JP2000031677A - 冷却ファンの取付装置及び取付方法ならびにそれに用いるコイルばね押圧拡径取付治具 - Google Patents

冷却ファンの取付装置及び取付方法ならびにそれに用いるコイルばね押圧拡径取付治具

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JP2000031677A
JP2000031677A JP19401598A JP19401598A JP2000031677A JP 2000031677 A JP2000031677 A JP 2000031677A JP 19401598 A JP19401598 A JP 19401598A JP 19401598 A JP19401598 A JP 19401598A JP 2000031677 A JP2000031677 A JP 2000031677A
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coil spring
cooling fan
conical coil
mounting
mounting pin
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English (en)
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Taro Takahashi
太郎 高橋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付ピンに設ける付勢用のコイルばねの装着
が容易で、発熱部品と冷却ファンの接触がよくて良好な
放熱ができる冷却ファンの取付装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 プリント基板14上のMPU15に冷却
ファン16を重ねて導熱的関係をもたせ、プリント基板
14に冷却ファン16の金属フレーム17を取付ピン1
8で取付ける構成で、取付ピン18は、プリント基板1
4に係止する係止座18aを有するとともに、先端に金
属フレーム17上面に対し間隔をもつように位置する挿
入頭部18bを有した構成とし、取付ピン18における
金属フレーム17上に突出した部分に上部が小径な円錐
状コイルばね19を嵌め合わせ、円錐状コイルばね19
の小径部側を取付ピン18の挿入頭部18bに係止させ
た構成の冷却ファンの取付装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータその他電子機器における発熱部品、たとえばI
C、LSI、MPU等(以下MPUと略す)の冷却に用
いる冷却ファンの取付装置および取付方法ならびにコイ
ルばね押圧拡径取付治具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にパーソナルコンピュータ等におい
ては、機能部品としてMPUを使用するが、このMPU
は発熱することから冷却ファンを付設し、その熱を放熱
するようにしている。
【0003】たとえば図7に示すように、プリント基板
1の上にMPU2を配置し、MPU2の上に冷却ファン
3を重ねるとともに、冷却ファン3におけるヒートシン
クをもつ金属フレーム4をMPU2に対し導熱的に接触
させ、プリント基板1に金属フレーム4をねじ棒5とナ
ット6を用いて取付けていた。
【0004】また、図8に示すように、冷却ファン3に
おける金属フレーム4に爪7を設け、この爪7をプリン
ト基板1の孔に挿入した後、折りまげて取付けるように
したものもある。
【0005】また、図9に示すように、金属フレーム4
にスリット8をもつ取付ピン9を突設し、この取付ピン
9をプリント基板1の取付孔に圧入して取付けたものも
ある。
【0006】また、図10に示すように、先端に挿入頭
部10とスリット11を有する取付ピン12を、金属フ
レーム4側よりプリント基板1に挿通するとともに、そ
の挿入頭部10をプリント基板1に掛け止め、取付ピン
12の金属フレーム4の上側に突出する部分に、金属フ
レーム4をMPU2側に押しつけるコイルばね13を介
在させたものもある。
【0007】また、図示しないが、冷却ファンの金属フ
レームを、熱伝導性接着剤によってMPUに接着してと
りつけるものもある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記図7に
示すプリント基板1に冷却ファン3の金属フレーム4を
ねじ棒5とナット6を用いて取付ける構成では、ナット
6を締めつける作業を要し、作業性が悪く、また、ナッ
ト6が緩んだときにはMPU2と金属フレーム4の接触
が悪くなり、ヒートシンクを構成する金属フレーム4に
よる放熱が妨げられるという問題がある。
【0009】また、図8に示す金属フレーム4の爪7を
プリント基板1の孔に挿入して折りまげて取付ける構成
では、爪7の形成が容易でなく、爪7の掛りが緩んだと
きにはMPU2と金属フレーム4の接触が悪くなり、ヒ
ートシンクを構成する金属フレーム4による放熱が妨げ
られるという問題がある。
【0010】また、図9に示す金属フレーム4に突設し
たスリット8をもつ取付ピン9をプリント基板1の取付
孔に圧入して取付ける構成では、ワンタッチで取付けが
できる利点があるが、取付ピン9の形成が容易でなく、
前記と同様に取付ピン9の掛りが緩んだときにはMPU
2と金属フレーム4の接触が悪くなり、ヒートシンクを
構成する金属フレーム4による放熱が妨げられるという
問題がある。
【0011】また、図10に示す先端に挿入頭部10と
スリット11を有する取付ピン12を用い、かつ、取付
ピン12の金属フレーム4の上側に突出する部分にコイ
ルばね13を介在させた構成では、ワンタッチ取付けが
できることと、MPU2と金属フレーム4の接触を良好
にする利点があるが、取付ピン12にスリット11を形
成する作業を必要とし、コイルばね13の取付けが面倒
であるという問題がある。
【0012】さらに、金属フレームを熱伝導性接着剤に
よってMPUに接着する構成では、その接着作業が容易
でなく、さらに、MPUを交換する場合には不都合であ
るという問題がある。
【0013】本発明は前記従来の問題に留意し、冷却フ
ァンの取付けが容易て、かつ、確実にでき、コイルばね
の装着も容易で、また、発熱部品と冷却ファンの金属フ
レームの接触がよくて良好な放熱がができる冷却ファン
の取付装置および取付方法ならびに治具を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、基板の上にMPUなどの発熱部品と、前記
発熱部品と導熱材で接続または重ねて導熱的に関係をも
たせた冷却ファンを配置し、前記基板側より前記冷却フ
ァンのフレームに取付ピンを挿通させて前記基板に前記
冷却ファンを取付ける構成で、前記取付ピンは、下端に
基板に係止する係止座を有するとともに、先端に前記フ
レーム上面に対し間隔をもつように位置する挿入頭部を
有した構成とし、さらに、前記取付ピンにおけるフレー
ム上に突出した部分に上部が小径で下部が径大な円錐状
コイルばねを嵌め合わせ、前記の円錐状コイルばねの小
径部を取付ピンの挿入頭部に係止させた構成の冷却ファ
ンの取付装置とする。
【0015】本発明によれば、基板に対する冷却ファン
の取付けが容易て、しかも確実にでき、円錐状コイルば
ねであることからその装着を容易にする。また、発熱部
品と冷却ファンのフレームを重ねた構成では、両者の接
触をよくして良好な放熱をさせることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、基板上に発熱部品および前記発熱部品と導熱的に関
係をもたせた冷却ファンを配置し、前記基板側より前記
冷却ファンのフレームに取付ピンを挿通させて前記基板
に前記冷却ファンを取付ける構成であって、前記取付ピ
ンは、下端に基板に係止する係止座を有するとともに、
先端に前記フレーム上面に対し間隔をもつように位置す
る挿入頭部を有し、前記取付ピンにおけるフレーム上に
突出した部分に円錐状コイルばねを嵌め合わせ、前記円
錐状コイルばねの上部の小径部を取付ピンの挿入頭部に
係止させた冷却ファンの取付装置であり、基板に対する
冷却ファンの取付けが容易て、しかも確実にでき、円錐
状コイルばねの装着も容易にできるという作用を有す
る。
【0017】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の冷却ファンの取付装置において、発熱部品が
基板と冷却ファンのフレーム間に配置された構成とした
ものであり、常に発熱部品と冷却ファンのフレームの接
触がよく、良好な放熱をさせるという作用を有する。
【0018】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または2に記載の冷却ファンの取付装置において、取
付ピンは、挿入頭部の下側に円錐状コイルばねの小径部
が嵌まり合う頚溝を有する形状であり、取付ピンに対す
る円錐状コイルばねの装着状態が安定するという作用を
有する。
【0019】本発明の請求項4に記載の発明は、基板上
に発熱部品および前記発熱部品と導熱的に関係をもたせ
た冷却ファンを配置し、前記基板側より前記冷却ファン
のフレームに取付ピンを挿通させ、前記取付ピンにおけ
るフレーム上に突出した部分に円錐状コイルばねを嵌め
合わせ、前記円錐状コイルばねの上部の小径部を取付ピ
ンの挿入頭部に係止させて前記基板に前記冷却ファンを
取付ける方法であって、円錐状コイルばねをその大径側
より前記取付ピンにおけるフレーム上に突出した部分に
嵌め込み、円錐状コイルばねの小径部を円錐状コイルば
ねの径方向の弾性に抗して押し広げて取付ピンの挿入頭
部を通過させ、その後に円錐状コイルばねの小径部を弾
性復帰させて取付ピンの挿入頭部に係止させる冷却ファ
ンの取付方法であり、基板に対する冷却ファンの取付け
が容易て、しかも確実にでき、円錐状コイルばねの装着
も容易にできるという作用を有する。
【0020】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
4に記載の冷却ファンの取付方法において、円錐状コイ
ルばねの上部の小径部を押し広げて取付ピンの挿入頭部
に係止させるとき、円錐状コイルばねの小径部を押し広
げるコイルばね押圧拡径取付治具を用いるものであり、
取付ピンへの円錐状コイルばねの装着が極めて容易にで
きるという作用を有する。
【0021】本発明の請求項6に記載の発明は、円錐状
コイルばねをその大径側より取付ピンに嵌め込み、円錐
状コイルばねの上部の小径部を円錐状コイルばねの径方
向の弾性に抗して押し広げて取付ピンの挿入頭部を通過
させ、その後に円錐状コイルばねの小径部を弾性復帰さ
せて取付ピンの挿入頭部に係止させる治具であって、内
底部に逃げ穴部をもつコイル嵌め込み凹部を有し、この
コイル嵌め込み凹部の周筒にスリットを形成し、径方向
に弾性を有し、かつ、内周壁に円錐状コイルばねの小径
部に当たり合う径の押圧部を有するコイルばね押圧拡径
取付治具であり、コイルばね押圧拡径取付治具の押圧で
円錐状コイルばねの小径部を確実に拡径し、簡単に取付
ピンへの円錐状コイルばねの装着ができるという作用を
有する。
【0022】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
6に記載のコイルばね押圧拡径取付治具において、円錐
状コイルばねの小径部に当たり合う押圧部が着磁された
ものであり、磁性材よりなる円錐状コイルばねがコイル
ばね押圧拡径取付治具に磁気吸着されて保持されるの
で、その装着作業が行いやすくなるという作用を有す
る。
【0023】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
6に記載のコイルばね押圧拡径取付治具において、保持
板をコイル嵌め込み凹部の周筒の外側に取付けたもので
あり、円錐状コイルばねの安定した装着作業ができると
いう作用を有する。
【0024】以下、本発明の実施の形態を、図面を参照
して説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1の冷却
ファンの取付装置の上面図、図2は、同冷却ファンの取
付装置の断面図、図3は、同冷却ファンの取付装置にお
ける取付ピンと円錐状コイルばねの断面図、図4は、同
冷却ファンの取付装置における取付ピンと円錐状コイル
ばねの斜視図である。
【0025】図1〜図4に示すように、プリント基板1
4の上面にはファンモータを駆動させるための回路素子
および発熱部品であるMPU15を装着してあり、MP
U15の上面には冷却ファン16を重ねている。冷却フ
ァン16は、ヒートシンクとなる金属フレーム17を有
し(図示のように複数のフィンを形成してもよい)、こ
の金属フレーム17が冷却ファン16に密着して導熱的
関係をもっている。
【0026】プリント基板14には冷却ファン16の金
属フレーム17が取付ピン18によって取付けられてい
る。具体的には、取付ピン18は下端にプリント基板1
4に係止する係止座18aを有するとともに、先端が丸
い挿入頭部18bを有し、プリント基板14側から金属
フレーム17に通し、挿入頭部18bが金属フレーム1
7の上面に対し間隔をもつように位置させている。そし
て、取付ピン18における金属フレーム17上に突出し
た部分に円錐状コイルばね19を、その小径部19aが
上方となるように嵌め合わせ、円錐状コイルばね19の
小径部19aを取付ピン18の挿入頭部18bの下側の
頚溝18cに位置させるとともに挿入頭部18bに係止
させている。
【0027】さらに詳しくは、円錐状コイルばね19を
その大径側より取付ピン18における金属フレーム17
上に突出した部分に嵌め込み、円錐状コイルばね19の
小径部19aを円錐状コイルばねの径方向の弾性に抗し
て押し広げて取付ピン18の挿入頭部18bを通過さ
せ、その後に円錐状コイルばね19の小径部19aを弾
性復帰させて取付ピン18の頚溝18cに位置させると
ともに、挿入頭部18bに係止させることで冷却ファン
16がプリント基板14に取付けられる。
【0028】この構成によれば、冷却ファン16の取付
けが取付ビン18と円錐状コイルばね19によってでき
るので、部品点数が少なく、また、取付ピン18の係止
座18aおよび挿入頭部18bをヘッダ打ちにより簡単
に加工でき(なお、頚溝18c、18bの構成部を小径
としておけばよい)、その製品コストを低廉なものにす
ることができる。さらに、円錐状コイルばね19の装着
状態は安定しており、この円錐状コイルばね19の付勢
力による冷却ファン16の金属フレーム17と発熱部品
であるMPU15の接触は緩むことがなく、MPU15
で発生した熱は確実にヒートシンクを兼ねた金属フレー
ム17に導熱され、かつ、放熱させることができる。
【0029】(実施の形態2)図5は、本発明の実施の
形態2の冷却ファンの取付方法の説明図である。
【0030】プリント基板14への冷却ファン16の取
付けは、図5に示すようにして行われる。すなわち、図
5(a)のようにプリント基板14側より冷却ファン1
6の金属フレーム17に取付ピン18を挿通させてお
き、取付ピン18における金属フレーム17上に突出し
た部分に円錐状コイルばね19を、その大径側より嵌め
合わせる。そして、図5(b)のように、円錐状コイル
ばね19の上部の小径部19aをコイルばね押圧拡径取
付治具20に嵌め合わせ、コイルばね押圧拡径取付治具
20により押し下げる。この作業によって、円錐状コイ
ルばね19の小径部19aは、取付ピン18の挿入頭部
18bの丸い外面に案内され、円錐状コイルばね19の
径方向の弾性に抗して押し広げられ、この状態で取付ピ
ン18の挿入頭部18bを通過させ、その後に円錐状コ
イルばね19の小径部19aを弾性復帰させて取付ピン
18の頚溝18cに嵌め合わせ、かつ、挿入頭部18b
に係止させる。
【0031】このように、取付ピン18への円錐状コイ
ルばね19の装着は極めて簡単にできるものであり、し
たがつて、冷却ファン16のプリント基板への取付けが
容易にできる。
【0032】(実施の形態3)図6は、コイルばね押圧
拡径取付治具の要部の構成を示す図である。
【0033】コイルばね押圧拡径取付治具20は、図6
に示すように内底部に逃げ穴部20aをもつコイル嵌め
込み凹部20bを有し、このコイル嵌め込み凹部20b
の周筒20cにスリット20dを形成し、径方向に弾性
を有している。さらに内周壁に円錐状コイルばね19の
小径部19aに当たり合う径の押圧部20eを有してい
る。この実施の形態では押圧部20eを着磁している。
また、円錐状コイルばね19の保持板20fを、コイル
嵌め込み凹部20bの周筒20cの外側に取付けてい
る。
【0034】この構成において、円錐状コイルばね19
を鉄などの磁性材料としておくことにより、円錐状コイ
ルばね19はコイルばね押圧拡径取付治具20における
着磁された押圧部20eに磁力で吸着保持され、次の作
業を容易にする。
【0035】つぎに、円錐状コイルばね19の小径部1
9aをコイルばね押圧拡径取付治具20により押し下げ
る作業のとき、取付ピン18の挿入頭部19bは押し拡
げられた円錐状コイルばね19の小径部19aを通り抜
け、コイル嵌め込み凹部20bの内底部の逃げ穴部20
aに逃げ込む。また、取付ピン18の挿入頭部19bの
外径は、円錐状コイルばね19の小径部19aに当たり
合う押圧部20eの内径より大きいことから、スリット
20dによりコレット形状に形成されている周筒20c
を取付ピン18の挿入頭部19bが押し拡げて、逃げ穴
部20aへの逃げ込みを助成する。
【0036】ここで、円錐状コイルばね19の小径部1
9aをコイルばね押圧拡径取付治具20が押し拡げたと
き、その押し拡げ径が過大、すなわち、コイル嵌め込み
凹部20bの径より大きくなると、円錐状コイルばね1
9の小径部19aがコイル嵌め込み凹部20bより外れ
て押圧部20eで押圧ができなくなり、また、円錐状コ
イルばね19が横たわみして押圧部20eで押圧ができ
なくなる。しかしながら、本実施の形態では複数のばね
板よりなる保持板20fを設けているので、円錐状コイ
ルばね19の外れおよび横たわみを防止することができ
る。したがって、このコイルばね押圧拡径取付治具20
の使用によって、円錐状コイルばね19を確実に、か
つ、ワンタッチで取付ピン18に装着できる。
【0037】なお、各実施の形態では、冷却ファンを発
熱部品であるMPUに重ねて導熱的関係をもたせている
が、冷却ファンと発熱部品をプリント基板上に並設し、
冷却ファンと発熱部品を導熱部材で接続して導熱的関係
をもたせる構成としてもよく、本発明の作用、効果に差
異を生じない。また、プリント基板は単なる基板として
もよく、金属フレームも合成樹脂製のフレームとしても
よい。さらに発熱部品はMPUに限られるものではな
い。
【0038】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように本発明
は、基板の上に発熱部品と、発熱部品と導熱材で接続ま
たは重ねて導熱的に関係をもたせた冷却ファンを配置
し、基板側より冷却ファンのフレームに取付ピンを挿通
させてプリント基板に冷却ファンを取付ける構成で、取
付ピンは、下端にプリント基板に係止する係止座を有す
るとともに、先端にフレーム上面に対し間隔をもつよう
に位置する挿入頭部を有した構成とし、さらに、取付ピ
ンにおけるフレーム上に突出した部分に上部が小径で下
部が径大な円錐状コイルばねを嵌め合わせ、円錐状コイ
ルばねの小径部を直接またはコイルばね押圧拡径取付治
具で押圧して取付ピンの挿入頭部に係止させた構成およ
び取付方法、ならびにコイルばね押圧拡径取付治具の構
成としたので、基板に対する冷却ファンの取付けが容易
て、しかも確実にでき、円錐状コイルばねであることか
らその装着を容易にする。また、発熱部品と冷却ファン
のフレームを重ねた構成では、常に両者の接触をよくし
て良好な放熱をさせることができるものであり、その効
果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の冷却ファンの取付装置
の上面図
【図2】同冷却ファンの取付装置の断面図
【図3】同冷却ファンの取付装置における取付ピンと円
錐状コイルばねの断面図
【図4】同冷却ファンの取付装置における取付ピンと円
錐状コイルばねの斜視図
【図5】(a)本発明の実施の形態2の冷却ファンの取
付方法を示す断面図 (b)同冷却ファンの取付方法におけるコイルばね押圧
拡径取付治具の動作説明図
【図6】(a)本発明の実施の形態3のコイルばね押圧
拡径取付治具の要部断面図 (b)同コイルばね押圧拡径取付治具の下面図
【図7】本発明の他の例のコイルばね押圧拡径取付治具
の要部断面図
【図8】従来の冷却ファンの取付装置の側面図
【図9】従来の他の冷却ファンの取付装置の側面図
【図10】従来の他の冷却ファンの取付装置の断面図
【符号の説明】
14 プリント基板 15 MPU(発熱部品) 16 冷却ファン 17 金属フレーム 18 取付ピン 18a 係止座 18b 挿入頭部 18c 頚溝 19 円錐状コイルばね 19a 小径部 20 コイルばね押圧拡径取付治具 20a 逃げ穴部 20b コイル嵌め込み凹部 20c 周筒 20d スリット 20e 押圧部 20f 保持板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に発熱部品および前記発熱部品と導
    熱的に関係をもたせた冷却ファンを配置し、前記基板側
    より前記冷却ファンのフレームに取付ピン挿通させて前
    記基板に前記冷却ファンを取付ける構成であって、前記
    取付ピンは、下端に基板に係止する係止座を有するとと
    もに、先端に前記フレーム上面に対し間隔をもつように
    位置する挿入頭部を有し、前記取付ピンにおけるフレー
    ム上に突出した部分に円錐状コイルばねを嵌め合わせ、
    前記円錐状コイルばねの上部の小径部を取付ピンの挿入
    頭部に係止させたことを特徴とする冷却ファンの取付装
    置。
  2. 【請求項2】発熱部品が、基板と冷却ファンのフレーム
    間に配置されたことを特徴とする請求項1記載の冷却フ
    ァンの取付装置。
  3. 【請求項3】取付ピンは、挿入頭部の下側に円錐状コイ
    ルばねの小径部が嵌まり合う頚溝を有することを特徴と
    する請求項1または2記載の冷却ファンの取付装置。
  4. 【請求項4】基板上に発熱部品および前記発熱部品と導
    熱的に関係をもたせた冷却ファンを配置し、前記基板側
    より前記冷却ファンのフレームに取付ピンを挿通させ、
    前記取付ピンにおけるフレーム上に突出した部分に円錐
    状コイルばねを嵌め合わせ、前記円錐状コイルばねの上
    部の小径部を取付ピンの挿入頭部に係止させて前記基板
    に前記冷却ファンを取付ける方法であって、円錐状コイ
    ルばねをその大径側より前記取付ピンにおけるフレーム
    上に突出した部分に嵌め込み、円錐状コイルばねの小径
    部を円錐状コイルばねの径方向の弾性に抗して押し広げ
    て取付ピンの挿入頭部を通過させ、その後に円錐状コイ
    ルばねの小径部を弾性復帰させて取付ピンの挿入頭部に
    係止させることを特徴とする冷却ファンの取付方法。
  5. 【請求項5】円錐状コイルばねの上部の小径部を押し広
    げて取付ピンの挿入頭部に係止させるとき、円錐状コイ
    ルばねの小径部を押し広げるコイルばね押圧拡径取付治
    具を用いることを特徴とする請求項4記載の冷却ファン
    の取付方法。
  6. 【請求項6】円錐状コイルばねをその大径側より取付ピ
    ンに嵌め込み、円錐状コイルばねの小径部を円錐状コイ
    ルばねの径方向の弾性に抗して押し広げて取付ピンの挿
    入頭部を通過させ、その後に円錐状コイルばねの小径部
    を弾性復帰させて取付ピンの挿入頭部に係止させる治具
    であって、内底部に逃げ穴部をもつコイル嵌め込み凹部
    を有し、このコイル嵌め込み凹部の周筒にスリットを形
    成し、径方向に弾性を有し、かつ、内周壁に円錐状コイ
    ルばねの小径部に当たり合う径の押圧部を有することを
    特徴とするコイルばね押圧拡径取付治具。
  7. 【請求項7】円錐状コイルばねの小径部に当たり合う押
    圧部が着磁されたことを特徴とする請求項6記載のコイ
    ルばね押圧拡径取付治具。
  8. 【請求項8】円錐状コイルばねのコイル嵌め込み凹部の
    周筒の外側に保持板を取付けたことを特徴とする請求項
    6記載のコイルばね押圧拡径取付治具。
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