JP2000020122A - プラント監視制御装置および計算機が読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

プラント監視制御装置および計算機が読み取り可能な記憶媒体

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JP2000020122A
JP2000020122A JP19081398A JP19081398A JP2000020122A JP 2000020122 A JP2000020122 A JP 2000020122A JP 19081398 A JP19081398 A JP 19081398A JP 19081398 A JP19081398 A JP 19081398A JP 2000020122 A JP2000020122 A JP 2000020122A
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Hiroyoshi Kishimoto
裕義 岸本
Yasuhiro Kano
泰宏 加納
Masami Iwai
雅美 岩井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】制御ロジックとマンマシン制御部の操作端との
間のデータ送受信に係わる入出力ポイントの設定数を大
幅に減らすこと。 【解決手段】制御演算ロジック演算処理手段35bから
出力されたプロセスデータを入力ポイントとして操作端
単位で各操作端毎に個別に保持する処理、当保持された
プロセスデータに基づいて各操作端毎に求められた一括
処理用入力点の中で、変化分を抽出し、これを操作端情
報処理手段47に操作端単位で一括して送信する処理、
入力された操作指令を出力ポイントとして操作端単位で
各操作端毎に個別に保持し、当保持された操作指令に基
づいて各操作端毎に求められた一括処理用出力点の中で
変化分を抽出し、これを操作端単位で一括して制御ロジ
ック演算処理手段35bへ出力処理するインタフェース
マクロ処理手段40を備えて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラントの状態変
化に応じてプラントの監視制御を行なうプラント監視制
御装置およびこのプラント監視制御装置を構成する少な
くとも1つの計算機が読み取り可能な記憶媒体に係わ
り、特に、対話型マンマシンインタフェースを含む計算
機を利用してプラントの監視制御を行なうプラント監視
制御装置および計算機が読み取り可能な記憶媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プラント監視制御方式として、以前は、
各種プラント機器が設置された現場においてプラントの
状態量を監視しながら上記各種プラント機器を操作制御
する方式や、遠隔地に配置された中央操作室において監
視操作盤上のメータ等の表示器を介してプラントの状態
量を監視し、監視したプラント状態量に応じて監視操作
盤上の各操作器を操作制御する方式等が用いられてい
た。
【0003】しかしながら、上述した二つのプラント監
視制御方式では、運転対象となるプラントの巨大化およ
び上記プラント機器の増大に伴ってプラント運転員(以
下、単に運転員ともいう)の操作に係わる負担の増大や
監視操作盤の巨大化を招き、経済性・操作性を低下させ
る結果となっていた。したがって、近年では、表示装置
を利用した対話型マンマシンインタフェース、演算処理
装置(CPU)およびプラント運転に係わる手順を予め
記憶したメモリ等を備えたユニット{少なくとも1台の
計算機(プログラム方式の制御装置)などを有するユニ
ット、以下、計算機ユニットともいう}を用いることに
より、プラントの巨大化・プラント機器の増大に拘らず
経済性および操作性の向上を実現したプラント監視制御
装置が適用されている。特に、この計算機ユニットを利
用したプラント監視制御装置では、上記プラント運転に
係わる手順(プログラム)に従ってプラントを自動運転
させることも可能であり、さらなる操作性の向上が図ら
れている。
【0004】図29は、従来の計算機ユニットを用いた
プラント監視制御装置の概略構成および機能ブロックを
示す図である。このプラント監視制御装置1は、大別し
て3つの計算機ユニット(下位系計算機ユニット2、上
位系計算機ユニット3および保守系計算機ユニット4)
から構成されている。
【0005】すなわち、図29に示すプラント監視制御
装置1の下位系計算機ユニット2は、プラント5を構成
する各プラント機器5(1)〜5(n)のプロセス量
(状態量、プラント機器情報ともいう)を取得し、制御
ロジックテーブル6における上記プロセス量に対応する
所定の制御ロジック(ロジックシート)を用いて制御ロ
ジック演算(例えば論理積、論理和等)を実行する機
能、制御ロジック演算結果であるプロセスデータの内の
一部を必要に応じて各プラント機器5(1)〜5(n)
に送る機能および上記プロセスデータを上位系計算機3
の後述するマンマシン制御部に送る機能を有した制御演
算部10を備えている。
【0006】また、制御演算部10は、上位系計算機ユ
ニット3から送られた操作指令を取り込み、この取り込
んだ操作指令に基づいて制御ロジックテーブル6におけ
る上記操作指令に対応する制御ロジック(ロジックシー
ト)を用いて制御ロジック演算を行なう機能、および制
御ロジック演算により得られた結果(操作指令データ)
を対応するプラント機器に対して送る機能をさらに有し
ている。
【0007】プラント監視制御装置1の上位系計算機ユ
ニット3は、各プラント機器5(1)〜5(n)を操作
するための操作端の現在状態の確認、および操作端周辺
のプロセス量や関連する機器の状態を監視するための表
示画面を表示するための表示装置11と、この表示装置
11と協調してマンマシンインタフェースを構成する入
力手段であり、表示装置11の表示画面における操作端
(操作エリア)内の操作指令用表示要素(表示ポイン
ト)を操作して操作指令を指示入力するための入力装置
12と、この入力装置12により入力された各プラント
機器5(1)〜5(n)に係わる操作指令を後述する計
算機個別出力点バッファを介して下位系計算機ユニット
2の制御演算部10へ送る機能、および制御演算部10
から送られたプロセスデータを取り込み、取り込んだプ
ロセスデータを表示情報テーブル13に基づいて対応す
る操作端内のプロセス量用表示要素(表示ポイント)と
して加工する機能、入力装置12から入力された操作指
令に基づいて対応する操作指令用表示要素を加工する機
能および加工されたプロセス量用表示要素および操作指
令用表示要素を表示情報テーブル13に格納されたマン
マシン表示用フォーマットに合成して現在のプロセス量
が表示された上記表示画面を作成して表示装置11に表
示する機能を含むマンマシン制御部15とを備えてい
る。
【0008】制御ロジックテーブル6は、プラント5
{各プラント機器5(1)〜5(n)}の制御監視内容
に応じて多数の制御ロジック(制御ロジックプログラ
ム、ロジックシート)を有しており、この多数の制御ロ
ジックは、燃料制御、センサー、インターロック等、そ
のロジックの種類に応じて所定数の系統にグループ化さ
れている。
【0009】そして、制御ロジックテーブル6の多数の
制御ロジックにおけるプラント監視用制御ロジックは、
対応するプラント機器から送られたプロセス量に基づい
てロジック演算を実行し、そのロジック演算結果(プロ
セスデータ)を個別に出力するようになっている。ま
た、多数の制御ロジックにおけるプラント操作指令用制
御ロジックは、対応する操作端から送られた操作指令
(出力点;出力ポイント)を受取り、受けとった出力点
に基づいてロジック演算を実行してそのロジック演算結
果(操作指令データ)を出力するものである。
【0010】さらに、プラント監視制御装置1の上位系
計算機ユニット3は、制御演算部10から出力されたプ
ロセスデータをマンマシン制御部15へ入力するための
インタフェースである計算機個別入力点バッファ20
と、マンマシン制御部15から制御演算部10へ操作指
令を出力するためのインタフェースである計算機個別出
力点バッファ21とを備えている。
【0011】計算機個別入力点バッファ20の所定の記
憶領域(アドレス)には、制御ロジックテーブル6の各
制御ロジックからそれぞれ出力されたプロセスデータ
を、1点ずつ個別に入力して格納するためのポイント
(プロセスデータ入力ポイント、単に入力ポイントとも
いう)が予め設定されており、計算機個別出力点バッフ
ァ21の所定の記憶領域(アドレス)には、マンンマシ
ン制御部15から送られた操作指令を1点ずつ個別に格
納して上記制御演算部10へ出力するためのポイント
(操作指令出力ポイント、単に出力ポイントともいう)
が予め設定されている。
【0012】そして、上記各入出力ポイントには、それ
ら各入出力ポイントを識別するための識別番号{ポイン
ト識別子(Point Identificatio
n;PID)}がそれぞれ割り付けられている。
【0013】さらに、上位系計算機ユニット3の複数の
操作端には、操作端PIDがそれぞれ割り付けられてい
る。これら操作端PIDは、計算機個別入力点バッファ
20および計算機個別出力点バッファ21の各入出力ポ
イントに割り付けられたPIDにそれぞれ関連付けられ
ており、表示装置11の表示画面に表示された各操作端
に表示されるプロセス量用および操作指令出力用表示ポ
イントは、その各操作端に対応付けられたPIDを有す
る入出力ポイントに対応付けられている。
【0014】すなわち、あるプラント監視用制御ロジッ
クのロジック演算結果である3つのプロセスデータPD
1、PD2、PD3には、それぞれ所定のPID(A0
01、A002、A003)が割り付けられている。
【0015】そして、計算機個別入力点バッファ20に
は、図30に示すように、上記プロセスデータのPID
(A001、A002、A003)に対応するPID
(A001、A002、A003)をアドレスとして有
するプロセスデータ入力ポイントPI1、PI2、PI
3が設定されており、制御演算部10から送られたプロ
セスデータ(PD1、PD2、PD3)は、計算機個別
入力点バッファ20のプロセスデータ入力ポイントPI
1、PI2、PI3に対して、各フィールド(各項目
毎)に分類された状態でそれぞれ格納される。
【0016】例えば、「燃料油流量調節弁(親弁)の開
度が65.3%」を表すプロセスデータPD1は、計算
機個別入力点バッファ20のプロセスデータ入力ポイン
トPI1に対して、「ポイント名称(燃料油量調節弁
親弁 開度)」、「値(65.3)」および「単位
(%)」と分類された状態で格納される。
【0017】一方、計算機個別出力点バッファ21の所
定のアドレスには、図31に示すように、ある3つの操
作指令H1、H2、H3を個別に保持するための3つの
操作指令出力ポイントPO1、PO2、PO3が設定さ
れている。これら3つの操作指令出力ポイントには、P
ID(A101、A102、A103)がそれぞれ割り
付けられており、これら各操作指令出力ポイントPO
1、PO2、PO3には、上記3つの操作指令H1、H
2、H3が各フィールドに分類された状態でそれぞれ格
納される。
【0018】例えば、「燃料油流量調節弁(親弁)の開
度を65.4%に設定する」操作指令H1は、操作指令
出力ポイントPO1に対して、「ポイント名称(燃料油
量調節弁 親弁 開度)」、「値(65.1)」および
「単位(%)」と分類された状態で格納される。
【0019】そして、各操作指令出力ポイントPO1、
PO2、PO3に対応するプラント操作指令用制御ロジ
ックは、計算機個別出力点バッファ21の操作指令出力
ポイントPO1、PO2、PO3にそれぞれ格納された
操作指令H1、H2、H3を受信し、受信した操作指令
H1、H2、H3に基づいて制御ロジック演算を行なう
ようになっている。
【0020】なお、上述した上位系および下位系計算機
個別入出力バッファ20および21のデータ保持に関す
るフィールドの数、配置等を設定する基本的なフォーマ
ットは、それぞれ計算機入出力バッファテーブル22に
基づいて設定される。
【0021】さらに、プラント監視制御装置1は、操作
端入力点設定テーブル23を備えている。この操作端入
力点設定テーブル23は、図32に示すように、各操作
端CV1、CV2、…(操作端PID CV−001、
CV−002、…)において扱われている(表示されて
いる)プロセス量用および操作指令用表示ポイント(入
出力ポイント)の情報{各操作端の操作端名称、操作端
種別、各操作端内の入出力ポイント名称(信号名)、P
ID、値および単位等}を操作端PID毎にそれぞれ格
納している。
【0022】一方、プラント監視制御装置1の保守系計
算機ユニット4は、上述した制御ロジックテーブル6、
計算機入出力バッファテーブル20,21、操作端入力
点設定テーブル23および表示情報テーブル13を保守
(テーブル内容の変更・追加・削除等の更新)可能に保
持する保守部25と、この保守部25に対して保守情報
(テーブル内容の更新情報)を入力可能な保守入力装置
26と、保守部25の保守処理により内容が更新された
各テーブルの内容を表示可能な保守表示装置27とを備
えている。
【0023】次に従来のプラント監視制御装置の監視制
御動作について図33を参照して説明する。
【0024】プラント5の各プラント機器5(1)〜5
(n)から燃料油流量調節弁(親弁・子弁)等の各種弁
の開度、回転機等の動力機器のモーターの回転数、プラ
ント系統における所定箇所の流量等のプロセス量P1〜
Pn(図中ではn=6とする)は、下位系計算機ユニッ
ト2の制御演算部10に順次(例えば定周期で)取り込
まれている。
【0025】例えば、制御演算部10では、監視制御開
始からM回目に取り込まれたプロセス量P1〜Pn、お
よびこれらプロセス量P1〜Pnに応じて制御ロジック
テーブル6からロードされた制御ロジックLpkに基づい
て所定の制御ロジック演算が実行される。
【0026】制御演算部10の制御ロジックLpkに基づ
く制御ロジック演算結果であるプロセスデータPD1〜
PDnはそれぞれ上位系計算機ユニット3へ出力され
る。
【0027】上位系計算機ユニット3へ出力されたプロ
セスデータPD1〜PDn(図中ではn=3)は、マン
マシン制御部15の計算機個別入力点バッファ20にお
けるプロセスデータ入力ポイントPI1〜PIn;n=
3)にそれぞれ個別に格納される(図33参照)。
【0028】このとき、マンマシン制御部150では、
計算機個別入力点バッファ20の入力ポイントPI1〜
PI3に個別に格納されたプロセスデータPD1〜PD
3がPID毎に順次参照され、例えば入力ポイントPI
1に格納されたプロセスデータPD1の値が操作端入力
点設定テーブル23に記憶された前回(M−1回目)の
プロセスデータPD1' の値と異なる場合には、その入
力ポイントPI1の表示先となる操作端PIDおよび操
作端種別が操作端入力点設定テーブル23を参照するこ
とにより抽出される(例えばCV1および電動サー
ボ)。
【0029】なお、M回目の入力ポイントPI1〜PI
nにそれぞれ格納されたプロセスデータPD1〜PDn
は、次回(M+1回目)のプロセスデータに対する比較
対照用として各フィールド毎に操作点入力点設定テーブ
ル23に格納される。
【0030】そして、マンマシン制御部15の処理によ
り、抽出された操作端CV1の操作端種別における入力
ポイントPI1(プロセスデータPD1)の表示態様
{例えば表示座標位置、表示パターン(数値、インジケ
ータ、PBランプ等)、表示色等}は、表示画面におけ
るプロセス量用表示ポイントPI1として表示情報テー
ブル13に基づいて設定される。
【0031】このように、PIDをパラメータとして前
回値と異なるプロセスデータ入力ポイント(プロセス量
用表示ポイントPI1〜PIk;k=3)が1点ずつ抽
出されてその表示態様が1点ずつ設定されると、マンマ
シン制御部15の処理により、操作端CV1以外に必要
な表示情報が表示情報テーブル13から取り出され、取
り出された表示情報および上記プロセス量用表示ポイン
トPI1〜PI3の表示態様に基づいて1枚の表示画面
データが作成されて表示装置11へ出力される。この結
果、表示装置11には、取得したプロセス量P1〜Pn
の変化に係わるプロセスデータPD1〜PDnの変化が
プロセス量用表示ポイントPI1〜PI3として操作端
CV−001上にリアルタイムで反映された表示画面I
A が表示される。
【0032】一方、運転員は、表示装置11の表示画面
を監視しながら、必要に応じて入力装置12を操作して
所定の操作端(例えば操作端CV1)内の操作指令用表
示ポイント(オブジェクト、PO1〜POk;k=3)
を操作して操作指令H1〜H3を入力する。
【0033】マンマシン制御部15の表示情報テーブル
13および操作端入力点設定テーブル23に基づく処理
により、入力された操作指令H1〜H3が操作端(操作
端CV1)からの指令であることが認識されると、これ
ら操作指令H1〜H3は、計算機個別出力点バッファ2
1の操作指令出力ポイントPO1〜PO3にそれぞれ格
納される(図33参照)。
【0034】そして、操作指令出力ポイントPO1〜P
O3にそれぞれ格納された操作指令H1〜Hkは、下位
系計算機ユニット2の制御演算部10における上記各操
作指令出力ポイントPO1〜PO3に対応するプラント
操作指令用制御ロジックLhkに受信される。そして、受
信された操作指令H1〜H3に基づいてプラント操作指
令用制御ロジックLhkにより所定の制御ロジック演算が
行なわれる。
【0035】制御演算部10の制御ロジック演算結果で
ある操作指令データHD1〜HDm(図中ではm=2と
する)は、プラント5の対応するプラント機器に送信さ
れ、この結果、操作指令H1〜H3に基づくプラント制
御が行なわれる。
【0036】以下、操作指令H1〜H3に基づくプラン
ト制御に応じたプロセス量が下位系計算機ユニット2の
制御演算部10に取り込まれ、上述したプラント監視制
御処理(プロセス取込処理→制御ロジック演算処理→表
示処理→操作指令入力処理→プラント制御処理→プロセ
ス取込処理→・・・)が繰り返し実行される。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のプラント監視制御装置を用いてプラントの監視
制御を行なった場合、以下に示す多くの課題が生じてい
た。
【0038】(第1の課題)従来のプラント監視制御装
置では、制御演算部10の制御ロジックと運転員が操作
する操作端との間のデータの入出力は、前掲図30、図
31および図33に示したように、操作指令を表す出力
ポイント、この操作指令に基づいて得られた実際のプロ
セスデータを表す入力ポイントといった1点ずつの個別
の入出力ポイント単位で行なわれている。
【0039】したがって、マンマシン制御部15の所定
の操作端から制御演算部10の所定の制御ロジックに対
して、例えば「所定の弁を開く」という内容の操作指令
を伝達する場合では、操作端側における上記操作指令に
対応する操作指令出力ポイントを計算機個別出力点バッ
ファ21を用いて設定し、かつ、上記「所定の弁を開
く」という内容の操作指令に対応したプラント機器の動
作(例えば「所定の弁が開いた」という動作)を表すプ
ロセスデータをマンンマシン制御部15へ入力するため
のプロセスデータ入力ポイントを計算機個別入力点バッ
ファ20を用いて設定する必要がある。
【0040】すなわち、操作端から操作指令を制御ロジ
ックに送信し、制御ロジックから操作端へ上記操作指令
に対応するプロセスデータを送信するためには、都合2
回の入出力ポイントを設定しなければならず、その設定
に非常に手間がかかる。
【0041】さらに、上記入出力ポイントは、全ての操
作指令およびこの操作指令に対応するプロセスデータに
対してそれぞれ設定する必要があるため、設定ポイント
が莫大な数になり、計算機個別入力点バッファ20およ
び計算機個別出力点バッファ21を用いたマンマシン制
御部15(操作端)および制御演算部10(制御ロジッ
ク)間のデータ送受信に係わるデータベースの製作に多
大な時間および労力がかかる結果となっていた。
【0042】(第2の課題)従来のプラント監視制御装
置では、各操作端においてプロセス量および操作指令を
表示するために、上記プロセス量および操作指令に対応
する表示ポイントを各操作端において1点単位で個別に
割り付けている。
【0043】したがって、表示ポイントを操作端(操作
端PID)に対して誤って割り付けてしまう、いわゆる
割り付け誤りが発生する危険性があり、仮に割り付け誤
りが発生した場合においても、その割り付け誤りを発見
することが難しかった。
【0044】また、従来では、表示ポイントの設定は操
作端入力点設定テーブルを用いて1点単位で行なわれ、
かつ上記表示ポイントに対応する入出力ポイントの設定
は計算機個別入力点バッファおよび計算機個別出力点バ
ッファを用いて1点単位で行なわれており、その2つの
設定作業は、別個独立して行なわれるため、ポイント設
定作業時において上記表示ポイントおよび入出力ポイン
ト間の不適合(PID番号の不適合)が生じる危険性が
生じていた。
【0045】したがって、上述した表示ポイントと入出
力ポイントとの間のPID番号の不適合は、各入出力ポ
イントおよび表示ポイントの設定が全て終了して上位系
計算機ユニット3と下位系計算機ユニット2との組み合
わせ試験を行なった際に初めて発見されることになり、
組み合わせ試験時においてそのようなPID番号の不適
合を修正することは試験工程に遅れを生じさせる大きな
要因の一つとなっていた。
【0046】(第3の課題)上述したプラント監視制御
装置を製作する場合には、製作期間を短縮するため等の
理由から、上位系計算機ユニットおよび下位系計算機ユ
ニットを平行して製作していくのが一般的である。この
とき、仮に両方の製作工程に進捗の差が出て、一方の計
算機ユニットが早く完成し、他方の計算機ユニットがい
まだ完成していない場合には、上記組み合わせ試験を行
なうことができず、2つの計算機ユニットの間で製作工
程を揃えるための待ち時間が発生していた。
【0047】例えば、上位系計算機ユニット3の操作端
の表示画面パターン(フォーマット)の設定、その操作
端に表示される表示ポイントの設定および制御演算部1
0へ操作指令を出力するための出力ポイントの設定がそ
れぞれ終了していても、下位系計算機ユニット2の制御
ロジック側におけるプロセスデータ入力用の入力ポイン
トの設定が終了していない場合では、上位系計算機ユニ
ット3の操作端の表示画面と下位系計算機ユニット2の
制御ロジックとの間で組み合わせ試験を実行することが
できず、プラント監視制御装置の製作作業効率を低下さ
せ、かつ製作時間を増大させる結果となっていた。
【0048】(第4の課題)従来のプラント監視制御装
置において、ある操作端に表示される表示ポイントや操
作指令を出力するための出力ポイントを別のポイント
(別のPID)に変更する際には、変更した表示ポイン
トや出力ポイントに対応する制御ロジック側の入力ポイ
ントのPIDも併せて変更する必要がある。
【0049】したがって、制御ロジックの保守作業時に
おいて、操作端側の表示ポイントおよび出力ポイントの
設定内容に変更があるか否かを判断するには、操作端側
の上記表示ポイントおよび出力ポイントの設定内容が記
載されたリストを作成し、この作成されたリストを運転
員が実際に目で見て確認しなければならない。
【0050】しかしながら、上述したように、操作端側
の表示ポイントおよび出力ポイントの数は多数存在する
ため、上記確認作業には多大な時間および労力を要する
結果となっていた。
【0051】(第5の課題)各操作端側の表示ポイント
の表示態様(インジケータ、PBランプ等)は、上述し
たように各操作端毎に個別に設定されており、例えば同
一種類(種別)の操作端であっても同一に設定されると
は限らない。また、各操作端では、常に全ての入出力ポ
イントが表示ポイントとして使用されるわけではなく、
各操作端において、使用されている入出力ポイント→
「表示」、未使用の入出力ポイント→「非表示」の設定
が各入出力ポイント毎になされている。
【0052】したがって、例えば、操作端CV1上で使
用されていたある表示ポイントが不要になったため、操
作端CV1においてその表示ポイントを「非表示」に設
定すると、マンマシン制御部15では、上記表示ポイン
トに対応する入出力ポイントの表示態様を、その表示ポ
イントの操作端CV−001での設定(「非表示」)に
従って割り付ける必要があり、同様に、操作端CV1に
おいて未使用(「非表示」)であった表示ポイントを使
用(「表示」)に設定すると、マンマシン制御部15で
は、上記表示ポイントに対応する入出力ポイントの表示
態様を設定(「表示」)に従って割り付ける必要があ
る。
【0053】すなわち、上述した「表示」/「非表示」
の設定は、全ての表示ポイントに対応する入出力ポイン
トに対して1点ずつ設定する必要があり、その「表示」
/「非表示」の設定に応じて各入出力ポイントの表示態
様を1点ずつ設定しなければならず、そのような設定作
業に多大に労力および時間を要する結果となっていた。
【0054】また、「表示」/「非表示」の設定に応じ
た各入出力ポイントの表示態様の設定は1点ずつ行なわ
れるため、各入出力ポイントの表示態様を、上記「表
示」/「非表示」の設定とはアンマッチして設定する危
険性も高い。仮に、ある入出力ポイントにおいて、「表
示」/「非表示」の設定とはアンマッチした表示態様を
設定した場合、操作端上においてアンマッチした入出力
ポイントの表示が異常(エラー)となる恐れが生じてい
た。
【0055】(第6の課題)従来のプラント監視制御装
置では、そのプラント監視制御装置を運転中においてあ
る操作端を操作して操作指令を入力しても、その操作
(操作指令入力)によってプラント5(プラント機器5
(1)〜5(n))のどの箇所(系統)に影響が出て、
次にどの操作端(あるいは、同一操作端のどの表示ポイ
ント)を操作すべきかという情報(以下、次操作情報と
もいう)を速やかに得ることができず、必ずしも効率的
なプラント運転(監視制御)とは言えなかった。
【0056】従来のプラント監視制御装置において、上
記次操作情報を取得し、取得した次操作情報に応じてプ
ラント運転(監視制御)を行なうためには、運転員は、
運転手順(監視制御手順)を示した資料(以下、運転手
順書とする)を用意して検索することにより上記運転手
順を確認し、確認後にその運転手順に従ってプラント運
転を行なっていた。
【0057】しかしながら、運転手順書を参照しながら
プラント運転を行なうためには、ある程度の運転経験が
必要であり、上記運転手順書を参照しながら行なうプラ
ント運転作業に不慣れな運転員の場合では、プラント運
転操作が滞ってしまい、スムーズなプラント運転に支障
を来す恐れがあった。
【0058】本発明は、上述した第1〜第6の課題を解
決するためになされたもので、その第1の目的は、制御
演算部の制御ロジックとマンマシン制御部の操作端との
間のデータ送受信に係わる入出力ポイントの設定数を従
来と比べて大幅に減らすことにより、上記制御ロジック
および操作端間のデータ送受信に係わるデータベースの
製作時間およびその製作作業量を低減させることにあ
る。
【0059】本発明の第2の目的は、各操作端側の表示
ポイントを操作端PIDに対して割り付ける際の割付け
作業を従来よりも容易に行なえるようにして、各操作端
の表示ポイントを操作端PIDに対して誤って割り付け
てしまう、いわゆる割り付け誤りの発生を回避、または
大幅に抑制することにある。
【0060】また、上記表示ポイントの設定およびこの
表示ポイントに対応する入出力ポイントの設定作業を互
いに関連付けて行なうことを可能にして、表示ポイント
と入出力ポイントとの間のPID番号の不適合の発生を
解消することにある。
【0061】本発明の第3の目的は、上位系計算機ユニ
ット単体、および下位系計算機ユニット単体で互いに独
立してデータ送受信に関する試験を行なうことを可能に
することにより、プラント監視制御装置の製作効率を向
上させ、かつ製作時間を短縮させることにある。
【0062】本発明の第4の目的は、操作端側の表示ポ
イントおよび出力ポイントの設定内容が記載されたリス
トを用いることなく、その表示ポイントおよび出力ポイ
ントの設定内容を常に把握できるようにして、制御ロジ
ックの保守作業効率を向上させることにある。
【0063】本発明の第5の目的は、操作端の表示ポイ
ントの「表示」/「非表示」の設定に応じた操作端側の
各入出力ポイントの表示態様の設定を従来よりも容易に
行なうことにより、上記表示態様設定作業に係わる時間
を短縮させ、かつその表示態様設定作業に係わる労力を
軽減させるとともに、各入出力ポイントの表示態様と上
記「表示」/「非表示」の設定とのアンマッチをなくし
て操作端表示の正確性を向上させることにある。
【0064】本発明の第6の目的は、操作中の操作端に
係わる影響情報を表示装置の表示画面上に表示させるこ
とにより、プラント運転を滞りなくスムーズに行なうこ
とにある。
【0065】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の第1の態様に係わるプラント監視制御
装置によれば、プラントを構成する複数のプラント機器
からプロセス量を入力し、かつ前記複数のプラント機器
における所定のプラント機器に対して当該プラント機器
に対する動作制御用の操作指令データを出力する入出力
手段と、前記複数のプラント機器操作用の複数の操作端
の内の少なくとも1つを含む操作画面を表示する操作画
面表示部、前記各操作端で扱われる入力および出力ポイ
ントを前記操作画面における対応する操作端上に所定の
表示態様で表示する操作端入出力ポイント表示部および
前記複数の操作端における所定の操作端上の前記出力ポ
イントを介して所定のプラント機器に係わる操作指令を
入力する入力部を有するマンマシン制御手段と、前記入
出力手段から入力されたプロセス量およびそのプロセス
量に対応する所定の制御ロジックを用いて演算を実行し
て前記複数の操作端に係わるプロセスデータを生成し、
生成した複数の操作端に係わるプロセスデータを出力す
る第1の制御演算処理手段と、この第1の制御演算処理
手段から出力されたプロセスデータを入力ポイントとし
て操作端単位で各操作端毎に個別に保持し、操作端単位
で保持された入力ポイントに基づいて操作端全体の一括
処理用入力点を各操作端毎にそれぞれ求める第1の保持
手段と、各操作端毎に求められた一括処理用入力点の中
で変化した一括処理用入力点を抽出し、抽出した一括処
理用入力点を構成する入力ポイントを前記操作端入出力
ポイント表示部に操作端単位で一括して送信する第1の
一括処理手段と、前記入力部から入力された操作指令を
出力ポイントとして操作端単位で各操作端毎に個別に保
持し、操作端単位で保持された操作指令に基づいて操作
端全体の一括処理用出力点を各操作端毎にそれぞれ求め
る第2の保持手段と、各操作端毎に求められた一括処理
用出力点の中で変化した一括処理用出力点を抽出し、抽
出した一括処理用出力点を構成する出力ポイントを操作
端単位で一括して出力する第2の一括処理手段と、この
第2の一括処理手段から操作端単位で一括して出力され
た出力ポイントおよびその出力ポイントに対応する所定
の制御ロジックを用いて演算を実行して前記所定のプラ
ント機器に係わる操作指令データを生成し、生成した操
作指令データを前記入出力手段に送信する第2の制御演
算処理手段とを備えている。
【0066】特に、前記第1の保持手段および第2の保
持手段は、各操作端毎に予め作成されたバッファを有
し、各バッファは、対応する操作端(自操作端)の識別
番号(PID)、その自操作端において扱われる前記入
出力ポイントに対応するプロセスデータ・操作指令の
値、および前記自操作端の一括処理用入出力点の値をそ
れぞれ保持している。
【0067】また特に、前記第1の保持手段は、前記バ
ッファに操作端単位で保持されたプロセスデータに対し
てそれぞれ異なる重み付けをして加算し、その加算合計
値を前記一括処理用入力点として各操作端毎に求める手
段を有し、かつ前記第2の保持手段は、前記バッファに
操作端単位で保持された操作指令に対してそれぞれ異な
る重み付けをして加算し、その加算合計値を前記一括処
理用出力点として各操作端毎に求める手段を有してい
る。
【0068】さらに、前記操作端入出力ポイント表示部
は、操作端名称、操作端種別、前記入出力ポイントの名
称、前記入出力ポイントのPID、前記入出力ポイント
の値およびその単位が操作端毎にそれぞれ格納された操
作端入力点設定テーブルと、前記入出力ポイントの表示
態様が操作端種別毎にそれぞれ保持された操作端表示情
報テーブルと、前記第1の一括処理手段から一括して送
られた入力ポイントの中で変化した入力ポイントを前記
操作端入力点設定テーブルに格納された情報に基づいて
抽出し、抽出した入力ポイントの表示態様を前記操作端
表示情報テーブルを参照して抽出する抽出手段と、前記
操作画面において表示される操作端のPID等を含む当
該操作画面のマンマシン表示用フォーマットが保持され
たマンマシン情報テーブルと、前記抽出手段により抽出
された表示態様をこの表示態様に対応する操作画面のマ
ンマシン表示用フォーマットに合成して前記操作画面を
作成して表示する作成表示手段とを備えている。
【0069】そして、本発明の第2の態様に係わるプラ
ント監視制御装置によれば、前記第1の保持手段および
第2の保持手段は、各操作端毎に予め作成されたバッフ
ァを有し、各バッファは、対応する操作端(自操作端)
の識別番号(PID)、前記自操作端の名称、その自操
作端において扱われる前記入出力ポイントに対応するプ
ロセスデータ・操作指令の状態量、前記自操作端の一括
処理用入出力点の値、操作端種別、前記入出力ポイント
の名称、前記入出力ポイントのPID、前記入出力ポイ
ントの値およびその単位をそれぞれ保持しており、前記
操作端入出力ポイント表示部は、前記入出力ポイントの
表示態様が操作端種別毎にそれぞれ保持された操作端表
示情報テーブルと、前記第1の一括処理手段から一括し
て送られた入力ポイントの中で変化した入力ポイントを
その入力ポイントに対応するバッファに格納された情報
に基づいて抽出し、抽出した入力ポイントの表示態様を
前記操作端表示情報テーブルを参照して抽出する抽出手
段と、前記操作画面において表示される操作端のPID
等を含む当該操作画面のマンマシン表示用フォーマット
が保持されたマンマシン情報テーブルと、前記抽出手段
により抽出された表示態様をこの表示態様に対応する操
作画面のマンマシン表示用フォーマットに合成して前記
操作画面を作成して表示する作成表示手段とを備えてい
る。
【0070】また、本発明の第3の態様によれば、各操
作端のPID、各操作端において扱われる各入出力ポイ
ントの信号名称、前記各入出力ポイントの試験実行の有
無を表す試験モードおよび前記各入出力ポイントの打ち
返し値を操作端毎にそれぞれ保持する試験用テーブル
と、前記試験用テーブルの各操作端における各出力ポイ
ントの中で試験実行モードが設定されたポイントがある
か否かを判断する第1の判断手段と、この判断の結果、
ある操作端において試験実行モードが設定された出力ポ
イントがあると判断された場合、前記操作端における試
験実行モードが設定された出力ポイントに対応する入力
ポイントの値として、前記試験用テーブルに格納された
前記入力ポイントに対応する打ち返し値を前記バッファ
に設定する第1の設定手段と、前記試験用テーブルの各
操作端における各入力ポイントの中で試験実行モードが
設定されたポイントがあるか否かを判断する第2の判断
手段と、この判断の結果、ある操作端において試験実行
モードが設定された入力ポイントがあると判断された場
合、前記操作端における試験実行モードが設定された入
力ポイントに対応する出力ポイントの値として、前記試
験用テーブルに格納された前記出力ポイントに対応する
打ち返し値を前記バッファに設定する第2の設定手段と
を備えている。
【0071】さらに、本発明の第4の態様に係わるプラ
ント監視制御装置によれば、前記制御ロジックは、前記
複数のプラント機器の制御監視内容に応じて複数存在し
ており、これら複数の制御ロジックは識別番号が付され
て制御ロジックテーブルに保持されている一方、各操作
端のPID、各操作端において扱われる各入出力ポイン
トの信号名称、前記各入出力ポイントに対応する制御ロ
ジックの識別番号および前記各入出力ポイントが変更さ
れたか否かを識別する識別情報を各操作端毎にそれぞれ
保持するロジック情報テーブルと、所定の操作端の所定
の入出力ポイントの内容を変更する情報が入力された際
に、その変更情報を受信処理し、受信処理した変更情報
に基づいてロジック情報テーブルを参照して対応する入
出力ポイントの内容を変更して格納する変更手段と、前
記内容が変更された入出力ポイントの識別情報を、少な
くとも当該入出力ポイントが変更されたことを表す情報
および変更内容を含む識別情報に変更して前記ロジック
情報テーブルに格納する識別情報格納手段とを備えてい
る。
【0072】特に、本発明の第5の態様に係わるプラン
ト監視制御装置によれば、各操作端のPID、各操作端
の名称、各操作端で扱われる各入出力ポイントが前記操
作画面の対応する操作端上で使用か未使用かを表すフラ
グデータおよび前記操作端表示情報テーブルにおいて設
定された各入出力ポイントの表示態様に関係なく、前記
フラグデータが“使用”である入出力ポイントと“未使
用”である入出力ポイントとの表示態様を区別して設定
可能な表示態様設定情報を各操作端毎にそれぞれ保持す
るフラグテーブルを備え、前記第1の一括処理手段は、
前記抽出した一括処理用入力点を構成する入力ポイント
に加えて、前記フラグテーブルに保持された各入出力ポ
イントのフラグデータおよび表示態様設定情報を前記操
作端ポイント表示手段に一括して送信するようになって
おり、前記操作端ポイント表示手段の抽出手段は、前記
各入出力ポイントのフラグデータに基づいて前記第1の
一括処理手段から一括して送られた入力ポイントが前記
操作端で使用されているか否かを各ポイント毎に判断す
る使用未使用判断手段と、この判断の結果使用されてい
ると判断された場合に、その使用されている入力ポイン
トの中で変化した入力ポイントをその入力ポイントに対
応するバッファに格納された情報に基づいて抽出する手
段と、抽出した入力ポイントの表示態様を前記操作端表
示情報テーブルを参照して抽出し、かつその入力ポイン
トの表示態様設定情報を前記フラグテーブルから抽出す
る手段と、抽出した表示態様が抽出した表示態様設定情
報と一致しているか否かを判断する手段と、この判断の
結果一致している場合には、前記表示態様を前記作成表
示手段に出力し、前記判断の結果一致していない場合に
は、前記表示態様設定情報に基づいて変更された表示態
様を前記作成表示手段に出力する手段と、前記使用未使
用判断手段の判断の結果未使用と判断された場合には、
前記未使用と判断された入力ポイントの表示態様設定情
報を前記フラグテーブルから抽出して前記作成表示手段
に出力する手段とを備えている。
【0073】そして、本発明の第6の態様に係わるプラ
ント監視制御装置によれば、少なくとも各操作端のPI
Dおよび各操作端に関連する操作端のPIDを含む関連
操作端情報を各操作端毎にそれぞれ保持する操作端グル
ープ情報テーブルを備え、前記第1の一括処理手段は、
前記抽出した一括処理用入力点を構成する入力ポイント
に加えて、前記グループ情報テーブルに保持された対応
する操作端の関連操作端情報を前記操作端入出力ポイン
ト表示部に一括して送信するようになっており、前記操
作端入出力ポイント表示部は、前記関連操作端の全ての
入出力ポイントの表示態様を前記操作端表示情報テーブ
ルを参照して抽出する関連操作端表示態様抽出手段を備
え、前記作成表示手段は、前記抽出手段により抽出され
た表示態様および前記関連操作端表示態様を前記表示態
様に対応する操作画面のマンマシン表示用フォーマット
に合成して前記操作画面を作成して表示するように構成
されている。
【0074】一方、本発明の第7の態様に係わる記憶媒
体によれば、プラントを構成する複数のプラント機器か
らプロセス量を入力し、かつ前記複数のプラント機器に
おける所定のプラント機器に対して当該プラント機器に
対する動作制御用の操作指令データを出力する入出力手
段と、前記複数のプラント機器操作用の複数の操作端の
内の少なくとも1つを含む操作画面を表示する操作画面
表示部、前記各操作端で扱われる入力および出力ポイン
トを前記操作画面における対応する操作端上に所定の表
示態様で表示する操作端入出力ポイント表示部および前
記複数の操作端における所定の操作端上の前記出力ポイ
ントを介して所定のプラント機器に係わる操作指令を入
力する入力部を有するマンマシン制御手段と、前記入出
力手段から入力されたプロセス量およびそのプロセス量
に対応する所定の制御ロジックを用いて演算を実行して
前記複数の操作端に係わるプロセスデータを生成し、生
成した複数の操作端に係わるプロセスデータを出力する
とともに、前記出力ポイントおよびその出力ポイントに
対応する所定の制御ロジックを用いて演算を実行して前
記所定のプラント機器に係わる操作指令データを生成
し、生成した操作指令データを前記入出力手段に送信す
る制御演算処理手段とを有するプラント監視制御装置を
構成する少なくとも1つの計算機が読み取り可能な記憶
媒体であって、前記制御演算処理手段から出力されたプ
ロセスデータを入力ポイントとして操作端単位で各操作
端毎に個別に保持し、操作端単位で保持されたプロセス
データに基づいて操作端全体の一括処理用入力点を各操
作端毎にそれぞれ求める手順と、前記入力部により入力
された操作指令を出力ポイントとして操作端単位で各操
作端毎に個別に保持し、操作端単位で保持された操作指
令に基づいて操作端全体の一括処理用出力点を各操作端
毎にそれぞれ求める手順と、各操作端毎に求められた一
括処理用入力点の中で変化した一括処理用入力点を抽出
し、抽出した一括処理用入力点を構成する入力ポイント
を前記操作端ポイント表示手段に一括して送信する手順
と、各操作端毎に求められた一括処理用出力点の中で変
化した一括処理用出力点を抽出し、抽出した一括処理用
出力点を構成する出力ポイントを一括して前記制御演算
処理手段へ出力する手順とを備えている。
【0075】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って以下に説明する。
【0076】(第1の実施の形態)本発明のプラント監
視制御装置に係わる第1の実施の形態を図1〜図10に
示す。
【0077】図1は、本実施形態に係わるプラント監視
制御装置30の構成および機能ブロックを示す図であ
る。なお、図1に示したプラント監視制御装置30にお
いて、前掲図29に示した従来のプラント監視制御装置
1と略同等の構成要素については、同一の符号を付して
その説明を省略する。
【0078】図1によれば、プラント監視制御装置30
は、プラント5を構成する各プラント機器5(1)〜5
(n)の設置現場(下位系)に配置された各プラント機
器5(1)〜5(n)動作制御用の下位系計算機ユニッ
ト31と、運転員の操作側(上位系)に配置され、その
運転員に対して各プラント機器5(1)〜5(n)のプ
ロセス量を表示し、かつ運転員からプラント機器5
(1)〜5(n)に対する操作指令を入力するための上
位系計算機ユニット32と、下位系計算機ユニット31
および上位系計算機ユニット32の処理に必要な複数の
データテーブルを保守(テーブル内容の変更・追加・削
除等の更新)可能に保持する保守系計算機ユニット33
とを備えている。これら各計算機ユニット31〜33
は、LANやWAN等の図示しない通信ネットワークを
介してデータ通信可能に相互接続されている。
【0079】プラント5は、回転機、燃料油流量調節弁
(親弁、子弁)等の複数の操作機器、これら複数の操作
機器にそれぞれ接続された複数のセンサおよび個別の制
御装置等の各種プラント機器5(1)〜5(n)を有し
ている。
【0080】下位系計算機ユニット31は、CPUや入
力部等を含む制御演算部35と、この制御演算部35と
各プラント機器5(1)〜5(n)との間の入出力イン
タフェース37とを備えている。
【0081】下位系計算機ユニット31の制御演算部3
5は、上記入出力インタフェースとしての入出力ボード
(PI/O入出力基板;PI/Oともいう)37を介し
て各プラント機器5(1)〜5(n)から上記調節弁
(親弁・子弁)等の各種弁の開度、回転機等の動力機器
のモーターの回転数、プラント系統における所定箇所の
流量等のプロセス量P1〜Pnを取得し、かつ後述する
制御ロジック演算処理手段から送られた演算結果(操作
指令データ)をPI/O37を介して複数のプラント機
器5(1)〜5(n)における対応する機器に対して送
るプロセス入出力手段35aと、このプロセス入出力手
段35aにより取り込まれたプロセス量P1〜Pnおよ
びそれらプロセス量P1〜Pnに対応する所定の制御ロ
ジックに基づいて制御ロジック演算(例えば論理積、論
理和等)を実行し、得られた結果を表すプロセスデータ
を上位系計算機ユニット32に送信する制御ロジック演
算処理手段35bとを備えている。
【0082】また、制御演算部35は、この制御演算部
35の処理に必要なプログラム等を記憶するためのメモ
リ36を備えている。
【0083】さらに、この制御ロジック演算処理手段3
5bは、上位系計算機ユニット32から送られた操作指
令を取り込み、取り込んだ操作指令およびこの操作指令
に対応する制御ロジックを用いて制御ロジック演算を行
なうとともに、この制御ロジック演算により得られた結
果をプロセス入出力手段35aに送る処理を行なうよう
になっている。
【0084】プラント監視制御装置30の上位系計算機
ユニット32は、インタフェースマクロ処理CPU40
a(以下、単にCPU40aと記載する)およびこのC
PU40aの処理に必要なプログラムやデータ等を記憶
するためのメモリ40bを有し、下位系計算機ユニット
31および上位系計算機ユニット32間のデータ受け渡
しに係わるインタフェース処理を行なうインタフェース
マクロ処理手段40と、運転員から入力装置12および
操作端を介して入力された操作指令をインタフェースマ
クロ処理手段40へ渡し、かつインタフェースマクロ処
理手段40から渡されたプロセスデータを加工して表示
装置11へ表示するマンマシンインタフェース処理を行
なうマンマシン制御部41とを備えている。
【0085】インタフェースマクロ処理手段40のCP
U40aは、インタフェースマクロ操作端テーブル45
を用いることにより、制御ロジック演算処理手段35b
から送られたプロセスデータを各操作端{1番目の操作
端CV1(PID CV−001)〜k番目の操作端C
Vk(PID CV−k)}毎に操作端単位で一括して
後述するマンマシン制御部41へ送信し、マンマシン制
御部41から送られた操作指令を各操作端毎に操作端単
位で一括して制御ロジック演算処理手段35bへ送信す
る処理を行なうようになっている。
【0086】マンマシン制御部41は、インタフェース
マクロ処理手段40を介して送られてきたプロセスデー
タを、操作端入力点設定テーブル23および操作端表示
情報テーブル46に基づいて対応する操作端内のプロセ
ス量用表示要素(表示ポイント)として加工し、かつ後
述するマンマシン入出力手段から送られた操作指令に基
づいて操作指令用表示要素(表示ポイント)を加工する
操作端情報処理手段47と、この操作端情報処理手段4
7により加工された表示ポイントをマンマシン情報テー
ブル48に格納されたマンマシン表示用フォーマットに
合成して現在のプロセス量および操作指令に係わる値が
表示された表示画面を作成するマンマシン情報処理手段
49と、このマンマシン情報処理手段49により作成さ
れた表示画面を表示装置11へ出力し、かつ入力装置1
2により操作指令用表示ポイントを介して入力された各
プラント機器5(1)〜5(n)に係わる操作指令を受
け取ってマンマシン情報処理手段49を経由して操作端
情報処理手段47に送るマンマシン入出力手段50とを
備えており、上記操作端情報処理手段47は、マンマシ
ン入出力手段50から送られた操作指令を操作端単位で
インタフェースマクロ処理手段40に送信するようにな
っている。
【0087】制御ロジックテーブル6は、プラントの各
プラント機器5(1)〜5(n)の制御監視内容に応じ
て多数の制御ロジック(制御ロジックプログラムが記載
されたシート;ロジックシートともいう)を保持してお
り、この多数の制御ロジックは、燃料制御、センサー、
インターロック等、そのロジックの種類に応じて所定数
の系統(ロジック系統)にグループ化されている。
【0088】そして、下位系計算機ユニット31の制御
演算部35は、制御ロジック演算処理手段35bとし
て、制御ロジックテーブル6に保持された制御ロジック
に基づいて図2に示す処理を行なう。
【0089】すなわち、制御ロジック演算処理手段35
bは、下位系計算機ユニット31が初回起動か否かを判
断し(ステップS1)、この判断の結果YES、すなわ
ち、下位系計算機ユニット31が初回起動時において
は、制御ロジックテーブル6に記憶された全ての制御ロ
ジック(ロジックシート)をメモリ36へロードする
(ステップS2)。
【0090】一方、ステップS1の判断の結果NO、す
なわち、プラント監視制御装置30(下位系計算機ユニ
ット31)が起動(監視制御開始)して制御ロジックが
既にメモリ36へロードされている状態では、制御ロジ
ック演算処理手段35bは、プロセス入出力手段35a
から送られたプロセス量P(P1〜Pn)を受信し、か
つインタフェースマクロ処理手段40から操作端単位で
送られた操作指令H(H1〜Hn)を受信し、受信した
プロセス量および操作指令と、これらプロセス量および
操作指令に対応する制御ロジックとを用いて制御ロジッ
ク演算を行なう(ステップS3)。
【0091】次いで、制御ロジック演算処理手段35b
は、ステップS3の処理により得られた制御ロジック演
算結果が操作指令に基づく操作指令データであるか否か
を判断し(ステップS4)、この判断の結果YES、す
なわち、制御ロジック演算結果が操作指令データである
場合には、この操作指令データをプロセス入出力手段3
5aへ出力して(ステップS5)、ステップS3の処理
の実行前に戻り、次に送られたプロセス量および操作指
令に基づいてステップS3〜ステップS5の処理を繰り
返す。
【0092】一方、ステップS4の判断の結果NO、す
なわち、制御ロジック演算結果がプロセスデータである
場合には、制御ロジック演算処理手段35bは、得られ
たプロセスデータを操作端単位に区分けし、その区分け
したプロセスデータを操作端毎に一括してインタフェー
スマクロ処理手段40にそれぞれ送信して(ステップS
6)、ステップS3の処理の実行前に戻り、送られたプ
ロセス量および操作指令に基づいてステップS3、ステ
ップS4およびステップS6の処理を繰り返すようにな
っている。
【0093】インタフェースマクロ操作端テーブル45
は、図3に示すように、各操作端毎に予め作成されたバ
ッファ55B1〜55Bkを有している。このインタフ
ェースマクロ操作端テーブル45の各バッファ55B1
〜55Bkは、対応する操作端(自操作端ともいう)の
PID、自操作端の名称をそれぞれ保持可能になってい
る。
【0094】また、各バッファ55B1〜55Bkは、
自操作端において扱われるプロセスデータ(開度、自動
表示、手動表示、操作端異常、調節弁 開、調節弁
閉、調節弁 全開、調節弁 全閉等)および操作指令
(開度指令、流量指令、自動指令、手動指令)の信号名
称(値)を入出力ポイントとしてそれぞれ保持可能にな
っている。なお、制御ロジック側から操作端側へ送られ
るプロセスデータ(例えば、「開度」等)を“入力ポイ
ント”とし、操作端側から制御ロジック側へ送られる操
作指令(例えば「開度指令」等)を“出力ポイント”と
する。
【0095】さらに、各バッファ55B1〜55Bk
は、自操作端の一括処理用入力点(マクロ値)および一
括処理用出力点(マクロ値)をそれぞれ保持可能になっ
ている。
【0096】例えば、操作端CV1用のバッファ55B
1は、上記操作端CV1のPID(CV−001)、そ
の名称(燃料油流量調節弁)、操作端CV1で扱われる
入出力ポイントの信号名称(信号値)および一括処理用
入出力点(マクロ値)をそれぞれ保持するようになって
いる。
【0097】インタフェースマクロ処理手段40のCP
U40aは、インタフェースマクロ操作端テーブル45
に基づいて図4に示す処理を行なう。
【0098】すなわち、CPU40aは、このCPU4
0aを含む上位系計算機ユニット32が初回起動か否か
を判断し(ステップS10)、この判断の結果YES、
つまり、上位系計算機ユニット32が初回起動時におい
ては、インタフェースマクロ操作端テーブル45に保持
されたバッファ55B1〜55Bkを全てメモリ40b
へロードする(ステップS11)。
【0099】一方、ステップS10の判断の結果NO、
すなわち、上位系計算機ユニット32が起動(監視制御
開始)してバッファ55B1〜55Bkが既にメモリ4
0bへロードされている際には、CPU40aは、監視
制御開始からX回目に取り込まれたプロセス量P1〜P
nに基づいて制御ロジック演算処理手段35bから操作
端毎に一括して送られてきたプロセスデータを操作端毎
に対応するバッファ55B1〜55Bkにそれぞれ保持
する。
【0100】例えば、操作端CV−001のバッファ5
5B1には、操作端CV1に対応するプロセスデータP
D1{例えば、燃料油流量調節弁(親弁)の「開度」を
表す状態量(PID A001)}が格納される。
【0101】そして、CPU40aは、操作端CV1に
対応するバッファ55B1に格納された全てのプロセス
データPD1〜PDkを取り出し、取り出したプロセス
データPD1〜PDkに対してそれぞれ異なる重み付け
をして加算(チェックサム)し、その加算合計値である
マクロ値を自操作端(操作端CV1)の一括処理用入力
点MI1として求める。そして、以下、残りの操作端C
V2〜CVkに対応するバッファ55B2〜55Bkに
それぞれ保持されたプロセスデータを用いて同様の処理
を行なうことにより操作端CV2〜CVkの一括処理用
入力点MI2〜MIkをそれぞれ求める(ステップS1
2)。
【0102】さらに、インタフェースマクロ処理手段4
0のCPU40aは、監視制御開始からY回目にマンマ
シン制御部41を経由して操作端毎に一括して送られて
きた操作指令を操作端毎に対応するバッファ55B1〜
55Bkにそれぞれ保持する。
【0103】例えば、操作端CV1のバッファ55B1
には、操作端CV1に対応する操作指令H1{例えば、
燃料油流量調節弁(親弁)の「開度を65.4%にする
指令」(PID A101)}が格納される。
【0104】そして、CPU40aは、操作端CV1に
対応するバッファ55B1に格納された全ての操作指令
H1〜Hkを取り出し、取り出した操作指令H1〜Hk
に対して異なる重み付けをしてそれぞれ加算(チェック
サム)し、その加算合計値であるマクロ値を自操作端
(操作端CV1)の一括処理用出力点MO1として求め
る。そして、以下、残りの操作端CV2〜CVkに対応
するバッファ55B2〜55Bkにそれぞれ保持された
操作指令を用いて同様の処理を行なうことにより操作端
CV2〜CVkの一括処理用出力点MO2〜MOkをそ
れぞれ求める(ステップS13)。
【0105】次いでCPU40aは、パラメータNを0
に設定し(ステップS14)、そのNをN+1(=1)
に設定する(ステップS15)。続いて、CPU40a
は、ステップS12の処理で求められたN(=1)番目
の操作端CV−001の一括処理用入力点MI1が操作
端CV1に対応するバッファ55B1に格納された前回
(X−1回目)の一括処理用入力点MI1' と異なって
いるか否かを判断し(ステップS16)、この判断の結
果YES、すなわち、今回(X回目)の一括処理用入力
点MI1が前回(X−1回目)の一括処理用入力点MI
1' と異なる場合には、操作端CV1に対応するバッフ
ァ55B1に格納されたプロセスデータPD1〜PDk
(N番目の操作端CV1のプロセスデータPD1〜PD
k)を操作端側の入力ポイントPI1〜PIkとして一
括して操作端情報処理手段47へ送信し(ステップS1
7)、上記X回目の一括処理用入力点MI1を前回の一
括処理用入力点MI1' として上記バッファ55B1に
保持する(ステップS18)。
【0106】一方、ステップS16の判断の結果NO、
すなわち、今回(X回目)の一括処理用入力点MI1が
前回(X−1回目)の一括処理用入力点MI1' と一致
している場合には、CPU40aは、ステップS13の
処理により求められたN(=1)番目の操作端CV1の
一括処理用出力点MO1(Y回目に入力されたものとす
る)が操作端CV1に対応するバッファ55B1に格納
された前回(Y−1回目)の一括処理用出力点MO1'
と異なっているか否かを判断する(ステップS19)。
【0107】ステップS19の判断の結果YES、すな
わち、今回(Y回目)の一括処理用出力点MO1が前回
(Y−1回目)の一括処理用出力点MO1' と異なる場
合には、操作端CV1に対応するバッファ55B1に格
納された全ての操作指令H1〜Hk(N番目の操作端C
V1の操作指令H1〜Hk)を、制御ロジック側への出
力ポイントPO1〜POkとして一括して制御ロジック
演算処理手段35bへ送信し(ステップS20)、上記
Y回目の一括処理用出力点MO1を前回の一括処理用出
力点MO1' として上記バッファ55B1に保持する
(ステップS21)。
【0108】一方、ステップS19の判断の結果NO、
すなわち、今回の一括処理用出力点MO1が前回の一括
処理用出力点MO1' と一致している場合には、全ての
操作端の一括処理用入出力点チェックが終了したか否
か、つまり、N=kか否かを判断する(ステップS2
2)。今、「N=1」、すなわち、第1番目の操作端C
V1についての一括処理用入出力点チェックが終了して
いるため、ステップS22の判断の結果NOになり、C
PU40aは、ステップS15の処理に戻ってNを
「1」インクリメントとして(N=2)、2番目の操作
端CV2の一括処理用入力点MI2および一括処理用出
力点MO2に対して上述したステップS16〜ステップ
S22の処理を繰り返す。
【0109】このようにして、ステップS16〜ステッ
プS22の処理が全ての操作端CV1〜CVkに対して
終了すると、ステップS22の判断の結果はYESとな
り、CPU40aは、ステップS12の処理の実行前に
戻り、送られた次回のプロセスデータ/操作指令に基づ
いてステップS12〜ステップS22の処理を繰り返す
ようになっている。
【0110】操作端入力点設定テーブル23は、前掲図
32に示したように、各操作端において表示されている
プロセス量用および操作指令用表示ポイントに対応する
入出力ポイントの情報{各操作端の操作端名称、操作端
種別、各操作端内の入出力ポイント名称(信号名)、P
ID、値および単位等}を操作端PID毎にそれぞれ格
納している。
【0111】例えば、操作端入力点設定テーブル23に
は、前掲図32に示すように、PID(CV−001)
を有する操作端CV1の操作端名称(燃料油流量調節弁
親弁)、操作端種別(電動サーボ)、入出力ポイント
の名称(開度指令、開度、流量指令、自動指令、手動指
令、自動表示および手動表示)、それら入出力ポイント
のPID{A101、A001、…、D102}、それ
ら入出力ポイントの値(65.4、65.3、…、OF
F)およびそれら入出力ポイント単位(%、%、th
等)が各フィールド毎に分類されてそれぞれ保持されて
いる。
【0112】操作端表示情報テーブル46は、各操作端
において扱われている(表示されている)操作端側入出
力ポイントの表示態様S1、S2、…{例えば表示座標
位置(表示画面を2次元平面とした際の水平座標、垂直
座標))、表示パターン(数値、インジケータ、PBラ
ンプ等)、大きさ、表示色等}を操作端種別毎にそれぞ
れ保持している。
【0113】例えば、操作端表示情報テーブル46に
は、図5に示すように、「電動サーボの開度」の表示態
様S2が各フィールド毎{表示座標(130、18
0)、表示パターン(数値)、大きさ(8)および表示
色(シアン)}に分類された状態でそれぞれ保持されて
いる。
【0114】操作端情報処理手段47は、インタフェー
スマクロ処理手段40から送られたプロセスデータ(入
力ポイント)、操作指令(出力ポイント)、操作端入力
点設定テーブル23および操作端表示情報テーブル46
に基づいて図6に示す処理を行なう。
【0115】すなわち、操作端情報処理手段47は、パ
ラメータNを0に設定し(ステップS30)、そのNを
N+1(=1)に設定する(ステップS31)。続い
て、操作端情報処理手段47は、インタフェースマクロ
処理手段40から操作端単位で送られた入力ポイントP
I1〜PIkの内のN(=1)番目のPID(A00
1)を有する入力ポイントPI1の値が操作端入力点設
定テーブル23に格納された入力ポイントPI1' の値
(前回値)と異なっているか否かを判断する(ステップ
S32)。
【0116】例えば、前掲図32に示すように、入力ポ
イントPI1' の値(前回値)が「65.3」であり、
今回の入力ポイントPI1の値が「67.0」であった
とすると、上記判断の結果はYES、すなわち、今回
(X回目)の入力ポイントPI1の値が前回(X−1回
目)の入力ポイントPI1' の値と異なっていると判断
される。
【0117】上記ステップS32の結果YES(異なっ
ている)と判断された場合、操作端情報処理手段47
は、上記入力ポイントPI1の操作端種別を操作端入力
点設定テーブル23を参照することにより抽出し(例え
ば電動サーボ)、X回目の入力ポイント(開度)PI1
の値を前回の入力ポイント(開度)PI1' の値として
操作端入力点設定テーブル23に保持する(ステップS
33)。
【0118】一方、ステップS32の判断の結果NO
(今回の入力ポイントPI1が前回の入力ポイントPI
1' と一致している場合)においては、操作端情報処理
手段47の処理はステップS36の処理に移行する。
【0119】続いて、操作端情報処理手段47は、操作
端CV1の入力ポイントPI1の操作端種別(電動サー
ボ)における表示態様S2を操作端表示情報テーブル4
6を参照することにより抽出して設定し(ステップS3
4)、上記操作端CV1の入力ポイント(表示ポイン
ト)PI1の表示態様S2をマンマシン情報処理手段4
9へ送信する(ステップS35)。
【0120】続いて、操作端情報処理手段47は、イン
タフェースマクロ処理手段40から送られた全ての入力
ポイントに対する変化検出処理が終了したか否かを判断
する(ステップS36)。今、「N=1」、すなわち、
第1番目のPIDを有する操作端側入力ポイントPI1
についての処理のみが終了しているため、ステップS3
6の判断の結果NOになり、操作端情報処理手段47
は、ステップS31の処理に戻ってNを「1」インクリ
メントとして(N=2)、2番目のPIDを有する入力
ポイントPI2に対して上述したステップS32〜ステ
ップS36の処理を繰り返す。
【0121】このようにして、ステップS32〜ステッ
プS36の処理が全ての入力ポイントPI1〜PIkに
対して終了すると、ステップS36の判断の結果はYE
Sとなり、操作端情報処理手段47は、ステップS30
の処理の実行前に戻り、次に操作端単位で送られてくる
入力ポイントに基づいてステップS30〜ステップS3
6の処理を繰り返すようになっている。
【0122】マンマシン情報テーブル48は、表示装置
11で表示される操作用系統図のマンマシン表示用フォ
ーマット{例えば画面番号、画面名称、表示操作端PI
D、表示サイズ、背景色、枠色および操作端以外で付加
される表示情報(付加表示情報)}をそれぞれ保持して
いる。
【0123】例えば、マンマシン情報テーブル48に
は、図7に示すように、画面番号01の操作用系統図の
マンマシン表示用フォーマットが各フィールド毎{画面
番号(01)、画面名称(燃料系統 操作端)、表示操
作端PID(CV−001・CV−002)、表示サイ
ズ(全画面表示)、背景色(黒)、枠色(赤)および付
加表示情報(日付、総燃料流量表示)、発電機総合出
力)に分類された状態でそれぞれ保持されている。
【0124】マンマシン情報処理手段49は、操作端情
報処理手段47から送られた操作端CV1の入力ポイン
ト(例えば入力ポイントPI1)の表示態様およびマン
マシン情報テーブル48に基づいて図8に示す処理を行
なう。
【0125】すなわち、マンマシン情報処理手段49
は、操作端情報処理手段47から通知{変化した操作端
(操作端CV1)の入力ポイントの表示態様}があるか
否かを常に判断しており(ステップS40)、この判断
の結果NO、すなわち、操作端情報処理手段47から通
知が送信されていない場合には、ステップS40の判断
処理を繰り返す。
【0126】一方、ステップS40の判断の結果YE
S、すなわち、操作端情報処理手段47から通知(例え
ば操作端CV1の入力ポイントPI1の表示態様S2が
送信されてきた場合には、マンマシン情報処理手段49
は、現在表示装置11において表示中の表示画面(操作
用系統図)の画面番号(例えば画面番号01の燃料系統
の操作用系統図)において表示される表示操作端PID
(例えばCV−001・CV−002)をマンマシン情
報テーブル48を参照して抽出し(ステップS41)、
抽出した表示操作端PID(CV−001・CV−00
2)が操作端情報処理手段47から送信されてきた表示
態様の操作端CV−001のPID(CV−001)と
一致するか否かを判断する(ステップS42)。
【0127】このステップS42の判断の結果NO、す
なわち、現在表示中の操作端PIDと操作端情報処理手
段47から送信されてきた表示態様の操作端PIDとが
一致しない場合には、ステップS40の判断処理に移行
してその判断処理を繰り返す。
【0128】一方、ステップS42の判断の結果YE
S、すなわち、現在表示中の操作端PIDと操作端情報
処理手段47から送信されてきた表示態様の操作端CV
1の操作端PIDとが一致した場合には、マンマシン情
報処理手段49は、上記操作端CV1の表示態様S2を
マンマシン情報テーブル48の画面番号01のマンマシ
ン表示フォーマットに対して重畳して最新のプロセス量
を含む表示画面データを作成し(ステップS43)、作
成した表示画面データをマンマシン入出力手段50へ通
知(送信)する(ステップS44)。そして、マンマシ
ン情報処理手段49は、ステップ40の判断処理に移行
して上記判断処理を繰り返すようになっている。
【0129】マンマシン入出力手段50は、マンマシン
情報処理手段49から送信されてきた表示画面データを
表示装置11へ出力する機能と、運転員から入力装置1
2および所定の操作端を介して入力された操作指令H1
〜Hkをマンマシン情報処理手段49を介して操作端情
報処理手段47へ送る機能とを有している。
【0130】図9(a)は、上述したマンマシン入出力
手段50から出力され表示装置11で表示される表示画
面の一例を示すものであり、図9(b)は、その表示画
面Iにおける操作端部分の拡大図である。図9(a)お
よび(b)によれば、表示装置11には、表示画面とし
て燃料系統の一部を表す系統図Isが表示されている。
例えばこの燃料系統図Isでは、燃料系統の一部とし
て、燃料油流量調節弁V3を介してパイプA3を流れる
燃料油が燃料油流量調節弁V1を有するパイプA1およ
び燃料油流量調節弁V2を有するパイプA2に分流され
ている部分が示されており、上記燃料系統の一部を構成
するプラント機器(燃料油流量調節弁V1〜V3)の内
の操作対象である燃料油流量調節弁V1の操作端CV1
(PIDCV−001)が上記系統図に重畳して表示さ
れている。
【0131】また、操作端CV1上には、プロセス量表
示用および操作指令用表示ポイント(例えばPI1〜P
I3、PO1〜PO3)がそれぞれ表示されている。
【0132】一方、プラント監視制御装置30の保守系
計算機ユニット33の保守部25は、上述した制御ロジ
ックテーブル6、インタフェースマクロ操作端テーブル
45、操作端入力点設定テーブル23、操作端表示情報
テーブル46およびマンマシン情報テーブル48を保持
するメモリ60と、保守入力装置26から入力された保
守情報(テーブル内容の更新情報)を受け取って後述す
る保守情報処理手段へ送り、かつ保守情報処理手段から
送られた保守情報を受け取って保守表示装置27へ送る
機能(保守機能入出力手段)61aおよび保守機能入出
力手段61aから送られた保守情報に基づいてメモリ6
0aに保持された各テーブルの内容を更新し、かつ更新
された各テーブルの内容を含む保守情報を上記保守機能
入出力手段61aへ送る機能(保守情報処理手段)61
bを有するCPU61とを備えている。
【0133】次に本実施形態のプラント監視制御装置3
0の監視制御動作について、特に下位系計算機ユニット
31(制御ロジック )および上位系計算機ユニット3
2(操作端情報処理手段47)間の信号(プロセスデー
タ、操作指令)伝達に係わるインタフェースマクロ処理
手段40(CPU40a)の動作を中心に説明する。
【0134】プラント5の各プラント機器5(1)〜5
(n)から燃料油流量調節弁(親弁・子弁)等の各種弁
の開度、回転機等の動力機器のモーターの回転数、プラ
ント系統における所定箇所の流量等のプロセス量P1〜
Pnは、下位系計算機ユニット31のPI/O(入出力
インタフェース)37および制御演算部35のプロセス
入出力手段35aの処理により制御演算部35の制御ロ
ジック演算処理手段35bに順次(例えば定周期で)取
り込まれている。
【0135】制御ロジック演算処理手段35bでは、プ
ラント監視制御装置30(下位系計算機ユニット31)
の起動(監視制御開始)に応じて制御ロジックテーブル
6から制御ロジックLp1〜Lpnがロードされ(ステップ
S1およびS2参照)、例えば監視制御開始からX回目
に取り込まれたプロセス量P1〜Pnおよびこれらプロ
セス量P1〜Pnに対応する制御ロジック(ロジックシ
ート)Lpxに基づいて所定の制御ロジック演算が実行さ
れる(ステップS3参照)。
【0136】このとき、本実施形態では、ステップS3
の制御ロジックLpxに基づく制御ロジック演算結果であ
るプロセスデータは、各操作端(CV1〜CVk)毎に
区分けされる。そして、各操作端(CV1〜CVk)毎
に区分けされたプロセスデータは、操作端毎に一括して
上位系計算機ユニット32のインタフェースマクロ処理
手段40(CPU40a)にそれぞれ送信される(ステ
ップS4〜ステップS6参照)。
【0137】例えば、制御ロジック演算処理手段35b
により生成されたプロセスデータの内、操作端CV1に
対応するプロセスデータPD1〜PDkは、一括してイ
ンタフェースマクロ処理手段40のCPU40aに送信
される。
【0138】インタフェースマクロ処理手段40のCP
U40aに送信された操作端CV1のプロセスデータP
D1〜PDkは、そのCPU40aのステップS10〜
S12の処理により、操作端CV1(操作端PID C
V−001)に対応して設定されたバッファ55B1に
一括して格納される(図10参照)。また、プロセスデ
ータPD1〜PDkを用いたCPU40aの処理により
(ステップS12参照)、操作端CV1全体に対する一
括処理用入力点MI1が求められる。
【0139】このようにして、操作端CV1に対応する
バッファ55B1にプロセスデータPD1〜PDkが格
納され、かつ操作端CV1の一括処理用入力点MI1が
求められると、インタフェースマクロ処理手段40のC
PU40aの処理により、操作端CV1の一括処理用入
力点MI1がバッファ55B1に格納された前回(X−
1回目)の操作端CV1の一括処理用入力点MI1' に
対して変化したか否かが判断される(ステップS14〜
16参照)。
【0140】今、X回目に取り込まれたプロセス量PD
1〜PDkに基づく制御ロジックLpxの制御演算処理に
よりX回目の一括処理用入力点MI1は、前回(X−1
回目)の操作端CV1の一括処理用入力点MI1' から
変化しているため、上述した判断の結果は「YES(変
化している)」であり、その操作端CV1に対応するバ
ッファ55B1に保持されたプロセスデータPD1〜P
Dkが入力ポイントPI1〜PIkとして一括して操作
端情報処理手段47へ送信される。
【0141】したがって、下位計算機ユニット31(制
御演算部35の制御ロジック演算処理手段35b)で取
得されたプロセスデータPD1〜PDkは、これら各プ
ロセスデータに対応する個別のバッファ等を介して各ポ
イント毎に送られるのではなく、操作端単位で一括して
操作端情報処理手段47へ送信される。
【0142】次いで、操作端情報処理手段47のステッ
プS30〜ステップS36の処理により、CPU40a
から一括して送られた入力ポイントPI1〜PIkの中
で前回値から変化している入力ポイント(例えば入力ポ
イントPI1)が各PID毎に抽出され、抽出された入
力ポイントPI1の操作端PID(CV−001)、操
作端種別(電動サーボ)およびその表示態様S2{表示
座標(130、180)、表示パターン(数値)、大き
さ(10)および表示色(シアン)}がそれぞれ設定さ
れる。設定された操作端CV1(電動サーボ)の表示態
様S2は、マンマシン情報処理手段49に送られる。
【0143】今、操作端CV1を含む系統操作画面(例
えば画面番号01のIs01)が表示装置11に表示され
ているとすると、マンマシン情報処理手段49の上述し
たステップS40〜ステップS44の処理により、操作
端CV1の表示態様S2が画面番号01のマンマシン表
示フォーマットに重畳されて表示画面データが作成さ
れ、マンマシン入出力手段50に送られる。そして、マ
ンマシン入出力手段50の処理により、表示装置12に
は、図10に示すように、X回目に取り込まれたプロセ
ス量P1〜Pnの変化が操作端CV1上のプロセス量用
表示要素(表示ポイント)PI1としてリアルタイムで
反映された系統操作画面Is01が表示される。
【0144】一方、運転員は、表示装置11の表示画面
(例えば上記操作端CV1が重畳表示された系統操作画
面Is01)を監視しながら、必要に応じて入力装置 を
操作して所定の操作端(例えば操作端CV1)内の表示
ポイントPO1〜PO3を操作して例えばY回目の操作
指令H1〜H3を入力する(図10参照)。
【0145】入力された操作指令H1〜H3は、マンマ
シン入出力手段50およびマンマシン情報処理手段49
を介して操作端情報処理手段47へ送信される。
【0146】このとき、操作端情報処理手段47の処理
により、送られた操作指令H1〜H3をは、操作端毎に
一括してインタフェースマクロ処理手段40(CPU4
0a)に送信される。
【0147】CPU40aに一括して送信された操作端
CV1の操作指令H1〜H3は、そのCPU40aのス
テップS10、S11およびS13の処理により、操作
端CV1に対応して設定されたバッファ55B1に一括
して格納される(図10参照)。また、操作指令H1〜
H3を用いたCPU40aの処理により(ステップS1
3参照)、操作端CV1全体の一括処理用出力点(マク
ロ値)MO1が求められる。
【0148】このようにして、操作端CV1に対応する
バッファ55B1に操作指令H1〜H3が格納され、か
つ一括処理用出力点MO1が求められると、CPU40
aの処理により、操作端CV1の一括処理用出力点MO
1がバッファ55B1に格納された前回(Y−1回目)
の一括処理用出力点MO1' に対して変化したか否かが
判断される(ステップS14、S15およびステップS
19参照)。
【0149】今、P回目に入力された操作指令H1〜H
3によりY回目の一括処理用出力点MO1は、前回(Y
−1回目)の操作端CV1の一括処理用出力点MO1'
から変化しているため、上述した判断の結果は「YES
(変化している)」となり、その操作端CV1に対応す
るバッファ55B1に保持された操作指令H1〜H3が
出力ポイントPO1〜PO3として一括して下位系計算
機ユニット31の制御演算部35の制御ロジック演算処
理手段35bに送信される。
【0150】この結果、上位系計算機ユニット32(マ
ンマシン制御部41等)から入力された操作指令H1〜
H3は、これら各操作指令に対応する個別のバッファ等
を介して各ポイント毎に送られるのではなく、操作端単
位で一括して制御演算部35の制御ロジック演算処理手
段35bへ送信される。
【0151】制御ロジック演算処理手段35bでは、操
作端単位で送信された出力ポイントPO1〜PO3(操
作指令H1〜H3)およびその出力ポイントPO1〜P
O3に対応する制御ロジックLhyに基づいて所定の制御
ロジック演算が実行される(ステップS3参照)。そし
て、その制御ロジック演算結果である操作指令データH
D1〜HD3は、プラント5の対応するプラント機器
(燃料油流量調節弁 親弁等)に送信され、この結果、
操作指令H1〜H3に基づくプラント制御が行なわれ
る。
【0152】以下、上述した監視制御処理、すなわち、
取得したプロセス量に基づくプラント(プラント機器)
監視処理および入力された操作指令に基づくプラント
(プラント機器)制御処理が繰り返し実行される。
【0153】以上述べたように、本実施形態のプラント
監視制御装置30によれば、下位計算機ユニット31の
制御ロジック35(制御ロジック演算処理手段35b)
および上位系計算機ユニット32の操作端情報処理手段
47間の信号(プロセスデータ、操作指令)の伝達(受
け渡し)については、それら複数の信号(プロセスデー
タ、操作指令)を操作端単位でまとめて操作端毎の一つ
の一括処理用入出力点として扱うことにより、上記操作
端単位でまとめられた複数の信号(プロセスデータ、操
作指令)を操作端毎に一括して制御ロジック演算処理手
段35bおよび操作端情報処理手段47へ受け渡すこと
ができる。
【0154】したがって、各信号(プロセスデータ、操
作指令)毎の計算機個別入力点バッファおよび計算機個
別出力点バッファを用いて上記各信号(プロセスデー
タ、操作指令)を個別にポイント指定して受け渡す従来
の受け渡し方式と比べて、制御ロジック作成時や操作端
情報処理手段の処理時等において扱うポイント数を大幅
に削減することができる。
【0155】また、従来の受け渡し方式では、例えばN
個の操作指令を操作端を介して制御ロジックに送信し、
各操作指令に対応するN個のプロセスデータを操作端へ
送り返すには、1回の操作指令送信および対応するプロ
セスデータ受信に2回の入出力ポイント設定を行なう必
要があり、総計2×N個の入出力ポイント設定を行なう
必要があったが、本実施形態では、上記N個の操作指令
および各操作指令に対応するN個のプロセスデータ全て
の送受信に対して2個の一括処理用入出力点を設定すれ
ばよく、設定が非常に容易になる。
【0156】上記受け渡しに係わる設定ポイント数の大
幅削減および設定自体の容易性の向上により、操作端情
報処理手段47(操作端)および制御ロジック演算処理
手段35b(制御ロジック)間の信号受け渡しに係わる
データベースの製作時間および製作作業量を従来に比べ
て大幅に低減することができる。
【0157】(第2の実施の形態)本発明のプラント監
視制御装置に係わる第2の実施の形態を図11〜図13
に示す。
【0158】図11は、本実施形態に係わるプラント監
視制御装置70の構成および機能ブロックを示す図であ
る。なお、図11に示したプラント監視制御装置70に
おいて、前掲図1に示した第1実施形態のプラント監視
制御装置30と略同等の構成要素については、同一の符
号を付してその説明を省略する。
【0159】図11に示すプラント監視制御装置70に
よれば、インタフェースマクロ操作端テーブル71は、
図12に示すように、各操作端毎に予め作成されたバッ
ファ71B1〜71Bkを有しており、それら各バッフ
ァ71B1〜71Bkは、第1実施形態と同様に、自操
作端のPID、自操作端の名称、その自操作端において
扱われる操作端側入出力ポイントの状態量および自操作
端のマクロ値をそれぞれ保持可能になっている。
【0160】そして、本実施形態における各バッファ7
1B1〜71Bkは、第1実施形態において操作端入力
点設定テーブル23に格納されていた情報、すなわち操
作端種別、自操作端において表示されている入出力ポイ
ントの情報(PID、値、単位)をそれぞれ格納するよ
うになっており、この結果、操作端入力点設定テーブル
23が省略されている。
【0161】例えば、操作端CV1(操作端PID C
V−001)用のバッファ71B1には、上記操作端C
V1の操作端PID(CV−001)、その名称(燃料
油流量調節弁)、その操作端種別(電動サーボ)、その
操作端CV1における入出力ポイントの信号名称(状態
量)、マクロ値、上記入出力ポイントのPID、その値
(前回値)、およびその単位(必要なもの)が各フィー
ルド毎に分類された状態でそれぞれ保持するようになっ
ている。
【0162】そして、本実施形態の操作端情報処理手段
72は、インタフェースマクロ処理手段40から送られ
たプロセスデータ、インタフェースマクロ操作端テーブ
ル71および操作端表示情報テーブル46に基づいて図
13に示す処理を行なう。
【0163】すなわち、操作端情報処理手段72は、前
掲図6のステップS30〜ステップS31と同等の処理
を行なった後で、例えばインタフェースマクロ処理手段
40から操作端CV1の入力ポイントPI1〜PIkが
送られている場合、それら入力ポイントPI1〜PIk
の内のN(=1)番目のPID(A001)を有する入
力ポイントPI1の値がバッファ71B1に格納された
入力ポイントPI1'の値(前回値)から変化している
か否かを判断する(ステップS32A)。
【0164】第1実施形態と同様に、上記ステップS3
2Aの判断の結果YES、すなわち、今回(X回目)の
入力ポイントPI1の値が前回(X−1回目)の入力ポ
イントPI1' の値から変化していると判断された場
合、操作端情報処理手段72は、上記X回目の入力ポイ
ント(開度)PI1の値を前回の入力ポイント(開度)
PI1' の値としてバッファ71B1に格納し、次いで
操作端CV1の操作端種別(電動サーボ)を抽出する
(ステップS34A)。
【0165】続いて操作端情報処理手段72は、抽出さ
れた操作端種別(電動サーボ)における表示態様S2を
操作端表示情報テーブル46を参照することにより抽出
して設定し、上記操作端CV1の入力ポイント(表示ポ
イント)PI1の表示態様S2をマンマシン情報処理手
段49へ送信する(ステップS35)。
【0166】以下、前掲図13のステップS36と同等
の処理を行なう。
【0167】なお、この他の構成および動作処理は、第
1実施形態と略同等であるため、その説明は省略する。
【0168】すなわち、本実施形態によれば、各操作端
単位毎に設けられたバッファ71B1〜71Bkを用い
ることにより、各操作端における表示ポイント(入出力
ポイント)を操作端単位で設定することができるため、
上記入出力ポイントを1点単位で設定する場合と比べ
て、割り付け誤りが発生する危険性が大幅に抑制され
る。また、仮に割り付け誤りが発生しても、各操作端毎
のバッファを操作端単位でチェックすることができるた
め、割り付け誤りを従来よりも容易に発見することが可
能になる。
【0169】また、本実施形態によれば、制御ロジック
および操作端間の入出力ポイントの設定および操作端に
おける表示ポイント(入出力ポイント)の設定を一つの
インタフェースマクロ操作端テーブルを用いて行なうこ
とができるため、従来、異なる2つのテーブル(計算機
個別入出力バッファテーブルおよび操作端入力点設定テ
ーブル)を用いて制御ロジックおよび操作端間の入出力
ポイントおよび操作端における表示ポイントの設定を行
なっていた場合と比べて、それら2つのテーブル間にお
けるポイント設定誤り(ポイント不適合)が起きる心配
が解消される。この結果、上記ポイント不適合に基づく
修正作業が不要になる。
【0170】(第3の実施の形態)図14は、本実施形
態に係わるプラント監視制御装置80の構成および機能
ブロックを示す図である。なお、図14に示したプラン
ト監視制御装置80において、前掲図1に示したプラン
ト監視制御装置30および図11に示したプラント監視
制御装置70と略同等の構成要素については、同一の符
号を付してその説明を省略する。
【0171】図14に示すプラント監視制御装置80に
よれば、保守系計算機ユニット33のメモリ60には、
インタフェースマクロテーブル81が保持されており、
このインタフェースマクロテーブル81は、第2実施形
態で述べたインタフェースマクロ操作端テーブル71
と、インタフェース試験用テーブル82とを備えてい
る。
【0172】インタフェースマクロテーブル81のイン
タフェースマクロ試験用テーブル82は、図15に示す
ように、各操作端CV1〜CVk毎に予め作成されたテ
ーブル部(記憶部)82T1〜82Tkをそれぞれ有し
ており、このインタフェースマクロ試験用テーブル82
の各テーブル部82T1〜82Tkは、詳細な試験用パ
ラメータとして、自操作端のPID、自操作端の名称、
その自操作端において扱われる入出力ポイントの信号名
称、各入出力ポイントの試験モードおよび各入出力ポイ
ントの打ち返し値をそれぞれ格納するようになってい
る。
【0173】試験モードとは、上記各入出力ポイントに
対して試験を行なうか否かを定めるモードであり、試験
モード“ON”であれば試験を行なうこと、また試験モ
ード“OFF”であれば試験を行なわないことを表して
いる。この試験モードは、上位系計算機ユニット32
(マンマシン制御部41および入力装置12)、あるい
は下位系計算機ユニット31(制御演算部35)を介し
て各入出力ポイント毎に個別に設定可能になっている。
【0174】打ち返し値とは、被試験対象の処理部(制
御演算部35およびマンマシン制御部41の内のどちら
か一方)から試験に係わるデータ(プロセスデータある
いは操作指令)が例えば完成前の組み合わせ試験ができ
ない処理部に送られた場合、もし、その完成前の処理部
が完成していたならば、上記データに対応した処理部の
処理により上記被試験対象処理部に対して打ち返される
であろう値を意味している。
【0175】例えば、図15に示すように、操作端CV
1用のテーブル部82T1における出力ポイントPO1
「開度指令」の打ち返し値としては、被試験対象である
制御演算部35(制御ロジック)から入力ポイントPI
1「開度(開度要求)」が送られた際に、この「開度
(開度要求)」に対応して、マンマシン制御部41に関
係なく、あたかもマンマシン制御部41からの操作指令
として被試験対象である制御演算部35へ送信される値
(すなわち、「開度指令 65.4」)が設定されてい
る。同様に、テーブル部82T1における入力ポイント
PI1「開度」の打ち返し値としては、被試験対象であ
るマンマシン制御部41(操作端CV1)から出力ポイ
ント「開度指令 x%」が送られた際に、この「開度指
令 x%」に対応して、制御演算部35に関係なく、あ
たかも制御演算部35からのプロセスデータとして被試
験対象であるマンマシン制御部41へ送信される値(す
なわち、「開度指令(x)±1%」)が設定されてい
る。
【0176】上記インタフェースマクロ試験用テーブル
82の各テーブル部82T1〜82Tk の内容は、保守
入力装26、保守機能入出力手段27および保守情報処
理手段61bを介して更新可能になっている。
【0177】そして、本実施形態のインタフェースマク
ロ処理手段83のCPU83aは、インタフェースマク
ロテーブル82(インタフェースマクロ操作端テーブル
71およびインタフェースマクロ試験用テーブル82)
に基づいて図16に示す処理を行なう。
【0178】すなわち、インタフェースマクロ処理手段
83のCPU83aは、前掲図4のステップS11〜ス
テップS15と同等の処理を行なった後で、インタフェ
ースマクロ試験用テーブル82におけるN(=1)番目
の操作端CV1に対応するテーブル部82T1に格納さ
れた各出力ポイントの中で試験モード“ON”のポイン
トがあるか否かを判断する(ステップS40)。
【0179】この判断の結果NO、すなわち、操作端C
V1を介して各出力ポイントが何れも試験モード“OF
F”に設定されていた場合においては、CPU83aは
前掲図4のステップS19〜ステップS21の処理、す
なわち、通常の一括処理用出力点(マクロ値)MO1の
変化検出処理および出力ポイント一括送信処理を行なっ
て(ステップS40A)後述するステップS45の処理
に移行する。
【0180】一方、ステップS40の判断の結果YE
S、すなわち、操作端CV1を介して各出力ポイントの
少なくとも1つ(例えばPO1「開度指令」)が試験モ
ード“ON”に設定されていた場合、CPU83aは、
上記試験モードが“ON”であった出力ポイントPO1
(「開度指令」)に対応する入力ポイントPI1{バッ
ファ71B1に格納されたプロセスデータPD1(開
度)}の値として、操作端CV1用テーブル部82T1
に格納された上記入力ポイントPI1の打ち返し値PD
1R(開度 開度指令±1%)をバッファ71B1に設
定する(ステップS41)。
【0181】そして、CPU83aは、N(=1)番目
の操作端CV1の一括処理用出力点MO1がバッファ7
1B1に格納された前回の一括処理用出力点MO1' と
異なっているか否かを判断する(ステップS42)。
【0182】例えば、運転員から入力装置12および操
作端CV1を介して試験用の操作指令として、「上記操
作端CV1(燃料油流量調節弁 親弁)の開度を65.
4%にする指令(開度指令H1T)」が入力されたとす
ると、この開度指令H1Tは操作端単位でCPU83a
に送信される。このとき、送信された上記試験用の開度
指令H1Tにより一括処理用出力点MO1は前回値MO
1' から変化するため、ステップS42の判断の結果は
YES(変化している)となる。
【0183】ステップS42の判断の結果YESの場
合、CPU83aは、バッファ71B1に格納されたプ
ロセスデータPD1R(開度 開度指令±1%)〜PD
kを入力ポイントPI1R〜PIkとして一括して操作
端情報処理手段72に送信し(ステップS43)、上記
一括処理用出力点MO1を前回の一括処理用出力点MO
1' として上記バッファ71B1に保持する(ステップ
S44)。
【0184】このとき、操作端情報処理手段72のステ
ップS30〜ステップS36の処理により、CPU83
aから一括して送られた試験用入力ポイントPI1R〜
PIkの中で前回値から変化している入力ポイントPI
1R(開度 開度指令±1%)が抽出され、その入力ポ
イントPI1R(開度 開度指令±1%)の表示態様が
設定される。
【0185】以下、マンマシン情報処理手段49の上述
したステップS40〜ステップS44の処理およびマン
マシン入出力手段50の処理により、表示装置11に
は、操作端CV1から入力した試験用操作指令H1T
(開度指令)に対応するプロセスデータ(開度 開度指
令±1%→65.3%)が操作端CV1上のプロセス量
用表示要素(表示ポイント)PO1としてリアルタイム
で反映された表示画面が表示される。
【0186】したがって、運転員は、入力した操作指令
(開度指令;65.4%)に対応する開度(開度指令±
1%→65.3%)が表示されたか否かを表示画面を視
認することにより、下位系計算機ユニット(制御演算
部)31に関係なく、操作端CV1の操作指令(開度指
令)に係わる表示ポイントの設定、上記操作指令(開度
指令)に対応する出力ポイントの設定およびこの出力ポ
イントに対応する制御ロジック側の入力ポイントの設定
が正確に行なわれているか否かを確認することができ
る。
【0187】一方、運転員から試験用の操作指令が送信
されていない場合には、一括処理用出力点MO1は前回
値MO1' から変化せず、ステップS42の判断の結果
はNOとなる。 ステップS42の判断の結果NOであ
る場合、あるいは上述したステップS40Aの処理後、
CPU83aは、操作端CV1に対応するテーブル部8
2T1に格納された各入力ポイントの中で試験モード
“ON”のポイントがあるか否かを判断する(ステップ
S45)。
【0188】この判断の結果NO、すなわち、操作端C
V1を介して各入力ポイントが何れも試験モード“OF
F”に設定されていた場合、CPU83aは前掲図4の
ステップS16〜ステップS18の処理、すなわち、通
常の一括処理用入力点(マクロ値)MI1の変化検出処
理および入力ポイント一括送信処理を行なって(ステッ
プS45A)後述するステップS50の処理に移行す
る。
【0189】一方、ステップS45の判断の結果YE
S、すなわち、操作端CV1を介して各入力ポイントの
少なくとも1つ(例えば「開度」)が試験モード“O
N”に設定されていた場合、CPU83aは、上記試験
モードが“ON”であった入力ポイントPI1(「開
度」)に対応する出力ポイントPO1{バッファ71B
1に格納された操作指令H1(開度指令)}の値とし
て、操作端CV1用テーブル部82T1に格納された上
記出力ポイントPO1の打ち返し値H1R(開度指令6
5.4%)をバッファ71B1に設定する(ステップS
46)。
【0190】そして、CPU83aは、N(=1)番目
の操作端CV1の一括処理用入力点MI1がバッファ7
1B1に格納された前回の一括処理用入力点MI1' と
異なっているか否かを判断する(ステップS47)。
【0191】例えば、制御ロジック演算処理手段35b
の制御ロジックから試験用のプロセスデータとして、
「上記操作端CV−001(燃料油流量調節弁 親弁)
を開けなさいという要求(プロセスデータ(開度)PD
1)」が入力されたとすると、この開度要求(プロセス
データPD1T)は操作端単位でCPU83aに送信さ
れる。このとき、送信された上記試験用のプロセスデー
タPD1Tにより一括処理用入力点MI1は前回値MI
1' から変化しているため、ステップS47の判断の結
果はYES(変化している)となる。
【0192】ステップS47の判断の結果YESの場
合、CPU83aは、バッファ71B1に格納された操
作指令H1R(開度指令 65.4%)〜Hkを出力ポ
イントPO1R〜POkとして一括して制御ロジック演
算処理手段35bに送信し(ステップS48)、上記一
括処理用入力点MI1を前回の一括処理用入力点MI
1' として上記バッファ71B1に保持する(ステップ
S49)。
【0193】制御ロジック演算処理手段35bでは、C
PU83aから操作端単位で送られた出力ポイントPO
1R〜POkおよびそれら出力ポイントPO1R〜PO
kに対応する制御ロジックに基づいて所定の制御ロジッ
ク演算が実行される(ステップS3参照)。このとき、
出力ポイントPO1R{打ち返し値(開度指令 65.
4%)}に基づく制御ロジック演算により、そのロジッ
ク演算結果である操作指令データ(開度指令データ 6
5.4%)は、プラント5の操作端CV1に対応するプ
ラント機器(燃料油流量調節弁 親弁)に送信され、こ
の結果、操作指令(開度指令 65.4%)に基づくプ
ラント制御が行なわれる。
【0194】そして、操作指令(開度指令 65.4
%)に基づいて実際にプラント機器(燃料油流量調節弁
親弁)の開度が“65.4%”に設定されると、その
プラント機器(燃料油流量調節弁 親弁)の開度“6
5.4%”を表すプロセス量がPI/O37およびプロ
セス入出力手段35aを介して制御ロジック演算処理手
段35bの対応する制御ロジックに送られる。以下、送
られたプロセス量に応じて所定の制御ロジックが動作す
る。
【0195】したがって、制御演算部35側(制御ロジ
ック側)では、送信したプロセスデータ(開度要求)に
対応する開度指令(65.4%)が制御ロジックに送ら
れ、そして対応するプラント機器5に出力されてプラン
ト制御が行なわれたか否かを確認することにより、上位
系計算機ユニット32(マンマシン制御部41)に関係
なく、制御ロジックのプロセスデータ(開度要求)に対
応する入力ポイントの設定およびこの入力ポイントに対
応するマンマシン制御部41側の出力ポイントの設定が
正確に行なわれているか否かを確認することができる。
【0196】一方、ステップS47の判断の結果NO、
すなわち、今回の一括処理用入力点MI1が前回の一括
処理用入力点MI1' と一致している場合(制御ロジッ
クから試験用のプロセスデータが送信されていない場
合)には、一括処理用入力点MI1は前回値MI1' か
ら変化せず、ステップS47の判断の結果はNOとな
る。
【0197】このとき、CPU83aは、ステップS5
0の判断ループにより、全ての操作端(N=2、…、
k)に対して上述したステップS15およびステップS
40〜ステップS50の処理を繰り返す。
【0198】このようにして、全ての操作端CV1〜C
Vkに対する処理が終了すると、CPU83aは、ステ
ップS14の処理の実行前に戻り、送られた次回のプロ
セスデータ、あるいは操作指令に基づいてステップS1
4、ステップS15およびステップS40〜ステップS
50の処理を繰り返すようになっている。
【0199】なお、この他の構成および動作処理は、第
1および第2実施形態と略同等であるため、その説明は
省略する。
【0200】すなわち、本実施形態のプラント監視制御
装置80によれば、下位計算機ユニット31(制御演算
部35)および上位系計算機ユニット32(マンマシン
制御部41)間の信号(プロセスデータ、操作指令)の
伝達(受け渡し)を、試験機能付きのインタフェースマ
クロ処理手段83を用いて行なうことにより、例えば制
御演算部35の動作試験(入力ポイントおよびこの入力
ポイントに対応する出力ポイントの設定確認試験)を、
他方のマンマシン制御部41とは関係なく独立して行な
うことができる。同様に、マンマシン制御部41の動作
試験(表示ポイント、この表示ポイントに対応する出力
ポイントおよびこの出力ポイントに対応する入力ポイン
トの設定確認試験)を、他方の制御演算部35とは関係
なく独立して行なうことができる。
【0201】したがって、下位系計算機ユニット31
(制御演算部35)および上位系計算機ユニット32
(マンマシン制御部41)の製作工程に進捗の差(ズ
レ)が生じて、一方の計算機ユニットが早く完成し、他
方の計算機ユニットがいまだ完成していない場合でも、
それぞれ相手の完成を待たずに互いに独立して動作試験
を行なうことができる。
【0202】この結果、上述した2つの計算機ユニット
間で製作進捗にズレが生じた場合であっても、製作工程
を揃えるための待ち時間は不要になり、プラント監視制
御装置の製作作業効率を向上させ、かつ製作時間を短縮
させることができる。
【0203】なお、本実施形態では、インタフェースマ
クロ試験用テーブル82の各テーブル部82T1〜82
Tkに格納される打ち返し値は、固定、可変等それぞれ
の項目(入出力ポイントの項目)に応じた設定が可能に
なっている。
【0204】(第4の実施の形態)図17は、本実施形
態に係わるプラント監視制御装置90の構成および機能
ブロックを示す図である。なお、図17に示したプラン
ト監視制御装置90において、前掲図1に示したプラン
ト監視制御装置30および図11に示したプラント監視
制御装置70と略同等の構成要素については、同一の符
号を付してその説明を省略する。
【0205】図17に示すプラント監視制御装置90に
よれば、保守系計算機ユニット33のメモリ60には、
インタフェースマクロテーブル91が保持されており、
このインタフェースマクロテーブル91は、第2実施形
態で述べたインタフェースマクロ操作端テーブル71
と、インタフェースマクロロジック情報テーブル92と
を備えている。
【0206】インタフェースマクロテーブル91のイン
タフェースマクロロジック情報テーブル92は、図18
に示すように、各操作端CV1〜CVk毎に予め作成さ
れたテーブル部(記憶部)92T1〜92Tkをそれぞ
れ有しており、このインタフェースマクロロジック情報
テーブル92の各テーブル部92T1〜92Tkは、自
操作端のPID、自操作端の名称、その自操作端におい
て扱われる入出力ポイントの信号名称、各入出力ポイン
ト(PID)が記載されたロジック系統・ロジックシー
ト(識別番号;ページ)および上記各入出力ポイントの
内容(PID、信号名称、記載されるロジックシート番
号等)が変更されたか否かを識別するための識別情報を
それぞれ格納するようになっている。
【0207】例えば、図18に示すように、操作端CV
1用のテーブル部92T1には、操作端PID(CV−
001)、操作端名称(燃料油流量調節弁 親弁)、各
入出力ポイントの信号名称(例えば、開度指令)、その
PID(例えばA101)、各入出力ポイント{例えば
「開度指令(PID A101)}が記載されたロジッ
ク系統(例えば燃料制御)、そのロジック系統(燃料制
御)におけるロジックシート番号(例えばF1000)
および識別情報(変更なし→C○、変更あり→C×、例
えば「開度指令」の識別情報をC×としている)がそれ
ぞれ格納されている。なお、「変更あり」を表す識別情
報C×は、変更項目および変更日時等の情報を含む。
【0208】上記インタフェースマクロロジック情報テ
ーブル92の各テーブル部92T1〜92Tkの内容
は、保守入力装置26、保守機能入出力手段61aおよ
び保守情報処理手段61bを介して更新可能になってい
る。
【0209】そして、本実施形態のインタフェースマク
ロ処理手段93のCPU93aは、インタフェースマク
ロテーブル91のインタフェースマクロロジック情報テ
ーブル92に基づいて図19に示す処理を行なう。
【0210】例えば、運転員が所定の操作端(例えば操
作端CV1)の所定の入出力ポイント{例えば「開度指
令」出力ポイントPO1(PID A101)}におけ
る例えばPID(A101)をPID(A201)に変
更する情報CHを入力装置12および操作端CV1を介
して入力したとすると、CPU93aは、各操作端CV
1〜CVk(マンマシン制御部41)を介して入出力ポ
イント変更情報が送られたか否かを判断する処理を周期
的に行なっているため(ステップS60)、このステッ
プS60の判断の結果はYESとなり、CPU93a
は、操作端CV1からマンマシン制御部41を経由して
変更情報CHを受信処理し、この変更情報CHに基づい
てインタフェースマクロロジック情報テーブル92を参
照して対応する出力ポイントPO1「開度指令」のPI
Dを「A101」から「A201」に変更して格納する
(ステップS61)。そして、CPU93aは、「開度
指令」の識別情報C○を、「変更あり」、変更項目「P
ID」および変更日時等を含む識別情報C×に変更して
格納し、処理を終了する(ステップS62)。
【0211】なお、この他の構成および動作処理は、第
1および第2実施形態と略同等であるため、その説明は
省略する。
【0212】本実施形態によれば、制御ロジックテーブ
ル6の各制御ロジックの保守作業時において、保守作業
員が保守入力装置26を操作して、変更情報を表示する
指令を入力すると、この入力された表示指令は、CPU
61の保守機能入出力手段61aを介して保守情報処理
手段61bへ送られる。このとき、保守情報処理手段6
1bは、送られた変更情報表示指令に基づいてインタフ
ェースマクロロジック情報テーブル92のテーブル部9
2T1を参照して識別情報が「C×」である入出力ポイ
ントPO1「開度指令」を抽出し、その識別情報C×に
基づいて「開度指令」を表す入出力ポイントPO1のP
IDが「A101」から「A201」に変更されたこと
を認識する。
【0213】次いで保守情報処理手段61bは、インタ
フェースマクロロジック情報テーブル92のテーブル部
92T1に格納された上記入出力ポイントPO1「開度
指令」の変更情報{変更PID(A201)、ロジック
系統(燃料制御)、ロジックシート(F1000)およ
び識別情報C×}を読み出し、かつ制御ロジックテーブ
ル6における対応するロジックシート(F1000)を
読み出す。そして、保守情報処理手段61bは、読み出
した「開度指令」の変更情報とロジックシート(F10
00)とを合成して保守機能入出力手段61aを介して
保守表示装置27に送り、その保守表示装置27を介し
て表示させる。
【0214】この結果、制御ロジックテーブル6の各制
御ロジックの保守作業員は、保守入力装置26を操作し
て変更情報表示指令を入力することにより、自動的に各
操作端の入出力ポイントの変更情報および対応するロジ
ックシートが合成された画像データを視認することがで
きる。したがって、保守作業員は、上記画像データに基
づいて変更後の入出力ポイントおよびこれら入出力ポイ
ントが記載されたロジックシートとの関係を容易かつ必
要に応じて何時でも把握することができる。
【0215】すなわち、本実施形態では、従来制御ロジ
ック作業時に必要であったリストを用いることなく、か
つ上記リストを用いた各入出力ポイントに対する1点ず
つの確認する作業を行なうことなく操作端側の入出力ポ
イントの変更内容および対応するロジックシートを正確
に把握することができるため、制御ロジック(制御ロジ
ックテーブル)保守作業を非常に容易に行なうことがで
きる。
【0216】(第5の実施の形態)図20は、本実施形
態に係わるプラント監視制御装置100の構成および機
能ブロックを示す図である。なお、図20に示したプラ
ント監視制御装置100において、前掲図1に示したプ
ラント監視制御装置30および図11に示したプラント
監視制御装置70と略同等の構成要素については、同一
の符号を付してその説明を省略する。
【0217】図20に示すプラント監視制御装置100
によれば、保守系計算機ユニット33のメモリ60に
は、インタフェースマクロテーブル101が保持されて
おり、このインタフェースマクロテーブル101は、第
2実施形態で述べたインタフェースマクロ操作端テーブ
ル71と、インタフェースマクロ入力点使用フラグテー
ブル102とを備えている。
【0218】インタフェースマクロテーブル101のイ
ンタフェースマクロ入力点使用フラグテーブル102
は、図21に示すように、各操作端CV1〜CVk毎に
予め作成されたテーブル部(記憶部)102T1〜10
2Tkをそれぞれ有しており、このインタフェースマク
ロ入力点使用フラグテーブル102の各テーブル部10
2T1〜102Tkは、自操作端のPID、自操作端の
名称、各操作端CV1〜CVkで扱われる入出力ポイン
トの信号名称、各入出力ポイントの使用・未使用情報を
表すフラグデータおよび各入出力ポイントの表示態様設
定情報をそれぞれ格納するようになっている。
【0219】フラグデータとは、各入出力ポイントが操
作端で使用されているか(表示されているか)否か、す
なわち、各入出力ポイントが表示装置11の表示画面に
おける各操作端上で“表示ポイント”として表示されて
いるか否かを表すものであり、表示されているものは
“使用”、非表示ものは“未使用”として表される。
【0220】また、表示態様設定情報として、すなわ
ち、フラグデータが“使用”の入出力ポイントに対して
は、操作端表示情報テーブル46において設定された各
入出力ポイントの表示態様S1、S2、…か、あるいは
表示態様変更情報が格納される。そして、フラグデータ
が“未使用”の入出力ポイントに対しては、“ブランク
(空白)”、すなわち操作端上において「非表示」とす
る情報が格納される。
【0221】本実施形態において、所定の入出力ポイン
ト(開度)PI1には、その入出力ポイントPI1(開
度)の表示態様S2の各パラメータの内の少なくとも一
部が異なる表示態様設定情報K(例えば“表示パターン
の数値”を常に得られた数値に対して−1%の数値とす
る“数値−1%”)が格納されている。
【0222】例えば、図21に示すように、操作端CV
1用のテーブル部102T1には、操作端PID(CV
−001)、操作端名称(燃料油流量調節弁 親弁)、
各入出力ポイント(PI1〜PI8、PO1〜PO
4)、それら信号名称(例えば、開度指令、開度、流量
指令、…、調節弁 全開、調節弁 全閉)、各入出力ポ
イントのフラグ(本実施形態では、調節弁 全開および
調節弁 全閉のみ“未使用”)および各入出力ポイント
の表示態様設定情報{本実施形態では、入出力ポイント
PI1(開度)の表示態様設定情報が“K”、“未使
用”フラグデータが格納された入出力ポイントPI7お
よびPI8(調節弁 全開および調節弁 全閉)が“ブ
ランク”}がそれぞれ格納されている。
【0223】上記インタフェースマクロ入力点使用フラ
グテーブル102の各テーブル部102T1〜102T
kの内容は、保守入力装置26、保守機能入出力手段6
1aおよび保守情報処理手段61bを介して更新可能に
なっている。
【0224】また、本実施形態のインタフェースマクロ
処理手段103のCPU103aは、前掲図4に示すス
テップS17の処理(プロセスデータ一括送信処理)を
行なった後、インタフェースマクロ入力点使用フラグテ
ーブル102を参照して各入出力ポイントフラグデータ
および表示態様設定情報をそれぞれ読み出して操作端情
報処理手段104へ送信し(図22;ステップS17
A)、以下ステップS18の処理へ移行するようになっ
ている。なお、ステップS17A以外の処理は、前掲図
4のフローチャートに示した処理と同様である。
【0225】そして、本実施形態の操作端情報処理手段
104は、インタフェースマクロ処理手段103から送
られた情報{プロセスデータ、フラグ、表示態様設定情
報(S1、K、S3〜S10)、インタフェースマクロ
操作端テーブル71および操作端表示情報テーブル4
6}に基づいて図23に示す処理を行なう。
【0226】すなわち、操作端情報処理手段104は、
前掲図6(図13)のステップS30〜ステップS31
と同等の処理を行なった後で、インタフェースマクロ処
理手段103に格納された各入出力ポイント(PI1〜
PI8、PO1〜PO4)のフラグデータに基づいて、
インタフェースマクロ処理手段103から送られた操作
端CV1の入力ポイントPI1〜PI3の内のN(=
1)番目のPID(A001)を有する入力ポイントP
I1(開度)が操作端CV1で使用(表示)されている
か否かを判断する(ステップS70)。
【0227】今、入力ポイントPI1(開度)のフラグ
データは“使用”であるため、上記ステップS70の判
断の結果はYESとなり、操作端情報処理手段104
は、その入力ポイントPI1(開度)の値がインタフェ
ースマクロ操作端テーブル71に格納された入力ポイン
トPI1' の値(前回値)から変化しているか否かを判
断する(ステップS32A)。そして、この結果YES
(変化している)と判断された場合、操作端情報処理手
段104は、今回の入力ポイント(開度)PI1の値を
前回の入力ポイント(開度)PI1' の値としてバッフ
ァ71B1に格納する。
【0228】そして、操作端情報処理手段104は、操
作端CV1の操作端種別(電動サーボ)における入力ポ
イントPO1の表示態様S2を操作端表示情報テーブル
46を参照して読み出し、かつインタフェースマクロ入
力点使用フラグテーブル102のテーブル部102T1
を参照して入力ポイントPO1の表示態様設定情報Kを
読み出す(ステップS71)。
【0229】次いで、操作端情報処理手段104は、表
示態様S2と表示態様設定情報Kが一致しているか否か
を判断する(ステップS72)。
【0230】なお、このステップS72の判断の結果Y
ESの場合(すなわち、変更されていない場合)、操作
端情報処理手段104は、その入力ポイントPO1の表
示態様S2をマンマシン情報処理手段49へ送信する
(ステップS35)。この結果、第1および第2実施形
態と同様に入力ポイントPO1に対応するプロセスデー
タがリアルタイムで反映された表示画面を表示すること
ができる。
【0231】一方、本実施形態では、表示態様設定情報
Kは表示態様S2と一致しないため、ステップS72の
判断の結果はNOとなり、操作端情報処理手段104
は、表示態様S2{表示座標(130、180)、表示
パターン(数値)、大きさ(10)および表示色(シア
ン)}における「表示パターン(数値)」を「表示パタ
ーン(数値−1%)」に変更した表示態様S2' {操作
端CV1の入力ポイント(表示ポイント)PO1の表示
態様S2' }をマンマシン情報処理手段49へ送信する
(ステップS73)。
【0232】このとき、マンマシン情報処理手段49で
は、送信された変更表示態様S2'(あるいは表示態様
S2)に基づいて前掲図8の上述したステップS40〜
ステップS44の処理が行なわれ、操作端CV1の変更
表示態様S2' が画面番号01のマンマシン表示フォー
マットに重畳されて表示画面データが作成され、マンマ
シン入出力手段50に送られる。そして、マンマシン入
出力手段50の出力処理により、表示装置11の操作端
CV1には、表示態様S2' に対応する表示ポイントを
介して、プロセスデータ(開度)が実際に得られた数値
から−1%の値で変更されて表示される。
【0233】以下、ステップS36の処理を経由して上
述したステップS70、S32A、S71〜S73およ
びS35の処理を各PID毎に入力ポイントに対して行
なっていく。そして、N=7番目のPIDを有する入力
ポイントPI7(調節弁 全開)に対してステップS7
0の判断処理を行なうと、入力ポイントPI7のフラグ
データは“未使用”であるため、上記ステップS70の
判断の結果はNOとなり、操作端情報処理手段104
は、その入力ポイントPI7の表示態様を操作端表示情
報テーブル46に格納された表示態様に関係なく、イン
タフェースマクロ入力点使用フラグテーブル102のテ
ーブル部102T1に格納された入力ポイントPI7
(調節弁 全開)の表示態様設定情報“ブランク”を読
み出してマンマシン情報処理手段49に送信する(ステ
ップS74)。
【0234】マンマシン情報処理手段49では、上述し
たステップS40〜ステップS44の処理が行なわれる
が、このとき、操作端CV1の表示態様設定情報は“ブ
ランク”であるため、画面番号01のマンマシン表示フ
ォーマットのみに基づいて表示画面データが作成され、
マンマシン入出力手段50に送られる。この結果、マン
マシン入出力手段50の出力処理により、表示装置11
には、“未使用”として設定した入力ポイントPI7
(調節弁 全開)に対応する表示ポイントが削除され
た、すなわち入力ポイントPI7(調節弁 全開)に対
応する表示ポイントが非表示となる操作端CV1を含む
表示画面が表示される。
【0235】なお、この他の構成および動作処理は、第
1および第2実施形態と略同等であるため、その説明は
省略する。
【0236】以上述べたように、本実施形態によれば、
ある操作端(例えば操作端CV1)において入出力ポイ
ントの表示/非表示を表す“使用”/“未使用”フラグ
データおよびそのフラグデータに対応する表示態様設定
情報を各操作端毎に設けられたインタフェースマクロ入
力点使用フラグテーブルに保持している。
【0237】したがって、仮に上記操作端で使用(表
示)されていた入出力ポイントが削除(未使用(非表
示)になること)されたり、また、未使用であった入出
力ポイントが追加(使用(表示)になること)されて
も、それら削除/追加された入出力ポイントのフラグデ
ータおよび表示態様設定情報を書き換えることにより、
上記削除/追加された入出力ポイントの表示態様を1点
ずつ変更する必要なく自動的に設定することができる
(例えば削除された入出力ポイントは自動的に“ブラン
ク”となり“非表示”になる)。
【0238】この結果、操作端の各入出力ポイントに対
する削除/追加等の「表示」/「非表示」の設定作業が
非常に容易となり、その設定作業に要する労力および時
間を大幅に低減することができる。
【0239】また、操作端の各入出力ポイントの使用/
未使用情報およびこの使用/未使用情報に対応する操作
端での表示態様を、フラグデータおよび表示態様設定情
報として互いに対応付けてインタフェースマクロ入力点
使用フラグテーブルに格納しているため、各入出力ポイ
ントの使用/未使用と実際の操作端上での表示/非表示
とがアンマッチする危険性が解消され、操作端表示の製
作効率および正確性を向上させることができる。
【0240】さらに、本実施形態によれば、インタフェ
ースマクロ入力点使用フラグテーブルにおいて各入出力
ポイントの表示態様設定情報を操作端毎に一括して設定
することができるため、その表示態様設定情報として、
操作端表示情報テーブルに格納された表示態様の内の少
なくとも一部のパラメータが異なる情報を複数の入出力
ポイントに対して設定しておくこともできる。
【0241】すなわち、従来では、複数の入出力ポイン
トの表示態様における一部のパラメータ(例えば数値や
表示色)を変更するには、各ポイント毎に変更作業を行
なわなければならなかったが、本実施形態では、複数の
入出力ポイントに対する上述したパラメータ変更を操作
端単位で一括して行なうことができる。したがって、上
記表示態様パラメータ変更作業に係わる作業労力および
作業時間を従来に比べて大幅に低減することができ、か
つ上記パラメータ変更作業の容易性を向上させることが
できる。
【0242】(第6の実施の形態)図24は、本実施形
態に係わるプラント監視制御装置110の構成および機
能ブロックを示す図である。なお、図24に示したプラ
ント監視制御装置110において、前掲図1に示したプ
ラント監視制御装置30および図11に示したプラント
監視制御装置70と略同等の構成要素については、同一
の符号を付してその説明を省略する。
【0243】図24に示すプラント監視制御装置110
によれば、保守系計算機ユニット33のメモリ60に
は、インタフェースマクロテーブル111が保持されて
おり、このインタフェースマクロテーブル111は、第
2実施形態で述べたインタフェースマクロ操作端テーブ
ル71と、インタフェースマクロ操作端グループ情報テ
ーブル112とを備えている。
【0244】インタフェースマクロテーブル111のイ
ンタフェースマクロ操作端グループ情報テーブル112
は、図25に示すように、各操作端CV1〜CVk毎に
予め作成されたテーブル部(記憶部)112T1〜11
2Tk(図25においては、テーブル部112T1のみ
示す)をそれぞれ有しており、このインタフェースマク
ロ操作端グループ情報テーブル112の各テーブル部1
12T1〜112Tkは、自操作端のPID、自操作端
の名称、自操作端に関連する操作端(関連操作端)のP
IDおよび上記関連操作端の名称をそれぞれ格納するよ
うになっている。
【0245】関連操作端とは、ある操作端(例えば操作
端CV1)を操作した場合、その操作(操作指令入力)
によって影響を与え、次に操作する可能性の高い操作端
を表すものであり、図25に示すように、例えば操作端
CV1の関連操作端として、PID(CV−002)の
「燃料油流量調節弁 子弁」、PID(CV−100)
の「燃料油流量調節弁 前弁」、PID(CV−00
3)の「燃料油圧力調節弁 およびPID(CV−02
0)のバーナ入口燃料流量調節弁」が格納されている。
なお、操作端CV1に関連する操作端のPIDおよび名
称をまとめて関連操作端情報(CV1)と呼ぶ。
【0246】上記インタフェースマクロ操作端グループ
情報テーブル112の各テーブル部112T1〜112
Tkの内容は、保守入力装置26、保守機能入出力手段
61aおよび保守情報処理手段61bを介して更新可能
になっている。
【0247】また、本実施形態のインタフェースマクロ
処理手段113のCPU113aは、前掲図4に示すス
テップS17の処理(プロセスデータ一括送信処理)を
行なった後、インタフェースマクロ操作端グループ情報
テーブル112のテーブル部112T1を参照して操作
端CV1に関連する関連操作端情報(CV1)を読み出
して操作端情報処理手段114へ送信し(図26;ステ
ップS17B)、以下ステップS18の処理へ移行する
ようになっている。なお、ステップS17B以外の処理
は、前掲図4のフローチャートに示した処理と同様であ
る。
【0248】本実施形態の操作端情報処理手段114
は、インタフェースマクロ処理手段113から送られた
情報(プロセスデータ、関連操作端情報)、インタフェ
ースマクロ操作端テーブル71および操作端表示情報テ
ーブル46に基づいて図27に示す処理を行なう。
【0249】すなわち、操作端情報処理手段114は、
前掲図6のステップS30〜ステップS31と同等の処
理を行なった後で、インタフェースマクロ処理手段11
3から送られた操作端CV1の入力ポイントPI1〜P
Ikの内のN(=1)番目のPID(A001)を有す
る入力ポイントPI1の値がインタフェースマクロ操作
端テーブル71に格納された入力ポイントPI1' の値
(前回値)から変化しているか否かを判断する(ステッ
プS32A)。
【0250】そして、この判断の結果YES(変化して
いる)と判断された場合、操作端情報処理手段114
は、今回の入力ポイントPI1の値を前回の入力ポイン
トPI1' の値としてバッファ71B1に格納し、操作
端CV1の操作端種別(電動サーボ)を抽出する。次い
で操作端情報処理手段114は、抽出された操作端種別
(電動サーボ)における表示態様S2を操作端表示情報
テーブル46を参照することにより抽出して設定する
(ステップS80)。以下、ステップS36の処理を経
由して上述したステップS30、S31、32Aおよび
34Aの処理を各PID毎に入力ポイントに対して行な
う。
【0251】この結果、操作端CV1の全ての入力ポイ
ントPI1〜PIkに対する表示態様抽出処理(すなわ
ち、操作端CV1において更新される全ての表示態様S
A1の抽出処理)が終了すると(ステップS36の判断
の結果YES)、操作端情報処理手段114は、インタ
フェースマクロ処理手段113から送られた関連操作端
情報(CV1)に基づいて、その関連操作端{操作端C
V1に関連する操作端CV2(PID CV−00
2)、操作端CV3(PID CV−100)、操作端
CV4(PID CV−003)および操作端CV5
(PID CV−020)を構成する全ての入出力ポイ
ント(PID)の操作端種別およびその操作端種別にお
ける各PIDの表示態様を操作端表示情報テーブル46
を参照して求める(ステップS81)。
【0252】そして、操作端情報処理手段114は、操
作端CV1の表示態様SA1および関連操作端{操作端
CV2、操作端CV3、操作端CV4、操作端CV5}
の各表示態様SA2〜SA5をマンマシン情報処理手段
49へ送信して(ステップS82)、以下ステップS3
0の処理の実行前に戻り、次に操作端単位で送られてく
る入力ポイントに基づいて上述した各処理を繰り返すよ
うになっている。
【0253】このとき、マンマシン情報処理手段49で
は、送信された操作端CV1の表示態様SA1および関
連操作端の表示態様SA2〜SA5に基づいて前掲図8
の上述したステップS40〜ステップS44の処理が行
なわれ、操作端CV1の表示態様SA1,その操作端C
V1に関連する関連操作端CV2、操作端CV3、操作
端CV4および操作端CV5の表示態様SA2〜SA5
が画面番号01のマンマシン表示フォーマットにそれぞ
れ重畳されて表示画面データが作成され、マンマシン入
出力手段50に送られる。
【0254】そして、マンマシン入出力手段50の出力
処理により、表示装置11には、図28に示すように、
現在操作中でプロセス量や操作指令が変化した入出力を
含む操作端CV1に加えて、この操作端CV1に関連す
る全ての操作端(操作端CV2(PID CV−00
2)、操作端CV3(PID CV−100)、操作端
CV4(PID CV−003)および操作端CV5
(PID CV−020)が系統図Is1 に重畳して表
示される(なお、図28においては、簡単化のため、操
作端CV2およびCV3のみ示している)。
【0255】なお、この他の構成および動作処理は、第
1および第2実施形態と略同等であるため、その説明は
省略する。
【0256】本実施形態によれば、図28に示すよう
に、運転員は、現在操作している操作端が他のどの操作
端と関連しているかを表す情報を図面(運転手順書)等
を見て調べることなく表示装置11の表示画面Is1上で
即座に認知することができる。
【0257】したがって、上述した運転手順書等を検索
することなく表示画面上に表示された関連操作端を操作
することにより、スムーズかつ迅速なプラント操作を行
なうことができる。
【0258】すなわち、本実施形態では、プラント運転
作業に不慣れな運転員であっても、運転手順書等を参照
することなく、表示画面を見ながら必要な操作端を順次
操作していくことが可能になり、プラント運転操作を滞
ることなくスムーズに行なうことができる。
【0259】なお、本実施形態では、操作端CV1およ
びその操作端CV1に関連する関連操作端(操作端CV
2等)を系統図上に重畳して表示したが、本発明はこれ
に限定されるものではない。
【0260】本実施形態の変形例として、例えばマンマ
シン情報処理手段49は、操作端情報処理手段104か
ら送られた操作端CV1の表示態様SA1および関連操
作端の表示態様SA2〜SA5に基づいてこれら表示態
様をグループとしてまとめたグループ表示画面データを
作成し、このグループ表示画面データに基づくグループ
表示画面をマンマシン入出力手段50および表示装置1
1を介して表示させてもよい。
【0261】このように構成しても、運転員は、上記グ
ループ表示画面を見ることにより自分が操作している操
作端に関連する操作端を瞬時に認知することができるた
め、上述した本実施形態の効果と略同等の効果が得られ
る。
【0262】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の第1〜第6
の態様に係わるプラント監視制御装置および第7の態様
に係わる記憶媒体によれば、プラント制御を行なうため
の制御ロジックを有する制御演算処理手段と運転員が操
作指令を入力し、かつプロセス量を監視するための操作
画面を表示するためのマンマシン制御手段間の信号(プ
ロセスデータ、操作指令)の受け渡しについては、それ
ら複数の信号(プロセスデータ、操作指令)を操作端単
位でまとめて操作端毎の一つの一括処理用入出力点とし
て扱うことにより、上記操作端単位でまとめられた複数
の信号(プロセスデータ、操作指令)を操作端毎に一括
して制御演算処理手段およびマンマシン制御手段へ受け
渡すことができる。
【0263】したがって、従来の複数の信号受け渡し方
式と比べて、その受け渡し時に扱う入出力点数を大幅に
合理化することができ、プラント監視制御装置装置の設
計、製作、試験および運転の全てに亘り信頼性かつ効率
性を向上させることができる。
【0264】特に、第1および第7の態様に係わるプラ
ント監視制御装置および記憶媒体によれば、前記複数の
信号(プロセスデータ、操作指令)受け渡し時に扱う入
出力点数を大幅に削減できることから、上記入出力点の
設定が非常に容易になり、かつ上記信号受け渡しに係わ
るデータベースの製作時間および製作作業量を従来に比
べて大幅に低減することができる。
【0265】また、第2の態様に係わるプラント監視制
御装置によれば、各操作端単位毎に設けられたバッファ
を用いることにより、各操作端における入出力ポイント
を操作端単位で設定することができるため、従来の方式
である入出力ポイントを1点単位で設定する場合と比べ
て、割り付け誤りの発生する確率を大幅に低減すること
ができ、かつ仮に発生した割り付け誤りも容易に発見す
ることができる。そして、本態様に係わるプラント監視
制御装置では、従来方式のような2つのテーブル(計算
機個別入出力バッファテーブルおよび操作端入力点設定
テーブル)を用いることなく前記入出力ポイントおよび
表示ポイントの設定を行なうことができるため、それら
2つのテーブル間にポイント不適合が発生する危険性を
防止することができる。
【0266】さらに、第3の態様に係わるプラント監視
制御装置によれば、制御演算処理手段を具体的に構成す
る装置(例えば計算機ユニット)およびマンマシン制御
手段間を具体的に構成する装置(例えば計算機ユニッ
ト)間で製作進捗にズレが生じた場合であっても、試験
用テーブルを用いて打ち返し値を打ち返すことにより、
何れか一方の計算機ユニットを独立して試験することが
できる。したがって、製作工程を揃えるための待ち時間
は不要になり、プラント監視制御装置の製作作業効率を
向上させ、かつ製作時間を短縮させることができる。
【0267】そして、第4の態様に係わるプラント監視
制御装置によれば、ロジック情報テーブルを参照するこ
とにより、操作端側の入出力ポイントの変更内容および
対応する制御ロジックを正確に把握することができるた
め、制御ロジック(制御ロジックテーブル)の保守作業
を非常に容易に行なうことができる。
【0268】また、第5の態様に係わるプラント監視制
御装置によれば、操作端の各入出力ポイントの使用/未
使用情報およびこの使用/未使用情報に対応する操作端
での表示態様をフラグテーブルに格納しているため、各
入出力ポイントの使用/未使用と実際の操作端上での表
示/非表示とがアンマッチする危険性を回避することが
できる。
【0269】そして、第6の態様に係わるプラント監視
制御装置によれば、各操作端のPIDおよび各操作端に
関連する操作端のPIDを含む関連操作端情報を操作端
グループ情報テーブルに保持しているため、同一の操作
画面上に現在操作中の操作端、およびその操作端に関連
した操作端を同時に表示することができる。したがっ
て、プラント運転作業に不慣れな運転員であっても、運
転手順書等を参照することなく、操作画面を見ながらス
ムーズなプラント運転操作を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わるプラント監
視制御装置の構成および機能ブロックを示す図。
【図2】図1に示す制御ロジック演算処理手段の処理の
一例を示す概略フローチャート。
【図3】図1に示すインタフェースマクロ操作端テーブ
ルの各バッファに保持されたデータ群およびそのフォー
マットを示す図。
【図4】図1に示すインタフェースマクロ処理手段のC
PUの処理の一例を示す概略フローチャート。
【図5】図1に示す操作端表示情報テーブルに保持され
たデータ群およびそのフォーマットを示す図。
【図6】図1に示す操作端情報処理手段の処理の一例を
示す概略フローチャート。
【図7】図1に示すマンマシン情報テーブルに保持され
たデータ群およびそのフォーマットを示す図。
【図8】図1に示すマンマシン情報処理手段の処理の一
例を示す概略フローチャート。
【図9】(a)は、図1に示すマンマシン入出力手段か
ら出力され表示装置で表示される表示画面の一例を示す
図、(b)は、図9(a)に示す表示画面における操作
端部分を拡大して示す図。
【図10】第1実施形態における制御ロジック演算処理
手段(制御ロジック)およびマンマシン制御部(操作端
情報処理手段)間のインタフェースマクロ処理手段を経
由したデータ送受信を概念的に示す図。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係わるプラント
監視制御装置の構成および機能ブロックを示す図。
【図12】図11に示すインタフェースマクロ操作端テ
ーブルの各バッファに保持されたデータ群およびそのフ
ォーマットを示す図。
【図13】図11に示す操作端情報処理手段の処理の一
例を示す概略フローチャート。
【図14】本発明の第3の実施の形態に係わるプラント
監視制御装置の構成および機能ブロックを示す図。
【図15】図14に示すインタフェースマクロ試験用テ
ーブルの各テーブル部に保持されたデータ群およびその
フォーマットを示す図。
【図16】図14に示すインタフェースマクロ処理手段
のCPUの処理の一例を示す概略フローチャート。
【図17】本発明の第4の実施の形態に係わるプラント
監視制御装置の構成および機能ブロックを示す図。
【図18】図17に示すインタフェースマクロロジック
情報テーブルの各テーブル部に保持されたデータ群およ
びそのフォーマットを示す図。
【図19】図17に示すインタフェースマクロ処理手段
のCPUの処理の一例を示す概略フローチャート。
【図20】本発明の第5の実施の形態に係わるプラント
監視制御装置の構成および機能ブロックを示す図。
【図21】図20に示すインタフェースマクロ入力点使
用フラグテーブルの各テーブル部に保持されたデータ群
およびそのフォーマットを示す図。
【図22】図20に示すインタフェースマクロ処理手段
のCPUの処理の一例を示す概略フローチャート。
【図23】図20に示す操作端情報処理手段の処理の一
例を示す概略フローチャート。
【図24】本発明の第6の実施の形態に係わるプラント
監視制御装置の構成および機能ブロックを示す図。
【図25】図24に示すインタフェースマクロ操作端グ
ループ情報テーブルの各テーブル部に保持されたデータ
群およびそのフォーマットを示す図。
【図26】図24に示すインタフェースマクロ処理手段
のCPUの処理の一例を示す概略フローチャート。
【図27】図24に示す操作端情報処理手段の処理の一
例を示す概略フローチャート。
【図28】第6実施形態において表示装置に表示される
系統図の一例を示す図。
【図29】従来のプラント監視制御装置の概略構成およ
び機能ブロックを示す図。
【図30】図29に示す計算機個別入力点バッファに保
持されたデータ群およびそのフォーマットを示す図。
【図31】図29に示す計算機個別出力点バッファに保
持されたデータ群およびそのフォーマットを示す図。
【図32】図29に示す操作端入力点設定テーブルに保
持されたデータ群およびそのフォーマットを示す図。
【図33】従来における制御ロジック演算処理手段(制
御ロジック)およびマンマシン制御部(操作端情報処理
手段)間の計算機個別入力点バッファおよび計算機個別
出力点バッファを経由したデータ送受信を概念的に示す
図。
【符号の説明】
5 プラント 5(1)〜5(n) プラント機器 6 制御ロジックテーブル 11 表示装置 12 入力装置 23 操作端入力点設定テーブル 25 保守部 30、70、80、90、100、110 プラント監
視制御装置 31 下位系計算機ユニット 32 上位系計算機ユニット 33 保守系計算機ユニット 35 制御演算部 35b 制御ロジック演算処理手段 36 メモリ 40、83、93、103、113 インタフェースマ
クロ処理手段 40a インタフェースマクロ処理CPU 61、83a、93a、103a、113a CPU 40b、60、83b、93b、103b、113b
メモリ 41 マンマシン制御部 45、71 インタフェースマクロ操作端テーブル 46 操作端表示情報テーブル 47、72、104、114 操作端情報処理手段 48 マンマシン情報テーブル 49 マンマシン情報処理手段 50 マンマシン入出力手段 55B1〜55Bn、71B1〜71Bn バッファ 81、91、101、111 インタフェースマクロテ
ーブル 82 インタフェースマクロ試験用テーブル 82T1〜82Tn、92T1〜92Tn、102T1
〜102Tn、112T1〜112Tn テーブル部 92 インタフェースマクロロジック情報テーブル 102 インタフェースマクロ入力点フラグテーブル 112 インタフェースマクロ操作端グループ情報テー
ブル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年7月7日(1998.7.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩井 雅美 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 5H004 GA21 GA27 GA28 GB01 HA02 HB02 MA04 MA36 5H209 AA01 DD01 DD08 FF06 GG08 HH21 JJ09 5H215 AA01 BB09 BB11 BB14 CC03 CX06 KK04 5H219 AA01 BB01 CC09 CC11 FF07 HH25 HH28 5H223 AA01 BB01 CC08 CC09 DD03 EE01 EE05 EE08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントを構成する複数のプラント機器
    からプロセス量を入力し、かつ前記複数のプラント機器
    における所定のプラント機器に対して当該プラント機器
    に対する動作制御用の操作指令データを出力する入出力
    手段と、前記複数のプラント機器操作用の複数の操作端
    の内の少なくとも1つを含む操作画面を表示する操作画
    面表示部、前記各操作端で扱われる入力および出力ポイ
    ントを前記操作画面における対応する操作端上に所定の
    表示態様で表示する操作端入出力ポイント表示部および
    前記複数の操作端における所定の操作端上の前記出力ポ
    イントを介して所定のプラント機器に係わる操作指令を
    入力する入力部を有するマンマシン制御手段と、前記入
    出力手段から入力されたプロセス量およびそのプロセス
    量に対応する所定の制御ロジックを用いて演算を実行し
    て前記複数の操作端に係わるプロセスデータを生成し、
    生成した複数の操作端に係わるプロセスデータを出力す
    る第1の制御演算処理手段と、この第1の制御演算処理
    手段から出力されたプロセスデータを入力ポイントとし
    て操作端単位で各操作端毎に個別に保持し、操作端単位
    で保持された入力ポイントに基づいて操作端全体の一括
    処理用入力点を各操作端毎にそれぞれ求める第1の保持
    手段と、各操作端毎に求められた一括処理用入力点の中
    で変化した一括処理用入力点を抽出し、抽出した一括処
    理用入力点を構成する入力ポイントを前記操作端入出力
    ポイント表示部に操作端単位で一括して送信する第1の
    一括処理手段と、前記入力部から入力された操作指令を
    出力ポイントとして操作端単位で各操作端毎に個別に保
    持し、操作端単位で保持された操作指令に基づいて操作
    端全体の一括処理用出力点を各操作端毎にそれぞれ求め
    る第2の保持手段と、各操作端毎に求められた一括処理
    用出力点の中で変化した一括処理用出力点を抽出し、抽
    出した一括処理用出力点を構成する出力ポイントを操作
    端単位で一括して出力する第2の一括処理手段と、この
    第2の一括処理手段から操作端単位で一括して出力され
    た出力ポイントおよびその出力ポイントに対応する所定
    の制御ロジックを用いて演算を実行して前記所定のプラ
    ント機器に係わる操作指令データを生成し、生成した操
    作指令データを前記入出力手段に送信する第2の制御演
    算処理手段とを備えたことを特徴とするプラント監視制
    御装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の保持手段および第2の保持手
    段は、各操作端毎に予め作成されたバッファを有し、各
    バッファは、対応する操作端(自操作端)の識別番号
    (PID)、その自操作端において扱われる前記入出力
    ポイントに対応するプロセスデータ・操作指令の値、お
    よび前記自操作端の一括処理用入出力点の値をそれぞれ
    保持することを特徴とする請求項1記載のプラント監視
    制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の保持手段は、前記バッファに
    操作端単位で保持されたプロセスデータに対してそれぞ
    れ異なる重み付けをして加算し、その加算合計値を前記
    一括処理用入力点として各操作端毎に求める手段を有
    し、かつ前記第2の保持手段は、前記バッファに操作端
    単位で保持された操作指令に対してそれぞれ異なる重み
    付けをして加算し、その加算合計値を前記一括処理用出
    力点として各操作端毎に求める手段を有することを特徴
    とする請求項2記載のプラント監視制御装置。
  4. 【請求項4】 前記操作端入出力ポイント表示部は、操
    作端名称、操作端種別、前記入出力ポイントの名称、前
    記入出力ポイントのPID、前記入出力ポイントの値お
    よびその単位が操作端毎にそれぞれ格納された操作端入
    力点設定テーブルと、前記入出力ポイントの表示態様が
    操作端種別毎にそれぞれ保持された操作端表示情報テー
    ブルと、前記第1の一括処理手段から一括して送られた
    入力ポイントの中で変化した入力ポイントを前記操作端
    入力点設定テーブルに格納された情報に基づいて抽出
    し、抽出した入力ポイントの表示態様を前記操作端表示
    情報テーブルを参照して抽出する抽出手段と、前記操作
    画面において表示される操作端のPID等を含む当該操
    作画面のマンマシン表示用フォーマットが保持されたマ
    ンマシン情報テーブルと、前記抽出手段により抽出され
    た表示態様をこの表示態様に対応する操作画面のマンマ
    シン表示用フォーマットに合成して前記操作画面を作成
    して表示する作成表示手段とを備えたことを特徴とする
    請求項2または3記載のプラント監視制御装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の保持手段および第2の保持手
    段は、各操作端毎に予め作成されたバッファを有し、各
    バッファは、対応する操作端(自操作端)の識別番号
    (PID)、前記自操作端の名称、その自操作端におい
    て扱われる前記入出力ポイントに対応するプロセスデー
    タ・操作指令の状態量、前記自操作端の一括処理用入出
    力点の値、操作端種別、前記入出力ポイントの名称、前
    記入出力ポイントのPID、前記入出力ポイントの値お
    よびその単位をそれぞれ保持しており、 前記操作端入出力ポイント表示部は、前記入出力ポイン
    トの表示態様が操作端種別毎にそれぞれ保持された操作
    端表示情報テーブルと、前記第1の一括処理手段から一
    括して送られた入力ポイントの中で変化した入力ポイン
    トをその入力ポイントに対応するバッファに格納された
    情報に基づいて抽出し、抽出した入力ポイントの表示態
    様を前記操作端表示情報テーブルを参照して抽出する抽
    出手段と、前記操作画面において表示される操作端のP
    ID等を含む当該操作画面のマンマシン表示用フォーマ
    ットが保持されたマンマシン情報テーブルと、前記抽出
    手段により抽出された表示態様をこの表示態様に対応す
    る操作画面のマンマシン表示用フォーマットに合成して
    前記操作画面を作成して表示する作成表示手段とを備え
    たことを特徴とする請求項1記載のプラント監視制御装
    置。
  6. 【請求項6】 各操作端のPID、各操作端において扱
    われる各入出力ポイントの信号名称、前記各入出力ポイ
    ントの試験実行の有無を表す試験モードおよび前記各入
    出力ポイントの打ち返し値を操作端毎にそれぞれ保持す
    る試験用テーブルと、前記試験用テーブルの各操作端に
    おける各出力ポイントの中で試験実行モードが設定され
    たポイントがあるか否かを判断する第1の判断手段と、
    この判断の結果、ある操作端において試験実行モードが
    設定された出力ポイントがあると判断された場合、前記
    操作端における試験実行モードが設定された出力ポイン
    トに対応する入力ポイントの値として、前記試験用テー
    ブルに格納された前記入力ポイントに対応する打ち返し
    値を前記バッファに設定する第1の設定手段と、前記試
    験用テーブルの各操作端における各入力ポイントの中で
    試験実行モードが設定されたポイントがあるか否かを判
    断する第2の判断手段と、この判断の結果、ある操作端
    において試験実行モードが設定された入力ポイントがあ
    ると判断された場合、前記操作端における試験実行モー
    ドが設定された入力ポイントに対応する出力ポイントの
    値として、前記試験用テーブルに格納された前記出力ポ
    イントに対応する打ち返し値を前記バッファに設定する
    第2の設定手段とを備えたことを特徴とする請求項5記
    載のプラント監視制御装置。
  7. 【請求項7】 前記制御ロジックは、前記複数のプラン
    ト機器の制御監視内容に応じて複数存在しており、これ
    ら複数の制御ロジックは識別番号が付されて制御ロジッ
    クテーブルに保持されている一方、 各操作端のPID、各操作端において扱われる各入出力
    ポイントの信号名称、前記各入出力ポイントに対応する
    制御ロジックの識別番号および前記各入出力ポイントが
    変更されたか否かを識別する識別情報を各操作端毎にそ
    れぞれ保持するロジック情報テーブルと、所定の操作端
    の所定の入出力ポイントの内容を変更する情報が入力さ
    れた際に、その変更情報を受信処理し、受信処理した変
    更情報に基づいてロジック情報テーブルを参照して対応
    する入出力ポイントの内容を変更して格納する変更手段
    と、前記内容が変更された入出力ポイントの識別情報
    を、少なくとも当該入出力ポイントが変更されたことを
    表す情報および変更内容を含む識別情報に変更して前記
    ロジック情報テーブルに格納する識別情報格納手段とを
    備えたことを特徴とする請求項5記載のプラント監視制
    御装置。
  8. 【請求項8】 各操作端のPID、各操作端の名称、各
    操作端で扱われる各入出力ポイントが前記操作画面の対
    応する操作端上で使用か未使用かを表すフラグデータお
    よび前記操作端表示情報テーブルにおいて設定された各
    入出力ポイントの表示態様に関係なく、前記フラグデー
    タが“使用”である入出力ポイントと“未使用”である
    入出力ポイントとの表示態様を区別して設定可能な表示
    態様設定情報を各操作端毎にそれぞれ保持するフラグテ
    ーブルを備え、前記第1の一括処理手段は、前記抽出し
    た一括処理用入力点を構成する入力ポイントに加えて、
    前記フラグテーブルに保持された各入出力ポイントのフ
    ラグデータおよび表示態様設定情報を前記操作端ポイン
    ト表示手段に一括して送信するようになっており、前記
    操作端ポイント表示手段の抽出手段は、前記各入出力ポ
    イントのフラグデータに基づいて前記第1の一括処理手
    段から一括して送られた入力ポイントが前記操作端で使
    用されているか否かを各ポイント毎に判断する使用未使
    用判断手段と、この判断の結果使用されていると判断さ
    れた場合に、その使用されている入力ポイントの中で変
    化した入力ポイントをその入力ポイントに対応するバッ
    ファに格納された情報に基づいて抽出する手段と、抽出
    した入力ポイントの表示態様を前記操作端表示情報テー
    ブルを参照して抽出し、かつその入力ポイントの表示態
    様設定情報を前記フラグテーブルから抽出する手段と、
    抽出した表示態様が抽出した表示態様設定情報と一致し
    ているか否かを判断する手段と、この判断の結果一致し
    ている場合には、前記表示態様を前記作成表示手段に出
    力し、前記判断の結果一致していない場合には、前記表
    示態様設定情報に基づいて変更された表示態様を前記作
    成表示手段に出力する手段と、前記使用未使用判断手段
    の判断の結果未使用と判断された場合には、前記未使用
    と判断された入力ポイントの表示態様設定情報を前記フ
    ラグテーブルから抽出して前記作成表示手段に出力する
    手段とを備えたことを特徴とする請求項5記載のプラン
    ト監視制御装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも各操作端のPIDおよび各操
    作端に関連する操作端のPIDを含む関連操作端情報を
    各操作端毎にそれぞれ保持する操作端グループ情報テー
    ブルを備え、前記第1の一括処理手段は、前記抽出した
    一括処理用入力点を構成する入力ポイントに加えて、前
    記グループ情報テーブルに保持された対応する操作端の
    関連操作端情報を前記操作端入出力ポイント表示部に一
    括して送信するようになっており、 前記操作端入出力ポイント表示部は、前記関連操作端の
    全ての入出力ポイントの表示態様を前記操作端表示情報
    テーブルを参照して抽出する関連操作端表示態様抽出手
    段を備え、前記作成表示手段は、前記抽出手段により抽
    出された表示態様および前記関連操作端表示態様を前記
    表示態様に対応する操作画面のマンマシン表示用フォー
    マットに合成して前記操作画面を作成して表示するよう
    に構成されたことを特徴とする請求項5記載のプラント
    監視制御装置。
  10. 【請求項10】 プラントを構成する複数のプラント機
    器からプロセス量を入力し、かつ前記複数のプラント機
    器における所定のプラント機器に対して当該プラント機
    器に対する動作制御用の操作指令データを出力する入出
    力手段と、前記複数のプラント機器操作用の複数の操作
    端の内の少なくとも1つを含む操作画面を表示する操作
    画面表示部、前記各操作端で扱われる入力および出力ポ
    イントを前記操作画面における対応する操作端上に所定
    の表示態様で表示する操作端入出力ポイント表示部およ
    び前記複数の操作端における所定の操作端上の前記出力
    ポイントを介して所定のプラント機器に係わる操作指令
    を入力する入力部を有するマンマシン制御手段と、前記
    入出力手段から入力されたプロセス量およびそのプロセ
    ス量に対応する所定の制御ロジックを用いて演算を実行
    して前記複数の操作端に係わるプロセスデータを生成
    し、生成した複数の操作端に係わるプロセスデータを出
    力するとともに、前記出力ポイントおよびその出力ポイ
    ントに対応する所定の制御ロジックを用いて演算を実行
    して前記所定のプラント機器に係わる操作指令データを
    生成し、生成した操作指令データを前記入出力手段に送
    信する制御演算処理手段とを有するプラント監視制御装
    置を構成する少なくとも1つの計算機が読み取り可能な
    記憶媒体であって、 前記制御演算処理手段から出力されたプロセスデータを
    入力ポイントとして操作端単位で各操作端毎に個別に保
    持し、操作端単位で保持されたプロセスデータに基づい
    て操作端全体の一括処理用入力点を各操作端毎にそれぞ
    れ求める手順と、前記入力部により入力された操作指令
    を出力ポイントとして操作端単位で各操作端毎に個別に
    保持し、操作端単位で保持された操作指令に基づいて操
    作端全体の一括処理用出力点を各操作端毎にそれぞれ求
    める手順と、各操作端毎に求められた一括処理用入力点
    の中で変化した一括処理用入力点を抽出し、抽出した一
    括処理用入力点を構成する入力ポイントを前記操作端ポ
    イント表示手段に一括して送信する手順と、各操作端毎
    に求められた一括処理用出力点の中で変化した一括処理
    用出力点を抽出し、抽出した一括処理用出力点を構成す
    る出力ポイントを一括して前記制御演算処理手段へ出力
    する手順とを備えたことを特徴とする記憶媒体。
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