JP2000035527A - レンズ駆動装置及びレンズ駆動方法 - Google Patents

レンズ駆動装置及びレンズ駆動方法

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JP2000035527A
JP2000035527A JP10204138A JP20413898A JP2000035527A JP 2000035527 A JP2000035527 A JP 2000035527A JP 10204138 A JP10204138 A JP 10204138A JP 20413898 A JP20413898 A JP 20413898A JP 2000035527 A JP2000035527 A JP 2000035527A
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JP
Japan
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lens
sensor
phase
voltage
output signal
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JP10204138A
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English (en)
Inventor
Hideki Sano
英樹 佐野
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズの位置検出処理において、従来では予
めのこぎり波の交点電圧を測定しておき、この交点電圧
に基づいて、相対位置を検出していた。しかしながら、
測定後にMRセンサ出力の感度やオフセットが変化した
場合、測定される交点電圧が正確な値とならない。ま
た、MRセンサと位置検出用マグネットとのギャップが
可動するレンズの位置により変動することによって起こ
るMRセンサ出力振幅が変動する現象(らっぱ現象)の
ために、正確な値が得られないことがある。 【解決手段】 3相のアンプ回路出力信号の電圧の大小
を検出し、その3つの出力信号の電位差を用いて演算を
行うことにより、位置の非直線性のないリニアリティの
高い位置検出精度を得ることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラやビデオカ
メラなどにおける可動レンズ位置検出装置及び検出方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術の構成を図2及び図7を用いて
説明する。図2にレンズと磁気抵抗(MR)センサ及び
位置マグネットの接続構造図を示す。
【0003】図2において、1は可動するレンズ、2は
可動レンズと連動する所定のピッチで磁化されている位
置検出用マグネット、3は位置検出マグネット2の磁場
を読み取り、複数相の正弦波を出力するための磁気抵抗
(MR)センサである。図7において、4はセンサから
の出力をアンプするアンプ回路、5はアンプされた信号
を量子化するコンバータ回路で、量子化された信号はそ
れぞれコンパレータ6により比較され、信号をスイッチ
する。
【0004】図5はこのような構成における信号の流れ
を図示したものである。まず、ステップS01で、MR
センサからの出力信号を読み取る。MRセンサからの出
力信号は図3のaの波形のとおり、A相、B相、C相の
3相を持ち、その位相差はそれぞれ120度ずつずれて
いることを設定する。
【0005】次にステップS02で各相の電圧を比較す
ることで、図3のbの波形のとおり直線性のとれたのこ
ぎり状の波形を抜き取ることができる。
【0006】具体的には、それぞれ、A相/B相、B相
/C相、C相/A相の3通りに対してコンパレータを通
し、その測定結果から真ん中の相、例えば、A相>B相
>C相の場合のB相を選び出すことによって、3相から
のこぎり状の波形が得られる。
【0007】こののこぎり波の一斜辺の下点から上点ま
での間は直線性が保たれているため、その電圧を読み取
ることで、分解能の高い位置検出が可能である。この技
術では、一斜辺中の任意の距離を算出するために、予
め、のこぎり波の下点と上点、すなわち交点電圧を測定
する。
【0008】次に、ステップS03で、現在の任意の位
置を算出するために、3相のMRセンサ出力信号の電圧
順序から斜辺に相当する相の信号を抜き出し、ステップ
S04で予め測定した交点電圧から一斜辺中の任意の相
対位置を算出する。この計算式は以下のようになる。
【0009】斜辺傾きが正の時:
【0010】
【数1】
【0011】斜辺傾きが負の時:
【0012】
【数2】
【0013】上の式で、Xは電圧Vn時の距離、Nは一
斜辺の距離、Vhighは上点電圧、Vlowは下点電圧、Vn
は現在の斜辺MR電圧である。
【0014】ステップS05ではいままでの相対位置の
総和により、絶対位置を図2のメカ端9からの距離とし
て算出する。
【0015】これにより、正確で分解能の高いレンズの
位置検出が実現でき、ステップS06では位置制御を行
うことができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術では、予めのこぎり波の交点電圧を測定して
おく構成であるために、交点電圧の測定後にMRセンサ
出力の感度やオフセットが変化した場合、測定した交点
電圧は正確な値ではなくなってしまう。
【0017】また、MRセンサと位置検出用マグネット
とのギャップが、可動するレンズの位置により変動する
ことによって起こるMRセンサ出力振幅が変動する現象
(いわゆる「らっぱ現象」)が生じ、そのため測定した
交点電圧はある一部のレンズ位置のみ正確な値となり、
他のレンズ位置では正しくない値を示すことになる。こ
のような条件下では、のこぎり波におけるある斜辺か
ら、次の斜辺に乗り移る際に、存在しない位置や不感帯
が生じ、その結果位置検出精度の直線性がくずれるとい
う問題が生じる。本発明はこのような課題を解決するも
のであり、レンズ可動部に取り付けられた位置検出用マ
グネットの磁場を鏡筒固定のMRセンサが読み取りその
MRセンサの正弦波出力信号をアンプさせ、A/Dコン
バータにより量子化し、その出力信号電圧順序が成り立
っている間の相対的な位置計算をそれぞれの相の電位差
を使って直接演算し、メカ端からの距離を算出する。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、レンズ
をリニア位置制御して可動されるレンズ駆動装置におい
て、可動するレンズと、該レンズに取り付けられ、所定
の着磁ピッチを持った位置検出用マグネットと、前記位
置検出マグネットの磁場から複数相の位置検出信号を出
力するセンサと、前記位置検出信号の電圧の大小を検出
する手段と、前記求められた電圧の大小に基づいて、そ
れぞれの相の電位差を求め、該電位さからレンズの位置
を算出する手段とを備えることにより上記課題を解決す
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、図面を用いて本発明を詳
細に説明する。図1は本発明の構成を示すブロック図で
ある。図1において、3は位置検出用マグネットから所
定の分解能で、複数の相の正弦波上に位置検出信号を出
力可能なセンサである。4はセンサ3からの信号レベル
を増幅するアンプ回路、5は増幅された複数相の制限は
出力レベルを量子化するD/Aコンバータ回路である。
それぞれ量子化された信号はコンパレータ6を通るとと
もに、直接演算回路に入力され、位置検出される。
【0020】図6は本発明の信号の流れを示すフローチ
ャートである。ステップS11において、MRセンサか
らの出力信号を読み取る。ここでは説明上、MRセンサ
からの出力信号は図3の上部波形のとおり、A相・B相
・C相の3相を持ち、その位相差はそれぞれ120度づ
つずれているとする。ここまでの処理は従来技術と同様
である。
【0021】従来技術ではこの後に、予め3相のMRセ
ンサの交点電圧を測定するが、本発明においてはこの処
理が不要となる。本発明ではステップS12において、
3相のMRセンサ出力信号の電圧順序から斜辺に相当す
る信号を抜き出す。
【0022】3相のMRセンサ出力信号をA相、B相、
C相とし、A相/B相、B相/C相、C相/A相の3通
りに対してコンパレータ6を通し、その測定結果から真
ん中の相、例えば、A相>B相>C相の場合のB相を選
び出すことによって、3相からのこぎり状の波形が得ら
れる。この処理は従来技術と同様である。
【0023】そして、ステップS13において、他の2
相(A相、C相)の電圧から直接一斜辺中の任意の相対
位置を算出する。以下にその数式を示す。
【0024】斜辺傾きが正の時:
【0025】
【数3】
【0026】斜辺傾きが負の時:
【0027】
【数4】
【0028】この式において、Xは電圧VNn時の距
離、Nは一斜辺の距離、VNhighはHigh側のMR電
圧、VNlowはLow側のMR電圧、VNnは現在の斜辺
MR電圧を示す。
【0029】この式により、相対位置が求められ、後は
ステップS14において相対位置の総和からメカ端から
の距離を算出し、ステップS15において、位置を制御
する。図4は上記の式による演算のシュミレーション結
果である。3相のMRセンサ出力電圧順序が成り立って
いる間の相対的な位置計算が直線性を持っていることが
わかる。
【0030】
【発明の効果】このように3相のMRセンサ出力電圧を
使用することにより、のこぎり波の上点電圧・下点電圧
を使用しないため、MRセンサの感度変化やオフセット
ずれ、あるいは位置検出用マグネットとMRセンサのギ
ャップ変動などによるMRセンサ出力変動に強く、リニ
アリティの高い位置検出精度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明におけるレンズとMRセンサ及び位置マ
グネットの構造を示す図である。
【図3】MRセンサによる位置検出信号波形を示す図で
ある。
【図4】本発明における演算結果を示す図である。
【図5】従来技術の処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図6】本発明の処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図7】従来の技術の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 レンズ 2 位置検出用マグネット 3 MRセンサ 4 アンプ回路 5 DAコンバータ 6 コンパレータ 7 制御回路 8 演算回路 9 メカ端

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズをリニア位置制御して可動される
    レンズ駆動装置であって、 可動するレンズと、 該レンズに取り付けられ、所定の着磁ピッチを持った位
    置検出用マグネットと、 前記位置検出マグネットの磁場から複数相の位置検出信
    号を出力するセンサと、 前記位置検出信号の電圧の大小を検出する手段と、 前記求められた電圧の大小に基づいて、それぞれの相の
    電位差を求め、該電位さからレンズの位置を算出する手
    段と、 を備えることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】 可動するレンズと、 該レンズに取り付けられ、所定の着磁ピッチを持った位
    置検出用マグネットと、 前記位置検出マグネットの磁場から複数相の位置検出信
    号を出力するセンサとを備え、レンズをリニア位置制御
    して可動されるレンズ駆動装置におけるレンズ駆動方法
    であって、 前記位置検出信号の電圧の大小を検出するステップと、 前記求められた電圧の大小に基づいて、それぞれの相の
    電位差を求め、該電位さからレンズの位置を算出するス
    テップと、 を備えることを特徴とするレンズ駆動方法。
JP10204138A 1998-07-21 1998-07-21 レンズ駆動装置及びレンズ駆動方法 Pending JP2000035527A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000193877A (ja) * 1998-12-28 2000-07-14 Canon Inc 位置制御装置、焦点調節装置及びカメラ
JP2014529100A (ja) * 2011-08-30 2014-10-30 ジーイー・ヘルスケア・バイオサイエンス・コーポレイション 複数の較正曲線を使用した光学機器の連続した非同期的オートフォーカスのためのシステム及び方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000193877A (ja) * 1998-12-28 2000-07-14 Canon Inc 位置制御装置、焦点調節装置及びカメラ
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