JP2000022982A - ディスプレイ装置 - Google Patents
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- JP2000022982A JP2000022982A JP10191245A JP19124598A JP2000022982A JP 2000022982 A JP2000022982 A JP 2000022982A JP 10191245 A JP10191245 A JP 10191245A JP 19124598 A JP19124598 A JP 19124598A JP 2000022982 A JP2000022982 A JP 2000022982A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】水平周波数がより高い信号を表示する際に問題
となる水平偏向回路の出力部での電力増加を低減するこ
とにある。 【解決手段】ビデオ回路の前段に、入力ビデオ信号の水
平表示期間を変換する信号処理回路を設け、かつ、水平
偏向回路において水平周期に対する水平帰線期間の比率
を、信号処理回路から出力される変換ビデオ信号に基づ
いて設定する。
となる水平偏向回路の出力部での電力増加を低減するこ
とにある。 【解決手段】ビデオ回路の前段に、入力ビデオ信号の水
平表示期間を変換する信号処理回路を設け、かつ、水平
偏向回路において水平周期に対する水平帰線期間の比率
を、信号処理回路から出力される変換ビデオ信号に基づ
いて設定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管を用いた
テレビジョン受像機、及び、コンピュータ端末用ディス
プレイ装置に関する。本発明では、両者を総称してディ
スプレイ装置と呼ぶことにする。
テレビジョン受像機、及び、コンピュータ端末用ディス
プレイ装置に関する。本発明では、両者を総称してディ
スプレイ装置と呼ぶことにする。
【0002】
【従来の技術】インターレース(飛び越し走査)方式の
NTSC信号の水平周波数は15.75kHzに設定さ
れている。これに対し、プログレッシブ(順次走査)方
式に変換されたNTSC信号の水平周波数は31.47
kHzになる。このプログレッシブ方式を用いることに
より、表示画像のチラツキを低減し、高画質な映像を提
供できる長所がある。
NTSC信号の水平周波数は15.75kHzに設定さ
れている。これに対し、プログレッシブ(順次走査)方
式に変換されたNTSC信号の水平周波数は31.47
kHzになる。このプログレッシブ方式を用いることに
より、表示画像のチラツキを低減し、高画質な映像を提
供できる長所がある。
【0003】このようなプログレッシブ方式を実現する
ための従来例としては、特開平3−76493号公報に
示された方法がある。
ための従来例としては、特開平3−76493号公報に
示された方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例(特開平3
−76493号公報)を用いることにより、プログレッ
シブ方式を実現できる。さらに、上記従来例(特開平3
−76493号公報)では、水平周期におけるビデオ信
号の時間軸を圧縮し、NTSC信号をそのリニアリティ
を保持した状態で水平偏向電流を切り替えることなくハ
イビジョンディスプレイに表示することができる作用が
ある。
−76493号公報)を用いることにより、プログレッ
シブ方式を実現できる。さらに、上記従来例(特開平3
−76493号公報)では、水平周期におけるビデオ信
号の時間軸を圧縮し、NTSC信号をそのリニアリティ
を保持した状態で水平偏向電流を切り替えることなくハ
イビジョンディスプレイに表示することができる作用が
ある。
【0005】しかし、NTSC信号をプログレッシブ方
式に変換した場合、水平周波数はインタレース方式に比
べ約2倍に上げなければならない。このため、偏向ヨー
クの水平偏向コイルに流す電流も約2倍に増加させる必
要があり、水平偏向回路の出力部での電力増加が問題と
なる。上記従来例(特開平3−76493号公報)で
は、上記水平偏向回路の出力部での電力増加に対する解
決方法については考慮されていなかった。
式に変換した場合、水平周波数はインタレース方式に比
べ約2倍に上げなければならない。このため、偏向ヨー
クの水平偏向コイルに流す電流も約2倍に増加させる必
要があり、水平偏向回路の出力部での電力増加が問題と
なる。上記従来例(特開平3−76493号公報)で
は、上記水平偏向回路の出力部での電力増加に対する解
決方法については考慮されていなかった。
【0006】本発明の目的は、水平偏向回路の出力部で
生じる消費電力を低減することにある。
生じる消費電力を低減することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のディスプレイ装置では、陰極線管の水平偏
向コイルを駆動する水平偏向回路と、陰極線管の垂直偏
向コイルを駆動する垂直偏向回路と、陰極線管のカソー
ド電極を駆動するビデオ回路を備えたディスプレイ装置
において、前記ビデオ回路の前段に、入力ビデオ信号の
水平表示期間を変換する信号処理回路を設け、かつ、前
記水平偏向回路において水平周期に対する水平帰線期間
の比率を、前記信号処理回路から出力される変換ビデオ
信号に基づいて設定した。
め、本発明のディスプレイ装置では、陰極線管の水平偏
向コイルを駆動する水平偏向回路と、陰極線管の垂直偏
向コイルを駆動する垂直偏向回路と、陰極線管のカソー
ド電極を駆動するビデオ回路を備えたディスプレイ装置
において、前記ビデオ回路の前段に、入力ビデオ信号の
水平表示期間を変換する信号処理回路を設け、かつ、前
記水平偏向回路において水平周期に対する水平帰線期間
の比率を、前記信号処理回路から出力される変換ビデオ
信号に基づいて設定した。
【0008】また、上記目的を達成するために、本発明
のディスプレイ装置では、前記信号処理回路をデジタル
信号処理回路で構成し、前記デジタル信号処理回路の入
力側サンプリングクロック周波数と出力側サンプリング
クロック周波数がM:N(M<N;M、Nは整数)の比で
ある時、前記デジタル信号処理回路の1水平走査線期間
のサンプリングクロック数を入力側、出力側ともMとN
との公倍数となるようにした。
のディスプレイ装置では、前記信号処理回路をデジタル
信号処理回路で構成し、前記デジタル信号処理回路の入
力側サンプリングクロック周波数と出力側サンプリング
クロック周波数がM:N(M<N;M、Nは整数)の比で
ある時、前記デジタル信号処理回路の1水平走査線期間
のサンプリングクロック数を入力側、出力側ともMとN
との公倍数となるようにした。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図を用いて説明する。なお、各図において、同じ働きを
する部品には、同じ番号をつけて表す。
図を用いて説明する。なお、各図において、同じ働きを
する部品には、同じ番号をつけて表す。
【0010】図1は、本発明の第1の実施例を示すブロ
ック図である。図1において、1はビデオ信号入力端
子、2は垂直同期信号入力端子、3は水平同期信号入力
端子、4は電源電圧入力端子、5はビデオ回路、6は垂
直偏向回路、7は水平偏向回路、8は信号処理回路、9
は陰極線管、10は偏向ヨーク、11は水平発振回路、
12は水平ドライブ回路、13は水平偏向出力回路、1
7はフライバックトランス、21は水平サイズ制御信号
入力端子、55は水平サイズ制御回路である。また、図
1において、VINは入力ビデオ信号、VDは垂直同期
信号、HDは水平同期信号、VSは水平サイズ制御信
号、EBは電源電圧である。図1において、水平偏向回
路7は、水平発振回路11、水平ドライブ回路12、水
平偏向出力回路13、水平サイズ制御回路55によって
構成されている。
ック図である。図1において、1はビデオ信号入力端
子、2は垂直同期信号入力端子、3は水平同期信号入力
端子、4は電源電圧入力端子、5はビデオ回路、6は垂
直偏向回路、7は水平偏向回路、8は信号処理回路、9
は陰極線管、10は偏向ヨーク、11は水平発振回路、
12は水平ドライブ回路、13は水平偏向出力回路、1
7はフライバックトランス、21は水平サイズ制御信号
入力端子、55は水平サイズ制御回路である。また、図
1において、VINは入力ビデオ信号、VDは垂直同期
信号、HDは水平同期信号、VSは水平サイズ制御信
号、EBは電源電圧である。図1において、水平偏向回
路7は、水平発振回路11、水平ドライブ回路12、水
平偏向出力回路13、水平サイズ制御回路55によって
構成されている。
【0011】以下、図1に示した本発明のディスプレイ
装置の特徴について説明する。図1において、信号処理
回路8では、ビデオ信号入力端子1から入力される入力
ビデオ信号VINの水平周期における水平表示期間を変
換し、変換ビデオ信号VBSとして出力している。ビデ
オ回路5では、上記変換ビデオ信号VBSを増幅し、陰
極線管9のカソード電極へカソード電圧として供給する
働きをしている。図1において、垂直偏向回路6は、垂
直同期信号入力端子2から入力される垂直同期信号VD
に同期した垂直偏向電流を、偏向ヨーク10を構成する
垂直偏向コイルへ流す働きをしている。図1において、
水平偏向回路7は、水平同期信号入力端子3から入力さ
れる水平同期信号HDに同期した水平偏向電流を、偏向
ヨーク10を構成する水平偏向コイルへ流す働きをして
いる。この際、水平偏向電流の振幅は、水平偏向出力回
路13に接続された水平サイズ制御回路55へ入力され
る水平サイズ制御信号VSによって制御される。
装置の特徴について説明する。図1において、信号処理
回路8では、ビデオ信号入力端子1から入力される入力
ビデオ信号VINの水平周期における水平表示期間を変
換し、変換ビデオ信号VBSとして出力している。ビデ
オ回路5では、上記変換ビデオ信号VBSを増幅し、陰
極線管9のカソード電極へカソード電圧として供給する
働きをしている。図1において、垂直偏向回路6は、垂
直同期信号入力端子2から入力される垂直同期信号VD
に同期した垂直偏向電流を、偏向ヨーク10を構成する
垂直偏向コイルへ流す働きをしている。図1において、
水平偏向回路7は、水平同期信号入力端子3から入力さ
れる水平同期信号HDに同期した水平偏向電流を、偏向
ヨーク10を構成する水平偏向コイルへ流す働きをして
いる。この際、水平偏向電流の振幅は、水平偏向出力回
路13に接続された水平サイズ制御回路55へ入力され
る水平サイズ制御信号VSによって制御される。
【0012】本発明の特徴は、上記ビデオ回路5の前段
に、入力ビデオ信号VINの水平表示期間を変換する信
号処理回路8を設け、かつ、上記水平偏向回路7におい
て水平周期に対する水平帰線期間の比率を、上記信号処
理回路8から出力される変換ビデオ信号VBSに基づい
て設定したことにある。以下、上記信号処理回路8と水
平偏向回路7について詳しく説明する。
に、入力ビデオ信号VINの水平表示期間を変換する信
号処理回路8を設け、かつ、上記水平偏向回路7におい
て水平周期に対する水平帰線期間の比率を、上記信号処
理回路8から出力される変換ビデオ信号VBSに基づい
て設定したことにある。以下、上記信号処理回路8と水
平偏向回路7について詳しく説明する。
【0013】図2は、図1における信号処理回路8の第
1の具体例を示すブロック図である。図2において、7
0はA/Dコンバータ、71はメモリ、72は時間軸変
換回路、73はCPU、74はD/Aコンバータ、75
は変換ビデオ信号出力端子である。図2のに示した回路
において、A/Dコンバータ70は、ビデオ信号入力端
子1から入力される入力ビデオ信号VINをA/D変換
(アナログ/ディジタル変換)して、時間軸変換回路7
2へ供給している。時間軸変換回路72では、CPU7
3からの命令に従い、A/Dコンバータから出力された
ディジタル信号をメモリ71へ書き込んでいる。また、
時間軸変換回路72では、CPU73からの命令に従
い、メモリに書き込まれたディジタル化されたビデオ信
号を読み出し、D/Aコンバータ74へ供給している。
D/Aコンバータ74では時間軸変換回路72から出力
されたディジタル信号をアナログ信号に変換し、変換ビ
デオ信号出力端子75へ供給している。
1の具体例を示すブロック図である。図2において、7
0はA/Dコンバータ、71はメモリ、72は時間軸変
換回路、73はCPU、74はD/Aコンバータ、75
は変換ビデオ信号出力端子である。図2のに示した回路
において、A/Dコンバータ70は、ビデオ信号入力端
子1から入力される入力ビデオ信号VINをA/D変換
(アナログ/ディジタル変換)して、時間軸変換回路7
2へ供給している。時間軸変換回路72では、CPU7
3からの命令に従い、A/Dコンバータから出力された
ディジタル信号をメモリ71へ書き込んでいる。また、
時間軸変換回路72では、CPU73からの命令に従
い、メモリに書き込まれたディジタル化されたビデオ信
号を読み出し、D/Aコンバータ74へ供給している。
D/Aコンバータ74では時間軸変換回路72から出力
されたディジタル信号をアナログ信号に変換し、変換ビ
デオ信号出力端子75へ供給している。
【0014】図2に示した回路において、時間軸変換回
路72では、メモリ71へ書き込む速度と、メモリ71
から読み出す速度を変えることによって、水平表示期間
を変換することができる。 このとき、メモリ71として
1垂直走査期間分のメモリを使用する場合は比較的自由
にサンプリングクロック周波数を選ぶことができる。こ
れに対し、メモリ71として1水平走査期間分のFIF
Oメモリだけを使用して構成する場合、 以下のように
選ぶと都合が良い。入力側サンプリングクロック周波数
と出力側サンプリングクロック周波数がM:N(M<
N;M、Nは整数)の比である時、1水平走査線期間のサ
ンプリングクロック数を入力側、出力側ともMとNとの
公倍数とする。これは、次の理由による。メモリ71が
1水平走査期間分のFIFOメモリだけの場合、1水平
走査期間毎にリセットが必要になる。このとき、サンプ
リングクロック数を入力側、出力側のどちらか一方でも
MとNとの公倍数になっていないと、入力側と出力側の
リセット位相が水平走査期間毎に変化し、動作が不安定
になる場合がある。
路72では、メモリ71へ書き込む速度と、メモリ71
から読み出す速度を変えることによって、水平表示期間
を変換することができる。 このとき、メモリ71として
1垂直走査期間分のメモリを使用する場合は比較的自由
にサンプリングクロック周波数を選ぶことができる。こ
れに対し、メモリ71として1水平走査期間分のFIF
Oメモリだけを使用して構成する場合、 以下のように
選ぶと都合が良い。入力側サンプリングクロック周波数
と出力側サンプリングクロック周波数がM:N(M<
N;M、Nは整数)の比である時、1水平走査線期間のサ
ンプリングクロック数を入力側、出力側ともMとNとの
公倍数とする。これは、次の理由による。メモリ71が
1水平走査期間分のFIFOメモリだけの場合、1水平
走査期間毎にリセットが必要になる。このとき、サンプ
リングクロック数を入力側、出力側のどちらか一方でも
MとNとの公倍数になっていないと、入力側と出力側の
リセット位相が水平走査期間毎に変化し、動作が不安定
になる場合がある。
【0015】図3は、図1における信号処理回路8の第
2の具体例を示すブロック図である。図3において、7
6はメモリ、77はインターレース/プログレッシブ変
換回路(以下、I/P変換回路と称す)である。図3に
示した信号処理回路では、入力ビデオ信号VINがイン
ターレース方式の場合、プログレッシブ方式に変換する
機能を有している。この変換は、図3におけるI/P変
換回路77、及び、メモリ76を用いて行っている。さ
らに、図3に示した回路では、時間軸変換回路72、メ
モリ71を用いて、水平表示時間の変換を行い、D/A
コンバータ74でアナログ信号に変換した後、変換ビデ
オ信号出力端子75へ出力している。図3に示した回路
を用いることにより、NTSCなどインタレース方式の
信号をプログレッシブ方式に変換し、かつ、水平表示期
間の変換を行うことができる。
2の具体例を示すブロック図である。図3において、7
6はメモリ、77はインターレース/プログレッシブ変
換回路(以下、I/P変換回路と称す)である。図3に
示した信号処理回路では、入力ビデオ信号VINがイン
ターレース方式の場合、プログレッシブ方式に変換する
機能を有している。この変換は、図3におけるI/P変
換回路77、及び、メモリ76を用いて行っている。さ
らに、図3に示した回路では、時間軸変換回路72、メ
モリ71を用いて、水平表示時間の変換を行い、D/A
コンバータ74でアナログ信号に変換した後、変換ビデ
オ信号出力端子75へ出力している。図3に示した回路
を用いることにより、NTSCなどインタレース方式の
信号をプログレッシブ方式に変換し、かつ、水平表示期
間の変換を行うことができる。
【0016】次に、図1の水平偏向回路7における水平
偏向出力回路13、水平サイズ制御回路55の第1の具
体例について、図4を用いて説明する。図4において、
17Aはフライバックトランス17の1次巻線、17B
はフライバックトランス17の2次巻線、20は水平ド
ライブパルス入力端子、22はアノード電圧出力端子、
26は水平出力トランジスタ、27はダンパダイオー
ド、28は変調ダイオード、29は第1の共振コンデン
サ、30は第2の共振コンデンサ、31は水平偏向コイ
ル、32は第1のS字コンデンサ、33は変調コイル、
34は第2のS字コンデンサ、36はダイオード、56
は差動増幅回路、57,58,59は抵抗である。ま
た、図4において、VDRは水平ドライブパルス、Vc
pは水平出力トランジスタ26のコレクタ電圧、Vmは
変調電圧、IDYは水平偏向電流、VCSは第2のS字
コンデンサ34の両端間電圧(水平サイズ制御回路55
の出力電圧)である。
偏向出力回路13、水平サイズ制御回路55の第1の具
体例について、図4を用いて説明する。図4において、
17Aはフライバックトランス17の1次巻線、17B
はフライバックトランス17の2次巻線、20は水平ド
ライブパルス入力端子、22はアノード電圧出力端子、
26は水平出力トランジスタ、27はダンパダイオー
ド、28は変調ダイオード、29は第1の共振コンデン
サ、30は第2の共振コンデンサ、31は水平偏向コイ
ル、32は第1のS字コンデンサ、33は変調コイル、
34は第2のS字コンデンサ、36はダイオード、56
は差動増幅回路、57,58,59は抵抗である。ま
た、図4において、VDRは水平ドライブパルス、Vc
pは水平出力トランジスタ26のコレクタ電圧、Vmは
変調電圧、IDYは水平偏向電流、VCSは第2のS字
コンデンサ34の両端間電圧(水平サイズ制御回路55
の出力電圧)である。
【0017】図4において、水平偏向出力回路13は、
水平出力トランジスタ26、ダンパダイオード27、変
調ダイオード28、第1の共振コンデンサ29、第2の共
振コンデンサ30、水平偏向コイル31、第1のS字コン
デンサ32、変調コイル33、第2のS字コンデンサ3
4を用いて構成され、水平サイズ制御回路55は、差動
増幅回路56、抵抗57,58,59を用いて構成さ
れ、フライバックトランス17は、1次巻線17A、2
次巻線17Bを用いて構成されている。
水平出力トランジスタ26、ダンパダイオード27、変
調ダイオード28、第1の共振コンデンサ29、第2の共
振コンデンサ30、水平偏向コイル31、第1のS字コン
デンサ32、変調コイル33、第2のS字コンデンサ3
4を用いて構成され、水平サイズ制御回路55は、差動
増幅回路56、抵抗57,58,59を用いて構成さ
れ、フライバックトランス17は、1次巻線17A、2
次巻線17Bを用いて構成されている。
【0018】図4において、水平偏向出力回路13は、
水平ドライブパルス入力端子20から入力される水平ド
ライブパルスVDRに基づいて、水平出力トランジスタ
26をスイッチングさせ、水平偏向コイル31にノコギ
リ波状の水平偏向電流IDYを流す働きをしている。こ
の時、水平出力トランジスタ26のコレクタには、水平
偏向コイル31のインダクタンスLHと第1の共振コン
デンサ29の容量CR1によって定まる第1の共振周波
数に基づいて、正弦波状の第1の共振パルスが発生する
(コレクタ電圧Vcp)。この第1の共振パルスは、フ
ライバックパルスと呼ばれている。
水平ドライブパルス入力端子20から入力される水平ド
ライブパルスVDRに基づいて、水平出力トランジスタ
26をスイッチングさせ、水平偏向コイル31にノコギ
リ波状の水平偏向電流IDYを流す働きをしている。こ
の時、水平出力トランジスタ26のコレクタには、水平
偏向コイル31のインダクタンスLHと第1の共振コン
デンサ29の容量CR1によって定まる第1の共振周波
数に基づいて、正弦波状の第1の共振パルスが発生する
(コレクタ電圧Vcp)。この第1の共振パルスは、フ
ライバックパルスと呼ばれている。
【0019】また、図4に示した回路では、変調ダイオ
ード28のカソード端子に変調コイル33のインダクタ
ンスLmと第2の共振コンデンサの容量CR2によって
定まる第2の共振周波数に基づいて、正弦波状の第2の
共振パルスが発生する(変調電圧Vm)。
ード28のカソード端子に変調コイル33のインダクタ
ンスLmと第2の共振コンデンサの容量CR2によって
定まる第2の共振周波数に基づいて、正弦波状の第2の
共振パルスが発生する(変調電圧Vm)。
【0020】図4に示した水平偏向出力回路13では、
上記第1の共振パルスのパルス幅と、上記第2の共振パ
ルスのパルス幅をほぼ等しく設定しており、一般には、
ダイオード変調回路と呼ばれている。このダイオード変
調回路では、第2のS字コンデンサ34の両端間電圧V
CSを変化させることによって、水平偏向電流IDYの
振幅を制御することができる。図4に示した回路では、
差動増幅回路56を用いて構成された水平サイズ制御回
路55によって、上記第2のS字コンデンサ34の両端
間電圧VCSを変化させ、水平偏向電流IDYを制御し
ている。
上記第1の共振パルスのパルス幅と、上記第2の共振パ
ルスのパルス幅をほぼ等しく設定しており、一般には、
ダイオード変調回路と呼ばれている。このダイオード変
調回路では、第2のS字コンデンサ34の両端間電圧V
CSを変化させることによって、水平偏向電流IDYの
振幅を制御することができる。図4に示した回路では、
差動増幅回路56を用いて構成された水平サイズ制御回
路55によって、上記第2のS字コンデンサ34の両端
間電圧VCSを変化させ、水平偏向電流IDYを制御し
ている。
【0021】さらに、図4に示した回路では、上記第1
の共振パルス(フライバックパルス)をフライバックト
ランス17で昇圧し、ダイオード36で整流することに
よって、陰極線管のアノード端子へ供給するアノード電
圧EHVを形成している。
の共振パルス(フライバックパルス)をフライバックト
ランス17で昇圧し、ダイオード36で整流することに
よって、陰極線管のアノード端子へ供給するアノード電
圧EHVを形成している。
【0022】以下、図4に示した回路の特徴を図5の水
平周期における動作波形図を用いて説明する。図5にお
いて、(a)は入力ビデオ信号VIN、(b),(e)
は水平出力トランジスタ26のコレクタ電圧Vcp、
(c),(f)は水平偏向電流IDYである。図5にお
いて、(b),(c)は従来のディスプレイ装置におけ
る動作波形であり、(e),(f)は本発明のディスプ
レイ装置における動作波形である。
平周期における動作波形図を用いて説明する。図5にお
いて、(a)は入力ビデオ信号VIN、(b),(e)
は水平出力トランジスタ26のコレクタ電圧Vcp、
(c),(f)は水平偏向電流IDYである。図5にお
いて、(b),(c)は従来のディスプレイ装置におけ
る動作波形であり、(e),(f)は本発明のディスプ
レイ装置における動作波形である。
【0023】図5において、THは水平周期、Ts1は
入力ビデオ信号の水平表示期間、TB1は入力ビデオ信
号の水平ブランキング期間、Tr1は従来のディスプレ
イ装置における水平帰線期間、Ts2は変換ビデオ信号
の水平表示期間、TB2は変換ビデオ信号の水平ブラン
キング期間、Tr2は本発明のディスプレイ装置におけ
る水平帰線期間である。
入力ビデオ信号の水平表示期間、TB1は入力ビデオ信
号の水平ブランキング期間、Tr1は従来のディスプレ
イ装置における水平帰線期間、Ts2は変換ビデオ信号
の水平表示期間、TB2は変換ビデオ信号の水平ブラン
キング期間、Tr2は本発明のディスプレイ装置におけ
る水平帰線期間である。
【0024】従来のディスプレイ装置では、水平周期T
Hに対する水平帰線期間Tr1の比率は、15%前後に
設定されていた。この理由は、図5(a)に示した水平
表示期間Ts1は、入力ビデオ信号VINによって決ま
っており、この入力ビデオ信号VINに基づいて水平帰
線期間Tr1を設計しているためである。例えば、NT
SC方式では、水平周期THは63.5μs、水平表示
期間Ts1は52.7μsに設定されている。このた
め、水平ブランキング期間TB1は10.8μsとな
り、水平周期THに対する水平ブランキング期間TB1
の比率(TB1/TH)は17%となる。このため、従
来のディスプレイ装置では、水平周期THに対する水平
帰線期間Tr1の比率(Tr1/TH)を設計する際、
上記TB1/TH=17%に対し2%程度の余裕を考慮
して、 Tr1/TH=15%程度に設計している。
Hに対する水平帰線期間Tr1の比率は、15%前後に
設定されていた。この理由は、図5(a)に示した水平
表示期間Ts1は、入力ビデオ信号VINによって決ま
っており、この入力ビデオ信号VINに基づいて水平帰
線期間Tr1を設計しているためである。例えば、NT
SC方式では、水平周期THは63.5μs、水平表示
期間Ts1は52.7μsに設定されている。このた
め、水平ブランキング期間TB1は10.8μsとな
り、水平周期THに対する水平ブランキング期間TB1
の比率(TB1/TH)は17%となる。このため、従
来のディスプレイ装置では、水平周期THに対する水平
帰線期間Tr1の比率(Tr1/TH)を設計する際、
上記TB1/TH=17%に対し2%程度の余裕を考慮
して、 Tr1/TH=15%程度に設計している。
【0025】これに対して、図1に示した本発明のディ
スプレイ装置では、信号処理回路8の働きにより、水平
表示期間Ts2(図5(d))を任意の値に設定するこ
とができる。この結果、水平帰線期間Tr2は、入力ビ
デオ信号VINの水平表示期間Ts1によらず、任意に
設定することができる。
スプレイ装置では、信号処理回路8の働きにより、水平
表示期間Ts2(図5(d))を任意の値に設定するこ
とができる。この結果、水平帰線期間Tr2は、入力ビ
デオ信号VINの水平表示期間Ts1によらず、任意に
設定することができる。
【0026】水平偏向回路7では、水平帰線期間Tr2
を大きくするに従い、水平偏向電流IDYを小さくする
ことができ、水平偏向出力回路13での消費電力を低減
することができる。以下、この原理について、式と図を
用いて説明する。
を大きくするに従い、水平偏向電流IDYを小さくする
ことができ、水平偏向出力回路13での消費電力を低減
することができる。以下、この原理について、式と図を
用いて説明する。
【0027】水平偏向出力回路13の動作は、下記基本
式で表わすことができる。下式において、Trは水平帰
線期間、PHは水平偏向電力指数、VDYは第1のS字
コンデンサ32の両端にかかる電圧である。
式で表わすことができる。下式において、Trは水平帰
線期間、PHは水平偏向電力指数、VDYは第1のS字
コンデンサ32の両端にかかる電圧である。
【0028】 Vcp=EB(π/2×(TH/Tr−1)+1) EB=LH×IDY/(TH−Tr) PH=LH×IDY2 EB=VDY+VCS 上記4つの式において、水平周期THは入力される信号
仕様によって定まり、水平偏向電力指数PHは偏向ヨー
クの仕様によって定まり、第2のS字コンデンサの両端
間電圧VCSは回路の動作マージンによって定まる。例
えば、32形程度のワイドテレビへNTSC信号を入力
し、プログレッシブ方式で表示させる場合、水平周期T
Hは31.8μs、水平偏向電力指数PHは40mHA
2、第2のS字コンデンサの両端間電圧VCSは10V
となる。これらの値を、上記4つの式へ代入し、水平周
期THに対する水平帰線期間Trの比率Tr/THと、
電源電圧EB、水平偏向コイルのインダクタンスLH、
水平偏向電流IDYとの関係を求めると、図6、図7、
図8のように表すことができる。
仕様によって定まり、水平偏向電力指数PHは偏向ヨー
クの仕様によって定まり、第2のS字コンデンサの両端
間電圧VCSは回路の動作マージンによって定まる。例
えば、32形程度のワイドテレビへNTSC信号を入力
し、プログレッシブ方式で表示させる場合、水平周期T
Hは31.8μs、水平偏向電力指数PHは40mHA
2、第2のS字コンデンサの両端間電圧VCSは10V
となる。これらの値を、上記4つの式へ代入し、水平周
期THに対する水平帰線期間Trの比率Tr/THと、
電源電圧EB、水平偏向コイルのインダクタンスLH、
水平偏向電流IDYとの関係を求めると、図6、図7、
図8のように表すことができる。
【0029】図6、図7、図8に示したように、本発明
のディスプレイ装置では、水平周期THに対する水平帰
線期間Trの比率Tr/THを大きくすることによっ
て、電源電圧EB、水平偏向コイルのインダクタンスL
Hを高くし、水平偏向電流IDYを低減できることがわ
かる。例えば、図4に示した回路では、水平周期THに
対する水平帰線期間Trの比率Tr/THを20%以上
に設定した。この結果、水平偏向電流IDYは13.3
Aから10.2A以下に低減できることがわかる。
のディスプレイ装置では、水平周期THに対する水平帰
線期間Trの比率Tr/THを大きくすることによっ
て、電源電圧EB、水平偏向コイルのインダクタンスL
Hを高くし、水平偏向電流IDYを低減できることがわ
かる。例えば、図4に示した回路では、水平周期THに
対する水平帰線期間Trの比率Tr/THを20%以上
に設定した。この結果、水平偏向電流IDYは13.3
Aから10.2A以下に低減できることがわかる。
【0030】水平偏向電流IDYを小さくすることによ
り、水平出力トランジスタ26、ダンパダイオード27
等へ流す電流を小さくすることができ、水平偏向出力回
路13の消費電力を低減することができる。
り、水平出力トランジスタ26、ダンパダイオード27
等へ流す電流を小さくすることができ、水平偏向出力回
路13の消費電力を低減することができる。
【0031】ただし、電源電圧EBを高くすると、電源
電圧EBを形成する電源回路の高耐圧化が必要となり、
電源回路におけるスイッチングトランスや平滑コンデン
サの大型化が必要となる。図4に示した本発明の実施例
では、実用的な使用領域として、水平周期THに対する
水平帰線期間Trの比率Tr/THを20%以上、30
%以下とした。
電圧EBを形成する電源回路の高耐圧化が必要となり、
電源回路におけるスイッチングトランスや平滑コンデン
サの大型化が必要となる。図4に示した本発明の実施例
では、実用的な使用領域として、水平周期THに対する
水平帰線期間Trの比率Tr/THを20%以上、30
%以下とした。
【0032】また、電源電圧EBを200Vから250
V程度に設定することにより、図1におけるビデオ回路
5の電源電圧と共通化することができる効果もある。
V程度に設定することにより、図1におけるビデオ回路
5の電源電圧と共通化することができる効果もある。
【0033】以上説明したように、図1に示した本発明
の実施例を用いることにより、水平偏向回路7における
消費電力を低減することができる効果がある。
の実施例を用いることにより、水平偏向回路7における
消費電力を低減することができる効果がある。
【0034】次に、図9を用いて、本発明の第2の実施
例について説明する。図9において、80は同期分離回
路、16は電源電圧制御回路、EBIは電源電圧制御回
路16へ供給する電源電圧である。図9に示した回路で
は、同期分離回路80と電源電圧制御回路16を設けた
点が、図1に示した回路と異なる。
例について説明する。図9において、80は同期分離回
路、16は電源電圧制御回路、EBIは電源電圧制御回
路16へ供給する電源電圧である。図9に示した回路で
は、同期分離回路80と電源電圧制御回路16を設けた
点が、図1に示した回路と異なる。
【0035】図9において、同期分離回路80では、信
号処理回路8から出力される変換ビデオ信号VBSに重
畳された水平同期信号HD、垂直同期信号VDを検出し
て分離し、それぞれを水平偏向回路7、及び、垂直偏向
回路6へ供給している。従って、水平偏向回路7、及
び、垂直偏向回路6の動作周波数は、入力ビデオ信号V
INの水平周波数、垂直周波数によらず、信号処理回路
8から出力される変換ビデオ信号の水平周波数、垂直周
波数によって動作する。
号処理回路8から出力される変換ビデオ信号VBSに重
畳された水平同期信号HD、垂直同期信号VDを検出し
て分離し、それぞれを水平偏向回路7、及び、垂直偏向
回路6へ供給している。従って、水平偏向回路7、及
び、垂直偏向回路6の動作周波数は、入力ビデオ信号V
INの水平周波数、垂直周波数によらず、信号処理回路
8から出力される変換ビデオ信号の水平周波数、垂直周
波数によって動作する。
【0036】図9における水平偏向出力回路13、水平
サイズ制御回路55、電源電圧制御回路16の具体的回
路例を図10に示す。図10において、24は電源電圧
入力端子、25はアノード電圧制御信号入力端子、4
4,45はトランジスタ、46はコンデンサ、47は差
動増幅回路、48,49,50,51,52,53,5
4,60は抵抗である。また、図10において、VCC
は電源電圧、Vrefはアノード電圧制御信号である。
図10において、電源電圧制御回路16は、トランジス
タ44,45、コンデンサ46、差動増幅回路47、抵
抗48,49,50,51,52,53,54,60に
よって構成されている。
サイズ制御回路55、電源電圧制御回路16の具体的回
路例を図10に示す。図10において、24は電源電圧
入力端子、25はアノード電圧制御信号入力端子、4
4,45はトランジスタ、46はコンデンサ、47は差
動増幅回路、48,49,50,51,52,53,5
4,60は抵抗である。また、図10において、VCC
は電源電圧、Vrefはアノード電圧制御信号である。
図10において、電源電圧制御回路16は、トランジス
タ44,45、コンデンサ46、差動増幅回路47、抵
抗48,49,50,51,52,53,54,60に
よって構成されている。
【0037】図10において、電源電圧制御回路16で
は、アノード電圧制御信号Vrefに基づいて、差動増
幅回路47、トランジスタ45、及び、トランジスタ4
4を動作させている。従って、フライバックトランス1
7の1次巻線17Aを介して、水平偏向出力回路13へ
供給する電源電圧EBは、アノード電圧制御信号Vre
fによって制御することができる。
は、アノード電圧制御信号Vrefに基づいて、差動増
幅回路47、トランジスタ45、及び、トランジスタ4
4を動作させている。従って、フライバックトランス1
7の1次巻線17Aを介して、水平偏向出力回路13へ
供給する電源電圧EBは、アノード電圧制御信号Vre
fによって制御することができる。
【0038】このアノード電圧制御信号Vrefを、水
平周波数に対応して変化させることにより、水平周波数
に対応して電源電圧EBを変化させ、アノード電圧EH
Vを安定に保つことができる。
平周波数に対応して変化させることにより、水平周波数
に対応して電源電圧EBを変化させ、アノード電圧EH
Vを安定に保つことができる。
【0039】図9に示した回路では、上記同期分離回路
80、電源電圧制御回路16を設けることによって、入
力ビデオ信号VINの水平周波数、垂直周波数によら
ず、信号処理回路8から出力される変換ビデオ信号VB
Sの水平周波数、垂直周波数に従って、水平偏向動作、
垂直偏向動作を行うことができる。
80、電源電圧制御回路16を設けることによって、入
力ビデオ信号VINの水平周波数、垂直周波数によら
ず、信号処理回路8から出力される変換ビデオ信号VB
Sの水平周波数、垂直周波数に従って、水平偏向動作、
垂直偏向動作を行うことができる。
【0040】この際、図9に示した回路では、図1に示
した本発明の第1の実施例と同様に、信号処理回路8に
よって、水平表示期間を変換することができるため、水
平偏向回路7における水平周期THに対する水平帰線期
間Trの比率Tr/THを従来に比べて広げることがで
き、水平偏向電流IDY低減による消費電力の低減を行
うことができる。
した本発明の第1の実施例と同様に、信号処理回路8に
よって、水平表示期間を変換することができるため、水
平偏向回路7における水平周期THに対する水平帰線期
間Trの比率Tr/THを従来に比べて広げることがで
き、水平偏向電流IDY低減による消費電力の低減を行
うことができる。
【0041】図9に示した本発明の第2の実施例を用い
ることにより、図1に示した本発明の第1の実施例の効
果に加え、水平偏向回路7、垂直偏向回路6を任意の水
平周波数、垂直周波数で動作させることができる効果が
ある。
ることにより、図1に示した本発明の第1の実施例の効
果に加え、水平偏向回路7、垂直偏向回路6を任意の水
平周波数、垂直周波数で動作させることができる効果が
ある。
【0042】なお、上記実施例の説明では、入力ビデオ
信号としてNTSC方式のテレビ信号について述べた
が、PAL、SECAM方式のテレビ信号、HDTV方
式のテレビ信号、コンピュータから出力されるビデオ信
号等でもよく、特に限定するものではない。
信号としてNTSC方式のテレビ信号について述べた
が、PAL、SECAM方式のテレビ信号、HDTV方
式のテレビ信号、コンピュータから出力されるビデオ信
号等でもよく、特に限定するものではない。
【0043】これらの信号(NTSC,PAL,SEC
AM,HDTV方式のテレビ信号、コンピュータから出
力されるビデオ信号)は、それぞれ異なる水平ブランキ
ング期間を有している。本発明の信号処理回路を利用す
ることによって、ほぼ等しいの水平ブランキング期間に
設定することができる。従って、水平偏向回路における
水平周期に対する水平帰線期間の比率もほぼ等しい値に
設定することができる。よって、同じディスプレイ装置
で、上記の各種の信号仕様に同一のディスプレイ装置で
対応することが可能となる。
AM,HDTV方式のテレビ信号、コンピュータから出
力されるビデオ信号)は、それぞれ異なる水平ブランキ
ング期間を有している。本発明の信号処理回路を利用す
ることによって、ほぼ等しいの水平ブランキング期間に
設定することができる。従って、水平偏向回路における
水平周期に対する水平帰線期間の比率もほぼ等しい値に
設定することができる。よって、同じディスプレイ装置
で、上記の各種の信号仕様に同一のディスプレイ装置で
対応することが可能となる。
【0044】また、液晶ノート形のパーソナルコンピュ
ータの外部出力端子から出力されるビデオ信号は、陰極
線管を表示装置として利用することを前提としたディス
クトップ形のパーソナルコンピュータに比べ、水平ブラ
ンキング期間が短い場合がある。本発明の信号処理回路
を利用することによって、適切な水平ブランキング期間
に設定することができる。従って、水平偏向回路におけ
る水平周期に対する水平帰線期間の比率も適切な値に設
定することができる。
ータの外部出力端子から出力されるビデオ信号は、陰極
線管を表示装置として利用することを前提としたディス
クトップ形のパーソナルコンピュータに比べ、水平ブラ
ンキング期間が短い場合がある。本発明の信号処理回路
を利用することによって、適切な水平ブランキング期間
に設定することができる。従って、水平偏向回路におけ
る水平周期に対する水平帰線期間の比率も適切な値に設
定することができる。
【0045】
【発明の効果】本発明のディスプレイ装置では、ビデオ
回路の前段に、入力ビデオ信号の水平表示期間を変換す
る信号処理回路を設け、かつ、水平偏向回路において水
平周期に対する水平帰線期間の比率を、上記信号処理回
路から出力される変換ビデオ信号に基づいて設定してい
る。
回路の前段に、入力ビデオ信号の水平表示期間を変換す
る信号処理回路を設け、かつ、水平偏向回路において水
平周期に対する水平帰線期間の比率を、上記信号処理回
路から出力される変換ビデオ信号に基づいて設定してい
る。
【0046】従って、水平周期に対する水平帰線期間の
比率を、従来より大きく設定できる。この結果、水平偏
向電流を減らし、水平偏向回路における消費電力を低減
することができる。
比率を、従来より大きく設定できる。この結果、水平偏
向電流を減らし、水平偏向回路における消費電力を低減
することができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す図
【図2】信号処理回路8の第1の具体例を示す図
【図3】信号処理回路8の第2の具体例を示す図
【図4】水平偏向出力回路13の具体例を示す図
【図5】水平偏向出力回路13の動作波形図
【図6】電源電圧EBの値を示すグラフ
【図7】水平偏向コイルのインダクタンスLHの値を示
すグラフ
すグラフ
【図8】水平偏向電流IDYの値を示すグラフ
【図9】本発明の第2の実施例を示す図
【図10】水平偏向出力回路13と電源電圧制御回路1
6の具体例を示す図
6の具体例を示す図
5…ビデオ回路、6…垂直偏向回路、7…水平偏向回
路、8…信号処理回路、9…陰極線管、10…偏向ヨー
ク、11…水平発振回路、12…水平ドライブ回路、1
3…水平偏向出力回路、16…電源電圧制御回路、17
…フライバックトランス、55…水平サイズ制御回路、
70…A/Dコンバータ、71…メモリ、72…時間軸
変換回路、73…CPU、74…D/Aコンバータ、7
6…メモリ、77…I/P変換回路、80…同期分離回
路。
路、8…信号処理回路、9…陰極線管、10…偏向ヨー
ク、11…水平発振回路、12…水平ドライブ回路、1
3…水平偏向出力回路、16…電源電圧制御回路、17
…フライバックトランス、55…水平サイズ制御回路、
70…A/Dコンバータ、71…メモリ、72…時間軸
変換回路、73…CPU、74…D/Aコンバータ、7
6…メモリ、77…I/P変換回路、80…同期分離回
路。
Claims (3)
- 【請求項1】陰極線管の水平偏向コイルを駆動する水平
偏向回路と、陰極線管の垂直偏向コイルを駆動する垂直
偏向回路と、陰極線管のカソード電極を駆動するビデオ
回路を備えたディスプレイ装置において、前記ビデオ回
路の前段に、入力されたインターレース方式のビデオ信
号をプログレッシブ方式のビデオ信号に変換し、さら
に、水平表示期間を変換する信号処理回路を設け、か
つ、前記水平偏向回路において水平周期に対する水平帰
線期間の比率を、前記信号処理回路から出力される変換
ビデオ信号に基づいて設定したことを特徴とするディス
プレイ装置。 - 【請求項2】陰極線管の水平偏向コイルを駆動する水平
偏向回路と、陰極線管の垂直偏向コイルを駆動する垂直
偏向回路と、陰極線管のカソード電極を駆動するビデオ
回路を備えたディスプレイ装置において、前記ビデオ回
路の前段に、入力されたインターレース方式のビデオ信
号をプログレッシブ方式のビデオ信号に変換し、さら
に、水平表示期間を変換する信号処理回路を設け、か
つ、前記水平偏向回路において水平周期に対する水平帰
線期間の比率を20%以上としたことを特徴とするディ
スプレイ装置。 - 【請求項3】請求項1または2に記載のディスプレイ装
置において、前記信号処理回路をデジタル信号処理回路
で構成し、前記デジタル信号処理回路の入力側サンプリ
ングクロック周波数と出力側サンプリングクロック周波
数がM:N(M<N;M、Nは整数)の比であるとき、前記
デジタル信号処理回路の1水平走査線期間のサンプリン
グクロック数を入力側、出力側ともMとNとの公倍数と
することを特徴とするディスプレイ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10191245A JP2000022982A (ja) | 1998-07-07 | 1998-07-07 | ディスプレイ装置 |
US09/248,001 US6262779B1 (en) | 1998-02-10 | 1999-02-10 | Display apparatus with circuit expanding horizontal retrace interval of horizontal deflection current |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10191245A JP2000022982A (ja) | 1998-07-07 | 1998-07-07 | ディスプレイ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000022982A true JP2000022982A (ja) | 2000-01-21 |
Family
ID=16271326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10191245A Pending JP2000022982A (ja) | 1998-02-10 | 1998-07-07 | ディスプレイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000022982A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2390963B (en) * | 2001-04-19 | 2004-09-22 | Thomson Licensing Sa | Viewfinder for a video camera |
-
1998
- 1998-07-07 JP JP10191245A patent/JP2000022982A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2390963B (en) * | 2001-04-19 | 2004-09-22 | Thomson Licensing Sa | Viewfinder for a video camera |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040706 |