JP2000020338A - メモリネットワーク装置及びそのトレースバッファ制御方式 - Google Patents

メモリネットワーク装置及びそのトレースバッファ制御方式

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JP2000020338A
JP2000020338A JP10181829A JP18182998A JP2000020338A JP 2000020338 A JP2000020338 A JP 2000020338A JP 10181829 A JP10181829 A JP 10181829A JP 18182998 A JP18182998 A JP 18182998A JP 2000020338 A JP2000020338 A JP 2000020338A
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Hiroaki Takayama
広明 高山
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 膨大なハードウェア量を費やすことなく、通
信トレース機能を実現することが可能なメモリネットワ
ーク装置を提供する。 【解決手段】 データバッファ38にはライトアドレス
レジスタ34からのライトアドレスに基づいて上位装置
100からの転送データが全て格納される。下位装置2
00からの転送中断指示が解除されると、バッファ有効
回路32はそれまでにデータバッファ38に蓄えられた
データ数をリードアドレス更新回路33に通知する。リ
ードアドレス更新回路33はリードアドレスレジスタ3
7をプラス1更新するように指示する。データバッファ
38のリードアドレスレジスタ37の示す番地から次々
とデータが読出されると、そのデータはデータセレクタ
40で選択されてデータ出力レジスタ39に出力され、
データ出力レジスタ39から下位装置200へと転送さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメモリネットワーク
装置及びそのトレースバッファ制御方式に関し、特に複
数のCPU(中央処理装置)と複数のメモリとの間のデ
ータ転送を可能とするメモリネットワーク装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のメモリネットワーク装置
においては、スーパーコンピュータに搭載されている複
数のCPUと複数のメモリとの間とを接続し、複数のC
PUと複数のメモリとの間のデータ転送を可能としてい
る。
【0003】上記のCPUとメモリとの間のデータ転送
はCPUから転送パス情報と転送データとをメモリネッ
トワーク装置に転送し、メモリネットワーク装置が転送
元CPUの番号を記憶しておき、転送元CPUからの転
送パス情報に基づいて転送先メモリヘデータを転送して
いる。
【0004】その後、メモリネットワーク装置は転送先
メモリから転送元CPUへのリプライを受取ると、上述
した転送元CPU番号からリプライを返すCPUを判断
し、そのCPUにリプライを返してデータ転送を完了す
る。
【0005】この場合、メモリネットワーク装置では転
送元CPUから転送先メモリヘデータ転送を行う場合、
転送元CPUから転送されてきた転送パス情報を含むコ
マンドと転送データとを夫々個別にトレースしている。
【0006】一般に、データやコマンドをトレースする
方法は情報処理装置における診断に用いられており、そ
の種の診断制御装置としては、特開昭62−9443号
公報等に開示されている。
【0007】この公報記載の診断制御装置では、図2に
示すように、スキャンパス11と論理回路12とを含ん
だデータ処理装置1と、サービスプロセッサ3との間に
接続され、データ処理システムの一部を構成している。
【0008】この診断制御装置2は選択回路21と、書
込みレジスタ22と、データバッファ23と、読出しレ
ジスタ24と、アドレスカウンタ25と、スキャンパス
制御回路26と、状態履歴記憶制御回路27とから構成
されている。
【0009】選択回路21は論理回路12から出力され
る状態情報121とサービスプロセッサ3からの入力デ
ータとを選択する回路である。書込みレジスタ22は選
択回路21からの出力信号とスキャンパス11の出力で
あるスキャンアウトデータ111とをデータバッファ2
3へ書込むために一時的に保持する書込みレジスタで、
選択回路21の出力をパラレルに入力して1ワード分保
持する機能と、スキャンパス11からのスキャンアウト
データを1ビットずつシフトアウト順にシフトしながら
1ワード分保持する機能とを有している。
【0010】書込みレジスタ22はパラレル入出力とシ
リアル入力とが可能なレジスタの一種である。データバ
ッファ23はスキャンインデータ31、スキャンアウト
データ111及び状態情報121を保持するためのデー
タバッファで、例えばmビット×nワードのRAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)によって構成することができ
る。
【0011】アドレスカウンタ25はデータバッファ2
3に対する書込み/読出しワードアドレスを指示するた
めのアドレスカウンタであり、書込み/読出し動作を行
う毎に歩進する機能を有している。読出しレジスタ24
はデータバッファ23からの読出しデータを1ワード分
だけ保持するための読出しレジスタであり、サービスプ
ロセッサ3に対してワード単位にデータを送出するため
の機能と、スキャンインデータを1ビットずつスキャン
パス11に送出するための機能とを有する。
【0012】読出しレジスタ24はパラレル入出力とシ
リアル出力とが可能なレジスタである。スキャンパス制
御回路26はスキャンイン動作とスキャンアウト動作と
を制御するためのスキャンパス選択回路であり、状態履
歴記憶制御回路27は状態情報の履歴情報を制御する状
態履歴記憶制御回路である。
【0013】状態履歴記憶動作とスキャンイン及びスキ
ャンアウト動作は同時期に使用されることがない。そこ
で、先ず、状態記憶動作について説明する。データ処理
装置1が動作中にその論理回路12の状態情報(例えば
命令コード、命令実行アドレス等でmビット以下でなけ
ればならない)は、選択回路21を経由して書込みレジ
スタ22に一時保持される。この書込みレジスタ22の
出力はデータバッファ23への書込みデータとして入力
される。
【0014】アドレスカウンタ25は状態情報がデータ
バッファ23へ書込まれる毎に1ワードずつ歩進し、最
終ワードまで到達すると先頭ワードに戻るというリング
カウンタ形式に制御される。データバッファ23への書
込みタイミング及び書込み停止指示はサービスプロセッ
サ3から任意に設定可能なように構成され、状態履歴記
憶制御回路27が各回路に指示を行う。停止指示がある
とデータバッファ23への書込みが止まる。
【0015】その後、サービスプロセッサ3は任意のワ
ードから読出しレジスタ24を経由して状態履歴情報を
読出すことができる。状態履歴情報の読出し動作はデー
タ処理装置1が動作中においても可能である。
【0016】上記の構成においてスキャン動作を行う場
合、データ処理装置1が停止状態の時、サービスプロセ
ッサ3からスキャンアウト指示があると、診断制御装置
2はアドレスカウンタ25を初期設定する。その後に、
診断制御装置2はスキャンパス11にクロックを供給す
るので、スキャンパス11の内容がクロック供給毎に1
ビットずつシフトされ、スキャンパス11の先頭から書
込みレジスタ22に対してシリアルに入力される。
【0017】書込みレジスタ22にスキャンアウトデー
タが1ワード分揃うと、診断制御装置2はデータバッフ
ァ23に対して1ワード分のスキャンアウトデータを書
込む。書込みが終了すると、アドレスカウンタ25が歩
進して次のワードに移る。
【0018】このように、診断制御装置2における1ワ
ード毎にデータバッファ23への書込み動作と、スキャ
ンパス11に対するシフトアウト動作との完了後に、デ
ータバッファ23の内容はサービスプロセッサ3へと送
出される。そこで、診断制御装置2は再びアドレスカウ
ンタ25を初期設定し、データバッファ23の内容を読
出しレジスタ24に対して1ワードだけ読出し、サービ
スプロセッサ3へと送出する。この後、診断制御装置2
ではアドレスカウンタ25の歩進が行われる。上記の動
作はスキャンパス制御回路26によって制御される。
【0019】また、スキャンイン動作を行う場合、診断
制御装置2ではアドレスカウンタ25を初期設定した後
に、サービスプロセッサ3からスキャンインすべきデー
タが1ワード単位に選択回路21を介して書込みレジス
タ22にセットされる。書込みレジスタ22の内容はア
ドレスカウンタ25によって指示されるアドレスでデー
タバッファ23に対して書込まれてアドレスカウンタ2
5が歩進される。
【0020】診断制御装置2では上記のようにしてスキ
ャンインデータが全てセットされると、次にスキャンパ
ス11に対するシフトイン動作が実行される。つまり、
診断制御装置2では再びアドレスカウンタ25が初期設
定されてデータバッファ23の内容が1ワードずつ読出
しレジスタ24に読出され、アドレスカウンタ25が歩
進が行われる。
【0021】読出しレジスタ24に読出されたデータは
1ビットずつ順次スキャンパス11の入力端にシフトイ
ンデータとして送出される。シフトインデータはスキャ
ンパス11にクロックを供給する毎に1ビットずつシフ
トされ、1ワード分だけシフトされる毎にデータバッフ
ァ23から新たなスキャンインデータが読出しレジスタ
24に読出される。
【0022】尚、上述した診断制御装置においてはデー
タバッファ23への書込み/読出しを内部で行う場合に
ついて説明したが、これは他の装置からでも同様に行う
ことが可能である。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の診断制
御装置では、状態履歴記憶バッファとスキャンデータバ
ッファとを兼用して膨大なハードウェアを削減すること
を目的としている。しかしながら、従来の診断制御装置
ではデータ処理装置のデータをトレースするのみなの
で、複数のCPUと複数のメモリとの間のデータ転送に
おいてデータやコマンドをトレースするような通信トレ
ース機能を備える場合、通信トレースバッファと通常の
データバッファとを別々に設けなければならず、通信ト
レース用の制御回路に膨大なハードウェアが費やされる
こととなる。この場合、通信トレース用に膨大なハード
ウェアが費やされるのを防ぐために、やむを得ず通信ト
レース機能を削除してしまう傾向にある。
【0024】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、膨大なハードウェア量を費やすことなく、通信ト
レース機能を実現することができるメモリネットワーク
装置及びそのトレースバッファ制御方式を提供すること
にある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明によるメモリネッ
トワーク装置は、複数の中央処理装置と複数のメモリと
の間を接続しかつ前記複数の中央処理装置と前記複数の
メモリとの間でデータ転送を行うとともに、転送データ
の転送先装置からの転送中断指示によってのみ前記転送
データを蓄えるデータバッファを含むメモリネットワー
ク装置であって、前記データバッファに前記転送データ
を全て蓄積するようにしている。
【0026】本発明による他のメモリネットワーク装置
は、複数の中央処理装置と複数のメモリとの間を接続し
かつ前記複数の中央処理装置と前記複数のメモリとの間
でデータ転送を行うためのメモリネットワーク装置であ
って、転送元装置からの転送データを全て蓄積するデー
タバッファと、前記転送データの転送先装置から前記転
送データの転送中断指示が入力されてからその転送中断
指示が解除されるまでに前記データバッファに蓄積され
たデータ数を保持する保持手段と、前記転送先装置から
の前記転送中断指示が解除された時に前記保持手段に保
持されたデータ数に基づいて前記データバッファから転
送データを読出す読出し手段とを備えている。
【0027】本発明によるメモリネットワーク装置のト
レースバッファ制御方式は、複数の中央処理装置と複数
のメモリとの間を接続しかつ前記複数の中央処理装置と
前記複数のメモリとの間でデータ転送を行うとともに、
転送データの転送先装置からの転送中断指示によっての
み前記転送データを蓄えるデータバッファを含むメモリ
ネットワーク装置のトレースバッファ制御方式であっ
て、前記データバッファに前記転送データを全て蓄積す
るようにしている。
【0028】すなわち、本発明のメモリネットワーク装
置は、転送元CPUから転送先メモリへとデータ転送を
行う場合、転送元CPUから転送されてきた転送パス情
報を含むコマンドと転送データとをデータバッファに全
てトレースしている。
【0029】その後に、転送パス情報から転送先メモリ
を判断し、転送先メモリにコマンドと転送データとを転
送する。但し、転送先メモリから転送中断の信号が送ら
れてくると、転送中断が解除されるまで転送されてきた
データはデータバッファに格納される。要するに、コマ
ンドとデータとは通常、データバッファに転送データが
格納されるとともに、そのデータが転送先メモリにすぐ
転送されるが、転送先メモリからの転送中断の信号が送
られてくると一旦データバッファに格納され、転送中断
が解除されたらデータバッファから転送データが読出さ
れて転送先メモリへと転送される。
【0030】転送先メモリから転送元CPUにリプライ
のデータ転送を行う場合、転送先メモリから転送されて
きたコマンドと転送データとをデータバッファに全てト
レースする。その後に、記憶しておいた転送元CPUを
判断し、転送元CPUにコマンドと転送データとを転送
する。但し、転送元CPUから転送中断の信号が送られ
てくると、転送中断が解除されるまで転送されてきたデ
ータはデータバッファに格納される。要するに、コマン
ドとデータとは通常、データバッファに転送データが格
納されるとともに、そのデータが転送元CPUにすぐ転
送されるが、転送元CPUからの転送中断の信号が送ら
れてくると一旦データバッファに格納され、転送中断が
解除されたらデータバッファから転送データが読出され
て転送元CPUへと転送される。
【0031】上記のように、転送先装置からの転送中断
の信号によってのみデータを格納するデータバッファを
通信トレース用のバッファとしても使用することによっ
て、通信トレースバッファと転送データバッファとを動
作するタイミングが互いに排他的でないものを兼用する
ことで、転送元装置から転送先装置へデータを転送した
際の全てのデータを通信トレースすることが可能とな
り、膨大なハードウェア量となる専用のハードウェアを
削除することが可能となる。
【0032】よって、通常使用するデータバッファと通
信トレースバッファとの兼用で、通信トレースバッファ
とその通信トレースバッファを制御するための制御回路
とが全く必要なくなるので、大幅なハードウェア量を削
減することが可能となる。また、データバッファと通信
トレースバッファとの兼用によって、ハードウェア量を
気にせずに、通信トレース機能を盛り込むことが可能と
なる。
【0033】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
るメモリネットワーク装置の構成を示すブロック図であ
る。図において、本発明の一実施例によるメモリネット
ワーク装置は上位装置100と、下位装置200と、デ
ータ転送装置300と、診断装置40とから構成されて
いる。
【0034】データ転送装置300は入力データ有効レ
ジスタ30と、データ入力レジスタ31と、バッファ有
効回路32と、リードアドレス更新回路33と、ライト
アドレスレジスタ34と、ライトイネーブルレジスタ3
5と、ライトデータレジスタ36と、リードアドレスレ
ジスタ37と、データバッファ38と、データ出力レジ
スタ39と、データセレクタ40と、オアゲート41と
を備えている。
【0035】データ転送装置300の入力データ有効レ
ジスタ30は上位装置100から入力される転送データ
の有効信号を格納し、その有効信号をバッファ有効回路
32とリードアドレス更新回路33とリードアドレスレ
ジスタ37とに夫々出力する。データ入力レジスタ31
は上位装置100からの転送データを受付けると、その
データをライトデータレジスタ36及びデータセレクタ
40に送出する。
【0036】バッファ有効回路32は入力データ有効レ
ジスタ30からの有効信号と下位装置200からの転送
中断指示とを基にデータバッファ38に格納されるデー
タが有効かどうかを判断し、その判断結果をリードアド
レス更新回路33及びオアゲート41に出力する。ま
た、バッファ有効回路32は下位装置200から転送中
断指示が入力されてからそれが解除されるまでデータバ
ッファ38に蓄えられたデータ数を計数する。
【0037】リードアドレス更新回路33は入力データ
有効レジスタ30からの有効信号とバッファ有効回路3
2の判断結果と下位装置200からの転送中断指示と診
断装置400からの読出し指示とを基にリードアドレス
の更新状態を判断し、その判断結果をリードアドレスレ
ジスタ37に出力する。
【0038】ライトアドレスレジスタ34はデータバッ
ファ38の格納番地を示すライトアドレスを生成し、そ
のライトアドレスをデータバッファ38に出力する。ラ
イトイネーブルレジスタ35はデータバッファ38の書
込み可能を示すライトイネーブル信号を保持する。ライ
トデータレジスタ36は転送データをデータバッファ3
8に格納する前に一旦保持する。
【0039】リードアドレスレジスタ37はデータバッ
ファ38の読出し番地を示すリードアドレスを生成し、
そのリードアドレスをデータバッファ38に出力する。
データバッファ38は上位装置100から転送されてき
た転送データをライトアドレスレジスタ34で生成され
たライトアドレスに基づいて全て格納し、リードアドレ
スレジスタ37で生成されたリードアドレスに基づいて
読出されたデータをデータセレクタ40に出力する。
【0040】データ出力レジスタ39はデータセレクタ
40で選択されたデータを受付けると、そのデータを下
位装置200または診断装置400に送出する。データ
セレクタ40はオアゲート41の出力に応じてデータ入
力レジスタ31からのデータとデータバッファ38から
のデータとのうち一方を選択してデータ出力レジスタ3
9に出力する。オアゲート41はバッファ有効回路32
の判断結果と診断装置400からの読出し指示とのオア
をとり、その結果をデータセレクタ40に出力する。
【0041】次に、図1を参照して本発明の一実施例の
動作について説明する。転送元である上位装置100か
ら転送先である下位装置200にデータ転送を行う際
に、データ入力レジスタ31は上位装置100からパス
11を介して入力される転送データを格納する。それと
同時に、入力データ有効レジスタ30は上位装置100
からパス10を介して入力される転送データの有効信号
を格納する。
【0042】データ入力レジスタ31に格納されたデー
タはパス14を介してライトデータレジスタ36に渡さ
れるとともに、パス15を介してデータセレクタ4に渡
される。入力データ有効レジスタ30に格納された信号
はパス24を介してライトイネーブルレジスタ35とバ
ッファ有効回路32とに夫々渡される。
【0043】ライトデータレジスタ36に渡されたデー
タはライトイネーブルレジスタ35が“1”の時に、次
のタイミングでデータバッファ38に格納される。ライ
トアドレスレジスタ34はデータバッファ38にデータ
が格納されたタイミングでプラス1更新が行われる。
【0044】下位装置200からパス12を介して渡さ
れる転送中断指示が“0”ならば、バッファ有効回路3
2は転送中断指示と入力データ有効レジスタ30のデー
タとからバッファ無効を意味する出力“0”の信号を出
力する。これによって、データセレクタ40はデータ入
力レジスタ31のデータを選択する。
【0045】データセレクタ40で選択されたデータは
データ出力レジスタ39に格納され、パス13を介して
下位装置200へと転送される。その時、リードアドレ
スレジスタ37はリードアドレス更新回路33がバッフ
ァ有効回路32の信号をパス16を介して受取り、下位
装置200からの転送中断指示をパス12を介して受取
り、入力データ有効レジスタ3の信号をパス24を介し
て受取ることによって、通信トレースのためだけに格納
したと判断し、ライトアドレスのプラス1更新タイミン
グと同時に、リードアドレスレジスタ37もプラス1更
新するように指示する。
【0046】下位装置200からパス12を介して渡さ
れる転送中断指示が“1”ならば、バッファ有効回路3
2は入力データ有効レジスタ30の出力が“1”の時
に、下位装置200にデータ転送ができないと判断し、
ライトイネーブルレジスタ35にパス24を介して
“1”をセットする。ライトイネーブルレジスタ35に
“1”がセットされた時、ライトデータレジスタ36に
はデータバッファ38に格納すべきデータが格納されて
いる。
【0047】ライトイネーブルレジスタ35が“1”に
なった次のタイミングで、ライトデータレジスタ36の
データはデータバッファ38のライトアドレスレジスタ
34の示す番地へ格納される。その時、ライトアドレス
レジスタ34ではデータバッファ38にデータが格納さ
れたタイミングでプラス1更新が行われる。下位装置2
00からパス12を介して転送中断指示が解除されるま
で転送されてきたデータは上記動作を繰返し行うことで
データバッファ38に蓄えられる。
【0048】下位装置200からパス12を介して転送
中断指示が解除されると、転送中断指示が解除されるま
でにバッファ有効回路32で計数されたデータ数がリー
ドアドレス更新回路33に通知されることで、リードア
ドレス更新回路33はリードアドレスレジスタ37をプ
ラス1更新するようにパス19を介して指示する。
【0049】データバッファ38のリードアドレスレジ
スタ37の示す番地から次々とデータが読出されると、
そのデータはデータセレクタ40にパス17を介して渡
される。データセレクタ40の出力データはバッファ有
効回路32がデータバッファ38に蓄えられたデータが
なくなるまで“1”を出力するので、データバッファ3
8から読出したデータがデータ出力レジスタ39に格納
され、パス13を介して下位装置200へとデータ転送
が行われる。
【0050】上記動作とは別に、データバッファ38に
トレースされたデータに対してはデータ転送装置300
あるいは上位装置100、または下位装置200で障害
が発生した時に、診断装置400から読出す指示がパス
26を介して入力される。リードアドレス更新回路33
は診断装置400から読出す指示を受取ると、リードア
ドレスレジスタ37をプラス1更新するようにパス19
を介して指示する。
【0051】リードアドレスレジスタ37の示すデータ
バッファ38の番地から順次データが読出されると、そ
のデータはデータセレクタ40を介してデータ出力レジ
スタ39に格納され、パス25からパス27を介して診
断装置400に転送される。
【0052】このように、上位装置100から下位装置
200にデータを転送する場合、上位装置100から転
送されてきた転送パス情報を含むコマンドと転送データ
とをデータバッファ38に全てトレースし、その後に転
送パス情報から下位装置200を転送先と判断し、下位
装置200にコマンドと転送データとを転送する。その
場合、下位装置200から転送中断を示す信号が送られ
てくると、転送中断が解除されるまで転送されてきたデ
ータをデータバッファ38に格納する。
【0053】また、下位装置200から上位装置100
にリプライのデータ転送を行う場合、下位装置200か
ら転送されてきたコマンドと転送データとをデータバッ
ファ38に全てトレースし、その後に上位装置100を
転送先と判断し、上位装置100にコマンドと転送デー
タとを転送する。その場合、上位装置100から転送中
断を示す信号が送られてくると、転送中断が解除される
まで転送されてきたデータをデータバッファ38に格納
する。
【0054】上記のように、転送先の装置からの転送中
断を示す信号によってのみデータを格納するデータバッ
ファ38を通信トレース用のバッファとしても使用する
ことによって、転送元の装置から転送先の装置にデータ
を転送した際の全てのデータを通信トレースすることが
でき、膨大なハードウェア量となる専用のハードウェア
を削除することができる。この場合、通信トレースバッ
ファと転送データバッファとを、夫々動作するタイミン
グが互いに排他的でないものを兼用データバッファとす
る。
【0055】したがって、通常使用するデータバッファ
と通信トレースバッファとを兼用することで、通信トレ
ースバッファとその通信トレースバッファを制御するた
めの制御回路とが全く必要なくなるので、ハードウェア
量を大幅に削減することができる。また、データバッフ
ァと通信トレースバッファとの兼用によって、ハードウ
ェア量を気にせずに、通信トレース機能を盛り込むこと
ができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の中央処理装置と複数のメモリとの間とを接続しかつ
複数の中央処理装置と複数のメモリとの間のデータ転送
を行うとともに、転送データの転送先装置からの転送中
断指示によってのみ転送データを蓄えるデータバッファ
を含むメモリネットワーク装置において、データバッフ
ァに転送データを全て蓄積することによって、膨大なハ
ードウェア量を費やすことなく、通信トレース機能を実
現することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるメモリネットワーク装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】従来例による診断制御装置の構成をブロック図
である。
【符号の説明】
30 入力データ有効レジスタ 31 データ入力レジスタ 32 バッファ有効回路 33 リードアドレス更新回路 34 ライトアドレスレジスタ 35 ライトイネーブルレジスタ 36 ライトデータレジスタ 37 リードアドレスレジスタ 38 データバッファ 39 データ出力レジスタ 40 データセレクタ 41 オアゲート 100 上位装置 200 下位装置 300 データ転送装置 400 診断装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の中央処理装置と複数のメモリとの
    間を接続しかつ前記複数の中央処理装置と前記複数のメ
    モリとの間でデータ転送を行うとともに、転送データの
    転送先装置からの転送中断指示によってのみ前記転送デ
    ータを蓄えるデータバッファを含むメモリネットワーク
    装置であって、前記データバッファに前記転送データを
    全て蓄積するようにしたことを特徴とするメモリネット
    ワーク装置。
  2. 【請求項2】 複数の中央処理装置と複数のメモリとの
    間を接続しかつ前記複数の中央処理装置と前記複数のメ
    モリとの間でデータ転送を行うためのメモリネットワー
    ク装置であって、転送元装置からの転送データを全て蓄
    積するデータバッファと、前記転送データの転送先装置
    から前記転送データの転送中断指示が入力されてからそ
    の転送中断指示が解除されるまでに前記データバッファ
    に蓄積されたデータ数を保持する保持手段と、前記転送
    先装置からの前記転送中断指示が解除された時に前記保
    持手段に保持されたデータ数に基づいて前記データバッ
    ファから転送データを読出す読出し手段とを有すること
    を特徴とするメモリネットワーク装置。
  3. 【請求項3】 前記転送中断指示が入力されるまで前記
    転送元装置からの転送データを選択しかつ前記転送中断
    指示の解除が入力されると前記データバッファから読出
    されたデータを選択する選択手段を含むことを特徴とす
    る請求項2記載のメモリネットワーク装置。
  4. 【請求項4】 前記選択手段は、前記転送元装置と前記
    転送先装置との間のデータ転送を診断する診断装置から
    の指示に応じて前記データバッファから読出されたデー
    タを選択するよう構成したことを特徴とする請求項3記
    載のメモリネットワーク装置。
  5. 【請求項5】 複数の中央処理装置と複数のメモリとの
    間を接続しかつ前記複数の中央処理装置と前記複数のメ
    モリとの間でデータ転送を行うとともに、転送データの
    転送先装置からの転送中断指示によってのみ前記転送デ
    ータを蓄えるデータバッファを含むメモリネットワーク
    装置のトレースバッファ制御方式であって、前記データ
    バッファに前記転送データを全て蓄積するようにしたこ
    とを特徴とするトレースバッファ制御方式。
  6. 【請求項6】 前記転送先装置から前記転送データの転
    送中断指示が入力されてからその転送中断指示が解除さ
    れるまでに前記データバッファに蓄積されたデータ数を
    保持しておき、前記転送先装置からの前記転送中断指示
    が解除された時にその保持されたデータ数に基づいて前
    記データバッファから転送データを読出すようにしたこ
    とを特徴とする請求項5記載のトレースバッファ制御方
    式。
  7. 【請求項7】 前記転送中断指示が入力されるまで前記
    転送データの転送元装置からの転送データを選択しかつ
    前記転送中断指示の解除が入力されると前記データバッ
    ファから読出されたデータを選択するようにしたことを
    特徴とする請求項6記載のトレースバッファ制御方式。
  8. 【請求項8】 前記データの選択時に、前記転送元装置
    と前記転送先装置との間のデータ転送を診断する診断装
    置からの指示に応じて前記データバッファから読出され
    たデータを選択するようにしたことを特徴とする請求項
    7記載のトレースバッファ制御方式。
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