JP2000028014A - ゲート式真空遮断弁 - Google Patents

ゲート式真空遮断弁

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JP2000028014A
JP2000028014A JP10196906A JP19690698A JP2000028014A JP 2000028014 A JP2000028014 A JP 2000028014A JP 10196906 A JP10196906 A JP 10196906A JP 19690698 A JP19690698 A JP 19690698A JP 2000028014 A JP2000028014 A JP 2000028014A
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partition plate
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opening
shut
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Yoji Mori
洋司 森
Yuji Matsuoka
祐二 松岡
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CKD Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パーティクルの発生を防止したゲート式真空
遮断弁を提供すること。 【解決手段】 本発明のゲート式真空遮断弁6は、弁本
体10に形成された開口部13の開閉を仕切り板40に
よる遮断によって行うものであり、開口部13前面の遮
断位置とその遮断位置から離間させた後退位置との間で
仕切り板40を移動させる駆動手段51,52,53
と、開口部13の周りに環状に立設され、駆動手段によ
って遮断位置に配置された仕切り板40に対して直交方
向に移動して弁シート38を仕切り板40に当接・離間
させるシール手段14とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉動作に伴って
シール部材の擦れによって発生するパーティクルをなく
したゲート式真空遮断弁に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程では、真空の雰囲気内で
製造が行われ、その清浄度の高さが要求されている。一
方、作業室内での隔離手段としてはゲート式真空遮断弁
が広く利用され、開閉動作に伴いゴム材などからなるシ
ール部材が擦れてパーティクルが発生しないよう考案さ
れたものが種々提案されている。その一例として特開平
2−229967号公報に掲載されてものを挙げること
ができる。図6は、当該公報に掲載されたゲート式真空
遮断弁の断面図である。このゲート式真空遮断弁100
は、中空の弁箱101に形成された開口部102の遮断
を行うべく構成されたものである。開口部102を遮断
する弁体103は、この図には示されていないがベロー
ズを介して弁体操作棒104の下端に連結されている。
そして、その弁体操作棒104が、上下方向に出力する
上下シリンダ105のシリンダロッド106に連結され
ている。
【0003】弁体操作棒104は、弁箱101の頂壁1
07を貫通して設けられ、弁箱101内の気密性を保つ
ように、貫通部分において弁体操作棒104がベローズ
108によって覆設されている。また、弁体操作棒10
4は、旋回枠109によって揺動自在に構成されてい
る。その旋回枠109は、上下シリンダ105を挟んで
設けられた一対の揺動シリンダ110のシリンダロッド
111に軸着された連結部材112に固定されている。
揺動シリンダ110自身も回転軸113を中心に揺動可
能となっている。
【0004】このようなゲート式真空遮断弁100は、
上下シリンダ105の駆動によって弁体操作棒104が
上下し、それに合わせて弁体103の位置が上下に移動
する。従って、開口部102の遮断時には図示する位置
にまで下降し、開口時には上昇して開口部102を大き
く開ける。また、弁体103が図示する位置に配置され
たところで、揺動シリンダ110の駆動によってシリン
ダロッド111が引き込まれる。そのため、シリンダロ
ッド111に連結された連結部材112が、図示しない
支点を中心に反時計方向に揺動し、それによって旋回枠
109及び弁体操作棒104が反時計方向に揺動する。
そのため、弁体103は、開口部102を塞ぐように押
圧され、その弁体103に設けられた弁シート115が
開口部102の周囲に形成された弁座面116に押し付
けられてシールが行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】よって、このゲート式
真空遮断弁100は、弁体103を上下方向及び水平方
向の2段階で移動させることによって、弁シート115
が弁座面116を摺動しないよにしてパーティクルの発
生が抑えられている。しかしながら、このような従来の
ゲート式真空遮断弁は、弁シート115が弁座面116
を摺動しないものの、シールする際の弁体103にかか
る力のバランスが悪く、弁シート115が弁座面116
に擦れたり、ねじれを生じたりすることによってパーテ
ィクルを発生させるという課題を残していた。
【0006】即ち、弁体103が開口部102を塞ぐ水
平方向の移動は、弁体操作棒104の揺動動作によって
行われるため、弁体103にかかる力には傾きが生じる
こととなる。そのため、弁シート115が弁座面116
対して斜めに当たってしまい、各部分において弁座面1
16への接触に時間差が生じ、加わる荷重変化やねじれ
によって弁シート115が弁座面116を擦れることと
なる。また、弁体操作棒104は、上部に設けられた揺
動シリンダ110によって操作されるため、駆動手段で
ある揺動シリンダ110の位置が弁体103から遠くな
ってしまう。そのため、弁体103を弁座面に対して垂
直に移動させようとする動力の伝達に誤差が生じやす
く、弁シート115を弁座面116に対して垂直に当接
させることがより困難となっている。
【0007】そこで本発明は、かかる問題点を解消すべ
く、パーティクルの発生を防止したゲート式真空遮断弁
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のゲート式真空遮
断弁は、弁本体に形成された開口部の開閉を仕切り板に
よる遮断によって行うものであって、前記開口部前面の
遮断位置とその遮断位置から後退させた後退位置との間
で前記仕切り板を移動させる駆動手段と、前記開口部の
周りに環状に立設され、前記駆動手段によって遮断位置
に配置された前記仕切り板に対して直交方向に駆動し、
保持した弁シートを前記仕切り板に当接・離間させるシ
ール手段とを有することを特徴とする。よって、駆動手
段によって後退位置から遮断位置に配置された仕切り板
に対して、開口部を囲むようにして設けられたシール手
段の駆動により弁シートが仕切り板に当接することで、
そのシール手段で囲まれた開口部が仕切り板を挟んで遮
断されることとなる。
【0009】このような本発明のゲート式真空遮断弁で
は、開口部の開閉動作を駆動手段による仕切り板の移動
と、シール手段による仕切り板をシールするための移動
との2段階とし、それぞれ独立した動作機構としたため
遮断時の動作を簡素化して誤差のない正確な駆動を可能
とした。従って、弁シートが仕切り板に対して確実に垂
直に当接するので、遮断時の付勢力が弁シートに均一に
かかり、弁シートが仕切り板と擦れたりねじれたりする
ことによるパーティクルの発生を防止している。また、
遮断による動作を簡素化したことで、各構成部材の寸法
精度が従来のような高いレベルで要求されることなく、
製造及び組み付けの基準が緩やかになり、コストの低下
を図ることができる。また、駆動する構成における摺動
部分が直接弁本体内に現れていないため、パーティクル
が作業雰囲気内に散乱することがない。
【0010】また、本発明のゲート式真空遮断弁は、前
記シール手段が、前記開口部の形成された弁本体に対し
て当該開口部を囲んで環状に立設された固定部と、前記
弁シートを保持し、前記固定部に対して仕切り板に直交
する方向に移動自在に設けられた可動部と、前記固定部
と前記可動部との係合部分を気密な状態に画設すべく、
前記前記固定部と前記可動部とを連結する連結部材と、
前記可動部を前記仕切り板から離間させる方向に付勢す
るように、前記連結部材で画設された加圧室内に装填さ
れたリターンバネと、前記加圧室へ連通するように前記
弁本体に形成された流路とを有するものであることを特
徴とする。
【0011】よって、駆動手段によって後退位置から遮
断位置に配置された仕切り板に対して、弁本体の流路を
介して加圧室内に供給された作動流体によって加圧室の
圧力が高められると、可動部が押圧されリターンバネの
弾性力に抗して仕切り板側へ移動し、その可動部に保持
された弁シートがその仕切り板に対して直交方向から当
接する。従って、弁シートが仕切り板に対して確実に垂
直に当接するので、遮断時の付勢力が弁シートに均一に
かかり、仕切り板との擦れやねじれによるパーティクル
の発生を防止している。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明のゲート式真空遮断
弁にかかる一実施の形態について図面を参照して説明す
る。ゲート式真空遮断弁は、例えば図5に示すようなマ
ルチチャンバ装置1に使用される。これは、作業対象物
であるウェハWが何段かに重ねて配置されたウェハカセ
ット室2に対して第1〜第3のチャンバ室3が搬送室4
を介して構成されている。搬送室4内には、ウェハカセ
ット室2及びチャンバ室3との間でウェハW出し入れす
るためのウェハ搬送ロボット5が設けられている。ま
た、搬送室4からウェハWが送られるチャンバ室3に
は、それぞれの処理装置が設けられている。そして、搬
送室4とチャンバ室3との隔離を行うべく本実施の形態
のゲート式真空遮断弁6がそれぞれ設けられている。
【0013】ゲート式真空遮断弁6は、主にチャンバ室
3の入口に設けられた弁部と、その弁部と一体に形成さ
れ、弁の開閉動作の一部を操作するための駆動部とから
構成されている。ここで、図1及び図2は、ゲート式真
空遮断弁6を示した断面図であり、搬送室4側から見た
ものである。特に、これらの図は、請求項1に記載の第
1駆動による移動位置を示したものであり、図1は後退
位置を、図2は遮断位置を示したものである。そして、
このゲート式真空遮断弁6の弁部が、搬送室4とチャン
バ室3との間に配置され、両者を仕切る壁をなす弁本体
10内に弁機構を構成したものである。ここで図3は、
ゲート式真空遮断弁の弁部を示す図1のA−A断面を表
した図である。
【0014】弁本体10は、図1に示すように内部に空
間が形成された箱形をなすものであり、搬送室4側には
大きな開口部11が形成され、チャンバ室3側の開口壁
12には小さい開口部13が開設されている。この開口
部13は、ウェハWの出し入れが可能な広さをもつよう
に横広に形成されている。そして、開口部13が設けら
れた開口壁12には、図3に示すように開口壁12に対
して直交方向に動作するシール手段14が突設されてい
る。
【0015】シール手段14は、開口壁12に固定プレ
ート21が直接固定され、可動プレート22が、その固
定プレート21に対して直交方向(開口壁12に直交す
る方向)に摺動できるように重ねられている。固定プレ
ート21及び可動プレート22は、ともに中央に開口部
13の形状に合わせた長円形状の貫通孔23,24が穿
設されている。そこで、特に限定しない場合には、チャ
ンバ室3と操作室4とをつなげる連通孔23,24を含
んだ一連の孔を開口部13とする。
【0016】固定プレート21には、開口部13の周り
に内側と外側との2重に立設されたガイド壁25,26
によって環状の溝が形成され、外側のガイド壁26の頂
部は、内側のガイド壁25よりも高い位置にあって、内
側に向けてL字形に折られている。一方、可動プレート
22にも固定プレート21のガイド壁26がはまり込む
環状の溝が形成され、その内側には突設されたガイド壁
27が形成されている。このような固定プレート21と
可動プレート22とは、ガイド壁25,26,27,2
8が図示するようにはめ合わされている。即ち、このシ
ール手段14では、可動プレート22のガイド壁27,
28が固定プレート21のガイド壁25,26を摺動す
るように構成されている。
【0017】また、可動プレート22のガイド壁27の
先端外側にはL字形のブラケット31が外向きに固定さ
れ、そのブラケット31と固定プレート21のガイド壁
26頂部との間にスプリング32が装填されている。従
って、可動プレート22は、このスプリング32の弾性
力によって固定プレート21側へ常時付勢されるように
構成されているそして、固定プレート21と可動プレー
ト22とは、ガイド壁25,26,27,28からなる
摺動部分を挟むように、その内周及び外周を金属ベロー
ズ33,34にて連結されている。従って、画設された
金属ベローズ33,34内部には環状の加圧室30が構
成され、チャンバ室3及び操作室4につながる弁本体1
0内に気密な状態で画設されている。
【0018】弁本体10には、図1及び図2に示すよう
にポート35が突設され、そのポート35から破線で示
すように弁本体10内に流路36が形成されている。流
路36は、図3に示すように(便宜的な断面を示してい
る)開口壁12内を通り、更に固定プレート21を貫い
て、金属ベローズ33,34で画設された加圧室30に
連通している。更に、可動プレート22には、操作室4
側の面に開口部13の周りを囲むように溝が形成され、
そこにシールのための弁シート38が装填されている。
そして、この弁シート38と当接・離間する仕切り板4
0が上下方向に移動できるように垂設されている。
【0019】仕切り板40は、図3に示すような断面の
板材であって、上端の水平部分が図1及び図2に示すよ
うに2本の操作ロッド41,42に固定されている。操
作ロッド41,42は、弁本体10に一体に設けられた
駆動部本体50内のシリンダに連結されて、上下に移動
するよう構成されている。即ち、駆動部本体50には上
下に摺動自在なピストン51が装填されたシリンダ室5
2が形成され、ピストン51に固定されたシリンダロッ
ド53がシリンダ室52から上方に貫かれている。ピス
トン51によって上下に仕切られたシリンダ室52に
は、駆動部本値亜50に突設されたポート65,66か
ら流路67,68が連通されている。そして、シリンダ
ロッド53の先端には、連結板54が水平に固定され、
その連結板54の両端に操作ロッド41,42が対称的
な位置に固定されている。
【0020】操作ロッド41,42は、前述したように
下端がシール手段14を構成する固定板21に固定され
て垂設されている。垂設された操作ロッド41,42
は、駆動部本体50の床板部分を貫通し、更にシリンダ
室52が形成された駆動部本体50のシリンダ層55を
貫通している。シリンダ層55には、貫通する操作ロッ
ド41,42が摺動する摺動孔59,60が穿設され、
その摺動孔59,60にはスラスト軸受け61,62が
装填されている。
【0021】駆動部本体50の床板部分の貫通孔56,
57は、操作ロッド41,42の軸径に対して大きな径
で穿設されており、操作ロッド41,42を内設したベ
ローズ63,64が貫通している。そのベローズ63,
64は、下端が仕切り板40に連結され、上端がシリン
ダ層55の底面に連結されている。従って、チャンバ室
3などの真空部はシリンダ層55によって大気側と遮断
され、特に操作ロッド41,42が摺動して真空漏れの
生じる部分にはベローズ63,64が設けられて、気密
性が保たれている。
【0022】このような構成からなるゲート式真空遮断
弁では、以下のような動作によって開口部の開閉が行わ
れる。ゲート式真空遮断弁6は、第1駆動と第2駆動と
の2段階の動作によって開閉を行い、第1駆動によって
仕切り板40を上下移動させ、第2駆動によって下降し
て遮断位置にある仕切り板40に対してシール手段14
を当接・離間させる平行移動を行わせる。先ず、図1に
示す状態、即ち仕切り板40が上昇した後退位置にある
状態で、ウェハWが、ウェハ搬送ロボット5によってウ
ェハカセット室2から取り出され、弁本体10の開口部
12及び開口部13を通ってチャンバ室3内に搬入され
る。
【0023】そして、ウェハWの搬入が終了すると、図
1の状態でポート66からシリンダ室52へ圧縮エアが
供給されてピストン51が押し下げられる。そのため、
シリンダロッド53が下がり、連結板54を介して操作
ロッド41,42がスラスト軸受け61,62を摺動
し、その先端に固定された仕切り板40が図2に示す遮
断位置にまで下げられる。ベローズ63,64は、操作
ロッド47、48の移動によって下降する仕切り板40
に引っ張られるように伸ばされる。このように、仕切り
板40が図2に示す遮断位置に配置される第1駆動に続
き、この仕切り板40によって開口部13を気密に閉塞
すべく、シール手段14の動作による第2駆動が行われ
る。ここで、図4及び図5は、図2のB−B断面を示し
た図であり、図4は開弁状態を、図5は閉弁状態を示し
ている。
【0024】シール手段14は、通常スプリング32に
よって可動プレート22が固定プレート側21側に付勢
され、仕切り板40が遮断位置にまで下降した時点で
は、図4に示すように弁シート38が離間した状態にあ
る。そこで、ポート35から動作流体として圧縮エアが
供給されると、その圧縮エアは、流路36及び貫通孔3
7を通って、金属ベローズ33,34で画設された固定
プレート21及び可動プレート22間の加圧室30へと
供給される。従って、その加圧室30内の圧力が高めら
れ、スプリング32のバネ力に抗して可動プレート22
がガイド壁25,26,27,28によって摺動支持さ
れて移動する。その移動方向は、仕切り板40の面に対
して直交する方向である。そのため、図4の位置にあっ
た可動プレート22が、図5に示す飛び出した位置にま
で移動し、弁シート38が仕切り板40に対して垂直に
当接し、仕切り板40にて遮断された開口部13が弁シ
ート32にて気密にシールされる。
【0025】続いて弁を開ける場合には、逆に動作して
先ずシール手段14による第2駆動が行われる。即ち、
金属ベローズ33,34で画設された加圧室30内の圧
縮エアが排気される。そのため、可動プレート22にか
かる圧力が下げられ、縮められたスプリング32の弾拡
力によって可動プレート22が固定プレート21へと戻
される。従って、付勢された可動プレート22が、ガイ
ド壁25,26,27,28によって摺動支持されて移
動する。その移動方向は、仕切り板40の面に対して直
交する方向である。そして、仕切り板40から弁シート
38が離間したのに続き、ポート65から圧縮エアが供
給されてピストン51が押し上げられる。そのため、操
作ロッド41,42が上昇し、同時に仕切り板40も図
2の遮断位置から図1に示す後退位置にまで上昇するこ
ととなる。これによって、弁本体10の開口部12,1
3が開通し、次のウェハWのチャンバ室3への搬入に備
えられる。
【0026】以上のような構成によるゲート式真空遮断
弁6は、前記従来例のものと同様に2段階の操作によっ
て弁の開閉を行うものである。しかし、本実施の形態の
ゲート式真空遮断弁6は、弁シート38を仕切り板40
に当接・離間させる第2駆動を、閉弁位置である弁本体
10の開口部13部分に設けたシール手段14によって
行うようにしたので、弁シート38を仕切り板40に対
して確実に垂直方向から当接・離間するようにできた。
そのため、弁シート38が仕切り板40との当接及び離
間時に擦れたり、或いはその弁シート27にねじれを生
じさせたりすることがなくなり、弁シート38からパー
ティクルを発生させることがなくなった。特に、仕切り
板40を上下移動させるシリンダや操作ロッド41,4
2などからなる第1駆動のための駆動系と、仕切り板4
0に対して弁シート38を平行移動させるシール手段1
4からなる第2駆動のための駆動系とを別構成としたた
め、寸法精度が出し易くなった。
【0027】なお、本発明のゲート式真空遮断弁は、前
記実施の形態のものに限定されるわけではなく、その趣
旨を逸脱しない範囲で変更が可能である。例えば、前記
実施の形態では、第1駆動手段としてシリンダを用いた
が、ソレノイドやモータ等であってもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明は、弁本体に形成された開口部の
開閉を仕切り板による遮断によって行うものであって、
前記開口部前面の遮断位置とその遮断位置から後退させ
た後退位置との間で前記仕切り板を移動させる駆動手段
と、前記開口部の周りに環状に立設され、前記駆動手段
によって遮断位置に配置された前記仕切り板に対して直
交方向に駆動し、保持した弁シートを前記仕切り板に当
接・離間させるシール手段とを有する構成としたので、
パーティクルの発生を防止したゲート式真空遮断弁を提
供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるゲート式真空遮断弁の一実施の
形態を示した後退位置における断面図である。
【図2】本発明にかかるゲート式真空遮断弁の第1実施
の形態を示した遮断位置における断面図である。
【図3】図1で示したゲート式真空遮断弁6のA−A断
面を示した図である。
【図4】遮断位置における開弁時の断面を示した図2の
B−B断面図である。
【図5】遮断位置における閉弁時の断面を示した図2の
B−B断面図である。
【図6】ゲート式真空遮断弁を備えたマルチチャンバ装
置を示した図である。
【図7】従来のゲート式真空遮断弁の断面図である。
【符号の説明】
6 ゲート式真空遮断弁 10 弁本体 12,13 開口部 14 シール手段 21 固定プレート 22 可動プレート 30 加圧室 32 スプリング 33,34 金属ベローズ 36 流路 38 弁シート 40 仕切り板 41,42 操作ロッド 63,64 ベローズ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体に形成された開口部の開閉を仕切
    り板による遮断によって行うゲート式真空遮断弁におい
    て、 前記開口部前面の遮断位置とその遮断位置から後退させ
    た後退位置との間で前記仕切り板を移動させる駆動手段
    と、 前記開口部の周りに環状に立設され、前記駆動手段によ
    って遮断位置に配置された前記仕切り板に対して直交方
    向に駆動し、保持した弁シートを前記仕切り板に当接・
    離間させるシール手段とを有することを特徴とするゲー
    ト式真空遮断弁。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のゲート式真空遮断弁に
    おいて、 前記シール手段は、 前記開口部の形成された弁本体に対して当該開口部を囲
    んで環状に立設された固定部と、 前記弁シートを保持し、前記固定部に対して仕切り板に
    直交する方向に移動自在に設けられた可動部と、 前記固定部と前記可動部との係合部分を気密な状態に画
    設すべく、前記前記固定部と前記可動部とを連結する連
    結部材と、 前記可動部を前記仕切り板から離間させる方向に付勢す
    るように、前記連結部材で画設された加圧室内に装填さ
    れたリターンバネと、 前記加圧室へ連通するように前記弁本体に形成された流
    路とを有するものであることを特徴とするゲート式真空
    遮断弁。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009272602A (ja) * 2008-04-07 2009-11-19 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置
KR101478163B1 (ko) 2013-08-06 2015-01-06 동아대학교 산학협력단 이동식 메탈 실 게이트 밸브
WO2015063612A3 (en) * 2013-10-29 2015-09-17 Fisher Jeon Gas Equipment (Chengdu) Co. Ltd. Valve seat, sealing gasket and pressure valve

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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