JP2000029082A - ソリトン信号光ファイバ―の二重フィルタ処理伝送システム - Google Patents

ソリトン信号光ファイバ―の二重フィルタ処理伝送システム

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JP2000029082A
JP2000029082A JP11148426A JP14842699A JP2000029082A JP 2000029082 A JP2000029082 A JP 2000029082A JP 11148426 A JP11148426 A JP 11148426A JP 14842699 A JP14842699 A JP 14842699A JP 2000029082 A JP2000029082 A JP 2000029082A
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Olivier Leclerc
オリビエ・ルクレール
Emmanuel Desurvire
エマニユエル・ドウシユルビール
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Alcatel Alsthom Compagnie Generale dElectricite
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/25Arrangements specific to fibre transmission
    • H04B10/2507Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion
    • H04B10/25077Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion using soliton propagation

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  • Optical Communication System (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送システムの性能を改善し、波長多重化シ
ステムの場合にソリトン間の衝突によってもたらされる
ジッタ効果を低減できるソリトン信号光ファイバー伝送
システムを提供する。 【解決手段】 信号の増幅手段(2)と、信号の再生
手段(6、7、9)と、インラインの第1のフィルタ処
理手段(3)と、再生手段に接続され、第1のフィル
タ処理手段とは異なる第2のフィルタ処理手段(8)と
を含み、インラインのフィルタ処理手段と、再生手段に
接続されるフィルタ処理手段とを独立して最適化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衝突のジッタの影
響を低減できるソリトン信号光ファイバー伝送システム
ならびに、このようなシステムにおける伝送方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】異常分散の光ファイバー部分における、
ソリトンパルスまたはソリトンの伝送は既知の現象であ
る。ソリトンはsech形のパルス信号である。この
形のパルスにより、ファイバーの対応部分における非線
形が、光信号の分散を補正する。ソリトンの伝送は、非
線形シュレーディンガー方程式により既知の方法でモデ
ル化されている。
【0003】このようなパルスの伝送は、伝送システム
に存在するノイズとソリトンとの相互作用によってもた
らされるジッタのような、様々な影響により制限され、
たとえばJ.P.Gordon、H.A.Hausによ
る文献(Optical Letters、第11巻第
10号665−667頁)に記載されている。この影響
は、ゴードン−ハウス効果またはゴードン−ハウスジッ
タと称され、ソリトンによる伝送品質または伝送量に理
論上の制限を課すものである。
【0004】このような制限を超えられるようにするに
は、半導体変調器を用いたソリトン信号の同期変調が使
用できる。伝送されるソリトンのジッタを制御可能なス
ライドガイドフィルタシステムもまた提案された。たと
えば欧州特許出願EP-A−0576208号を参照さ
れたい。さらに、信号をラインで再生するために、振幅
または位相同期変調器におけるカー効果を使用したり、
あるいはまた飽和可能な吸収体を使用することも提案さ
れた。時間的なジッタを補正するためのクロック信号ま
たはクロックによるソリトン信号の同期変調は、強度変
調に関しては、たとえばH.Kubota、M.Nak
asawaによる文献(IEEE、Journal o
f Electronics、第29巻第7号(199
3年)2189頁など)に、位相変調に関しては、N.
J.Smith、N.J.Doranの文献(Opti
cal Fiber Technology、1、21
8頁(1995年))に記載されている。Kubota
の文献は、フィルタを再生器に結合して、変調によって
発生する振幅変動を制御することを提案している。
【0005】また、ソリトン信号光ファイバー伝送シス
テムの伝送量を増やすために、波長分割多重(wave
length division multiplex
ingすなわちWDM)を用いることも提案された。こ
の場合、波長多重化信号と完全に相容れるファブリ・ペ
ロー(Fabry Perot)型のスライドガイドフ
ィルタを使用することが長所としてみなされている。反
対に、波長多重化ソリトン信号を再生するための同期変
調器または飽和可能な吸収体の使用は、異なるチャンネ
ルの信号間で群速度の差があるために問題点が多い。
【0006】E.Desurvire、O.Lecle
rc、O.Audouinによる文献(Optics
Letters、第21巻第14号1026−1028
頁)は、同期変調器の使用と相容れるような波長割り当
て構成を記載している。この文献は、中継器間の所定の
間隔Zに対して、各チャンネルの信号または、より正
確には各多重化チャンネルのビット時間が、中継器に到
着するときにほぼ同期されるように、各多重化チャンネ
ルに波長を割り当てることを提案している。かくして、
離散同期変調器を用いることにより、所定の間隔で全て
のチャンネルのインライン同期変調が可能になる。多重
化のこうした波長割り当て技術はまた、アルカテル・サ
ブマリーン・ネットワークが名義人である1996年1
月23日付のフランス特許出願第9600732号に記
載されている。この特許出願では、間隔Zだけではな
く、Zの約数による間隔にもまた同期するチャンネル
のサブグループを選択することが提案されている。この
波長割り当て技術の他の特徴は、E.Desurvir
e、O.Leclerc、O.Audouinによる文
献「同期WDMソリトン再生:80−160Gbit/
s大洋横断システムに向けて」(Optical Fi
ber Technology、3、97−116頁
(1997年))と、E.Desurvire他による
「大洋横断再生ソリトンシステム:100Gbit/s
以上の容量のための設計」(Suboptic’97、
438−447頁)とに記載されている。また、フラン
ス特許出願FR−A−2743964号の「同期変調を
介して波長多重化ソリトンにより伝送される信号のライ
ン再生方法と装置、およびこの方法を用いた光通信シス
テム」を参照することもできるであろう。
【0007】L.F.Mollenauer、S.G.
Evangelides、P.J.Gordonの文献
「増幅器群を用いた超遠距離伝送におけるソリトン波長
分割多重」(Journal of Lightwav
e Technology、第9巻第3号362−36
7頁(1991年))は、波長分割多重伝送システムに
おけるソリトン間の衝突という問題を開示しており、衝
突によってもたらされる伝播速度変動を特に強調してい
る。伝播速度変動は、伝送システムの出力で、ソリトン
で受け入れられないジッタをもたらすことがある。この
文献は、伝送路に沿ったファイバーの波長分散の変化
が、衝突の影響を補正できると説明している。従って、
衝突の長さに比べて増幅器どうしの距離が短い伝送シス
テムでは、ソリトンの伝播速度における衝突の影響を補
正するために、分散が異なるセグメントを用いることを
提案している。
【0008】この解決方法は、ファイバー管理における
制約と、増幅器どうしの間隔が短いことから、工業規模
では適用しにくい。しかも、ファイバーの分散の変動
が、同期再生器でのビット時間の同時性を妨害する限り
において、上記のタイプの波長割り当て構成を用いる波
長分割多重伝送システムには適用されない。
【0009】A.Haserawa、S.Kumar、
Y.Kodomaの文献「分散管理ソリトン伝送システ
ムで衝突を発生する時間ジッタの低減」(Optics
Letters、第21巻第1号1996年1月39
−41頁)は、増幅器どうしの距離を増すことができる
ファイバーの分散管理構成を提案している。この解決法
は、ファイバーにおける段階的な分散特性が、理想的な
指数特性にできるだけ近づくことに根拠を置いたもので
ある。しかし、こうした解決法は工業的に実施不能であ
り、上記の周波数割り当て構成では問題を発生する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、同期再生式
のソリトン信号伝送システムにおいてフィルタ処理を最
適化する問題の解決を目的とする。本発明によれば、単
チャンネルの場合、波長分割多重伝送システムと同様
に、ノイズの上昇を調節し、同期変調によりもたらされ
る振幅変動を低減することができる。本発明はまた、信
号伝送システムにおけるソリトンどうしの衝突を管理す
る問題の解決を目的とする。本発明によれば、伝送シス
テムに沿って伝送ファイバーの分散特性を変える必要が
回避される。本発明は、所定の間隔で各チャンネルのビ
ット時間の同期性を確保するように波長を選択する、波
長分割多重伝送システムに特に有利に適用される。本発
明は、ソリトンどうしの衝突による時間的なジッタを制
限する簡単な解決方法を提案する。本発明はまた、単チ
ャンネルのソリトン信号伝送システムにも適用される。
このようなシステムに対して本発明は伝送性能を改善で
きる。
【0011】
【課題を解決するための手段】より詳しくは、本発明
は、信号の増幅手段と、信号の再生手段と、インライン
の第1のフィルタ処理手段と、再生手段に接続され、第
1のフィルタ処理手段とは異なる第2のフィルタ処理手
段とを含む、ソリトン信号光ファイバー伝送システムを
提案する。
【0012】1つの実施形態において、第1のフィルタ
処理手段は、第2のフィルタ処理手段より大きい通過周
波数帯を有する。
【0013】好適には、第1のフィルタ処理手段は、増
幅手段の後段に配置される。
【0014】別の実施形態において、第2のフィルタ処
理手段は、再生手段の前段に配置される。
【0015】有利には、再生手段は、強度変調器を含
む。
【0016】1つの実施形態において、システムは単チ
ャンネルシステムであり、第2のフィルタ処理手段は、
第1のフィルタ処理手段の通過周波数帯の4分の1から
半分、好適には第1のフィルタ処理手段の通過周波数帯
の約3分の1の通過周波数帯を有する。
【0017】別の実施形態において、システムは波長多
重化システムであり、第2のフィルタ処理手段は、第1
のフィルタ処理手段の通過周波数帯の3分の2より大き
い通過周波数帯を有する。
【0018】本発明はまた、少なくとも1つの信号増幅
段階と、少なくとも1つの信号再生段階と、少なくとも
1つのインラインのフィルタ処理段階と、このインライ
ンのフィルタ処理段階のために用いられる第1のフィル
タ処理手段とは異なる第2のフィルタ処理手段による少
なくとも1つの再生フィルタ処理段階とを含む、ソリト
ン信号伝送方法を提案する。
【0019】有利には、第1のフィルタ処理手段は、第
2のフィルタ処理手段の通過周波数帯より大きい通過周
波数帯を有する。
【0020】また、インラインのフィルタ処理段階は、
増幅段階の直後に行われるように構成することもでき
る。
【0021】好適には、再生フィルタ処理段階は、再生
段階の直前に行われる。
【0022】有利には、再生段階は、強度変調を含む。
【0023】1つの実施形態において、伝送は単チャン
ネル伝送であり、第2のフィルタ処理手段は、第1のフ
ィルタ処理手段の通過周波数帯の4分の1から半分、好
適には第1のフィルタ処理手段の通過周波数帯の約3分
の1の通過周波数帯を有する。
【0024】別の実施形態では、伝送は波長分割多重伝
送であり、第2のフィルタ処理手段は、第1のフィルタ
処理手段の通過周波数帯の3分の2より大きい通過周波
数帯を有する。
【0025】本発明の他の特徴および長所は、添付図に
関して例として挙げられた、本発明の実施形態の以下の
説明を読めば明らかになるだろう。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明は特に、波長分割多重ソリ
トン信号光ファイバー伝送システムに適用される。本発
明は、ビット時間の整数倍にほぼ等しい各チャンネル間
の相対的なスライドを、所定の間隔で確保するように、
多重化の各波長を選択したシステムに関して以下に記載
する。しかしながら、本発明は、このような周波数割り
当て構成を用いた伝送システムに制限されるものではな
く、一般に、波長分割多重によるあらゆるソリトン信号
伝送システムに適用される。
【0027】提案される実施の形態では、先に述べた
E.DesurvireとO.Leclercの複数の
文献に記載された波長割り当て方法を用いることができ
る。これらの文献は、波長割り当て構成に関して特に適
切である。このような波長割り当て構成により、ファイ
バーに沿って一定の間隔Zで、ビット時間の整数倍に
ほぼ等しい各チャンネル間の相対的なスライドが確保さ
れる。
【0028】波長多重化伝送システム、特にこうした波
長割り当て構成を備えたシステムでの問題は、増幅器ま
たは、より一般的にはシステムのあらゆる非対称な装置
におけるソリトン信号同士の衝突が、ソリトンの周波数
変動をもたらすことにある。このような変動は、到着時
における時間的なジッタとなって現れる。周波数変動の
符号は、衝突を被るソリトン信号の相対的なスペクトル
位置に依存する。たとえば、波長がλとλとでλ
<λである2組のソリトンを考慮する場合、波長λ
の速い方の組のソリトン信号と波長λの組の信号とが
衝突すると、波長λ2のソリトン組の波長が量Δλだけ
増加し、波長λの組の波長が同じ量だけ減少する。波
長変動Δλは、Mollenauer他の上記の文献に
記載されている。
【0029】こうした波長変動は、最も速いソリトンす
なわち波長が最も短いソリトンを加速し、最も遅いソリ
トンすなわち波長が最も長いソリトンを減速する。この
影響は、次のように説明される。つまり、ソリトンの伝
播速度は波長が長くなるにつれて減少し、多重化の各チ
ャンネルのソリトンは接近して互いに突き抜ける。ファ
イバーにおける非線形(カー効果、4個の波形の混合)
が、妨害をもたらす。衝突の前半では、異なる波長のソ
リトンが互いに引きつけ合う。それらの速度は、信号の
強度にも関連するファイバーの非線形に比例して変化
し、最も速いソリトンが減速する一方で最も遅いソリト
ンが加速する。衝突の後半では、影響が逆になる。相互
作用の間中、ファイバーにおける非線形が一定である場
合、衝突終了時に速度差は解消され、2個のソリトンは
同一の遅延を割り当てられる。実際のシステムでは、フ
ァイバー内の損失と、増幅器がもたらす強度変動とによ
り、衝突中の非線形は一定ではないため、衝突によっ
て、ソリトンの速度または周波数の残留変動が生じる。
【0030】本発明は、衝突のジッタを低減するため
に、フィルタを分離してソリトンの再生およびインライ
ン管理を最適化することを提案する。従って本発明は、
伝送システムにおける再生の最適化専用の第1のタイプ
のフィルタと、ソリトンのインライン管理の最適化専用
の第2のタイプのフィルタを設けることを提案する。
【0031】図1は、本発明による波長分割多重化ソリ
トン信号伝送システムの一区間を概略的に示す。一般に
伝送システムは、図1のタイプの複数区間により接続さ
れる送信機と受信機からなる。図1に示された伝送シス
テムの区間は、それ自体が複数の部分1(iは整数)
と再生装置を含む。各部分は増幅器2を含み、その出
力に第1のタイプのフィルタ3が配置される。フィル
タ3の出力は、ラインファイバー4の一端に接続さ
れ、その他端は部分1の終わりを形成する。一般に各
部分は、距離30〜100km、たとえば45kmのラ
インファイバーを有し、増幅器はエルビウムドープファ
イバーを備えた増幅器であって、エルビウムで強くドー
プした長さ約20mのファイバーを用いている。たとえ
ば一区間の全体の長さを900km、すなわち9〜30
個のラインファイバー部分となるように構成する。部分
数およびそれらの単位距離は、波長分割多重伝送システ
ムの場合、ビット時間の同期性を確保する間隔Zで再
生器を隔てるように選択する。
【0032】増幅器の出力に配置されるフィルタ3
は、1つまたは複数の伝送チャンネル以外で、自然発
生する非対称な送信ノイズの一部をなくすように最適化
される。波長分割多重伝送の場合、フィルタ3は、た
とえばファブリ・ペローフィルタか、またはマルチプレ
クサ/デマルチプレクサに接続されるフィルタである。
単チャンネルシステムの場合、フィルタは例えばバッタ
ワース(Buttersworth)フィルタか、また
はブラッグ(Bragg)フィルタである。
【0033】フィルタの最適化は、伝送チャンネル以外
で自然発生する非対称な送信ノイズの影響を最小化する
ように、それ自体既知の方法で実施される。
【0034】図1の区間はまた再生器を含み、この再生
器は、ここでは同期変調器である。前述のように、この
変調器は強度変調器または位相変調器である。この変調
器の位置、すなわち図1に示された伝送システムの区間
の距離は、有利には、変調器における到着時の多重化の
各チャンネルのビット時間を同期するように、あるいは
ほぼ同期するように選択する。変調器はカプラ6、たと
えば10/90カプラを含み、このカプラにより、変調
クロックを再生するために伝送される信号の一部を採取
することができる。クロック再生装置7は、カプラ6か
ら分岐される信号の一部を受信し、変調器9にクロック
信号を供給する。カプラ6の後段には、第2のタイプの
フィルタ8、次いで同期変調器が設けられている。変調
器9は、クロック再生装置から提供されるクロック信号
を受信し、ソリトン信号を変調する。変調器9の出力に
は、ラインファイバー区間10が設けられる。
【0035】変調器の後段に配置されるフィルタ8は、
第2のタイプのフィルタであり、ソリトン信号に選択的
な損失を与えるように、再生用に最適化されている。ソ
リトンは広がり、このような広がりにより強度変調の効
率が改善される。位相変調の場合、フィルタは、パルス
のスペクトル幅の管理を行う。
【0036】図2は、単一タイプのフィルタを有する伝
送システムにおける、Q値と距離との関数のグラフを示
している。この場合、フィルタを最適化し、ライン上の
ノイズを低減すると同時に最適化をさらに向上させるよ
うにしている。図2のシミュレーションでは、以下の特
徴を有する伝送システムを用いた。 増幅器間の距離:Z=50km 増幅器の利得:10dB 変調器間の距離:Z=350km 変調器の性質:強度および位相変調器 Zごとの各増幅器の出力フィルタと変調器の入力フィ
ルタ:ファブリ・ペローフィルタ 図2は、20Gbits/sの4個のチャンネルにおけ
る、波長分割多重伝送システムのためのQ値を示してい
る。最も小さいQ値は、伝播距離10Mmのときにチャ
ンネルAにあって7である。
【0037】図3は、図1に関して記載したタイプで、
ごとにラインフィルタ、Zごとに変調フィルタを
配置し、これらを互いに独立して最適化した、本発明に
よる伝送システムのQ値と距離の関数を示すグラフであ
る。
【0038】図3は、伝播距離10Mmのときに、最も
小さいQ値が8であることを示している。本発明はま
た、チャンネルB、C、DでQ値の著しい増加を可能に
し、これらは、同一伝播距離10Mmのとき、それぞれ
8.5から11に、11から14に、11から12にな
っている。
【0039】図4は、単チャンネルシステムにおいて、
2つのタイプのフィルタの通過周波数帯の関数としてQ
値の値を示すグラフである。実際に、前述の実施形態で
は、波長分割多重化システムの場合において本発明を説
明したが、本発明は、有利には単チャンネル伝送システ
ムにも適用される。図1に関して説明した伝送システム
との主な相違は、フィルタの性質にある。単チャンネル
システムでは、ファブリ・ペローフィルタだけではな
く、あらゆる性質のフィルタを使用できる。図のグラフ
を得るために用いられるシステムは、20Gbit/s
の単チャンネルシステムであり、次のような特徴を有す
る。 増幅器間の距離Z:45km 変調器間の距離Z:450km 増幅器の後方に配置したフィルタ:通過周波数帯3dB
BW1の2次のバッタワースフィルタ 変調器の前方に配置したフィルタ:通過周波数帯3dB
BW2の3次のバッタワースフィルタ 図4のグラフは、伝播距離9MmにおけるシステムのQ
値の値の範囲を示す。グラフは、ノイズを任意に3回抽
出して3回の抽出の平均により得られる。グラフの直線
12は、増幅器および変調器に対して単一フィルタを同
時に用いた、従来技術のシステムにほぼ対応する。グラ
フは、Q値が直線12よりも大きい平面ゾーン(BW
1、BW2)が存在することを示している。従って、図
4の実施形態では、通過周波数帯BW1が1〜1.6n
mのラインフィルタを選択し、一方で再生フィルタは、
約0.4nmの通過周波数帯で、好適には0.37〜
0.43nmの間で選択される。一般に、ラインフィル
タおよび再生フィルタの通過周波数帯の比BW1/BW
2は、好適には約3である(直線14)。有利には2を
超えるが(直線13)、しかし4未満である(直線1
5)。
【0040】波長分割多重システムの場合にはまた、異
なったラインフィルタと再生フィルタを選択することに
より、Q値が改善されることが分かる。好適には、通過
周波数帯BW1とBW2とを次のように選択する。
【0041】BW2<BW1<1.5×BW2 いずれの場合にも、再生フィルタの通過周波数帯BW2
が、ラインフィルタの通過周波数帯よりも厳密に小さい
ことが有利である。
【0042】勿論、本発明は、例として記載された実施
形態に制限されない。また波長割り当て構成は、記載さ
れた例に少しも制限されるものではない。また、記載さ
れた実施形態に対し、必要に応じて、フィルタあるいは
増幅器を付加または除去できることに留意されたい。か
くして1つ置きに、または2つ置きに増幅器の後方に第
1のタイプのフィルタを設けてもよい。さらに、ライン
フィルタ、または第1のタイプのフィルタを、増幅器の
後方に配置することは有利である。だが、これは必要不
可欠というわけではない。同様に、特に位相変調の場合
には、変調器の後方に再生のために最適化したフィルタ
を配置することもできるだろう。伝送システムはまた、
図1に関して記載した構造とは異なる構造にすることも
できる。従って、ラインファイバーに沿って増幅器およ
び変調器の異なる配置を検討可能であろう。
【0043】最後に、本発明は単一方向の伝送の場合に
ついて記載した。本発明は勿論、双方向伝送にも適用さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による波長分割多重ソリトン信号伝送シ
ステムの一区間の概略図である。
【図2】単一タイプのフィルタを有する伝送システムに
おけるQ値と距離の関数を示すグラフである。
【図3】本発明による伝送システムにおけるQ値と距離
の関数を示すグラフである。
【図4】単チャンネルシステムにおいて、2つのタイプ
のフィルタの通過周波数帯の関数としてQ値の値を示す
グラフである。
【符号の説明】
区間 2 増幅手段 3 インラインの第1のフィルタ処理手段 4 ラインファイバー 6 カプラ 7 クロック再生装置 8 第2のフィルタ処理手段 9 変調器 Z 増幅器間の距離 Z 変調器間の距離

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号の増幅手段(2)と、信号の再生
    手段(6、7、9)と、インラインの第1のフィルタ処
    理手段(3)と、再生手段に接続され、第1のフィル
    タ処理手段とは異なる第2のフィルタ処理手段(8)と
    を含む、ソリトン信号光ファイバー伝送システム。
  2. 【請求項2】 第1のフィルタ処理手段は、第2のフィ
    ルタ処理手段より大きい通過周波数帯を有することを特
    徴とする請求項1に記載の伝送システム。
  3. 【請求項3】 第1のフィルタ処理手段は、増幅手段の
    後段に配置されることを特徴とする請求項1または2に
    記載の伝送システム。
  4. 【請求項4】 第2のフィルタ処理手段は、再生手段の
    前段に配置されることを特徴とする請求項1から3のい
    ずれか一項に記載の伝送システム。
  5. 【請求項5】 再生手段は、強度変調器を含むことを特
    徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の伝送シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 システムは単チャンネルシステムであ
    り、第2のフィルタ処理手段は、第1のフィルタ処理手
    段の通過周波数帯の4分の1から半分、好適には第1の
    フィルタ処理手段の通過周波数帯の約3分の1の通過周
    波数帯を有することを特徴とする請求項1から5のいず
    れか一項に記載の伝送システム。
  7. 【請求項7】 システムは、波長多重化システムであ
    り、第2のフィルタ処理手段は、第1のフィルタ処理手
    段の通過周波数帯の3分の2より大きい通過周波数帯を
    有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項
    に記載の伝送システム。
  8. 【請求項8】 少なくとも1つの信号増幅段階(2
    と、少なくとも1つの信号再生段階(6、7、9)と、
    少なくとも1つのインラインのフィルタ処理段階
    (3)と、このインラインのフィルタ処理段階のため
    に用いられる第1のフィルタ処理手段とは異なる第2の
    フィルタ処理手段による、少なくとも1つの再生フィル
    タ処理段階(8)とを含む、ソリトン信号伝送方法。
  9. 【請求項9】 第1のフィルタ処理手段は、第2のフィ
    ルタ処理手段の通過周波数帯より大きい通過周波数帯を
    有することを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 インラインのフィルタ処理段階は、増
    幅段階の直後に行われることを特徴とする請求項8また
    は9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 再生フィルタ処理段階は、再生段階の
    直前に行われることを特徴とする請求項8から10のい
    ずれか一項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 再生段階は、強度変調を含むことを特
    徴とする請求項8から11のいずれか一項に記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 伝送は単チャンネル伝送であり、第2
    のフィルタ処理手段は、第1のフィルタ処理手段の通過
    周波数帯の4分の1から半分、好適には第1のフィルタ
    処理手段の通過周波数帯の約3分の1の通過周波数帯を
    有することを特徴とする請求項8から12のいずれか一
    項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 伝送は波長分割多重伝送であり、第2
    のフィルタ処理手段は第1のフィルタ処理手段の通過周
    波数帯の3分の2より大きい通過周波数帯を有すること
    を特徴とする請求項8から12のいずれか一項に記載の
    方法。
JP11148426A 1998-05-28 1999-05-27 ソリトン信号光ファイバ―の二重フィルタ処理伝送システム Pending JP2000029082A (ja)

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