JP2010050718A - 通信システム、転送ノード、通信方法、およびプログラム - Google Patents

通信システム、転送ノード、通信方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】容易にサービスを変更できる通信システムを実現する。
【解決手段】第1の制御ノードは、ヘッダ情報とアプリ識別情報とを対応付けた第1のテーブルを作成し、第1のテーブルを前記第2の転送ノードへ配信し、第1のネットワークに収容された第1の転送ノードは、パケットのヘッダ情報に基づいて第2の転送ノードにパケットを転送し、第2のネットワークに収容された第2の転送ノードは、第1の制御ノードから第1のテーブルを受信し、パケットのヘッダ情報と対応するアプリ識別情報を第1のテーブルから読み出し、読み出したアプリ識別情報を該パケットに付与し、アプリ識別情報を付与したパケットを所定の経路でサービス処理ノードへ転送し、第2のネットワークに収容されたサービス処理ノードは、第2の転送ノードから転送された前記パケットを受信すると、受信したパケットに付与されたアプリ識別情報の示すアプリケーションを実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信システムにおいてパケットを転送し、処理する技術に関する。
近年IP(Internet Protocol)ネットワークでは、電子メール、WWW(World Wide Web)、VoIP(Voice over IP)などの各種アプリケーションが利用できるようになり、急速に通信トラフィックが増加している。このIPネットワークは、受信したパケットのIPヘッダ情報に基づきパケットの出力回線を決定するルータにより構成されており、当初はルーティング処理をソフトウェアで行っていたが、近年では通信トラフィックの増加に対応するため、この処理をハードウェアで行うルータが脚光をあびている。
転送処理のハードウェア化において、さらにルータの性能向上を目的として、特許文献1および非特許文献1に開示されているような、機能分散システムが提案されている。具体的には、ルータの機能を、ルーティングを制御する機能とパケットを転送する機能とに分け、これらを別々のノードに分担させる通信システムである。この構成によれば、通信システムは、ルーティングの制御処理についての負荷の影響を受けずに、パケット転送処理を行うことが可能となる。
特開2006−135975号公報 T. V. Laksman, T. Nandagopal, R. Ramjee, K. Sabnani, and T. Woo, "The SoftRouter architecture, " in Proc. ACM SIGCOMM Workshop on Hot Topics in Networking, November 2004.
しかし、このような機能分散型の通信システムによっても、サービスを提供するためのアプリケーションの数が多い場合、通信システムの運用に支障をきたすことがあった。
より詳細には、アプリケーションの数や、そのアプリケーションを実行することによりサービスを提供するノードの数が多くなると、その組み合わせの数が多くなる。そして、それらの組み合わせごとに、組み合わせを識別するための識別子として番号やラベルを割り当てる必要が生じ、多数の識別子の管理が困難となる。
また、複数のノードで複数のサービスを実行する場合、サービスの一部の変更であっても、通信システム全体の各ノードに格納されているルーティングテーブルを変更することが必要となることがある。
このため、複雑な通信システムにおいては、サービス追加、削除等の変更が困難となるという問題があった。
本発明は、容易にサービスを変更できる通信システムを実現する技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の通信システムは、第1のネットワークに収容された第1の転送ノードと、第2のネットワークに収容された第2の転送ノード及びサービス処理ノードと、制御ノードとを有する通信システムであって、前記制御ノードは、パケットのヘッダ情報と所定のサービスを提供するためのアプリケーションを示すアプリ識別情報とを対応付けた第1のテーブルを作成し、作成した該第1のテーブルを前記第2の転送ノードへ配信し、前記第1の転送ノードは、パケットを受信すると、該パケットのヘッダ情報に基づいて前記第2の転送ノードに該パケットを転送し、前記第2の転送ノードは、前記制御ノードから前記第1のテーブルを受信し、パケットを受信すると、該パケットのヘッダ情報と対応する前記アプリ識別情報を受信した該第1のテーブルから読み出し、読み出した該アプリ識別情報を該パケットに付与し、該アプリ識別情報を付与した該パケットを所定の経路で前記サービス処理ノードへ転送し、前記サービス処理ノードは、前記第2の転送ノードから転送された前記パケットを受信すると、受信した該パケットに付与された前記アプリ識別情報の示すアプリケーションを実行する。
本発明の転送ノードは、パケットのヘッダ情報と、所定のサービスを提供するためのアプリケーションを示すアプリ識別情報とを対応付けた第1のテーブルを記憶する記憶手段と、受信したパケットのヘッダ情報と対応する前記アプリ識別情報を該第1のテーブルから読み出し、読み出した該アプリ識別情報を該パケットに付与するパケット処理手段と、前記パケット処理手段により前記アプリ識別情報が付与された前記パケットを所定の経路で他のノードへ転送する転送手段と、を有する。
本発明の通信方法は、制御ノードにおいて、パケットのヘッダ情報と所定のサービスを提供するためのアプリケーションを示すアプリ識別情報とを対応付けた第1のテーブルを作成し、作成した該第1のテーブルを第2の転送ノードへ配信し、第1のネットワークに収容された第1の転送ノードにおいて、パケットを受信すると、該パケットのヘッダ情報に基づいて第2の転送ノードに該パケットを転送し、前記第2のネットワークに収容された第2の転送ノードにおいて、前記制御ノードから前記第1のテーブルを受信し、パケットを受信すると、該パケットのヘッダ情報と対応する前記アプリ識別情報を受信した該第1のテーブルから読み出し、読み出した該アプリ識別情報を該パケットに付与し、該アプリ識別情報を付与した該パケットを所定の経路で前記サービス処理ノードへ転送し、前記第2のネットワークに収容された前記サービス処理ノードにおいて、前記第2の転送ノードから転送された前記パケットを受信すると、受信した該パケットに付与された前記アプリ識別情報の示すアプリケーションを実行する、通信方法である。
本発明のプログラムは、パケットのヘッダ情報と、所定のサービスを提供するためのアプリケーションを示すアプリ識別情報とを対応付けた第1のテーブルを記憶した転送ノードを制御するためのプログラムであって、コンピュータに、受信したパケットのヘッダ情報と対応する前記アプリ識別情報を該第1のテーブルから読み出し、読み出した該アプリ識別情報を該パケットに付与するパケット処理手順、及び前記パケット処理手段により前記アプリ識別情報が付与された前記パケットを所定の経路で他のノードへ転送する転送手順、を実行させるプログラムである。
本発明によれば、サービス処理ノードは、第1の転送ノードと異なるネットワークに接続するので、サービスを変更する場合であっても、第1の転送ノードのルーティングテーブルの変更を要しない。
また、制御ノードは、ヘッダ情報とアプリ識別情報とを対応付けた第2のテーブルを、ルーティングテーブルと別に作成するので、接続形態が変更されない限り、第2の転送ノードのルーティングテーブルを変更する必要がない。
従って、サービスの変更があっても、経路制御が容易となり、通信システムは、サービスの変更がしやすくなる。
本発明を実施するための第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態の通信システム1の構成を示す全体図である。同図を参照すると、通信システム1は、転送系装置群制御系処理装置15および16(制御ノード)と、転送系処理装置(第1の転送ノード)31および33と、転送系処理装置(第2の転送ノード)41およびサービス系処理装置(サービス処理ノード)43とを有する。
転送系処理装置(第1の転送ノード)31および33は、メトロサブ網3(第1のネットワーク)に収容され、転送系処理装置(第2の転送ノード)41およびサービス系処理装置(サービス処理ノード)43は、SEサブ網4(第2のネットワーク)に収容されている。
また、メトロサブ網3には、サービス加入者装置71が接続される。サービス加入者装置71は、サービスの提供を受ける加入者が使用する装置である。
図2は、転送系装置群制御系処理装置15の構成を示すブロック図である。転送系装置群制御系処理装置15は、例えば予め与えられた情報を基にメトロサブ網内の経路計算を行い、通信システム1内のノード(31)を制御するSCE(Subnetwork Control Element)として動作する。同図を参照すると、転送系装置群制御系処理装置15は、テーブル作成部151およびSCE機能部153を有する。
テーブル作成部151は、メトロサブ網内の経路計算を行い、メトロサブ網内ルーティングテーブル1511を作成する。また、テーブル作成部151は、メトロサブ網フロー識別テーブル1513(第1のテーブル)を作成する。
図3は、メトロサブ網内ルーティングテーブル1511の示す内容をまとめた表である。メトロサブ網内ルーティングテーブル1511は、転送系処理装置(31)が受信したパケットを、メトロサブ網3内の他のノードへ転送する経路を示すテーブルである。同図を参照すると、メトロサブ網内ルーティングテーブル1511は、例えば、カット・スルー・ルーティング方式を用い、「ノード識別情報」、「MPLS入力ラベル」、「アドレスプレフィックス」、「出力IF」、および「MPLS出力ラベル」を示す情報を含む。
「ノード識別番号」は、通信システム1における各ノード(31)を識別するための番号である。「MPLS入力ラベル」は、MPLS(Multiprotocol Label Switching)における入力用のラベルであり、「MPLS出力ラベル」は、転送の際に置き換えられる出力用のラベルである。「出力IF」は、パケットを転送する通信インターフェースを識別するための番号である。
図4は、メトロサブ網フロー識別テーブル1513の示す内容をまとめた表である。フロー識別テーブル1312は、パケットのヘッダ情報と、所定のサービスを実行するノードが収容されたネットワーク(SEサブ網)を示す網識別情報とを付けて格納したテーブルである。同図を参照すると、メトロサブ網フロー識別テーブル1513は、「発信元アドレス」、「宛先アドレス」、「発信元ポート番号」、「宛先ポート番号」、および「プロトコル識別番号」を示す情報(ヘッダ情報)と、「SEサブ網識別番号」を示す情報(網識別情報)と、「LSP番号」を示す情報とを含む。
「発信元アドレス」および「送信元アドレス」は、それぞれパケットの発信元および送信元のIP(Internet Protocol)アドレスである。「発信元ポート番号」および「宛先ポート番号」は、それぞれ発信元および送信元に対して提供されるサービスを識別するための番号である。「プロトコル識別番号」は、使用される通信プロトコルを識別するための番号である。
「SEサブ網識別番号」は、サービス識別番号の示すサービスを提供するノード(41)を収容するSEサブ網(4)を識別するための番号である。「LSP番号」は、メトロサブ網とSEサブ網との間に確立されるLSP(label Switched Path)を識別するための番号である。ヘッダ情報と「LSP番号」とは1対1の対応関係である。
SCE機能部153は、テーブル作成部151が作成したメトロサブ網内ルーティングテーブル1511およびメトロサブ網フロー識別テーブル1513をメトロサブ網のノード(31)に配信する。
図5は、転送系制御装置31の構成を示すブロック図である。転送系処理装置31は、サービス加入者装置71等から受信したパケットを他のノード(41)へ転送し、通信システム1においてFE(Forwarding Element)として動作する。同図を参照すると、転送系処理装置31は、記憶部311およびFE機能部313を有する。記憶部311には、メトロサブ網内ルーティングテーブル3111およびメトロサブ網フロー識別テーブル3113が格納される。メトロサブ網内ルーティングテーブル3111およびメトロサブ網フロー識別テーブル3113は、メトロサブ網内ルーティングテーブル1511およびメトロサブ網フロー識別テーブル1513と同じテーブルである。
転送系処理装置31は、パケットを受信すると、メトロサブ網フロー識別テーブル3113を参照して、受信したパケットのヘッダ情報に対応する「LSP番号」および「SEサブ網識別番号」を読み出す。転送系処理装置31は、「SEサブ網識別番号」の示すSEサブ網において、「LSP番号」に対応するLSPトンネルを確立し、メトロサブ網内ルーティングテーブル3111の示す経路で、そのSEサブ網のゲートウェイ(41)へパケットを送信する。
転送系処理装置33の構成は、転送系処理装置31の構成と同様である。
転送系処理装置33は、複数のサービス加入者装置(71)を収容する、サービス加入者側のエッジに配置されるノードである。転送系処理装置33は、複数、配置してもよい。転送系処理装置31は、これらの転送系処理装置33を束ねる中継FEとして動作し、また、ゲートウェイ機能を有する。
なお、転送系処理装置33を束ねる中継FEと、ゲートウェイとは、別々のノードとする構成としてもよい。
図6は、転送系装置群制御系処理装置16の構成を示すブロック図である。転送系装置群制御系処理装置16は、テーブル作成部161およびSCE機能部163を有する。テーブル作成部161は、SEサブ網内ルーティングテーブル1611およびSEサブ網フロー識別テーブル1513(第2のテーブル)を作成する。
SEサブ網内ルーティングテーブル1611は、SEサブ網4内の経路を示すテーブルである。SEサブ網内ルーティングテーブル1611は、例えば、カット・スルー・ルーティング方式を用いる。
図7は、SEサブ網フロー識別テーブル1613の示す内容をまとめた表である。SEサブ網フロー識別テーブル1613は、ヘッダ情報と、「アプリ識別番号」等とを対応付けたテーブルである。同図を参照すると、SEサブ網フロー識別テーブル1113gは、ヘッダ情報と、「アプリ識別番号」を示す情報(アプリ識別情報)と、「SE識別番号」を示す情報(ノード識別情報)と、「LSP番号」を示す情報とを含む。
「アプリ識別番号」は、パケットの送信元(加入者)に対してサービスを提供するためのアプリケーションを示す番号であり、ヘッダ情報とアプリ識別番号とは、1対多の対応関係である。
SCE機能部163は、テーブル作成部161が作成したSEサブ網内ルーティングテーブル1611をSEサブ網内のノード(41、43)に配信し、SEサブ網フロー識別テーブル1613をSEサブ網内の転送系処理装置(41)に配信する。
図8は、転送系制御装置41の構成を示すブロック図である。同図を参照すると、転送系制御装置41は、記憶部411およびFE機能部413を有する。記憶部411には、SEサブ網内ルーティングテーブル4111およびSEサブ網フロー識別テーブル4113が格納される。SEサブ網内ルーティングテーブル4111およびSEサブ網フロー識別テーブル4113は、SEサブ網内ルーティングテーブル1611およびSEサブ網フロー識別テーブル1613と同じテーブルである。
FE機能部413は、パケットを受信したとき、そのパケットのIPヘッダを参照して、パケットに「アプリ識別番号」が付与されているか否かを判断する。
「アプリ識別番号」が付与されていなければ、FE機能部413は、パケットのTCP(Transmission Control Protocol)/IPヘッダなどの、L3(Layer3)、L4(Layer4)のヘッダから「送信元アドレス」、「宛先アドレス」、「送信元ポート番号」、「宛先ポート番号」、および「プロトコル識別番号」のヘッダ情報を読み出し、これらに対応する「アプリ識別番号」を全てフロー識別テーブル4113から読み出す。
そして、FE機能部413は、図9に示すように、IPヘッダに設けた拡張ヘッダに、読み出した「アプリ識別番号」を示す情報を付加する。「アプリ識別番号」が複数あるならば、FE機能部313は、最後に処理するアプリケーションに対応する番号を最初に付与し、最初に処理するアプリケーションに対応する番号を最後に付与する、いわゆるLIFO(Last In First Out)方式で「アプリ識別番号」を付与する。
FE機能部313は、「アプリ識別番号」を付与したパケットを、SEサブ網内ルーティングテーブル4111を参照して、サービス処理系装置(43)に転送する。
図10は、サービス系処理装置43の構成を示すブロック図である。同図を参照すると、サービス系処理装置43は、「サービス識別番号」の示すサービスを提供し、通信システム1においてSE(Serving Element)として動作する。同図を参照すると、サービス系処理装置43は、記憶部431およびSE機能部433を有する。
記憶部431には、SEサブ網内ルーティングテーブル4311および1以上のアプリケーション4313が格納される。SEサブ網内ルーティングテーブル4311は、SEサブ網内ルーティングテーブル3111と同様の構成である。
SE機能部433は、パケットを受信したとき、そのパケットの拡張ヘッダから「アプリ識別番号」を読み出し、「アプリ識別番号」の示すアプリケーションを実行する。
例えば、記憶しておいたアプリケーション4313から、「アプリ識別番号」の示すアプリケーションを読み出して実行する。
SE機能部433は、実行したアプリケーションに対応する「アプリ識別番号」を拡張ヘッダから削除し、削除した後に「アプリ識別番号」が残っていれば、対応するアプリケーションを実行する。
全てのアプリケーションを実行したならば、SE機能部433は、メトロサブ網内ルーティングテーブル3313を参照して、MPLSラベルを付与して他のノード(41)にパケットを転送する。
図11は、転送系処理装置(41)のパケット転送処理を示すフローチャートである。このパケット転送処理は、転送系処理装置(41)がパケットを受信したときに開始する。同図を参照すると、転送系処理装置(41)は、受信したパケットのIPヘッダを参照して、その拡張ヘッダにアプリ識別番号を示す情報が付与されているか否かを判断する(ステップS1)。
アプリ識別番号を示す情報が付与されていなければ(ステップS1:NO)、転送系処理装置(41)は、パケットのL3、L4ヘッダから、所定のヘッダ情報を読み出し、ヘッダ情報に対応する「アプリ識別番号」を読み出す(ステップS3)。
そして、サービス系処理装置(41)は、読み出した「アプリ識別番号」を拡張ヘッダに付与する(ステップS5)。
アプリ識別番号を示す情報が付与されている場合(ステップS1:NO)、またはステップT5の後、転送系処理装置(41)は、SEサブ網内ルーティングテーブル(4113)を参照して、パケットにMPLSラベルを付与して転送する。ステップS7の後、転送系処理装置(41)は、パケット転送処理を終了する。
図12は、サービス系処理装置(43)の実行するサービス処理を示すフローチャートである。このサービス処理は、サービス系処理装置(43)がパケットを受信したときに開始する。同図を参照すると、サービス系処理装置(43)は、拡張ヘッダを参照し、「アプリ識別番号」が付与されているか否かを判断する(ステップT3)。
「アプリ識別番号」等が付与されていれば(ステップT3:YES)、サービス系処理装置(43)は、「アプリ識別番号」の示すアプリケーションを実行する(ステップT5)。サービス系処理装置(43)は、実行したアプリケーションに対応する「アプリ識別番号」を拡張ヘッダから削除する(ステップT7)。ステップT5の後、サービス系処理装置(43)は、ステップT3に戻る。
「アプリ識別番号」等が付与されていなければ(ステップT3:NO)、サービス系処理装置(43)は、SEサブ網内ルーティングテーブル4311を参照して、パケットにMPLSラベルを付与して転送する(ステップT9)。ステップT9の後、サービス系処理装置(31)は、サービス処理を終了する。
なお、本実施形態では、メトロサブ網に接続されるSEサブ網を1つのみの構成としているが、1つのメトロサブ網に接続されるSEサブ網は複数存在してもよい。また、1つのSEサブ網に複数のメトロサブ網が接続される形態としてもよい。
本実施形態では、ルーティングテーブル(1511、1611、3111、4111、および4311)をカット・スルー・ルーティング方式のテーブルとしたが、パケット・バイ・パケット・ルーティング方式のテーブルとしてもよい。
また、本実施形態では、転送系処理装置31を1つとしているが、複数の転送系処理装置を設けてもよい。転送系処理装置31が、サービス系処理装置33と同様の機能を有する構成とすることもできる。
本実施形態では、転送系処理装置41がIPヘッダの拡張ヘッダに「アプリ識別番号」を付与する構成としているが、MPLSヘッダなど、他のヘッダに「アプリ識別番号」を付与する構成としてもよい。
本実施形態では、転送系装置群制御系処理装置15および16が、各テーブル(1511、1513、1611、および1613)を作成し、各ノード(31、41、および43)へ配信する構成としている。このように制御ノード(15および16)からテーブルを配信する構成とすれば、トポロジの変更があった場合であっても、ノードごとにテーブルを更新する必要がなくなるためである。なお、トポロジの変更がほとんど考えられない場合や、ノード数が少ない場合であれば、転送系装置群制御系処理装置15および16を設けず、各ノードに必要なテーブルを予め格納しておく構成とすることもできる。
以上説明したように、本実施形態によれば、サービス処理ノード43は、転送系処理装置31(第1の転送ノード)と異なるネットワークに収容されるので、パケットにアプリ識別情報を付与して転送するので、サービスを変更する場合であっても、第1の転送ノードのルーティングテーブルの変更を要しない。
また、転送系装置群制御系処理装置16(制御ノード)は、ヘッダ情報とアプリ識別情報とを対応付けたSEサブ網フロー識別テーブル4113(第2のテーブル)を、SEサブ網内ルーティングテーブル4111と別に作成するので、接続形態が変更されない限り、第2の転送ノードのルーティングテーブルを変更する必要がない。
従って、サービスの変更があっても、経路制御が容易となり、通信システム1は、サービスの変更がしやすくなる。
転送系処理装置31は、SEサブ網において、LSPトンネルを確率してパケットを送信するので、通信システム3において送受信するパケットには拡張ヘッダを設ける必要がなく、特別な仕様変更は必要としなくて済むので、サービスの変更が容易となる通信システム1の構成を既存の通信システムに導入しやすくなる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態は転送系処理装置41が、SEサブ網フロー識別テーブル4113を使用して、アプリケーションを実行するときに設定するパラメータを制御する点で、第1の実施形態と異なる。
本実施形態の通信システム1の構成は、第1の実施形態と同様である。
図13は、本実施形態のSEサブ網フロー識別テーブル1613aの内容をまとめた表である。同図を参照すると、SEサブ網フロー識別テーブル1613aは、「アプリ識別番号」に1対1に対応付けて、斜線部分のように「動作パラメータ」を示す情報(パラメータ情報)を含む点で、SEサブ網フロー識別テーブル1613と異なる。
「動作パラメータ」は、サービス系処理装置43が、アプリケーション処理パターンを選択するための値である。
サービス系処理装置43は、アプリケーションごとに、「動作パラメータ」と処理パターンとを対応付けたテーブルを保持しておき、このテーブルを参照して、入力パケットに対して、どのような出力処理を行うかを決定する。
例えば、サービス系処理装置43が、DSCP(Differentiated Services Code Point)値の書き換えサービスを提供する場合、「動作パラメータ」の値に応じて、どの値に書き換えるかを決定する。
図14は、本実施形態のパケットのフォーマットを示す図である。同図を参照すると、転送系処理装置(41)は、「アプリ識別番号」とともに「パラメータ番号」(斜線部)を更に付与する。
サービス系処理装置(43)は、パケットに付与された「パラメータ番号」に応じてパラメータを設定してアプリケーションを実行する。
以上説明したように、本実施形態によれば、転送系処理装置41が、SEサブ網フロー識別テーブル(1613a)を使用して、アプリケーションを実行するときに設定するパラメータを制御できるので、サービス内容に応じてパラメータを変更することができ、より柔軟なサービスを提供できる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態は、サービス系処理装置を複数設けた点で、第2の実施形態と異なる。
図15は、本実施形態の通信システム1bの構成を示す全体図である。同図を参照すると、通信システム1bは、サービス系処理装置43に加え、サービス系処理装置45(斜線部)を有する以外は、通信システム1と同様の構成である。
サービス系処理装置45の構成は、サービス系処理装置43と同様である。
図16は、本実施形態のSEサブ網フロー識別テーブル1613bの内容をまとめた表である。同図を参照すると、SEサブ網フロー識別テーブル1613bは、斜線部分のように「SE識別番号」を示す情報(ノード識別情報)を更に含む点で、SEサブ網フロー識別テーブル1613aと異なる。
「SE識別番号」は、「アプリ識別番号」の示すアプリケーションを実行するサービス系処理装置(43、45)を識別するための番号である。「SE識別番号」と「アプリ識別番号」とは、1対多の対応関係である。
図17は、本実施形態のパケットのフォーマットを示す図である。同図を参照すると、転送系処理装置(41)は、「アプリ識別番号」および「動作パラメータ」に加え、更に「SE識別番号」(斜線部)をパケットの拡張ヘッダに付与する。
転送系処理装置(41)は、「SE識別番号」、「アプリ識別番号」、「動作パラメータ」の順で、パケットに付与する。1つの「SE識別番号」に対応する「アプリ識別番号」および「動作パラメータ」の組が複数ある場合、転送系処理装置(41)は、そのノードで最後に実行する(最初に付与する)組にのみ、「SE識別番号」を付与し、それ以外の組には、「アプリ識別番号」および「動作パラメータ」のみを付与する。
サービス系処理装置(43、45)は、パケットに付与された「SE識別番号」の示すノードが自身であれば、アプリケーションを実行する。
図18は、本実施形態のサービス処理を示すフローチャートである。同図を参照すると、サービス系処理装置(43、45)は、パケットを受信したとき、パケットの拡張ヘッダに付与された「SE識別番号」の示すノードが自身であるか否かを判断する(ステップT1)。
「SE識別番号」の示すノードが自身である場合(ステップT1:YES)、サービス系処理装置(43、45)は、ステップT3を実行する。「SE識別番号」の示すノードが自身でない場合(ステップU1:NO)、サービス系処理装置(43、45)は、ステップT9を実行する。
次に、図19を参照して、通信システム1bの動作結果の一例について説明する。同図は、通信システム1bにおける、パケットの転送経路を示す図である。同図において、白抜きの矢印の方向は、パケットが転送される方向を示している。ここでは、通信システム1fが、SEサブ網4において、サービス系処理装置43、45に加え、サービス系処理装置47を有する構成を想定する。
転送系処理装置31は、サービス加入者装置71からパケットを受信すると、そのパケットに対応する「LSP番号」をメトロサブ網フロー識別テーブル3513から読み出し、その「LSP番号」のLSPトンネルを確立し、SEサブ網4のゲートウェイ(41)へ転送する。
転送系処理装置41は、SEサブ網フロー識別テーブル4113を参照して、転送系処理装置31から受信したパケットに付与されたサービス識別番号と対応する「アプリ識別番号」等を読み出し、SEサブ網内ルーティングテーブル4111の示す経路でサービス識別番号に対応するサービス系処理装置43にパケットを転送する。
サービス系処理装置43、45、および47は、「アプリ識別番号」の示すアプリケーションを実行し、次のノード(45、47、および41)へパケットを転送する。
転送系処理装置41は、サービス系処理装置47から受信したパケットを、転送系処理装置31へ転送する。
なお、本実施形態では、通信システム1にサービス系処理装置を2つ設ける構成としているが、3つ以上設けてもよいのは勿論である。
以上説明したように、本実施形態によれば、サービス系処理装置(43等)を複数設けることができるので、サービス処理による負荷を複数のノードに分散し、サービス品質を更に向上することができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態は、メトロサブ網を複数設けた点で、第3の実施形態と異なる。
図20は、本実施形態の通信システム1cの構成を示す全体図である。同図を参照すると、通信システム1cは、斜線部分のように、メトロサブ網5に収容されたノードと、メトロサブ網5内のノードを制御する転送系装置群制御系処理装置17とを更に有する以外は、通信システム1bと同様の構成である。
メトロサブ網5には、斜線部分のように、転送系処理装置51および53が収容され、サービス加入者装置73が接続される。サービス加入者装置73の構成は、サービス加入者装置71と同様である。転送系処理装置51は、転送系処理装置31と接続される。サブ網間統合制御装置11(制御ノード)には、転送系処理装置31、41、および51が接続される。
転送系処理装置31および51は、メトロサブ網3および5のエッジに配置されたノードであり、パケットの転送機能に加え、ゲートウェイの機能を有する。
図21は、本実施形態の転送系装置群制御系処理装置15cの構成を示すブロック図である。同図を参照すると、転送系装置群制御系処理装置15cは、テーブル作成部151が、転送系装置群制御系処理装置17と経路情報を交換することにより、
メトロサブ網内ルーティングテーブル1512を更に作成する以外は、第1の実施形態の転送系装置群制御系処理装置15と同様の構成である。
図22は、メトロサブ網間ルーティングテーブル1512の示す内容をまとめた表である。メトロサブ網間ルーティングテーブル1111は、それぞれのメトロサブ網(3、5)のエッジノード(31、51)間の経路を示すテーブルである。同図を参照すると、メトロサブ網間ルーティングテーブル1112は、例えば、パケット・バイ・パケット・ルーティング方式を用い、「ノード識別番号」、「アドレスプレフィックス」、「出力IF」、および「metric」を示す情報を含む。
「ノード識別情報」は、各メトロサブ網のエッジのノードを識別するための番号である。「アドレスプレフィックス」は、パケットに対応するIPアドレスのうち、ネットワークアドレスを示す部分である。「metric」は、パケットの転送における優先度を示す番号である。
転送系装置群制御系処理装置15cは、作成したメトロサブ網間ルーティングテーブル1512を、メトロサブ網(3)のゲートウェイ機能を有するノード(31)に送信する。
転送系装置群制御系処理装置17の構成は、転送系装置群制御系処理装置15cの構成と同様である。
図23は、本実施形態の転送系処理装置31の構成を示すブロック図である。同図を参照すると、本実施形態の転送系処理装置31は、記憶部311に、メトロサブ網間ルーティングテーブル3512を有する以外は、第3の実施形態の転送系処理装置31の構成と動揺である。メトロサブ網間ルーティングテーブル3112は、メトロサブ網間ルーティングテーブル1512と同じテーブルである。
転送系処理装置31は、パケットを受信すると、メトロサブ網フロー識別テーブル3513を参照してヘッダ情報に対応する「メトロサブ網識別番号」の示すメトロサブ網が、自身が収容されるメトロサブ網である場合、メトロサブ網内ルーティングテーブル3111を参照してパケットを転送する。転送系処理装置35は、「メトロサブ網識別番号」の示すメトロサブ網が、自身が収容されるメトロサブ網でない場合、メトロサブ網間ルーティングテーブル3112を参照してパケットを転送する。
なお、本実施形態では、通信システム1にメトロサブ網を2つ設ける構成としているが3つ以上設けてもよいのは勿論である。
以上説明したように、本実施形態によれば、メトロサブ網を複数設けて複数のネットワークにサービス負荷を分散することができるので、サービス品質の向上やサービス機能の変更がより容易となる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態は、ルーティングテーブル作成処理の負荷を分散した点で、第4の実施形態と異なる。
図24は、本実施形態の通信システム1dの構成を示す全体図である。同図を参照すると、通信システム1dは、サブ網間統合制御装置11を更に有する以外は、通信システム1cと同様の構成である。
サブ網間統合制御装置11は、例えば、転送系装置群制御系処理装置(15、17)から通知されるメトロサブ網ゲートウェイの経路情報から、メトロサブ網間の経路計算を行い、通信システム1内のノード(31等)を制御するNCE(Network Control Element)として動作する。サブ網間統合制御装置11は、メトロサブ網間ルーティングテーブル1511、メトロサブ網フロー識別テーブル1513、およびSEサブ網フロー識別テーブル1613と同じ内容のルーティングテーブルを作成し、転送系装置群制御系処理装置15、16、および17に配信する。
以上説明したように、本実施形態によれば、各テーブルの作成を、サブ網間統合制御装置11が行うので、転送系装置群制御系処理装置15、16、および17の負荷が軽減される。
(第6の実施形態)
第6の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態は、データベースにメトロサブ網フロー識別テーブル1112およびSEサブ網フロー識別テーブル1113を作成するための情報を格納する点で、第5の実施形態と異なる。
図25は、本実施形態の通信システム1eの構成を示す全体図である。同図を参照すると、通信システム1eは、サブ網間統合制御装置11に接続されたデータベース13(斜線部)を更に有する以外は、通信システム1dと同様の構成である。
図26は、データベース13の構成を示すブロック図である。同図を参照すると、データベース13は、加入者情報131、アプリ管理情報133、ノード識別情報135、および網接続情報137を格納する。
図27は、加入者情報131の示す内容をまとめた表である。同図を参照すると、加入者情報131は、「発信元アドレス」、「宛先アドレス」、「発信元ポート番号」、および「宛先ポート番号」、および「プロトコル識別番号」等のヘッダ情報と、「サービス識別番号」を示す情報と含む。
ヘッダ情報と、「サービス識別番号」を示す情報とは1対1の対応関係である。
「サービス識別番号」は、パケットの送信元(加入者)に対して提供するサービスを識別するための番号である。
図28は、アプリ管理情報133の示す内容をまとめた表である。アプリ管理情報113は、所定のサービスを提供するためのアプリケーションに関連する情報である。同図を参照すると、アプリ管理情報113は、「サービス識別番号」、「動作パラメータ」、および「アプリ識別番号」を示す情報を含む。
「サービス識別番号」と「アプリ識別番号」とは1対多の対応関係であり、「アプリ識別番号」と「動作パラメータ」は1対1の対応関係である。
図29は、ノード識別情報135の示す内容をまとめた表である。同図を参照すると、ノード識別情報115は、「アプリ識別番号」、「メトロサブ網識別番号」、および「SE識別番号」を示す情報を含む。
「SE識別番号」と「アプリ識別番号」とは1対多の対応関係、「メトロサブ網識別番号」と「SE識別番号」とは1対多の対応関係である。
図30は、網識別情報137の示す内容をまとめた表である。同図を参照すると、網識別情報117は、「メトロサブ網識別番号」および「SEサブ網識別番号」を対示す情報を含む。「SEサブ網識別番号」は、「メトロサブ網識別」に接続されるSEサブ網を識別するための番号である。「メトロサブ網識別番号」と「SEサブ網識別番号」とは、1対多の対応権関係である。
本実施形態のサブ網間統合制御装置11eは、加入者情報111、ノード識別情報115、および網識別情報からメトロサブ網フロー識別テーブル(1513)を作成し、加入者情報111、アプリ管理情報113、およびノード識別情報115からSEサブ網フロー識別テーブル(1613)を作成する。
そして、サブ網間統合制御装置11eは、メトロサブ網フロー識別テーブル(1513)を転送系装置群制御系処理装置15、17に、SEサブ網フロー識別テーブル(1613)を転送系装置群制御系処理装置16に配信する。
以上説明したように、本実施形態によれば、統合系制御装置11eは、データベース13を使用して、フロー識別テーブル(1513、1613)を作成するための情報を複数のテーブルに分けて管理するので、サービスの変更が更に容易となる。
なお、図11、図12、および図18に示したフローチャートの全部または一部は、コンピュータプログラムの実行により実現することもできる。
第1の実施形態の通信システムの構成を示す全体図である。 第1の実施形態の転送系装置群制御系処理装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態のメトロサブ網内ルーティングテーブルの示す内容をまとめた表である。 第1の実施形態のメトロサブ網フロー識別テーブルの示す内容をまとめた表である。 第1の実施形態の転送系処理装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の転送系装置群制御系処理装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態のSEサブ網フロー識別テーブルの示す内容をまとめた表である。 第1の実施形態の転送系処理装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態のパケットのフォーマットを示す図である。 第1の実施形態のサービス系処理装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態のパケット転送処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態のサービス処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態のフロー識別テーブルの示す内容をまとめた表である。 第2の実施形態のパケットのフォーマットを示す図である。 第3の実施形態の通信システムの構成を示す全体図である。 第3の実施形態のSEサブ網フロー識別テーブルの示す内容をまとめた表である。 第3の実施形態のパケットのフォーマットを示す図である。 第3の実施形態のサービス処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態の通信システムにおけるパケットの転送経路を示した図である。 第4の実施形態の通信システムの構成を示す全体図である。 第4の実施形態の転送系装置群制御系処理装置の構成を示すブロック図である。 第4の実施形態のメトロサブ網間ルーティングテーブルの示す内容をまとめた表である。 第4の実施形態の転送系処理装置の構成を示すブロック図である。 第5の実施形態の通信システムの構成を示す全体図である。 第6の実施形態の通信システムの構成を示す全体図である。 第6の実施形態のデータベースの構成を示すブロック図である。 第6の実施形態の加入者情報の示す内容をまとめた表である。 第6の実施形態のアプリ管理情報の示す内容をまとめた表である。 第6の実施形態のノード識別情報の示す内容をまとめた表である。 第8の実施形態の網識別情報の示す内容をまとめた表である。
符号の説明
1、1b、1c、1d、1e 通信システム
3、5 メトロサブ網
4 SEサブ網
11 サブ網間統合制御装置
13 データベース
15、16、17 転送系処理装置群制御系処理装置
31、41、51、53 転送系処理装置
43、45、47、53 サービス系処理装置
71、73 サービス加入者装置
131 加入者情報
133 アプリ管理情報
135 ノード識別情報
137 網管理情報
151、161 テーブル作成部
153、163 NCE機能部
311、431 記憶部
313、413 FE機能部
433 SE機能部
3111、3111 メトロサブ網内ルーティングテーブル
1511、3512 メトロサブ網間ルーティングテーブル
1512、3113 メトロサブ網フロー識別テーブル
1511、1611、4111、4311 SEサブ網内ルーティングテーブル
1613、4311 SEサブ網フロー識別テーブル
4313 アプリケーション
S1〜S9、T1〜T7 ステップ

Claims (10)

  1. 第1のネットワークに収容された第1の転送ノードと、第2のネットワークに収容された第2の転送ノード及びサービス処理ノードと、制御ノードとを有する通信システムであって、
    前記制御ノードは、パケットのヘッダ情報と所定のサービスを提供するためのアプリケーションを示すアプリ識別情報とを対応付けた第1のテーブルを作成し、作成した該第1のテーブルを前記第2の転送ノードへ配信し、
    前記第1の転送ノードは、パケットを受信すると、該パケットのヘッダ情報に基づいて前記第2の転送ノードに該パケットを転送し、
    前記第2の転送ノードは、前記制御ノードから前記第1のテーブルを受信し、パケットを受信すると、該パケットのヘッダ情報と対応する前記アプリ識別情報を受信した該第1のテーブルから読み出し、読み出した該アプリ識別情報を該パケットに付与し、該アプリ識別情報を付与した該パケットを所定の経路で前記サービス処理ノードへ転送し、
    前記サービス処理ノードは、前記第2の転送ノードから転送された前記パケットを受信すると、受信した該パケットに付与された前記アプリ識別情報の示すアプリケーションを実行する、通信システム。
  2. 前記制御ノードは、パケットのヘッダ情報と、該パケットを処理するサービス処理ノードが収容された第2のネットワークを示す網識別情報とを対応付けた第2のテーブルを更に作成し、
    前記第1の転送ノードは、前記制御ノードから前記第2のテーブルを受信し、パケットを受信すると、該パケットのヘッダ情報に対応する前記網識別情報を受信した該第2のテーブルから読み出し、読み出した該網識別情報の示す第2のネットワークに収容された前記第2の転送ノードに該パケットを転送する、請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記制御ノードは、前記第1のテーブルを作成するとき、前記アプリ識別情報の示すアプリケーションを実行するサービス処理ノードを識別するためのノード識別情報を、前記アプリ識別情報に更に対応づけて該第1の識別テーブルに記録し、
    前記第2の転送ノードは、読み出した前記アプリ識別情報に対応する前記ノード識別情報を前記第1のテーブルから読み出し、読み出した該ノード識別情報を受信した前記パケットに更に付与し、
    前記サービス処理ノードは、前記パケットに付与された前記ノード識別情報の示すサービス処理ノードが自身であれば、前記アプリケーションを実行する、請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記第1の転送ノードは、読み出した前記網識別情報の示すネットワークにおいてLSP(Level Switched Path)トンネルを確立して前記パケットを転送する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信システム。
  5. 前記制御ノードは、所定の経路を示すルーティングテーブルを更に作成し、作成した該ルーティングテーブルを前記第2の転送ノードに更に配信し、
    前記第2の転送ノードは、前記制御ノードから配信された前記ルーティングテーブルを記録し、前記パケットを該ルーティングテーブルの示す前記経路で転送する、請求項4に記載の通信システム。
  6. パケットのヘッダ情報と、所定のサービスを提供するためのアプリケーションを示すアプリ識別情報とを対応付けた第1のテーブルを記憶する記憶手段と、
    受信したパケットのヘッダ情報と対応する前記アプリ識別情報を該第1のテーブルから読み出し、読み出した該アプリ識別情報を該パケットに付与するパケット処理手段と、
    前記パケット処理手段により前記アプリ識別情報が付与された前記パケットを所定の経路で他のノードへ転送する転送手段と、
    を有する転送ノード。
  7. 制御ノードにおいて、
    パケットのヘッダ情報と所定のサービスを提供するためのアプリケーションを示すアプリ識別情報とを対応付けた第1のテーブルを作成し、作成した該第1のテーブルを第2の転送ノードへ配信し、
    第1のネットワークに収容された第1の転送ノードにおいて、
    パケットを受信すると、該パケットのヘッダ情報に基づいて第2の転送ノードに該パケットを転送し、
    前記第2のネットワークに収容された第2の転送ノードにおいて、
    前記制御ノードから前記第1のテーブルを受信し、
    パケットを受信すると、該パケットのヘッダ情報と対応する前記アプリ識別情報を受信した該第1のテーブルから読み出し、
    読み出した該アプリ識別情報を該パケットに付与し、該アプリ識別情報を付与した該パケットを所定の経路で前記サービス処理ノードへ転送し、
    前記第2のネットワークに収容された前記サービス処理ノードにおいて、
    前記第2の転送ノードから転送された前記パケットを受信すると、受信した該パケットに付与された前記アプリ識別情報の示すアプリケーションを実行する、通信方法。
  8. 前記制御ノードにおいて、
    パケットのヘッダ情報と、該パケットを処理するサービス処理ノードが収容された第2のネットワークを示す網識別情報とを対応付けた第2のテーブルを更に作成し、作成した該第2のテーブルを前記第1の転送ノードへ配信し、
    前記第1の転送ノードにおいて、
    前記制御ノードから前記第2のテーブルを受信し、パケットを受信すると、
    該パケットのヘッダ情報に対応する前記網識別情報を受信した該第2のテーブルから読み出し、読み出した該網識別情報の示す前記第2のネットワークに収容された前記第2の転送ノードに該パケットを転送する、請求項7に記載の通信方法。
  9. 前記制御ノードにおいて、
    前記第1のテーブルを作成するとき、前記アプリ識別情報の示すアプリケーションを実行するサービス処理ノードを識別するためのノード識別情報を、前記アプリ識別情報に更に対応づけて該第1の識別テーブルに記録し、
    前記第2の転送ノードにおいて、
    読み出した前記アプリ識別情報に対応する前記ノード識別情報を前記第1のテーブルから読み出し、読み出した該ノード識別情報を受信した前記パケットに更に付与し、
    前記サービス処理ノードにおいて、
    前記パケットに付与された前記ノード識別情報の示すサービス処理ノードが自身であれば、前記アプリケーションを実行する、請求項7又は8に記載の通信方法。
  10. パケットのヘッダ情報と、所定のサービスを提供するためのアプリケーションを示すアプリ識別情報とを対応付けた第1のテーブルを記憶した転送ノードを制御するためのプログラムであって、
    コンピュータに、
    受信したパケットのヘッダ情報と対応する前記アプリ識別情報を該第1のテーブルから読み出し、読み出した該アプリ識別情報を該パケットに付与するパケット処理手順、及び
    前記パケット処理手段により前記アプリ識別情報が付与された前記パケットを所定の経路で他のノードへ転送する転送手順、
    を実行させるプログラム。
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