JP2000020208A - 情報処理装置、情報処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2000020208A
JP2000020208A JP19180798A JP19180798A JP2000020208A JP 2000020208 A JP2000020208 A JP 2000020208A JP 19180798 A JP19180798 A JP 19180798A JP 19180798 A JP19180798 A JP 19180798A JP 2000020208 A JP2000020208 A JP 2000020208A
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実佐子 岩男
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウインドウ間のデータの複写または移動が直
感的な操作により簡易でかつ効率よくおこなうことを課
題とする。 【解決手段】 同一画面上に少なくとも2つ以上のウイ
ンドウを同時に表示する表示部201と、表示されたウ
インドウの表示位置を移動またはウインドウのサイズを
変更することによりウインドウの表示領域を変更するウ
インドウ表示領域変更部202と、変更されたウインド
ウ表示領域の全部または一部が他のウインドウの表示領
域上に存在する場合に当該ウインドウ同士を重ねて表示
するウインドウ重ね部203と、重ねて表示されたウイ
ンドウのうちの前面側ウインドウ内に表示されているデ
ータを指定するデータ指定部205と、指定されたデー
タをウインドウ重ね部203により重ねられたウインド
ウのうちの背面側ウインドウへ複写または移動するウイ
ンドウ間複写・移動部206とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ウインドウ間の
データの複写または移動をおこなう情報処理装置、情報
処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マルチウインドウによる処理が可
能な情報処理装置は、ウインドウ間においてデータを複
写または移動する場合、まず、複写または移動元のウイ
ンドウを表示させ(アクティブにして)、そのウインド
ウ上に表示されているデータのうちの所望のデータを指
定する。指定の方法としては、マウス等をもちいて複写
または移動を所望するデータを範囲指定する方法が一般
的である。つぎに、複写または移動先のウインドウを表
示させ(アクティブにして)、そのウインドウ上の所望
の位置を指定し、複写または移動指示をすることによっ
て、複写または移動作業が終了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
情報処理装置においては、複写または移動元のウインド
ウから所望のデータを取得して複写または移動先のウイ
ンドウへ複写または移動しようとする際、ウインドウ画
面が複写または移動元のウインドウから複写または移動
先のウインドウへ切り替わることにより、複写または移
動元のウインドウの全部または一部が複写または移動先
のウインドウにより覆い隠されてしまうので、複写また
は移動元の所望データの当該ウインドウにおける表示位
置を参照して複写または移動先の複写または移動位置を
定めることは困難であるという問題点があった。
【0004】また、ウインドウが切り替わっても複写ま
たは移動先のウインドウが複写または移動元のウインド
ウを覆い隠さないように複写または移動元のウインドウ
と複写または移動先のウインドウの表示位置を調整した
場合には、両ウインドウの表示位置が離れてしまうた
め、上述の問題点と同様に、複写または移動元の所望デ
ータの表示位置を参照して複写または移動先の複写また
は移動位置を定めることは困難であるという問題点があ
った。
【0005】さらに、複写または移動元のウインドウ上
で所望データの指定をした後、複写または移動先のウイ
ンドウ上で所望の複写または移動位置の指定するという
ように、1度の複写または移動において2度の指定をそ
れぞれ別個におこなわなければならないため、作業が煩
雑となり、作業効率が低下するといった問題点があっ
た。特に、複写または移動作業を頻繁に繰り返しおこな
う場合には上記問題点は顕著なものである。
【0006】この発明は、上述した従来例による問題点
を解決するため、直感的な操作によりウインドウ間のデ
ータの複写または移動を簡易でかつ効率よくおこなうこ
とが可能な情報処理装置、情報処理方法およびその方法
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1の情報処理装置は、同一
画面上に少なくとも2つ以上のウインドウを同時に表示
する表示手段と、前記表示手段に表示されたウインドウ
の表示位置を移動することによりまたは前記ウインドウ
のサイズを変更することにより前記ウインドウの表示領
域を変更するウインドウ表示領域変更手段と、前記ウイ
ンドウ表示領域変更手段により変更されたウインドウ表
示領域の全部または一部が他のウインドウの表示領域上
に存在する場合に当該ウインドウ同士を重ねて表示する
ウインドウ重ね手段と、前記ウインドウ重ね手段により
重ねて表示されたウインドウのうちの前面側ウインドウ
内に表示されているデータを指定するデータ指定手段
と、前記データ指定手段により指定されたデータを前記
ウインドウ重ね手段により重ねられたウインドウのうち
の背面側ウインドウへ複写または移動するウインドウ間
複写・移動手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】この請求項1の発明によれば、ウインドウ
を重ねて複写または移動の対象となるデータを指定する
という最低限の操作だけで、前面側ウインドウのデータ
を背面側ウインドウへ複写または移動することができる
ので、直感的な操作によりウインドウ間のデータの複写
または移動をより簡易でかつ効率よくおこなうことが可
能である。
【0009】また、請求項2の情報処理装置は、請求項
1の発明において、前記ウインドウ間複写・移動手段
が、前記前面側ウインドウ上に前記データ指定手段によ
り指定されたデータが表示されていた表示位置および/
または前記前面側ウインドウと前記背面側ウインドウが
重ねられた状態に基づいて前記データの前記背面側ウイ
ンドウ上の複写または移動位置を決定することを特徴と
する。
【0010】この請求項2発明によれば、背面側ウイン
ドウ上の前面側ウインドウを重ねた位置にデータの複写
または移動をすることができるので、ウインドウ間の位
置合わせを極めて容易におこなうことができるので、直
感的な操作によりウインドウ間のデータの複写または移
動をさらに簡易でかつ効率よくおこなうことが可能であ
る。
【0011】また、請求項3の情報処理装置は、請求項
1または2の発明において、さらに、前記ウインドウ重
ね手段により重ねて表示されたウインドウのうちの背面
側ウインドウ内に表示されているデータが表示されるよ
うに前記ウインドウ重ね手段により重ねて表示されたウ
インドウのうちの前面側ウインドウの背景を透過させる
ウインドウ透過手段を備えたことを特徴とする。
【0012】この請求項3の発明によれば、ウインドウ
を重ねた際、前面側ウインドウの背景が透過するので、
背面側ウインドウ上の複写先への位置合わせがより容易
におこなうことが可能である。
【0013】また、請求項4の情報処理装置は、請求項
1〜3の発明において、さらに、前記ウインドウ間複写
・移動手段により前記背面側ウインドウに複写または移
動されたデータを前記背面側ウインドウ上において複写
または移動するウインドウ内複写・移動手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0014】この請求項4の発明によれば、複写先の背
面側ウインドウ上で複写または移動されたデータをさら
に複写・移動することができるので、背面側ウインドウ
のレイアウト編集を容易におこなうことが可能である。
【0015】また、請求項5の情報処理装置は、請求項
1〜4の発明において、さらに、前記ウインドウ間複写
・移動手段により前記背面側ウインドウに複写または移
動されたデータのサイズおよび/または位置に基づいて
前記背面側ウインドウの表示データのレイアウトを変更
するレイアウト変更手段を備えたことを特徴とする。
【0016】この請求項5の発明によれば、複写元の前
面側ウインドウのデータを複写先の背面側ウインドウへ
複写または移動することによって既存のデータが消去し
ないように複写先の背面側ウインドウ上のレイアウトを
自動的に変更することが可能である。
【0017】また、請求項6の情報処理装置は、同一画
面上に少なくとも2つ以上のウインドウを同時に表示す
る表示手段と、前記表示手段に表示されたウインドウの
表示位置を移動することによりまたは前記ウインドウの
サイズを変更することにより前記ウインドウの表示領域
を変更するウインドウ表示領域変更手段と、前記ウイン
ドウ表示領域変更手段により変更されたウインドウ表示
領域の全部または一部が他のウインドウの表示領域上に
存在する場合に当該ウインドウ同士を重ねて表示するウ
インドウ重ね手段と、前記ウインドウ重ね手段により重
ねて表示されたウインドウのうちの背面側ウインドウ内
に表示されているデータが表示されるように、前記ウイ
ンドウ重ね手段により重ねて表示されたウインドウのう
ち前面側ウインドウの背景を透過させるウインドウ透過
手段と、前記ウインドウ透過手段により前記前面側ウイ
ンドウ上に透過して表示されるようになった前記背面側
ウインドウ内のデータを指定するデータ指定手段と、前
記データ指定手段により指定されたデータを前記前面側
ウインドウへ複写または移動するウインドウ間複写・移
動手段と、を備えたことを特徴とする。
【0018】この請求項6の発明によれば、ウインドウ
を重ねて複写または移動の対象となるデータを指定する
という最低限の操作だけで、背面側ウインドウのデータ
を前面側ウインドウへ複写または移動することができる
ので、直感的な操作によりウインドウ間のデータの複写
または移動をより簡易でかつ効率よくおこなうことが可
能である。
【0019】また、請求項7の情報処理装置は、請求項
6の発明において、前記ウインドウ間複写・移動手段
は、前記背面側ウインドウ上に前記データ指定手段によ
り指定されたデータが表示されていた表示位置および/
または前記前面側ウインドウと前記背面側ウインドウが
重ねられた状態に基づいて前記データの前記前面側ウイ
ンドウ上の複写または移動位置を決定することを特徴と
する。
【0020】この請求項7の発明によれば、前面側ウイ
ンドウ上の背面側ウインドウを重ねた位置にデータの複
写または移動をすることができるので、ウインドウ間の
位置合わせを極めて容易におこなうことができるので、
直感的な操作によりウインドウ間のデータの複写または
移動をさらに簡易でかつ効率よくおこなうことが可能で
ある。
【0021】また、請求項8の情報処理装置は、請求項
6または7の発明において、さらに、前記ウインドウ間
複写・移動手段により前記前面側ウインドウに複写また
は移動されたデータを前記前面側ウインドウ上において
複写または移動するウインドウ内複写・移動手段を備え
たことを特徴とする。
【0022】この請求項8の発明によれば、複写先の前
面側ウインドウ上で複写または移動されたデータをさら
に複写・移動することができるので、前面側ウインドウ
のレイアウト編集を容易におこなうことが可能である。
【0023】また、請求項9の情報処理装置は、請求項
6〜8の発明において、さらに、前記ウインドウ間複写
・移動手段により前記前面側ウインドウに複写または移
動されたデータのサイズおよび/または位置に基づいて
前記前面側ウインドウの表示データのレイアウトを変更
するレイアウト変更手段を備えたことを特徴とする。
【0024】この請求項9の発明によれば、複写元の背
面側ウインドウのデータを複写先の前面側ウインドウへ
複写または移動することによって既存のデータが消去し
ないように複写先の前面側ウインドウ上のレイアウトを
自動的に変更することが可能である。
【0025】また、請求項10の情報処理方法は、同一
画面上に少なくとも2つ以上のウインドウを同時に表示
する表示工程と、前記表示工程に表示されたウインドウ
の表示位置を移動することによりまたは前記ウインドウ
のサイズを変更することにより前記ウインドウの表示領
域を変更するウインドウ表示領域変更工程と、前記ウイ
ンドウ表示領域変更工程により変更されたウインドウ表
示領域の全部または一部が他のウインドウの表示領域上
に存在する場合に当該ウインドウ同士を重ねて表示する
ウインドウ重ね工程と、前記ウインドウ重ね工程により
重ねて表示されたウインドウのうちの前面側ウインドウ
内に表示されているデータを指定するデータ指定工程
と、前記データ指定工程により指定されたデータを前記
ウインドウ重ね工程により重ねられたウインドウのうち
の背面側ウインドウへ複写または移動するウインドウ間
複写・移動工程と、を備えたことを特徴とする。
【0026】この請求項10の発明によれば、ウインド
ウを重ねて複写または移動の対象となるデータを指定す
るという最低限の操作だけで、前面側ウインドウのデー
タを背面側ウインドウへ複写または移動することができ
るので、直感的な操作によりウインドウ間のデータの複
写または移動をより簡易でかつ効率よくおこなうことが
可能である。
【0027】また、請求項11の情報処理方法は、請求
項10の発明において、前記ウインドウ間複写・移動工
程が、前記前面側ウインドウ上に前記データ指定工程に
より指定されたデータが表示されていた表示位置および
/または前記前面側ウインドウと前記背面側ウインドウ
が重ねられた状態に基づいて前記データの前記背面側ウ
インドウ上の複写または移動位置を決定することを特徴
とする請求項10に記載の情報処理方法。
【0028】この請求項11の発明によれば、背面側ウ
インドウ上の前面側ウインドウを重ねた位置にデータの
複写または移動をすることができるので、ウインドウ間
の位置合わせを極めて容易におこなうことができるの
で、直感的な操作によりウインドウ間のデータの複写ま
たは移動をさらに簡易でかつ効率よくおこなうことが可
能である。
【0029】また、請求項12の情報処理方法は、請求
項10または11の発明において、さらに、前記ウイン
ドウ重ね工程により重ねて表示されたウインドウのうち
の背面側ウインドウ内に表示されているデータが表示さ
れるように前記ウインドウ重ね工程により重ねて表示さ
れたウインドウのうちの前面側ウインドウの背景を透過
させるウインドウ透過工程を備えたことを特徴とする。
【0030】この請求項12の発明によれば、ウインド
ウを重ねた際、前面側ウインドウの背景が透過するの
で、背面側ウインドウ上の複写先への位置合わせがより
容易におこなうことが可能である。
【0031】また、請求項13の情報処理方法は、請求
項10〜12の発明において、さらに、前記ウインドウ
間複写・移動工程により前記背面側ウインドウに複写ま
たは移動されたデータを前記背面側ウインドウ上におい
て複写または移動するウインドウ内複写・移動工程を備
えたことを特徴とする。
【0032】この請求項13の発明によれば、複写先の
背面側ウインドウ上で複写または移動されたデータをさ
らに複写・移動することができるので、背面側ウインド
ウのレイアウト編集を容易におこなうことが可能であ
る。
【0033】また、請求項14の情報処理方法は、請求
項10〜13の発明において、さらに、前記ウインドウ
間複写・移動工程により前記背面側ウインドウに複写ま
たは移動されたデータのサイズおよび/または位置に基
づいて前記背面側ウインドウの表示データのレイアウト
を変更するレイアウト変更工程を備えたことを特徴とす
る。
【0034】この請求項14の発明によれば、複写元の
前面側ウインドウのデータを複写先の背面側ウインドウ
へ複写または移動することによって既存のデータが消去
しないように複写先の背面側ウインドウ上のレイアウト
を自動的に変更することが可能である。
【0035】また、請求項15の情報処理方法は、同一
画面上に少なくとも2つ以上のウインドウを同時に表示
する表示工程と、前記表示工程に表示されたウインドウ
の表示位置を移動することによりまたは前記ウインドウ
のサイズを変更することにより前記ウインドウの表示領
域を変更するウインドウ表示領域変更工程と、前記ウイ
ンドウ表示領域変更工程により変更されたウインドウ表
示領域の全部または一部が他のウインドウの表示領域上
に存在する場合に当該ウインドウ同士を重ねて表示する
ウインドウ重ね工程と、前記ウインドウ重ね工程により
重ねて表示されたウインドウのうちの背面側ウインドウ
内に表示されているデータが表示されるように、前記ウ
インドウ重ね工程により重ねて表示されたウインドウの
うち前面側ウインドウの背景を透過させるウインドウ透
過工程と、前記ウインドウ透過工程により前記前面側ウ
インドウ上に透過して表示されるようになった前記背面
側ウインドウ内のデータを指定するデータ指定工程と、
前記データ指定工程により指定されたデータを前記前面
側ウインドウへ複写または移動するウインドウ間複写・
移動工程と、を備えたことを特徴とする
【0036】この請求項15の発明によれば、ウインド
ウを重ねて複写または移動の対象となるデータを指定す
るという最低限の操作だけで、背面側ウインドウのデー
タを前面側ウインドウへ複写または移動することができ
るので、直感的な操作によりウインドウ間のデータの複
写または移動をより簡易でかつ効率よくおこなうことが
可能である。
【0037】また、請求項16の情報処理方法は、請求
項15の発明において、前記ウインドウ間複写・移動工
程が、前記背面側ウインドウ上に前記データ指定工程に
より指定されたデータが表示されていた表示位置および
/または前記前面側ウインドウと前記背面側ウインドウ
が重ねられた状態に基づいて前記データの前記前面側ウ
インドウ上の複写または移動位置を決定することを特徴
とする。
【0038】この請求項16の発明によれば、前面側ウ
インドウ上の背面側ウインドウを重ねた位置にデータの
複写または移動をすることができるので、ウインドウ間
の位置合わせを極めて容易におこなうことができるの
で、直感的な操作によりウインドウ間のデータの複写ま
たは移動をさらに簡易でかつ効率よくおこなうことが可
能である。
【0039】また、請求項17の情報処理方法は、請求
項15または16の発明において、さらに、前記ウイン
ドウ間複写・移動工程により前記前面側ウインドウに複
写または移動されたデータを前記前面側ウインドウ上に
おいて複写または移動するウインドウ内複写・移動工程
を備えたことを特徴とする。
【0040】この請求項17の発明によれば、複写先の
前面側ウインドウ上で複写または移動されたデータをさ
らに複写・移動することができるので、前面側ウインド
ウのレイアウト編集を容易におこなうことが可能であ
る。
【0041】また、請求項18の情報処理方法は、請求
項15〜17の発明において、さらに、前記ウインドウ
間複写・移動工程により前記前面側ウインドウに複写ま
たは移動されたデータのサイズおよび/または位置に基
づいて前記前面側ウインドウの表示データのレイアウト
を変更するレイアウト変更工程を備えたことを特徴とす
る。
【0042】この請求項18の発明によれば、複写元の
背面側ウインドウのデータを複写先の前面側ウインドウ
へ複写または移動することによって既存のデータが消去
しないように複写先の前面側ウインドウ上のレイアウト
を自動的に変更することが可能である。
【0043】また、請求項19の発明に係る記憶媒体
は、請求項10〜18に記載された方法をコンピュータ
に実行させるプログラムを記録したことで、そのプログ
ラムを機械読み取り可能となり、これによって、請求項
10〜18の動作をコンピュータによって実現すること
が可能である。
【0044】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る情報処理装置、情報処理方法およびその方法
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態を
詳細に説明する。
【0045】(実施の形態1)まず、この発明の実施の
形態1による情報処理装置のハードウエア構成を説明す
る。図1は、実施の形態1による情報処理装置のハード
ウエア構成を示すブロック図である。
【0046】図1において、101はシステム全体を制
御するCPUを、102はブートプログラム等を記憶し
たROMを、103はCPU101のワークエリアとし
て使用されるRAMを、104はCPU101の制御に
したがってHD(ハードディスク)105に対するデー
タのリード/ライトを制御するHDD(ハードディスク
ドライブ)を、105はHDD104の制御で書き込ま
れたデータを記憶するHDを、106はCPU101の
制御にしたがってFD(フロッピーディスク)107に
対するデータのリード/ライトを制御するFDD(フロ
ッピーディスクドライブ)を、107はFDD106の
制御で書き込まれたデータを記憶する着脱自在のFD
を、108はドキュメント、画像、機能情報等のデータ
に関するウインドウを表示するディスプレイをそれぞれ
示している。
【0047】また、109は通信回線110を介してネ
ットワークNETに接続され、そのネットワークNET
と内部のインターフェイスを司るインターフェイス(I
/F)を、111は文字、数値、各種指示等の入力のた
めのキーを備えたキーボードを、112はカーソルの移
動や範囲選択、あるいはウインドウの移動やサイズの変
更し、さらにはアクティブウインドウの切り替え等をお
こなうマウスを、113は画像を光学的に読み取るスキ
ャナを、114はウインドウに表示された内容等を印刷
するプリンタを、115は上記各部を接続するためのバ
スをそれぞれ示している。
【0048】また、図2は、実施の形態1による情報処
理装置の構成を機能的に示すブロック図である。図2に
おいて、情報処理装置は、表示部201と、ウインドウ
表示領域変更部202と、ウインドウ重ね部203と、
ウインドウ透過部204と、データ指定部205と、ウ
インドウ間複写・移動部206と、ウインドウ内複写・
移動部207と、レイアウト変更部208が設けられて
いる。
【0049】表示部201は、同一画面上に少なくとも
2つ以上のウインドウを同時に表示するものである。例
えば、ディスプレイ108によりウインドウの表示を実
現する。また、表示部201はディスプレイ108への
表示の制御も司っており、表示部201内には、ディス
プレイ108に表示されたウインドウA用メモリ21
1、ウインドウB用メモリ212、ウインドウC用メモ
リ213...が設けられている。各ウインドウ用メモ
リ211、212、213...には、例えば、ウイン
ドウの表示内容に関するデータのほか、表示状況(表示
の位置、表示のサイズ等)に関するデータが格納され
る。
【0050】ウインドウ表示領域変更部202は、表示
部201に表示されたウインドウの表示位置を移動する
ことによりまたはウインドウのサイズを変更することに
よりウインドウの表示領域を変更するものである。表示
されたウインドウの移動は、例えば、ウインドウの上方
のいわゆるタイトルバーへカーソルを移動し、その位置
でマウス112のマウスボタンを押下したままウインド
ウをドラッグして所望の位置にドロップすることにより
容易におこなうことができる。
【0051】また、ウインドウのサイズの変更は、例え
ば、ウインドウの下側またはウインドウの右下側にカー
ソルを移動し、その位置でマウス112のマウスボタン
を押下したままウインドウの枠をドラッグして所望の位
置にドロップすることにより容易におこなうことができ
る。
【0052】ウインドウ重ね部203は、ウインドウ表
示領域変更部202により変更されたウインドウ表示領
域の全部または一部が他のウインドウの表示領域上に存
在する場合に当該ウインドウ同士を重ねて表示するもの
である。具体的には、ウインドウ同士の表示領域が重な
った場合には、アクティブになっていないウインドウの
重なった領域部分のデータの表示を消去することによ
り、アクティブになっているウインドウがアクティブに
なっていないウインドウの前面側に重なったように表示
される。
【0053】ウインドウ透過部204は、ウインドウ重
ね部203により重ねて表示されたウインドウのうちの
背面側ウインドウ内に表示されているデータが表示され
るように前記ウインドウ重ね部203により重ねて表示
されたウインドウのうちの前面側ウインドウの背景を透
過させるものである。
【0054】すなわち、上記ウインドウ重ね部203に
おいて表示の消去をしたアクティブになっていないウイ
ンドウ(背面側ウインドウ)の重なった領域部分のデー
タを表示色、輝度等を変化させ、前面側のデータに重ね
合わせて表示する。これにより、前面側ウインドウの背
景が透過したように表示される。この際、表示色、輝度
等は、前面側ウインドウよりも目立たないようなものに
すれば、背面側ウインドウのデータが、前面側ウインド
ウの背景に透過したように見せることができる。
【0055】データ指定部205は、ウインドウ重ね部
203により重ねて表示されたウインドウのうちの前面
側ウインドウ内に表示されているデータを指定するもの
である。具体的には、マウス112をもちいて、表示画
面上の任意の1点でマウスボタンを押下し、そのままド
ラッグすることにより矩形を表させ、その矩形の領域を
もって指定データの範囲とすることができる。また、イ
メージデータのようにすでにデータの領域が決まってい
るものは、カーソルをその領域に移動するだけで、デー
タの指定をすることができるようにしてもよい。その
他、データの指定ができるものであればその方法は問わ
ない。
【0056】ウインドウ間複写・移動部206は、デー
タ指定部205により指定されたデータをウインドウ重
ね部203により重ねられたウインドウのうちの背面側
ウインドウへ複写または移動するものである。また、ウ
インドウ間複写・移動部206は前面側ウインドウ上に
データ指定部205により指定されたデータが表示され
ていた表示位置および/または前面側ウインドウと背面
側ウインドウが重ねられた状態に基づいてデータの背面
側ウインドウ上の複写または移動位置を決定する。ウイ
ンドウ間複写・移動部206の複写・移動処理の内容の
詳細について後述する。
【0057】ウインドウ内複写・移動部207は、ウイ
ンドウ間複写・移動部206により背面側ウインドウに
複写または移動されたデータを背面側ウインドウ上にお
いて複写または移動するものである。すなわち、複写ま
たは移動されたデータは独立したオブジェクトとしてウ
インドウ上を移動することができる。具体的には、デー
タ領域にカーソルを移動させドラッグ・アンド・ドロッ
プによりデータの複写または移動をおこなう。
【0058】レイアウト変更部208は、ウインドウ間
複写・移動部206により背面側ウインドウに複写また
は移動されたデータのサイズおよび/または位置に基づ
いて背面側ウインドウの表示データのレイアウトを変更
するものである。レイアウト変更部208のレイアウト
変更処理の詳細な内容は後述する。
【0059】なお、表示部201、ウインドウ表示領域
変更部202、ウインドウ重ね部203、ウインドウ透
過部204、データ指定部205、ウインドウ間複写・
移動部206、ウインドウ内複写・移動部207、レイ
アウト変更部208は、それぞれ、ROM102、RA
M103またはハードディスク105、フロッピーディ
スク107等の記録媒体に記録されたプログラムに記載
された命令にしたがってCPU101等が命令処理を実
行することにより、各部の機能を実現するものである。
【0060】つぎに、実施の形態1による情報処理装置
の概要について説明する。図3、図4、図6は、実施の
形態1による情報処理装置の表示画面の一例を示す説明
図である。図3において、表示画面300には、2つの
ウインドウ(ウインドウAとウインドウB)が表示され
ている。ウインドウAには文書データが表示されてお
り、ウインドウBには画像データ301を含む複数の画
像データが表示されている。また、矢印型カーソル30
2をウインドウBのタイトルバー303の領域内に移動
させた状態を示している。
【0061】つぎに、マウス112等をもちいてウイン
ドウBをドラッグしてウインドウAと重なるように移動
する。図4は、ウインドウBがウインドウAの前面側に
重なった状態を示している。その後、ウインドウBに表
示されているデータの中から所望のデータを指定する。
図4においては、ウインドウBに表示されている画像デ
ータ301を指定するものとする。指定がおこなわれる
と、通常の形状である矢印の形状をした矢印型カーソル
302が、例えば、ハンマーの形状をしたハンマー型カ
ーソル401に変化する。
【0062】ここで、ハンマー型カーソル401につい
て説明する。図5は、実施の形態1による情報処理装置
のカーソルの変化の状態を示す説明図である。図5にお
いて、図5(a)は、通常の形状の矢印型カーソル30
2である。ウインドウ間複写・移動の対象となるデータ
が指定されると、図5(a)に示す矢印型カーソル30
2から図5(b)に示すハンマー型カーソル401にそ
の形状が変化する。つぎに、複写または移動の指示とし
て、マウスボタンがクリックされると、図5(c)に示
すようにマウスボタンのクリックに合わせてハンマー型
カーソル401が振り下ろされ指定されたデータを叩く
動作が表示される。
【0063】これにより、叩かれたデータが背面側にあ
るウインドウAに複写または移動することを操作者に直
感的に認識させることができる。このハンマー型カーソ
ル401を振り下ろす動作は1回でもよく、複写・移動
処理に時間がかかる場合は、複写・移動処理時間だけ繰
り返しおこなうようにしてもよい。
【0064】図4において、マウスボタンをクリック
し、ハンマー型カーソル401を振り下ろすことによ
り、ウインドウ間の複写・移動処理をおこなった後、図
6に示すように、ウインドウBを表示画面300の右側
に移動させた状態となる。図6において、ウインドウA
には、複写または移動された画像データ301が表示さ
れる。
【0065】また、ウインドウBからは画像データ30
1が削除されている。これは、移転の処理をおこなった
場合であり、複写の処理をおこなった場合は、画像デー
タ301は削除されずに元の状態で表示される。実施の
形態1においては、このようにして、ウインドウ間の複
写・移動処理がおこなわれる。
【0066】つぎに、ウインドウ表示領域変更部20
2、ウインドウ重ね部203、ウインドウ透過部204
によるウインドウ表示領域変換処理、ウインドウ重ね処
理、ウインドウ透過処理の詳細な内容について説明す
る。図7は、実施の形態1による情報処理装置のウイン
ドウ表示領域変更処理、ウインドウ重ね処理およびウイ
ンドウ透過処理の一連の手順を示すフローチャートであ
る。
【0067】図7のフローチャートにおいて、まず、ウ
インドウの移動があったか否かを判断する(ステップS
701)。ここで、ウインドウの移動があった場合(ス
テップS701肯定)は、ステップS703へ移行す
る。一方、ここで、ウインドウの移動がなかった場合
(ステップS701否定)は、つぎに、ウインドウサイ
ズの変更があったか否かを判断する(ステップS70
2)。
【0068】ステップS702において、ウインドウサ
イズの変更がなかった場合(ステップS702否定)
は、ステップS701へ移行し、再び、ウインドウの移
動があるのを待つ。一方、ステップS702において、
ウインドウサイズの変更があった場合(ステップS70
2肯定)、ステップS703へ移行する。
【0069】ステップS703において、移動されたあ
るいはサイズが変更されたウインドウが他のウインドウ
の表示領域上に存在するようになったか否かを判断す
る。ここで、他のウインドウの表示領域に存在しない場
合(ステップS703否定)は、ステップS701へ移
行する。一方、他のウインドウの表示領域に存在するよ
うになった場合(ステップS703肯定)は、重なり合
うウインドウ同士の位置情報を保持する(ステップS7
04)。
【0070】ウインドウの位置情報とは、例えば、各ウ
インドウの基準となる座標、重なっている部分の座標、
階層情報(複数のウインドウがどのような階層(順序)
で重なっているかに関する情報)等からなる。ウインド
ウの位置情報は、表示部201のウインドウA用メモリ
211、ウインドウB用メモリ212、ウインドウC用
メモリ213...に保持される。
【0071】つぎに、ウインドウ同士の重なった部分を
重ねて表示し(ステップS705)、ステップS706
へ移行する。重ねて表示する方法について上述のとおり
である。
【0072】さらに、ステップS706において、重な
った部分について背面側のウインドウの内容が認識でき
るように前面側のウインドウの背景を透過する。透過の
方法についても上述のとおりである。その後、ステップ
S701へ移行し、ステップS701〜S706の処理
を繰り返しおこなう。
【0073】つぎに、データ指定部205およびウイン
ドウ間複写・移動部206のデータ指定処理およびウイ
ンドウ間複写・移動処理の内容について説明する。図8
は、実施の形態1による情報処理装置の指定処理および
ウインドウ間複写・移動処理の一連の手順を示すフロー
チャートである。
【0074】図8のフローチャートにおいて、まず、複
写・移動の対象となるデータが指定されたか否かを判断
する(ステップS801)。ここで、データが指定され
るのを待って、データが指定された場合(ステップS8
01肯定)は、指定されたデータの位置情報を保持す
る。指定されたデータの位置情報は、図示は省略する
が、データ指定部205に設けられたメモリに記憶され
る。それとともに、矢印型カーソル302がハンマー型
カーソル401にその形状が変化する(ステップS80
3)。
【0075】つぎに、マウス112のマウスボタンのク
リックがあったか否かを判断する(ステップS80
4)。ここで、クリックがなかった場合(ステップS8
04否定)は、つぎにデータの指定が解除されたか否か
を判断し(ステップS805)、データの指定が解除さ
れなかった場合(ステップS805否定)は、ステップ
S804へ戻る。一方、データの指定が解除された場合
(ステップS805肯定)は、ステップS802におい
て保持したデータの位置情報を削除して(ステップS8
06)、カーソルの形状をハンマー型カーソル401か
ら矢印型カーソル302へ変化させ(ステップS80
7)、その後、ステップS801へ移行する。
【0076】一方、ステップS804において、マウス
ボタンのクリックがあった場合(ステップS805肯
定)は、指定されたデータを複写先ウインドウ、すなわ
ち背面側ウインドウに複写する(ステップS808)。
複写の方法については後述する。
【0077】さらに、移動処理の場合は、複写元ウイン
ドウ、すなわち前面側ウインドウにおいて指定されたデ
ータの削除をおこなう(ステップS809)。一方、複
写処理の場合は、このステップS809は省略される。
【0078】つぎに、複写元ウインドウから複写先ウイ
ンドウへの複写処理について説明する。図9は、実施の
形態1による情報処理装置の複写元ウインドウと複写先
ウインドウとの関係を示す説明図である。図9におい
て、複写元ウインドウであるウインドウCと複写先ウイ
ンドウであるウインドウDの一部を示している。また、
ウインドウCがウインドウDの前面側に重なって表示さ
れていることを示している。さらに、ウインドウCには
複写または移動の対象となる複写・移動対象データ90
1が表示されている。
【0079】ここで、表示画面の左上を基準とし、ウイ
ンドウCの基準座標(ウインドウの左上頂点の座標)を
(X1,Y1)とし、ウインドウDの基準座標を(X
2,Y2)とする。図9においては、X1<X2、Y1
>Y2の位置関係となっていることがわかる。また、複
写・移動対象データ901の位置は、ウインドウCの基
準座標に対しては(x1,y1)の位置に存在する。ま
た、複写先であるウインドウDの基準座標に対する複写
・移動対象データ901の複写位置は、(x2,y2)
となる。したがって、図9において、x2=x1−(X
2−X1)、y2=y1+(Y1−Y2)であるから、
(x1−(X2−X1),y1+(Y1−Y2))とい
うことになる。
【0080】このように、複写先ウインドウであるウイ
ンドウDへの複写・移動対象データ901の複写先は、
複写元ウインドウであるウインドウCにおける複写・移
動対象データ901の位置座標およびウインドウCとウ
インドウDの基準座標から算出することができる。な
お、複写元ウインドウと複写先ウインドウとの位置関係
による対象データの複写位置は図10に示すとおりであ
る。図10に示すように、複写元ウインドウと複写先ウ
インドウとの位置関係によって、複写・移動対象データ
901の複写位置が異なることがわかる。
【0081】つぎに、レイアウト変更処理の内容につい
て説明する。図11は、実施の形態1による情報処理装
置の複写先ウインドウの表示の一例を示す説明図であ
る。図11において、(a)は複写前の表示状態を示し
ており、(a)においてウインドウ1100には、デー
タA、データB、データC、データDの4つのデータが
表示されている。これらのデータは、画像データであっ
てもよく、また、文書データであってもよい。
【0082】一方、(b)は複写後の表示状態を示して
おり、画像データ1101はウインドウ間複写・移動部
206によって複写されたものである。画像データ11
01の複写が指定されて位置にすでにデータCが存在し
ていたので、データCが、画像データ1101により上
書きされないように、ウインドウ1100の右側へ移動
したことを示している。データDもデータCの移動に伴
って、右側へ移動している。移動先は左右とは限らず、
近傍の空いているスペースであれば、上下、斜め方向で
もよい。レイアウトの修正は、ウインドウ内複写・移動
部207により、データごと個別におこなうようにして
もよい。
【0083】図12は、実施の形態1による情報処理装
置のレイアウト変更処理の手順を示すフローチャートで
ある。図12のフローチャートにおいて、まず、複写の
指定があったか否かを判断する(ステップS120
1)。ここで、指定があるのを待って、指定があった場
合(ステップS1201肯定)は、つぎに、指定された
複写先の領域に既存のデータが存在するか否かを判断す
る(ステップS1202)。
【0084】ステップS1202において、既存のデー
タが存在しない場合(ステップS1202否定)は、ス
テップS1204へ移行する。一方、ステップS120
2において、既存データが存在する場合(ステップS1
202肯定)は、既存データを移動させる(ステップS
1203)。その後、ステップS1204において、ウ
インドウ間の複写処理をおこない、レイアウト変更処理
は終了する。
【0085】以上説明したように、この実施の形態1に
よれば、ウインドウを重ねて、複写または移動の対象デ
ータを指定するという最低限の操作だけで、前面側ウイ
ンドウのデータを背面側ウインドウへ複写または移動す
ることができ、また、重ねたウインドウの位置にデータ
の複写または移動をすることができるので、ウインドウ
間の位置合わせを極めて容易におこなうことができる。
【0086】また、ウインドウを重ねた際、前面側ウイ
ンドウの背景が透過するので、複写先ウインドウへの位
置合わせがより容易におこなうことができる。また、ウ
インドウ内複写・移動部207により、複写先ウインド
ウで複写または移動の対象データをさらに複写・移動す
ることができる。
【0087】また、レイアウト変更部208により、対
象データの複写処理によって既存のデータが消去しない
ように複写先ウインドウのレイアウトを自動的に変更す
ることもできる。
【0088】(実施の形態2)さて、上述した実施の形
態1では、前面側に重ねられたウインドウに表示された
データを背面側に重ねられたウインドウに複写または移
動するようにしたが、以下に説明する実施の形態2のよ
うに、背面側に重ねられたウインドウに表示されたデー
タを前面側に重ねられたウインドウに複写または移動す
るようにしてもよい。
【0089】この発明の実施の形態2による情報処理装
置のハードウエア構成については実施の形態1の図1の
ハードウエア構成と同様であるので、その説明は省略す
る。また、図13は、実施の形態2による情報処理装置
の構成を機能的に示すブロック図である。図13におい
て、情報処理装置は、表示部1301と、ウインドウ表
示領域変更部1302と、ウインドウ重ね部1303
と、ウインドウ透過部1304と、データ指定部130
5と、ウインドウ間複写・移動部1306と、ウインド
ウ内複写・移動部1307と、レイアウト変更部130
8が設けられており、さらに、表示部1301内には、
ディスプレイ108に表示されたウインドウA用メモリ
1311、ウインドウB用メモリ1312、ウインドウ
C用メモリ1313...が設けられている。
【0090】表示部1301、ウインドウ表示領域変更
部1302、ウインドウ重ね部1303、ウインドウ透
過部1304、ウインドウA用メモリ1311、ウイン
ドウB用メモリ1312、ウインドウC用メモリ131
3...は、表示部201、ウインドウ表示領域変更部
202、ウインドウ重ね部203、ウインドウ透過部2
04、ウインドウ内複写・移動部207、レイアウト変
更部208ウインドウA用メモリ211、ウインドウB
用メモリ212、ウインドウ用メモリ213...とそ
れぞれ同様の構成であるので、その説明は省略する。
【0091】また、ウインドウ表示領域変更部130
2,ウインドウ重ね部1303、ウインドウ透過部13
04によるウインドウ表示領域変換処理、ウインドウ重
ね処理、ウインドウ透過処理の詳細な内容についても、
実施の形態1の図7のウインドウ表示領域変更処理、ウ
インドウ重ね処理およびウインドウ透過処理の一連の手
順と同様であるので、その説明は省略する。
【0092】データ指定部1305は、ウインドウ透過
部1304により前面側ウインドウ上に透過して表示さ
れるようになった背面側ウインドウ内のデータを指定す
るものである。具体的には、図14に示すように、マウ
ス112をもちいて、前面側ウインドウ上で、前面側ウ
インドウを透過させることにより表示されるようになっ
た背面側ウインドウのデータ上の任意の1点でマウスボ
タンを押下する。その際、カーソルがデータの領域を指
定するためのペン型カーソル1401に変化させ、その
ままドラッグすることによりペン型カーソル1401を
移動させ矩形を表させ、その矩形の領域をもって指定デ
ータの範囲とすることができる。
【0093】矩形は、長方形のほか、円、楕円、フリー
ハンドによる形状であってもよい。また、イメージデー
タのようにすでにデータの領域が決まっているものは、
カーソルをその領域に移動するだけで、データの指定を
することができるようにしてもよい。
【0094】また、他の指定方法として、図15に示す
ように、通常のカーソルを指型カーソル1501に変化
させて、指型カーソル1501の状態で、前面側ウイン
ドウ上を擦るような動作をマウスをもちいておこなう。
この動作により、指型カーソル1501が擦った部分の
み、データが前面側ウインドウに複写または移動される
ようにしてもよい。その際、タッチパネルをもちいて、
実際に指で画面を擦ることにより、その動作に合わせて
指型カーソルが移動し、その部分を指定することもでき
る。その他、データの指定ができるものであればその方
法は問わない。
【0095】ウインドウ間複写・移動部1306は、前
記データ指定部1305により指定されたデータを前面
側ウインドウへ複写または移動するものである。また、
ウインドウ間複写・移動部1306は背面側ウインドウ
上にデータ指定部1305により指定されたデータが表
示されていた表示位置および/または前面側ウインドウ
と背面側ウインドウが重ねられた状態に基づいてデータ
の前記前面側ウインドウ上の複写または移動位置を決定
する。
【0096】ウインドウ内複写・移動部1307は、ウ
インドウ間複写・移動部1306により前面側ウインド
ウに複写または移動されたデータを前面側ウインドウ上
において複写または移動するものである。実施の形態1
のウインドウ内複写・移動部207とは、背面側ウイン
ドウにおいて複写または移動をおこなうか、前面側ウイ
ンドウにおいて複写または移動をおこなうかの違いを除
いて、同様の内容であるので、その説明は省略する。
【0097】レイアウト変更部1308は、ウインドウ
間複写・移動部1306により前面側ウインドウに複写
または移動されたデータのサイズおよび/または位置に
基づいて前面側ウインドウの表示データのレイアウトを
変更するものである。実施の形態1のレイアウト変更部
208とは、背面側ウインドウにおいてレイアウトを変
更するか、前面側ウインドウにおいてレイアウトを変更
するかの違いを除いて、同様の内容であるので、その説
明は省略する。
【0098】なお、表示部1301、ウインドウ表示領
域変更部1302、ウインドウ重ね部1303、ウイン
ドウ透過部1304、データ指定部1305、ウインド
ウ間複写・移動部1306、ウインドウ内複写・移動部
1307、レイアウト変更部1308は、それぞれ、R
OM102、RAM103またはハードディスク10
5、フロッピーディスク107等の記録媒体に記録され
たプログラムに記載された命令にしたがってCPU10
1等が命令処理を実行することにより、各部の機能を実
現するものである。
【0099】つぎに、データ指定部1305およびウイ
ンドウ間複写・移動部1306のデータ指定処理および
ウインドウ間複写・移動処理の内容について説明する。
図16は、実施の形態2による情報処理装置の指定処理
およびウインドウ間複写・移動処理の一連の手順を示す
フローチャートである。
【0100】図16のフローチャートにおいて、まず、
複写・移動対象データが指定されたか否かを判断する
(ステップS1601)。ここで、複写・移動対象デー
タが指定されるのを待って、複写・移動対象データが指
定された場合(ステップS1601肯定)は、指定され
た複写・移動対象データの位置情報を保持する。指定さ
れた複写・移動対象データの位置情報は、図示は省略す
るが、データ指定部1305に設けられたメモリに記憶
される。
【0101】さらに、指定された複写・移動対象データ
の領域の表示を変化させる(ステップS1603)。具
体的には、表示色、輝度等を変化させ、前面側のデータ
に重ね合わせて表示することにより、前面側ウインドウ
の背景が透過したようにした部分のうち、指定されたデ
ータの領域部分を元の表示に直すようにする。これによ
り、前面側ウインドウの背景に透過したように見えてい
た部分が前面側ウインドウに浮き出てきたように見せる
ことができる。
【0102】つぎに、指定が確定したか否かを判断する
(ステップS1604)。確定させるためには、所定の
キーを押下するか、あるいは、マウスボタンをクリック
すればよい。ここで、指定が確定しなかった場合(ステ
ップS1604否定)は、つぎにデータの指定が解除さ
れたか否かを判断し(ステップS1605)、解除がな
かった場合(ステップS1605否定)は、ステップS
1604へ戻る。
【0103】一方、ステップS1605において、デー
タの指定が解除された場合(ステップS1605肯定)
は、ステップS1602において保持したデータの位置
情報を削除して(ステップS1606)、ステップS1
603において変化させた指定された領域の表示を元の
表示に戻して(ステップS1607)、その後、ステッ
プS1601へ移行する。
【0104】一方、ステップS1604において、確定
された場合(ステップS1605肯定)は、指定された
データを複写先ウインドウ、すなわち前面側ウインドウ
に複写する(ステップS1608)。複写の方法につい
ては実施の形態1の図9において説明した方法と同様で
あるので、その説明は省略する。
【0105】さらに、移動処理の場合は、複写元ウイン
ドウ、すなわち前面側ウインドウにおいて指定されたデ
ータの削除をおこなう(ステップS1609)。一方、
複写処理の場合は、このステップS1609は省略され
る。
【0106】以上説明したように、この実施の形態2に
よれば、ウインドウを重ねて、ウインドウを重ねた際、
前面側に重ねられたウインドウの背景を透過させ、複写
または移動の対象データを指定するという最低限の操作
だけで、背面側ウインドウのデータを前面側ウインドウ
へ複写または移動することができ、また、重ねたウイン
ドウの位置にデータの複写または移動をすることができ
るので、ウインドウ間の位置合わせを極めて容易におこ
なうことができる。また、ウインドウ内複写・移動部2
07により、複写先において複写または移動の対象デー
タをさらに複写・移動することができる。
【0107】なお、実施の形態1および2で説明した情
報処理方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパー
ソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュ
ータで実行することにより実現される。このプログラム
は、ハードディスク、フロッピーディスク、CD−RO
M、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記
録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から
読み出されることによって実行される。またこのプログ
ラムは、上記記録媒体を介して、ネットワークを介して
配布することができる。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ウインドウを重ねて複写または移動の対象とな
るデータを指定するという最低限の操作だけで、前面側
ウインドウのデータを背面側ウインドウへ複写または移
動することができるので、直感的な操作によりウインド
ウ間のデータの複写または移動をより簡易でかつ効率よ
くおこなうことが可能な情報処理装置が得られるという
効果を奏する。
【0109】また、請求項2の発明によれば、背面側ウ
インドウ上の前面側ウインドウを重ねた位置にデータの
複写または移動をすることができるので、ウインドウ間
の位置合わせを極めて容易におこなうことができるの
で、直感的な操作によりウインドウ間のデータの複写ま
たは移動をさらに簡易でかつ効率よくおこなうことが可
能な情報処理装置が得られるという効果を奏する。
【0110】また、請求項3の発明によれば、ウインド
ウを重ねた際、前面側ウインドウの背景が透過するの
で、背面側ウインドウ上の複写先への位置合わせがより
容易におこなうことが可能な情報処理装置が得られると
いう効果を奏する。
【0111】また、請求項4の発明によれば、複写先の
背面側ウインドウ上で複写または移動されたデータをさ
らに複写・移動することができるので、背面側ウインド
ウのレイアウト編集を容易におこなうことが可能な情報
処理装置が得られるという効果を奏する。
【0112】また、請求項5の発明によれば、複写元の
前面側ウインドウのデータを複写先の背面側ウインドウ
へ複写または移動することによって既存のデータが消去
しないように複写先の背面側ウインドウ上のレイアウト
を自動的に変更することが可能な情報処理装置が得られ
るという効果を奏する。
【0113】また、請求項6の発明によれば、ウインド
ウを重ねて複写または移動の対象となるデータを指定す
るという最低限の操作だけで、背面側ウインドウのデー
タを前面側ウインドウへ複写または移動することができ
るので、直感的な操作によりウインドウ間のデータの複
写または移動をより簡易でかつ効率よくおこなうことが
可能な情報処理装置が得られるという効果を奏する。
【0114】また、請求項7の発明によれば、前面側ウ
インドウ上の背面側ウインドウを重ねた位置にデータの
複写または移動をすることができるので、ウインドウ間
の位置合わせを極めて容易におこなうことができるの
で、直感的な操作によりウインドウ間のデータの複写ま
たは移動をさらに簡易でかつ効率よくおこなうことが可
能な情報処理装置が得られるという効果を奏する。
【0115】また、請求項8の発明によれば、複写先の
前面側ウインドウ上で複写または移動されたデータをさ
らに複写・移動することができるので、前面側ウインド
ウのレイアウト編集を容易におこなうことが可能な情報
処理装置が得られるという効果を奏する。
【0116】また、請求項9の発明によれば、複写元の
背面側ウインドウのデータを複写先の前面側ウインドウ
へ複写または移動することによって既存のデータが消去
しないように複写先の前面側ウインドウ上のレイアウト
を自動的に変更することが可能な情報処理装置が得られ
るという効果を奏する。
【0117】また、請求項10の発明によれば、ウイン
ドウを重ねて複写または移動の対象となるデータを指定
するという最低限の操作だけで、前面側ウインドウのデ
ータを背面側ウインドウへ複写または移動することがで
きるので、直感的な操作によりウインドウ間のデータの
複写または移動をより簡易でかつ効率よくおこなうこと
が可能な情報処理方法が得られるという効果を奏する。
【0118】また、請求項11の発明によれば、背面側
ウインドウ上の前面側ウインドウを重ねた位置にデータ
の複写または移動をすることができるので、ウインドウ
間の位置合わせを極めて容易におこなうことができるの
で、直感的な操作によりウインドウ間のデータの複写ま
たは移動をさらに簡易でかつ効率よくおこなうことが可
能な情報処理方法が得られるという効果を奏する。
【0119】また、請求項12の発明によれば、ウイン
ドウを重ねた際、前面側ウインドウの背景が透過するの
で、背面側ウインドウ上の複写先への位置合わせがより
容易におこなうことが可能な情報処理方法が得られると
いう効果を奏する。
【0120】また、請求項13の発明によれば、複写先
の背面側ウインドウ上で複写または移動されたデータを
さらに複写・移動することができるので、背面側ウイン
ドウのレイアウト編集を容易におこなうことが可能な情
報処理方法が得られるという効果を奏する。
【0121】また、請求項14の発明によれば、複写元
の前面側ウインドウのデータを複写先の背面側ウインド
ウへ複写または移動することによって既存のデータが消
去しないように複写先の背面側ウインドウ上のレイアウ
トを自動的に変更することが可能な情報処理方法が得ら
れるという効果を奏する。
【0122】また、請求項15の発明によれば、ウイン
ドウを重ねて複写または移動の対象となるデータを指定
するという最低限の操作だけで、背面側ウインドウのデ
ータを前面側ウインドウへ複写または移動することがで
きるので、直感的な操作によりウインドウ間のデータの
複写または移動をより簡易でかつ効率よくおこなうこと
が可能な情報処理方法が得られるという効果を奏する。
【0123】また、請求項16の発明によれば、前面側
ウインドウ上の背面側ウインドウを重ねた位置にデータ
の複写または移動をすることができるので、ウインドウ
間の位置合わせを極めて容易におこなうことができるの
で、直感的な操作によりウインドウ間のデータの複写ま
たは移動をさらに簡易でかつ効率よくおこなうことが可
能な情報処理方法が得られるという効果を奏する。
【0124】また、請求項17の発明によれば、複写先
の前面側ウインドウ上で複写または移動されたデータを
さらに複写・移動することができるので、前面側ウイン
ドウのレイアウト編集を容易におこなうことが可能な情
報処理方法が得られるという効果を奏する。
【0125】また、請求項18の発明によれば、複写元
の背面側ウインドウのデータを複写先の前面側ウインド
ウへ複写または移動することによって既存のデータが消
去しないように複写先の前面側ウインドウ上のレイアウ
トを自動的に変更することが可能な情報処理方法が得ら
れるという効果を奏する。
【0126】また、請求項19の発明に係る記憶媒体
は、請求項10〜18に記載された方法をコンピュータ
に実行させるプログラムを記録したことで、そのプログ
ラムを機械読み取り可能となり、これによって、請求項
10〜18の動作をコンピュータによって実現すること
が可能な記憶媒体が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による情報処理装置の
ハードウエア構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1による情報処理装置の構成を機能
的に示すブロック図である。
【図3】実施の形態1による情報処理装置の表示画面の
一例を示す説明図である。
【図4】実施の形態1による情報処理装置の表示画面の
別の一例を示す説明図である。
【図5】実施の形態1による情報処理装置のカーソルの
変化の状態を示す説明図である。
【図6】実施の形態1による情報処理装置の表示画面の
別の一例を示す説明図である。
【図7】実施の形態1による情報処理装置のウインドウ
表示領域変更処理、ウインドウ重ね処理およびウインド
ウ透過処理の一連の手順を示すフローチャートである。
【図8】実施の形態1による情報処理装置の指定処理お
よびウインドウ間複写・移動処理の一連の手順を示すフ
ローチャートである。
【図9】実施の形態1による情報処理装置の複写元ウイ
ンドウと複写先ウインドウとの関係を示す説明図であ
る。
【図10】実施の形態1による情報処理装置の複写元ウ
インドウと複写先ウインドウとの位置関係による対象デ
ータの複写位置を示す説明図である。
【図11】実施の形態1による情報処理装置の複写先ウ
インドウの表示の一例を示す説明図である。
【図12】実施の形態1による画像処理装置のレイアウ
ト変更処理の手順を示すフローチャートである。
【図13】この発明の実施の形態2による情報処理装置
のハードウエア構成を示すブロック図である。
【図14】実施の形態2による情報処理装置の表示画面
の一例を示す説明図である。
【図15】実施の形態2による情報処理装置の表示画面
の別の一例を示す説明図である。
【図16】実施の形態2による情報処理装置の指定処理
およびウインドウ間複写・移動処理の一連の手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】 101 CPU 102 ROM 103 RAM 104 HDD 105 HD 106 FDD 107 FD 108 ディスプレイ 109 I/F 110 通信回線 111 キーボード 112 マウス 113 スキャナ 114 プリンタ 115 バス 201,1301 表示部 202,1302 ウインドウ表示領域変更部 203,1303 ウインドウ重ね部 204,1304 ウインドウ透過部 205,1305 データ指定部 206,1306 ウインドウ間複写・移動部 207,1307 ウインドウ内複写・移動部 208,1308 レイアウト変更部 211〜213,1311〜1313 ウインドウ用メ
モリ 300 表示画面 301,1101 画像データ 302 矢印型カーソル 303 タイトルバー 401 ハンマー型カーソル 901 複写・移動対象データ 1100 ウインドウ 1401 ペン型カーソル 1501 指型カーソル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月12日(1999.7.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 情報処理装置、情報処理方法およびそ
の方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ウインドウ間の
データの複写または移動をおこなう情報処理装置、情報
処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マルチウインドウによる処理が可
能な情報処理装置は、ウインドウ間においてデータを複
写または移動する場合、まず、複写または移動元のウイ
ンドウを表示させ(アクティブにして)、そのウインド
ウ上に表示されているデータのうちの所望のデータを指
定する。指定の方法としては、マウス等をもちいて複写
または移動を所望するデータを範囲指定する方法が一般
的である。つぎに、複写または移動先のウインドウを表
示させ(アクティブにして)、そのウインドウ上の所望
の位置を指定し、複写または移動指示をすることによっ
て、複写または移動作業が終了する。
【0003】
【発明が解消しようとする課題】しかしながら、従来の
情報処理装置においては、複写または移動元のウインド
ウから所望のデータを取得して複写または移動先のウイ
ンドウへ複写または移動しようとする際、ウインドウ画
面が複写または移動元のウインドウから複写または移動
先のウインドウへ切り替わることにより、複写または移
動元のウインドウの全部または一部が複写または移動先
のウインドウにより覆い隠されてしまうので、複写また
は移動元の所望データの当該ウインドウにおける表示位
置を参照して複写または移動先の複写または移動位置を
定めることは困難であるという問題点があった。
【0004】また、ウインドウが切り替わっても複写ま
たは移動先のウインドウが複写または移動元のウインド
ウを覆い隠さないように複写または移動元のウインドウ
と複写または移動先のウインドウの表示位置を調整した
場合には、両ウインドウの表示位置が離れてしまうた
め、上述の問題点と同様に、複写または移動元の所望デ
ータの表示位置を参照して複写または移動先の複写また
は移動位置を定めることは困難であるという問題点があ
った。
【0005】さらに、複写または移動元のウインドウ上
で所望データの指定をした後、複写または移動先のウイ
ンドウ上で所望の複写または移動位置の指定するという
ように、1度の複写または移動において2度の指定をそ
れぞれ別個におこなわなければならないため、作業が煩
雑となり、作業効率が低下するといった問題点があっ
た。特に、複写または移動作業を頻繁に繰り返しおこな
う場合には上記問題点は顕著なものである。
【0006】この発明は、上述した従来例による問題点
を解消するため、直感的な操作によりウインドウ間のデ
ータの複写または移動を簡易でかつ効率よくおこなうこ
とが可能な情報処理装置、情報処理方法およびその方法
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1の情報処理装置は、同一
画面上に少なくとも2つ以上のウインドウを同時に表示
する表示手段と、前記表示手段に表示されたウインドウ
の表示位置を移動することによりまたは前記ウインドウ
のサイズを変更することにより前記ウインドウの表示領
域を変更するウインドウ表示領域変更手段と、前記ウイ
ンドウ表示領域変更手段により変更されたウインドウ表
示領域の全部または一部が他のウインドウの表示領域上
に存在する場合に当該ウインドウ同士を重ねて表示する
ウインドウ重ね手段と、前記ウインドウ重ね手段により
重ねて表示されたウインドウのうちの前面側ウインドウ
内に表示されているデータを指定するデータ指定手段
と、前記前面側ウインドウ上に前記データ指定手段によ
り指定されたデータが表示されていた表示位置および前
記前面側ウインドウと前記ウインドウ重ね手段により重
ねられたウインドウのうちの背面側ウインドウとが重ね
られた状態に基づいて前記データ指定手段により指定さ
れたデータの前記背面側ウインドウ上の複写または移動
位置を決定し、前記データを前記背面側ウインドウの前
記移動位置へ複写または移動するウインドウ間複写・移
動手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】この請求項1の発明によれば、ウインドウ
を重ねて複写または移動の対象となるデータを指定する
という最低限の操作だけで、前面側ウインドウのデータ
を背面側ウインドウへ複写または移動することができ
る。また、背面側ウインドウ上の前面側ウインドウを重
ねた位置にデータの複写または移動をすることができ、
ウインドウ間の位置合わせを極めて容易におこなうこと
ができるので、直感的な操作によりウインドウ間のデー
タの複写または移動をより簡易でかつ効率よくおこなう
ことが可能である。
【0009】また、請求項2の情報処理装置は、請求項
1の発明において、さらに、前記ウインドウ重ね手段に
より重ねて表示されたウインドウのうちの背面側ウイン
ドウ内に表示されているデータが表示されるように前記
ウインドウ重ね手段により重ねて表示されたウインドウ
のうちの前面側ウインドウの背景を透過させるウインド
ウ透過手段を備えたことを特徴とする。
【0010】この請求項2の発明によれば、ウインドウ
を重ねた際、前面側ウインドウの背景が透過するので、
背面側ウインドウ上の複写先への位置合わせがより容易
におこなうことが可能である。
【0011】また、請求項3の情報処理装置は、請求項
1または2の発明において、さらに、前記ウインドウ間
複写・移動手段により前記背面側ウインドウに複写また
は移動されたデータを前記背面側ウインドウ上において
複写または移動するウインドウ内複写・移動手段を備え
たことを特徴とする。
【0012】この請求項3の発明によれば、複写先の背
面側ウインドウ上で複写または移動されたデータをさら
に複写・移動することができるので、背面側ウインドウ
のレイアウト編集を容易におこなうことが可能である。
【0013】また、請求項4の情報処理装置は、請求項
1〜3の発明において、さらに、前記ウインドウ間複写
・移動手段により前記背面側ウインドウに複写または移
動されたデータのサイズおよび/または位置に基づいて
前記背面側ウインドウの表示データのレイアウトを変更
するレイアウト変更手段を備えたことを特徴とする。
【0014】この請求項4の発明によれば、複写元の前
面側ウインドウのデータを複写先の背面側ウインドウへ
複写または移動することによって既存のデータが消去し
ないように複写先の背面側ウインドウ上のレイアウトを
自動的に変更することが可能である。
【0015】また、請求項5の情報処理装置は、同一画
面上に少なくとも2つ以上のウインドウを同時に表示す
る表示手段と、前記表示手段に表示されたウインドウの
表示位置を移動することによりまたは前記ウインドウの
サイズを変更することにより前記ウインドウの表示領域
を変更するウインドウ表示領域変更手段と、前記ウイン
ドウ表示領域変更手段により変更されたウインドウ表示
領域の全部または一部が他のウインドウの表示領域上に
存在する場合に当該ウインドウ同士を重ねて表示するウ
インドウ重ね手段と、前記ウインドウ重ね手段により重
ねて表示されたウインドウのうちの背面側ウインドウ内
に表示されているデータが表示されるように、前記ウイ
ンドウ重ね手段により重ねて表示されたウインドウのう
ち前面側ウインドウの背景を透過させるウインドウ透過
手段と、前記ウインドウ透過手段により前記前面側ウイ
ンドウ上に透過して表示されるようになった前記背面側
ウインドウ内のデータを指定するデータ指定手段と、前
記データ指定手段により指定されたデータを前記前面側
ウインドウへ複写または移動するウインドウ間複写・移
動手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】この請求項5の発明によれば、ウインドウ
を重ねて複写または移動の対象となるデータを指定する
という最低限の操作だけで、背面側ウインドウのデータ
を前面側ウインドウへ複写または移動することができる
ので、直感的な操作によりウインドウ間のデータの複写
または移動をより簡易でかつ効率よくおこなうことが可
能である。
【0017】また、請求項6の情報処理装置は、請求項
5の発明において、前記ウインドウ間複写・移動手段
は、前記背面側ウインドウ上に前記データ指定手段によ
り指定されたデータが表示されていた表示位置および/
または前記前面側ウインドウと前記背面側ウインドウが
重ねられた状態に基づいて前記データの前記前面側ウイ
ンドウ上の複写または移動位置を決定することを特徴と
する。
【0018】この請求項6の発明によれば、前面側ウイ
ンドウ上の背面側ウインドウを重ねた位置にデータの複
写または移動をすることができ、ウインドウ間の位置合
わせを極めて容易におこなうことができるので、直感的
な操作によりウインドウ間のデータの複写または移動を
さらに簡易でかつ効率よくおこなうことが可能である。
【0019】また、請求項7の情報処理装置は、請求項
5または6の発明において、さらに、前記ウインドウ間
複写・移動手段により前記前面側ウインドウに複写また
は移動されたデータを前記前面側ウインドウ上において
複写または移動するウインドウ内複写・移動手段を備え
たことを特徴とする。
【0020】この請求項7の発明によれば、複写先の前
面側ウインドウ上で複写または移動されたデータをさら
に複写・移動することができるので、前面側ウインドウ
のレイアウト編集を容易におこなうことが可能である。
【0021】また、請求項8の情報処理装置は、請求項
6または7の発明において、さらに、前記ウインドウ間
複写・移動手段により前記前面側ウインドウに複写また
は移動されたデータのサイズおよび/または位置に基づ
いて前記前面側ウインドウの表示データのレイアウトを
変更するレイアウト変更手段を備えたことを特徴とす
る。
【0022】この請求項8の発明によれば、複写元の背
面側ウインドウのデータを複写先の前面側ウインドウへ
複写または移動することによって既存のデータが消去し
ないように複写先の前面側ウインドウ上のレイアウトを
自動的に変更することが可能である。
【0023】また、請求項9の情報処理方法は、同一画
面上に少なくとも2つ以上のウインドウを同時に表示す
る表示工程と、前記表示工程に表示されたウインドウの
表示位置を移動することによりまたは前記ウインドウの
サイズを変更することにより前記ウインドウの表示領域
を変更するウインドウ表示領域変更工程と、前記ウイン
ドウ表示領域変更工程により変更されたウインドウ表示
領域の全部または一部が他のウインドウの表示領域上に
存在する場合に当該ウインドウ同士を重ねて表示するウ
インドウ重ね工程と、前記ウインドウ重ね工程により重
ねて表示されたウインドウのうちの前面側ウインドウ内
に表示されているデータを指定するデータ指定工程と、
前記前面側ウインドウ上に前記データ指定工程により指
定されたデータが表示されていた表示位置および前記前
面側ウインドウと前記ウインドウ重ね工程により重ねら
れたウインドウのうちの背面側ウインドウとが重ねられ
た状態に基づいて前記データ指定工程により指定された
データの前記背面側ウインドウ上の複写または移動位置
を決定し、前記データを前記背面側ウインドウの前記移
動位置へ複写または移動するウインドウ間複写・移動工
程と、を含んだことを特徴とする。
【0024】この請求項9の発明によれば、ウインドウ
を重ねて複写または移動の対象となるデータを指定する
という最低限の操作だけで、前面側ウインドウのデータ
を背面側ウインドウへ複写または移動することができ
る。また、背面側ウインドウ上の前面側ウインドウを重
ねた位置にデータの複写または移動をすることができ、
ウインドウ間の位置合わせを極めて容易におこなうこと
ができるので、直感的な操作によりウインドウ間のデー
タの複写または移動をさらに簡易でかつ効率よくおこな
うことが可能である。
【0025】また、請求項10の情報処理方法は、請求
項9の発明において、さらに、前記ウインドウ重ね工程
により重ねて表示されたウインドウのうちの背面側ウイ
ンドウ内に表示されているデータが表示されるように前
記ウインドウ重ね工程により重ねて表示されたウインド
ウのうちの前面側ウインドウの背景を透過させるウイン
ドウ透過工程を含んだことを特徴とする。
【0026】この請求項10の発明によれば、ウインド
ウを重ねた際、前面側ウインドウの背景が透過するの
で、背面側ウインドウ上の複写先への位置合わせがより
容易におこなうことが可能である。
【0027】また、請求項11の情報処理方法は、請求
項9または10の発明において、さらに、前記ウインド
ウ間複写・移動工程により前記背面側ウインドウに複写
または移動されたデータを前記背面側ウインドウ上にお
いて複写または移動するウインドウ内複写・移動工程を
含んだことを特徴とする。
【0028】この請求項11の発明によれば、複写先の
背面側ウインドウ上で複写または移動されたデータをさ
らに複写・移動することができるので、背面側ウインド
ウのレイアウト編集を容易におこなうことが可能であ
る。
【0029】また、請求項12の情報処理方法は、請求
項9〜11の発明において、さらに、前記ウインドウ間
複写・移動工程により前記背面側ウインドウに複写また
は移動されたデータのサイズおよび/または位置に基づ
いて前記背面側ウインドウの表示データのレイアウトを
変更するレイアウト変更工程を含んだことを特徴とす
る。
【0030】この請求項12の発明によれば、複写元の
前面側ウインドウのデータを複写先の背面側ウインドウ
へ複写または移動することによって既存のデータが消去
しないように複写先の背面側ウインドウ上のレイアウト
を自動的に変更することが可能である。
【0031】また、請求項13の情報処理方法は、同一
画面上に少なくとも2つ以上のウインドウを同時に表示
する表示工程と、前記表示工程に表示されたウインドウ
の表示位置を移動することによりまたは前記ウインドウ
のサイズを変更することにより前記ウインドウの表示領
域を変更するウインドウ表示領域変更工程と、前記ウイ
ンドウ表示領域変更工程により変更されたウインドウ表
示領域の全部または一部が他のウインドウの表示領域上
に存在する場合に当該ウインドウ同士を重ねて表示する
ウインドウ重ね工程と、前記ウインドウ重ね工程により
重ねて表示されたウインドウのうちの背面側ウインドウ
内に表示されているデータが表示されるように、前記ウ
インドウ重ね工程により重ねて表示されたウインドウの
うち前面側ウインドウの背景を透過させるウインドウ透
過工程と、前記ウインドウ透過工程により前記前面側ウ
インドウ上に透過して表示されるようになった前記背面
側ウインドウ内のデータを指定するデータ指定工程と、
前記データ指定工程により指定されたデータを前記前面
側ウインドウへ複写または移動するウインドウ間複写・
移動工程と、を含んだことを特徴とする
【0032】この請求項13の発明によれば、ウインド
ウを重ねて複写または移動の対象となるデータを指定す
るという最低限の操作だけで、背面側ウインドウのデー
タを前面側ウインドウへ複写または移動することができ
るので、直感的な操作によりウインドウ間のデータの複
写または移動をより簡易でかつ効率よくおこなうことが
可能である。
【0033】また、請求項14の情報処理方法は、請求
項13の発明において、前記ウインドウ間複写・移動工
程が、前記背面側ウインドウ上に前記データ指定工程に
より指定されたデータが表示されていた表示位置および
/または前記前面側ウインドウと前記背面側ウインドウ
が重ねられた状態に基づいて前記データの前記前面側ウ
インドウ上の複写または移動位置を決定することを特徴
とする。
【0034】この請求項14の発明によれば、前面側ウ
インドウ上の背面側ウインドウを重ねた位置にデータの
複写または移動をすることができ、ウインドウ間の位置
合わせを極めて容易におこなうことができるので、直感
的な操作によりウインドウ間のデータの複写または移動
をさらに簡易でかつ効率よくおこなうことが可能であ
る。
【0035】また、請求項15の情報処理方法は、請求
項13または14の発明において、さらに、前記ウイン
ドウ間複写・移動工程により前記前面側ウインドウに複
写または移動されたデータを前記前面側ウインドウ上に
おいて複写または移動するウインドウ内複写・移動工程
を含んだことを特徴とする。
【0036】この請求項15の発明によれば、複写先の
前面側ウインドウ上で複写または移動されたデータをさ
らに複写・移動することができるので、前面側ウインド
ウのレイアウト編集を容易におこなうことが可能であ
る。
【0037】また、請求項16の情報処理方法は、請求
項13〜15の発明において、さらに、前記ウインドウ
間複写・移動工程により前記前面側ウインドウに複写ま
たは移動されたデータのサイズおよび/または位置に基
づいて前記前面側ウインドウの表示データのレイアウト
を変更するレイアウト変更工程を含んだことを特徴とす
る。
【0038】この請求項16の発明によれば、複写元の
背面側ウインドウのデータを複写先の前面側ウインドウ
へ複写または移動することによって既存のデータが消去
しないように複写先の前面側ウインドウ上のレイアウト
を自動的に変更することが可能である。
【0039】また、請求項17の発明に係る記憶媒体
は、請求項9〜16に記載された方法をコンピュータに
実行させるプログラムを記録したことで、そのプログラ
ムを機械読み取り可能となり、これによって、請求項9
〜16の動作をコンピュータによって実現することが可
能である。
【0040】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る情報処理装置、情報処理方法およびその方法
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態を
詳細に説明する。
【0041】(実施の形態1)まず、この発明の実施の
形態1による情報処理装置のハードウエア構成を説明す
る。図1は、実施の形態1による情報処理装置のハード
ウエア構成を示すブロック図である。
【0042】図1において、101はシステム全体を制
御するCPUを、102はブートプログラム等を記憶し
たROMを、103はCPU101のワークエリアとし
て使用されるRAMを、104はCPU101の制御に
したがってHD(ハードディスク)105に対するデー
タのリード/ライトを制御するHDD(ハードディスク
ドライブ)を、105はHDD104の制御で書き込ま
れたデータを記憶するHDを、106はCPU101の
制御にしたがってFD(フロッピーディスク)107に
対するデータのリード/ライトを制御するFDD(フロ
ッピーディスクドライブ)を、107はFDD106の
制御で書き込まれたデータを記憶する着脱自在のFD
を、108はドキュメント、画像、機能情報等のデータ
に関するウインドウを表示するディスプレイをそれぞれ
示している。
【0043】また、109は通信回線110を介してネ
ットワークNETに接続され、そのネットワークNET
と内部のインターフェイスを司るインターフェイス(I
/F)を、111は文字、数値、各種指示等の入力のた
めのキーを備えたキーボードを、112はカーソルの移
動や範囲選択、あるいはウインドウの移動やサイズの変
更し、さらにはアクティブウインドウの切り替え等をお
こなうマウスを、113は画像を光学的に読み取るスキ
ャナを、114はウインドウに表示された内容等を印刷
するプリンタを、115は上記各部を接続するためのバ
スをそれぞれ示している。
【0044】また、図2は、実施の形態1による情報処
理装置の構成を機能的に示すブロック図である。図2に
おいて、情報処理装置は、表示部201と、ウインドウ
表示領域変更部202と、ウインドウ重ね部203と、
ウインドウ透過部204と、データ指定部205と、ウ
インドウ間複写・移動部206と、ウインドウ内複写・
移動部207と、レイアウト変更部208が設けられて
いる。
【0045】表示部201は、同一画面上に少なくとも
2つ以上のウインドウを同時に表示するものである。例
えば、ディスプレイ108によりウインドウの表示を実
現する。また、表示部201はディスプレイ108への
表示の制御も司っており、表示部201内には、ディス
プレイ108に表示されたウインドウA用メモリ21
1、ウインドウB用メモリ212、ウインドウC用メモ
リ213...が設けられている。各ウインドウ用メモ
リ211、212、213...には、例えば、ウイン
ドウの表示内容に関するデータのほか、表示状況(表示
の位置、表示のサイズ等)に関するデータが格納され
る。
【0046】ウインドウ表示領域変更部202は、表示
部201に表示されたウインドウの表示位置を移動する
ことによりまたはウインドウのサイズを変更することに
よりウインドウの表示領域を変更するものである。表示
されたウインドウの移動は、例えば、ウインドウの上方
のいわゆるタイトルバーへカーソルを移動し、その位置
でマウス112のマウスボタンを押下したままウインド
ウをドラッグして所望の位置にドロップすることにより
容易におこなうことができる。
【0047】また、ウインドウのサイズの変更は、例え
ば、ウインドウの下側またはウインドウの右下側にカー
ソルを移動し、その位置でマウス112のマウスボタン
を押下したままウインドウの枠をドラッグして所望の位
置にドロップすることにより容易におこなうことができ
る。
【0048】ウインドウ重ね部203は、ウインドウ表
示領域変更部202により変更されたウインドウ表示領
域の全部または一部が他のウインドウの表示領域上に存
在する場合に当該ウインドウ同士を重ねて表示するもの
である。具体的には、ウインドウ同士の表示領域が重な
った場合には、アクティブになっていないウインドウの
重なった領域部分のデータの表示を消去することによ
り、アクティブになっているウインドウがアクティブに
なっていないウインドウの前面側に重なったように表示
される。
【0049】ウインドウ透過部204は、ウインドウ重
ね部203により重ねて表示されたウインドウのうちの
背面側ウインドウ内に表示されているデータが表示され
るように前記ウインドウ重ね部203により重ねて表示
されたウインドウのうちの前面側ウインドウの背景を透
過させるものである。
【0050】すなわち、上記ウインドウ重ね部203に
おいて表示の消去をしたアクティブになっていないウイ
ンドウ(背面側ウインドウ)の重なった領域部分のデー
タを表示色、輝度等を変化させ、前面側のデータに重ね
合わせて表示する。これにより、前面側ウインドウの背
景が透過したように表示される。この際、表示色、輝度
等は、前面側ウインドウよりも目立たないようなものに
すれば、背面側ウインドウのデータが、前面側ウインド
ウの背景に透過したように見せることができる。
【0051】データ指定部205は、ウインドウ重ね部
203により重ねて表示されたウインドウのうちの前面
側ウインドウ内に表示されているデータを指定するもの
である。具体的には、マウス112をもちいて、表示画
面上の任意の1点でマウスボタンを押下し、そのままド
ラッグすることにより矩形を表させ、その矩形の領域を
もって指定データの範囲とすることができる。また、イ
メージデータのようにすでにデータの領域が決まってい
るものは、カーソルをその領域に移動するだけで、デー
タの指定をすることができるようにしてもよい。その
他、データの指定ができるものであればその方法は問わ
ない。
【0052】ウインドウ間複写・移動部206は、デー
タ指定部205により指定されたデータをウインドウ重
ね部203により重ねられたウインドウのうちの背面側
ウインドウへ複写または移動するものである。また、ウ
インドウ間複写・移動部206は前面側ウインドウ上に
データ指定部205により指定されたデータが表示され
ていた表示位置および/または前面側ウインドウと背面
側ウインドウが重ねられた状態に基づいてデータの背面
側ウインドウ上の複写または移動位置を決定する。ウイ
ンドウ間複写・移動部206の複写・移動処理の内容の
詳細について後述する。
【0053】ウインドウ内複写・移動部207は、ウイ
ンドウ間複写・移動部206により背面側ウインドウに
複写または移動されたデータを背面側ウインドウ上にお
いて複写または移動するものである。すなわち、複写ま
たは移動されたデータは独立したオブジェクトとしてウ
インドウ上を移動することができる。具体的には、デー
タ領域にカーソルを移動させドラッグ・アンド・ドロッ
プによりデータの複写または移動をおこなう。
【0054】レイアウト変更部208は、ウインドウ間
複写・移動部206により背面側ウインドウに複写また
は移動されたデータのサイズおよび/または位置に基づ
いて背面側ウインドウの表示データのレイアウトを変更
するものである。レイアウト変更部208のレイアウト
変更処理の詳細な内容は後述する。
【0055】なお、表示部201、ウインドウ表示領域
変更部202、ウインドウ重ね部203、ウインドウ透
過部204、データ指定部205、ウインドウ間複写・
移動部206、ウインドウ内複写・移動部207、レイ
アウト変更部208は、それぞれ、ROM102、RA
M103またはハードディスク105、フロッピーディ
スク107等の記録媒体に記録されたプログラムに記載
された命令にしたがってCPU101等が命令処理を実
行することにより、各部の機能を実現するものである。
【0056】つぎに、実施の形態1による情報処理装置
の概要について説明する。図3、図4、図6は、実施の
形態1による情報処理装置の表示画面の一例を示す説明
図である。図3において、表示画面300には、2つの
ウインドウ(ウインドウAとウインドウB)が表示され
ている。ウインドウAには文書データが表示されてお
り、ウインドウBには画像データ301を含む複数の画
像データが表示されている。また、矢印型カーソル30
2をウインドウBのタイトルバー303の領域内に移動
させた状態を示している。
【0057】つぎに、マウス112等をもちいてウイン
ドウBをドラッグしてウインドウAと重なるように移動
する。図4は、ウインドウBがウインドウAの前面側に
重なった状態を示している。その後、ウインドウBに表
示されているデータの中から所望のデータを指定する。
図4においては、ウインドウBに表示されている画像デ
ータ301を指定するものとする。指定がおこなわれる
と、通常の形状である矢印の形状をした矢印型カーソル
302が、例えば、ハンマーの形状をしたハンマー型カ
ーソル401に変化する。
【0058】ここで、ハンマー型カーソル401につい
て説明する。図5は、実施の形態1による情報処理装置
のカーソルの変化の状態を示す説明図である。図5にお
いて、図5(a)は、通常の形状の矢印型カーソル30
2である。ウインドウ間複写・移動の対象となるデータ
が指定されると、図5(a)に示す矢印型カーソル30
2から図5(b)に示すハンマー型カーソル401にそ
の形状が変化する。つぎに、複写または移動の指示とし
て、マウスボタンがクリックされると、図5(c)に示
すようにマウスボタンのクリックに合わせてハンマー型
カーソル401が振り下ろされ指定されたデータを叩く
動作が表示される。
【0059】これにより、叩かれたデータが背面側にあ
るウインドウAに複写または移動することを操作者に直
感的に認識させることができる。このハンマー型カーソ
ル401を振り下ろす動作は1回でもよく、複写・移動
処理に時間がかかる場合は、複写・移動処理時間だけ繰
り返しおこなうようにしてもよい。
【0060】図4において、マウスボタンをクリック
し、ハンマー型カーソル401を振り下ろすことによ
り、ウインドウ間の複写・移動処理をおこなった後、図
6に示すように、ウインドウBを表示画面300の右側
に移動させた状態となる。図6において、ウインドウA
には、複写または移動された画像データ301が表示さ
れる。
【0061】また、ウインドウBからは画像データ30
1が削除されている。これは、移転の処理をおこなった
場合であり、複写の処理をおこなった場合は、画像デー
タ301は削除されずに元の状態で表示される。実施の
形態1においては、このようにして、ウインドウ間の複
写・移動処理がおこなわれる。
【0062】つぎに、ウインドウ表示領域変更部20
2、ウインドウ重ね部203、ウインドウ透過部204
によるウインドウ表示領域変換処理、ウインドウ重ね処
理、ウインドウ透過処理の詳細な内容について説明す
る。図7は、実施の形態1による情報処理装置のウイン
ドウ表示領域変更処理、ウインドウ重ね処理およびウイ
ンドウ透過処理の一連の手順を示すフローチャートであ
る。
【0063】図7のフローチャートにおいて、まず、ウ
インドウの移動があったか否かを判断する(ステップS
701)。ここで、ウインドウの移動があった場合(ス
テップS701肯定)は、ステップS703へ移行す
る。一方、ここで、ウインドウの移動がなかった場合
(ステップS701否定)は、つぎに、ウインドウサイ
ズの変更があったか否かを判断する(ステップS70
2)。
【0064】ステップS702において、ウインドウサ
イズの変更がなかった場合(ステップS702否定)
は、ステップS701へ移行し、再び、ウインドウの移
動があるのを待つ。一方、ステップS702において、
ウインドウサイズの変更があった場合(ステップS70
2肯定)、ステップS703へ移行する。
【0065】ステップS703において、移動されたあ
るいはサイズが変更されたウインドウが他のウインドウ
の表示領域上に存在するようになったか否かを判断す
る。ここで、他のウインドウの表示領域に存在しない場
合(ステップS703否定)は、ステップS701へ移
行する。一方、他のウインドウの表示領域に存在するよ
うになった場合(ステップS703肯定)は、重なり合
うウインドウ同士の位置情報を保持する(ステップS7
04)。
【0066】ウインドウの位置情報とは、例えば、各ウ
インドウの基準となる座標、重なっている部分の座標、
階層情報(複数のウインドウがどのような階層(順序)
で重なっているかに関する情報)等からなる。ウインド
ウの位置情報は、表示部201のウインドウA用メモリ
211、ウインドウB用メモリ212、ウインドウC用
メモリ213...に保持される。
【0067】つぎに、ウインドウ同士の重なった部分を
重ねて表示し(ステップS705)、ステップS706
へ移行する。重ねて表示する方法について上述のとおり
である。
【0068】さらに、ステップS706において、重な
った部分について背面側のウインドウの内容が認識でき
るように前面側のウインドウの背景を透過する。透過の
方法についても上述のとおりである。その後、ステップ
S701へ移行し、ステップS701〜S706の処理
を繰り返しおこなう。
【0069】つぎに、データ指定部205およびウイン
ドウ間複写・移動部206のデータ指定処理およびウイ
ンドウ間複写・移動処理の内容について説明する。図8
は、実施の形態1による情報処理装置の指定処理および
ウインドウ間複写・移動処理の一連の手順を示すフロー
チャートである。
【0070】図8のフローチャートにおいて、まず、複
写・移動の対象となるデータが指定されたか否かを判断
する(ステップS801)。ここで、データが指定され
るのを待って、データが指定された場合(ステップS8
01肯定)は、指定されたデータの位置情報を保持す
る。指定されたデータの位置情報は、図示は省略する
が、データ指定部205に設けられたメモリに記憶され
る。それとともに、矢印型カーソル302がハンマー型
カーソル401にその形状が変化する(ステップS80
3)。
【0071】つぎに、マウス112のマウスボタンのク
リックがあったか否かを判断する(ステップS80
4)。ここで、クリックがなかった場合(ステップS8
04否定)は、つぎにデータの指定が解除されたか否か
を判断し(ステップS805)、データの指定が解除さ
れなかった場合(ステップS805否定)は、ステップ
S804へ戻る。一方、データの指定が解除された場合
(ステップS805肯定)は、ステップS802におい
て保持したデータの位置情報を削除して(ステップS8
06)、カーソルの形状をハンマー型カーソル401か
ら矢印型カーソル302へ変化させ(ステップS80
7)、その後、ステップS801へ移行する。
【0072】一方、ステップS804において、マウス
ボタンのクリックがあった場合(ステップS805肯
定)は、指定されたデータを複写先ウインドウ、すなわ
ち背面側ウインドウに複写する(ステップS808)。
複写の方法については後述する。
【0073】さらに、移動処理の場合は、複写元ウイン
ドウ、すなわち前面側ウインドウにおいて指定されたデ
ータの削除をおこなう(ステップS809)。一方、複
写処理の場合は、このステップS809は省略される。
【0074】つぎに、複写元ウインドウから複写先ウイ
ンドウへの複写処理について説明する。図9は、実施の
形態1による情報処理装置の複写元ウインドウと複写先
ウインドウとの関係を示す説明図である。図9におい
て、複写元ウインドウであるウインドウCと複写先ウイ
ンドウであるウインドウDの一部を示している。また、
ウインドウCがウインドウDの前面側に重なって表示さ
れていることを示している。さらに、ウインドウCには
複写または移動の対象となる複写・移動対象データ90
1が表示されている。
【0075】ここで、表示画面の左上を基準とし、ウイ
ンドウCの基準座標(ウインドウの左上頂点の座標)を
(X1,Y1)とし、ウインドウDの基準座標を(X
2,Y2)とする。図9においては、X1<X2、Y1
>Y2の位置関係となっていることがわかる。また、複
写・移動対象データ901の位置は、ウインドウCの基
準座標に対しては(x1,y1)の位置に存在する。ま
た、複写先であるウインドウDの基準座標に対する複写
・移動対象データ901の複写位置は、(x2,y2)
となる。したがって、図9において、x2=x1−(X
2−X1)、y2=y1+(Y1−Y2)であるから、
(x1−(X2−X1),y1+(Y1−Y2))とい
うことになる。
【0076】このように、複写先ウインドウであるウイ
ンドウDへの複写・移動対象データ901の複写先は、
複写元ウインドウであるウインドウCにおける複写・移
動対象データ901の位置座標およびウインドウCとウ
インドウDの基準座標から算出することができる。な
お、複写元ウインドウと複写先ウインドウとの位置関係
による対象データの複写位置は図10に示すとおりであ
る。図10に示すように、複写元ウインドウと複写先ウ
インドウとの位置関係によって、複写・移動対象データ
901の複写位置が異なることがわかる。
【0077】つぎに、レイアウト変更処理の内容につい
て説明する。図11は、実施の形態1による情報処理装
置の複写先ウインドウの表示の一例を示す説明図であ
る。図11において、(a)は複写前の表示状態を示し
ており、(a)においてウインドウ1100には、デー
タA、データB、データC、データDの4つのデータが
表示されている。これらのデータは、画像データであっ
てもよく、また、文書データであってもよい。
【0078】一方、(b)は複写後の表示状態を示して
おり、画像データ1101はウインドウ間複写・移動部
206によって複写されたものである。画像データ11
01の複写が指定されて位置にすでにデータCが存在し
ていたので、データCが、画像データ1101により上
書きされないように、ウインドウ1100の右側へ移動
したことを示している。データDもデータCの移動に伴
って、右側へ移動している。移動先は左右とは限らず、
近傍の空いているスペースであれば、上下、斜め方向で
もよい。レイアウトの修正は、ウインドウ内複写・移動
部207により、データごと個別におこなうようにして
もよい。
【0079】図12は、実施の形態1による情報処理装
置のレイアウト変更処理の手順を示すフローチャートで
ある。図12のフローチャートにおいて、まず、複写の
指定があったか否かを判断する(ステップS120
1)。ここで、指定があるのを待って、指定があった場
合(ステップS1201肯定)は、つぎに、指定された
複写先の領域に既存のデータが存在するか否かを判断す
る(ステップS1202)。
【0080】ステップS1202において、既存のデー
タが存在しない場合(ステップS1202否定)は、ス
テップS1204へ移行する。一方、ステップS120
2において、既存データが存在する場合(ステップS1
202肯定)は、既存データを移動させる(ステップS
1203)。その後、ステップS1204において、ウ
インドウ間の複写処理をおこない、レイアウト変更処理
は終了する。
【0081】以上説明したように、この実施の形態1に
よれば、ウインドウを重ねて、複写または移動の対象デ
ータを指定するという最低限の操作だけで、前面側ウイ
ンドウのデータを背面側ウインドウへ複写または移動す
ることができ、また、重ねたウインドウの位置にデータ
の複写または移動をすることができるので、ウインドウ
間の位置合わせを極めて容易におこなうことができる。
【0082】また、ウインドウを重ねた際、前面側ウイ
ンドウの背景が透過するので、複写先ウインドウへの位
置合わせがより容易におこなうことができる。また、ウ
インドウ内複写・移動部207により、複写先ウインド
ウで複写または移動の対象データをさらに複写・移動す
ることができる。
【0083】また、レイアウト変更部208により、対
象データの複写処理によって既存のデータが消去しない
ように複写先ウインドウのレイアウトを自動的に変更す
ることもできる。
【0084】(実施の形態2)さて、上述した実施の形
態1では、前面側に重ねられたウインドウに表示された
データを背面側に重ねられたウインドウに複写または移
動するようにしたが、以下に説明する実施の形態2のよ
うに、背面側に重ねられたウインドウに表示されたデー
タを前面側に重ねられたウインドウに複写または移動す
るようにしてもよい。
【0085】この発明の実施の形態2による情報処理装
置のハードウエア構成については実施の形態1の図1の
ハードウエア構成と同様であるので、その説明は省略す
る。また、図13は、実施の形態2による情報処理装置
の構成を機能的に示すブロック図である。図13におい
て、情報処理装置は、表示部1301と、ウインドウ表
示領域変更部1302と、ウインドウ重ね部1303
と、ウインドウ透過部1304と、データ指定部130
5と、ウインドウ間複写・移動部1306と、ウインド
ウ内複写・移動部1307と、レイアウト変更部130
8が設けられており、さらに、表示部1301内には、
ディスプレイ108に表示されたウインドウA用メモリ
1311、ウインドウB用メモリ1312、ウインドウ
C用メモリ1313...が設けられている。
【0086】表示部1301、ウインドウ表示領域変更
部1302、ウインドウ重ね部1303、ウインドウ透
過部1304、ウインドウA用メモリ1311、ウイン
ドウB用メモリ1312、ウインドウC用メモリ131
3...は、表示部201、ウインドウ表示領域変更部
202、ウインドウ重ね部203、ウインドウ透過部2
04、ウインドウ内複写・移動部207、レイアウト変
更部208ウインドウA用メモリ211、ウインドウB
用メモリ212、ウインドウ用メモリ213...とそ
れぞれ同様の構成であるので、その説明は省略する。
【0087】また、ウインドウ表示領域変更部130
2,ウインドウ重ね部1303、ウインドウ透過部13
04によるウインドウ表示領域変換処理、ウインドウ重
ね処理、ウインドウ透過処理の詳細な内容についても、
実施の形態1の図7のウインドウ表示領域変更処理、ウ
インドウ重ね処理およびウインドウ透過処理の一連の手
順と同様であるので、その説明は省略する。
【0088】データ指定部1305は、ウインドウ透過
部1304により前面側ウインドウ上に透過して表示さ
れるようになった背面側ウインドウ内のデータを指定す
るものである。具体的には、図14に示すように、マウ
ス112をもちいて、前面側ウインドウ上で、前面側ウ
インドウを透過させることにより表示されるようになっ
た背面側ウインドウのデータ上の任意の1点でマウスボ
タンを押下する。その際、カーソルがデータの領域を指
定するためのペン型カーソル1401に変化させ、その
ままドラッグすることによりペン型カーソル1401を
移動させ矩形を表させ、その矩形の領域をもって指定デ
ータの範囲とすることができる。
【0089】矩形は、長方形のほか、円、楕円、フリー
ハンドによる形状であってもよい。また、イメージデー
タのようにすでにデータの領域が決まっているものは、
カーソルをその領域に移動するだけで、データの指定を
することができるようにしてもよい。
【0090】また、他の指定方法として、図15に示す
ように、通常のカーソルを指型カーソル1501に変化
させて、指型カーソル1501の状態で、前面側ウイン
ドウ上を擦るような動作をマウスをもちいておこなう。
この動作により、指型カーソル1501が擦った部分の
み、データが前面側ウインドウに複写または移動される
ようにしてもよい。その際、タッチパネルをもちいて、
実際に指で画面を擦ることにより、その動作に合わせて
指型カーソルが移動し、その部分を指定することもでき
る。その他、データの指定ができるものであればその方
法は問わない。
【0091】ウインドウ間複写・移動部1306は、前
記データ指定部1305により指定されたデータを前面
側ウインドウへ複写または移動するものである。また、
ウインドウ間複写・移動部1306は背面側ウインドウ
上にデータ指定部1305により指定されたデータが表
示されていた表示位置および/または前面側ウインドウ
と背面側ウインドウが重ねられた状態に基づいてデータ
の前記前面側ウインドウ上の複写または移動位置を決定
する。
【0092】ウインドウ内複写・移動部1307は、ウ
インドウ間複写・移動部1306により前面側ウインド
ウに複写または移動されたデータを前面側ウインドウ上
において複写または移動するものである。実施の形態1
のウインドウ内複写・移動部207とは、背面側ウイン
ドウにおいて複写または移動をおこなうか、前面側ウイ
ンドウにおいて複写または移動をおこなうかの違いを除
いて、同様の内容であるので、その説明は省略する。
【0093】レイアウト変更部1308は、ウインドウ
間複写・移動部1306により前面側ウインドウに複写
または移動されたデータのサイズおよび/または位置に
基づいて前面側ウインドウの表示データのレイアウトを
変更するものである。実施の形態1のレイアウト変更部
208とは、背面側ウインドウにおいてレイアウトを変
更するか、前面側ウインドウにおいてレイアウトを変更
するかの違いを除いて、同様の内容であるので、その説
明は省略する。
【0094】なお、表示部1301、ウインドウ表示領
域変更部1302、ウインドウ重ね部1303、ウイン
ドウ透過部1304、データ指定部1305、ウインド
ウ間複写・移動部1306、ウインドウ内複写・移動部
1307、レイアウト変更部1308は、それぞれ、R
OM102、RAM103またはハードディスク10
5、フロッピーディスク107等の記録媒体に記録され
たプログラムに記載された命令にしたがってCPU10
1等が命令処理を実行することにより、各部の機能を実
現するものである。
【0095】つぎに、データ指定部1305およびウイ
ンドウ間複写・移動部1306のデータ指定処理および
ウインドウ間複写・移動処理の内容について説明する。
図16は、実施の形態2による情報処理装置の指定処理
およびウインドウ間複写・移動処理の一連の手順を示す
フローチャートである。
【0096】図16のフローチャートにおいて、まず、
複写・移動対象データが指定されたか否かを判断する
(ステップS1601)。ここで、複写・移動対象デー
タが指定されるのを待って、複写・移動対象データが指
定された場合(ステップS1601肯定)は、指定され
た複写・移動対象データの位置情報を保持する。指定さ
れた複写・移動対象データの位置情報は、図示は省略す
るが、データ指定部1305に設けられたメモリに記憶
される。
【0097】さらに、指定された複写・移動対象データ
の領域の表示を変化させる(ステップS1603)。具
体的には、表示色、輝度等を変化させ、前面側のデータ
に重ね合わせて表示することにより、前面側ウインドウ
の背景が透過したようにした部分のうち、指定されたデ
ータの領域部分を元の表示に直すようにする。これによ
り、前面側ウインドウの背景に透過したように見えてい
た部分が前面側ウインドウに浮き出てきたように見せる
ことができる。
【0098】つぎに、指定が確定したか否かを判断する
(ステップS1604)。確定させるためには、所定の
キーを押下するか、あるいは、マウスボタンをクリック
すればよい。ここで、指定が確定しなかった場合(ステ
ップS1604否定)は、つぎにデータの指定が解除さ
れたか否かを判断し(ステップS1605)、解除がな
かった場合(ステップS1605否定)は、ステップS
1604へ戻る。
【0099】一方、ステップS1605において、デー
タの指定が解除された場合(ステップS1605肯定)
は、ステップS1602において保持したデータの位置
情報を削除して(ステップS1606)、ステップS1
603において変化させた指定された領域の表示を元の
表示に戻して(ステップS1607)、その後、ステッ
プS1601へ移行する。
【0100】一方、ステップS1604において、確定
された場合(ステップS1605肯定)は、指定された
データを複写先ウインドウ、すなわち前面側ウインドウ
に複写する(ステップS1608)。複写の方法につい
ては実施の形態1の図9において説明した方法と同様で
あるので、その説明は省略する。
【0101】さらに、移動処理の場合は、複写元ウイン
ドウ、すなわち前面側ウインドウにおいて指定されたデ
ータの削除をおこなう(ステップS1609)。一方、
複写処理の場合は、このステップS1609は省略され
る。
【0102】以上説明したように、この実施の形態2に
よれば、ウインドウを重ねて、ウインドウを重ねた際、
前面側に重ねられたウインドウの背景を透過させ、複写
または移動の対象データを指定するという最低限の操作
だけで、背面側ウインドウのデータを前面側ウインドウ
へ複写または移動することができ、また、重ねたウイン
ドウの位置にデータの複写または移動をすることができ
るので、ウインドウ間の位置合わせを極めて容易におこ
なうことができる。また、ウインドウ内複写・移動部2
07により、複写先において複写または移動の対象デー
タをさらに複写・移動することができる。
【0103】なお、実施の形態1および2で説明した情
報処理方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパー
ソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュ
ータで実行することにより実現される。このプログラム
は、ハードディスク、フロッピーディスク、CD−RO
M、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記
録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から
読み出されることによって実行される。またこのプログ
ラムは、上記記録媒体を介して、ネットワークを介して
配布することができる。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ウインドウを重ねて複写または移動の対象とな
るデータを指定するという最低限の操作だけで、前面側
ウインドウのデータを背面側ウインドウへ複写または移
動することができる。また、背面側ウインドウ上の前面
側ウインドウを重ねた位置にデータの複写または移動を
することができ、ウインドウ間の位置合わせを極めて容
易におこなうことができるので、直感的な操作によりウ
インドウ間のデータの複写または移動をより簡易でかつ
効率よくおこなうことが可能な情報処理装置が得られる
という効果を奏する。
【0105】また、請求項2の発明によれば、ウインド
ウを重ねた際、前面側ウインドウの背景が透過するの
で、背面側ウインドウ上の複写先への位置合わせがより
容易におこなうことが可能な情報処理装置が得られると
いう効果を奏する。
【0106】また、請求項3の発明によれば、複写先の
背面側ウインドウ上で複写または移動されたデータをさ
らに複写・移動することができるので、背面側ウインド
ウのレイアウト編集を容易におこなうことが可能な情報
処理装置が得られるという効果を奏する。
【0107】また、請求項4の発明によれば、複写元の
前面側ウインドウのデータを複写先の背面側ウインドウ
へ複写または移動することによって既存のデータが消去
しないように複写先の背面側ウインドウ上のレイアウト
を自動的に変更することが可能な情報処理装置が得られ
るという効果を奏する。
【0108】また、請求項5の発明によれば、ウインド
ウを重ねて複写または移動の対象となるデータを指定す
るという最低限の操作だけで、背面側ウインドウのデー
タを前面側ウインドウへ複写または移動することができ
るので、直感的な操作によりウインドウ間のデータの複
写または移動をより簡易でかつ効率よくおこなうことが
可能な情報処理装置が得られるという効果を奏する。
【0109】また、請求項6の発明によれば、前面側ウ
インドウ上の背面側ウインドウを重ねた位置にデータの
複写または移動をすることができ、ウインドウ間の位置
合わせを極めて容易におこなうことができるので、直感
的な操作によりウインドウ間のデータの複写または移動
をさらに簡易でかつ効率よくおこなうことが可能な情報
処理装置が得られるという効果を奏する。
【0110】また、請求項7の発明によれば、複写先の
前面側ウインドウ上で複写または移動されたデータをさ
らに複写・移動することができるので、前面側ウインド
ウのレイアウト編集を容易におこなうことが可能な情報
処理装置が得られるという効果を奏する。
【0111】また、請求項8の発明によれば、複写元の
背面側ウインドウのデータを複写先の前面側ウインドウ
へ複写または移動することによって既存のデータが消去
しないように複写先の前面側ウインドウ上のレイアウト
を自動的に変更することが可能な情報処理装置が得られ
るという効果を奏する。
【0112】また、請求項9の発明によれば、ウインド
ウを重ねて複写または移動の対象となるデータを指定す
るという最低限の操作だけで、前面側ウインドウのデー
タを背面側ウインドウへ複写または移動することができ
る。また、背面側ウインドウ上の前面側ウインドウを重
ねた位置にデータの複写または移動をすることができ、
ウインドウ間の位置合わせを極めて容易におこなうこと
ができるので、直感的な操作によりウインドウ間のデー
タの複写または移動をより簡易でかつ効率よくおこなう
ことが可能な情報処理方法が得られるという効果を奏す
る。
【0113】また、請求項10の発明によれば、ウイン
ドウを重ねた際、前面側ウインドウの背景が透過するの
で、背面側ウインドウ上の複写先への位置合わせがより
容易におこなうことが可能な情報処理方法が得られると
いう効果を奏する。
【0114】また、請求項11の発明によれば、複写先
の背面側ウインドウ上で複写または移動されたデータを
さらに複写・移動することができるので、背面側ウイン
ドウのレイアウト編集を容易におこなうことが可能な情
報処理方法が得られるという効果を奏する。
【0115】また、請求項12の発明によれば、複写元
の前面側ウインドウのデータを複写先の背面側ウインド
ウへ複写または移動することによって既存のデータが消
去しないように複写先の背面側ウインドウ上のレイアウ
トを自動的に変更することが可能な情報処理方法が得ら
れるという効果を奏する。
【0116】また、請求項13の発明によれば、ウイン
ドウを重ねて複写または移動の対象となるデータを指定
するという最低限の操作だけで、背面側ウインドウのデ
ータを前面側ウインドウへ複写または移動することがで
きるので、直感的な操作によりウインドウ間のデータの
複写または移動をより簡易でかつ効率よくおこなうこと
が可能な情報処理方法が得られるという効果を奏する。
【0117】また、請求項14の発明によれば、前面側
ウインドウ上の背面側ウインドウを重ねた位置にデータ
の複写または移動をすることができ、ウインドウ間の位
置合わせを極めて容易におこなうことができるので、直
感的な操作によりウインドウ間のデータの複写または移
動をさらに簡易でかつ効率よくおこなうことが可能な情
報処理方法が得られるという効果を奏する。
【0118】また、請求項15の発明によれば、複写先
の前面側ウインドウ上で複写または移動されたデータを
さらに複写・移動することができるので、前面側ウイン
ドウのレイアウト編集を容易におこなうことが可能な情
報処理方法が得られるという効果を奏する。
【0119】また、請求項16の発明によれば、複写元
の背面側ウインドウのデータを複写先の前面側ウインド
ウへ複写または移動することによって既存のデータが消
去しないように複写先の前面側ウインドウ上のレイアウ
トを自動的に変更することが可能な情報処理方法が得ら
れるという効果を奏する。
【0120】また、請求項17の発明に係る記憶媒体
は、請求項9〜16に記載された方法をコンピュータに
実行させるプログラムを記録したことで、そのプログラ
ムを機械読み取り可能となり、これによって、請求項9
〜16の動作をコンピュータによって実現することが可
能な記憶媒体が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による情報処理装置の
ハードウエア構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1による情報処理装置の構成を機能
的に示すブロック図である。
【図3】実施の形態1による情報処理装置の表示画面の
一例を示す説明図である。
【図4】実施の形態1による情報処理装置の表示画面の
別の一例を示す説明図である。
【図5】実施の形態1による情報処理装置のカーソルの
変化の状態を示す説明図である。
【図6】実施の形態1による情報処理装置の表示画面の
別の一例を示す説明図である。
【図7】実施の形態1による情報処理装置のウインドウ
表示領域変更処理、ウインドウ重ね処理およびウインド
ウ透過処理の一連の手順を示すフローチャートである。
【図8】実施の形態1による情報処理装置の指定処理お
よびウインドウ間複写・移動処理の一連の手順を示すフ
ローチャートである。
【図9】実施の形態1による情報処理装置の複写元ウイ
ンドウと複写先ウインドウとの関係を示す説明図であ
る。
【図10】実施の形態1による情報処理装置の複写元ウ
インドウと複写先ウインドウとの位置関係による対象デ
ータの複写位置を示す説明図である。
【図11】実施の形態1による情報処理装置の複写先ウ
インドウの表示の一例を示す説明図である。
【図12】実施の形態1による画像処理装置のレイアウ
ト変更処理の手順を示すフローチャートである。
【図13】この発明の実施の形態2による情報処理装置
のハードウエア構成を示すブロック図である。
【図14】実施の形態2による情報処理装置の表示画面
の一例を示す説明図である。
【図15】実施の形態2による情報処理装置の表示画面
の別の一例を示す説明図である。
【図16】実施の形態2による情報処理装置の指定処理
およびウインドウ間複写・移動処理の一連の手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】 101 CPU 102 ROM 103 RAM 104 HDD 105 HD 106 FDD 107 FD 108 ディスプレイ 109 I/F 110 通信回線 111 キーボード 112 マウス 113 スキャナ 114 プリンタ 115 バス 201,1301 表示部 202,1302 ウインドウ表示領域変更部 203,1303 ウインドウ重ね部 204,1304 ウインドウ透過部 205,1305 データ指定部 206,1306 ウインドウ間複写・移動部 207,1307 ウインドウ内複写・移動部 208,1308 レイアウト変更部 211〜213,1311〜1313 ウインドウ用メ
モリ 300 表示画面 301,1101 画像データ 302 矢印型カーソル 303 タイトルバー 401 ハンマー型カーソル 901 複写・移動対象データ 1100 ウインドウ 1401 ペン型カーソル 1501 指型カーソル
フロントページの続き Fターム(参考) 5B050 CA07 EA03 EA06 EA12 EA13 EA19 FA02 FA09 FA12 5C082 BA02 BA12 BA34 CA02 CA32 CA52 CA53 CA57 CA59 MM09

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一画面上に少なくとも2つ以上のウイ
    ンドウを同時に表示する表示手段と、 前記表示手段に表示されたウインドウの表示位置を移動
    することによりまたは前記ウインドウのサイズを変更す
    ることにより前記ウインドウの表示領域を変更するウイ
    ンドウ表示領域変更手段と、 前記ウインドウ表示領域変更手段により変更されたウイ
    ンドウ表示領域の全部または一部が他のウインドウの表
    示領域上に存在する場合に当該ウインドウ同士を重ねて
    表示するウインドウ重ね手段と、 前記ウインドウ重ね手段により重ねて表示されたウイン
    ドウのうちの前面側ウインドウ内に表示されているデー
    タを指定するデータ指定手段と、 前記データ指定手段により指定されたデータを前記ウイ
    ンドウ重ね手段により重ねられたウインドウのうちの背
    面側ウインドウへ複写または移動するウインドウ間複写
    ・移動手段と、 を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ウインドウ間複写・移動手段は、前
    記前面側ウインドウ上に前記データ指定手段により指定
    されたデータが表示されていた表示位置および/または
    前記前面側ウインドウと前記背面側ウインドウが重ねら
    れた状態に基づいて前記データの前記背面側ウインドウ
    上の複写または移動位置を決定することを特徴とする請
    求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記ウインドウ重ね手段により
    重ねて表示されたウインドウのうちの背面側ウインドウ
    内に表示されているデータが表示されるように前記ウイ
    ンドウ重ね手段により重ねて表示されたウインドウのう
    ちの前面側ウインドウの背景を透過させるウインドウ透
    過手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記
    載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記ウインドウ間複写・移動手
    段により前記背面側ウインドウに複写または移動された
    データを前記背面側ウインドウ上において複写または移
    動するウインドウ内複写・移動手段を備えたことを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報処理装
    置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記ウインドウ間複写・移動手
    段により前記背面側ウインドウに複写または移動された
    データのサイズおよび/または位置に基づいて前記背面
    側ウインドウの表示データのレイアウトを変更するレイ
    アウト変更手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 同一画面上に少なくとも2つ以上のウイ
    ンドウを同時に表示する表示手段と、 前記表示手段に表示されたウインドウの表示位置を移動
    することによりまたは前記ウインドウのサイズを変更す
    ることにより前記ウインドウの表示領域を変更するウイ
    ンドウ表示領域変更手段と、 前記ウインドウ表示領域変更手段により変更されたウイ
    ンドウ表示領域の全部または一部が他のウインドウの表
    示領域上に存在する場合に当該ウインドウ同士を重ねて
    表示するウインドウ重ね手段と、 前記ウインドウ重ね手段により重ねて表示されたウイン
    ドウのうちの背面側ウインドウ内に表示されているデー
    タが表示されるように、前記ウインドウ重ね手段により
    重ねて表示されたウインドウのうち前面側ウインドウの
    背景を透過させるウインドウ透過手段と、 前記ウインドウ透過手段により前記前面側ウインドウ上
    に透過して表示されるようになった前記背面側ウインド
    ウ内のデータを指定するデータ指定手段と、 前記データ指定手段により指定されたデータを前記前面
    側ウインドウへ複写または移動するウインドウ間複写・
    移動手段と、 を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記ウインドウ間複写・移動手段は、前
    記背面側ウインドウ上に前記データ指定手段により指定
    されたデータが表示されていた表示位置および/または
    前記前面側ウインドウと前記背面側ウインドウが重ねら
    れた状態に基づいて前記データの前記前面側ウインドウ
    上の複写または移動位置を決定することを特徴とする請
    求項6に記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 さらに、前記ウインドウ間複写・移動手
    段により前記前面側ウインドウに複写または移動された
    データを前記前面側ウインドウ上において複写または移
    動するウインドウ内複写・移動手段を備えたことを特徴
    とする請求項6または7に記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 さらに、前記ウインドウ間複写・移動手
    段により前記前面側ウインドウに複写または移動された
    データのサイズおよび/または位置に基づいて前記前面
    側ウインドウの表示データのレイアウトを変更するレイ
    アウト変更手段を備えたことを特徴とする請求項6〜8
    のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 同一画面上に少なくとも2つ以上のウ
    インドウを同時に表示する表示工程と、 前記表示工程に表示されたウインドウの表示位置を移動
    することによりまたは前記ウインドウのサイズを変更す
    ることにより前記ウインドウの表示領域を変更するウイ
    ンドウ表示領域変更工程と、 前記ウインドウ表示領域変更工程により変更されたウイ
    ンドウ表示領域の全部または一部が他のウインドウの表
    示領域上に存在する場合に当該ウインドウ同士を重ねて
    表示するウインドウ重ね工程と、 前記ウインドウ重ね工程により重ねて表示されたウイン
    ドウのうちの前面側ウインドウ内に表示されているデー
    タを指定するデータ指定工程と、 前記データ指定工程により指定されたデータを前記ウイ
    ンドウ重ね工程により重ねられたウインドウのうちの背
    面側ウインドウへ複写または移動するウインドウ間複写
    ・移動工程と、 を備えたことを特徴とする情報処理方法。
  11. 【請求項11】 前記ウインドウ間複写・移動工程は、
    前記前面側ウインドウ上に前記データ指定工程により指
    定されたデータが表示されていた表示位置および/また
    は前記前面側ウインドウと前記背面側ウインドウが重ね
    られた状態に基づいて前記データの前記背面側ウインド
    ウ上の複写または移動位置を決定することを特徴とする
    請求項10に記載の情報処理方法。
  12. 【請求項12】 さらに、前記ウインドウ重ね工程によ
    り重ねて表示されたウインドウのうちの背面側ウインド
    ウ内に表示されているデータが表示されるように前記ウ
    インドウ重ね工程により重ねて表示されたウインドウの
    うちの前面側ウインドウの背景を透過させるウインドウ
    透過工程を備えたことを特徴とする請求項10または1
    1に記載の情報処理方法。
  13. 【請求項13】 さらに、前記ウインドウ間複写・移動
    工程により前記背面側ウインドウに複写または移動され
    たデータを前記背面側ウインドウ上において複写または
    移動するウインドウ内複写・移動工程を備えたことを特
    徴とする請求項10〜12のいずれか一つに記載の情報
    処理方法。
  14. 【請求項14】 さらに、前記ウインドウ間複写・移動
    工程により前記背面側ウインドウに複写または移動され
    たデータのサイズおよび/または位置に基づいて前記背
    面側ウインドウの表示データのレイアウトを変更するレ
    イアウト変更工程を備えたことを特徴とする請求項10
    〜13のいずれか一つに記載の情報処理方法。
  15. 【請求項15】 同一画面上に少なくとも2つ以上のウ
    インドウを同時に表示する表示工程と、 前記表示工程に表示されたウインドウの表示位置を移動
    することによりまたは前記ウインドウのサイズを変更す
    ることにより前記ウインドウの表示領域を変更するウイ
    ンドウ表示領域変更工程と、 前記ウインドウ表示領域変更工程により変更されたウイ
    ンドウ表示領域の全部または一部が他のウインドウの表
    示領域上に存在する場合に当該ウインドウ同士を重ねて
    表示するウインドウ重ね工程と、 前記ウインドウ重ね工程により重ねて表示されたウイン
    ドウのうちの背面側ウインドウ内に表示されているデー
    タが表示されるように、前記ウインドウ重ね工程により
    重ねて表示されたウインドウのうち前面側ウインドウの
    背景を透過させるウインドウ透過工程と、 前記ウインドウ透過工程により前記前面側ウインドウ上
    に透過して表示されるようになった前記背面側ウインド
    ウ内のデータを指定するデータ指定工程と、 前記データ指定工程により指定されたデータを前記前面
    側ウインドウへ複写または移動するウインドウ間複写・
    移動工程と、 を備えたことを特徴とする情報処理方法。
  16. 【請求項16】 前記ウインドウ間複写・移動工程は、
    前記背面側ウインドウ上に前記データ指定工程により指
    定されたデータが表示されていた表示位置および/また
    は前記前面側ウインドウと前記背面側ウインドウが重ね
    られた状態に基づいて前記データの前記前面側ウインド
    ウ上の複写または移動位置を決定することを特徴とする
    請求項15に記載の情報処理方法。
  17. 【請求項17】 さらに、前記ウインドウ間複写・移動
    工程により前記前面側ウインドウに複写または移動され
    たデータを前記前面側ウインドウ上において複写または
    移動するウインドウ内複写・移動工程を備えたことを特
    徴とする請求項15または16に記載の情報処理方法。
  18. 【請求項18】 さらに、前記ウインドウ間複写・移動
    工程により前記前面側ウインドウに複写または移動され
    たデータのサイズおよび/または位置に基づいて前記前
    面側ウインドウの表示データのレイアウトを変更するレ
    イアウト変更工程を備えたことを特徴とする請求項15
    〜17のいずれか一つに記載の情報処理方法。
  19. 【請求項19】 前記請求項10〜18のいずれか一つ
    に記載された方法をコンピュータに実行させるプログラ
    ムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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WO2010004618A1 (ja) * 2008-07-08 2010-01-14 株式会社Pfu 情報処理装置、透過表示要素制御方法およびプログラム
US8007362B2 (en) 2005-03-31 2011-08-30 Kabushiki Kaisha Square Enix Method of displaying multiple kinds of independently processed display data
JP2018025941A (ja) * 2016-08-09 2018-02-15 富士通株式会社 端末装置、表示プログラム及び表示方法

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