JP2000023387A - 充電回路 - Google Patents

充電回路

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JP2000023387A
JP2000023387A JP10191666A JP19166698A JP2000023387A JP 2000023387 A JP2000023387 A JP 2000023387A JP 10191666 A JP10191666 A JP 10191666A JP 19166698 A JP19166698 A JP 19166698A JP 2000023387 A JP2000023387 A JP 2000023387A
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源部の温度上昇を抑制し、バッテリを十分
に充電することができる充電回路を提供することを課題
とする。 【解決手段】 電源部から開閉部を介してバッテリを充
電する充電電流を検出し、前記充電電流が所定電流値を
越えるときに開閉部を開及び閉し、前記充電電流が前記
所定電流値でないときに前記開閉部を閉じたままとする
ことによって前記バッテリを充電する充電回路であっ
て、前記電源部の温度により前記開閉部の開閉を制御す
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリの充電時
に、充電電流を流すことによって上昇する電源部の温度
からバッテリに流れ込む充電電流を制御してバッテリを
充電する充電回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バッテリによる停電対策を行う通
信機器の充電回路では、浮動充電方式によりバッテリを
充電している場合が多い。すなわち、充電回路の電源部
が、バッテリとバッテリにも接続された通信装置とに対
して給電を同時に行うことが多い。また、電源部の駆動
電源が停電したり、電源部に故障が生ずると、電源部か
らバッテリと装置とに対する給電が途絶える。それに伴
って、無瞬断でバッテリ側から装置に放電を開始する。
そして、バッテリ側からの放電後に、駆動電源が復電す
れば、再度、上記のように、バッテリと装置とへ給電を
同時に行う。すなわち、バッテリの充電が再開される。
【0003】ここで、従来の充電回路について、特開平
10−51972号公報に説明されている。以下、該公
報について、図6、図7を用いて説明する。図6におい
て、21は二次電池22の充電を行うパルス充電装置で
ある。パルス充電装置21は、後述する直流電源装置3
1と、直流電源装置31の出力を所定の周期で接続する
スイッチ回路32と、このスイッチ回路32のスイッチ
ング素子のオンオフを制御する制御回路33とから構成
されている。
【0004】また、図中、23は二次電池22に通電さ
れる充電電流の電流値を測定する電流測定手段であり、
24は二次電池22に印加される電圧または二次電池2
2の電池電圧を検出する電圧測定手段である。そして、
25は電流測定手段23と電圧測定手段24からの出力
に基づいて二次電池22の内部インピーダンスを計算す
る内部インピーダンス測定手段である。
【0005】さらに、図中、26は二次電池22の内部
温度を測定する電池温度測定手段である。電池温度測定
手段26は、温度によって抵抗値が変化するサーミスタ
等の温度検出素子を含んで構成される。そして、二次電
池22の内部温度または二次電池22の外壁温度を温度
センサで検出して検出温度を示す信号を出力する。
【0006】そして、27は二次電池22が満充電状
態、すなわち、充電が100%完了したことを検出する
満充電検出装置である。28は充電制御装置であり、内
部インピーダンス測定手段25により計算した内部イン
ピーダンスの値に基づいて、パルス充電装置21に充電
開始を指令する。パルス充電装置21はこの充電開始指
令を受けると、充電動作を開始する。
【0007】上記の内部インピーダンスが小さい場合に
は、充電制御装置28からの指令によりパルス充電装置
21は、二次電池22にパルス充電によって充電を開始
する。この充電期間中に内部インピーダンス測定手段2
5により二次電流22の内部インピーダンスを計算す
る。また、これと平行して電池温度測定手段26により
二次電池22の電池温度Tを測定する。
【0008】充電制御装置28は、内部インピーダンス
測定手段25で計算した内部インピーダンスが上限値以
上であるかを判断する。ここで上限値は、電池の温度上
昇の勾配(dT/dt)が予め定めた基準の温度上昇の
勾配以上になったときに満充電状態の検出と判断する電
池温度検出法を用いて定められた値である。
【0009】そして、充電制御装置28はその判断に基
づいて、内部インピーダンスが、上限値以上である場合
には、パルス充電装置21に充電停止指令を出力する。
充電停止指令を受けたパルス充電装置は充電動作を停止
し、充電が完了する。
【0010】つづいて、図7を用いて、パルス充電回路
21から出力される充電電流の制御について説明する。
図中、29はマイクロコンピュータである。マイクロコ
ンピュータ29は、CPU91、メモリ92、出力ポー
ト93及び入力ポート94のA/D変換器等を内蔵して
おり、二次回路22の電池電圧、充電電流及び温度を示
す信号がA/D変換器に入力される。この入力をメモリ
92に記憶したソフトウェアを利用してCPU91で信
号処理し、出力ポート93より制御指令信号を制御回路
33へ出力する。
【0011】制御回路33は、出力ポート93から出力
される充電開始・停止指令に応じてスイッチ回路32の
オン・オフ動作を制御する。たとえば、不図示の充電制
御装置28から二次電池22の温度が高く、上記の内部
インピーダンスが上限値以上であるため充電を停止する
充電停止指令の信号が出力されると、マイクロコンピュ
ータ9にその信号が入力される。
【0012】そして、上記のプロセスにより制御回路3
3からの制御信号がスイッチ回路32に入力される。ス
イッチ回路32では、制御信号に従ってスイッチをオフ
して、パルス充電装置21から二次電池22への充電電
流の出力を停止させる。すなわち、二次電池22の温度
のよりスイッチ回路32をオン・オフして充電効率を高
めるとしている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術においては、以下のような問題点があった。
【0014】まず、バッテリの充電時には、電源部から
バッテリに給電する充電電流は大きくなり、所定の電流
値以上の充電電流を出力することになる。そのため、電
源部の温度が高くなる。電源部の温度が高くなると、後
述するように電流供給量が低下する場合がある。しかし
ながら、従来技術においては、バッテリの温度が高くな
った場合にのみ、スイッチをオン・オフして充電電流の
出力を抑制し、バッテリの充電効率を高めるに過ぎなか
った。
【0015】また、バッテリへの充電電流の供給量を低
下させないために、電源部の温度を下げる必要がある。
そのために、電源部には大きな放熱器を必要としてい
た。したがって、電源部の小型化を図ることが困難であ
った。
【0016】さらに、充電回路の電源部には、通常、保
護機能が設けられている。この保護機能は、電源部の温
度の上昇を防止すべく、電源部の温度が一定以上の温度
になると、電源部の出力電圧を低下させる機能である。
したがって、この保護機能により、充電電圧を維持する
ことができない場合も生ずる。この場合には、電源部か
ら充電電流が出力されないため、バッテリの充電を充分
に行えないことになる。
【0017】(発明の目的)本発明にかかる充電回路
は、電源部の温度上昇を抑制し、バッテリを十分に充電
することができる充電回路を提供することを目的とす
る。
【0018】また、電源部に必要な放熱器の容積を縮小
させることにより、電源部の小型化を図ることを目的と
する。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の充電回路は、電
源部から開閉部を介してバッテリを充電する充電電流を
検出し、前記充電電流が所定電流値を越えるときに開閉
部を開及び閉し、前記充電電流が前記所定電流値以下の
ときに前記開閉部を閉じたままとすることによって前記
バッテリを充電する充電回路であって、前記電源部の温
度により前記開閉部の開閉を制御することを特徴とす
る。
【0020】また、本発明の充電回路は、電源部から開
閉部を介してバッテリを充電する充電電流を検出し、前
記充電電流が所定電流値を越えるときに開閉部を開及び
閉し、前記充電電流が前記所定電流値以下のときに前記
開閉部を閉じたままとすることによって前記バッテリを
充電する充電回路であって、前記充電電流を検出する検
出回路と、前記検出回路の出力を入力するフリップフロ
ップ回路とを備え、前記フリップフロップ回路の出力に
より前記開閉部を開閉することにより前記バッテリを充
電することを特徴とする。
【0021】(作用)本発明にかかる充電回路は、熱検
出素子を電源部の内部に備え、電源部の充電電流による
温度上昇を熱検出素子によって検出し、開閉部の開閉を
制御する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる充電回路の
実施形態について、図1を用いて説明する。図1は、本
発明の充電回路の構成を示すブロック図である。図1に
おいて、1は充電電流2を検出する検出回路、3は設定
された発振周期を出力する発振器、4は検出回路1から
の出力をD入力端子から入力するDタイプフリップフロ
ップ回路(D-Flip Flop回路;以下、D−FF回路とい
う。)、5はD−FF回路4からの出力により開閉され
る開閉部53を備える充電開閉回路、6は検出回路1及
び発振器3、D−FF回路4の電源入力端子にそれぞれ
接続されている基準電源回路、7は充電回路の電源であ
る電源部、8は電源部7から出力される充電電流2を蓄
電するバッテリである。
【0023】なお、電源部7は、バッテリ8の充電ばか
りでなく、装置へも電力を供給するという浮遊充電方式
を採用していても構わない。
【0024】つぎに、本実施形態の充電回路を構成して
いる検出回路1等について、図2に示すブロック図を用
いて説明する。図2において、検出回路1は、充電電流
2を電圧変換する抵抗10と、抵抗10により変換され
た変換電圧と後述する基準電源回路6において生成され
る基準電圧とを比較し検出する比較検出器11から構成
される。
【0025】D−FF回路4は、比較検出器11からの
出力をD入力端子から入力する。また、発振器3からの
出力をCLK入力端子から入力する。発振器3は、無安
定マルチバイブレータから構成される。なお、D−FF
回路4からの出力は、発振器3において設定された周期
に依存する。
【0026】また、充電開閉回路5は、バッテリ8を駆
動させるドライバー51及び開閉部53の接点を開閉す
る継電器52により構成される。さらに、電源部7の入
力部と出力部とには、入力電源9からの電圧を電源部7
またはバッテリ8等に投入する投入器91を設けてい
る。投入器91は2接点型であり、電源部7の入力部側
が接点91A、電源部7の出力部側が91Bである。
【0027】さらに、開閉部53の一端子は、接点91
Bの片端と接続される。一方、開閉部53の他端子は、
継電器52を介してバッテリ8の入力端子に接続されて
いる。なお、電源部7は、定電圧電源であり、充電電流
を出力するために上昇する温度から電源部7を保護する
機能を有する過電流保護回路を具備する。基準電源回路
6は、シャント式安定化電源回路により構成される。電
源部7及び基準電源回路6の内部構造については後述す
る。
【0028】つぎに、本実施形態の動作について説明す
る。バッテリ8を充電する場合には、電源部7から充電
電流2が出力される。また、バッテリ8に流れ込む充電
電流2は、検出回路1内の抵抗10により電圧に変換さ
れる。その変換電圧と基準電源回路6で生成される基準
電圧とを比較検出器11に入力して両者を比較し検出す
る。
【0029】そして、検出結果はD−FF回路4に入力
される。検出結果は、上記の変換電圧が基準電圧よりも
高い場合には、充電電流2が所定電流値を越える電流で
あるとしてD−FF回路4に‘H’が入力される。ま
た、変換電圧が基準電圧よりも低い場合には、充電電流
2が所定電流値以下の電流であるためD−FF回路4に
‘L’が入力される。
【0030】D−FF回路4には、さらに、発振器3に
おいて設定された発振周期のクロックもCLK入力端子
から入力される。そして、D−FF回路4からの出力
は、発振器3において設定された発振周期によって、Q
出力端子から充電開閉回路5に入力される。
【0031】充電開閉回路5は、上記のように開閉部5
3を備えられており、開閉部53の開閉は、発振器3で
設定した発振周期によって制御される。具体的には、充
電電流が所定電流値を越える電流である場合には、Q出
力端子からの出力が、‘L’となり、閉じていた開閉部
53が開く。すなわち、充電状態を解放する。そして、
検出回路1に流れる充電電流2が、遮断される。
【0032】そして、検出回路1において、充電電流2
が所定電流値を越えるの電流として検出されなくなった
ときは、D−FF回路4のD入力端子から入力される入
力信号は反転する。すなわち、D−FF回路4のD入力
端子から‘L’が入力される。したがって、D−FF回
路4のCLK入力端子から‘H’が入力されると、D−
FF回路4のQ出力端子からの出力が、‘H’となる。
よって、開閉部53を閉じる。それにより、ふたたびバ
ッテリ8は充電される。
【0033】なお、本実施形態において、検出回路1の
位置はバッテリ8の出力側に設けた構成について説明し
たが、検出回路1の設置位置は、バッテリ8の入力側に
設けて、バッテリ8に入力される充電電流2を検出して
もよい。
【0034】つぎに、図3を用いて電源部7の温度検出
について説明する。図3は、検出回路1及び基準電源回
路6、電源部7の内部構造を示した回路図である。電源
部7の内部には、ヒートシンク72が備えられている。
ヒートシンク72には、電力供給用のパワートランジス
タが設けられており、さらに、その1部の温度を測定す
るためにサーミスタ等の熱検出素子71を配置する。こ
の熱検出素子71は、充電電流2の増加により、ヒート
シンク71の温度が上昇するので、電源部7の温度を検
出する。
【0035】また、基準電源回路6には、シャントレギ
ュレータ61が設けられている。また、上記比較検出器
11に入力される基準電圧を変動させる抵抗R1、R2
も設けられている。抵抗R1は、熱検出素子71と並列
に接続されている。熱検出素子71は、温度係数が負で
ある素子を使用している。
【0036】つづいて、電源部7の温度上昇の検出動作
について説明する。まず、電源部7の温度が上昇する
と、ヒートシンク72及びこれに固着された熱検出素子
71の温度も上昇する。すなわち、電源部7の温度が上
昇すると、熱検出素子71のインピーダンスが低下し、
電源部7の温度を検出することができる。なお、熱検出
素子71には、ポジティブサーミスタ、ネガティブサー
ミスタ等を使用することができる。
【0037】そして、熱検出素子71のインピーダンス
の変化により、電源部7から基準電源回路6に流れる電
流量は変化する。また、熱検出素子71のインピーダン
スの変化は、基準電圧の高低も変化させる。すなわち、
基準電源回路6では、電源部7から出力される電流を検
出している。また、電源部7の内部の温度上昇によって
基準電圧の高低の制御も行っている。
【0038】また、抵抗R2を熱検出素子71と並列に
接続することもできる。この場合には、逆の特性を備え
た熱検出素子71を使用する。すなわち、熱検出素子7
1は、温度係数が正である素子を使用している。なお、
抵抗R2のリファレンス電圧をVref0として、比較検
出器11に入力される基準電源であるリファレンス電圧
をVref1とすると、 Vref1=(1+R1/R2)・Vref0 の関係が成立する。
【0039】さらに、熱検出素子71の特性は、ヒート
シンク72の検出温度、電源部7の放熱器の容量等によ
って定めることができる。
【0040】つぎに、図4に示すタイムチャートを用い
て上記の充電回路の動作を詳細に説明する。まず、時刻
0時において、投入器91は解放状態にある。この場
合には、電源部7からバッテリ8へ充電電流2は出力さ
れていない。したがって、検出回路1に流れ込む電流
は、バッテリ8に充電されていた電荷によるものであ
る。そのため、充電電流2は検出されない。したがっ
て、比較検出器11からの出力は‘L’である。また、
このとき、発振器3の出力も‘L’であるため、D−F
F回路4からの出力は、‘H’状態となる。よって、開
閉部53は閉じられている。
【0041】つづいて、T1時に投入器91を閉じる
と、T2時から電源部7の出力電圧が立ち上がる。そし
て、電源部7から所定の電流以上の充電電流が出力され
る。それに伴って、バッテリ8の充電が開始される。し
たがって、比較検出器11からの出力も立ち上がる。そ
して、発振器3の出力が‘H’となるT3時まで、バッ
テリ8は充電される。その後、開閉部53は解放状態と
なる。そして、バッテリ8は、充電されなくなる。
【0042】つぎに、開閉部53の開閉に伴うバッテリ
8の充電量の推移と電源部7の温度上昇について、図5
を用いて説明する。図5は、時刻T1からTnの間のバッ
テリ8の充電量の推移と電源部7の温度上昇を示してい
る。本図において、充電開閉回路5がある場合とない場
合について説明する。
【0043】まず、図中にとして示す点線は、充電開
閉回路5がない場合に上昇する電源部7の温度を示して
いる。また、図中にとして示す太線は、充電回路があ
る場合に上昇する電源部7の温度を示している。そし
て、図中にとして示す細線は、充電回路がない場合
に、バッテリ8に充電されている充電量について示して
いる。さらに、グラフの下段には、図4において説明し
た開閉部53の開閉を示している。
【0044】まず、充電回路を設けない場合に、バッテ
リ8に充電される充電量と電源部7の温度について説明
する。図5によると、時刻T1からTnの間に、バッテリ
8に充電される充電量と電源部7の温度とが、共に徐々
に上昇する。そして、充電回路を設けていないため、電
源部7の出力部とバッテリ8の入力部とが直結してい
る。そのため、電源部7は充電電流2を所定電流値を越
える状態で給電し続ける。
【0045】したがって、電源部7の温度が高くなり、
として示す電源部7の温度が、過電流保護回路がON
される温度以上になる。すると、電源部7を発熱から保
護する保護機能が働き、電源部の出力電圧が低下する。
よって、バッテリ8に充電電流が入力されない。そのた
め、として示すバッテリ8に充電された蓄電圧が放電
され充電量が低下する。
【0046】一方、充電開閉回路5を設けた場合に、バ
ッテリ8に充電される充電量と電源部7の温度について
説明する。上記のように、充電開閉回路5に備えられて
いる開閉部53は、D−FF回路4のQ出力端子からの
出力に応じて開閉される。そのため、充電電流2は電源
部7から断続的に出力される。したがって、として示
すように、時刻T1からTnの間の時間当たりの電源部7
の温度上昇を抑制することができる。
【0047】具体的には、温度上昇を抑制することによ
り、電源部7は過電流保護回路がONされる温度以上に
ならないため、過電流保護回路は作動しない。すなわ
ち、充電電圧を維持することができる。そのため、バッ
テリ8の充電効率を高めることができる。
【0048】
【発明の効果】上述のように、本発明にかかる充電回路
は、開閉部を具備しており、開閉部の開閉は電源部の温
度により制御されている。電源部の温度は充電電流を出
力することにより上昇する。そして、電源部の温度が上
昇すると開閉部が開かれる。そのため、電源部は充電電
流を出力しない。ゆえに、電源部の温度上昇を抑制する
ことができる。
【0049】具体的には、電源部の温度を過電流保護回
路が作動する温度にまで上昇させないようにすることが
できる。そのため、電源部の電圧をバッテリを充電する
ことができる充電電圧に維持することができる。よっ
て、バッテリの充電を十分に行えるようになる。
【0050】また、上記のように、開閉部の開閉は電源
部から出力される充電電流によって制御される。開閉部
が開閉されると、充電電流は断続的にバッテリへ出力さ
れる。これに伴い、一定時間当たりに出力される充電電
流は減少する。そのため、上昇する電源部の温度を抑制
することができる。したがって、電源部の温度は上昇し
にくい。そのため、電源部の内部に設けられている放熱
器の容量を小さくすることができる。すなわち、電源部
そのものの小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の充電回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の充電回路を構成している各々の回路を
示すブロック図である。
【図3】本発明の充電回路の電源部及び基準電源回路、
検出回路の内部の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の充電回路の動作を示すタイムチャート
である。
【図5】バッテリの充電量の推移と電源部の温度上昇の
関係について示したグラフである。
【図6】従来技術にかかる充電回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】従来技術にかかる充電回路の充電装置の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 検出回路 2 充電電流 3 発振器 4 Dタイプフリップフロップ回路(D−FF回路) 5 充電開閉回路 6 基準電源回路 7 電源部 8 バッテリ 9 入力電源 10 抵抗 11 比較検出器 21 パルス充電装置 22 二次電池 23 電流測定手段 24 電圧測定手段 25 内部インピーダンス測定手段 26 電池温度測定手段 27 満充電検出装置 28 充電制御装置 51 ドライバ 52 継電器 53 開閉部 61 シャントレギュレータ 71 熱検出素子 72 ヒートシンク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源部から開閉部を介してバッテリを充
    電する充電電流を検出し、前記充電電流が所定電流値を
    越えるときに前記開閉部を開及び閉し、前記充電電流が
    前記所定電流値以下のときに前記開閉部を閉じたままと
    することによって前記バッテリを充電する充電回路であ
    って、 前記電源部の温度により前記開閉部の開閉を制御するこ
    とを特徴とする充電回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の充電回路において、さら
    に前記電源部の温度を検出する熱検出素子と、前記熱検
    出素子からの出力によって前記充電電流値を検出する基
    準電圧を制御する基準電源回路とを備え、前記基準電圧
    によって前記充電電流値を検出することを特徴とする充
    電回路。
  3. 【請求項3】 電源部から開閉部を介してバッテリを充
    電する充電電流を検出し、前記充電電流が所定電流値を
    越えるときに前記開閉部を開及び閉し、前記充電電流が
    前記所定電流値以下のときに前記開閉部を閉じたままと
    することによって前記バッテリを充電する充電回路であ
    って、 前記充電電流を検出する検出回路と、前記検出回路の出
    力を入力するフリップフロップ回路とを備え、前記フリ
    ップフロップ回路の出力により前記開閉部を開閉するこ
    とにより前記バッテリを充電することを特徴とする充電
    回路。
  4. 【請求項4】 前記検出回路は前記充電電流を電圧に変
    換する抵抗と、前記電圧と前記電源部の温度により制御
    される基準電圧とを比較し検出する比較検出器とを備え
    ることを特徴とする請求項3記載の充電回路。
  5. 【請求項5】 前記電源部の温度を検出する熱検出素子
    を備え、前記熱検出素子からの出力によって前記基準電
    圧を変化させることを特徴とする請求項4記載の充電回
    路。
  6. 【請求項6】 前記開閉部の開閉頻度を前記熱検出素子
    の特性により決定することを特徴とする請求項2乃至5
    のいずれかに記載の充電回路。
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