JP2000033435A - プレス加工方法 - Google Patents

プレス加工方法

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JP2000033435A
JP2000033435A JP10204142A JP20414298A JP2000033435A JP 2000033435 A JP2000033435 A JP 2000033435A JP 10204142 A JP10204142 A JP 10204142A JP 20414298 A JP20414298 A JP 20414298A JP 2000033435 A JP2000033435 A JP 2000033435A
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JP
Japan
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work
heating
fine blanking
cooling
frequency
Prior art date
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Pending
Application number
JP10204142A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Yamamoto
博之 山本
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱間或いは温間への加熱時間が短縮されて連
続的にファインブランキングを行うことが可能なプレス
加工方法を提供すること。 【解決手段】 高周波加熱機4によりワーク1を加熱す
る加熱工程と、加熱工程の後に行われ、ワーク1をプレ
ス方向に挟持しながらファインブランキング法でプレス
するファインブランキング工程と、によりワーク1を打
ち抜き加工するプレス加工方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファインブランキ
ング法を用いてワークをプレスするプレス加工方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として特開平10−2433
9号公報に開示される技術がある。この公報には、鍛造
により円板状の薄板素材を成形し、この薄板素材をファ
インブランキング法で打ち抜き加工することによって、
歯車を製造する方法が開示されている。そして、素材の
材質によっては熱間又は温間域で加工する場合がある、
と記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記方法
に開示される製造方法では、熱間又は温間域で加工する
場合も考えられる、との記載されているだけであり、具
体的にどのように熱間又は温間域で加工を行うのかは開
示されていない。通常の加熱方法では、加熱炉の中に素
材を入れ、素材を加熱して熱間或いは温間まで温度を上
昇させることが考えられるが、この加熱方法では素材が
熱間或いは温間に達するまでに時間がかかってしまう。
この加熱時間に対する打ち抜き時間は非常に短いので、
連続的にファインブランキング法で打ち抜きを行うには
好ましくない。
【0004】そこで本発明は、上記問題点を解決すべ
く、熱間或いは温間への加熱時間が短縮されて連続的に
ファインブランキングを行うことが可能なプレス加工方
法を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、高周波加熱機によりワークを急速
に加熱する加熱工程と、加熱工程の後に行われ、ワーク
をプレスする方向に挟持しながらファインブランキング
法でプレスするファインブランキング工程と、によりワ
ークをプレス加工するプレス加工方法とした。
【0006】請求項1によると、加熱工程において高周
波加熱機により急速にワークを加熱した後に、ファイン
ブランキング工程にてワークを所望の形状にプレスす
る。したがって、ワークが十分に加熱された状態でファ
インブランキングが行われる。加熱工程において、高周
波加熱機により急速にワークを加熱することで、加熱工
程に要する時間が短縮される。これによって、プレス加
工に要する時間が短縮化される。
【0007】請求項2の発明は、請求項1において、加
熱工程ではワークを熱間域まで加熱し、ファインブラン
キング工程後にワークを冷却する冷却工程を行うように
したことである。
【0008】請求項2によると、熱間域で加熱すること
によって、ワークがオーステナイト領域まで加熱され
る。ファインブランキング工程後における冷却工程によ
り、ワークが成形された後に冷却されてマルテンサイト
に変態する。これによって、後工程で焼入れを行うこと
なく、ワークの硬度が向上する。更に、加熱による引張
強度の低下により成形限界が向上するので、比較的板厚
の大きなワークであっても精度良く成形することが可能
になる。
【0009】請求項3の発明は、請求項2における冷却
工程が、ファインブランキング工程を行う型内に設けら
れた冷却通路内に冷却水を流すことによって行われるよ
うにしたことである。
【0010】請求項3によると、冷却通路をファインブ
ランキングの型内に設けたことで、ファインブランキン
グ後の冷却を容易に行うことができる。また、ファイン
ブランキング工程から冷却工程への移行も非常に簡単に
なる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
るプレス加工方法を図面を参照して説明する。図1は本
実施の形態で用いるファインブランキング装置の構成図
であり、図2は図1の拡大図である。
【0012】構成について説明する。ワーク1は帯状の
金属鋼板(厚さ15mmまで)から成り、アンコイラー
2に巻かれた状態でセットされている。アンコイラー2
にセットされたワーク1をレベルフィーダー3に通すこ
とによって、アンコイラー2にセットされた際のワーク
1の巻きぐせをとる。レベルフィーダー3を通過したワ
ーク1は高周波加熱機4により急速に加熱される。
【0013】高周波加熱について説明する。高周波加熱
機4は、電源部5と、電源部5からの電流を発振する発
振部6と、発振部6より出力される高周波電流により加
熱される銅製の加熱コイル7と、を備えている。ワーク
1は図3に示されるように加熱コイル7で囲まれてお
り、加熱コイル7に高周波電流を流すとワーク1に高周
波磁場が印加される。高周波磁場が印加されることで加
熱コイル7で囲まれた空間の磁束が変化して電磁誘導が
生じ、この電磁誘導作用によって生じる渦電流損とヒス
テリシス損によりワーク1が発熱する。このような高周
波加熱によって、ワーク1は約5秒程で常温から熱間域
(約750℃〜850℃)に達する。
【0014】上記の加熱工程を経たワーク1は、本実施
の形態におけるファインブランキング用の型であるファ
インブランキングプレス8内に送られて、以下に示すフ
ァインブランキング工程を行う。
【0015】ファインブランキング工程では、加熱工程
により熱間域まで加熱されたワーク1がストリッパ9と
ダイス10の間に送られる。そしてストリッパ9が図面
下方に移動してストリッパ9とダイス10の間でワーク
1を固定する。ワーク1が固定された状態でストリッパ
9及びダイス10に対して図面下方にパンチ11が相対
移動して、ファインブランキング法によるワーク1への
プレスが開始する。パンチ11がワーク1をプレスする
際には、パンチ11とノックアウト12によりワーク1
を挟持した状態でプレス方向と同方向にパンチ11とノ
ックアウト12とを移動させる。このようにファインブ
ランキングを行うことで、ワーク1の全剪断面を精度良
く打ち抜くことができる。尚、ワーク1は非常に高温で
あるため、ワーク1から型に熱が伝わらないようにパン
チ11とノックアウト12のそれぞれと型の間にはセラ
ミックの断熱板14が配設されている。
【0016】次に冷却工程について説明する。上述のフ
ァインブランキング工程によりワーク1が成形される
と、ストリッパ9、ダイス10、パンチ11及びノック
アウト12に設けられた冷却通路13に冷却水を流し、
熱間域にあるワーク1を急冷(約 2秒)する。この
冷却工程により、ワーク1は熱間域から約300℃に冷
却される。
【0017】本実施の形態によると、熱間域まで昇温し
てからプレス加工したことによって、ワーク1の伸びが
向上する、引張強度の低下により成形限界が向上する、
成形力が低減することによりファインブランキングプレ
ス8の耐久性が向上する、等の効果が得られる。また、
ワーク1の材料としてグレードの高い球状化焼結材を用
いる必要が無くなる。更には、プレス加工の後工程で焼
入れを行う必要がなくなる。
【0018】本実施の形態では、加熱工程でワーク1を
熱間域まで加熱しているが、熱間域より低温の温間域
(約550℃〜650℃)までの加熱であってもよい。
この場合には、ファインブランキング工程後に焼入れを
行う必要がある。
【0019】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上述した形態に限定されるものではな
く、本発明の趣旨に沿った形態のプレス加工方法であれ
ば、どのような方法でもよい。
【0020】
【発明の効果】請求項1によると、高周波加熱機にて急
速にワークを加熱することにより、加熱工程に要する時
間が短縮される。これにより、ファインブランキングに
要する時間が短縮化される。
【0021】請求項2によると、熱間域で加熱すること
によって、ワークがオーステナイト領域まで加熱され
る。ファインブランキング工程後における冷却工程によ
り、ワークが成形された後に冷却されてマルテンサイト
に変態する。これによって、後工程で焼入れを行うこと
なく、ワークの硬度が向上する。更に、加熱による引張
強度の低下により成形限界が向上するので、比較的板厚
の大きなワークであっても精度良く成形することが可能
になる。
【0022】請求項3によると、冷却通路をファインブ
ランキングの型内に設けたことで、ファインブランキン
グ法によるプレス後の冷却を容易に行うことができる。
また、ファインブランキング工程から冷却工程への移行
も非常に簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるプレス加工方法を
示す図である。
【図2】図1における拡大図である。
【図3】高周波加熱に関する図である。
【符号の説明】
1・・・ワーク 2・・・アンコイラー 3・・・レベルフィーダー 4・・・高周波加熱機 5・・・電源部 6・・・発振部 7・・・加熱コイル 8・・・ファインブランキングプレス 9・・・ストリッパ 10・・・ダイス 11・・・パンチ 12・・・ノックアウト 13・・・冷却通路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波加熱機によりワークを加熱する加
    熱工程と、 該加熱工程の後に行われ、前記ワークをプレスする方向
    に挟持しながらファインブランキング法でプレスするフ
    ァインブランキング工程と、 によりワークをプレス加工するプレス加工方法。
  2. 【請求項2】 前記加熱工程ではワークを熱間域まで加
    熱し、前記ファインブランキング工程後にワークを冷却
    する冷却工程を行うことを特徴とする、請求項1のプレ
    ス加工方法。
  3. 【請求項3】 前記冷却工程は、ファインブランキング
    工程を行う型内に設けられた冷却通路内に冷却水を流す
    ことによって行われることを特徴とする、請求項2のプ
    レス加工方法。
JP10204142A 1998-07-21 1998-07-21 プレス加工方法 Pending JP2000033435A (ja)

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