JP2000035132A - リテイニングリング - Google Patents

リテイニングリング

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JP2000035132A
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pressure vessel
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Makio Tsuchiya
満喜男 土屋
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Fuji Kako Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水処理用の各種加圧容器の端部にスナップリ
ング方式によって端板を固定するために使用される装着
容易なリテイニングリングを提供する。 【解決手段】 1個の短リング部片と、2個の長リング
部片からなり、互いの端部を接して組み合わされると圧
力容器端部内壁面に設けられた環状溝に外周縁部分が密
に嵌合する外径を有するドーナッツ型板状リングを形成
し、前記短リング部片には圧力容器端部密封用端板への
ネジ止め用の穴が設けられ、前記2個の長リング部片に
は、前記圧力容器端部内壁面の環状溝に嵌合している該
2個の長リング部片の引抜用具係合用の穴が設けられて
いることを特徴とする、圧力容器の端部密封用リテイニ
ングリング。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水処理工業の分野
で使用されている各種の加圧容器の端部にスナップリン
グ方式によって端板を固定するために使用されるリテイ
ニングリングに関する。
【0002】
【従来の技術】超純水製造、海水淡水化、食品分離・濃
縮、排水処理等の分野では、Reverse Osmo
sis(RO:逆浸透)膜モジュール用やUltra
filtration(UF:限外濾過)膜モジュール
用の圧力容器(通称、ROベッセル、UFベッセル)の
端部に端板を固定して密封するための方式には、スタッ
ドボルト方式、ビクトリックジョイント方式及びスナッ
プリング方式などが採用されている。それらの端部密封
方式のうち、スナップリング方式は、圧力容器の開口端
部から内方に嵌入されている密封用Oリングを有する端
板を、リテイニングリングと称されている止め輪により
圧力容器端部に固定して圧力容器の端部を密封するもの
である。
【0003】圧力容器本体には、ステンレス製のものも
使用されるが、通常はエポキシ樹脂強化プラスチック
(FRP)製のものが多く、また、該圧力容器の端部密
封用端板の基材としては、ステンレス板が多く、FR
P、アルミ合金、塩ビなども使用されている。図3に示
すように、通常のスナップリング方式による圧力容器端
部における端板固定構造は、端板面にヘリサート7(又
はネジ穴)を有し、その側面にOリング16が装着され
ている円形端板5を、加圧(耐圧)容器4の開口端部1
3の内壁9に設けられている段差部10に該円形端板5
の鍔部分11が当接する位置まで押し込んだ後、内壁9
の容器開口側肉厚部に設けられている環状溝12内に、
予め3分割されていて、各部片毎に複数のネジ止め用穴
2が設けられているリテイニングリング部片(R1 ,R
2 ,R3 )を、それらの外周縁嵌合部14を該環状溝1
2内に押し込みながらドーナッツ状に配置し、各リング
部片のネジ止め用穴2と端板面のヘリサート7(又はネ
ジ穴)とを一致させてネジ止め固定している構造であ
る。
【0004】上記構造の圧力容器4の内部には、図示さ
れていない限外濾過膜モジュールや逆浸透膜モジュール
が装着され、被処理液導入口(図示せず)から導入した
被処理液を膜モジュールで処理して透過水ポート6から
処理水を取り出し、濃縮水は濃縮水出口(ブッシング)
8から排出する等のような方法による水処理に使用され
る。この膜モジュールは、その交換時期がくると、被処
理液入口側及び/又は透過水ポート6側の端板5を取り
外して内部の膜モジュールの交換が行われるが、この端
板5の取り外し作業は、まず、リテイニングリングを形
成している3リング部片(R1 ,R2 ,R3 )のそれぞ
れを該端板に固定している複数のネジを全て取り外して
から、各リング部片(R1 ,R2 ,R3 )を環状溝12
から引き抜き用具を用いて取り外し、ついで端板5を圧
力容器4から引き出して圧力容器4の端部を開放し、内
部の膜モジュールを取り出し、交換用の膜モジュールを
新たに装着して再び端板5を取付け、リテイニングリン
グ部片(R1 ,R2 ,R3 )で固定するという手順で行
われる。
【0005】このような従来型のリテイニングリングの
場合、図5に示すように、R1 ,R 2 ,R3 に3分割さ
れているリテイニングリングは、圧力容器端部の内径よ
りも大きく、その外径よりは小さい外径を有する肉厚円
筒形状のステンレス素材等の素材を通常の切断刃で中空
円板状(ドーナッツ板状)に切断し、ついで該リング体
を通常の切断刃で複数リング部片、通常は3リング部片
に切断、分割して製造されているため、図5に示すよう
に、各リング部片を元の外径を有するように並べで配置
すると、各リング部片間には相当程度、通常、少なくと
も5mmの切断代15(切断時に切断刃によって削除さ
れる部分)に相当する間隙が生じることは避けられな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来型のリテイニング
リングを形成する各リング部片は、上記のような間隔を
設けない限り、前記環状溝に正確に嵌合することができ
る元通りの外径を有するリング状に配置することはでき
ないものであるので、前記環状溝に嵌合させた場合に
も、該間隙分だけ各リング部片は横方向及び容器内部方
向に移動することができることとなる。そのような部片
の移動を抑制するために、各リング部片毎に固定手段
(ネジ止め部)を設けて端板に接続固定することが行わ
れており、通常は各部片毎に2箇所のネジ止め用穴を設
けて端板へネジ固定されている。
【0007】しかし、RO膜モジュールやUF膜モジュ
ールを備えた圧力容器4は、内部に収納している膜モジ
ュールの頻繁な交換作業が不可欠であり、その交換作業
毎に各リング部片(R1 ,R2 ,R3 )の2箇所のネジ
の取り外しや、取付け時のネジ止め用穴と端板のヘリサ
ート又はネジ穴との位置合わせ等の煩雑で熟練を要する
作業を個々のリングについて行わねばならない。
【0008】本発明は、RO膜モジュールやUF膜モジ
ュールを備えた圧力容器4の内部に収納している膜モジ
ュールの交換作業が極めて容易であり、各リング部片を
組み合わせてリテイニングリングを形成し、端板に固定
した場合に十分な端板固定強度を発揮し、かつ安価に製
造することができる端板固定用のリテイニングリングを
提供することを目的とするものである。
【0009】また、本発明は、上記の3リング部片から
なるリテイニングリングによって端板が固定されて端部
が密封されている逆浸透(RO)膜モジュール用圧力容
器、限外濾過(UF)膜モジュール用圧力容器等の液体
処理用の圧力容器を提供することを目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の各発明
を包含する。 (1)1個の短リング部片と、2個の長リング部片から
なり、互いの端部を接して組み合わせると圧力容器端部
内壁面に設けられた環状溝に外周縁部分が密に嵌合する
外径を有するドーナッツ型板状リングを形成し、前記短
リング部片には圧力容器端部密封用端板へのネジ止め用
の穴が1個設けられ、前記2個の長リング部片には、前
記圧力容器端部内壁面の環状溝に嵌合している該2個の
長リング部片の引抜用具係合用穴が設けられていること
を特徴とする、圧力容器の端部密封用リテイニングリン
グ。
【0011】(2)前記短リング部片は、前記ドーナッ
ツ型の板状リングの全周の略1/6の長さであり、残り
の2個のリング部片は互いに等しい長さであることを特
徴とする、前記(1)に記載の圧力容器の端部密封用リ
テイニングリング。
【0012】(3)圧力容器端部内壁面にリテイニング
リング嵌合用環状溝が形成され、該環状溝より容器内部
方向にOリングを有する端部密封用端板が嵌挿されてお
り、該端板に接して、1個の短リング部片と2個の長リ
ング部片が互いの端部を接して組み合わされ、それらの
外周縁部分によって前記環状溝に嵌合されているドーナ
ッツ型板状リテイニングリングが配置され、該3リング
部片のうちの短リング部片が、前記ネジ止め用穴を通し
て、前記端板面に埋設されたヘリサート又はネジ穴にネ
ジ止め固定されている端部密封構造を有することを特徴
とする膜モジュール用圧力容器。
【0013】(4)前記端板には、該端板の中心点を挟
んだ対照位置に少なくとも一対の前記短リング部片のネ
ジ止め用ヘリサート又はネジ穴が設けられていることを
特徴とする、前記(3)に記載の端部密封構造を有する
膜モジュール用圧力容器。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のリテイニングリングは、
Reverse Osmosis(RO:逆浸透)膜モ
ジュール用やUltra filtration(U
F:限外濾過)膜モジュール用の圧力容器(通称、RO
ベッセル、UFベッセル)の端部に端板を固定して密封
するためのスナップリング方式による端部密封手段とし
て使用される。
【0015】圧力容器は、ステンレス材や強化プラスチ
ック材で製造されているが、強化プラスチック製が主流
である。端板も同様にいずれの素材でも形成できるが、
該端板を容器端部に抑えて固定するためのリテイニング
リングの場合は相当の強度が求められることから、通常
はステンレス製のものが用いられる。
【0016】図1に本発明のリテイニングリングの一例
を示す。図1には、リテイニングリングの3リング部片
1 、R2 、R3 を組み立てた状態(中心部の実線図)
と、3リング部片R1 、R2 、R3 を分解した状態(該
組み立て状態を示す中心部の実線図の外側に点線図)と
が示されている。このリテイニングリング1は、厚さ5
mmのステンレス板(SUS304)を素材とし、コン
ピューター制御されているレーザー切断装置やウォータ
ージェット加工システム等を使用し、最終的に組み合わ
れたときに外径214mm、内径170.3mmのドー
ナッツ型のリテイニングリングを形成するような3リン
グ部片R1 、R2 、R3 を切り出すことによって製造さ
れている。
【0017】このようなリテイニングリングは、3分割
された部片R1 、R2 及びR3 の各端部同士(a1 −c
1 、a2 −b2 、c2 −b1 )を突き合わせて並べた場
合、圧力容器端部内壁面に形成されている環状溝にそれ
らの外周縁部分が密接に嵌合する寸法を有するリテイニ
ングリングとなるように形成されるが、前記環状溝へ嵌
合配置する際の作業性の観点から、各リング部片の端部
のうち、a1 −c1 、c2 −b1 の両端部間には、0.
5mm程度の間隙(クリアランス)が生じるように前記
短リング部片の寸法が定められていることが好ましい。
また、図1に示すように、長リング部片R1 、R2 と短
リング部片R3 の突き合わせ端部は、長リング部片
1 、R2 同士の突き合わせ部分(a2 −b2 )からリ
ング中心点を通って短リング部片R3のネジ止め用穴に
至る中心線から距離L離れて、該中心線に平行な突き合
わせ部となるように形成されていることが好ましい。
【0018】図3に示すように、前記圧力容器4の端部
内壁に設けられている環状溝12(図4参照)に前記リ
テイニングリング部片をそれぞれ嵌合配置して密封用端
板5を固定する場合、本発明のリテイニングリングは、
各部片の端部間に図5に示す従来型のリテイニングリン
グの場合のような大きな間隔15を設けなくとも、前記
内壁に形成されている環状溝12の深さに正確に一致す
る外径を有するドーナッツ型リテイニングリングを組み
立てることができる。
【0019】上記のように、各リング部片を配列して構
成される本発明のリテイニングリング1は、図3に示さ
れるように圧力容器4の開口端部に配置、固定される
が、その固定手順を図1、3及び4を参照して説明する
と、まず、横たえた圧力容器の開口端部の内壁環状溝1
2の位置において、3リング部片のうちの2長リング部
片R1 、R2 の端部(a2 ,b2 )同士を下方で図1に
示すように突き合わせ、該突き合わせ部分を、例えばF
RP製端板に設けられている一対のヘリサートの1つに
位置合わせしながら容器内壁に設けられている環状溝1
2(図4参照)にそれらの外周縁部14を押し込み嵌合
させ、ついで、該2リング部片の開放他端部(a1 ,b
1 )間に残りの部片R3 をはめ込んでその外周縁部分を
前記環状溝内に押し込み嵌合させると、前記下方部分に
配置されているヘリサートと対をなして、端板中心点を
挟む対照位置に設けられているもう一つのヘリサートに
該短リング部片R3のネジ用穴が一致する。
【0020】この状態で該短リング部片R3 をネジで端
板に固定すると、短リング部片R3と2長リング部片R
1 、R2 のそれぞれの端部間には0.5mm程度の間隙
しかないため、部片R1 及びR2 の容器内方向への摺動
移動(前記環状溝から抜け出るような移動)も、部片R
1 とR2 の端部同士(a2 ,b2 )の間、及び部片R 3
の両端部(c1 ,c2 )と部片R1 及びR2 の端部(a
1 ,b1 )との間に大きな間隙がないため、該端部同士
によって規制されることとなる。
【0021】以上のように、3リング部片R1 、R2
3 は短リング部片R3 をネジ止め固定するだけで、各
部片それぞれの外周縁部14が前記環状溝12に嵌合固
定されていることと合わせて、3部片全体で1枚のリテ
イニングリングの外周縁部14を環状溝12に嵌合固定
し、ネジ穴2部分から端板5のヘリサート7にネジ止め
固定されているものと同一の効果を有するリテイニング
リング1を形成することができる。
【0022】なお、前記例では、部片R1 及びR2 の端
部同士を突き合わせ配置するための位置決めを、短リン
グ部片R3 をネジ止め固定するためにFRP製端板に設
けられているヘリサートと一対のものとして対照位置に
設けられているもう一つのヘリサートによって行ってい
るが、このように、対照位置に一対のヘリサートを設け
ておくと、通常、短リング部片のネジ止めに使用してい
るヘリサートが何らかの理由で破壊され、使用できなく
なったときに、他方の通常位置合わせに使用しているヘ
リサートを短リング部片のネジ止め用として使用し、破
壊されたヘリサートを位置合わせ用として利用すること
できる利点がある。それ故、端板に設けるヘリサート
は、互いに対照の位置に対をなす状態で配置することが
好ましい。なお、この互いに対をなして対照位置にある
ヘリサートは、一対に限定されるものではなく、数対設
けることもできる。
【0023】また、長リング部片R1 及びR2 は、容器
内部の膜モジュールを交換する際に、容器内壁の環状溝
にそれらの外周縁部分が押し込まれ嵌合されている状態
から引き抜くことは簡単ではなく、通常、何らかの引き
抜き用の用具を使用しなければならない。そこで、本発
明のリテイニングリングを形成する2長リング部片に
は、該リング部片を環状溝から引き抜き、取り外すため
の用具を係合することができる穴3を設けている。この
ような、引き抜き用具係合用の穴3は、通常、図1に示
されるような長穴とされるが、引き抜き用具を係合でき
る限り、その形状に特に制限はない。この引き抜き用具
係合用の穴3は、長リング部片を端板上に配置したとき
にそれらの穴に一致する端板上に設けられた位置決めマ
ークにより該長リング部片の位置決めを行うための穴と
して兼用させてもよい。
【0024】また、長リング部片R1 及びR2 の引き抜
き用具係合用の穴3を、短リング部片R3 に設けるネジ
穴2と同一形状の穴とし、該穴3に対応する端板面にネ
ジ止め用のヘリサート(ネジ穴)を穿設して、必要に応
じて長リング部片R1 及びR 2 を端板にネジ止め固定出
来るようにすることもできる。このように長リング部片
1 及びR2 をネジ止め可能な構造とすると、圧力容器
に微小振動が生じるような条件の場合や、端板に変形
(そり)が生じるような高い圧力の場合に、この長リン
グ部片をもネジ止めすることにより、端板及び各リング
部片に生じる可能性がある変形、移動を確実に抑制し、
安定した圧力容器の運転を保証することができる。短リ
ング部片R3 に設けるネジ穴2と、長リング部片R1
2 に設ける引き抜き用具係合用の穴とネジ穴とを兼務
する穴3のそれぞれは、より多くの運転条件に対応でき
るように、各部片毎に複数とすることもできる。
【0025】また、前記例では、本発明のリテイニング
リングをステンレス板を使用して作製し、強化プラスチ
ック製の圧力容器に強化プラスチック製端板を固定する
場合について説明したが、該リテイニングリングは、要
求される強度を有する限り、他の材料で作製して使用す
ることも可能であり、無論、圧力容器及び端板がステン
レス製であってもよい。
【0026】
【発明の効果】上記のように、1箇所のネジ止め作業の
みで圧力容器端部に装着固定することができる本発明の
リテイニングリング5は、圧力容器1内の膜モジュール
交換のために該リテイニングリング5を取り外すときに
も1箇所のネジ止め部を解除するだけで足りるから、従
来型のリテイニングリングに比べて圧力容器への端部密
封用端板の装着、取り外し作業負担を大幅に軽減するこ
とができる。また、大きな切断代が生じる切断刃を備え
た通常の切断装置によって肉厚円筒状素材を輪切りして
得られるリングをさらに切断装置に装着し直して3分割
することによって製造されている従来型のリテイニング
リングに比べて、圧力容器内壁に形成されている環状溝
と同心円の一体リングとして該溝に密接嵌合させること
ができる。さらに、コンピュータ制御によって自動的に
切断作業を行う切断装置により板状素材から製造するこ
とができるから、どのような寸法(外径)を有するリテ
イニングリングであっても同一素材から無駄なく、安価
に製造することができるリテイニングリングである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリテイニングリングの分解時及び組み
立て時の状態を示す平面図。
【図2】圧力容器の端部密封用端板中心線に沿った断面
図。
【図3】本発明のリテイニングリングを装着した密封端
部を有する圧力容器の端部断面図。
【図4】本発明の圧力容器の端部構造を示す断面図。
【図5】従来型のリテイニングリングを配置した時の状
態を示す概略平面図。
【符号の説明】
1:リテイニングリング、2:ネジ止め用穴、3:引き
抜き用具係合用穴、4:加圧容器、5:端板、6:透水
ポート、7:ヘリサート(又はネジ穴)、8:ブッシン
グ、9:容器内壁、10:段差部、11:鍔部、12:
環状溝、13:容器開口部、14:外周縁部(嵌合
部)、15:切断代、16:Oリング、R1 ,R2 ,R
3 :リング部片、a1 ,a2 ,b1 ,b2 ,c1
2 :リング部片端部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個の短リング部片と、2個の長リング
    部片からなり、互いの端部を接して組み合わせると圧力
    容器端部内壁面に設けられた環状溝に外周縁部分が密に
    嵌合する外径を有するドーナッツ型板状リングを形成
    し、前記短リング部片には圧力容器端部密封用端板への
    ネジ止め用穴が設けられ、前記2個の長リング部片に
    は、前記圧力容器端部内壁面の環状溝に嵌合している該
    2個の長リング部片の引抜用具係合穴が設けられている
    ことを特徴とする、圧力容器の端部密封用リテイニング
    リング。
  2. 【請求項2】 前記短リング部片は、前記ドーナッツ型
    の板状リングの全周の略1/6の長さであり、前記2個
    の長リング部片は互いに等しい長さであることを特徴と
    する、請求項1記載の圧力容器の端部密封用リテイニン
    グリング。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120049939A (ko) * 2009-09-04 2012-05-17 하이댁 프로세스 테크놀로지 게엠바하 용기, 특히 압력 용기

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