JP2000031972A - 分散型マルチメディアサービス提供システム - Google Patents

分散型マルチメディアサービス提供システム

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JP2000031972A
JP2000031972A JP19311198A JP19311198A JP2000031972A JP 2000031972 A JP2000031972 A JP 2000031972A JP 19311198 A JP19311198 A JP 19311198A JP 19311198 A JP19311198 A JP 19311198A JP 2000031972 A JP2000031972 A JP 2000031972A
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JP19311198A
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English (en)
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Yasuyuki Kawanishi
康之 川西
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オーバーヘッドを防止し、伝送路の品質管理を
効率的に行うことのできる分散型マルチメディアサービ
ス提供システムを実現する。 【解決手段】通信網を介してサービス管理ノード4、ア
クセス装置5及びサービス提供装置6が接続されて構成
されたマルチメディアサービス提供システムにおいて、
それらの全体を1つの通信網単位とし、複数の通信網単
位を相互にATMスイッチ2で接続した。 【効果】それぞれの通信網単位にサービス管理ノード4
が存在するので、通信網全体で管理するサービスの処理
を分散し、サービス要求のオーバーヘッドを軽減し、よ
り広範囲な通信網をより充実したサービスで利用客に提
供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクセス装置とサ
ービス提供装置との接続を仲介するサービス管理ノード
を通信網上に有する分散型マルチメディアサービス提供
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の分散型マルチメディアサービス提
供システムとして、通信網上にサービス管理ノードを設
けた分散型マルチメディアサービス提供システムがある
(特開平8−44638号公報参照)。
【0003】このシステムは、同公報から転載した図1
3に示されるように、アクセス装置がサービス提供装置
へアクセスするとき、サービス管理ノードがアクセスの
ためのメニュー提供及び仲介を行うというもので、これ
によりアクセス装置に対して最適なサービス提供装置を
選択して接続させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記分散型
マルチメディアサービス提供システムでは、通信網上に
接続されたアクセス装置及びサービス提供装置の台数が
増加すると、サービス管理ノードがアクセス装置やサー
ビス提供装置に行う処理が増大してオーバーヘッドとな
り、アクセス装置が所望のサービスを受けるまでの時間
が遅延する可能性がある。
【0005】また、マルチメディア通信においては、動
画像伝送のような伝送品質を非常に重要視するデータ伝
送においては、刻々と変化するトラヒックから帯域を確
保したり、伝送路の伝送遅延時間の変化を最小限に抑え
るなどの伝送路の適切な品質管理が必要となるが、前記
従来の分散型マルチメディアサービス提供システムで
は、伝送路の品質管理はサービス管理ノードから行わ
ず、伝送路上に存在する伝送機器に任せるようになって
いた。このため、新たな伝送路の追加などを行う処理の
たびに個々の伝送機器の間でネゴシェーションが必要に
なるなど、処理が煩雑で最適な経路を設定するのが困難
になるおそれがあった。
【0006】そこで、本発明は、オーバーヘッドを防止
し、伝送路の品質管理を効率的に行うことのできる分散
型マルチメディアサービス提供システムを実現すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明の
分散型マルチメディアサービス提供システムは、通信網
を介してサービス管理ノード、アクセス装置及びサービ
ス提供装置が接続されて構成されたマルチメディアサー
ビス提供システムにおいて、それらの全体を1つの通信
網単位とし、複数の通信網単位を相互に伝送路で接続し
たことを特徴とする(請求項1)。
【0008】この構成により、それぞれの通信網単位に
サービス管理ノードが存在するので、通信網全体で管理
するサービスの処理を分散し、サービス要求のオーバー
ヘッドを軽減し、より広範囲な通信網をより充実したサ
ービスで利用客に提供することができる。
【0009】前記サービス管理ノードは、隣接する通信
網が1つのアクセス装置又は1つのサービス提供装置と
して機能しているとみなして、当該隣接する通信網と自
分の通信網とをつなぐ伝送路の管理を行うものであるこ
とが好ましい(請求項2)。
【0010】従来の方式のようにアクセス装置から順に
伝送機器を経由してサービス提供装置に至るまで各伝送
機器間で要求する伝送品質を満たすための経路選択の試
行錯誤を行うのと比較して、サービス管理ノードから総
合的に評価しつつ伝送路のスケジューリングを行うこと
ができるので、最適な伝送路の設定をより速く行うこと
が可能となる。
【0011】なおここで、隣接する通信網は、サービス
管理ノードの管理方法に応じて、1つでも複数でも任意
の数のアクセス装置又はサービス提供装置とみなしてよ
く、また、実際の通信網の伝送機器構成とは異なるみな
し方(すなわち、1つの伝送機器だけを共有している隣
接通信網単位を複数の装置とみなすこと、又は、逆に複
数の伝送機器を共有している場合でもそれらをまとめて
1つの装置とみなすこと)をしてもよい。
【0012】サービス管理ノードは、自分の管理下にあ
る通信網のアクセス装置、サービス提供装置及び隣接す
る通信網のノードの代理として、それぞれのノードが要
求する伝送品質に応じた最適な伝送路の接続・切断・設
定変更を一括して処理するとともに、隣接する通信網の
サービス管理ノードとの情報のやりとりを行うことが好
ましい(請求項3)。
【0013】この構成によれば、サービス管理ノード
は、自分の管理下にある通信網の中のアクセス装置、サ
ービス提供装置及び隣接する通信網の、それぞれのノー
ドの要求する伝送品質に応じた最適な伝送路の接続、切
断、設定変更を一括して行い、必要に応じて隣接する通
信網のサービス管理ノードとのやりとりを行うことがで
きる。
【0014】サービス管理ノードは、経路情報記憶手段
及び経路情報処理手段を有し、前記伝送路の接続・切断
・設定変更処理において、接続要求に含められた接続経
路の優先度情報と、過去の接続履歴から、接続及び品質
管理の優先順位を判定することが好ましい(請求項
4)。
【0015】アクセス装置又は隣接する通信網は、サー
ビス接続要求をサービス管理ノードに出す際に、接続の
優先度を要求に含めることができ、サービス管理ノード
はこれと経路情報記憶手段に記憶した接続情報の履歴か
ら、経路情報処理手段において伝送回線を設定する優先
順位を決定する。これにより、サービス提供について、
きめ細かな品質管理が可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を、添付
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】−システム構成− 図1は、本分散型マルチメディアサービス提供システム
の構成図であり、本分散型マルチメディアサービス提供
システムは単位となる通信網1a,1b,‥‥を相互に
伝送路で接続した構成を有する。
【0018】1つの単位となる通信網において、ノード
数は、特に限定されないが、最大50程度である。すな
わち、1つのサービス管理ノード4に、最大50個程度
のアクセス装置5、サービス提供装置6及び隣接する他
の通信網が接続されている。
【0019】サービス管理ノード4は、通信網と隣接す
る通信網とを接続する部分を、回線を仮想的に1つのア
クセス装置5又はサービス提供装置6と見なしている。
【0020】図2は、通信網と隣接する通信網とを接続
点を、2つの通信網で共有されるATM(Asynchronous
Transfer Mode)スイッチ2で構成した回線図である。こ
の図2では、2つの通信網間は、ただ1台のATMスイ
ッチ2で構成されているが、このATMスイッチ2は仮
想的な存在であって実際には複数のスイッチで構成され
ていてもかまわない。
【0021】本分散型マルチメディアサービス提供シス
テムに用いる伝送路は、特に限定されないが、例えばSD
H STM-1 156Mbps標準に定められる、ATM装置利用の
高速広帯域ネットワークが使われている。
【0022】伝送路の設定については、各通信網単位ご
とに独立して、サービス管理ノード4が一括して伝送路
のマップを書き換えるようにしている。より具体的に
は、サービス管理ノード4が発行するスイッチ経路マッ
プを各ATMスイッチに個別に発進してポイント・ポイ
ント接続のPVC(Permanent virtual connection)を設
定させる。アクセス装置5とサービス提供装置6との接
続は、間の接続スイッチを意識しない。
【0023】以上のシステムにおいて、後述する要求メ
ッセージ、及びそれぞれの応答メッセージ、品質管理メ
ッセージ、並びにスイッチ経路マップとその応答が、ア
クセス装置5、サービス提供装置6及び隣接する通信網
間の接続点との間で互いにやりとりされる。
【0024】各装置は、逐次サービス管理ノード4と通
信を行うことにより次の行動を決定してもよいし、ま
た、メッセージに対する応答を定めたソフトウェアをデ
ータ通信の形でサービス管理ノード4から最初に送って
もらった後にそれに従って逐次行動してもよい。本実施
形態では、後者を採用し、すでにソフトウェアが各装置
に配布されたという前提で説明を進める。 −通信手順− 図3から図6までは、接続等の処理における通信の流れ
図である。通信網が複数接続されている場合にも、これ
らの流れ図を組み合わせて対応できる。
【0025】図3は、アクセス装置5から接続を要求す
る際のメッセージのやりとりを示す流れ図である。アク
セス装置5からサービスのメニュー要求があれば、サー
ビス管理ノード4はメニューコンテンツをアクセス装置
5に送る。
【0026】通信網単位内で接続をする場合は、アクセ
ス装置5は、サービス管理ノード4に接続要求を出す。
サービス管理ノード4は、管理下のATMスイッチの経
路設定がどのようになっているかの情報を管理してい
る。サービス管理ノード4は、サービス提供装置6に接
続されている各ATMスイッチ3に必要な経路設定(経
路修正、経路変更を含む。以下同じ)をするためのスイ
ッチ経路マップ(ルーティングマップ)を送る。そし
て、各ATMスイッチ3からスイッチ経路マップ応答を
受ける。これにより、経路が指示どおり設定されたかど
うかを確認できる。サービス管理ノード4は、アクセス
装置5に接続応答を返し、アクセス装置5と該当するサ
ービス提供装置6との間で通信手続きに入る。
【0027】通信網単位外と接続をする場合は、アクセ
ス装置5は、サービス管理ノード4に接続要求を出し、
サービス管理ノード4は、隣接する通信網との接続点で
あるATMスイッチ2にスイッチ経路マップを送り、A
TMスイッチ2は、隣接する通信網のサービス管理ノー
ド4に接続要求を出す。隣接する通信網のサービス管理
ノード4は、自分の通信網のサービス提供装置6に接続
されている各ATMスイッチにスイッチ経路マップを送
り、各ATMスイッチからスイッチ経路マップ応答を受
けると、接続応答を接続点であるATMスイッチ2に返
す。これに応じてATMスイッチ2は、サービス管理ノ
ード4にスイッチ経路マップ応答を返し、サービス管理
ノード4は、アクセス装置5に接続応答を返す。これに
より、アクセス装置5と該当するサービス提供装置6と
の間で通信手続きに入る。
【0028】図4は、アクセス装置5から接続を切断す
る際のメッセージのやりとりを示す流れ図である。
【0029】通信網単位内で切断をする場合は、サービ
ス提供装置6との間で通信を終了したアクセス装置5
は、サービス管理ノード4に切断要求を出す。サービス
管理ノード4は、サービス提供装置6に接続されている
各ATMスイッチ3にスイッチ経路マップを送り、各A
TMスイッチ3からスイッチ経路マップ応答を受ける。
これにより、サービス管理ノード4は、アクセス装置5
に接続応答を返す。
【0030】通信網単位外との接続を切断する場合は、
サービス提供装置6との間で通信を終了したアクセス装
置5は、サービス管理ノード4に切断要求を出し、サー
ビス管理ノード4は、隣接する通信網との接続点である
ATMスイッチ2にスイッチ経路マップを送り、ATM
スイッチ2は、隣接する通信網のサービス管理ノード4
に切断要求を出す。隣接する通信網のサービス管理ノー
ド4は、自分の通信網の各ATMスイッチにスイッチ経
路マップを送り、各ATMスイッチからスイッチ経路マ
ップ応答を受けると、接続応答を接続点であるATMス
イッチ2に返す。これに応じてATMスイッチ2は、サ
ービス管理ノード4にスイッチ経路マップ応答を返し、
サービス管理ノード4は、アクセス装置5に接続応答を
返す。
【0031】図5は、異常発生から再接続までのメッセ
ージのやりとりを示す通信の流れ図である。
【0032】通信網単位内で伝送路に異常が発生した場
合は、サービス提供装置6に接続されている各ATMス
イッチ3は、サービス管理ノード4に品質管理要求を出
し、サービス管理ノード4は、アクセス装置5に品質管
理要求を出す。アクセス装置5は、影響を受ける所の通
信を終了する。その後は、図3を参照して説明したのと
ほぼ同様の手続きにより、再接続を行う。
【0033】隣接する通信網単位外との接続点における
異常が発生した場合は、隣接する通信網との接続点であ
るATMスイッチ2は、サービス管理ノード4に品質管
理要求を出し、サービス管理ノード4は、アクセス装置
5に品質管理要求を出す。アクセス装置5は、影響を受
ける所の通信を終了する。その後は、図3を用いて説明
したのとほぼ同様の手続きにより、再接続を行う。
【0034】図6は、隣接する通信網との接続点でのメ
ッセージのやりとりを示す通信の流れ図である。
【0035】通信網単位内で接続をする場合は、隣接す
る通信網との接続点であるATMスイッチ2は、サービ
ス管理ノード4に接続要求を出す。サービス管理ノード
4は、サービス提供装置6に接続されている各ATMス
イッチ3にスイッチ経路マップを送り、各ATMスイッ
チ3からスイッチ経路マップ応答を受ける。これによ
り、サービス管理ノード4は、隣接する通信網との接続
点であるATMスイッチ2に接続応答を返す。
【0036】通信網単位外との接続をする場合は、隣接
する通信網との接続点であるATMスイッチ2は、サー
ビス管理ノード4に切断要求を出し、サービス管理ノー
\ド4は、別の隣接する通信網との接続点であるATM
スイッチ2′にスイッチ経路マップを送り、ATMスイ
ッチ2′は、別の隣接する通信網のサービス管理ノード
4に接続要求を出す。この別の隣接する通信網のサービ
ス管理ノード4は、自分の通信網の各ATMスイッチに
スイッチ経路マップを送り、各ATMスイッチからスイ
ッチ経路マップ応答を受けると、接続応答を接続点であ
るATMスイッチ2′に返す。これに応じてATMスイ
ッチ2′は、サービス管理ノード4にスイッチ経路マッ
プ応答を返し、サービス管理ノード4は、隣接する通信
網との接続点であるATMスイッチ2に接続応答を返
す。
【0037】以上のように図3から図6を用いて概説し
た通信の流れを、サービス管理ノード4、アクセス装置
5、サービス提供装置6に接続されている各ATMスイ
ッチ3、及び隣接する通信網との接続点であるATMス
イッチ2の側から見た処理の流れとして、再説明する。
【0038】図7は、サービス管理ノード4内部を示す
機能ブロック図である。
【0039】サービス管理ノード4は、図7に示すよう
に、メニュー送信部41、メニュー編集部42、要求受
信部43、経路情報処理部44、経路情報記憶手段4
5、経路マップ配布部46、及び応答送信部47の各機
能を有する。
【0040】要求受信部43は、アクセス装置5や隣接
する通信網との接続点であるATMスイッチ2から接続
要求、メニュー要求を受け、ATMスイッチ2,3から
品質管理要求を受ける。
【0041】要求受信部43が、接続要求等のメッセー
ジを受信した場合の処理の流れをフローチャート(図
8)を用いて説明する。
【0042】要求が要求受信部43で受信されると(ス
テップS1)、この要求の種類が判別され(ステップS
2)、メニュー要求である場合にはメニュー送信部41
に送られ、そこでメニュー編集部42で編集されたメニ
ューコンテンツを受け取り、要求元のアクセス装置5へ
返送する(ステップS8,S9)。メニューコンテンツ
は、サービス内容、サービス提供装置6のアドレスを羅
列したデータファイルである。
【0043】要求の種類が接続要求である場合には、こ
の要求は経路情報処理部44に送られ、ここで接続要求
の内容と経路情報記憶手段45に記憶されている経路情
報から経路設定の優先順位を決めて、各ATMスイッチ
に設定すべきスイッチ経路マップを作成する(ステップ
S3)。そしてそれらを経路マップ配布部46を通して
ATMスイッチに伝送して(ステップS4)、経路が無
事に設定されたことを示すスイッチ経路マップ応答を受
信した後に(ステップS5)、経路情報記憶手段45の
内容を更新し(ステップS6)、応答送信部47から接
続要求応答をアクセス装置5に返送する(ステップS
7)。
【0044】接続要求には、接続、切断、再接続の3種
類があるが、これらはアクセス装置5又は隣接する通信
網との接続点であるATMスイッチ2から見た機能であ
り、サービス管理ノード4で行う作業は同じである。接
続応答は、後述するように、接続、再接続、切断の3種
類の属性値並びに接続における緊急度及びユーザからの
優先度というパラメータを持つ。
【0045】経路情報記憶手段45の内容が更新された
場合、自動的にメニュー編集部42へ修正履歴が伝送さ
れ、それを元にメニュー編集部42ではメニューコンテ
ンツを修正する。
【0046】要求の種類が品質管理要求である場合に
は、この要求は経路情報処理部44に送られ、この要求
を送ってきたATMスイッチの影響を受ける全ての経路
のアクセス装置5に、この品質管理要求を転送する(ス
テップS10)。
【0047】図9は、サービス提供装置6との接続のた
めにサービス管理ノード4とメッセージのやりとりをす
るアクセス装置5の処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【0048】アクセス装置5は、サービス管理ノード4
に接続要求を出し(ステップT1)、サービス管理ノー
ド4から接続応答を受信すると(ステップT2)、サー
ビス提供装置6との通信を開始する(ステップT3)。
通信中に品質管理要求を受ければ(ステップT4)、サ
ービス提供装置6との通信を終了し(ステップT5)、
サービス管理ノード4に(再)接続要求を出す(ステッ
プT6)。サービス管理ノード4から接続応答を受信す
ると(ステップT7)、サービス提供装置6との通信を
再開する(ステップT8)。サービス提供装置6との通
信を終了した場合は(ステップT9)、サービス管理ノ
ード4に接続(切断)要求を出し(ステップT10)、
接続応答を受信する(ステップT11)。スイッチ経路
マップ変更による回線の一時中断は、(再)接続要求に
より復旧する。
【0049】図10は、サービス提供装置6に接続され
ている各ATMスイッチ3の処理の流れを説明するため
のフローチャートである。
【0050】スイッチ経路マップをサービス管理ノード
から受信すると(ステップU1、図8のステップS4参
照)、当該ATMスイッチ3は、接続要求があるかどう
かを判定し、接続要求の受信をすると(ステップU2の
YES)、スイッチ内のPVCの設定変更等を行いスイ
ッチ経路マップ応答(成功)を返信し(ステップU
3)、接続要求を受けなければスイッチ経路マップ応答
(失敗)を返信する(ステップU4)。
【0051】そして、スイッチ内での伝送異常(データ
落ちの増加など)を検知すれば(ステップU5)、サー
ビス管理ノードに経路の再設定を要求する品質管理要求
を発行する(ステップU6)。
【0052】図11は、隣接する通信網との接続点であ
るATMスイッチ2の処理の流れを説明するためのフロ
ーチャートである。
【0053】このATMスイッチ2は、ATMスイッチ
でありながら、アクセス装置5の機能を併せ持つ。例え
ば接続要求(再接続のみであるが)を出すことができ
る。
【0054】サービス管理ノードからスイッチ経路マッ
プを受信すると(ステップV1)、当該ATMスイッチ
3は、接続要求があるかどうかを判定し、接続要求を受
けなければスイッチ経路マップ応答(失敗)を返信する
(ステップV3)。接続要求を受信すると(ステップV
2のYES)、隣接する通信網との矛盾(出口の本数や
保証される伝送レートの変更など)が発生しているかど
うか判定し(ステップV4)、発生していれば、隣接す
る通信網のサービス管理ノードへ接続要求を送信し(ス
テップV5)、隣接する通信網のサービス管理ノードか
ら接続応答を受信すると(ステップV6)、スイッチ経
路マップ応答(成功)を自己の通信網のサービス管理ノ
ードに返信する(ステップV7)。そして、スイッチ内
での伝送異常(データ落ちの増加など)を検知すれば
(ステップV8)、サービス管理ノードに経路の再設定
を要求する品質管理要求を発行する(ステップV9)。
【0055】図12は、経路設定情報のフォーマット図
である。この経路設定情報は、サービス管理ノードが管
理する通信網内に張り巡らせた伝送路を管理するための
情報で、これは各通信網単位に一つずつ備わっていま
す。
【0056】図12において、ある経路がどのように設
定されているかの詳細を記述したものが1行の記述を構
成する。その詳細は、「ある経路(a)はこれこれのサー
ビス(b)に使用されており、優先度(c)はこれこれであ
る。この経路は通信網内の何番と何番のスイッチを通
り、スイッチを通る時にVPI番号およびVCI番号はこれこ
れにセットされる。スイッチ内でのストリームの扱いは
これこれである(d)。」というような意味を持つ。上記
のような記述内容を表すために用意されているのが経路
ID(a),サービスID(b),優先度カウンタ(c),およびスイッ
チリスト(d)の4つのパラメータである。
【0057】これらのパラメータについて説明する。
【0058】経路ID(a)は整数で、通信網内においてサ
ービス管理ノードが管理している経路(ここでいう経路
とは、アクセス装置5−サービス提供装置6間もしくは
アクセス装置5−隣接する通信網との接続点の間で張ら
れる特定のデータの流れのことを指し、これを番号付け
したものである。
【0059】図12の例では56番である。
【0060】サービスID(b)は、サービス種類(VODと
か、FTPとかのものを整数で分類したもの)、アクセス装
置5IDおよびサービス提供装置6ID(経路の両端となる
機器を整数で分類したもの)の3つの要素からなるリス
トで構成される。
【0061】図12の例では、"133.153.240.58"という
番号を持つ機器から"133.153.240.60"という番号を持つ
機器へデータを流す経路で、サービスはDCMOS VODとい
うものを扱う。
【0062】優先度カウンタ(c)は、上位4ビットのフ
ラグ情報と、12ビットのアクセスカウンタから構成さ
れる。上位2ビットはそのストリームの緊急性(経路を
いつでも使えるようにする必要があるかの重要度)で、
次の2ビットは伝送データの種類(他の経路より優先す
る必要があるかないか)により設定される。残り12ビ
ットは、ユーザからの使用頻度などで増加するカウンタ
である。優先度カウンタ(c)は、2つの経路が同じ一つ
の伝送路を通る時に、どちらがまず優先されるかについ
て評価を行う時に使用する。比較方法は、16ビットあ
るこの情報の上位8ビットを比較して、大きい方の経路
のデータをできるだけ優先して流す。
【0063】図12の例では、"00010010b"="18"とい
う優先度を持つ。
【0064】スイッチリスト(d)は、経路を張る時に通
るスイッチのリスト、その中で起こるVPI/VCIの番号の
変化、スイッチを通過する際の伝送品質を記したリスト
である。これにより、経路を実現する伝送路を特定し、
各スイッチで保証する伝送品質を規定する。
【0065】図12では、経路はスイッチ0、スイッチ
7、スイッチ4を順に通過して伝送路を形成する。
【0066】また、スイッチを通過する間にVPI番号は1
を維持し、VCI番号は66→67→68→66へと変化する。
【0067】そして、スイッチ内では"CBR(固定ビット
レート)"という品質で、データは一定伝送量を保証され
て伝送されることを意味する。
【0068】以上のようにして、システム単位内でのデ
ータ伝送経路を具体的に記述するようにしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本分散型マルチメディアサービス提供システム
の構成図である。
【図2】通信網と隣接する通信網とを接続点を、2つの
通信網で共有されるATMスイッチ2で構成した回線図
である。
【図3】アクセス装置5から接続を行う際のメッセージ
のやりとりを示す通信の流れ図である。
【図4】アクセス装置5から切断を行う際のメッセージ
のやりとりを示す通信の流れ図である。
【図5】異常発生から再接続までのメッセージのやりと
りを示す通信の流れ図である。
【図6】隣接する通信網単位との接続点でのメッセージ
のやりとりを示す通信の流れ図である。
【図7】サービス管理ノード4の機能を説明するための
ブロック図である。
【図8】サービス管理ノード4の処理の流れを説明する
ためのフローチャートである。
【図9】アクセス装置5の処理の流れを説明するための
フローチャートである。
【図10】サービス提供装置6に接続されている各AT
Mスイッチ3の処理の流れを説明するためのフローチャ
ートである。
【図11】隣接する通信網との接続点であるATMスイ
ッチ2の処理の流れを説明するためのフローチャートで
ある。
【図12】経路設定情報のフォーマット図である。
【図13】従来の分散型マルチメディアサービス提供シ
ステムのシステム構成図である。
【符号の説明】
1a,1b,‥‥ 単位となる通信網 2 隣接する通信網との接続点であるATMスイッチ 3 サービス提供装置に接続されているATMスイッチ 4 サービス管理ノード 5 アクセス装置 6 サービス提供装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA11 GA19 GA21 GB09 HA05 JA21 KA12 5K030 GA08 HA10 HB21 KA05 KA13 KX01 LA14 LB07 LE03 MA01 5K033 AA09 BA13 BA15 CB06 CB08 DA02 DA05 DB03 DB12 DB18 EC03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信網を介してサービス管理ノード、アク
    セス装置及びサービス提供装置が接続されて構成された
    マルチメディアサービス提供システムを備え、当該マル
    チメディアサービス提供システムの全体を1つの単位通
    信網とし、複数の通信網を相互に伝送路で接続したこと
    を特徴とする分散型マルチメディアサービス提供システ
    ム。
  2. 【請求項2】サービス管理ノードは、隣接する通信網が
    1つのアクセス装置又は1つのサービス提供装置として
    機能しているとみなして、当該隣接する通信網と自分の
    通信網とをつなぐ伝送路の管理を行うことを特徴とする
    請求項1記載の分散型マルチメディアサービス提供シス
    テム。
  3. 【請求項3】サービス管理ノードは、自分の管理下にあ
    る通信網のアクセス装置、サービス提供装置及び隣接す
    る通信網のノードの代理として、それぞれのノードが要
    求する伝送品質に応じた最適な伝送路の接続・切断・設
    定変更を一括して処理するとともに、隣接する通信網の
    サービス管理ノードとの情報のやりとりを行うことを特
    徴とする請求項2記載の分散型マルチメディアサービス
    提供システム。
  4. 【請求項4】サービス管理ノードは、経路情報記憶手段
    及び経路情報処理手段を有し、前記伝送路の接続・切断
    ・設定変更処理において、接続要求に含められた接続経
    路の優先度情報と、過去の接続履歴から、接続及び品質
    管理の優先順位を判定することを特徴とする請求項3記
    載の分散型マルチメディアサービス提供システム。
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