造されることを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0032】図1は本発明の実施の形態におけるフィル
ム内蔵カートリッジ製造装置の構成を示す平面図、図2
は本発明の実施の形態におけるフィルム内蔵カートリッ
ジ製造装置の構成を示す側面図、図3は本発明の実施の
形態におけるフィルム内蔵カートリッジ製造装置におい
て図1に示す線X−X´に沿った断面図である。
【0033】図1、図2、および図3において、フィル
ム内蔵カートリッジ製造装置30は、複数(ここでは2
個)のフィルム内蔵カートリッジ31a、31bを出し
入れするためのカートリッジ出入扉32と、フィルム内
蔵カートリッジ31a、31bを保持するためのカート
リッジホルダ33と、カートリッジホルダ33に保持さ
れたフィルム内蔵カートリッジ31a、31bのフィル
ム34a、34bの引き出し時においてカートリッジホ
ルダ33に保持されたフィルム内蔵カートリッジ31
a、31bを固定するためのカートリッジ押さえ35
a、35bと、カートリッジ押さえ35a、35bを押
さえ方向D2に移動させるためのシリンダ40a、40
bを駆動する駆動モータ41a、41bと、フィルム3
4a、34bの巻き戻し時においてフィルム内蔵カート
リッジ31a、31bのスプールに取り付けられる巻き
取り軸46a、46bと、巻き取り軸46a、46bを
回転駆動する巻き取りモータ47a、47bとを備えて
いる。
【0034】また、フィルム内蔵カートリッジ製造装置
30は、潜像焼き込みのためにフィルム34a、34b
を引き出して載せるためのステージ36と、ステージ3
6上に設けられ、フィルム34a、34bを引き出し方
向(フィルム長手方向)D1に沿って引き出すためのガ
イド37a、37b、37cと、ステージ36上でガイ
ド37a、37b、37cの間に図示しない保持部材に
よって保持され、種々のキャラクタが示されている原画
像が記録されている原画像シート38a、38bと、フ
ィルム34a、34bの撮影駒に対応する部分の一部に
原画像シート38a、38bの原画像を潜像として焼き
込むための露光窓39a、39bと、ストロボ光を発す
るストロボユニット60と、ストロボユニット60によ
るストロボ光の照射量を露光窓39a、39bを通して
原画像シート38a、38bの原画像の全てに均一にす
るための拡散板61と、ストロボユニット60がストロ
ボ発光したかどうかを検出するための光センサ62と、
フィルム34a、34bに潜像が焼き込まれたことを示
すマーキングを行うためにフィルム34a、34bに例
えば穴を開けるための針部64a、74aを有する穴開
けユニット64、74とを備えている。
【0035】さらに、フィルム内蔵カートリッジ製造装
置30は、一方のアームを挟み方向D6に移動させてフ
ィルム内蔵カートリッジ31a、31bからはみ出して
いるフィルム34a、34bの先端部分を挟んで保持
し、引き出し方向D1に沿って原画像シート38a、3
8bと所定の間隔を有して引き出すためのフィルムクラ
ンパ42a、42bと、フィルム34a、34bの引き
出し中において原画像シート38a、38b上のごみを
除去するためのブラシ68a、68bと、フィルムクラ
ンパ42a、42bおよびブラシ68a、68bを保持
し、スライド方向D3にスライドしてフィルムクランパ
42a、42bを引き出し経路から退避させるためのス
ライダ43と、スライダ43をスライド可能に保持し、
スライド方向D4にスライドしてフィルム内蔵カートリ
ッジ31a、31bからフィルム34a、34bを引き
出し、またはフィルムクランパ42a、42bをフィル
ム引き出しの初期位置に戻すためのスライダ44と、ス
ライダ44をスライド可能に保持する保持部45と、フ
ィルムクランパ42a、42bによって引き出されたフ
ィルム34a、34bを押し付けるためのフィルム押し
付け部50と、フィルム押し付け部50を上下方向D5
に移動させるための移動機構51とを備えている。な
お、フィルム押し付け部50のフィルム34a、34b
と接触する面にはフィルム34a、34bの表面を傷つ
けないようにスポンジ52a、52b等が設けられてい
る。
【0036】フィルムクランパ42a、42bはその先
端部分に穴部49a、49bを有しており、穴開けユニ
ット64、74の針部64a、74aはフィルム34
a、34bを貫通して穴部49a、49bに達する。ま
た、フィルムクランパ42a、42bの先端部分のフィ
ルム34a、34bを挟む面にはスポンジおよび布地が
設けられているので、フィルム34a、34bの面に傷
を付けることなく、また、フィルム34a、34bの引
き出し完了時においてフィルム34a、34bとの間で
滑らせてフィルム内蔵カートリッジ31a、31bに数
mm程度の緩みが生じるようにしている。これにより、
フィルム34a、34bに均一なテンションを与えてい
る。
【0037】さらにまた、フィルム内蔵カートリッジ製
造装置30は、フィルム34a、34bが完全に引き出
されたかどうかを確認するために赤外光を出射する光源
65a、65bと、光源65a、65bからの赤外光を
受光するための光センサ66a、66bとを備えてい
る。
【0038】また、フィルム内蔵カートリッジ製造装置
30は、装置全体の制御を行う制御ユニット80と、オ
ペレータに対して音声やメッセージ表示等により種々の
警告を行う警報ユニット81とを備えている。
【0039】次に、本発明の実施の形態におけるフィル
ム内蔵カートリッジ製造装置を用いた製造方法について
説明する。
【0040】まず、オペレータは、カートリッジ出入り
扉32を開けて、潜像が焼き込まれていない2つのフィ
ルム内蔵カートリッジ31a、31bをカートリッジホ
ルダ33にセットする。次に、オペレータは、自動運転
ボタン71を押してフィルム内蔵カートリッジ製造装置
30の動作を開始させる。
【0041】フィルム内蔵カートリッジ製造装置30の
制御ユニット80では、自動運転ボタン71が押された
ことを検知すると、カートリッジ出入扉32を閉じて暗
室状態にする。その後、図4に示すように、駆動モータ
41a、41bによってシリンダ40a、40bを駆動
してカートリッジ押さえ35a、35bを押さえ方向D
2に移動させる。これにより、フィルム内蔵カートリッ
ジ31a、31bをカートリッジホルダ33内に固定す
る。
【0042】次に、図4に示すように、フィルム34
a、34bの引き出しの初期位置に位置決めされている
フィルムクランパ42a、42bにより、フィルム内蔵
カートリッジ31a、31bからはみ出しているフィル
ム34a、34bの先端部分を挟み方向D6にアームを
移動させて挟んで保持する。フィルム34a、34bを
狭持した後、スライダ44をスライド方向D4にスライ
ドさせてフィルム34a、34bを浮かしながら引き出
しを行う。なお、フィルム34a、34bの引き出しと
同時に、原画像シート38a、38b上のごみをブラシ
68a、68bにより除去する。
【0043】ここで、フィルム34a、34bがフィル
ム内蔵カートリッジ31a、31bから完全に引き出さ
れたかどうかが判断される。具体的には、光源65a、
65bからの赤外光を光センサ66a、66bにより検
出し、その検出結果を基にして判断する。フィルム34
a、34bが完全に引き出されたと判断された場合に
は、移動機構51によりフィルム押し付け部50を下方
向D5に移動させ、引き出されたフィルム34a、34
bにフィルム押し付け部50を押し付けてスポンジ52
a、52bによりフィルム34a、34bを原画像シー
ト38a、38bに密着させる。
【0044】一方、フィルム34a、34bが引き出さ
れていないと判断された場合には、警告ユニット81に
よりオペレータに対してフィルムが引き出されていない
ことを音声やメッセージ表示等により警告する。
【0045】その後、ストロボユニット60によりスト
ロボ発光を行い、拡散板61により露光窓39a、39
bに達する光の量を均一にした後、露光窓39a、39
bを通過した光により原画像シート38a、38bの原
画像を潜像としてフィルム34a、34bに焼き込む。
【0046】次に、移動機構51によりフィルム押し付
け部50を上方向D5に移動させ、フィルム34a、3
4bとの密着を解除する。これにより、フィルム巻き戻
しを可能にする。
【0047】また、図5に示すように、穴開けユニット
64、74の針部64a、74aによりフィルム34
a、34bに穴を開け、潜像の焼き込みを示すマーキン
グを行う。
【0048】なお、ストロボユニット60によるストロ
ボ発光が行われたかどうかは光センサ62の検出結果を
基にして判断されるが、ストロボ発光が行われていない
場合には、フィルム34a、34bに潜像が焼き込まれ
ていないので、穴開けユニット64、74によりフィル
ム34a、34bに穴を開けないようにする。また、警
告ユニット81によりオペレータに対して潜像が焼き込
まれていないことを音声やメッセージ表示等により警告
する。
【0049】これにより、フィルム内蔵カートリッジ内
のフィルムに潜像が焼き込まれたかどうかをオペレータ
が容易に把握することができ、フィルムに潜像が既に焼
き込まれているフィルム内蔵カートリッジに対して再度
潜像の焼き込みを行うことを防止することができる。
【0050】この潜像の焼き込みを示すマーキングを行
った後、フィルム34a、34bを開放状態にするよう
にフィルムプランパ42a、42bのアームが移動す
る。
【0051】さらに、スライダ43をスライド方向D3
にスライドさせてフィルムプランパ42a、42bを引
き出し経路から退避させる。これは、フィルム34a、
34bの巻き戻しとフィルムプランパ42a、42bの
フィルム引き出しの初期位置への復帰とを並行して行う
ことができるようにするためである。
【0052】次に、フィルム内蔵カートリッジ31a、
31bのスプールに巻き取り軸46a、46bを取り付
けて巻き取りモータ47a、47bを駆動する。これに
よって、巻き取り軸46a、46bが回転してフィルム
34a、34bの先端部分が少し露出された潜像を焼き
込む前と同様の状態までフィルム34a、34bが巻き
戻される。
【0053】また、スライダ44をスライド方向D4に
沿ってカートリッジホルダ33側にスライドさせ、さら
にスライダ43をスライド方向D3に沿ってスライドさ
せてフィルムプランパ42a、42bをフィルムの引き
出し経路上の初期位置に復帰させる。これにより、フィ
ルムプランパ42a、42bは、カートリッジホルダ3
3に次にセットされるフィルム内蔵カートリッジ内のフ
ィルムを狭持可能とする。
【0054】フィルム34a、34bがフィルム内蔵カ
ートリッジ31a、31bに巻き戻された後、巻き取り
軸46a、46bがフィルム内蔵カートリッジ31a、
31bのスプールから取り外される。また、フィルム押
さえ35a、35bが押さえ方向D2に移動して、フィ
ルム内蔵カートリッジ31a、31bの固定を解除す
る。
【0055】最後に、カートリッジ出入扉32を開け
る。これにより、オペレータによってカートリッジホル
ダ33からフィルム内蔵カートリッジ31a、31bの
取り出しが可能となる。この際、フィルム内蔵カートリ
ッジ31a、31bより少し露出しているフィルム34
a、34bの先端に潜像の焼き込みを示すマーキングが
施されているので、オペレータは潜像が焼き込まれたフ
ィルムであることを確認することができる。
【0056】なお、本発明の実施の形態では、2つのフ
ィルム内蔵カートリッジ内のフィルムに対して潜像の焼
き込みを行う場合について説明したが、1つまたは3つ
以上のフィルム内蔵カートリッジ内のフィルムに対して
も本発明による潜像の焼き込みを行うことが可能であ
る。
【0057】次に、上述のように潜像が焼き込まれたフ
ィルム内蔵カートリッジ(パトローネ)が装填されるレ
ンズ付フィルムユニットの構成およびその製造方法につ
いて説明する。
【0058】図6は本発明の実施の形態のレンズ付フィ
ルムユニットの外観構成を示す図、図7および図8は図
6に示すレンズ付フィルムユニットの線A−AおよびB
−Bに沿った断面図である。レンズ付フィルムユニット
1は、ユニット本体2と、前カバー3と、後カバー4と
を備え、前カバー3および後カバー4によってユニット
本体2全体が覆われている。
【0059】前カバー3には、撮影レンズ5に近接して
撮影窓6が設けられている。また、後カバー4には、ユ
ニット本体2に取り付けられているフィルム巻き上げノ
ブ15が露出している。
【0060】ユニット本体2のフレーム10の中央部分
にはレンズホルダ7に保持されて撮影レンズ5が取り付
けられている。撮影レンズ5の後方(被写体と反対側)
にはシャッタ11が配置され、また、シャッタ11の後
方には撮影枠12が設けられている。
【0061】撮影枠12はフィルム20に対して撮影レ
ンズ5を通して露光を行うために設けられており、撮影
枠12を挟んでその両側には、パトローネ室8およびフ
ィルムロール室9が設けられている。パトローネ室8に
はパトローネ13が収容され、フィルムロール室9には
フィルムロール14が収容されている。
【0062】フィルム20はその一端がパトローネ13
に固定されて巻かれており、フィルム20がパトローネ
13から引き出されてフィルムロール14となる。レン
ズ付フィルムユニットの製品出荷時には未露光のフィル
ムはフィルムロール14となってフィルムロール室9に
収容されているが、写真撮影後のフィルム巻き上げノブ
15によるフィルム巻き上げにより撮影済みのフィルム
がパトローネ13に巻き取られてパトローネ室8に順次
収容されることになる。
【0063】図9は本発明の実施の形態におけるフィル
ムの構成を示す図である。図9において、フィルム20
の長手方向には、巻き上げ力を作用させるための矩形穴
状のパーフォレーション24が形成されている。また、
フィルム20の各撮影駒21a、21b、21cには、
未露光部分22a、22b、22cおよび事前露光部分
23a、23b、23cが設けられている。事前露光部
分23a、23b、23cは、上述したフィルム内蔵カ
ートリッジ製造装置30によって潜像が焼き込まれてい
る部分であり、撮影駒21a、21b、21cの例えば
上側端部に帯状に形成されている。
【0064】なお、写真撮影時において事前露光部分2
3a、23b、23cに対する再露光を防止するため
に、撮影枠12には遮光マスク25が設けられている。
遮光マスク25は撮影枠12と一体成形されており、事
前露光部分23a、23b、23cの前面(被写体側)
を覆うことにより事前露光部分23a、23b、23c
が露光されないようになっている。
【0065】次に、上述のような構成を有するレンズ付
フィルムユニットの製造方法について説明する。
【0066】上述した方法によりフィルムに潜像が焼き
込まれたフィルム内蔵カートリッジを得た後、このフィ
ルム内蔵カートリッジはレンズ付フィルムユニットに次
のようにして装填される。
【0067】まず、パトローネ(フィルム内蔵カートリ
ッジ)13内の潜像が焼き込まれたフィルム20の一端
を図示しない巻き取り軸に固定する。その後、巻き取り
軸を回転させ、フィルム20をパトローネ13から引き
出して巻き取り軸にフィルムロール14を作成する。次
に、作成したフィルムロール14およびパトローネ13
をユニット本体2のフィルムロール室9およびパトロー
ネ室8にそれぞれ装填する。最後に、ユニット本体2に
装填されたフィルムロール14およびパトローネ13を
覆うために後カバー4をユニット本体2に取り付ける。
これにより、レンズ付フィルムユニットの製造が完了す
る。
【0068】なお、フィルム20の一端を巻き取り軸に
固定した後、巻き取り軸およびパトローネ13をユニッ
ト本体2に装填し、後カバー4をユニット本体2に取り
付け、巻き取り軸を回転させてフィルム20をパトロー
ネ13から引き出して巻き取り軸にフィルムロール14
を作成するようにしてもよい。
【0069】または、フィルム20の一端を巻き取り軸
に固定した後、巻き取り軸およびパトローネ13をユニ
ット本体2に装填し、巻き取り軸を回転させてフィルム
20をパトローネ13から引き出して巻き取り軸にフィ
ルムロール14を作成し、作成したフィルムロール14
およびパトローネ13を覆うために後カバー4をユニッ
ト本体2に取り付けるようにしてもよい。
【0070】
【発明の効果】以上、本発明によれば、レンズ付フィル
ムユニットの製造装置におけるフィルム内蔵カートリッ
ジの装填前に必要に応じてフィルムに潜像を焼き込むこ
とが可能である。従って、製造装置を小型化することが
でき、レンズ付フィルムユニットの製造においては既存
の製造装置を利用することが可能である。また、種々の
原画像が潜像として焼き込まれたフィルム内蔵カートリ
ッジを容易に提供でき、多種少量生産が可能である。さ
らに、フィルム内蔵カートリッジに対して潜像の焼き込
みを行っているので、ロット管理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるフィルム内蔵カー
トリッジ製造装置の構成を示す平面図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるフィルム内蔵カー
トリッジ製造装置の構成を示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるフィルム内蔵カー
トリッジ製造装置において図1に示す線X−X´に沿っ
た断面図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるフィルム内蔵カー
トリッジ製造装置においてフィルムの引き出しを説明す
るための図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるフィルム内蔵カー
トリッジ製造装置においてフィルムに潜像を焼き込んだ
ことを示すマーキングについて説明するための図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態におけるレンズ付フィルム
ユニットの外観構成を示す図である。
【図7】図6に示すレンズ付フィルムユニットの線A−
Aに沿った断面図である。
【図8】図6に示すレンズ付フィルムユニットの線B−
Bに沿った断面図である。
【図9】本発明の実施の形態におけるフィルムの構成を
示す図である。
【符号の説明】
1 レンズ付フィルムユニット 2 ユニット本体 3 前カバー 4 後カバー 8 パトローネ室 9 フィルムロール室 12 撮影枠 13 パトローネ 14 フィルムロール 20、34a、34b フィルム 21a、21b、21c 撮影駒 22a、22b、22c 未露光部分 23a、23b、23c 事前露光部分 30 フィルム内蔵カートリッジ製造装置 31a、31b フィルム内蔵カートリッジ 32 カートリッジ出入扉 33 カートリッジホルダ 35a、35b カートリッジ押さえ 36 ステージ 37a、37b、37c ガイド 38a、38b 原画像シート 39a、39b 露光窓 42a、42b フィルムクランパ 43、44 スライダ 46a、46b 巻き取り軸 50 フィルム押し付け部 51 移動機構 52a、52b スポンジ 60 ストロボユニット 61 拡散板 62、66a、66b 光センサ 65a、65b 光源 64 穴開けユニット 68a、68b ブラシ 80 制御ユニット 81 警告ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 1/765 G03C 1/765 (72)発明者 恩田 貫一 東京都羽村市神明台4−9−8 株式会社 コニカパッケージング内 (72)発明者 鷹羽 哲史 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 中西 博美 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H023 BA06 HA06 2H101 AA11

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムを内蔵したフィルム内蔵カート
    リッジにおいて、 前記フィルムの先端部に、撮影駒に対応する部分の一部
    に予め潜像が焼き込まれていることを示すマーキングが
    施されていることを特徴とするフィルム内蔵カートリッ
    ジ。
  2. 【請求項2】 未露光のフィルムを内蔵したカートリッ
    ジを保持手段によって保持する工程と、 保持されたカートリッジからフィルムを引き出す工程
    と、 引き出したフィルムに潜像を焼き込む工程と、 潜像が焼き込まれたフィルムを前記カートリッジ内に巻
    き戻す工程とを備えたことを特徴とするフィルム内蔵カ
    ートリッジの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記フィルムを引き出す工程は、前記保
    持手段によって保持されたカートリッジからはみ出して
    いるフィルムを挟持手段によって挟持する工程と、前記
    狭持手段と前記保持手段の間隔を変える工程とを有する
    ことを特徴とする請求項2に記載のフィルム内蔵カート
    リッジの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記狭持手段と前記保持手段の間隔の最
    大値は、前記フィルムの一端が前記カートリッジ内のス
    プールに固定された状態で前記フィルムを前記カートリ
    ッジから完全に引き出した場合の間隔以上であることを
    特徴とする請求項3に記載のフィルム内蔵カートリッジ
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記狭持手段と前記保持手段の間隔は、
    前記保持手段に対して前記狭持手段をフィルム引き出し
    方向に移動させることにより変えることを特徴とする請
    求項3に記載のフィルム内蔵カートリッジの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記狭持手段は、前記フィルムの引き出
    し経路とは異なる経路を移動してフィルムを引き出すた
    めの初期位置に戻ることを特徴とする請求項3に記載の
    フィルム内蔵カートリッジの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記潜像を焼き込む工程は、引き出した
    フィルムを原画像が記録されている原画像シートに押し
    付ける工程と、前記原画像シートに押し付けられた前記
    フィルムを前記原画像を通して露光する工程とを有する
    ことを特徴とする請求項2に記載のフィルム内蔵カート
    リッジの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記フィルムは前記原画像シートと所定
    の間隔を有して引き出されることを特徴とする請求項7
    に記載のフィルム内蔵カートリッジの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記潜像を焼き込む工程の後、前記フィ
    ルムに潜像が焼き込まれたことを示すマーキングを行う
    工程を有することを特徴とする請求項2に記載のフィル
    ム内蔵カートリッジの製造方法。
  10. 【請求項10】 未露光のフィルムを内蔵したカートリ
    ッジを保持する保持手段と、 前記保持手段によって保持されたカートリッジからフィ
    ルムを引き出す引き出し手段と、 前記引き出し手段によって引き出したフィルムに潜像を
    焼き込む焼き込み手段と、 前記焼き込み手段によって潜像が焼き込まれたフィルム
    を前記カートリッジ内に巻き戻す巻き戻し手段とを備え
    たことを特徴とするフィルムの潜像焼き込み装置。
  11. 【請求項11】 前記巻き戻し手段は、前記カートリッ
    ジのスプールを回転駆動する駆動手段を有することを特
    徴とする請求項10に記載のフィルムの潜像焼き込み装
    置。
  12. 【請求項12】 前記引き出し手段は、前記保持手段に
    よって保持されたカートリッジからはみ出しているフィ
    ルムを挟持する狭持手段と、前記狭持手段と前記保持手
    段の間隔を変える間隔変更手段とを有することを特徴と
    する請求項10に記載のフィルムの潜像焼き込み装置。
  13. 【請求項13】 前記狭持手段と前記保持手段の間隔の
    最大値は、前記フィルムの一端が前記カートリッジ内の
    スプールに固定された状態で前記フィルムを前記カート
    リッジから完全に引き出した場合の間隔以上であること
    を特徴とする請求項12に記載のフィルムの潜像焼き込
    み装置。
  14. 【請求項14】 前記間隔変更手段は、前記保持手段に
    対して前記狭持手段をフィルム引き出し方向に移動させ
    ることを特徴とする請求項12に記載のフィルムの潜像
    焼き込み装置。
  15. 【請求項15】 前記フィルムの先端部が前記引き出し
    手段によって所定位置まで引き出されたかどうかを検出
    する検出手段と、前記フィルムの先端部が所定位置まで
    引き出されていないことを前記検出手段が検出した場合
    には警告を行う警告手段とを有することを特徴とする請
    求項12に記載のフィルムの潜像焼き込み装置。
  16. 【請求項16】 前記狭持手段は、前記フィルムの引き
    出し経路とは異なる経路を移動してフィルムを引き出す
    ための初期位置に戻ることを特徴とする請求項12に記
    載のフィルムの潜像焼き込み装置。
  17. 【請求項17】 前記焼き込み手段は、原画像が記録さ
    れている原画像シートを保持する保持部材と、前記引き
    出し手段によって引き出したフィルムを前記保持部材に
    保持された原画像シートに押し付ける押し付け手段と、
    前記押し付け手段によって前記原画像シートに押し付け
    られた前記フィルムを前記原画像を通して露光するため
    の光源とを有することを特徴とする請求項10に記載の
    フィルムの潜像焼き込み装置。
  18. 【請求項18】 前記光源から光が出射したかどうかを
    検出する検出手段と、前記光源から光が出射しなかった
    ことを前記検出手段が検出した場合には警告を行う警告
    手段とを有することを特徴とする請求項17に記載のフ
    ィルムの潜像焼き込み装置。
  19. 【請求項19】 前記フィルムは前記原画像シートと所
    定の間隔を有して引き出されることを特徴とする請求項
    17に記載のフィルムの潜像焼き込み装置。
  20. 【請求項20】 前記焼き込み手段によって前記フィル
    ムに潜像を焼き込んだ後、前記フィルムに潜像が焼き込
    まれたことを示すマーキングを行うマーキング手段を有
    することを特徴とする請求項10に記載のフィルムの潜
    像焼き込み装置。
  21. 【請求項21】 前記保持手段は複数のカートリッジが
    保持可能であり、前記引き出し手段は前記保持手段に保
    持された複数のカートリッジからそれぞれ同時にフィル
    ムを引き出すことを特徴とする請求項10に記載のフィ
    ルムの潜像焼き込み装置。
  22. 【請求項22】 未露光のフィルムを内蔵したカートリ
    ッジを保持する工程と、 保持されたカートリッジからフィルムを引き出す工程
    と、 引き出したフィルムに潜像を焼き込む工程と、 潜像が焼き込まれたフィルムを前記カートリッジ内に巻
    き戻す工程と、 フィルムが巻き戻されたカートリッジを取り出す工程
    と、 取り出したカートリッジ内の潜像が焼き込まれたフィル
    ムの一端を巻き取り軸に固定する工程と、 前記巻き取り軸を回転させ、前記フィルムを前記カート
    リッジから引き出して前記巻き取り軸にフィルムロール
    を作成する工程と、 前記フィルムロールおよび前記カートリッジをユニット
    本体に装填する工程と、 前記ユニット本体に装填されたフィルムロールおよびカ
    ートリッジを覆うカバーを前記ユニット本体に取り付け
    る工程とを備えたことを特徴とするレンズ付フィルムユ
    ニットの製造方法。
  23. 【請求項23】 未露光のフィルムを内蔵したカートリ
    ッジを保持する工程と、 保持されたカートリッジからフィルムを引き出す工程
    と、 引き出したフィルムに潜像を焼き込む工程と、 潜像が焼き込まれたフィルムを前記カートリッジ内に巻
    き戻す工程と、 フィルムが巻き戻されたカートリッジを取り出す工程
    と、 取り出したカートリッジ内の潜像が焼き込まれたフィル
    ムの一端を巻き取り軸に固定する工程と、 前記巻き取り軸および前記カートリッジをユニット本体
    に装填する工程と、 前記ユニット本体に装填された巻き取り軸およびカート
    リッジを覆うカバーを前記ユニット本体に取り付ける工
    程と、前記カバーで覆われた巻き取り軸を回転させ、前
    記フィルムを前記カートリッジから引き出して前記巻き
    取り軸にフィルムロールを作成する工程とを備えたこと
    を特徴とするレンズ付フィルムユニットの製造方法。
  24. 【請求項24】 未露光のフィルムを内蔵したカートリ
    ッジを保持する工程と、保持されたカートリッジからフ
    ィルムを引き出す工程と、引き出したフィルムに潜像を
    焼き込む工程と、潜像が焼き込まれたフィルムを前記カ
    ートリッジ内に巻き戻す工程と、フィルムが巻き戻され
    たカートリッジを取り出す工程と、取り出したカートリ
    ッジ内の潜像が焼き込まれたフィルムの一端を巻き取り
    軸に固定する工程と、前記巻き取り軸および前記カート
    リッジをユニット本体に装填する工程と、前記ユニット
    本体に装填された巻き取り軸を回転させ、前記フィルム
    を前記カートリッジから引き出して前記巻き取り軸にフ
    ィルムロールを作成する工程と、前記フィルムロールお
    よび前記カートリッジを覆うカバーを前記ユニット本体
    に取り付ける工程とを備えたことを特徴とするレンズ付
    フィルムユニットの製造方法。
  25. 【請求項25】 請求項22から24までのいずれかに
    記載のレンズ付フィルムユニットの製造方法によって製
    造されることを特徴とするレンズ付フィルムユニット。
JP10219616A 1998-05-07 1998-07-17 フィルム内蔵カートリッジとその製造方法、フィルムの潜像焼き込み装置、レンズ付フィルムユニットの製造方法、およびレンズ付フィルムユニット Pending JP2000035637A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000049460A1 (fr) * 1999-02-18 2000-08-24 Fuji Photo Film Co., Ltd. Procede et dispositif de preexposition pour film photosensible

Cited By (4)

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WO2000049460A1 (fr) * 1999-02-18 2000-08-24 Fuji Photo Film Co., Ltd. Procede et dispositif de preexposition pour film photosensible
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US6509950B2 (en) 1999-02-18 2003-01-21 Fuji Photo Film Co., Ltd. Preexposure method and apparatus for photosensitive films

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