JP2000024553A - 遠心機 - Google Patents

遠心機

Info

Publication number
JP2000024553A
JP2000024553A JP10195921A JP19592198A JP2000024553A JP 2000024553 A JP2000024553 A JP 2000024553A JP 10195921 A JP10195921 A JP 10195921A JP 19592198 A JP19592198 A JP 19592198A JP 2000024553 A JP2000024553 A JP 2000024553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air leak
leak valve
rotor
circuit
pulse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10195921A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsushiyuu Numata
哲州 沼田
Hiroshi Sakagami
浩 坂上
Yoshinori Hida
芳則 飛田
Kouji Unno
浩司 吽野
Shinji Kido
伸治 城戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP10195921A priority Critical patent/JP2000024553A/ja
Publication of JP2000024553A publication Critical patent/JP2000024553A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Centrifugal Separators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠心機のロータが回転するチャンバ室の真空
を破るエアリークバルブの外来ノイズによる誤動作を起
こさない制御回路を提供することである。 【解決手段】 遠心機の主な制御をするプロセッサのほ
かにロータを駆動するモータの回転信号(MPGパル
ス)を入力信号とする単安定回路とNAND回路、双安
定回路から構成されていて、ロータが高い回転数で回転
している場合には、エアリークバルブを動作禁止状態に
するように、MPGパルスが常に双安定回路のセットト
リガ信号となるように機能するデジタルロジック回路を
追加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータが回転する
チャンバ室の真空を破るエアリークバルブの制御を中央
処理装置(以下プロセッサと称す)のみでなく論理回路
(以下デジタルロジック回路と称す)を追加して二重の
制御とし、ロータが高速回転している時にノイズやプロ
セッサのハングアップよって誤動作し、真空破れによっ
てロータが破壊しないようにする遠心機の安全性向上に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】遠心機の安全性の確保のため第一に重要
なことは最大想定事故を検討することで、とりわけロー
タの破壊事故をロータの許容回転数以下にとどめること
である。つまり、本体側防御壁の耐エネルギー以下にす
ることである。そのためにロータの回転数の監視、特に
ロータが許容回転数以上にならないように多重の監視を
している。しかし、こうした処理は最低限のものであ
り、ロータを破壊させないことがより重要である。ロー
タの破壊には、まずロータ自体の疲労破壊がある。これ
を防止するためロータの使用回数や時間を定め寿命管理
をしている。このようなロータ自体の要因を除くと残る
のは駆動部のシャフトに乗って高速回転しているロータ
がシャフトから離脱することである。この最も起こり得
る要因の一つとしてエアリークバルブ誤動作によるロー
タ高速回転中のチャンバ室内真空破れがある。
【0003】こうしたロータの離脱に繋がるエアリーク
バルブ制御は従来、プロセッサが直接、ポートから制御
信号を出力し制御していた。このプロセッサは遠心機の
基本機能であるロータの回転制御、チャンバ室内の温度
制御、操作パネル制御等、全ての制御をしている。プロ
セッサはポートから1または0の信号を出力しドライバ
を介してエアリークバルブに電源を接続したり切ったり
している。エアリークバルブは電源が入るとバルブを開
いてチャンバ室内の真空を破り電源が切れるとバルブを
閉じる。このようにプロセッサのポートからの1または
0の信号がエアリークバルブの動作に直結していた。
【0004】今までは、このように一つのプロセッサで
遠心機の全ての機能を制御していた。しかし、遠心機の
安全性の向上を図る各種の規格が制定されるに伴い、電
磁波、雷サージ、静電気等のノイズがあっても誤動作し
ない制御が求められている。そこで、こうした誤動作が
簡単に発生しないように特開平9−75782号公報に
示されるように真空を破る信号となるエアリークバルブ
のオン動作の禁止を一つのプロセッサのみでなく、互い
に独立した二つのプロセッサで二重の禁止をする方式
や、一つのプロセッサと互いに独立したデジタルロジッ
ク回路で二重の監視をする方式を採用することでエアリ
ークバルブの誤動作を防いできた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来における制御回路
のノイズによる誤動作の防御策は、(A)エアリークバ
ルブのようにロータの破壊に繋がるような重要な制御は
ノイズに弱い一つのプロセッサには任せないで、このプ
ロセッサとは独立の回路で動作するもう一つのプロセッ
サを追加して二重の禁止とすることとし、(B)一つの
プロセッサと互いに独立したデジタルロジック回路で二
重の監視をすること、の二つの方式を記している。
【0006】まず、(A)の方式では二つのプロセッサ
を使用することで、一方のプロセッサがノイズで誤動作
しエアリークバルブの禁止を解除しロータの回転中に真
空を破る信号を出しても、残ったもう一つのプロセッサ
が禁止信号を出しているので真空は破れないことにな
る。このような制御方法は一つのプロセッサのみの制御
に比べ、ノイズに対して誤動作を起こしにくくし、遠心
機の安全性を向上させている。しかし、プロセッサはク
ロックに同期して動作するものであり、その出力ポート
はフリップフロップ回路であるので1または0の二つの
レベルに反転する危険性及びハングアップする危険性を
常に持っている。そこで、あるレベルのノイズには誤動
作しなくても2倍、3倍とノイズレベルを上げていくと
誤動作する危険性が僅かでも残ってしまう。
【0007】次に、(B)の方式では遠心機の基本機能
を制御している一つのプロセッサの他に、このプロセッ
サから独立しているデジタルロジック回路を追加し二重
の監視をしている。ここでのデジタルロジック回路はモ
ータの回転信号(MPG信号)を入力信号とした周波数
−電圧変換器(以下F/Vコンバータと称す)と、この
F/Vコンバータの出力電圧と基準電圧源と比較するコ
ンパレータから構成されている。ここで、ある低速回転
数(ゾーナル回転数;4,000rpm)以下の場合は
エアリークバルブをオンできてチャンバ内の真空を破
り、大気状態にしてドアを開け、ゾーナルロータに試料
を注入したり、高速回転し分離を終えた試料を抽出した
いため、4,000rpm以下ではエアリークバルブを
オン可能で4,000rpmを越えた回転数ではオン禁
止とする回路にしたい。このようなエアリークバルブの
制御条件に対し、(B)のノイズ対策では以下の3つの
不具合が発生してしまう。
【0008】(1)図4に示すような電源ノイズが発生
している場合、F/Vコンバータの入力部までノイズが
入るとノイズのパルス数をF/Vコンバータが計測し、
F/Vコンバータの出力電圧が上がり、4,000rp
m以下でもエアリークバルブが禁止状態となってしま
い、真空が破れないことになる。こうなると試料のロー
タへの注入及び高速で遠心分離した試料の抽出がゾーナ
ル回転数(4,000rpm以下)でできなくなってし
まう。ノイズは単発のパルス性ノイズよりも図4に示し
たような多パルスの高周波ノイズの方が一般的である。
また、周期性を持ったノイズも特殊では無い。このよう
なノイズに対しF/Vコンバータによる回転数検出回路
はF/Vコンバータのパルス数を数える機能から、しき
い値の動作回転数を誤ってしまい真空が破れずドアを開
けることができなくなってしまう。
【0009】(2)F/V回路で禁止/許可を区別する
しきい値はコンパレータによるF/Vコンバータの出力
電圧と基準電圧の比較で行われる。F/Vコンバータの
出力電圧は入力のパルス周波数に比例するから、しきい
値となるF/Vコンバータの出力電圧はある程度の出力
電圧幅が必要である。すなわち、F/Vコンバータの入
力パルス周波数(MPG信号の周波数)にある程度の変
化幅が当然、必要となる。つまり、F/V回路において
はしきい値となる回転数は1点ではなくある程度の回転
数幅が必要となっている。
【0010】(3)F/V回路で禁止/許可を判別する
にはF/Vコンバータの出力電圧がある程度出力されて
いなければならない。そこで入力パルス周波数(MPG
信号の周波数)がある程度以上でないとF/Vコンバー
タは電圧を出力できないし、次段のコンパレータは禁止
/許可を判別できない。だから、F/V回路においては
ある回転数以上(ある周波数以上)にならないと回路機
能を発揮しえない。そこで、低速の回転数をしきい値に
するためにはロータ1回転当たりの回転パルス数を多く
して周波数を高くしなければならない。また、周波数を
十分高くできないとF/Vコンバートが荒くなり出力電
圧にリップル電圧が乗ることになり、禁止/許可の信号
反転の動作範囲を広くしてしまう。
【0011】本発明の目的は、上述したノイズレベルに
よる誤動作をなくし、多パルスの高周波ノイズに対する
不具合をなくすことのできる遠心機を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、エアリー
クバルブの制御を二重の制御回路にするのに、一つを従
来のプロセッサにし、もう一方を以下に示すようなワン
ショットICとフリップフロップ回路(以下FFとい
う)を含むデジタルロジック回路で構成することで達成
される。
【0013】上記のデジタルロジック回路に含まれるフ
リップフロップ回路の出力は、エアリークバルブの制御
信号であり、ドライバを介してエアリークバルブを直接
制御する。FFセット時の出力「1」はエアリークバル
ブを禁止し、リセット時の出力「0」はエアリークバル
ブを禁止解除するものとする。
【0014】デジタルロジック回路の入力信号はロータ
を回転させる駆動部モータの回転信号パルス(MPG信
号)であり、ワンショットICやNAND回路は、ロー
タの回転数がある回転数以上になるとMPG信号パルス
をFFのセット端子に入力し、以下になるとリセット端
子に入力させる機能を持っている。
【0015】このようなデジタルロジック回路を追加す
ることで、ロータがある回転数以上になるとMPG信号
パルスはFFのセットトリガ信号として常にFFをセッ
トし続ける。つまり、常にエアリークバルブが禁止状態
になるようにFFを叩いていることになる。このような
時にノイズが入りFFの出力を反転させても、次々とM
PG信号パルスがFFをセットするので最大でもMPG
パルス一周期分の時間しか誤動作の反転を許さない。ま
た、ロータの回転数が高くなるにつれてMPGパルスの
周波数が上がり、一周期の時間が短くなるので、ついに
はエアリークバルブの応答時間よりも短くなり、禁止状
態のままで誤動作を起こさないようになる。ロータの回
転数が高くなるほど真空破れによるロータ離脱のエネル
ギーが大きく危険も増すが上述のようにロータの回転数
が上がる程、誤動作しにくくなるようにデジタルロジッ
ク回路は機能する。
【0016】次に従来の制御回路(特開平09−757
82号公報)のノイズによる誤動作の各項目に対し、本
発明となるデジタルロジック回路がどう機能するかを課
題に記した各項目に対応し、以下に説明する。
【0017】(A)二つのプロセッサの方式において
は、MPG信号パルスが常にエアリークバルブが禁止状
態になるようにFFを叩いていること、ロータの回転数
が上がる程、誤動作しにくくなるようにデジタルロジッ
ク回路は機能することでその余地をなくしている。
【0018】(B)一つのプロセッサとF/Vコンバー
タの方式においては、 (1)多パルスの高周波ノイズに対し単安定回路で構成
した回路では図4のノイズに重なるタイミングではエア
リークバルブのオン動作を禁止してしまうが重ならない
タイミングでは常にエアリークバルブを許可しようとF
F回路を正常に戻そうとしエアリークバルブを断続的に
オンし真空を破るので最終的には、チャンバ内が大気状
態となりドアを開けて試料を抽出することができるよう
に機能する。
【0019】(2)エアリークバルブのオン、オフ動作
を判定する回転数のしきい値幅については単安定回路で
はしきい値は1点の回転数であり、1組の抵抗とコンデ
ンサによって決定することができる。または、コンデン
サを一定にして可変抵抗を調整するのであれば調整点は
ただ1点で決定される。
【0020】(3)エアリークバルブのオン、オフ動作
を判定する回転数のしきい値の下限については、単安定
回路に於いてはコンデンサの容量と抵抗値によって、し
きい値の回転数が決まるのでコンデンサの容量と抵抗値
を大きくしさえすればいくらでも低回転数をしきい値と
することができるのでしきい値の回転数の設定に制限お
よび改良を必要としない。
【0021】このように単安定回路とFFを含むデジタ
ルロジック回路とすることで、ノイズレベルの増大や多
パルスの高周波ノイズに対しても誤動作の余地を残さな
いエアリークバルブの制御方法を提供することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明となる一実施例を図1〜図
3に示す。図1はロータ4が回転するチャンバ3を真空
に引くための真空ポンプ1を持った遠心機本体を示し、
エアリークバルブ6の制御をするプロセッサ8と該プロ
セッサ8とは独立にエアリークバルブ6を禁止するデジ
タルロジック回路9がORのロジックIC10によって
二重の禁止をしている。図2はデジタルロジック回路の
実施例を示したものであり、ロータ4が回転するとロー
タ4を駆動するモータ5に取り付けた回転検出センサ7
はロータの回転に比例したMPGパルス(a)を出力す
る。
【0023】そのMPGパルス(a)がデジタルロジッ
ク回路9の入力信号となる。MPGパルスはMS(単安
定回路)15に入力する。MS(単安定回路)15はM
PGパルス(a)の立ち上がりのタイミングをトリガと
してあらかじめ決めておいたコンデンサと抵抗の時定数
によるワンショットのパルス(b)を出力する。パルス
はQ、Q’の相反するレベルの2つのパルスを出力す
る。Q’のパルスはNANDゲートに入り、NANDゲ
ートによってFF(双安定回路)のセットトリガ信号に
なるか、リセットトリガ信号になるか分配される。
【0024】次にMS(単安定回路)15のQのパルス
はもう一つのRMS(リトリガラブル単安定回路)16
に入力する。この出力パルス幅は前者のMS(単安定回
路)15と同様に外付けのコンデンサと抵抗によって決
められている。そのパルス幅の時間はゾーナル回転数よ
りも少し高い回転数のときのMPGパルスの周期にす
る。
【0025】ここで言うゾーナル回転数とは、ゾーナル
ロータを低速で回転整定させ、遠心機のドアを開けチャ
ンバを大気状態にして外部から遠心する試料をゾーナル
ロータに注入し、注入を終えた後、ドアを閉め真空ポン
プ1でチャンバを真空にし高速回転させるゾーナル遠心
法の低速回転数をいうものとする。
【0026】そこで、ゾーナル回転数は3,000rp
mから4,000rpmであり、求めるパルス幅はMP
Gパルスを一回転当たり一パルスとすると60÷4,0
00=0.015となり、15ms程度の時間となる。
RMS(リトリガラブル単安定回路)16に外付けされ
る抵抗とコンデンサは15msの出力パルスになるよう
に逆算して値を決定する。また、RMS(リトリガラブ
ル単安定回路)16は前出のMS(単安定回路)15と
違いリトリガラブル機能を持っている。リトリガラブル
機能とは入力にトリガパルスが入り、その立ち上がりの
タイミングで外付けされた抵抗とコンデンサによって決
まるパルスを出力するが、そのパルスを出力し終わる前
にまた入力にトリガパルスがあるとパルス幅を延長する
ことをいう。このように設定されたRMS(リトリガラ
ブル単安定回路)16はロータ4の回転数がゾーナル回
転数より高くなるとそのQ出力がパルス信号からHレベ
ル信号になり、Q’出力はパルス信号からLレベル信号
になる。このQ、Q’出力によってMS(単安定回路)
15のQ出力パルスがフリップフロップ(双安定回路)
のセットトリガ信号になったり、リセットトリガ信号に
なったりする。つまり、ロータの回転数がゾーナル回転
数より低いときはエアリークバルブの禁止解除のリセッ
トトリガ信号になり、ロータの回転数がゾーナル回転数
より高いときはエアリークバルブを禁止するセットトリ
ガ信号になる。
【0027】図3はデジタルロジック回路の各信号のタ
イミングを示したタイミングチャートである。図1、図
2、図3によってデジタルロジック回路の構成と信号と
タイミングを示したが、次にこの回路がノイズに対して
どのように機能するかを示す。
【0028】ロータがゾーナル回転数より高い回転数で
回転している場合に外来ノイズはデジタルロジック回路
に2つのモードの誤動作をさせると推測できる。1つは
フリップフロップ(双安定回路)18が禁止状態(Q出
力がHレベル)であるのをノイズが出力を反転させ禁止
解除状態(Q出力がLレベル)にしてしまう。しかし、
ロータがゾーナル回転数より高い回転数で回転している
場合は図3のfの信号のタイミングが示すようにMPG
パルスの立ち上がりのタイミングのワンショットパルス
が全てノイズによって誤動作したフリップフロップ(双
安定回路)18のセットトリガ信号になっているのです
ぐに禁止状態に戻してしまう。フリップフロップ(双安
定回路)18が誤動作している時間は最大でMPGパル
スの一周期分である。そこで、ロータの回転数が高けれ
ば高い程、誤動作している時間は短くなる。そして終に
は誤動作時間がエアリークバルブの真空を破る動作をす
る応答時間よりも短くなり、誤動作しなくなる。
【0029】もう1つのノイズによる誤動作のモードは
ノイズがMS(単安定回路)15やRMS(リトリガラ
ブル単安定回路)16の入力信号に重畳する場合であ
る。MS(単安定回路)15の場合は単にフリップフロ
ップ(双安定回路)18のセットトリガ信号の数が増え
るだけであり、RMS(リトリガラブル単安定回路)1
6の場合はノイズの影響を全く与えない。
【0030】以上のようにデジタルロジック回路は、ノ
イズによってロータが高速で回転している時にエアリー
クバルブの禁止を解除しチャンバの真空を破る誤動作を
させないように機能し、遠心機の安全性を向上させるこ
とができる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、ロータが回転している
チャンバの真空を破らないようにエアリークバルブの動
作を禁止するために遠心機の主な制御をするプロセッサ
だけでなく二重にデジタルロジック回路を追加して禁止
信号を出力することで、プロセッサのハングアップや雷
サージのような強い外来ノイズに対しても真空を破るエ
アリークバルブの誤動作をなくすことができ、遠心機の
安全性向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になる遠心機を示す構成図である。
【図2】 本発明になる追加すべきデジタルロジック回
路である。
【図3】 本発明になるデジタルロジック回路の各信号
を示すタイミングチャートである。
【図4】 多パルスの高周波ノイズを示す波形図であ
る。
【符号の説明】
1は真空ポンプ、2はドア、3はチャンバ、4はロー
タ、5はモータ、6はエアリークバルブ、7は回転検出
センサ、8はプロセッサ、9はデジタルロジック回路、
10はOR、11はバッファー、12はエアリークバル
ブドライバ、13はエアリークバルブ、14は交流電
源、15はMS(単安定回路)、16はRMS(リトリ
ガラブル単安定回路)、17はNAND、18はフリッ
プフロップ(双安定回路)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吽野 浩司 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内 (72)発明者 城戸 伸治 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内 Fターム(参考) 4D057 AB01 AB03 AC01 AC05 AD01 AE11 BA38 BD00 CA07 CB00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動部モータにより回転されるロータ
    と、該ロータを収容する回転室と、該回転室を大気圧に
    開放するエアリークバルブと、該エアリークバルブの開
    閉制御を行う中央処理装置とを備えた遠心機において、
    前記エアリークバルブの制御する前記中央処理装置と独
    立して設けた制御回路により前記エアリークバルブを制
    御し、更に前記制御回路は、前記駆動モータの回転信号
    をトリガ信号とした単安定回路と、該単安定回路の出力
    信号をトリガ信号としたリトリガラブル単安定回路及び
    前記回転室の真空を破る前記エアリークバルブの動作禁
    止、禁止解除状態を保持する双安定回路とから構成され
    ることを特徴とする遠心機。
  2. 【請求項2】 低速回転数まで大気状態で前記ロータを
    回転させる場合、前記リトリガラブル単安定回路の出力
    パルスのパルス幅は低速回転数時のMPGパルスの周期
    とほぼ等しくなるように外付けの抵抗とコンデンサによ
    って設定され、低速回転数が切換わりの回転数となり、
    前記ロータの回転数が低速回転数より高い場合には論理
    回路内に設けた論理素子がMPGパルスをフリップフロ
    ップICがエアリークバルブの真空を破る動作の禁止状
    態となるセットトリガ信号とさせることを特徴とした請
    求項1記載の遠心機。
JP10195921A 1998-07-10 1998-07-10 遠心機 Pending JP2000024553A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10195921A JP2000024553A (ja) 1998-07-10 1998-07-10 遠心機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10195921A JP2000024553A (ja) 1998-07-10 1998-07-10 遠心機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000024553A true JP2000024553A (ja) 2000-01-25

Family

ID=16349207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10195921A Pending JP2000024553A (ja) 1998-07-10 1998-07-10 遠心機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000024553A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012152718A (ja) * 2011-01-28 2012-08-16 Hitachi Koki Co Ltd 遠心分離機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012152718A (ja) * 2011-01-28 2012-08-16 Hitachi Koki Co Ltd 遠心分離機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5607752B2 (ja) 不正な変更からオペレーティング・システムを保護するための方法及びシステム
US20100023744A1 (en) Interface Monitoring Device, Computer System, and Method for Monitoring a Differential Interface Port
JPH0782589B2 (ja) 侵入者検出装置
US20160062389A1 (en) Control device and reset system utilizing the same
TWI468973B (zh) 於電腦運算裝置中清除安全系統資源之技術
JP2000024553A (ja) 遠心機
TWI763121B (zh) 使用軟安全對策的安全積體電路
WO1997018480A1 (en) Improved methods and apparatus for disabling a watchdog function
TW202022878A (zh) 資料處理系統與資料處理方法
JP2005063403A (ja) 動作モード制御回路、動作モード制御回路を含むマイクロコンピュータ及びそのマイクロコンピュータを利用した制御システム
KR20210113289A (ko) 보안 시간축의 주파수 조작의 검출
KR100294523B1 (ko) 마이크로컴퓨터
US6621311B2 (en) Power noise prevention circuit in microcontroller unit
JPH11136853A (ja) 短絡保護機能を有する負荷駆動装置
JP3720878B2 (ja) Icカード
JP6332048B2 (ja) 電子制御装置
CN114127355A (zh) 洗衣机
JP2003097345A (ja) 車両用電子制御装置
JP3735380B2 (ja) 電子制御燃料噴射装置
JPH0689709B2 (ja) エンジン制御装置
JP2972768B1 (ja) 出力保護装置及び出力保護方法
JPH0143650Y2 (ja)
JP3127171B2 (ja) キーシリンダ装置
JPH07253074A (ja) 内燃機関の点火制御装置
JPH03207292A (ja) ブラシレスモータの駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040817

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041214