JP2000025071A - 一体型光ガイドを有する同時射出成形構成要素を備える製品 - Google Patents
一体型光ガイドを有する同時射出成形構成要素を備える製品Info
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- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/16—Making multilayered or multicoloured articles
- B29C45/1642—Making multilayered or multicoloured articles having a "sandwich" structure
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
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- B29L2031/34—Electrical apparatus, e.g. sparking plugs or parts thereof
- B29L2031/3431—Telephones, Earphones
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- H01H2231/00—Applications
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、一体型光ガイドを含む装置外被な
どの構成要素を有し、構成要素が同時射出成形で形成さ
れる、セルラー式電話などの装置を提供する。 【解決手段】 一体型光ガイドは、１つ以上の光源から
の光を、構成要素を通して、または構成要素沿いに遠い
キーまたは遠い液晶ディスプレーに分配することがで
き、それによって装置の光源の必要数を減少させる。ま
た、構成要素および光ガイドが１つの段階で同時射出成
形されるので、構成要素、したがって装置全体を製造す
る複雑さおよび費用が通常は軽減される。
どの構成要素を有し、構成要素が同時射出成形で形成さ
れる、セルラー式電話などの装置を提供する。 【解決手段】 一体型光ガイドは、１つ以上の光源から
の光を、構成要素を通して、または構成要素沿いに遠い
キーまたは遠い液晶ディスプレーに分配することがで
き、それによって装置の光源の必要数を減少させる。ま
た、構成要素および光ガイドが１つの段階で同時射出成
形されるので、構成要素、したがって装置全体を製造す
る複雑さおよび費用が通常は軽減される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、キーパッドおよび
液晶画面（ＬＣＤ）、特にセルラー式電話やコードレス
電話などの装置など、照明付き機構を含む装置に関す
る。
液晶画面（ＬＣＤ）、特にセルラー式電話やコードレス
電話などの装置など、照明付き機構を含む装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】セルラー式電話やコードレス電話などの
携帯用パーソナル電子装置は通常、暗い環境や照明が薄
暗い環境で使用できるよう、照明付きのキーパッドや照
明付きのＬＣＤを使用する必要がある。発光ダイオード
（ＬＥＤ）は、他の光源と比較して電力要件が低く、照
度が高いので、このような装置の光源として一般に使用
されている。しかし、ＬＥＤがキーパッドおよびＬＣＤ
を十分かつ均一に照明するためには、列状の多数、例え
ば６個以上のＬＥＤを通常は必要とし、ＬＥＤが追加さ
れるごとに、バッテリ消費量が増加して、バッテリの充
電時間が減少する。したがって、セルラー式電話のキー
パッドおよびＬＣＤは、往々にして電話のスイッチが入
ってから数秒間しか点灯せず、ダイヤルするのに十分な
時間しか与えない。また、より小さいセルラー式電話に
対する要望が増加しているので、使用する光源数を少な
くする方法も探求されている。研究の一分野は、バッテ
リの向上である。例えば、小型燃料電池、リチウム・イ
オン電池および亜鉛／空気電池で実験が実施されてい
る。セルラー式電話などの装置を作動するのに必要な電
力が小さい、改良型の回路およびプロセッサを開発する
研究も実施されている。このような電池および回路テク
ノロジーは有望であるが、このテクノロジーは、まだ広
く市販されるほど安価でも実用的でもない。
携帯用パーソナル電子装置は通常、暗い環境や照明が薄
暗い環境で使用できるよう、照明付きのキーパッドや照
明付きのＬＣＤを使用する必要がある。発光ダイオード
（ＬＥＤ）は、他の光源と比較して電力要件が低く、照
度が高いので、このような装置の光源として一般に使用
されている。しかし、ＬＥＤがキーパッドおよびＬＣＤ
を十分かつ均一に照明するためには、列状の多数、例え
ば６個以上のＬＥＤを通常は必要とし、ＬＥＤが追加さ
れるごとに、バッテリ消費量が増加して、バッテリの充
電時間が減少する。したがって、セルラー式電話のキー
パッドおよびＬＣＤは、往々にして電話のスイッチが入
ってから数秒間しか点灯せず、ダイヤルするのに十分な
時間しか与えない。また、より小さいセルラー式電話に
対する要望が増加しているので、使用する光源数を少な
くする方法も探求されている。研究の一分野は、バッテ
リの向上である。例えば、小型燃料電池、リチウム・イ
オン電池および亜鉛／空気電池で実験が実施されてい
る。セルラー式電話などの装置を作動するのに必要な電
力が小さい、改良型の回路およびプロセッサを開発する
研究も実施されている。このような電池および回路テク
ノロジーは有望であるが、このテクノロジーは、まだ広
く市販されるほど安価でも実用的でもない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】したがって、現在の電
池およびマイクロプロセッサにも、今後の開発にも、セ
ルラー式電話などの装置のＬＥＤ数を減少させることが
望ましい。さらに、携帯用パーソナル電子装置ではコス
トが重大な要因であるので、このような装置に必要な光
源数を減少させるか、照明時間を延ばす、あるいはその
両方のための比較的単純で安価な技術があると有利であ
る。
池およびマイクロプロセッサにも、今後の開発にも、セ
ルラー式電話などの装置のＬＥＤ数を減少させることが
望ましい。さらに、携帯用パーソナル電子装置ではコス
トが重大な要因であるので、このような装置に必要な光
源数を減少させるか、照明時間を延ばす、あるいはその
両方のための比較的単純で安価な技術があると有利であ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、キーおよび／
または液晶画面に光を分配するために一体型光ガイドを
含む外被などの構成要素を有する、セルラー式電話など
の装置を提供し、ここで構成要素は同時射出成形で形成
される。（構成要素とは、製品の任意の部分、例えば内
部の電子機器を構造的、環境的に保護する外被のような
外側部分などを指す。一体型とは、光ガイドが構成要素
の一部であり、予備成形した支持部片を予備成形した光
ガイドと後で組み立てるのとは反対に、同時射出成形プ
ロセスによる構成要素で製造することを示す。光ガイド
とは、光を装置内の一つの位置から離れた位置に、例え
ば１０〜２０インチ（２５．４〜５０．８ｃｍ）光を伝
達できる材料を指す。典型的な光ガイドの材料は、約
１．３から約１．７の屈折率範囲を有する。）
または液晶画面に光を分配するために一体型光ガイドを
含む外被などの構成要素を有する、セルラー式電話など
の装置を提供し、ここで構成要素は同時射出成形で形成
される。（構成要素とは、製品の任意の部分、例えば内
部の電子機器を構造的、環境的に保護する外被のような
外側部分などを指す。一体型とは、光ガイドが構成要素
の一部であり、予備成形した支持部片を予備成形した光
ガイドと後で組み立てるのとは反対に、同時射出成形プ
ロセスによる構成要素で製造することを示す。光ガイド
とは、光を装置内の一つの位置から離れた位置に、例え
ば１０〜２０インチ（２５．４〜５０．８ｃｍ）光を伝
達できる材料を指す。典型的な光ガイドの材料は、約
１．３から約１．７の屈折率範囲を有する。）
【０００５】一つの実施形態では、一体型光ガイドを含
む構成要素は、図１から図３（外被１０の内部の図を示
す）で示すように、装置の外被１０である。（外被と
は、構造的支持および／または環境からの保護を提供す
る構成要素を指す。）装置外被１０の一体型光ガイド１
８は、光源から外被を通って遠いキー（ギャップ１４に
位置する）または遠いＬＣＤへと光を分配することがで
きる。同時射出成形プロセスによって、光ガイド材料を
単一の製造プロセスで装置外被中に成形することができ
る。特に、図４から図６に反映されているように、同時
射出成形は、金型キャビティ３４を部分的にしか充填し
ないよう、ポリマー材料３０を金型キャビティ３４に注
入する。次に、光ガイド材料４０が以前に注入した第１
材料でほぼ囲まれるよう、ポリマーの光ガイド材料４０
を金型キャビティ３４に注入する。
む構成要素は、図１から図３（外被１０の内部の図を示
す）で示すように、装置の外被１０である。（外被と
は、構造的支持および／または環境からの保護を提供す
る構成要素を指す。）装置外被１０の一体型光ガイド１
８は、光源から外被を通って遠いキー（ギャップ１４に
位置する）または遠いＬＣＤへと光を分配することがで
きる。同時射出成形プロセスによって、光ガイド材料を
単一の製造プロセスで装置外被中に成形することができ
る。特に、図４から図６に反映されているように、同時
射出成形は、金型キャビティ３４を部分的にしか充填し
ないよう、ポリマー材料３０を金型キャビティ３４に注
入する。次に、光ガイド材料４０が以前に注入した第１
材料でほぼ囲まれるよう、ポリマーの光ガイド材料４０
を金型キャビティ３４に注入する。
【０００６】同時射出成形一体型光ガイドを有する構成
要素があると、光ガイドが一つの光源またはわずかな光
源から装置全体に光を分配することができるので、装置
の光源の数を減少させることができる。したがって、一
体型光ガイドは、電力要件を全体的に減少させることが
できる。さらに、一体型光ガイドを備えた構成要素を有
する製品は、通常、予備成形した光ガイドを予備成形し
た支持部片に組み付ける必要がある製品より、用意が簡
単で、安価である。
要素があると、光ガイドが一つの光源またはわずかな光
源から装置全体に光を分配することができるので、装置
の光源の数を減少させることができる。したがって、一
体型光ガイドは、電力要件を全体的に減少させることが
できる。さらに、一体型光ガイドを備えた構成要素を有
する製品は、通常、予備成形した光ガイドを予備成形し
た支持部片に組み付ける必要がある製品より、用意が簡
単で、安価である。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明は、一体型光ガイドを備え
た構成要素、つまり同時射出成形によって形成された構
成要素を含む、セルラー式電話または携帯電話などの製
品に関する。光ガイドは、製品の１つ以上の光源から、
キーまたはＬＣＤ画面などの遠い機構へと光を分配する
働きをする。一つの実施形態では、一体型光ガイドを有
する構成要素は、装置の外被である。本発明の製品に有
用なタイプの装置外被の一例を図１から図３に示す。図
１はセルラー式電話の装置外被１０の内部図を示す。外
被１０は、外部層１２と、キーパッドおよびＬＣＤ画面
用開口１４、１６とを含む。しかし先行技術の外被と異
なり、本発明の外被１０は、外被１０の断面図をそれぞ
れ線ａ−ａ’およびｂ−ｂ’で示す図２および図３で反
映されているように、通常は外部層１２内に配置された
一体型光ガイド１８を含む。（通常、同時射出成形した
結果、本発明の一体型光ガイドは、材料の外部層のほぼ
内側に配置されるが、一体型光ガイドを外被の任意の部
分を構成する、例えば一体型光ガイドが外被の下半分を
構成することが可能である。外被が（所望の照明を提供
するために）異なる材料の２つの一体型光ガイドを含む
か、外被全体を１つ以上の一体型光装置から形成するこ
とも可能である。
た構成要素、つまり同時射出成形によって形成された構
成要素を含む、セルラー式電話または携帯電話などの製
品に関する。光ガイドは、製品の１つ以上の光源から、
キーまたはＬＣＤ画面などの遠い機構へと光を分配する
働きをする。一つの実施形態では、一体型光ガイドを有
する構成要素は、装置の外被である。本発明の製品に有
用なタイプの装置外被の一例を図１から図３に示す。図
１はセルラー式電話の装置外被１０の内部図を示す。外
被１０は、外部層１２と、キーパッドおよびＬＣＤ画面
用開口１４、１６とを含む。しかし先行技術の外被と異
なり、本発明の外被１０は、外被１０の断面図をそれぞ
れ線ａ−ａ’およびｂ−ｂ’で示す図２および図３で反
映されているように、通常は外部層１２内に配置された
一体型光ガイド１８を含む。（通常、同時射出成形した
結果、本発明の一体型光ガイドは、材料の外部層のほぼ
内側に配置されるが、一体型光ガイドを外被の任意の部
分を構成する、例えば一体型光ガイドが外被の下半分を
構成することが可能である。外被が（所望の照明を提供
するために）異なる材料の２つの一体型光ガイドを含む
か、外被全体を１つ以上の一体型光装置から形成するこ
とも可能である。
【０００８】図１および図２は、外部層１２中の開口１
５も示す、開口１５によって一体型光源からの光が、一
体型光ガイド１８に入ることができ、したがって光が装
置中の遠い位置に分配される。このような開口１５の使
用は、幾つかの考慮事項に左右される。例えば、ＬＥＥ
または代替使用光源の数、所望の輝度、キーパッドのサ
イズおよび数、ＬＣＤ画面のサイズ、光が進まねばなら
ない距離などである。（ほぼ外部層の内側に配置するの
ではない光源など、他の実施形態では、このような開口
１５が不必要なこともある。）また、図３で示すよう
に、一体型光ガイド１８からの光は、キーパッド位置お
よび／またはＬＣＤ位置に分配される。図３は外被１０
のキーパッド用開口１４を示す。光ガイド１８を通って
進む光は、開口１４に挿入されたキーに分配される。湾
曲部は光がガイド１８から出るよう促すので、光ガイド
１８は、光源から分配点までほぼ直線であると有利であ
る。
５も示す、開口１５によって一体型光源からの光が、一
体型光ガイド１８に入ることができ、したがって光が装
置中の遠い位置に分配される。このような開口１５の使
用は、幾つかの考慮事項に左右される。例えば、ＬＥＥ
または代替使用光源の数、所望の輝度、キーパッドのサ
イズおよび数、ＬＣＤ画面のサイズ、光が進まねばなら
ない距離などである。（ほぼ外部層の内側に配置するの
ではない光源など、他の実施形態では、このような開口
１５が不必要なこともある。）また、図３で示すよう
に、一体型光ガイド１８からの光は、キーパッド位置お
よび／またはＬＣＤ位置に分配される。図３は外被１０
のキーパッド用開口１４を示す。光ガイド１８を通って
進む光は、開口１４に挿入されたキーに分配される。湾
曲部は光がガイド１８から出るよう促すので、光ガイド
１８は、光源から分配点までほぼ直線であると有利であ
る。
【０００９】本実施形態の装置外被の光ガイド１８は、
概ね約１．３から約１．７の範囲の屈折率を有する材料
から形成される。材料は、通常は熱可塑性樹脂である。
適切な樹脂の例には、ポリカーボネート、アクリル樹
脂、ポリテトラフルオロエチレン、酢酸酪酸セルロー
ス、酢酸セルロース、アセタール樹脂（ホモポリマ
ー）、ポリプロピレン、ポリブチレン、イオノマー、低
密度ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ナイロン（例えば
タイプ６６）、尿素ホルムアルデヒド、ポリスチレン、
ポリスルホン、およびスチレンアクリロニトリルなどが
ある。光ガイドの材料を選択するための考慮事項には、
光透過性、構造特性および外部層材料との適合性、さら
に装置の要件がある。光ガイド層の厚さは同様に、光の
透過性、構造特性および装置の要件によって異なる。本
発明の製品への使用に適した外被の外部層も、通常、熱
可塑性樹脂から形成される。外部層に有用な材料には、
アクリロニトリル−ブタジエンスチレン（ＡＢＳ）、ポ
リカーボネート（ＰＣ）、およびＡＢＳとＰＣの混合物
がある。外部層の選択には、強度、色、予想される使用
環境、および光ガイド材料との適合性などを考慮する。
対照試料は、外部層と一体型光ガイド材料との有用な組
合せを決定するため、簡単に形成される。
概ね約１．３から約１．７の範囲の屈折率を有する材料
から形成される。材料は、通常は熱可塑性樹脂である。
適切な樹脂の例には、ポリカーボネート、アクリル樹
脂、ポリテトラフルオロエチレン、酢酸酪酸セルロー
ス、酢酸セルロース、アセタール樹脂（ホモポリマ
ー）、ポリプロピレン、ポリブチレン、イオノマー、低
密度ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ナイロン（例えば
タイプ６６）、尿素ホルムアルデヒド、ポリスチレン、
ポリスルホン、およびスチレンアクリロニトリルなどが
ある。光ガイドの材料を選択するための考慮事項には、
光透過性、構造特性および外部層材料との適合性、さら
に装置の要件がある。光ガイド層の厚さは同様に、光の
透過性、構造特性および装置の要件によって異なる。本
発明の製品への使用に適した外被の外部層も、通常、熱
可塑性樹脂から形成される。外部層に有用な材料には、
アクリロニトリル−ブタジエンスチレン（ＡＢＳ）、ポ
リカーボネート（ＰＣ）、およびＡＢＳとＰＣの混合物
がある。外部層の選択には、強度、色、予想される使用
環境、および光ガイド材料との適合性などを考慮する。
対照試料は、外部層と一体型光ガイド材料との有用な組
合せを決定するため、簡単に形成される。
【００１０】一体型光ガイドを含む本発明の装置外被
は、同時射出成形プロセスから形成される。同時射出成
形プロセスの一つの実施形態を図４から図６に示す。同
時射出成形製品は、図４で示すように金型キャビティ３
４が一部しか充填されないよう、第１ポリマー材料（外
部層を形成する）を第１射出ノズル３２から金型キャビ
ティ３４内へ射出して形成する。次に、図５で示すよう
に光ガイド材料４０が以前に射出した第１材料３０でほ
ぼ囲まれるよう、ポリマーの光ガイド材料４０を第２射
出ノズル４２から金型キャビティ３４内に射出する。次
に任意選択で、図５に反映された構造を維持しながら、
少量の第１材料３０をキャビティ内に射出し、図６に示
すように射出点を密封する。
は、同時射出成形プロセスから形成される。同時射出成
形プロセスの一つの実施形態を図４から図６に示す。同
時射出成形製品は、図４で示すように金型キャビティ３
４が一部しか充填されないよう、第１ポリマー材料（外
部層を形成する）を第１射出ノズル３２から金型キャビ
ティ３４内へ射出して形成する。次に、図５で示すよう
に光ガイド材料４０が以前に射出した第１材料３０でほ
ぼ囲まれるよう、ポリマーの光ガイド材料４０を第２射
出ノズル４２から金型キャビティ３４内に射出する。次
に任意選択で、図５に反映された構造を維持しながら、
少量の第１材料３０をキャビティ内に射出し、図６に示
すように射出点を密封する。
【００１１】この所望の同時射出構造を獲得するための
条件は、例えば温度や材料の粘度に応じて変化する。通
常、多層製品の同時射出成形は、同様の融点（例えば約
１００°Ｆ以内）および同様の粘度（例えば約１０Ｐａ
−ｓｅｃ以内）を有する材料を使用すると容易になる。
２つの材料を境界面で互いに接着させ、その後の構造お
よび信頼性の問題を防止、または軽減することも有利で
ある。このような接着は、同様の組成を有するポリマー
材料を使用することによって改善される。
条件は、例えば温度や材料の粘度に応じて変化する。通
常、多層製品の同時射出成形は、同様の融点（例えば約
１００°Ｆ以内）および同様の粘度（例えば約１０Ｐａ
−ｓｅｃ以内）を有する材料を使用すると容易になる。
２つの材料を境界面で互いに接着させ、その後の構造お
よび信頼性の問題を防止、または軽減することも有利で
ある。このような接着は、同様の組成を有するポリマー
材料を使用することによって改善される。
【００１２】２つのポリマー材料の典型的な流れのせい
で、光ガイドの材料は、第１ポリマー材料（成形外被の
外部層を構成する）によってほぼ覆われる。しかし、一
般に、内部の光ガイドへのアクセスを設けて、装置の光
源からの光が光ガイドに入り、光ガイド中の光がキーパ
ッドおよびＬＣＤなどの要素に分配できるようにしなけ
ればならない。任意選択で、このような光の出入り点
は、同時射出成形の後の切削作業によって提供される。
あるいは、同時射出成形の技術分野で知られるよう、同
時射出成形中に金型内可動コア・ピンを使用することが
可能である。このようなピンは、第１ポリマー材料（外
部層）が成形中に特定の区域に流れるのを防止するが、
その後の光ガイド材料の射出中に動かされ、それによっ
て光ガイド材料は成形部品の表面に流れることができ
る。成形部品の表面に延長部を成形することによって、
光の出入り点を提供することも可能であり、このような
延長部で、光ガイド材料は部品の表面上を流れることが
できる。成形の後、延長部を部品から切断するか、破断
させ、一体型光ガイドを露出させる。したがって、終了
すると、外被は不連続部を有する外部層を含み、不連続
部によって光は一体型光ガイドを出入りできる。同時射
出成形の有用な作業条件を決定するため、対照試料が容
易に形成される。
で、光ガイドの材料は、第１ポリマー材料（成形外被の
外部層を構成する）によってほぼ覆われる。しかし、一
般に、内部の光ガイドへのアクセスを設けて、装置の光
源からの光が光ガイドに入り、光ガイド中の光がキーパ
ッドおよびＬＣＤなどの要素に分配できるようにしなけ
ればならない。任意選択で、このような光の出入り点
は、同時射出成形の後の切削作業によって提供される。
あるいは、同時射出成形の技術分野で知られるよう、同
時射出成形中に金型内可動コア・ピンを使用することが
可能である。このようなピンは、第１ポリマー材料（外
部層）が成形中に特定の区域に流れるのを防止するが、
その後の光ガイド材料の射出中に動かされ、それによっ
て光ガイド材料は成形部品の表面に流れることができ
る。成形部品の表面に延長部を成形することによって、
光の出入り点を提供することも可能であり、このような
延長部で、光ガイド材料は部品の表面上を流れることが
できる。成形の後、延長部を部品から切断するか、破断
させ、一体型光ガイドを露出させる。したがって、終了
すると、外被は不連続部を有する外部層を含み、不連続
部によって光は一体型光ガイドを出入りできる。同時射
出成形の有用な作業条件を決定するため、対照試料が容
易に形成される。
【００１３】本発明の製品に有用な光源は、ＬＥＤなど
である。特定の色およびＬＥＤのアンペア数など、選択
される光源は、特定の用途、例えば製品のサイズ、所望
の輝度および色、使用環境、および光ガイド材料の特性
によって決まる。
である。特定の色およびＬＥＤのアンペア数など、選択
される光源は、特定の用途、例えば製品のサイズ、所望
の輝度および色、使用環境、および光ガイド材料の特性
によって決まる。
【００１４】同時射出成形した一体型光ガイドを含む構
成要素は、セルラー式および携帯用電話、自動車のイン
パネ、およびオーディオ装置（例えばコンパクト・ディ
スク・プレーヤー）など、種々の製品に有用である。
成要素は、セルラー式および携帯用電話、自動車のイン
パネ、およびオーディオ装置（例えばコンパクト・ディ
スク・プレーヤー）など、種々の製品に有用である。
【００１５】本発明は、例証を意図する以下の例によっ
て、さらに明白になる。実施例１ 内部電子機器（つまりプリント回路基板、液晶ディスプ
レー、スピーカーおよびマイク）の硬質カバーとして有
用なセルラー式電話の前部外被に、同時射出成形プロセ
スによって一体型光ガイドを形成した。アクリロニトリ
ル−ブタジエンスチレン（ＡＢＳ）熱可塑性樹脂（Magn
um 9010）をミシガン州MidlandのDow Chemical Co. か
ら入手した。光学的に透明な熱可塑性アクリル樹脂（Pl
exiglasVH）を、ペンシルベニア州PhiladelphiaのAtoHa
as Americas Inc. から入手した。セルラー式電話の前
部外被に使用する射出金型キャビティを、ロードアイラ
ンド州W. WarwickのBattenfeld of America, Inc. が製
造した同時射出成形プレスに設置した。プレスは、標準
の１６４トンの同時射出成形プレスで、６．４オンス
（１８９．４ｃｃ）の射出バレル２個、同時射出ノズル
・マニホルド、およびUnilogic 8000 の制御装置を有す
る。金型キャビティを約１６０から２１０°Ｆに加熱し
た。ＡＢＳ樹脂を乾燥させ、Ａ（外皮）射出バレルに入
れ、アクリル樹脂を乾燥させ、Ｂ（コア）射出バレルに
入れた。
て、さらに明白になる。実施例１ 内部電子機器（つまりプリント回路基板、液晶ディスプ
レー、スピーカーおよびマイク）の硬質カバーとして有
用なセルラー式電話の前部外被に、同時射出成形プロセ
スによって一体型光ガイドを形成した。アクリロニトリ
ル−ブタジエンスチレン（ＡＢＳ）熱可塑性樹脂（Magn
um 9010）をミシガン州MidlandのDow Chemical Co. か
ら入手した。光学的に透明な熱可塑性アクリル樹脂（Pl
exiglasVH）を、ペンシルベニア州PhiladelphiaのAtoHa
as Americas Inc. から入手した。セルラー式電話の前
部外被に使用する射出金型キャビティを、ロードアイラ
ンド州W. WarwickのBattenfeld of America, Inc. が製
造した同時射出成形プレスに設置した。プレスは、標準
の１６４トンの同時射出成形プレスで、６．４オンス
（１８９．４ｃｃ）の射出バレル２個、同時射出ノズル
・マニホルド、およびUnilogic 8000 の制御装置を有す
る。金型キャビティを約１６０から２１０°Ｆに加熱し
た。ＡＢＳ樹脂を乾燥させ、Ａ（外皮）射出バレルに入
れ、アクリル樹脂を乾燥させ、Ｂ（コア）射出バレルに
入れた。
【００１６】最初にＡＢＳ樹脂をＡバレルから同時射出
ノズル・マニホルドに注入し、次にアクリル樹脂をノズ
ル・マニホルドに注入した。樹脂は、ＡＢＳがアクリル
を囲む状態で、約４５０から５５０°Ｆで同心円の溶融
物を形成した。同心円の溶融物を、キャビティが充填さ
れるまで、約１０，０００から２０，０００ポンド／平
方インチ（ｐｓｉ）で金型キャビティに連続的に射出し
た。金型キャビティ中で樹脂が冷却する間、約２０，０
００ｐｓｉの充填密度を維持した。その結果生じた外被
は、厚さ約０．０２５インチ（０．６４ｍｍ）のアクリ
ルの内部コア層が、コア層のいずれかの側にある厚さ約
０．０１３インチ（０．３ｍｍ）のＡＢＳ外皮層に囲ま
れていた。
ノズル・マニホルドに注入し、次にアクリル樹脂をノズ
ル・マニホルドに注入した。樹脂は、ＡＢＳがアクリル
を囲む状態で、約４５０から５５０°Ｆで同心円の溶融
物を形成した。同心円の溶融物を、キャビティが充填さ
れるまで、約１０，０００から２０，０００ポンド／平
方インチ（ｐｓｉ）で金型キャビティに連続的に射出し
た。金型キャビティ中で樹脂が冷却する間、約２０，０
００ｐｓｉの充填密度を維持した。その結果生じた外被
は、厚さ約０．０２５インチ（０．６４ｍｍ）のアクリ
ルの内部コア層が、コア層のいずれかの側にある厚さ約
０．０１３インチ（０．３ｍｍ）のＡＢＳ外皮層に囲ま
れていた。
【００１７】外被の光案内特性は、ＡＢＳ外皮に穴を切
削し、透明なアクリル・コアにアクセスして確認した。
発光ダイオード（ＬＥＤ）を使用して、光を穴に送っ
た。第１穴から距離のある位置で、ＡＢＳ外皮を通して
第２の穴を切削した。ＬＥＤからの光は、アクリル・コ
アを通して伝達され、この第２穴で放射された。本発明
の他の実施形態は、明細書を考察し、そこで開示された
本発明を実践することにより、当業者には明白になる。
削し、透明なアクリル・コアにアクセスして確認した。
発光ダイオード（ＬＥＤ）を使用して、光を穴に送っ
た。第１穴から距離のある位置で、ＡＢＳ外皮を通して
第２の穴を切削した。ＬＥＤからの光は、アクリル・コ
アを通して伝達され、この第２穴で放射された。本発明
の他の実施形態は、明細書を考察し、そこで開示された
本発明を実践することにより、当業者には明白になる。
【図１】本発明の製品の一体型光ガイドを備えた装置の
外被を示す図である。
外被を示す図である。
【図２】本発明の製品の一体型光ガイドを備えた装置の
外被を示す図である。
外被を示す図である。
【図３】本発明の製品の一体型光ガイドを備えた装置の
外被を示す図である。
外被を示す図である。
【図４】本発明の製品の装置外被を用意するのに有用な
同時射出成形プロセスを示す図である。
同時射出成形プロセスを示す図である。
【図５】本発明の製品の装置外被を用意するのに有用な
同時射出成形プロセスを示す図である。
同時射出成形プロセスを示す図である。
【図６】本発明の製品の装置外被を用意するのに有用な
同時射出成形プロセスを示す図である。
同時射出成形プロセスを示す図である。
１０ 外被 １２ 外部層 １４ 開口 １５ 開口 １６ 開口 １８ 一体型光ガイド ３０ 第１材料 ３２ 第１射出ノズル ３４ 金型キャビティ ４０ 光ガイド材料 ４２ 第２射出ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン ディヴィッド ウェルド アメリカ合衆国 07852 ニュージャーシ ィ，レッジウッド，エリオット コート ８
Claims (11)
- 【請求項１】 製品を形成するプロセスで、 一体型光ガイドを備える構成要素を同時射出成形するプ
ロセスを含み、一体型光ガイドが光を分散することがで
きるプロセス。 - 【請求項２】 構成要素が装置外被である、請求項１に
記載のプロセス。 - 【請求項３】 一体型光ガイドが、約１．３から約１．
７の範囲の屈折率を有する熱可塑性樹脂を備える、請求
項２に記載のプロセス。 - 【請求項４】 一体型光ガイドが、ポリカーボネート、
アクリル樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、酢酸酪酸
セルロース、酢酸セルロース、アセタール、ポリプロピ
レン、ポリブチレン、イオノマー、低密度ポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ナイロン、尿素−ホルムアルデヒ
ド、ポリスチレン、ポリスルホン、およびスチレンアク
リロニトリルから選択された材料を備える、請求項３に
記載のプロセス。 - 【請求項５】 構成要素がさらに外部層を備え、外部層
が、光を一体型光ガイド内に通過させる不連続部を備え
る、請求項２に記載のプロセス。 - 【請求項６】 製品で、 １つ以上の光源と、 一体型光ガイドを備えた同時射出成形構成要素とを備
え、一体型光ガイドが、光源の少なくとも１つから光を
分散させることができる製品。 - 【請求項７】 構成要素が装置外被である、請求項６に
記載の製品。 - 【請求項８】 一体型光ガイドが、約１．３から約１．
７の範囲の屈折率を有する熱可塑性樹脂を備える、請求
項７に記載の製品。 - 【請求項９】 一体型光ガイドが、ポリカーボネート、
アクリル樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、酢酸酪酸
セルロース、酢酸セルロース、アセタール、ポリプロピ
レン、ポリブチレン、イオノマー、低密度ポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ナイロン、尿素−ホルムアルデヒ
ド、ポリスチレン、ポリスルホン、およびスチレンアク
リロニトリルから選択された材料を備える、請求項８に
記載の製品。 - 【請求項１０】 外被が、さらに、一体型光ガイド上の
外部層を備える、請求項７に記載の製品。 - 【請求項１１】 外部層が、光を１つ以上の光源から一
体型光ガイド内に入れることができる不連続部を備え
る、請求項１０に記載の製品。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US9333198A | 1998-06-08 | 1998-06-08 | |
| US09/093331 | 1998-06-08 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000025071A true JP2000025071A (ja) | 2000-01-25 |
Family
ID=22238353
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11160412A Pending JP2000025071A (ja) | 1998-06-08 | 1999-06-08 | 一体型光ガイドを有する同時射出成形構成要素を備える製品 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0964417A3 (ja) |
| JP (1) | JP2000025071A (ja) |
| CA (1) | CA2268554A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100932860B1 (ko) | 2007-07-09 | 2009-12-21 | 이영태 | 키패드용 에프엘지에프 도광판 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US7373180B2 (en) * | 2001-05-25 | 2008-05-13 | Kyocera Wireless Corp. | Method and apparatus for accentuating graphical elements on a mobile handset housing |
| US7010121B2 (en) | 2001-08-06 | 2006-03-07 | Siemens Communications, Inc. | Mobile telephone and method for its manufacture |
| ATE306172T1 (de) * | 2002-07-16 | 2005-10-15 | Formbarer deckel für elektronisches gerät | |
| WO2004008722A1 (en) * | 2002-07-16 | 2004-01-22 | Sony Ericcson Mobile Communications Ab | Cover for electronic equipment and method for producing the same |
| DE102004051785B4 (de) | 2004-10-25 | 2008-04-24 | Bruker Daltonik Gmbh | Proteinprofile mit Luft-MALDI |
| DE102007020418A1 (de) * | 2007-04-27 | 2008-10-30 | Hella Kgaa Hueck & Co. | Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen eines Lichtleitkörpers sowie ein Lichtleitkörper |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US4155972A (en) * | 1977-09-06 | 1979-05-22 | Keystone Consolidated Industries, Inc. | Multiple-shot method of molding plastic products |
| US4342908A (en) * | 1980-08-28 | 1982-08-03 | Westinghouse Electric Corp. | Light distribution system for optical encoders |
| FR2611578B1 (fr) * | 1987-02-26 | 1989-09-08 | Macrez Guy | Organe conducteur de lumiere, procede et moule pour sa fabrication |
| AU627996B2 (en) * | 1990-08-07 | 1992-09-03 | Fujitsu Limited | Portable telephone set |
| DE4142408A1 (de) * | 1991-12-20 | 1993-06-24 | Gao Ges Automation Org | Ausweiskarte sowie verfahren und vorrichtung zur herstellung derselben |
| DE29507594U1 (de) * | 1995-05-06 | 1995-07-06 | Ferromatik Milacron Maschinenbau GmbH, 79364 Malterdingen | 3-schichtiger, im Mono-Sandwich-Verfahren spritzgegossener Kunststoffkörper |
| JP3117464B2 (ja) * | 1995-06-14 | 2000-12-11 | 三菱レイヨン株式会社 | 樹脂シート、その製造方法および装置 |
| JPH09109183A (ja) * | 1995-10-20 | 1997-04-28 | Hayashi Telempu Co Ltd | サンドイッチ成形法を用いて導光板を製造する方法 |
-
1999
- 1999-04-12 CA CA002268554A patent/CA2268554A1/en not_active Abandoned
- 1999-05-26 EP EP99304077A patent/EP0964417A3/en not_active Withdrawn
- 1999-06-08 JP JP11160412A patent/JP2000025071A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100932860B1 (ko) | 2007-07-09 | 2009-12-21 | 이영태 | 키패드용 에프엘지에프 도광판 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0964417A2 (en) | 1999-12-15 |
| EP0964417A3 (en) | 2000-11-29 |
| CA2268554A1 (en) | 1999-12-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040308 |