JP2000024002A - 手術用顕微鏡対物レンズ用滅菌カバー - Google Patents

手術用顕微鏡対物レンズ用滅菌カバー

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JP2000024002A
JP2000024002A JP10200829A JP20082998A JP2000024002A JP 2000024002 A JP2000024002 A JP 2000024002A JP 10200829 A JP10200829 A JP 10200829A JP 20082998 A JP20082998 A JP 20082998A JP 2000024002 A JP2000024002 A JP 2000024002A
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Japan
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cover
objective lens
lens
microscope
rim
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English (en)
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Tsurashi Yamane
貫志 山根
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MEIYUU KK
Original Assignee
MEIYUU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】手術用顕微鏡対物レンズ部分の清潔確保をどの
タイプの手術用顕微鏡でも共通して行えることを目的と
する。 【解決手段】手術用顕微鏡対物レンズを覆う手術用顕微
鏡対物レンズ用滅菌カバーであって、該カバーには対物
レンズ鏡胴に固定するための固定部材を設けると共に、
該カバーの先端部に対物レンズを覆うガラスを斜めに固
定したことを特徴とする手術用顕微鏡対物レンズ用滅菌
カバーである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は手術時に使用する手
術用顕微鏡の対物レンズを覆う手術用顕微鏡対物レンズ
を覆う滅菌カバーに関する。
【0002】
【従来技術】脳神経外科、耳鼻咽喉科、整形外科、形成
外科等の領域では、微細手術を行う必要上、手術時に手
術用顕微鏡を使用することが広く行われている。そし
て、感染を防ぎ、手術時の清潔確保を必要とするため、
これらの手術用顕微鏡を含め手術者が触れる可能性があ
る全ての機器に滅菌された布、フィルム等からなるカバ
ーでドレープ状に覆い清潔を確保してきた。顕微鏡の対
物レンズ部分については顕微鏡全体を覆うカバーと一体
となった滅菌されたプラスチックレンズを鏡筒部にはめ
込み使用されてきた。その状態を図3に示す。図3にお
いて、顕微鏡1は滅菌された布、フィルム等からなるカ
バー2で全体を覆い、対物レンズ部分はカバーと一体と
なっているプラスチックレンズを鏡筒部に嵌め込んであ
る。
【0003】しかし、手術用顕微鏡の鏡筒部の径はメー
カーによって異なるためプラスチックレンズのカバーを
鏡筒部の径に合致するようなものを選択する必要があ
り、その為、顕微鏡全体を覆うカバーを多種類用意しな
ければならないという不便さが有った。更に、プラスチ
ックレンズのカバー部分は他の部分より重いため、手術
中に、自重により外れるという難点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は手
術用顕微鏡対物レンズ部分の清潔確保を顕微鏡全体を覆
うカバーと一体となっているプラスチックレンズカバー
を使用せずに行う方法について種々検討した結果、本発
明を完成したもので、本発明は手術用顕微鏡の鏡筒部の
径のサイズに関係無く使用できる手術用顕微鏡対物レン
ズ用滅菌カバーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、手術用
顕微鏡対物レンズを覆う手術用顕微鏡対物レンズ用滅菌
カバーであって、該カバーには対物レンズ鏡胴に固定す
るための固定部材を設けると共に、該カバーの先端部に
対物レンズを覆うガラスを斜めに固定したことを特徴と
する手術用顕微鏡対物レンズ用滅菌カバーである。即
ち、本発明にかかる手術用顕微鏡対物レンズ用滅菌カバ
ーは、従来の手術用顕微鏡全体を覆うカバーと一体的に
設けたものではなく、顕微鏡の対物レンズ部分のみを覆
うものであり、該カバーには対物レンズ鏡胴に固定する
ための固定部材を設けてあるので従来のようなレンズ部
分のカバーが脱落する心配はなく、また、鏡胴の径の相
違によってもカバーを変える必要はない。そして、その
先端部にはレンズを覆うガラスは傾斜してカバーに固定
するので、顕微鏡の対物レンズを滅菌保護すると共に乱
反射を防止する。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明について詳細に述べ
る。本発明の滅菌レンズカバーを適用する手術顕微鏡と
しては、脳神経外科、耳鼻咽喉科、整形外科、形成外科
等従来より手術時に使用されている手術顕微鏡で有れば
いずれでも良い。本発明におけるレンズ用滅菌カバーと
して、その形状について特に規定するものではないが、
対物レンズの鏡胴に固定し易さから見て円筒状のフレー
ム或いはリム状のものが好ましい。円筒状のフレームの
場合、その大きさとしては径50〜100mm、長さ1
〜3cmであり、顕微鏡の対物レンズの大きさに応じて
適宜選定すればよく、またリム状物の場合、その大きさ
としては径80〜100mm、巾2〜3cm程度であ
る。これらの内周面には対物レンズを固定するような
溝、或いは弾性体を設ける。これらのカバーに使用する
素材としては、滅菌処理を行うため134℃以上の耐熱
性がある素材が用いられ、具体的にはポリカーボネート
等が用いられる。本発明のレンズ用滅菌カバーを鏡筒部
分に固定する止めがねとしては特に規定するものではな
いが、例えば、鋼や復元力の大きい樹脂等を使用すれば
良く、これらの固定部材を使用することによって顕微鏡
の鏡筒部の径の大きさを問わず簡単に固定することがで
きる。
【0007】本発明にかかるカバーの先端部の対物レン
ズを覆うガラスとしては光学ガラス或いは光学系プラス
チックレンズ等いずれでもよく、これを本発明のカバー
の先端部に傾斜をもって固定する。具体的に傾斜角度と
しては約10°程度であり、この程度の角度によって乱
反射光を遮ることが出来る。ガラスの固定手段としては
どのような方法によって行っても良く、例えば、弾性部
材で嵌め込むようにしても良く、或いは接着剤で接着し
ても良い。本発明のレンズ用滅菌カバーの使用に際して
は対物レンズの鏡胴部分を残して顕微鏡全体を滅菌され
た布或いはプラスチックフィルムで覆い、対物レンズの
鏡胴部分に本発明のレンズ滅菌用カバーで覆う。そし
て、顕微鏡全体を覆った布或いはプラスチックフィルム
の対物レンズ鏡胴部分は本発明のレンズ滅菌用カバーで
覆う。このようにすることによって顕微鏡全体の清潔を
確保することが出来る。
【0008】本発明の手術用顕微鏡対物レンズ用カバー
を図面をもって説明する。図1は本発明にかかるレンズ
用カバーの1実施態様を示す斜視図である。図1におい
て、リング状のリム3の端面に傾斜をもって光学系プラ
スチックレンズ4を接着剤をもって接着し、その内周面
に復元力を有する材料5を取付ける。このようなレンズ
用カバーを顕微鏡の対物レンズの鏡胴に嵌め込むと、復
元力を有する材料5の復元力によって当該カバーは固定
され、その他の部分は滅菌されたプラスチックフィルム
でドレープ状に覆うことによって顕微鏡は滅菌状態を保
つことが出来る。図2は他の実施態様のレンズ用カバー
の斜視図である。図2において、円筒状のカバー6の内
周面に傾斜をもって光学系プラスチックレンズ4を嵌
め、また、内周面にはバネ7を取付ける。この円筒体状
のカバー6を対物レンズの鏡胴に嵌め込むと、復元力を
有するバネ7の復元力によって当該カバーは対物レンズ
の鏡胴に固定され、その他の部分は滅菌されたプラスチ
ックフィルムでドレープに覆うことによって顕微鏡は滅
菌状態を保つことが出来る。
【0009】
【実施例】実施例1 直径50〜100mmで、巾2〜3mmのリング状のリ
ムの内周面に鋼よりなるバネを設ける。このリムの先端
部に傾斜角度約10°をもって光学系プラスチックレン
ズを接着させる。このようにして得られた本発明のカバ
ーを滅菌処理を施した後、顕微鏡の対物レンズの胴部に
嵌め、リム内周面に設けたバネによって固定する。顕微
鏡の対物レンズ以外の部分については滅菌処理を施した
ポリエチレンフィルムをもって覆い、全体を清潔確保す
る。
【0010】実施例2 直径50〜100mmで、長さ1〜3cmの円筒状のフ
レームの内周面に鋼よりなるバネを設ける。このフレー
ムの内周面に傾斜角度約10°をもって光学系プラスチ
ックレンズを固定する。このようにして得られた本発明
のカバーを滅菌処理を施した後、顕微鏡の対物レンズの
胴部に嵌め、フレーム内周面に設けたバネによって固定
する。顕微鏡の対物レンズ以外の部分については滅菌処
理を施したポリエチレンフィルムをもって覆い、全体を
清潔確保する。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、従来の手
術用顕微鏡全体を覆うカバーと一体的に設けたものでは
なく、顕微鏡の対物レンズ部分のみを覆う様にした対物
レンズ用カバーで、該カバーには対物レンズ鏡胴に固定
するための固定部材を設けることによってレンズ部分の
カバーが脱落する心配はなく、しかも種々の大きさの手
術顕微鏡対物レンズに適用することが出来、さらに、そ
の先端部にはレンズを覆うガラスは傾斜してカバーに固
定してあるので、乱反射を防止する効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるレンズ用カバーを示す斜視図。
【図2】本発明にかかる他のレンズ用カバーを示す斜視
図。
【図3】手術用顕微鏡を滅菌カバーで覆った状態を示す
説明図。
【符号の説明】
1 手術用顕微鏡 2 対物レンズ 3 リン
グ状のリム 5 復元力を有する材料 6 円筒状のカバー
7 バネ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手術用顕微鏡対物レンズを覆う手術用顕
    微鏡対物レンズ用滅菌カバーであって、該カバーには対
    物レンズ鏡胴に固定するための固定部材を設けると共
    に、該カバーの先端部に対物レンズを覆うガラスを斜め
    に固定したことを特徴とする手術用顕微鏡対物レンズ用
    滅菌カバー。
  2. 【請求項2】前記カバーが円筒状のフレームである請求
    項1記載の手術用顕微鏡対物レンズ用滅菌カバー。
  3. 【請求項3】前記カバーがリム状である請求項1記載の
    手術用顕微鏡対物レンズ用滅菌カバー。
JP10200829A 1998-07-15 1998-07-15 手術用顕微鏡対物レンズ用滅菌カバー Pending JP2000024002A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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