JP2000025840A - 食品の保存寿命を延ばすためのパッケ―ジングシステム - Google Patents

食品の保存寿命を延ばすためのパッケ―ジングシステム

Info

Publication number
JP2000025840A
JP2000025840A JP11153622A JP15362299A JP2000025840A JP 2000025840 A JP2000025840 A JP 2000025840A JP 11153622 A JP11153622 A JP 11153622A JP 15362299 A JP15362299 A JP 15362299A JP 2000025840 A JP2000025840 A JP 2000025840A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
package
tray
membrane
food
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11153622A
Other languages
English (en)
Inventor
Michael P Gorich
ゴーリッチ,マイケル・ピー
Robert F Mcpherson
マクファーソン,ロバート・エフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WORLD CLASS PACKAGING SYST Inc
Original Assignee
WORLD CLASS PACKAGING SYST Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by WORLD CLASS PACKAGING SYST Inc filed Critical WORLD CLASS PACKAGING SYST Inc
Priority to JP11153622A priority Critical patent/JP2000025840A/ja
Publication of JP2000025840A publication Critical patent/JP2000025840A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vacuum Packaging (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、本発明は、パッケージされた製品
を1つの状態の下に維持し、次いで、その状態を別の状
態に変更することができるようにする、食品を包装する
機械、包装、又は、これらに関連する方法に関する。 【解決手段】 本発明は、トレー(12)と、当該トレ
ーに封着されている柔軟な第1膜16と、当該第1膜を
覆って前記トレーに封着されている柔軟な第2膜14と
を含むパッケージであって、前記第1膜と前記第2膜
が、前記トレーの表面の互いに離れた個所に付着され、
第1膜および第2膜が、実質的に互いに同一の平面の中
に位置し、前記第2膜が、前記第1膜とは無関係にトレ
ーから除去可能であることを特徴とするパッケージに関
する発明を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パッケージされた
製品を1つの状態の下に維持し、次いで、その状態を別
の状態に変更することができるようにする、食品を包装
する機械、包装、又は、これらに関連する方法に関す
る。例えば、搬送する間、食品パッケージは、不活性ガ
ス雰囲気を維持し、次いで、パッケージ製品がスーパー
マーケット又はその他の小売り店に到達すると、食品を
周囲の雰囲気にさらすことができるようになっている。
多くの種類の食品を本発明に従ってパッケージすること
が可能である。とりわけ有利に利用できるのは、改質雰
囲気で満たしたパッケージの中に肉を収容する場合であ
り、比較的不活性の雰囲気中で肉を搬送し、次いで、小
売り店に到達すると、肉を酸素にさらすことにより色づ
けすることができる。
【0002】
【従来の技術】従来では、肉製品は、それぞれのスーパ
ーマーケット又は小売り店で、屠殺して、パッケージす
ることにより製造されるものであった。しかし、既にか
なり以前から、この方法は、非常に効率が悪く、コスト
がかかることが認識されていた。そうではなく、屠殺お
よびパッケージを効率の良い設備で行い、次いで、個々
のスーパーマーケット又はその他の小売り店に出荷する
と、スケールメリットが得られる。
【0003】過去には、この望ましい目標は、大部分の
消費者が酸素にさらされて赤らんだ肉を購入することを
好むため、達成されていなかった。肉は、一日二日しか
赤色を維持しない。その後、肉は紫色になり、これは大
部分の消費者にとって望ましくない。従って、一カ所で
屠殺およびパッケージすることにより肉を製品化し、次
いで、販売のために別の場所に出荷すると、パッケージ
が小売り店に到達するまでに、肉は紫色に変色し、実際
上で販売不可能となる。
【0004】これらの問題を克服するために、出荷の間
は第1の雰囲気の中に肉製品を維持し、次いで、肉製品
を小売り販売できるときになったとき、第2の雰囲気の
中に維持するよう、多くの努力が払われてきた。これら
の技術はいずれも、商業的に広く受け入れられていると
は考えられない。従って、遠隔地での肉処理と、数日後
の販売とを可能にするパッケージが提供されることは、
非常に望まれている。1つの問題は、このようなパッケ
ージの必要性は大きくても、消費者は、多大な金額を優
秀なパッケージ自体には投資したがらないことにある。
従って、2つの非常に異なるパッケージ条件の間で変換
可能であり、しかも、低コストであるパッケージを製造
することが非常に望ましい。更に、新規のパッケージが
消費者が見慣れているパッケージに似ていると有利であ
る。
【0005】これらの問題に対する1つの試みられた解
決法は、肉製品を収容するプラスチックパッケージを覆
う二重のカバーを設けることにある。上部のカバーは、
ガス不透過性であり、上部カバーを剥離すると、空気透
過性の下部カバーが、露出される。このようにして、こ
のパッケージは、上部カバーが付着されたままで出荷さ
れ、従って、不活性ガス雰囲気は、出荷の間にわたりパ
ッケージの中に維持される。次いで、上部カバーが、ス
ーパーマーケットで除去され、その際、下部カバーは、
そのまま残る。下部カバーは、酸素透過性であるので、
肉は酸素に接触して赤らむ。
【0006】従来、このような二重層のパッケージは、
上層を下層に接着固定し、次いで、ヒートシール又はそ
の他の方法によりこれら2つの層をパッケージ自身に付
着することにより、形成されていた。例えば、上層が除
去されると、接着剤が下層に保持されるおそれがあり、
これにより下層の酸素透過性が妨害されてしまう。更
に、上層を除去する際には、下層を引裂いたり、何らか
の形で除去してしまうのを防止することが困難である。
更に2つの層の層間剥離をきれいに行うことができるパ
ッケージを製造することは、困難である。
【0007】種々の優秀な技術が、層間の干渉を防止す
るために考案されたが、これらの手法は、通常、パッケ
ージコストを増加させ、パッケージの複雑性を増大す
る。更に、下層を除去せずに(下層に封着されている)
上層を除去することは、困難である。これらの問題を克
服する努力が払われたが、商業的に有効な解決法は得ら
れなかった。肉製品用ドーム状パッケージは、例えば鶏
肉又はロース肉等の大きい切り身を収容するために用い
られている。しかし、これらのパッケージは、多数を欠
点を有する。
【0008】肉収容パッケージ中の雰囲気を調整して、
食品の老化を遅延させ、スーパーマーケットでのその保
存寿命を延ばすことが望ましい。例えば、酸素含量が小
さい環境を形成することにより、食品の保存寿命は、数
日から2週間以上又は多分それ以上に延ばせる。消費者
が食品パッケージに対して快く感ずるためには、食品の
大部分を目視できなければならない。パッケージ中の食
品の回りに所望の雰囲気を維持するために、食品より僅
かに大きいパッケージが必要である。しかし、大きく、
比較的重い肉製品の場合、食品の回りに隙間を設け、し
かも、製品を魅力的に容器の中に収容することは、困難
である。
【0009】更に、消費者は、通常、食品を目視できる
ことを望むので、食品と容器との間の隙間が消費者に見
えることとなる。消費者は、パッケージが大きすぎ、浪
費的であると考えるかもしれない。更に、製品が実質的
に食品より大きいと、食品は、搬送および取扱い中に動
き、パッケージ自身が凹んだり、その他の損傷を受け
る。過去には、深絞りパッケージが、このタイプのパッ
ケージに使用された。しかし、深絞りのパッケージは、
大きい寸法の場合には成形が困難となり、パッケージ材
料が大幅に変形される。これらのパッケージは、とりわ
け、薄肉のスポットを形成しやすく、角領域が凹んだり
崩壊しやすい。
【0010】このようにして、本出願人は、深絞りプラ
スチック成形技術を使用するより、ドーム状パッケージ
を成形するほうが望ましいことを認識した。ドーム状パ
ッケージによれば、上部パッケージ部分と下部パッケー
ジ部分とを接合するシールフランジを越えて上方に向か
って製品を突出させることも可能である。特定のパッケ
ージに関する必要性に応じて異なる素材からパッケージ
部分を成形することも可能である。例えば、底面部分を
フォーム材料から成形し、上部を透明プラスチックから
成形することが望ましいこともある。
【0011】比較的剛性のパッケージ材料から成る比較
的大きなパッケージに求められる要件は、保存寿命を延
ばすための従来のガス交換技術における、パッケージの
中に特別の空間を設ける必要性と矛盾するように思われ
る。従って、最も普及している大型の食品は、単に、プ
ラスチックパッケージにより包まれ、スーパーマーケッ
トは、肉損失に起因する付加的コストを覚悟する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従って、比較的大きい
肉片を所望のガス環境の中に収容してパッケージするこ
とを可能にする、比較的剛性のドーム状の食品パッケー
ジ、パッケージング方法、およびパッケージング装置を
提供することが、非常に望ましい。
【0013】
【課題を解決するための手段】これらの課題は、柔軟な
第1の膜が、トレーに封着され、柔軟な第2の膜が、ト
レーに封着され、その際、第2の膜が、第1の膜を覆う
ように配置され、これらの膜が、トレー表面の別の個所
でトレーに付着され、実質的に互いに同一の平面の中に
配置され、互いに無関係にトレーから除去できるトレー
により解決される。
【0014】また、その他の課題は、複数のパッケージ
ステーションを有する、改質雰囲気パッケージを製造す
る装置により解決される。これらのステーションの中に
は、食品をトレーに積込む少なくとも1つのステーショ
ンが存在する。回転コンベヤが、トレーを1つのステー
ションから次のステーションへ動かす。回転コンベヤ
は、複数のトレーを搬送するプラットフォームを有す
る。パッケージステーションのうちの1つは、トレーを
プラットフォームの上に積込み載置する。ステーション
のうちの別の1つは、トレーをプラットフォームから積
出す。トレーをパッケージフィルムにより被覆する前
に、トレー中の雰囲気を、酸素含量が小さいガスにより
置換する装置が設けられている。
【0015】本発明の別の1つの態様では、改質雰囲気
パッケージの製造方法は、複数のトレーを回転コンベヤ
の上に積込み載置するステップを含む。トレーは、円形
路に分散配置されている複数のステーションの間にイン
デックス(割出し)される。トレーの中の雰囲気は、食
品が収容されると、排出される。トレーは、フィルムに
より被覆され、これにより、酸素含量の小さい雰囲気が
トレーの中に保持される。トレーは、次いで、回転コン
ベヤから積出される。
【0016】
【発明の実施の形態】図面において、同一部分には同一
の参照番号又は参照記号が付けられており、1つ以上の
食品“A”を収容する包装(パッケージ)10が、示さ
れている(図1〜図2)。パッケージ10は、とりわ
け、赤身肉を収容するのに適する。パッケージ10は、
比較的に剛性のトレー12と、透過率が比較的小さい膜
14と、透過率が比較的大きい膜16とを有する。膜1
4および16は、周辺でトレー12に接合されている。
【0017】トレー12は、比較的剛性の合成樹脂から
成り、熱成形等により成形される。トレー12は、好ま
しくは、ガス不透過性の材料から成り、単一の高分子シ
ートから成ることもある。高分子シートには、例えばポ
リ塩化ビニル、ナイロン、フルオロハロカーボン、ポリ
ウレタン、又は、高分子材料の複合体等がある。この複
合体を成す高分子材料には、PVC、PVCとポリオレ
フィン、PVCとサラン(saran)、PVCとサランとポ
リオレフィン、PVCとサランとエチレンー酢酸ビニル
共重合体、ポリスチレンンとサランとポリオレフィン、
ポリスチレンンとサランと共重合体、ナイロンとサラン
とポリオレフィン、ポリオレフィンとサランとポリエチ
レン、ポリエステルとサランとポリオレフィン、ポリカ
ーボネートとサランとポリオレフィン、又は、当業者に
は自明のその他の多数の材料がある。トレー12は、好
ましくは、良好な酸素障壁を形成し、適切な熱成形性を
有し、充分に強く、トレー12にその他の材料を容易に
付着しやすい材料からなる。
【0018】トレー12は、図示の実施例では、略正方
形であるが、しかし、例えば丸形(図示せず)等の別の
形のトレー12が、本発明に従って考察されている。ト
レー12は、湾曲底面18を有し、湾曲底面18は、食
品Aを収容する空洞の境界を定め、二重フランジエッジ
20は、底面18の周辺の回りに延在している。
【0019】この二重フランジエッジ20は、溝26で
分離された一組の突起部(ledge)22、24を有する。
フランジ20の最も外側のエッジ28は、下向きに曲げ
ておくことができる。1つの図示の実施例では、底面1
8とフランジ20とを、単体として成形することができ
る。1つの実施例では、突起部(ledge) 22、24の上
面は、単一の平面内にある。これにより、突起部22、
24と、膜14、16とは、パッケージ10の上面に形
成される実質的に偏平な表面を構成することとなる。こ
れに関して、トレー12は、多孔のフォーム状材料から
成り、このフォーム状材料は、ヒートプレスされ、これ
により、突起部22,24の高さの一様性と、トレー1
2の肉厚の一様性とが、保証される。このような偏平表
面は、膜14,16へのより確実な接合を容易にし、多
数の包装物を上下に積重ねことを可能にする。
【0020】透過率が比較的大きい層14は、好ましく
は、例えば柔軟なプラスチック物質等の可撓性で弾性の
材料から成り、ある特定の用途では必要となる、ガス交
換を許すものである。赤身の肉の赤らみを良好に保持す
るために、通常、透過率が大きい膜14が、大きい雰囲
気透過率を有することが望ましい。非常に種々の材料
が、膜14としての機能を果たすことができ、このよう
な材料には、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネー
ト、ポリエチレン、ポリエチレン共重合体、アイオノマ
ーフィルム、又は、その他の任意のガス透過性の材料が
あり、このような材料は、当業者には自明である。膜1
4は、ミクロ細孔フィルムから成ることも可能であり、
このようなフィルムの細孔は、化学的又は機械的に形成
される。膜14は、使用中に孔が開かない程度の強度が
要求されるだけである。
【0021】膜14は、トレー12に内側の突起部24
で固定されている。これに関して、膜14は、トレー1
2にヒートシール可能な材料から成るのことが、望まし
い。しかし、膜14の周辺エッジを内側の突起部24に
接着的に固定することも可能である。本明細書では、フ
ィルムが、トレーに“シール”されているとは、フィル
ムが、トレーに熱融合されるか、又は、トレーに接着的
に固定されることを意味し、トレーに摩擦結合される場
合と対比して用いられる。突起部22と24との間に溝
26が形成されている。溝26は、膜14を内側突起部
24に固定するのを助ける。とりわけ、膜14がトレー
12および突起部22,24にわたり張られた後、膜1
4は、内側の突起部24に固定され、次いで、切断プレ
スを下方に動かして膜14を貫通して溝26の中に入込
ませることにより切り整えられる。これについては、後
述する。溝26は、図2ではU形であるが、しかし、溝
26は、V形、半円形、矩形、その他、美的、機能的、
又はその他の理由から望ましい任意の形であることも可
能である。
【0022】透過率が比較的小さい膜16も、好ましく
は、例えば柔軟なプラスチック物質等の可撓性で弾性の
材料から成る。しかし、膜16は、好ましくは、ガス透
過率が比較的小さい材料の群から選択され、このような
材料には、例えば、ポリエステル、ナイロン、セロファ
ン、ポリプロピレン、ポリビニルアセテート、サラン、
又は、これらの材料の組合せ等がある。膜16は透過率
が比較的小さくガス不透過性であるのが好ましい。
【0023】透過率が比較的小さい膜16は、分離可能
に外側の突起部22に固定され、この固定も、ヒートシ
ール、接着技術、又は、その他の公知の技術により実現
される。透過率が比較的小さい膜16は、外側の突起部
22に固定され、膜16は、切断プレスを下方へ動かし
て膜16を貫通させることにより切り整えられ、その
際、切り整え位置は、最も外側のエッジ28から外方へ
向かって位置する。代替的に、望むならば、膜16は、
外側突起部22に固定する前に、切り整えることもでき
る。いずれの場合でも、膜16は、好ましくは、張出し
部19を残して切り整えられる。何故ならば、張出し部
19を持上げることにより、膜16を容易に除去でき、
外側の突起部22との接合から解放して、容易に膜16
を剥離できるからである。透過率が比較的小さい膜16
は、突起部22に固定されている場合、透過率の比較的
大きい膜14と全く接合していない、ただし、摩擦結
合、又は、トレー12を介しての間接接合を除く。これ
により、透過率が比較的小さい膜16を、パッケージ1
0から適切に除去するのが容易になり、その際、透過率
が比較的大きい膜14をそのまま不変にしておくことが
容易に可能である。膜14,16は、互いに接合されて
いないが、しかし、膜14,16は、実質的に、互いに
同一の平面の中に位置し、面と面とで当接しており、僅
かに弾性的に緊張しているのが好ましい。
【0024】膜14および16が双方とも、トレー12
に固定された後、収容されている食品Aにとって望まし
い雰囲気が、パッケージ10の中に保持される。これ
は、このように望ましい雰囲気の中に閉鎖包囲されてい
る状態のパッケージをシールすることにより実現するこ
ともできる。赤身肉の製品の場合、いくつかの実施例
で、はじめの雰囲気は、酸素濃度が比較的低い。例え
ば、かなりの濃度の二酸化炭素又は窒素を含有するガス
が、パッケージの中に保持され、これにより、食品Aの
酸素への接触が、低減される。肉食品の場合、これによ
り、後まで肉製品の赤らみを遅らせることができる。
【0025】製品がスーパーマーケット又はその他の小
売り店に到達すると、透過率が比較的小さい膜16を除
去することが、望ましいことがある。膜16の除去は、
上部の膜16のエッジを把持して、上方へ引っ張ること
により、適切に行われる。膜16は、膜14に接合され
ていないので、パッケージ10の残りの部分から容易に
除去できる。
【0026】その後、パッケージ10は、透過率が比較
的小さい膜16が無い状態にあり、透過率が比較的大き
い膜14とトレー12を有するのみである。肉製品を収
容する実施例では、肉製品の赤らみを生じさせるため、
透過率が比較的大きい膜14を酸素が透過できることが
望ましいことがある。このようにして、透過率が比較的
小さい膜16が店で一旦除去されると、赤身肉製品A
は、高い濃度の酸素に曝されるので、赤らむ。
【0027】1つの代替実施例では、ある特定の用途の
ため、膜14,16は双方とも、実質的に不透過性の材
料から成る。この構成形態は、例えば、代替的なラベル
取付け方式を提供するのに役立つ。このような実施例で
は、下部の膜は、例えば広告ラベル等のスーパー又はそ
の他の小売り店のラベルを有し、上部の膜は、他方、当
初の肉パッケージ者のラベルを有し、このラベルには、
肉の最終的な購入者へではなく、小売り肉屋への指示を
含めることができる。この場合、外側の膜16は、内側
の膜14に対して、容易に除去できる。
【0028】図3〜図4で、パッケージ10の1つの代
替実施例が、示されている。とりわけ、この実施例は、
突起部52を考察しており、この突起部52は、凹みリ
ップ54により包囲され、凹みリップ54は、最も外側
のエッジ56を有する。この実施例では、透過率が比較
的大きい膜14は、まず初めに、突起部52に固定さ
れ、次いで、切断プレスを下方へ動かして膜14を貫通
させることにより切り整えられ、その際、切り整え位置
は、突起部52から半径方向に外方にあり、凹みリップ
54により許容される位置である。次いで、透過率が比
較的小さい膜16は、トレー12にわたり緊張され、リ
ップ54に接着されている。透過率が比較的小さい膜1
6は、切断プレス(図示せず)を下方へ動かして膜16
を貫通させることにより切り整えらえ、その際、切り整
え位置は、最も外側のエッジ56から外方にある。この
ようにして、透過率が比較的小さい膜16は、透過率が
比較的大きい膜14に比してより広い表面領域を設けら
れており、これにより、膜16が、膜14を外から包む
ことが可能となる。膜16は、張出し部58を形成する
ように切断でき、これにより、透過率が比較的小さい膜
16の除去が、容易になる。すなわち、張出し部58を
持上げ、エッジ56との接合から解放して膜16を剥離
することにより、膜16は、容易に除去できる。さら
に、膜14,16は、互いに実質的に同一の平面の中に
位置し、面と面とが互いに当接しており、それぞれ、僅
かに弾性的に緊張されている。
【0029】この実施例では、所望の雰囲気が、先行の
実施例に関連して説明されたのと同様の方法でパッケー
ジ10の中に保持される。製品が、スーパーマーケット
又はその他の小売り店に到達すると、透過率が比較的小
さい膜16は、膜16の張出し部58を把持して上方へ
引張ることにより適切かつ容易に除去できる。この後、
パッケージ10は、透過率が比較的小さい膜16が無い
状態にあり、透過率が比較的大きい膜14およびトレー
12を有するのみである。これは、前に説明した実施例
と同様である。
【0030】図5に、パッケージ10を形成する1つの
例としてのプロセスが、示されている。図5の右側から
出発して、剛性の周縁合致キャリヤ60の中で下方から
保持されているトレー12に、従来の方法で食品Aを充
填する。次いで、パッケージ10から、酸素を排除し、
次いで、酸素含量が比較的小さい輸送ガスによりガス充
填する。透過率が比較的大きい膜14のウェブを、一対
のロール62および64から繰出し、トレー12の上に
これを覆って載置して位置決めする。透過率が比較的大
きい膜70を、内側の突起部24に固定する。この固定
は、例えば、ヒートシール機械66により行われる。次
いで、従来からある切断プレス28を用いて、ウェブ7
0を切断する。図1〜図2の実施例では、ウェブ70
を、溝26に隣接する位置で切断する。図3〜図4で
は、ウェブ70を、凹みリップ54の上方の位置で切断
し、リップ54自身を、溝および凹部として機能させ
る。いずれの場合も、溝26又はリップ54が、パッケ
ージ10の上の当該個所に位置するウェブ70から膜1
4を除去および切断することを容易にすることは、明瞭
である。ウェブ70を、熱エネルギー又は超音波エネル
ギー等を用いて切断することも可能である。
【0031】次のステーションで、透過率が比較的小さ
い材料16のウェブ76を、一対のロール72,74か
ら繰出し、パッケージ10の上に位置決めする。図1〜
図2の実施例で、透過率が比較的小さいウェブ76を、
突起部22に固定する。これに対して、図3〜図4の実
施例では、透過率が比較的小さいウェブ76は、最も外
側のエッジ56に固定されている。いずれの場合も、こ
の固定は、従来の技術を用いて行われ、このような技術
には、例えば、ヒートシール機械42等がある。この時
点で、輸送ガスをパッケージ10中に封入する。最後
に、ウェブ76は、従来の切断装置78により切断され
る。図1〜図2の実施例では、エッジ28の僅か外方で
切断する。図3〜図4の実施例では、外側のエッジ56
から僅か外方で切断する。これにより、透過率が比較的
小さい材料16の張出し部片19又は58が残り、ユー
ザーは、この張出し部片19又は58を把持して、膜1
6を除去する。これは、ユーザーが望む場合にいつでも
実行可能である。
【0032】組み立てられると、パッケージは小売り販
売の場所に送られる。小売り店では、パッケージを、後
述のように店頭に出して良い状態となるまで保管する。
この保管期間に、透過率が比較的小さい膜16は、剥離
され、廃棄される。短い保管期間の後、パッケージは、
小売り販売のために店頭に出される。ある保管期間は、
透過率が比較的大きい膜14を透過して流入する酸素を
パッケージに吸収させるために必要である。肉食品が赤
らんだ後、肉食品は、小売り販売のために店頭に出され
る。
【0033】溝26又はリップ50を設けることによ
り、両方の膜14,16を同一のトレー12に取付ける
ことが可能となり、高速生産が可能となる。図5の簡単
化されたプロセスは、製品が、逐次的方式でパッケージ
されることを示唆しているが、しかし、このようなプロ
セスは、種々の従来のパッケージ装置にも適用できる。
透過率が比較的大きい膜は、透過率が比較的小さい膜が
取り付けられて機能するまで、パッケージの中の所望の
ガス環境を維持するに充分であるのが有利である。これ
は、高速システムにおいて特に当てはまる。しかし、い
くつかの状況では、透過率が比較的大きい膜のステーシ
ョンと、透過率が比較的小さい膜のステーションとの間
に、特別のガス雰囲気を提供すると有益である。
【0034】同一のプロセスは、双方の膜が実質的に不
透過性であるパッケージを製造するために使用できる。
図6のパッケージ機械120は、4つのステーション1
22を有する。この機械は、4ステーション形式の実施
例で示されているが、しかし、図示されているステーシ
ョンのうちの1つ以上のステーションが、使用されない
こともあり、任意の特定の実施例において、4つより多
いか又は少ない数のステーションを有することが可能で
あるか、又は望ましいこともある。4つのステーション
122は、1つのステーションから次のステーションへ
回転して移動されるパッケージに作用する。
【0035】生産するパッケージは、プラットフォーム
124に保持され、プラットフォーム124は、図示の
実施例では、スロット126を有し、スロット126
は、4つのパッケージトレーを収容する。図示のものも
含めて、種々のパッケージタイプが使用される。プラッ
トフォーム124は、取付けアーム128に担持され、
取付けアーム128は、回転可能なリング130に接続
している。リング130は機構132により駆動され、
機構132は、任意の従来のタイプでよいが、しかし、
駆動チェーンおよび電動機装置として図示されている。
【0036】機械全体120は、脚部136の上に載置
されているベース134の上に載置されて支持されてい
る。ベース134は、サージタンク138も支持し、サ
ージタンク138は、ハンガ組立140を支持する。サ
ージタンク138は、リング130および駆動機構13
2を取付けるための中央支持を提供する。ベース134
およびハンガ組立140は、ステーション122に配置
されている種々の装置を支持するために用いることがで
き、ステーション122は、プラットフォーム124の
中に収容されている食品トレーに作用する。例えば、図
7に示されているように、トレー装填機構142は、ス
テーション122aに連動され、ベース134の上に載
置されて支持されている。同様に、工具機械組立144
は、ハンガ140の上に載置されて取付けられている上
部146を有し、ベース134の上に載置されて取付け
られている下部148を更に有する。上部146は、ハ
ウジング又はチャンバ147を有し、下部148は、ハ
ウジング又はチャンバ149を有する。
【0037】図10のトレー装填機構142は、トレー
コンベヤ150およびトレーローダ152を有する。コ
ンベヤ150は、従来のベルトコンベヤでもよく、この
場合、トレー155は、トレーコンベヤ150の上に載
置される。トレー155は、ストップバー154により
位置決め配列され、ストップバー154は、シリンダ1
56により動かされる。適切な間隔で、トレー155
は、第2のストップバー158へ向かって進められ、ト
レー155により前に占められていた位置は、新たなト
レーにより占められる。ストップバー158は、第2の
シリンダ160により制御される。トレー155には、
パッケージされる食品を前もって積み込む。
【0038】プラットフォーム124aの下方には、シ
リンダ162が設けられており、ベッド164を上方お
よび下方へ動かす。ベッド164は、ストップ166を
有し、ストップ166は、ベッド166の内側端部に取
付けられている。それぞれのベッド164は、トレーコ
ンベヤ150からトレー155を受取り、トレー150
を下方へ動かしてプラットフォームスロット126の中
に入れる。このようにして、複数の機構160および1
64が存在し、これらの機構のそれぞれは、プラットフ
ォーム124aの中のスロット126のそれぞれに対応
している。
【0039】図示の例では、ステーション122bは、
使用されない非活動ステーションである。しかし、別の
用途では、別のステーションで行われる操作のすべて又
は一部をステーション122bで行うことが望ましいか
又は必要であることもある。ステーション122bは、
例えば食品をトレー155の中に積込むために使用され
ることもある。
【0040】ステーション122は、上部146と下部
148とから成る工具機械組立144を有する。図7に
示されているように、上部チャンバ147は、機構16
8の上に載置されて取付けられ、機構168により上部
チャンバ147は、上げ下げしてプラットフォーム12
4に向かったり遠ざかったりできる。同様に、下部チャ
ンバ149は、機構170の上に載置されて取付けら
れ、下部チャンバ170は、下部148を上げ下げし
て、プラットフォーム125の下面へ向かわせたり遠ざ
けたりする。望むならば、上部チャンバ147又は下部
チャンバ149は、定置にすることも可能である。
【0041】プラットフォーム124をアーム128に
取付けた状態が、図12および図13に示されている。
図12に示されているように、プラットフォーム124
は、アーム128に複数の直立ピン172により取付け
られている。それぞれのピン172は、先細り状の上部
174を有し、上部174は、はめ合い先細り状部分1
76の中にはめ込まれる。このようにして、プラットフ
ォーム124は、分離可能にアーム128にピン172
により取付けられている。
【0042】下部チャンバ149は、一対の直立ピン1
78を有し、直立ピン178は、先細り状部分180を
有し、先細り状部分180は、プラットフォーム124
の中の穴182の中にはめ込まれる。このようにして、
下部チャンバ149が、上方に動いてプラットフォーム
124と係合すると、ピン178の先細り状部分190
は、プラットフォーム124の中の穴182の中にはめ
込まれる。このようにして、プラットフォーム124
は、ステーション122cの中に非常に正確にセンタリ
ングされ、位置決めされる。図13に示されているよう
に、下部チャンバ149は、実際の上で、プラットフォ
ーム124を持上げて、そのピン172から離し、これ
により、正確なアライメント(位置合せ)が、達成され
る。上部チャンバ147および下部チャンバ149は、
シール184を収容し、シール184は、プラットフォ
ーム124の上部表面および下部表面との気密性を実現
し、これも、図13に示されている。
【0043】図15に示されている、工具機械組立14
4の上部146および下部148の構成形態は、シーラ
ー(sealer)186,カッター188、又はウェブ巻取り
装置190を有する。ウェブ192は、ロール194か
ら繰出され、工具機械組立144の中で処理され、廃棄
ロール196に転送される。フィルム192は、食品パ
ッケージのために使用される任意のプラスチックフィル
ムから成ることが可能であり、このようなフィルムに
は、例えば、プラスチック、アルミニウムフォイル、
紙、又は厚紙の複合フィルム等がある。
【0044】シーム192が、トレー155の上にこれ
を覆って載置されて位置決めされると、フィルム192
は、シャフト208に取付けられているシーラー186
により封着できる。シールバーは、適切な時間にテレス
コピックに上下に往復運動され、これにより、フィルム
192がトレー155に封着される。非常に種々のシー
ラー186が使用可能であるが、しかし、1つの従来の
シーラーは、電気抵抗加熱装置200を使用し、これに
より、フィルムは、トレー155にヒートシールされ
る。シャフト208の上下運動の行程範囲は、中間スト
ップ202により制御され、その際、従来の液体エネル
ギー源が使用される。中間ストップ202は、管198
の一部であり、管198は、シャフト208に封着固定
されている。
【0045】シーラー186は、例えば、修理又は清浄
したい場合に、この機構から取外すことができる。この
取り外しは、ナット206を単にねじり外すことにより
容易に行える。シャフト208およびシーラー186
は、この機構から下方へ動かされて、取外される。
【0046】カッター188は、一対のブレード210
を有する。ブレード210は、プラットフォーム124
の中の凹部212の中に入り込むように位置決めされ
る。これらのブレードは、フィルム192が切断され、
トレーの上部周縁の全長にわたり行われるように位置決
めされる。これにより、フィルム192は、トレー15
5の形状に合致する。勿論、任意の分断方法を使用する
ことができる。例えば、切断又はヒート分断等がある。
1つ以上のウェブ又はフィルムを、分断して、トレー1
55に付着することもできる。シーラー186と同様、
カッター188は、シーラー186の回りを上下に往復
運動する。カッター188は、アーム216の取付けら
れているストップ214により制御され、その際、従来
の液体エネルギー源が使用される。
【0047】カッター188は、内部冷却循環路218
も有する。循環路218は、外部冷却液源に接続され、
これにより、循環路218は、カッター188を冷却す
る媒体を供給する。カッター188は、シーラー186
に密に近くに配置され、これにより、カッター188
は、熱に起因する故障が発生する危険を有する。カッタ
ー188を冷却することにより、切断の高い精度が比較
的高温の環境の中でも維持される。
【0048】下部チャンバ149は、ガス交換路230
を有し、ガス交換路230は、下部チャンバ149の下
面の中に配置される。上部チャンバ147も、ガス交換
路232を有し、ガス交換路232は、上部チャンバ1
47の側壁の中に配置されている。下部148は、充填
剤234を収容することもある。それぞれのプラットフ
ォーム124は、複数のガス交換路236を有する。ガ
ス交換路232は、図14に示すように、真空源に急速
(クイック)脱着装置238により連通している。この
装置は、上部チャンバ146に、ねじ付ノブ240によ
り固定されている。同様に、装置242は、ねじ付ノブ
244により下部チャンバ149に接続され、ガス交換
が開口230を介して実現される。
【0049】図14で、上部および下部146および1
48への接続が、すべて、急速脱着式であり、従って、
任意の特定のステーション122に連動する機械は、機
械120の残りの部分から容易に取外しできることは、
明らかである。更に、電力および液体のための接続も、
同様に、急速脱着式でよい。このようにして、220に
示されているような接続は、それらを単に引張り外す
か、又は、それらを単位ねじり外すだけで解除でき、次
いで、上部および下部147および149を保持する機
構246を、同様に接続解除できる。これにより、上部
および下部チャンバ147および149は、迅速に取外
すことができる。
【0050】図16に示されている積出しステーション
122dは、積出しコンベヤ226およびトレープッシ
ャ228を有する。適切な時点で、プラットフォーム1
24の中のトレー155は、プッシャ228のシリンダ
230により上方へ押される。次いで、トレーは、シリ
ンダ234により動かされるスライダ232により横方
向に押される。トレーは、図13に示されているよう
に、押されてコンベヤ226の上に載置される。
【0051】この機械は、おおよそ、次のように操作さ
れる。初めに、複数のトレー155が、トレー積込み組
立142のコンベヤ150の上に載置されて配列され
る。図8および図9に示されているように、トレーは、
ストップバー154および158の操作によりそれぞれ
4つのトレーから成る2つの列に配列される。トレー
は、まず始めに、ストップバー158に衝突することが
許容され、これにより、トレーは、回転するコンベヤ1
50に対してスライドする。次いで、第2の列のトレー
が、第1の列のトレーに背後から衝突して接する。
【0052】図10および図11に示されているよう
に、適切な時点で、第2のストップバー158が下ろさ
れ、これにより第1の列のトレーが通過してベッド16
4の上に載置できる。次に、それぞれのベッド164が
下げられ、それぞれのトレー155は、プラットフォー
ム124の中のスロット126の中に保持される。
【0053】しばらくしてから、プラットフォーム12
4は、90゜回転されて、ステーション122bに到達
する。次いで、ストップバー158を操作することによ
り、第2の列のトレー155が、後続のプラットフォー
ム124の中に積込まれる、すなわち、この積込みの前
に既に、プラットフォーム124は、回転されて、ステ
ーション122dから出て、ステーション122a中に
入る。ステーション122bから、プラットフォーム1
24が回転して、ステーション122cの中に入る。図
6に示されている。
【0054】図12および図13に示されているよう
に、工具機械組立144で、プラットフォーム124
が、そのサポート172から持上げられ、組立144の
上部チャンバ147と下部チャンバ149との間に保持
される。正確な位置合せは、ピン178の操作により達
成され、ピン178は、プラットフォーム124の中の
はめあい穴182と係合する。ピン178に形成されて
いる先細り状部分と、穴182とは、共働して、プラッ
トフォーム124を、ステーションの中の所望の部分の
中に案内する。このようにして、トレー155は、工具
機械組立に対して正確に位置決めされる。
【0055】プラットフォーム124が、適切な位置に
位置決めされると、次いで、上部チャンバ147の中
に、真空がガス交換路232により吸引形成される。こ
れは、上部チャンバ147がOリングシール184によ
りフィルム192と密封して係合しているので、可能で
ある。真空吸引が上部チャンバ147の中で開始される
と、下部チャンバ149の中の真空管239を介して、
真空が吸引により形成される。これは、下部チャンバ1
49がOリングシール184により上部チャンバ147
に対してプラットフォーム124を密封係合するので、
可能となる。
【0056】その結果、トレー155の外部との良好な
液体連通が、フィルム192の下で実現される。その理
由は、上部チャンバ147の中の真空が、フィルム19
2を持上げ、これにより、空気が、トレー155から排
出されることにあり、この空気の排出は、プラットフォ
ームの凹部212の底面の中のスロット250に形成さ
れている一連の穴を介して行われ、更に、開口230を
介して行われる。充填剤234を充填ことにより、この
プロセスが、より迅速に行われることが可能となる。
【0057】真空が吸引形成されると、所望の雰囲気が
トレーの中に開口257および236を介してガス管2
37からポンピングされる。この雰囲気は、好ましく
は、パッケージされた食品の寿命が延びるよう、酸素含
量が低減されている。図15に示されているように、フ
ィルム192は、シーラー186を用いてトレー155
にヒートシールされる。この操作は、従来のヒートシー
ル操作でもよい。シーラー186は、チャンバ203の
中の変化する液体に応動して、ストップ202に制御さ
れて下方に繰返し動く。
【0058】フィルム192が、トレー155に封着さ
れると、フィルム192は、カッター188により切断
される。カッター188は、下方へ繰返し動いて、フィ
ルム192を切断し、その下方運動の際、カッター18
8は、最終的には、凹部212の中に到達する。カッタ
ー188の運動は、チャンバ217の中の流体圧力によ
り制御される。このようにして、所望の雰囲気が、パッ
ケージの中に封入される。もちろん、その他のガス交換
技術も使用できる。
【0059】好ましくは、組立144の中の雰囲気は、
食品の寿命が長くなるよう、酸素含量を低減される。カ
ッター188の操作は、組立144の中の周囲熱により
有害に影響されることがあるが、この周囲熱はヒートシ
ール操作により大幅に増加される。この熱は、切断ブレ
ードを歪曲し、切断ブレードの精度を低める。この理由
から、例えば水等の冷却液が、カッター188が冷却さ
れるよう、循環路218に循環される。
【0060】この操作が完了すると、上部チャンバ14
7および下部148は、互いから離れるよう動かされ、
ロール196および194が進められる。これにより、
新しいフィルム区間が、チャンバ147と149との間
の適切な位置に位置決めされる。次いで、トレー155
は、前進されて、次のステーション126dの中に到達
する。
【0061】図16に示されているように、ステーショ
ン122dの中で、トレー155は、トレープッシャ2
28およびシリンダ230の上にこれらに載置されて位
置決めされている。適切な時点で、1つ以上のトレー1
55が、シリンダ230およびプッシャ228の動作に
より上方へ押される。これは、図17に示されている。
次いで、トレーは、スライド232およびそのシリンダ
234により横方向に押される。これは、図18に示さ
れている。次いで、トレーは、回転コンベヤから積出し
コンベヤ226により取出される。
【0062】このような操作の全体は、ステーション1
22の回転配置により容易にされる。コンベヤの操作
は、コンベヤが回転配置に構成されているので、連続的
である。このようにして、線形コンベヤの端部で、プラ
ットフォーム124を元の位置に戻さなければならない
ことから発生する問題が、除去される。
【0063】更に、回転配置により、中央領域は、適切
に配置されているサージタンク138により占めること
が可能である。このタンクは、包囲する回転コンベヤ装
置のの中の種々の操作のための流体圧力源を提供する。
タンク138は、通常、両端に取付けられているキャッ
プ254により閉鎖されている。図19に示されている
ように、排出管252がサージタンク138の底面に設
けられており、この排出管252は、消毒溶液を排出す
るために用いられる。排出管は、取外し可能なカバー2
56により閉鎖することができる。タンク138の内部
は、静菌性溶液により洗浄され、これにより、細菌がパ
ッケージに移転するのを最小化できる。タンク138
は、駆動機構132および回転可能なリング130を支
持するサポートとしても機能する。
【0064】更に、コンベヤが回転配置されているの
で、機械のその他の部分からステーションを取外すため
に、任意の特定のステーションへ接近することが容易で
ある。任意の特定のステーションは、任意の特定の操作
のために、より適切なステーションへと容易に交換でき
る。故障した装置も、正常な装置へと容易に交換でき
る。回転配置に起因して、修理のために個々のステーシ
ョンに接近することが容易である。
【0065】修理および交換は、急速脱着方式の電源お
よび液体源のためのステーションへの種々の接続を設け
ることにより容易になる。更に、急速脱着方式のそれぞ
れのステーションに特定の装置を取付ける取付け手段を
設けることにより、ステーションを迅速に交換すること
が可能となり、ひいては、この機械を別の用途のために
迅速に改変したり、装置の中の破損部品を迅速に交換す
ることが可能となる。
【0066】大型の肉食品Aをパッケージするパッケー
ジプロセスが、図20に示されている。このパッケージ
プロセスは、ステップa,bおよびcを有する。ステッ
プaでは、食品Aは、図示のように、皿状のプラスチッ
クパッケージ部分310の中に収容され、パッケージ部
分310は、部材314に取付けられている周辺フラン
ジ312により支持されている。パッケージ部分310
は、種々の従来の材料により形成でき、これらの材料
は、例えば、公知のプラスチックパッケージ材料等であ
る。多くの例で、下部パッケージ部分310を、比較的
剛性になるよう、成形発泡プラスチックにより形成する
ことが望ましい。
【0067】図20において、ステップbで、上部パッ
ケージ部分318は、図示のように、食品Aの上にこれ
を覆って載置されている下部パッケージ部分310から
間隔を置いて配置されている。パッケージ部分318
は、ドーム状に形成され、周辺フランジ320を有す
る。パッケージ部分310と同様に、上部パッケージ部
分318も、種々の従来のプラスチック材料により形成
できる。しかし、多くの用途で、上部パッケージ部分3
18を、比較的剛性の成形透明プラスチック材料により
形成することが望ましい。何故ならば、これにより、食
品パッケージの中の食品Aを目視できるからである。好
ましくは、部分310および318は双方ともに、比較
的剛性の成形プラスチック材料により予め成形される。
【0068】図20に示されているように、ステップc
で、上部パッケージ部分および下部パッケージ部分31
8および310は、それらの周辺フランジ320および
312の沿って装置322により接合され、装置322
は、部分318のフランジ320を下方へプレスして、
パッケージ部分310のフランジ312の上に押しつけ
る。望むならば、装置322は、ヒートシール機械であ
り、このヒートシール機械は、互いに隣接するフランジ
をヒートシールし、これら2つの部分が接合される。
【0069】下部310から間隔を置いて隣接させて上
部のドーム状部分318を保持する利点は、パッケージ
の中のガス環境を、図20のシールステップcの前に変
換できることにある。例えば、パッケージの中の空気
が、排出されると、所望のガスを補給できる。所望のガ
スは、食品の保存寿命を延ばすため、酸素含量を比較的
小さくすることができる。例えば、このガスの二酸化炭
素および/又は窒素の含量を通常の大気に比して大きく
して、肉製品Aの寿命を短くする酸化プロセスを弱める
ことができる。
【0070】図21に示されているように、下部のパッ
ケージ部分310は、1組の2対の互いに対向して位置
するガイド324により所望の配置に維持できる。それ
ぞれのガイド324は、下部パッケージ部分310の曲
面側面に実質的に正接して配置され、これにより、それ
ぞれのガイド324は、シール領域326に当接する。
シール領域326は、上部パッケージ部分318への付
着点を提供する。図21から、下部パッケージ部分31
0が外方へ延在するフランジ部分328を有し、このフ
ランジ部分328がパッケージ310の2つの互いに対
向して位置する端部のうちのいずれか1つの端部に取付
けられているのが分かる。図21に示されているパッケ
ージ310は、楕円形を有する。しかし、パッケージの
断面は、種々異なる形状のうちの1つの形状を有するこ
とができる。
【0071】図22は、下部パッケージ部分310の上
にこれを覆って載置されて位置決めされている上部パッ
ケージ部分318を示す。上部パッケージ部分318
は、一対の互いに対向して位置し先端が鈍いフランジ3
34を有し、フランジ334は、それぞれの組のガイド
324と相互作用し、更に、フランジ334は、それぞ
れの組のガイド324の間に制限されている。外方へ延
在するフランジ部分334は、管330の沿って延在
し、その際、管330は、水平平面の中の上部パッケー
ジ部分318の位置決めを通常は案内しない。この案内
は、実質的に、ガイド324におり行われる。領域33
6の中で、フランジ334は、フランジ328のエッジ
332を通過して延在し、これにより、フランジ334
は、下部パッケージ部分310を越えて延在する張出し
領域を有する。
【0072】図23は、図20のパッケージ操作を行う
パッケージ機械を示す。種々のパッケージ形状が使用で
きることを示すために、図23のパッケージ338は、
図20のパッケージとは僅かに異なる形状を有する。と
りわけ、下部パッケージ部分310は、図20のパッケ
ージ部分310に比して低く位置し、下部パッケージ部
分および上部パッケージ部分318および320の曲が
り角の険しさは、図23の実施例に比して大きい。
【0073】下部パッケージ部分310は、周縁合致ト
レー340の中に置かれており、トレー340は、下部
パッケージ部分310の外部形状に適合し、フランジ3
12を支持する。上部パッケージ部分318のフランジ
部分336は、充填管330の上に載置されている。充
填管330は、スロット342の中で上下に運動する。
しかし、その上方行程長は、隣接するガイド324の張
出しエッジ344により制御されている。それぞれの管
330は、外側シリンダ330aおよび内側シリンダ3
30bを有する。
【0074】外側シリンダ330aは、1組のOリング
346を有し、Oリング346は、管330の回りの漏
洩を防止する。ピン348は、管330の下方運動の行
程長を制御する。管330の中心の中に、孔350が形
成されており、パッケージ内部に、またはパッケージ内
部からガスを搬送することを可能にし、通路352へま
たは通路352から搬送することを可能にする。このよ
うにして、ガスは、通路352を介して、図23の構成
に示されているパッケージへ流入でき、逆に、パッケー
ジから流出できる。
【0075】圧縮ガス供給路372は、圧縮ガスの源
(図示せず)に接続されている。望むならば、圧縮ガス
は、通路372を介して連通され、これにより、圧縮ガ
スは、外側シリンダ330aの下端に作用することが可
能となる。これにより管330は、図23のその上部位
置へ移動できる。上部パッケージ部分318の上にこれ
を覆ってこれに隣接して、プッシャバー354およびシ
ールバー356が、配置されている。シールバー356
は、従来のヒートシールバーであることもある。このヒ
ートシールバーは、上部パッケージ部分318のフラン
ジを、下部パッケージ部分310のフランジに封着す
る。
【0076】真空チャンバカバー390は、下部チャン
バ392に、内側周辺シールおよび外側周辺シール39
4および296により封着される。この封着を行うため
に、ガスケット398が下部チャンバ392に当接され
る。弁付き通路400は、カバー390により境界を定
められているチャンバの中に真空を吸引形成するために
設けられている。
【0077】図25の代替実施例では、ガスケット交換
システムが、上部パッケージ部分318の上に載置され
て設けられている。ガス交換部分358は、通常、前述
のように形成されている。ガス交換部分358は、1つ
以上の孔360を有し、孔360は、パッケージ部分3
18の中に形成されている。これらの孔360は、第1
の円形プラスチックフィルム層362により被覆され、
フィルム層362は、大気透過性であることもある。層
362は、パッケージ部分318に364で封着されて
いる。層362の上にこれに封着されて、上部の液体不
透過性プラスチックフィルム366が設けられ、フィル
ム366は、368で上部パッケージ部分318に封着
されている。望むならば、層366は、剥離され、これ
により、ガス交換が、下部層362を透過して孔360
を介して可能となる。
【0078】本発明の方法および装置は、次のように実
施することも可能である。下部パッケージ部分310
は、周縁合致トレー340の中に積込まれ、これによ
り、下部パッケージ部分310は、トレー340のフラ
ンジ312により支持される。対で、肉製品Aは、既に
積込まれていないならば、パッケージ部分310の中に
積込まれる。次いで、比較的剛性の頭部又は上部318
が、下部パッケージ部分310の上に載置されて位置合
せされるが、しかし、充填管330の上面の上に載置さ
れる。これは、図23に示されている。
【0079】まず初めに、パッケージの中の空気は、通
路400と、通路352へ連通する孔350との双方を
介して排出される。次いで、通400が閉鎖され、所望
のガス環境は、通路352および孔350を貫流して、
パッケージの中に流入する。このガス環境は、肉製品の
寿命を延ばすため、酸素濃度が比較的低く、二酸化炭素
含量および/又は窒素含量が(周囲大気に比して)大き
いものとすることができる。その理由は、酸素の存在
が、肉製品を老化および退色させることにある。
【0080】所望の環境が、形成されると、ガス充填管
330が、プッシャバー354により下方へ押されて、
それらの通路342の中に入る。この挿入は、ピン34
8がスロット380の上面と係合すると終了する。図2
4に示されているこの位置で、上部パッケージ部分31
8は、下部パッケージ部分310と当接している。この
時点で、シール領域326も同様に当接している。次い
で、パッケージは、上部部分および下部部分310およ
び318の領域326に沿って封着され、これにより、
パッケージの2つの部分の間が気密となる。これは、シ
ールバー356により達成され、シールバー356によ
り、1つの有利な実施例では、構成要素をヒートシール
により接合することが可能となる。シールバー356
は、プッシャバー354と一緒に往復運動する。しか
し、プッシャバー354は、管330を押して、フラン
ジより下方の位置に到達させ、これにより、パッケージ
の厚さとは無関係に、管330がシリンダプロセスを妨
害しないことが保証される。
【0081】仕上りパッケージ338は、カバー390
をシールバー356およびプッシャバー354により持
上げることにより除去される。パッケージ338は、周
縁合致キャリヤ340から除去される。これは、望むよ
うにバッチ毎に又は連続的に行われる。このサイクル
は、ガス管330が往復運動によりそれらの上方位置に
到達すると、繰返すことができる。これは、空気圧力を
上部シリンダ330aに供給することにより達成され
る。空気圧力は、管330がプッシャバー354により
下方へ押されると、リリーフバルブ(図示せず)により
解放される。
【0082】上部パッケージ部分および下部パッケージ
部分310および318を互いに対して位置決めするこ
とは、ガイド324および充填管330を設けることに
より保証される。すなわち、ガイド324および充填管
330は、特別のパッケージ形状と相互作用し、これに
より、上部パッケージ部分310と下部パッケージ部分
318との正確な隣接位置合せが、保証される。更に、
上部パッケージ部分318のフランジ部分336は、フ
ランジ部分336が充填管330と当接した場合、パッ
ケージの分離を維持する。
【0083】まず始めに、下部パッケージ部分310
が、管330およびガイド324により案内されて、周
縁合致キャリヤ340の中に挿入される。次いで、上部
パッケージ部分318がガイド324により位置決めさ
れて管330の上に載置される。次いで、カバー390
が閉鎖され、次いで、このプロセスを繰返すことができ
る。多くの用途で、とりわけ、赤身肉に関する用途で、
販売の時点で酸素含量が小さい雰囲気を排出することが
望ましい。さもないと、酸素含量が小さい環境を有する
パッケージにより、肉が紫色になる。このようにして、
スーパーマーケットでは、上部の流体不透過性フィルム
36を剥離する。これにより、周囲の大気がパッケージ
の中に流入し、肉は赤らむ。
【0084】上部パッケージ部分318に張出し部33
6を設け、この張出し部336が、下部パッケージ部分
310の上でこれから張出すことにより、使用中、ドー
ム状の上部パッケージ部分318の除去が容易になる。
更に、張出し部336が隠ぺいされて配置されているい
るので、偶然に開かれる可能性が減ずる。
【0085】このようにして、本発明により、前述の目
標、課題、および利点を満足するパッケージ、方法、お
よびパッケージ装置が提供されることは明白である。本
発明は、本発明のいくつかの特定の実施例に関連して説
明されたが、多くの代替、変更、および変形が、前述の
説明を基礎にすれば当業者には自明であることは、明白
である。従って、本発明の範囲および精神を逸脱しない
そのようなすべての実施例、代替、変更、および変形
は、本発明に含まれるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパッケージ10の1つの実施例の平面
図を示す。
【図2】図1の2−2線に沿って切断して示すパッケー
ジ10の拡大側断面図である。
【図3】本発明のパッケージ10の別の1つの実施例の
平面図である。
【図4】図3の3−3線に沿って切断して示すパッケー
ジ10の拡大断面図である。
【図5】図1のパッケージ10を組み立てる方法を示す
概念図である。
【図6】図7の6−6線に沿って切断して示す断面図で
ある。
【図7】図6の実施例の前面立面図である。
【図8】パッケージするトレーを受取る積込み領域を示
す図6の実施例の一部の拡大上面図である。
【図9】図8の部分の前面立面図である。
【図10】一列のトレーが受取りプラットフォームの上
に載置されて位置決めされた後の、図9に相応する前面
立面図である。
【図11】図10の部分の上面図である。
【図12】2つではなく4つのステーションを示すた
め、真空およびガス供給システムが除去され、部分的に
切欠されている垂直断面図である。
【図13】プラットフォームが回転アームから除去され
た後の図12に対応する断面図である。
【図14】ステップ122cの急速(クイック)脱着工
具の平面図である。
【図15】図14の15−15線に沿って切断して示す
拡大横断面図である。
【図16】積出しステーションの部分側面立面図であ
る。
【図17】プラットフォームがアップ位置に持上げられ
た後の積出しステーションの部分側面立面図である。
【図18】トレーが積出しコンベヤの上に押されて載置
された後の図17の実施例の上面図である。
【図19】サージタンクの底面の拡大部分断面図であ
る。
【図20】本発明のパッケージプロセスの1つの実施例
での3つの段階を示す簡単化された断面図である。
【図21】図20aのパッケージの部分拡大上面図であ
る。
【図22】図20bのパッケージの部分拡大上面図であ
る。
【図23】図20bのプロセスステップを完了するため
のパッケージ装置の1つの実施例の拡大断面図である。
【図24】図20cのプロセスステップを完了する位置
に位置する図23のパッケージ装置の拡大断面図であ
る。
【図25】図20bの位置のパッケージの別の1つの実
施例の拡大上面図である。
【符号の説明】
10 パッケージ 12 トレー 14 透過率が比較的小さい膜 16 透過率が比較的大きい膜 18 湾曲底面 20 フランジェッジ 22 突起部 24 突起部 26 溝 28 外側のエッジ 50 リップ 52 突起部 54 凹みリップ 56 最も外側のエッジ 58 張り出し部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マクファーソン,ロバート・エフ アメリカ合衆国、29925−4100 サウス・ キャロライナ、ヒルトン・ヘッド・アイラ ンド、ビーチ・シティ・ロード 86

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレーと、 当該トレーに封着されている柔軟な第1膜と、 当該第1膜を覆って前記トレーに封着されている柔軟な
    第2膜とを含むパッケージであって、 前記第1膜および前記第2膜が、前記トレーの表面の互
    いに離れた個所に付着され、第1膜および第2膜が、実
    質的に互いに同一の平面の中に位置し、前記第2膜が、
    前記第1膜とは無関係にトレーから除去可能であること
    を特徴とするパッケージ。
  2. 【請求項2】 トレーが、突起部と、該突起部を包囲す
    る凹んだリップ部とを有する周辺フランジを有し、前記
    第1膜および前記第2膜が、それぞれに、固定されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のパッケージ。
  3. 【請求項3】 前記トレーが、一対の実質的に同一の平
    面の中に位置するシール用突起部を有し、前記シール用
    突起部は、前記第1膜および前記第2膜を確実に固定す
    るために用いられることを特徴とする請求項1記載のパ
    ッケージ。
  4. 【請求項4】 前記第2膜が、前記第1膜に比してガス
    透過率が小さいことを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記第1膜および前記第2膜が、弾性材
    料から成ることを特徴とする請求項1記載のパッケー
    ジ。
  6. 【請求項6】 前記第1膜および前記第2膜が、実質的
    に不透過性の材料から成ることを特徴とする請求項1記
    載のパッケージ。
  7. 【請求項7】 トレーがフォーム状材料から成り、突起
    部が実質的に一様な厚さにプレスされていることを特徴
    とする請求項1記載のパッケージ。
  8. 【請求項8】 前記第1膜および前記第2膜が、トレー
    のみにより接合されていることを特徴とする請求項1記
    載のパッケージ。
  9. 【請求項9】 前記第1膜および前記第2膜を収容する
    一対のシール表面を有し、凹部が一方の前記シール表面
    と他方の前記シール表面との間に形成され、パッケージ
    を製造している間に、前記第1膜をウェブからトレーの
    上面の中の適切個所で分断することを特徴とする請求項
    1記載のパッケージ。
  10. 【請求項10】 前記第2膜が前記トレーから剥離可能
    であることを特徴とする請求項1記載のパッケージ。
JP11153622A 1999-06-01 1999-06-01 食品の保存寿命を延ばすためのパッケ―ジングシステム Pending JP2000025840A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11153622A JP2000025840A (ja) 1999-06-01 1999-06-01 食品の保存寿命を延ばすためのパッケ―ジングシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11153622A JP2000025840A (ja) 1999-06-01 1999-06-01 食品の保存寿命を延ばすためのパッケ―ジングシステム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7500764A Division JPH08510708A (ja) 1993-05-20 1994-05-16 食品の保存寿命を延ばすためのパッケージングシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000025840A true JP2000025840A (ja) 2000-01-25

Family

ID=15566527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11153622A Pending JP2000025840A (ja) 1999-06-01 1999-06-01 食品の保存寿命を延ばすためのパッケ―ジングシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000025840A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001294278A (ja) 食品の保存寿命を延ばすためのパッケージングシステム
US5529178A (en) Package for packaging large meat products in a desired gaseous atmosphere
EP0292477B1 (en) Packaging
US6132781A (en) Modified atmosphere package with accelerated reduction of oxygen level in meat compartment
EP0316329B1 (en) Packaging
JP3154479B2 (ja) 腐敗し易い製品の包装方法および装置
US5479759A (en) Method and apparatus for packaging food
JP3925873B2 (ja) その底に平滑な通気性基層をもつパッケージ
US5948457A (en) Modified atmosphere package
US20060147588A1 (en) Products, methods and apparatus for fresh meat processing and packaging
US20030215551A1 (en) Products, methods and apparatus for fresh meat processing and packaging
CA2257561A1 (en) Method and apparatus for packaging a product in a dual-lid package
CA2292373C (en) Method and apparatus for producing a package having a peelable film with a tab to facilitate peeling
US5689937A (en) Method for packing food
CA2429794A1 (en) Continuous production and packaging of perishable goods in low oxygen environments
JP2000025840A (ja) 食品の保存寿命を延ばすためのパッケ―ジングシステム
WO2001030655A2 (en) Products, methods and apparatus for fresh meat processing and packaging
CA2261199C (en) Packaging systems for increased food product shelf life
AU774767B2 (en) Products, methods and apparatus for fresh meat processing and packaging
JPS5920522B2 (ja) 包装方法
MXPA00009710A (en) Modified atmosphere package with accelerated reduction of oxygen level in meat compartment