JP2000035412A - 酸素消費量測定装置 - Google Patents

酸素消費量測定装置

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JP2000035412A
JP2000035412A JP10203442A JP20344298A JP2000035412A JP 2000035412 A JP2000035412 A JP 2000035412A JP 10203442 A JP10203442 A JP 10203442A JP 20344298 A JP20344298 A JP 20344298A JP 2000035412 A JP2000035412 A JP 2000035412A
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electrode
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Ikuo Yasumasu
郁夫 安増
Akiko Fujiwara
昭子 藤原
Hideo Katayama
秀夫 片山
Junichiro Arai
潤一郎 新井
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1個の細胞による酸素消費量、1個の卵子に
よる酸素消費量を測定する。 【解決手段】 表面に作用極1aと参照極1bとが形成
された第1基板1と、表面に対向極が形成された第2基
板2と、中央部に円柱状の溶液収容空間3aが形成さ
れ、かつ下面に溶液収容空間3aと連通する溶液供給溝
3bが、上面に溶液収容空間3aと連通する気泡排出溝
3cがそれぞれ形成されたスペーサ部材3とを有し、し
かも、第1基板1と、スペーサ部材3と、第2基板2と
がこの順に積層され、作用極1aと対向極から取り出さ
れる電気信号を信号処理部に供給し、信号処理部におい
て電気信号の変化をモニターすることにより、溶液中の
溶存酸素の消費量を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、酸素透過膜を用
いることなく微少溶液(100μl以下)中の酸素の消
費量を測定することができる新規な酸素消費量測定装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、溶液中の酸素の消費量を測定
する装置として、クラークタイプ酸素電極式のものが知
られている。
【0003】この装置を用いる場合には、例えば、攪拌
機を用いて溶液を攪拌して均一化し、この溶液中の溶存
酸素を酸素透過膜を通して酸素を電極部に導き続けるこ
とにより、妨害物質の影響を受けることなく、溶液中の
酸素の消費量を測定することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】クラークタイプ酸素電
極式の酸素消費量測定装置を採用した場合には、溶液を
攪拌するための装置が必要となり、装置が全体として複
雑化するのみならず、大型化するという不都合がある。
また、攪拌するための装置および酸素透過膜が必要であ
るから、溶液の必要量を余り少なくすることができない
という不都合がある。具体的には、溶液の必要量を1m
l程度以下にすることができない。この結果、1個の細
胞による酸素消費量、1個の卵子による酸素消費量を測
定することは殆ど不可能になってしまう。特に、人工授
精を行わせた場合には、10個の卵子を受精させ、その
うちから卵巣に移植すべき卵子として3個を取り出す処
理を行わなければならないのであるから、どの卵子を取
り出すかによっては、その後の発育に大きな差が生じて
しまう。このためには、最も良好な卵子(酸素消費量が
最も多い卵子)を取り出すことが要求されるのである
が、上述のように1個の卵子による酸素消費量を測定す
ることが殆ど不可能であるから最も良好な卵子を取り出
すことができるという保証がないことになる。
【0005】また、クラークタイプ酸素電極式の酸素消
費量測定装置では、酸素消費量の測定と同時に細胞分
裂、細胞の運動変化等を観察することなどが不可能にな
ってしまう。
【0006】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、1個の細胞による酸素消費量、1個の卵
子による酸素消費量を測定することができる酸素消費量
測定装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の酸素消費量測
定装置は、溶存酸素量を検出すべく、作用極を有する第
1基板と、対向極を有する第2基板とを、溶液収容空間
を有するスペーサ部材を介在させて積層してなり、作用
極の位置を溶液収容空間に臨む位置に設定し、スペーサ
部材の厚みを0.5mm以下に設定し、溶液収容空間の
直径を5mm以下に設定し、作用極からの出力信号の変
化に基づいて酸素消費量を検出するものである。
【0008】請求項2の酸素消費量測定装置は、前記第
1基板として、作用極に近接する参照極をさらに有する
ものを採用するものである。
【0009】請求項3の酸素消費量測定装置は、前記第
2基板として透明基板を採用し、対向極として透明電極
からなるものを採用するものである。
【0010】請求項4の酸素消費量測定装置は、第2基
板を通して溶液収容空間に光を照射する光照射手段をさ
らに含むものである。
【0011】請求項5の酸素消費量測定装置は、前記ス
ペーサ部材として、溶液収容空間への溶液供給および/
または酸素供給を行うための供給路を有するものを採用
するものである。
【0012】請求項6の酸素消費量測定装置は、前記第
2基板として、溶液収容空間への溶液供給を行う溶液供
給路および酸素供給を行う酸素供給路を有するものを採
用し、前記第1基板として、スペーサ部材との接触面の
所定位置にシール部材を有するものを採用するものであ
る。
【0013】
【作用】請求項1の酸素消費量測定装置であれば、溶存
酸素量を検出すべく、作用極を有する第1基板と、対向
極を有する第2基板とを、溶液収容空間を有するスペー
サ部材を介在させて積層してなり、作用極の位置を溶液
収容空間に臨む位置に設定し、スペーサ部材の厚みを
0.5mm以下に設定し、溶液収容空間の直径を5mm
以下に設定し、作用極からの出力信号の変化に基づいて
酸素消費量を検出するのであるから、攪拌装置が不要で
あるとともに酸素透過膜が不要であり、全体としての構
成の簡単化、小型化を達成でき、しかも1個の細胞によ
る酸素消費量、1個の卵子による酸素消費量を測定する
ことができる。
【0014】請求項2の酸素消費量測定装置であれば、
前記第1基板として、作用極に近接する参照極をさらに
有するものを採用するのであるから、請求項1の作用に
加え、参照極の電位を基準として作用極、対向極のバイ
アスを正確に設定することができる。
【0015】請求項3の酸素消費量測定装置であれば、
前記第2基板として透明基板を採用し、対向極として透
明電極からなるものを採用するのであるから、請求項1
または請求項2の作用に加え、酸素消費量の測定と同時
に細胞分裂、細胞の運動変化等を観察することなどを行
うことができる。
【0016】請求項4の酸素消費量測定装置であれば、
第2基板を通して溶液収容空間に光を照射する光照射手
段をさらに含むのであるから、請求項3の作用に加え、
光照射と酸素消費との関係をも測定することができる。
【0017】請求項5の酸素消費量測定装置であれば、
前記スペーサ部材として、溶液収容空間への溶液供給お
よび/または酸素供給を行うための供給路を有するもの
を採用するのであるから、請求項1から請求項4の何れ
かの作用に加え、装置の製造を簡単化することができ
る。
【0018】請求項6の酸素消費量測定装置であれば、
前記第2基板として、溶液収容空間への溶液供給を行う
溶液供給路および酸素供給を行う酸素供給路を有するも
のを採用し、前記第1基板として、スペーサ部材との接
触面の所定位置にシール部材を有するものを採用するの
であるから、請求項1から請求項4の何れかの作用に加
え、装置の製造を簡単化することができ、しかもスペー
サ部材のずれに起因する悪影響の発生を防止することが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、この
発明の酸素消費量測定装置の実施の態様を詳細に説明す
る。
【0020】図1はこの発明の酸素消費量測定装置の一
実施態様の要部である酸素電極部を示す分解斜視図、図
2は第1基板の要部を示す拡大図である。
【0021】この酸素電極部は、表面に作用極1aと参
照極1bとが形成された第1基板1と、表面に対向極が
形成された第2基板2と、中央部に円柱状の溶液収容空
間3aが形成され、かつ下面に溶液収容空間3aと連通
する溶液供給溝3bが、上面に溶液収容空間3aと連通
する気泡排出溝3cがそれぞれ形成されたスペーサ部材
3とを有し、しかも、第1基板1と、スペーサ部材3
と、第2基板2とがこの順に積層されている。
【0022】前記第1基板1の表面には、例えば、銀を
スクリーン印刷することにより作用極1aと参照極1b
とが形成されている。そして、作用極1aと参照極1b
とは、共に0.5mm×1.0mmのサイズに設定され
ているとともに、0.5mmの間隔を存して形成されて
いる。さらに、作用極1aと参照極1bとからそれぞれ
延びる幅0.3mmの引き出し配線1cが形成されてい
るとともに、第1基板1の周縁部に引き出し配線1cと
接続される引き出し電極1dが形成されており、作用極
1aと参照極1bとの一部および引き出し配線1cのほ
ぼ全範囲を覆う透明なレジスト層1eが形成されてい
る。
【0023】前記第2基板2の表面には、例えば、イン
ジウムティンオキサイド(ITO)をコーティングする
ことにより透明な対向電極が形成されているとともに、
周縁部に対向電極と接続される引き出し電極2aが形成
されている。また、第2基板2として、ガラスなどの透
明材からなるものを採用している。ただし、第2基板2
として非透明材からなるものを採用することも可能であ
る。
【0024】前記スペーサ部材3の厚みは、例えば0.
5mmに設定され、溶液収容空間3aの直径は5mmに
設定され、溶液供給溝3bおよび気泡排出溝3cの深さ
は0.1mmに設定されている。ただし、溶液収容空間
3aの直径は、作用極1aと参照極1bとをカバーでき
る範囲内で可能な限り小さくすることが好ましい。
【0025】また、前記作用極1aと対向極から取り出
される電気信号(溶存酸素量を示す戦記信号)を図示し
ない信号処理部(マイコンなど)に供給し、信号処理部
において電気信号の変化をモニターすることにより、溶
液中の溶存酸素の消費量を測定できるようにしている。
【0026】さらに、スペーサ部材3の厚みは0.1〜
0.2mmに設定することが好ましい。作用極1a、参
照極1bのサイズは、0.5×1.0mmから0.05
×0.05mmに設定することが好ましい。
【0027】なお、作用極1a、参照極1b、対向電極
に対するバイアスの供給などは、従来公知の酸素電極に
対するものと同様であるから、ここでは説明を省略す
る。また、作用極1a、参照極1b、対向電極の材質は
上記の材質に限定されるものではなく、測定対象溶液と
直接反応しない種々の材質が採用可能である。これは、
酸素透過膜を有していない関係上、測定対象溶液と各極
とが直接接触するからである。
【0028】上記の構成の酸素消費量測定装置の作用は
次の通りである。
【0029】第1基板1と、スペーサ部材3と、第2基
板2とをこの順に積層してなる酸素電極部の溶液収容空
間3aに対して溶液供給溝3bを通して所定の溶液(後
述する細胞、卵子の生存を許容する溶液であって、水、
電解液などが例示できる)を供給するとともに、1個の
細胞または1個の卵子をも供給し、溶液中の溶存酸素量
に対応する電気信号を作用極1aから出力し、引き出し
配線1cおよび引き出し電極1dを介して信号処理部に
供給することができる。そして、所定時間にわたって、
または所定時間間隔で電気信号の変化をモニターするこ
とにより、酸素消費量を測定することができる。この場
合において、溶液収容空間3aに収容されている溶液の
体積はmm3オーダーであるから、1個の細胞または1
個の卵子の呼吸に起因する溶存酸素量の変化が十分に顕
著に現れ、この結果、酸素消費量を確実に測定すること
ができる。
【0030】上記の実施態様の酸素電極部を用い、ウニ
の卵の受精に伴う呼吸率の変化を酸素消費量として測定
した。なお、図3は100個のウニの卵を用いて測定し
た結果を示し、図4から図7は1個のウニの卵を用いて
測定した結果を示し、図8中(a)から(c)は卵割
(細胞分裂)の開始点を時刻0とし、その前後における
呼吸率の変化を示している。ここで、受精時点から約5
分で卵は2細胞になることが知られている。
【0031】図3に示す測定結果は、Ohnishi
& Sugiyama、Epel、Yasumasu
et alが多数(104〜105個/ml)のウニの卵
を用いて測定した結果と一致している。
【0032】図4から図7は、それぞれ1個のウニの卵
により得られる代表的な測定結果を示しており、細かい
部分では図3の呼吸率の変化特性と異なるものの、全体
としてみれば図3の呼吸率の変化特性とほぼ一致してい
る。したがって、1個のウニの卵を用いて呼吸率の変化
特性を精度よく測定できたことが分かる。なお、図4か
ら図7において、呼吸率が低く、呼吸率0としてしか測
定できない領域については、図3に示す測定結果を基に
推定して破線で示している。
【0033】図8中(a)は測定15例の中の8例、
(b)は測定15例の中の4例、(c)は測定15例の
中の3例を示している。図8からも分かるように、1個
のウニの卵を用いて呼吸率の変化特性を精度よく測定で
きたことが分かる。
【0034】したがって、人工授精時の受精卵の機能評
価を行うことができる。
【0035】図9はこの発明の酸素消費量測定装置の他
の実施態様の要部である酸素電極部の各構成部分を示す
平面図である。なお、図9中(a)が第1基板1を、
(b)が第2基板2を、(c)がスペーサー部材3を、
それぞれ示している。
【0036】図9中(a)に示す第1基板1が前記の第
1基板1と異なる点は、作用極1a、参照極1bが形成
された面に、引き出し配線1cと直交するように、かつ
作用極1a、参照極1bを挟むように、1対の薄板状シ
ール部材1fを設けた点のみであり、図9中(b)に示
す第2基板2が前記の第2基板2と異なる点は、第2基
板2の所定位置において厚み方向に貫通する貫通孔2
b、2cをさらに有している点のみである。ここで、両
貫通孔2b、2cは、積層状態において引き出し配線1
cが延びる方向に所定間隔を存して形成されているとと
もに、一方の貫通孔2bが溶液を注入するためのもので
あり、他方の貫通孔2cが酸素を供給するためのもので
ある。また、図9中(c)に示すスペーサー部材3が前
記のスペーサー部材3と異なる点は、溶液供給溝3bお
よび気泡排出溝3cを省略した点のみである。ただし、
1対の薄板状シール部材1fと直交するように薄板状シ
ール部材1fをさらに設けていてもよい。
【0037】この構成の酸素電極部を採用した場合に
は、第1基板1とスペーサー部材3とを積層し、しか
も、貫通孔2bを溶液収容空間3aと連通させるように
第2基板2を積層して、貫通孔2bと通して溶液を注入
し、次いで、貫通孔2cを溶液収容空間3aと連通させ
るように第2基板2をスライドさせて、貫通孔2cを通
して酸素を供給する。これらの間において、スペーサー
部材3が多少スライドしても、1対の薄板状シール部材
1fにより液漏れなどの不都合の発生を防止することが
できる。
【0038】したがって、スペーサー部材3の厚みを簡
単に薄くして溶液収容空間3aの体積を小さくすること
ができるほか、上記の実施態様と同様の作用を達成する
ことができる。
【0039】図10はスペーサー部材3の他の構成例を
示す平面図である。
【0040】図10中(a)に示すスペーサー部材3
は、その中央部に三角柱状の溶液収容空間3aを有して
おり、図10中(b)に示すスペーサー部材3は、その
中央部に四角柱状の溶液収容空間3aを有している。も
ちろん、これらの溶液収容空間3aは、作用極1a、参
照極1bをカバーできるサイズを有している。
【0041】したがって、これらのスペーサー部材3を
採用した場合には、上記の実施態様と同様の作用を達成
することができる。
【0042】上記の各実施態様において、第2基板2を
通して溶液収容空間3a内に光を照射できるように光照
射手段を設けることが好ましく、照射光と細胞、細菌に
よる酸素消費との関係を測定することができる。また、
第2基板2を通して溶液収容空間3a内の状態を観察す
る手段(光学的顕微鏡、イオン顕微測定システム、共焦
点レーザー顕微鏡測定システムなど)を設けることが好
ましく、卵子、精子などの運動と酸素消費との関係を測
定することができる。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明は、攪拌装置が不要であ
るとともに酸素透過膜が不要であり、全体としての構成
の簡単化、小型化を達成でき、しかも1個の細胞による
酸素消費量、1個の卵子による酸素消費量を測定するこ
とができるという特有の効果を奏する。
【0044】請求項2の発明は、請求項1の効果に加
え、参照極の電位を基準として作用極、対向極のバイア
スを正確に設定することができるという特有の効果を奏
する。
【0045】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の効果に加え、酸素消費量の測定と同時に細胞分裂、
細胞の運動変化等を観察することなどを行うことができ
るという特有の効果を奏する。
【0046】請求項4の発明は、請求項3の効果に加
え、光照射と酸素消費との関係をも測定することができ
るという特有の効果を奏する。
【0047】請求項5の発明は、請求項1から請求項4
の何れかの効果に加え、装置の製造を簡単化することが
できるという特有の効果を奏する。
【0048】請求項6の発明は、請求項1から請求項4
の何れかの効果に加え、装置の製造を簡単化することが
でき、しかもスペーサ部材のずれに起因する悪影響の発
生を防止することができるという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の酸素消費量測定装置の一実施態様の
要部である酸素電極部を示す分解斜視図である。
【図2】第1基板の要部を示す拡大図である。
【図3】100個のウニの卵を用いて受精に伴う呼吸率
の変化を測定した結果を示す図である。
【図4】1個のウニの卵を用いて受精に伴う呼吸率の変
化を測定した結果の一例を示す図である。
【図5】1個のウニの卵を用いて受精に伴う呼吸率の変
化を測定した結果の他の例を示す図である。
【図6】1個のウニの卵を用いて受精に伴う呼吸率の変
化を測定した結果のさらに他の例を示す図である。
【図7】1個のウニの卵を用いて受精に伴う呼吸率の変
化を測定した結果のさらに他の例を示す図である。
【図8】卵割(細胞分裂)の開始点を時刻0とし、その
前後における呼吸率の変化を示す図である。
【図9】この発明の酸素消費量測定装置の他の実施態様
の要部である酸素電極部の各構成部分を示す平面図であ
る。
【図10】スペーサー部材の他の構成例を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 第1基板 1a 作用極 1b 参照極 1f 薄板状シール部材 2 第2基板 2b、2c 貫通孔 3 スペーサ部材 3a 溶液収容空間 3b 溶液供給溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 潤一郎 茨城県つくば市御幸が丘3番地 ダイキン 工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶存酸素量を検出すべく、作用極(1
    a)を有する第1基板(1)と、対向極を有する第2基
    板(2)とを、溶液収容空間(3a)を有するスペーサ
    部材(3)を介在させて積層してなり、作用極(1a)
    の位置を溶液収容空間(3a)に臨む位置に設定し、ス
    ペーサ部材(3)の厚みを0.5mm以下に設定し、溶
    液収容空間(3a)の直径を5mm以下に設定し、作用
    極(1a)からの出力信号の変化に基づいて酸素消費量
    を検出することを特徴とする酸素消費量測定装置。
  2. 【請求項2】 前記第1基板(1)は、作用極(1a)
    に近接する参照極(1b)をさらに有している請求項1
    に記載の酸素消費量測定装置。
  3. 【請求項3】 前記第2基板(2)は透明基板であり、
    対向極は透明電極からなるものである請求項1または請
    求項2に記載の酸素消費量測定装置。
  4. 【請求項4】 第2基板(2)を通して溶液収容空間
    (3a)に光を照射する光照射手段をさらに含む請求項
    3に記載の酸素消費量測定装置。
  5. 【請求項5】 前記スペーサ部材(3)は、溶液収容空
    間(3a)への溶液供給および/または酸素供給を行う
    ための供給路(3b)を有している請求項1から請求項
    4の何れかに記載の酸素消費量測定装置。
  6. 【請求項6】 前記第2基板(2)は、溶液収容空間
    (3a)への溶液供給を行う溶液供給路(2b)および
    酸素供給を行う酸素供給路(2b)を有しており、前記
    第1基板(1)は、スペーサ部材(3)との接触面の所
    定位置にシール部材(1f)を有している請求項1から
    請求項4の何れかに記載の酸素消費量測定装置。
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