JP2000031943A - データ転送システムとそのデータ転送方法、並びに、かかるデータ転送システムを利用した装置 - Google Patents

データ転送システムとそのデータ転送方法、並びに、かかるデータ転送システムを利用した装置

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JP2000031943A
JP2000031943A JP19773998A JP19773998A JP2000031943A JP 2000031943 A JP2000031943 A JP 2000031943A JP 19773998 A JP19773998 A JP 19773998A JP 19773998 A JP19773998 A JP 19773998A JP 2000031943 A JP2000031943 A JP 2000031943A
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Akira Kanehira
晃 兼平
Hiroyasu Otsubo
宏安 大坪
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの再送要求を行わない転送システムに
おける画像圧縮データの転送を、転送中のエラー発生に
より再生不能になることから防止する。 【解決手段】 画像信号を所定の区切りで圧縮処理して
得られるディジタル圧縮データをUSB信号内の一定長
フレーム(1msec)に挿入し、ファンクション20側か
ら再送することなくリアルタイムでホスト30側へ転送
するデータ転送システムにおいて、少なくとも、ホスト
側には:受信したUSB信号における圧縮データ中のエ
ラーを検出するUSBコントロール部7と;受信したU
SB信号における画像圧縮データの区切りを検出するフ
レーム同期コード検出手段8と;検出したエラーと画像
圧縮データの区切りに基づいて、エラーを含む画像圧縮
データを削除するために必要な転送フレームを検出して
削除するデータ削除手段9とを備え、さらに、ホスト3
0側又はファンクション20側には削除データに代えて
スキップコードを挿入する手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル通信に
関し、特にリアルタイム性を重視し、データ転送中にエ
ラーが発生しても、データの再送要求を行わないで通信
を行うデータ転送システムとそのデータ転送方法、並び
に、かかるデータ転送システムを利用した装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ(以下、単にP
Cと言う)とそのペリフェラル(周辺機器類)を結ぶ外
部バスの一つに、Universal Serial Bus Specification
Revision 1.0に定められている、所謂、ユニバーサル
シリアルバス(以下、USBと言う)がある。このUS
Bでのデータ転送は、転送単位が1msecのフレーム(以
下、転送フレーム)という概念で時間分割され、その転
送フレームを積み重ねていく事で行う。そして、USB
のアイソクロナス転送モードは、特に、データのリアル
タイム性が重要なアプリケーションに有効である。
【0003】なお、このアイソクロナス転送モードは、
リアルタイム性を重視する為、(1)データの転送幅を保
証する、(2)データの転送時間を保証する、(3)エラーに
よって転送が失敗してもデータの再転送を行わない、の
3つの特徴を持つものである。特に、上記の(3)に関し
ては、例えば、転送データの1転送フレーム中、どのデ
ータの1部に電磁ノイズが乗り、そのためにCRCチェ
ックでエラーとなった場合でも、再送要求は出来ないと
言うことである。
【0004】しかしながら、元々上記USBでは、物理
的なデータ転送エラーは1/10000000000以下に押さえる
ように定義されている為、音声データや動画像データを
ディジタル化して転送する際に転送エラーが発生し、こ
のエラーを残したまま転送フレームを受け取り処理した
としても、一瞬のノイズ程度なのでほとんど問題は無
い。よって、リアルタイム性を重視する為、データのエ
ラー補償は行わない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たUSBにより転送するディジタルデータが、例えば、
MPEG規格に準拠して画像を圧縮したデータである場
合、以下のような問題が生じる可能性が有る。
【0006】すなわち、MPEG規格に準拠して圧縮さ
れた画像データ(以下、ビットストリーム)は、例え
ば、アスキー出版局の最新MPEG教科書にも記載され
ているように、1枚の画像フレームの圧縮データをピク
チャという単位でまとめ、各ピクチャはその性質によ
り、I、P、Bの3種類に別けられる。さらに、動画像
の独立性を保つ為、必ずIピクチャを1枚は含む複数枚
のピクチャからなるGOPという単位でまとめられる。
そして、各ピクチャ及びGOPの圧縮データの先頭に
は、それらの情報を含むヘッダコードが付加されてい
る。
【0007】ここで、転送エラーによりヘッダコードを
破壊された場合、その位置にもよるが、1枚のピクチ
ャ、または、その重要な部分でエラーが起きると、圧縮
規格に準拠したデータとならず、GOP全体の再生が出
来ない場合も生じてしまう。最悪の場合には、例えばハ
ードウェアによる再生の場合には、再生ハードウェアの
ハングアップが、あるいは、PCによる再生の場合に
は、再生ソフトウェアのハングアップが生じてしまい、
これがPCのハングアップ等の原因にもなる。
【0008】本発明では、その目的として、USBを代
表として上記に説明したように、データの再送要求を行
わないでデータ転送を行うデータ転送システムにおい
て、特に、上記MPEG等の規格によって圧縮処理した
ディジタル画像データを転送する際、そのデータ転送中
にエラーが発生した場合でも、受信側の画像圧縮データ
は圧縮規格に準拠したデータとなり、転送エラーにより
ヘッダコードを破壊された場合にも、確実に、圧縮処理
したディジタル画像データの転送を可能にするデータ転
送システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、上
記目的を達成する為、エラーが存在するピクチャを発見
し、そのピクチャの圧縮データを破棄し、代わりに、そ
のピクチャをスキップするコードを付加すれば、圧縮規
格を準拠したビットストリームは保たれる。そこで、転
送されたデータ中にエラーを発見した際、発見したエラ
ーが存在する転送フレームに存在する画像圧縮データ中
の画像フレームの区切りを示すコードを検出する手段
と、画像フレーム単位で画像圧縮データを破棄する手段
と、破棄した圧縮データと置き換わるコードを付加する
手段を設ける。
【0010】具体的には、本発明によれば、まず、ディ
ジタル信号を所定の区切りで圧縮処理して得られる圧縮
データを信号内の一定長フレームに挿入し、送信側から
の再送を行うことなく、リアルタイムで受信側へ転送す
るデータ転送システムにおいて、少なくとも、前記受信
側には:受信した信号における圧縮データ中のエラーを
検出する手段と;前記受信した信号における圧縮データ
の前記所定の区切りを検出する手段と;そして、前記エ
ラー検出手段により検出したエラーと、前記圧縮データ
単位検出手段により検出した圧縮データの区切りとに基
づいて、受信した前記所定の単位圧縮データを削除する
ために必要なフレームを削除する手段とを備えたことを
特徴とするデータ転送システムが提供される。
【0011】また、本発明によれば、上記に記載したデ
ータ転送システムにおいて、さらに、前記送信側又は前
記受信側において、前記削除手段により削除される圧縮
データに代えて、一定のデータを挿入する手段を備えた
データ転送システムが提供される。
【0012】さらに、本発明によれば、上記に記載した
データ転送システムにおいて、前記データ挿入手段は、
当該削除される圧縮データをスキップするためのデータ
を挿入するデータ転送システムが提供される。
【0013】また、本発明によれば、上記に記載したデ
ータ転送システムをその一部に備え、前記受信した圧縮
データを基にして所定の演算処理を実行するデータ転送
システムを利用した装置が提供される。
【0014】加えて、やはり、上記の目的を達成するた
め、本発明によれば、ディジタル信号を所定の区切りで
圧縮処理して得られる圧縮データを一定長のフレーム内
に挿入し、送信側から再送を行うことなく、リアルタイ
ムで受信側へ転送するデータ転送方法において、少なく
とも、前記受信側では:受信した圧縮データのエラーを
検出すると共に、前記受信した信号における圧縮データ
の前記所定の区切りを検出するステップと;前記エラー
検出によりエラー検出した場合、前記で検出したエラー
が検出された圧縮データの区切りに基づいて、受信した
前記所定の単位圧縮データを削除するために必要なフレ
ームを検出するステップと;そして、前記で決定された
フレーム数に従って、受信した前記信号の圧縮データを
削除するステップとを備えたデータ転送方法が提供され
る。
【0015】なお、本発明によれば、さらに、上記に記
載したデータ転送方法において、さらに、前記により削
除される圧縮データに代えて、一定のデータを挿入する
ステップを備えたデータ転送方法が提供される。
【0016】また、本発明によれば、上記に記載したデ
ータ転送方法において、前記データ挿入ステップは、当
該削除される圧縮データをスキップするためのデータを
挿入するデータ転送方法が提供される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を用いて詳細に説明する。まず、図1は
本発明の第1の実施の形態に係わるデータ転送システム
のブロック構成を示す。なお、この実施の形態になるデ
ータ転送システムは、上記USBに準拠しており、例え
ばビデオカメラ等、撮影した動画像を圧縮処理(ここで
は、MPEGフォーマット)して出力するペリフェラル
とPCとの間を結ぶ外部バスとして構成された例を示し
ている。
【0018】図1において、符号1〜5は、撮影した動
画像をMPEGフォーマットに準拠した方式で圧縮して
出力するカメラのような、いわゆる、USBファンクシ
ョン20側(ペリフェラル)に含まれる構成要素であ
り、具体的には、符号1は既知の方法によりディジタル
信号に変換された画像信号を上記MPEGフォーマット
に準拠して圧縮する画像圧縮処理部であり、2は上記画
像圧縮処理部1で生成された圧縮データを送信する為に
一旦蓄えておく送信バッファであり、3は既述のUSB
プロトコルに則したデータストリームへの変換或いはそ
の逆変換を行い、及び、プロトコル情報の解釈等を行う
ファンクション側USBコントロール部である。また、
符号4は上記画像圧縮処理部1や送信バッファ2の動作
の制御を行う制御部であり、そして、5はデータの送受
信を行うファンクション側のUSBインターフェイスで
ある。
【0019】一方、符号6〜9は、上記PCのようなホ
スト30側(例えば、ホストハブ)に含まれる構成要素
であり、具体的には、符号6はデータの送受信を行うホ
スト側USBインターフェイス、7はUSBプロトコル
に則したデータストリームへの変換或いはその逆変換、
及び、プロトコル情報の解釈等を行うホスト側USBコ
ントロール部である。さらに、符号8は、1転送フレー
ム中に含まれる画像圧縮データ中における画像フレーム
の区切りを示すコード(以下、フレーム同期コード)を検
出するフレーム同期コード検出手段であり、9は上記フ
レーム同期コード検出手段8が検出したフレーム同期コ
ードに基づき、エラーが存在する転送フレーム中にその
全部あるいはその1部が存在する画像フレームに対応す
る画像圧縮データを廃棄するデータ削除手段である。さ
らに、図中の符号10は、上記ファンクション20とホ
スト30との間を接続するUSBケーブルを示してい
る。
【0020】次に、上記にその構成を説明した本発明の
第1の実施の形態になるデータ転送システムの動作を、
やはり、上記図1を用いて説明する。まず、ファンクシ
ョン20側では、ディジタル信号に変換された画像デー
タは、上記画像圧縮処理部1において、上記MPEG規
格に準拠したフォーマットに圧縮される。この圧縮され
た画像データは、圧縮画像データとして送信バッファ2
に転送される。なお、この時、圧縮画像データの転送
は、制御部4が定める単位で行われる。
【0021】さらに、この圧縮画像データは、上記送信
バッファ2から、やはり、上記制御部4の制御により、
ファンクション側のUSBコントロール部3に転送され
る。このUSBコントロール部3では、圧縮画像データ
を、USBの転送タイプである、いわゆる、アイソクロ
ナス転送を用いてホスト側に送るべく、そのプロトコル
情報の付加、転送フレーム生成等を含むストリーム変換
が施される。その後、このストリーム変換が施されたデ
ータは、USBデータとして、ファンクション側のUS
Bインターフェイス5を介して、上記USBケーブル1
0上に送出される。
【0022】他方、ホスト30側では、上記USBケー
ブル10を通して送られて来た上記USBデータを、ま
ず、ホスト側のUSBインターフェイス6で受信する。
インターフェイス6で受信したUSBデータは、このホ
スト側のUSBコントロール部7に転送され、ここで、
プロトコル情報の除去、解釈等が行なわれ、その後、デ
ータ削除手段9にこの圧縮画像データが転送される。ま
た、フレーム同期コード検出手段8は、上記のホスト側
USBコントロール部7から圧縮画像データを受け取
り、該画像圧縮データ中のフレーム同期コードを検出
し、その情報をホスト側のUSBコントロール部7に返
すと同時に、その情報(フレーム同期コード)をデータ
削除手段9にも送る。
【0023】ここで、例えば電磁ノイズ等の原因によ
り、そのデータ転送中にエラーが発生し、上記USBデ
ータ中にエラーが存在している場合について、添付の図
2を利用して説明する。かかる場合、まず、ホスト側の
USBコントロール部7により上記のエラーを検出す
る。そして、エラーを検出したUSBコントロール部7
は、該エラー情報を、まず、データ削除手段9に送る。
【0024】次に、データ削除手段9は、上記USBコ
ントロール部7からの該エラー情報と、上記フレーム同
期コード検出手段8からの該フレーム同期コードの情報
とに基づき、エラーが存在する転送フレーム中にその全
部が、あるいは、一部が存在する画像フレームを検出
し、そして、それらに対応する画像圧縮データを削除す
る。
【0025】すなわち、上記図2(A)の例では、ノイ
ズによりエラーが発生した画像圧縮データ(画像フレー
ムA)は転送フレーム(1msec)内にその全部が存在す
ることとなることから(図の上側の信号パターン図を参
照)、これを削除することとなる。一方、上記図2
(B)の例では、ノイズによりエラーが発生した画像圧
縮データ(画像フレームAと画像フレームA’)は、そ
の一部(画像フレームA)は当該転送フレーム内に存在
するが、さらに、残りの一部(画像フレームA’)は続
く転送フレーム内に存在することから、この場合には、
2つの転送フレームを削除することとなる。なお、ここ
で、図中の符号SOFは、上記USBでのデータ転送フ
レームにおけるヘッダー部であるスタート・オブ・フレ
ームを示しており、また、上記USBでのデータ転送フ
レームは、記述のように一定の時間(1msec)で分割さ
れており、上記画像圧縮データ(画像フレーム)は、こ
の転送フレーム内でアイソクロナス転送データとして挿
入され、転送される。
【0026】さらに、ホスト側のUSBコントロール部
7は、該エラー情報と該フレーム同期コードの情報に、
やはり、上記USB転送タイプのコントロール転送を用
いて上記ファンクション20側に送るべく、上記ストリ
ーム変換を施す。そして、これにより得られる情報、す
なわち、該エラー情報と該フレーム同期コードの情報を
含むデータは、USBデータとして、ホスト20側のU
SBインターフェイス6を介して、上記USBケーブル
10に送出される。
【0027】このUSBケーブル10に送出された情
報、すなわち、該エラー情報と該フレーム同期コードの
情報を含むUSBデータは、上記USBケーブル10を
介して、上記ファンクション20側のUSBインターフ
ェイス5で受信され、さらに、ファンクション側20の
コントロール部3に送られる。
【0028】その結果、ファンクション20側のUSB
コントロール部3は、該エラー情報と該フレーム同期コ
ードの情報を含むUSBデータを解釈し、該エラー情報
と該フレーム同期コードの情報を制御部4に送る。そし
て、この制御部4では、該エラー情報と該フレーム同期
コードの情報を受け取ると、前記送信バッファ2内に蓄
えられている次に送信されるべき画像圧縮データを、フ
ァンクション20側のUSBコントロール部3に転送し
ないように制御する。それと共に、この制御部4では、
該エラー情報と該フレーム同期コードの情報により、上
記ホスト30側のデータ削除手段9で削除したフレーム
を知り、上記画像圧縮処理部1に対して、当該削除した
フレーム分をスキップさせるコード(削除フレームスキ
ップコード)を生成するように制御する。さらに、この
制御部4は、上記画像圧縮処理部1に対して、生成した
上記削除フレームスキップコードを送信バッファ2に転
送するように制御する。
【0029】すなわち、これにより、上記図2(A)の
下側の信号パターン図に示すように、上記削除した画像
圧縮フレーム(すなわち、図の画像フレームA)に代え
て、削除フレームスキップコード(図では、単にキップ
コードと示す)を挿入する。また、上述のように、画像
圧縮フレームが複数(本例では2つ)の転送フレームに
わたる場合には、これら複数の転送フレームの画像圧縮
フレーム(すなわち、図の画像フレームA及び画像フレ
ームA’)に代えて、削除フレームスキップコード(図
では、単にキップコードと示す)を挿入することとな
る。
【0030】なお、この時、上記削除フレームスキップ
コードを転送する送信バッファ2におけるエリアは、既
に蓄えられている該画像圧縮データ(すなわち、削除さ
れた画像フレームを含む1フレーム(1msec)分のデー
タ)を上書しないようなエリアとし、そして、上記制御
部4は、上記送信バッファ2内に既に蓄えられている該
画像圧縮データより先に、上記の削除フレームスキップ
コードを、上記ファンクション20側のUSBコントロ
ール部3に転送するように制御する。この後、該削除フ
レームスキップコードは、先の説明と同様にして、転送
データとしてUSBケーブル10を介して上記ホスト3
0側に転送される。
【0032】すなわち、上記生成された削除フレームス
キップコードが、エラーが含まれる画像フレームに対応
する画像圧縮データと置き換わるように挿入されること
となる。これによれば、上記ホスト30側において、上
記データ削除手段9の以後(下流側)で得られる画像圧
縮データは、エラーが含まれる一部の画像データが失わ
れることから、その後の復号処理によって復号される画
画に多少の不自然さが生じる場合は有るが、しかしなが
ら、送信中のエラーによって再生ハードウェアのハング
アップやPC側でのハングアップ等の原因にならず、正
常に復号できるものとなる。
【0033】以上に述べた本発明のデータ転送システム
の構成及びその動作によれば、例えば上記USBのよう
に、データの再送要求が出来ないデータ転送システムに
おいて、画像データのような圧縮データを転送してエラ
ーが発生した場合でも、その受信側では、このエラーの
発生にもかかわらず、確実に、転送する圧縮データの圧
縮規格に準拠した方式で転送データを処理する事が出来
ることとなる。
【0034】なお、上記の実施の形態においては、本発
明のデータ転送システムとしてUSBに適用し、その転
送プロトコルとしてUSBプロトコルを採用したものに
ついて述べたが、しかしながら、本発明は、上記USB
方式にのみ限られるものではなく、その他、例えばIEEE
1394によるデータ転送システムに適用することも出来
る。
【0035】続いて、添付の図3は、本発明の第2の実
施の形態になるデータ転送システムを示す図である。な
お、図3において、上記図1と同じ機能を有する構成要
件には、同じ番号が付されている。図からも明らかなよ
うに、この第2の実施の形態になるデータ転送システム
では、上記図1のデータ転送システムに対し、更に、上
記ファンクション20側には、符号11により示された
切り替え部が設けられている。なお、この切り替え部1
1は、制御部4により、画像圧縮処理部1で生成された
圧縮データを送信バッファ2に転送するか、あるいは、
直接、ファンクション側のUSBコントロール部3に転
送するか切り替えるための切り替え部である。
【0036】この第2の実施の形態になるデータ転送シ
ステムについて、特に、上記第1の実施形態と異なる点
を中心として、上記図3を用いて説明する。
【0037】まず、この第2の実施の形態になるデータ
転送システムでは、上記USBコントロール部7により
検出された該エラー情報と上記フレーム同期コード検出
手段8からの該フレーム同期コードの情報とが、上記ホ
スト30側から送られて来ない限り、上記ファンクショ
ン20側では、その画像圧縮処理部1で生成された画像
圧縮データが、上記切り替え部11を介して送信バッフ
ァ3に転送される。なお、この点を除いて、この第2の
実施の形態になるデータ転送システムは、上記第1の実
施の形態と同様である。
【0038】すなわち、転送された該USBデータ中に
エラーが存在すると、上記第1の実施の形態と同様に、
該エラー情報と該フレーム同期コードの情報がホスト3
0側から送出され、上記ファンクション20側の制御部
4は、送信バッファ2に蓄えられている次の画像圧縮デ
ータをファンクション側のUSBコントロール部3に転
送しないように制御すると共に、画像圧縮処理部1が、
該削除したフレームをスキップするための上記削除フレ
ームスキップコードを生成するように制御する。
【0039】ここで、上記第1の実施の形態と異なる動
作は、この第2の実施の形態になるデータ転送システム
では、上記切り替え部11が、上記制御部4により、上
記削除フレームスキップコードを、直接、ファンクショ
ン側のUSBコントロール部3に転送するよう切り替わ
ることにより、上記送信バッファ2に既に蓄えられてい
る該画像圧縮データ(ホスト30側で削除された1フレ
ーム分のデータ)より先に、上記削除フレームスキップ
コードをファンクション側のUSBコントロール部3に
転送する点である。
【0040】なお、この第2の実施の形態転において
も、その送信プロトコルは上記USBに限るものでな
く、他の同様の送信プロトコルである、例えば上記のIE
EE1394でも良いことは、上記第1の実施の形態と同様で
ある。
【0041】最後に、添付の図4は、本発明の第3の実
施の形態になるデータ転送システムの構成を示す図であ
る。なお、図4においても、上記図1と同じ機能を有す
る構成要件は同じ番号が付されて示されている。なお、
この図において、符号12はコード生成部、そして、符
号13はコード付加部を示している。
【0042】この第3の実施の形態になるデータ転送シ
ステムについて、上記第1及び第2の実施の形態と異な
る点を中心に、図4を用いて説明する。すなわち、第3
の実施形態では、上記第2の実施の形態とは異なり、む
しろ、ホスト30側におりて上記削除フレームスキップ
コードが生成される。すなわち、上記USBコントロー
ル部7により検出された該エラー情報と上記フレーム同
期コード検出手段8からの該フレーム同期コード情報と
が、上記コード生成部12に送出され、このコード生成
部12において、該エラー情報と該フレーム同期コード
の情報を基に、該削除したフレーム分スキップするコー
ド、すなわち、上記削除フレームスキップコードが生成
される。
【0043】そして、この削除フレームスキップコード
は、上記コード付加部13に送出される。このコード付
加部13は、上記コード生成部12が生成した上記削除
フレームスキップコードを、該画像圧縮データ中のエラ
ーが含まれる画像フレームに対応する画像圧縮データと
置き換えるように付加する。これによれば、上記ホスト
30側において、上記データ削除手段9の以後(下流
側)で得られる画像圧縮データは、エラーが含まれる一
部の画像データが失われることから、その後の復号処理
によって復号される画画に多少の不自然さが生じる場合
は有るものの、しかしながら、送信中のエラーによって
再生ハードウェアのハングアップやPC側でのハングア
ップ等の原因にならず、正常に復号できるものとなる。
【0044】また、その転送プロトコルについても、必
ずしも上記USB限られるものでなく、同様のプロトコ
ルである、例えば上記IEEE1394を採用することが出来る
ことも、やはり、上記した第1及び第2の実施の形態と
同様である。
【0045】
【発明の効果】以上の詳細な説明からも明らかなよう
に、本発明によれば、データの再送要求を行わないでデ
ータ転送を行うデータ転送システムにおいて、所定の規
格によって圧縮処理したディジタル画像データを転送す
る際、そのデータ転送中にエラーが発生した場合でも、
受信側の画像圧縮データは圧縮規格に準拠したデータと
なり、転送エラーによりヘッダコードを破壊された場合
にも、確実に、圧縮処理したディジタル画像データの転
送を可能にする事が出来るという優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わるデータ転送シ
ステムの構成図である。
【図2】上記データ転送システムにおけるデータ転送の
動作を説明するための信号パターン図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係わるデータ転送シ
ステムの構成図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係わるデータ転送シ
ステムの構成図である。
【符号の説明】
1…画像圧縮処理部 2…送信バッファ 3…ファンクション側のUSBコントロール部 4…制御部 5…ファンクション側のUSBインターフェイス 6…ホスト側のUSBコントロール部 7…ホスト側のUSBインターフェイス 8…フレーム同期コード生成手段 9…データ削除手段 10…USBケーブル 11…切り替え部 12…コード生成部 13…コード付加部 20…ファンクション(送信側) 30…ホスト(受信側)
フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK01 LB11 MA00 PP05 PP06 PP07 RB02 RC12 RC24 RF01 RF09 SS26 TA08 TA76 TB03 TC22 5K014 AA01 BA06 EA07 FA00 FA08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル信号を所定の区切りで圧縮処
    理して得られる圧縮データを信号内の一定長フレームに
    挿入し、送信側からの再送を行うことなく、リアルタイ
    ムで受信側へ転送するデータ転送システムにおいて、少
    なくとも、前記受信側には:受信した信号における圧縮
    データ中のエラーを検出する手段と;前記受信した信号
    における圧縮データの前記所定の区切りを検出する手段
    と;そして、 前記エラー検出手段により検出したエラーと、前記圧縮
    データ単位検出手段により検出した圧縮データの区切り
    とに基づいて、受信した前記所定の単位圧縮データを削
    除するために必要なフレームを削除する手段とを備えた
    ことを特徴とするデータ転送システム。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載したデータ転送シス
    テムにおいて、さらに、前記送信側又は前記受信側にお
    いて、前記削除手段により削除される圧縮データに代え
    て、一定のデータを挿入する手段を備えたことを特徴と
    するデータ転送システム。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載したデータ転送シス
    テムにおいて、前記データ挿入手段は、当該削除される
    圧縮データをスキップするためのデータを挿入すること
    を特徴とするデータ転送システム。
  4. 【請求項4】 上記請求項1に記載したデータ転送シス
    テムをその一部に備え、前記受信した圧縮データを基に
    して所定の演算処理を実行することを特徴とするデータ
    転送システムを利用した装置。
  5. 【請求項5】 ディジタル信号を所定の区切りで圧縮処
    理して得られる圧縮データを一定長のフレーム内に挿入
    し、送信側から再送を行うことなく、リアルタイムで受
    信側へ転送するデータ転送方法において、少なくとも、
    前記受信側では:受信した圧縮データのエラーを検出す
    ると共に、前記受信した信号における圧縮データの前記
    所定の区切りを検出するステップと;前記エラー検出に
    よりエラー検出した場合、前記で検出したエラーが検出
    された圧縮データの区切りに基づいて、受信した前記所
    定の単位圧縮データを削除するために必要なフレームを
    検出するステップと;そして、 前記で決定されたフレーム数に従って、受信した前記信
    号の圧縮データを削除するステップとを備えたことを特
    徴とするデータ転送方法。
  6. 【請求項6】 上記請求項4に記載したデータ転送方法
    において、さらに、前記により削除される圧縮データに
    代えて、一定のデータを挿入するステップを備えたこと
    を特徴とするデータ転送方法。
  7. 【請求項7】 上記請求項6に記載したデータ転送方法
    において、前記データ挿入ステップは、当該削除される
    圧縮データをスキップするためのデータを挿入すること
    を特徴とするデータ転送方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007040291A1 (en) * 2005-10-06 2007-04-12 Egc & C Co., Ltd. System and method for controlling transmission of moving image data over network
US9670648B2 (en) 2015-08-10 2017-06-06 Caterpillar Inc. Replaceable tip systems for a tine

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