JP2000018911A - 干渉計、光共振器、光スイッチ、センサ、及び光フィルタ - Google Patents
干渉計、光共振器、光スイッチ、センサ、及び光フィルタInfo
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Abstract
共振器、光スイッチ、センサ、及び光フィルタを提供す
る。 【解決手段】 複数の光導波部材Of1〜Of6を、互
いの傾斜端面における反射,及び互いの側面のレンズ作
用を利用して光結合せしめることにより干渉計を構成す
るようにしたものである。
Description
器、光スイッチ、センサ、及び光フィルタに関し、特
に、スティック状の複数の光導波部材を互いの側面のレ
ンズ作用を利用して光結合せしめることにより構成して
なるものに関するものである。
ズのものは、光学台上にミラー、光ファイバ等を配置す
ることにより得ることができる。また、小サイズのもの
は、半導体製造プロセスにより半導体デバイスとして得
ることができる。
等を配置することにより得られる従来の干渉計,及び光
共振器を示す図であり、図19(a) はマッハツェンダ干
渉計を示す図、図19(b) はマイケルソン干渉計を示す
図、図19(c) はループミラー干渉計を示す図、図19
(d) は光共振器を示す図である。
計は、互いに平行な2本の光軸Ax21,Ax22に、
互いに平行な2本の光軸Ax23,Ax24がそれぞれ
直交することにより形成される交点に、2つのハーフミ
ラー201,204、及び2つのミラー202,203
を、各光軸Ax21〜Ax24に45度の角度を有する
ようにして、交互に配置することにより構成される。
計では、ハーフミラー201に入射した光ビームは通過
光と反射光とに分かれ、通過光はミラー202で反射さ
れてハーフミラー204に至り、そこでその一部が反射
される。一方、反射光はミラー203で反射されてハー
フミラー204に至り、そこでその一部が通過する。
通過光の一部とハーフミラー204を通過する上記反射
光の一部とは該ハーフミラー204で合波されるが、上
記通過光が通過する光路と上記反射光が通過する光路と
は、屈折率が異なるようにしてあるため、上記通過光と
反射光は位相が異なっており、そのため、両者が合波さ
れることにより干渉を生じる。この干渉効果を利用する
ことにより、このマッハツエンダ干渉計を光スイッチ、
又はセンサとして用いることができる。
は、互いに直交する2本の光軸Ax25,Ax26の交
点に、ハーフミラー205を、双方の光軸Ax25,A
x26に45度の角度を有するようにして配置し、双方
の光軸Ax25,Ax26上に、それぞれ、ミラー20
6,207を、各光軸Ax25,Ax26に直角にかつ
互いにハーフミラー205からの距離が異なるように配
置することにより構成される。
では、ハーフミラー205に入射した光ビームは通過光
と反射光とに分かれ、通過光はミラー206で反射され
てハーフミラー205に戻り、そこでその一部が反射さ
れる。一方、反射光はミラー207で反射されてハーフ
ミラー205に戻り、そこでその一部が通過する。この
ハーフミラー205で反射される上記通過光の一部とハ
ーフミラー205を通過する上記反射光の一部とは該ハ
ーフミラー205で合波されるが、上記通過光が通過す
る光路と上記反射光が通過する光路とは光路長が異なっ
ているため、上記通過光と反射光は位相が異なってお
り、そのため、両者が合波されることにより干渉を生じ
る。この干渉効果を利用することにより、このマイケル
ソン干渉計を光スイッチ、又はセンサとして用いること
ができる。
は、互いに直交する2本の光軸Ax27,Ax28の交
点に、ハーフミラー208を、双方の光軸Ax27,A
x28に45度の角度を有するようにして配置し、双方
の光軸Ax27,Ax28の端同士を、光ファイバによ
り結ぶようにしてループ状の光路209を形成すること
により構成される。
では、ハーフミラー208に入射した光ビームは通過光
と反射光とに分かれ、通過光は光路209を通ってハー
フミラー208に戻り、そこでその一部が通過する。こ
のハーフミラー205で反射される反射光とハーフミラ
ー205を通過する上記通過光の一部とは該ハーフミラ
ー208で合波されるが、上記通過光は光路209を通
ってきているため、上記通過光と反射光は位相が異なっ
ており、そのため、両者が合波されることにより干渉を
生じる。この干渉効果を利用することにより、このルー
プミラー干渉計を光スイッチ、又はセンサとして用いる
ことができる。
ば、直線状の光ファイバOf31,Of32に環状の光
ファイバOf33を配置することにより構成される。
ァイバOf31,Of32を伝搬する光ビームと環状の
光ファイバOf33を伝搬する光ビームとの間で共振を
生じる。この共振効果を利用することにより、この光共
振器を光フィルタとして用いることができる。
来の干渉計、及び光共振器のうち、光学台を用いて得ら
れるものは、簡単に作成することができるものの、光デ
バイスに用いるにはサイズが大きいという問題があっ
た。
は、光デバイスに用いるのに十分サイズが小さいもの
の、半導体製造装置を必要とするため、作成することが
容易でないという問題があった。
めになされたもので、光デバイスに用いるのに十分サイ
ズが小さく、かつ作成することが容易な干渉計、及び光
共振器、並びにそれらを用いた光スイッチ、センサ、及
び光フィルタを提供することを目的とする。
る干渉計は、外部から入射される光ビームを分波し、該
分波した双方の光ビームを、光路長及び屈折率のうちの
少なくともいずれかを異ならしめてなる2つの分岐光路
を通過せしめた後合波し、又は上記分波した一方の光ビ
ームを、上記分波する位置を始端及び終端とする閉光路
を通過せしめた後、上記入射され分波されてくる他の光
ビームと合波することにより、該合波する両光ビームの
間に干渉を生ぜしめ、該干渉を生ぜしめてなる光ビーム
を外部に出射するように構成してなる干渉計において、
光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその
中心軸方向に延びる形状を有し、該中心軸に沿って光ビ
ームが伝搬可能なように該横断面の半径方向にその屈折
率を異ならしめてなり、少なくともその一端に該中心軸
に略45度傾斜した傾斜端面を有し、該傾斜端面の中心
部にて該傾斜端面の中心軸に対し略45度の角度で入射
する光を全反射することが可能な2以上の光導波部材を
有し、該2以上の光導波部材のうちのある光導波部材に
対し他の光導波部材を、互いの中心軸が一致しかつ互い
の傾斜端面が所定の間隔で略平行となるように配置して
なる光合分波構造を1つ又は2つ有し、該1つ又は2つ
の光合分波構造を、上記光ビームを合分波、又は分波及
び合波するのに用い、上記光合分波構造を構成する光導
波部材自身を上記分岐光路又は閉光路として用い、又は
互いの傾斜端面における反射,及び互いの側面のレンズ
作用を利用して光結合してなる1以上の上記光導波部材
からなる光導波路を、互いの傾斜端面における反射,及
び互いの側面のレンズ作用を利用して上記光合分波構造
を構成する光導波部材のいずれかと光結合するようにし
て、上記分岐光路又は閉光路として用いるように構成し
てなるものである。
干渉計(請求項1)において、上記光合分波構造とし
て、上記光ビームを分波する第1の光合分波構造と、上
記光ビームを合波する第2の光合分波構造とを有し、上
記分岐光路として、上記光導波路からなり、上記第1の
光合分波構造と上記第2の光合分波構造との間を結ぶ第
1の光導波路及び第2の光導波路を有してなるものであ
る。
干渉計(請求項2)において、光を透過可能な材料から
なり、その横断面が円形でその中心軸方向に延びる形状
を有し、該中心軸に沿って光ビームが伝搬可能なように
該横断面の半径方向にその屈折率を異ならしめてなり、
その一端に該中心軸に略45度傾斜した傾斜端面を有
し、該傾斜端面の中心部にて該傾斜端面の中心軸に対し
略45度の角度で入射する光を全反射することが可能な
第1の光導波部材と、光を透過可能な材料からなり、そ
の横断面が円形でその中心軸方向に延びる形状を有し、
該中心軸に沿って光ビームが伝搬可能なように該横断面
の半径方向にその屈折率を異ならしめてなり、その両端
に該中心軸に略45度傾斜した2つの傾斜端面を有し、
各傾斜端面の中心部にて該各傾斜端面の中心軸に対し略
45度の角度で入射する光を全反射することが可能な光
導波部材を、1つ、又は互いの傾斜端面における反射,
及び互いの側面のレンズ作用を利用して光結合するよう
にして2以上有する上記第1の光導波路と、光を透過可
能な材料からなり、その横断面が円形でその中心軸方向
に延びる形状を有し、該中心軸に沿って光ビームが伝搬
可能なように該横断面の半径方向にその屈折率を異なら
しめてなり、その両端に該中心軸に略45度傾斜した2
つの傾斜端面を有し、各傾斜端面の中心部にて該各傾斜
端面の中心軸に対し略45度の角度で入射する光を全反
射することが可能な光導波部材を、1つ、又は互いの傾
斜端面における反射,及び互いの側面のレンズ作用を利
用して光結合するようにして2以上有する上記第2の光
導波路と、光を透過可能な材料からなり、その横断面が
円形でその中心軸方向に延びる形状を有し、該中心軸に
沿って光ビームが伝搬可能なように該横断面の半径方向
にその屈折率を異ならしめてなり、その一端に該中心軸
に略45度傾斜した傾斜端面を有し、該傾斜端面の中心
部にて該傾斜端面の中心軸に対し略45度の角度で入射
する光を全反射することが可能な第2の光導波部材とを
有し、上記第1の光導波部材に対し上記第1の光導波路
を、該第1の光導波部材の上記一端と該第1の光導波路
の一端とが双方の傾斜端面における反射,及び双方の側
面のレンズ作用を利用して光結合するように配置し、上
記第1の光導波部材に対し上記第2の光導波路を、該第
1の光導波部材の中心軸と該第2の光導波路の一端にお
ける中心軸が一致しかつ双方の傾斜端面が所定の間隔で
略平行となるように配置することにより上記第1の光合
分波構造を形成し、上記第2の光導波路に対し上記第2
の光導波部材を、該第2の光導波部材の上記一端と該第
2の光導波路の他端とが双方の傾斜端面における反射,
及び双方の側面のレンズ作用を利用して光結合するよう
配置し、上記第1の光導波路に対し上記第2の光導波部
材を、該第2の光導波部材の中心軸と該第1の光導波路
の他端における中心軸が一致しかつ双方の傾斜端面が所
定の間隔で略平行となるように配置することにより上記
第2の光合分波構造を形成し、上記第1の光導波路と上
記第2の光導波路とを、光路長,及び屈折率のうちの少
なくともいずれかにおいて異ならしめてなるものであ
る。
干渉計(請求項3)において、上記第1の導波路は、上
記光導波部材として、両端の傾斜端面が互いに略直角な
方向を有するある長さの第3の光導波部材と、両端の傾
斜端面が互いに略平行なある長さの第4の光導波部材と
を有し、該第3の光導波部材に対し該第4の光導波部材
を、該第3の光導波部材の一端と該第4の光導波部材の
一端とが双方の傾斜端面における反射,及び双方の側面
のレンズ作用を利用して光結合するように配置し、該第
3の光導波部材の他端を、該第1の導波路の上記一端と
して上記第1の光導波部材に光結合するように配置し、
かつ該第4の光導波部材の他端を、該第1の導波路の上
記他端として上記第2の光導波部材の一端に対向するよ
うに配置してなり、上記第2の導波路は、上記光導波部
材として、両端の傾斜端面が互いに略平行で上記第4の
光導波部材の長さと略同じ長さを有する第5の光導波部
材と、両端の傾斜端面が互いに略直角な方向を有し、上
記第3の光導波部材の長さと略同じ長さを有する第6の
光導波部材とを有し、該第5の光導波部材に対し該第6
の光導波部材を、該第5の光導波部材の一端と該第6の
光導波部材の一端とが双方の傾斜端面における反射,及
び双方の側面のレンズ作用を利用して光結合するように
配置し、該第5の光導波部材の他端を、該第2の導波路
の上記一端として上記第1の光導波部材の一端に対向す
るように配置し、かつ該第6の光導波部材の他端を、該
第2の導波路の上記他端として上記第2の光導波部材に
光結合するように配置してなり、上記第1の光導波路の
第3,第4の光導波部材に対し、上記第2の光導波路の
第5,第6の光導波部材のうちの少なくともいずれかを
屈折率において異ならしめてなるものである。
干渉計(請求項2)において、光を透過可能な材料から
なり、その横断面が円形でその中心軸方向に延びる形状
を有し、該中心軸に沿って光ビームが伝搬可能なように
該横断面の半径方向にその屈折率を異ならしめてなり、
その一端に該中心軸に略45度傾斜した傾斜端面を有
し、該傾斜端面の中心部にて該傾斜端面の中心軸に対し
略45度の角度で入射する光を全反射することが可能な
第1の光導波部材と、光を透過可能な材料からなり、そ
の横断面が円形でその中心軸方向に延びる形状を有し、
該中心軸に沿って光ビームが伝搬可能なように該横断面
の半径方向にその屈折率を異ならしめてなり、その両端
に該中心軸に略45度傾斜し互いに略平行な2つの傾斜
端面を有し、各傾斜端面の中心部にて該各傾斜端面の中
心軸に対し略45度の角度で入射する光を全反射するこ
とが可能で、ある長さを有する第2の光導波部材と、光
を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその中
心軸方向に延びる形状を有し、ある長さを有する第1の
ロッドレンズ部材と、光を透過可能な材料からなり、そ
の横断面が円形でその中心軸方向に延びる形状を有し、
該中心軸に沿って光ビームが伝搬可能なように該横断面
の半径方向にその屈折率を異ならしめてなり、その両端
に該中心軸に略45度傾斜し互いに略平行な2つの傾斜
端面を有し、各傾斜端面の中心部にて該各傾斜端面の中
心軸に対し略45度の角度で入射する光を全反射するこ
とが可能で、上記第2の光導波部材の長さと略同じ長さ
を有する第3の光導波部材と、光を透過可能な材料から
なり、その横断面が円形でその中心軸方向に延びる形状
を有し、上記第1のロッドレンズ部材の長さと略同じ長
さを有する第2のロッドレンズ部材と、光を透過可能な
材料からなり、その横断面が円形でその中心軸方向に延
びる形状を有し、該中心軸に沿って光ビームが伝搬可能
なように該横断面の半径方向にその屈折率を異ならしめ
てなり、その一端に該中心軸に略45度傾斜した傾斜端
面を有し、該傾斜端面の中心部にて該傾斜端面の中心軸
に対し略45度の角度で入射する光を全反射することが
可能な第4の光導波部材とを有し、上記第1の光導波部
材に対し上記第2の光導波部材を、双方の中心軸が一致
しかつ該第1の光導波部材の上記傾斜端面と該第2の光
導波部材の一端の傾斜端面とが所定の間隔で略平行とな
るように配置することにより上記第1の光合分波構造を
形成し、上記第1の光導波部材に対し上記第1のロッド
レンズ部材、及び第3の光導波部材を、該第1の光導波
部材の上記一端と該第3の光導波部材の一端とが該2つ
の光導波部材の傾斜端面における反射,並びに該2つの
光導波部材及び第1のロッドレンズの側面のレンズ作用
を利用して光結合するように配置することにより上記第
1の光導波路を形成し、上記第2の光導波部材に対し上
記第2のロッドレンズ部材、及び第4の光導波部材を、
該第2の光導波部材の他端と該第4の光導波部材の上記
一端とが該2つの光導波部材の傾斜端面における反射,
並びに該2つの光導波部材及び第2のロッドレンズの側
面のレンズ作用を利用して光結合するよう配置すること
により上記第2の光導波路を形成し、上記第3の光導波
部材に対し上記第4の光導波部材を、双方の中心軸が一
致しかつ該第1の光導波部材の上記傾斜端面と該第2の
光導波部材の一端の傾斜端面とが所定の間隔で略平行と
なるように配置することにより上記第2の光合分波構造
を形成し、上記第1の光導波路と上記第2の光導波路と
を、屈折率において異ならしめてなるものである。
干渉計(請求項2ないし5のいずれか)において、上記
第1の光導波路,又は上記第2の光導波路について、光
路長,及び屈折率のうちの少なくともいずれかを変化せ
しめる位相可変手段を有してなるものである。
干渉計(請求項1)において、上記光合分波構造とし
て、上記光ビームを合分波する1つの光合分波構造を有
し、上記分岐光路として、それぞれ、該1つの光合分波
構造を構成する光導波部材自身、又は該1つの光合分波
構造を構成する光導波部材に光結合された上記光導波路
からなり、かつその終端に進行して来た光ビームを反転
せしめる反射面を有する第1の光導波路及び第2の光導
波路を有してなるものである。
干渉計(請求項7)において、光を透過可能な材料から
なり、その横断面が円形でその中心軸方向に延びる形状
を有し、該中心軸に沿って光ビームが伝搬可能なように
該横断面の半径方向にその屈折率を異ならしめてなり、
その一端に該中心軸に略45度傾斜した傾斜端面を有
し、該傾斜端面の中心部にて該傾斜端面の中心軸に対し
略45度の角度で入射する光を全反射することが可能で
あり、その側面の、該中心軸に沿って伝搬し該傾斜端面
で反射された光ビームが到達する部分に該到達する光ビ
ームを反転せしめる反射面を有する第1の光導波部材
と、光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形で
その中心軸方向に延びる形状を有し、該中心軸に沿って
光ビームが伝搬可能なように該横断面の半径方向にその
屈折率を異ならしめてなり、その一端に該中心軸に略4
5度傾斜した傾斜端面を有し、該傾斜端面の中心部にて
該傾斜端面の中心軸に対し略45度の角度で入射する光
を全反射することが可能であり、その他端に該中心軸に
沿って伝搬する光ビームを反転せしめる反射面を有する
第2の光導波部材とを有し、上記第1の光導波部材に対
し上記第2の光導波部材を、互いの中心軸が一致し、互
いの傾斜端面が所定の間隔を有して略平行となるよう配
置することにより上記光合分波構造を形成し、上記第1
の光導波部材自身,及び上記第2の光導波部材が、それ
ぞれ、上記第1の光導波路,及び第2の光導波路を構成
してなるものである。
干渉計(請求項8)において、上記第2の光導波部材の
光路長,及び屈折率のうちの少なくともいずれかを変化
せしめる位相可変手段を有してなるものである。
記干渉計(請求項7)において、光を透過可能な材料か
らなり、その横断面が円形でその中心軸方向に延びる形
状を有し、該中心軸に沿って光ビームが伝搬可能なよう
に該横断面の半径方向にその屈折率を異ならしめてな
り、その一端に該中心軸に略45度傾斜した傾斜端面を
有し、該傾斜端面の中心部にて該傾斜端面の中心軸に対
し略45度の角度で入射する光を全反射することが可能
な第1の光導波部材と、光を透過可能な材料からなり、
その横断面が円形でその中心軸方向に延びる形状を有
し、該中心軸に沿って光ビームが伝搬可能なように該横
断面の半径方向にその屈折率を異ならしめてなり、その
一端に該中心軸に略45度傾斜した傾斜端面を有し、該
傾斜端面の中心部にて該傾斜端面の中心軸に対し略45
度の角度で入射する光を全反射することが可能であり、
その他端に該中心軸に沿って伝搬する光ビームを反転せ
しめる反射面を有する第2の光導波部材と、光を透過可
能な材料からなり、その横断面が円形でその中心軸方向
に延びる形状を有し、該中心軸に沿って光ビームが伝搬
可能なように該横断面の半径方向にその屈折率を異なら
しめてなり、その一端に該中心軸に略45度傾斜した傾
斜端面を有し、該傾斜端面の中心部にて該傾斜端面の中
心軸に対し略45度の角度で入射する光を全反射するこ
とが可能であり、その他端に該中心軸に沿って伝搬する
光ビームを反転せしめる反射面を有する第3の光導波部
材とを有し、上記第1の光導波部材に対し上記第2の光
導波部材を、該第1の光導波部材の上記一端と該第2の
光導波部材の上記一端とが双方の傾斜端面における反
射,及び双方の側面のレンズ作用を利用して光結合する
ように配置し、上記第1の光導波部材に対し上記第3の
光導波部材を、互いの中心軸が一致し、互いの傾斜端面
が所定の間隔を有して略平行となるように配置すること
により上記光合分波構造を形成し、上記第2の光導波部
材,及び上記第3の光導波部材が、それぞれ、上記第1
の光導波路,及び上記第2の光導波路を構成してなり、
上記第1の光導波部材と上記第2の光導波部材とを、長
さ,及び屈折率のうちのいずれかにおいて異ならしめて
なるものである。
記干渉計(請求項10)において、上記第2の光導波部
材,又は上記第3の光導波部材について、光路長,及び
屈折率のうちの少なくともいずれかを変化せしめる位相
可変手段を有してなるものである。
記干渉計(請求項1)において、上記光合分波構造とし
て、上記光ビームを合分波する1つの光合分波構造を有
し、上記閉光路として、上記光導波路からなり、一端が
該1つの光合分波構造を構成する一方の光導波部材の該
光合分波構造の端側の端に光結合され、他端が該光合分
波構造を構成する他方の光導波部材の該光合分波構造の
中央側の端に光結合されてなる光導波路を有してなるも
のである。
記干渉計(請求項12)において、光を透過可能な材料
からなり、その横断面が円形でその中心軸方向に延びる
形状を有し、該中心軸に沿って光ビームが伝搬可能なよ
うに該横断面の半径方向にその屈折率を異ならしめてな
り、その一端に該中心軸に略45度傾斜した傾斜端面を
有し、該傾斜端面の中心部にて該傾斜端面の中心軸に対
し略45度の角度で入射する光を全反射することが可能
な第1の光導波部材と、光を透過可能な材料からなり、
その横断面が円形でその中心軸方向に延びる形状を有
し、該中心軸に沿って光ビームが伝搬可能なように該横
断面の半径方向にその屈折率を異ならしめてなり、その
両端に該中心軸に略45度傾斜し互いに略直角な方向を
有する2つの傾斜端面を有し、各傾斜端面の中心部にて
該各傾斜端面の中心軸に対し略45度の角度で入射する
光を全反射することが可能で、ある長さを有する第2の
光導波部材と、光を透過可能な材料からなり、その横断
面が円形でその中心軸方向に延びる形状を有し、ある長
さを有する第1のロッドレンズ部材と、光を透過可能な
材料からなり、その横断面が円形でその中心軸方向に延
びる形状を有し、該中心軸に沿って光ビームが伝搬可能
なように該横断面の半径方向にその屈折率を異ならしめ
てなり、その両端に該中心軸に略45度傾斜し互いに略
直角な方向を有する2つの傾斜端面を有し、各傾斜端面
の中心部にて該各傾斜端面の中心軸に対し略45度の角
度で入射する光を全反射することが可能で、上記第2の
光導波部材の長さと略同じ長さを有する第3の光導波部
材と、光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形
でその中心軸方向に延びる形状を有し、上記第1のロッ
ドレンズ部材の長さと略同じ長さを有する第2のロッド
レンズ部材と、光を透過可能な材料からなり、その横断
面が円形でその中心軸方向に延びる形状を有し、該中心
軸に沿って光ビームが伝搬可能なように該横断面の半径
方向にその屈折率を異ならしめてなり、その一端に該中
心軸に略45度傾斜した傾斜端面を有し、該傾斜端面の
中心部にて該傾斜端面の中心軸に対し略45度の角度で
入射する光を全反射することが可能な第4の光導波部材
とを有し、上記第1の光導波部材に対し上記第2の光導
波部材を、双方の中心軸が一致しかつ該第1の光導波部
材の上記傾斜端面と該第2の光導波部材の一端の傾斜端
面とが所定の間隔で略平行となるように配置することに
より上記光合分波構造を形成し、上記第2の光導波部材
に対し上記第1,第2のロッドレンズ部材、及び第3の
光導波部材を、該第2の光導波部材の上記一端と該第3
の光導波部材の一端とが該2つの光導波部材の傾斜端面
における反射,並びに該2つの光導波部材及び第1のロ
ッドレンズの側面のレンズ作用を利用して光結合し、か
つ該第2の光導波部材の他端と該第3の光導波部材の他
端とが該2つの光導波部材の傾斜端面における反射,並
びに該2つの光導波部材及び第2のロッドレンズの側面
のレンズ作用を利用して光結合するように配置すること
により上記閉光路を形成し、上記第4の光導波部材を、
上記第2の光導波部材の上記他端の傾斜端面,及び上記
第3の光導波部材の両傾斜端面のうちのいずれかに対
し、該第4の光導波部材の傾斜端面と該いずれかの傾斜
端面とが所定の間隔で略平行となりかつ該第4の光導波
部材の中心軸が該いずれかの傾斜端面の中心を通るよう
に配置してなるものである。
記干渉計(請求項13)において、上記第2の光導波部
材,又は第3の光導波部材の光路長,及び屈折率のうち
の少なくともいずれかを変化せしめる位相可変手段を有
してなるものである。
光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその
中心軸方向に延びる形状を有し、該中心軸に沿って光ビ
ームが伝搬可能なように該横断面の半径方向にその屈折
率を異ならしめてなり、その周面に、該中心軸に略直角
な方向に延在する底面を有しかつ上記光ビームが伝搬可
能な部分の外周部に至る深さを有する溝を有する第1の
光導波部材と、光を透過可能な材料からなり、その横断
面が円形でその中心軸方向に延びる形状を有し、その内
部に他の部分より屈折率が大きい筒状の高屈折率部を有
し、その周面と該高屈折率部との間隔が該高屈折率部を
周方向に伝搬する光ビームが該周面に滲みだすことが可
能なようなものである第2の光導波部材とを有し、上記
第1の光導波部材の溝に、上記第2の光導波部材を、該
第2の光導波部材の中心軸が該溝の底面の延在方向に一
致しかつ該溝の上記光ビームが伝搬可能な部分の外周部
に至る深さを有する部分に接触するようにして、配置し
てなるものである。
上記光共振器(請求項15)において、上記第1の光導
波部材と同じ構造を有する第3の光導波部材を有し、該
第3の光導波部材を、該第3の光導波部材の溝の底面の
延在方向が上記第1の光導波部材の溝に対向し、かつ該
第3の光導波部材の溝の最深部が上記第2の光導波部材
に接触するようにして、配置してなるものである。
上記光共振器(請求項15)において、上記第2の光導
波部材は、一端から他端に向け拡大する径を有し、上記
高屈折率部が該第2の光導波部材の中心軸と中心軸を共
有するとともに該第2の光導波部材の上記一端から上記
他端に向け拡大する径を有してなり、かつ上記第1の光
導波部材の溝の底面の延在方向に移動可能であるもので
ある。
は、請求項6の干渉計を用いた光スイッチであって、該
干渉計において上記第1の光導波部材に入射し上記第2
の光導波部材から出射される,又は該第2の光導波部材
に入射し該第1の光導波部材から出射される光ビームを
被制御対象とし、該干渉計の上記位相可変手段における
光路長,及び屈折率のうちの少なくともいずれかを変化
せしめるための入力を制御信号としてなるものである。
は、請求項9の干渉計を用いた光スイッチであって、該
干渉計において上記第1の光導波部材に入射し上記第2
の光導波部材の側面から出射される光ビームを被制御対
象とし、該干渉計の上記位相可変手段における光路長,
及び屈折率のうちの少なくともいずれかを変化せしめる
ための入力を制御信号としてなるものである。
は、請求項11の干渉計を用いた光スイッチであって、
該干渉計において上記第1の光導波部材に入射し上記第
2の光導波部材の側面から出射される光ビームを被制御
対象とし、該干渉計の上記位相可変手段における光路
長,及び屈折率のうちの少なくともいずれかを変化せし
めるための入力を制御信号としてなるものである。
は、請求項14の干渉計を用いた光スイッチであって、
該干渉計において上記第1の光導波部材に入射し上記第
4の光導波部材から出射される,又は該第4の光導波部
材に入射し該第1の光導波部材から出射される光ビーム
を被制御対象とし、該干渉計の上記位相可変手段におけ
る光路長,及び屈折率のうちの少なくともいずれかを変
化せしめるための入力を制御信号としてなるものであ
る。
求項6の干渉計を用いたセンサであって、該干渉計の上
記位相可変手段における光路長,及び屈折率のうちの少
なくともいずれかを変化せしめるための入力となる物理
量をその検出対象とし、該干渉計において上記第1の光
導波部材に入射し上記第2の光合分波構造から出射され
る,又は該第2の光合分波構造に入射し該第1の光導波
部材から出射される光ビームを上記物理量の検出出力と
してなるものである。
求項9の干渉計を用いたセンサであって、該干渉計の上
記位相可変手段における光路長,及び屈折率のうちの少
なくともいずれかを変化せしめるための入力となる物理
量をその検出対象とし、該干渉計において上記第1の光
導波部材に入射し上記第2の光導波部材の側面から出射
される光ビームを上記物理量の検出出力としてなるもの
である。
求項11の干渉計を用いたセンサであって、該干渉計の
上記位相可変手段における光路長,及び屈折率のうちの
少なくともいずれかを変化せしめるための入力となる物
理量をその検出対象とし、該干渉計において上記第1の
光導波部材に入射し上記第3の光導波部材の側面から出
射される光ビームを上記物理量の検出出力としてなるも
のである。
求項14の干渉計を用いたセンサであって、該干渉計の
上記位相可変手段における光路長,及び屈折率のうちの
少なくともいずれかを変化せしめるための入力となる物
理量をその検出対象とし、該干渉計において上記第1の
光導波部材に入射し上記第4の光導波部材から出射され
る,又は該第4の光導波部材に入射し該第1の光導波部
材から出射される光ビームを上記物理量の検出出力とし
てなるものである。
求項15ないし17のいずれかの光共振器を、1つ、又
は直列若しくは並列に接続して2以上有してなるもので
ある。
実施の形態において用いる光ファイバ間の基本的な光接
続構造を図1〜図4を用いて説明する。図1は光ファイ
バ間を互いの傾斜端面における反射及び互いの側面のレ
ンズ作用を利用して光結合した光接続構造の構成を示す
図であり、図1(a) は斜視図、図1(b) は図1(a) のD
矢示図、図1(c) は図1(a) のE矢示図である。図にお
いて、本光接続構造は、第1の光ファイバOf1と、第
2の光ファイバOf2とで構成され、これら第1,第2
の光ファイバOf1,Of2は、共に、横断面が円形で
中心軸Ax1,Ax2方向に径が一定な線形状を有し、
一端に中心軸Ax1,Ax2に対し、45度傾斜した鏡
面からなる傾斜端面F1,F2を有し、中心部に所定の
径で中心軸方向に延びるように形成されたコア1と該コ
ア1の外側に形成されたクラッド2とで構成されてい
る。
第2の光ファイバOf2は、該第2の光ファイバOf2
の傾斜端面F2の中心Cp2が、第1の光ファイバOf
1の傾斜端面F1の中心Cp1にて該傾斜端面F1の中
心軸Ax4を挟むようにして該第1の光ファイバOf1
の中心軸Ax1に直交する両光ファイバ直交軸Ax3上
に位置し、第2の光ファイバOf2の中心軸Ax2が、
該第2の光ファイバOf2の傾斜端面F2の中心軸Ax
5を挟むようにして両光ファイバ直交軸Ax3に直交す
るとともに該両光ファイバ直交軸Ax3方向から見て第
1の光ファイバOf1の中心軸Ax1に対し90度の交
差角を有し、第1の光ファイバOf1の傾斜端面F1と
第2の光ファイバOf2の傾斜端面F2とが、両光ファ
イバ直交軸Ax3方向から見て互いに反対の方向を向
き、かつ、第2の光ファイバOf2と第1の光ファイバ
Of1との間隔dが次に述べる特定の値となるように配
置されている。
ファイバの傾斜端面F1の中心Cp1で反射されて径が
拡がった光ビームが第1の光ファイバOf1,及び第2
の光ファイバOf2の双方の側面のレンズ作用により収
束されて、第2の光ファイバOf2内を伝搬する際のス
ポットサイズωB と同じ径を有するものとなる位置に、
該第2の光ファイバの傾斜端面F2の中心Cp2が位置
するような間隔とされる。この間隔dは、入射せしめる
光ビームの波長に応じて、第1の光ファイバOf1内の
スポットサイズωA ,第2の光ファイバOf2内のスポ
ットサイズωB,クラッドの半径a,及びクラッドの屈
折率nc を適宜選択することにより、所望の値に設定す
ることができ、本実施の形態1ではこれを「0」、すな
わち、第1の光ファイバOf1と第2の光ファイバOf
2とが接触するように設定している。第1,第2の光フ
ァイバ内のスポットサイズωA ,ωB は、コア1のドー
パント等の熱拡散技術等を用いると比較的容易に変化さ
せることができる。
は、光を透過可能な材料、すなわち誘電体又は半導体で
構成され、例えばSiO2 が用いられる。
折率より小さくなるようにし、コア1,及びクラッド2
の屈折率は、光導波路の周囲の媒質(ここでは空気)の
屈折率に対し、第1,第2の光ファイバOf1,Of2
の傾斜端面F1,F2における全反射条件を満たすに十
分大きな値とされる。
f2の傾斜端面F1,F2を得るには、例えば、まず、
仕上がり面粗さの粗い研磨面を有する研磨機を用い、光
ファイバの端を研磨面に対し45度傾けて研磨し、次い
で、仕上がり面粗さの細かい研磨面を有する研磨機を用
いて同様に研磨し、最後に、仕上げの研磨をする。これ
により、中心軸に対し45度傾斜した鏡面からなる傾斜
端面F1,F2を得ることができる。
の動作を説明する。なお、この動作は、解析モデルを用
いて理論的に説明することができる(1997年電子情報通
信学会総合大会講演論文集,エレクトロニクス1,P500
〜501,SC-3-6「単一モード光ファイバチップのLカップ
リングとそのEOチップとEOボード間結合への応用」
参照)が、ここではその解析モデルを用いた説明は省略
する。図1において、第1の光ファイバOf1の他端に
所定の波長λの光ビームを入射せしめると、入射した光
ビームは、第1の光ファイバOf1の中心部を中心軸A
x1に沿ってスポットサイズωA で伝搬し、第1の光フ
ァイバOf1の傾斜端面F1の中心点Cp1で該傾斜端
面F1の中心軸Ax4に対し45度の角度で反射し、両
光ファイバ直交軸Ax3に沿って第1の光ファイバOf
1の側面,及び第2の光ファイバOf2の側面を通過
し、第2の光ファイバOf2の傾斜端面F2で該傾斜端
面F2の中心軸Ax5に対し45度の角度で反射し、第
2の光ファバOf2の中心部を中心軸Ax2に沿ってス
ポットサイズωB で伝搬し、該第2の光ファイバOf2
の他端から出射される。
1の中心Cp1で反射された光ビームは、該第1の光フ
ァイバOf1の半径方向には光の閉じ込め構造が存在し
ないため径が拡がり、この径の拡がった光ビームは、互
いに90度捩じれた位置関係にある第1,第2の光ファ
イバOf1,Of2の側面のレンズ作用により、該光ビ
ームの横断面方向において均等な収束効果を受ける。こ
こで、光ファイバ間隔dは、第1の光ファイバの傾斜端
面F1の中心Cp1で反射されて径が拡がった光ビーム
が上記収束効果を受けて、第2の光ファイバOf2内を
伝搬する際のスポットサイズωB と同じ径を有するもの
となる位置に、該第2の光ファイバの傾斜端面F2の中
心Cp2が位置するような間隔であるので、上記収束効
果を受けた光ビームは、第2の光ファイバの傾斜端面F
2の中心Cp2にて、該第2の光ファイバOf2内のス
ポットサイズωB と同じ径を有するものとなり、該第2
の光ファイバの傾斜端面F2で反射された光ビームの全
部が該第2の光ファイバOf2のコア1に入射する。従
って、両光ファイバOf1,Of2間の結合効率ηが1
となる。
定の波長λの光ビームを入射せしめると、入射した光ビ
ームは、上記と全く逆の経路を辿り、上記と同様にして
結合効率1でもって第2の光ファイバOf2から第1の
光ファイバOf1に伝搬し、該第1の光ファイバOf1
の他端から出射される。
ァイバOf1,Of2と両光ファイバ直交軸Ax3との
交差角、第1の光ファイバOf1と第2の光ファイバO
f2との交差角、各光ファイバの傾斜端面F1,F2の
傾斜角、及び光ファイバ間隔dが理想値であるものとし
ているが、これら各角度,及び光ファイバ間隔dが理想
値から若干ずれたとしても、光ファイバ間の結合効率は
急激に低下するものではない。従って、これら各角度,
及び光ファイバ間隔dは、理想値に近い範囲内で、必要
とされる結合効率に応じた値に設定することができる。
じれた位置関係にある2つの傾斜端面F1,F2で、光
ファイバに入射せしめた光ビームを反射するため、光ビ
ームは、一方の傾斜端面でTMライク入射すると、他方
の傾斜端面ではTEライク入射する(あるいは、その
逆)。従って、基本的に、第1の光ファイバOf1と第
2の光ファイバOf2との接続部では、偏波無依存性を
示す。
ド2とからなる光ファイバを用いているが、その半径方
向に徐々に小さくなるように屈折率を変化せしめてなる
ロッドレンズを用いてもよい。
端面における反射及び互いの側面のレンズ作用を利用し
て光結合すれば、高効率な光接続が可能となり、また、
上記説明した基本的な光接続構造では光配線をL字状に
引き回すことが可能となる。以下、本光接続構造をL字
カップリングという。
造の構成を示す図であり、図2(a)は正面図、図2(b)
は図2(a) の部分拡大図である。図において、図1と同
一符号は同一又は相当する部分を示し、本光接続構造
は、第1の光ファイバOf1に対し、第2の光ファイバ
Of2を、該第2の光ファイバOf2の中心軸が、第1
の光ファイバの中心軸に一致し、かつ第2の光ファイバ
の傾斜端面F2が、第1の光ファイバの傾斜端面F1に
対し平行でかつ所定の間隔Sを有するよう配置してなる
点が、図1の光接続構造と異なるものである。また、A
X6は、第1の光ファイバOf1の傾斜端面F1の中心
点にて該傾斜端面F1の中心軸Ax4を挟むようにして
該第1の光ファイバOf1に直交する第1の光ファイバ
直交軸を示している。
線の矢印で示すように、光ビームを第1の光ファイバの
端から入射せしめると、入射した光ビームは、傾斜端面
F1で、傾斜端面F1及び傾斜端面F2の間隔Sに応じ
た割合で分波され、一部が傾斜端面F1及び傾斜端面F
2を通過して第2の光ファイバOf2に入射してその端
から出射され、他は傾斜端面F1で反射して第1の光フ
ァイバ直交軸Ax6に沿って進み、該第1の光ファイバ
Of1の側面から出射される。その結果、光ビームを分
波することができる。
ファイバOf2の端から光ビームを入射せしめるととも
に、第1の光ファイバOf1の側面から光ビームを入射
せしめると、入射した2つの光ビームは、第1の光ファ
イバの傾斜端面F1で合波されて第1の光ファイバに入
射し、その端から出射される。その結果、光ビームを合
波することができる。但し、第1の光ファイバOF1の
側面から出射される光ビームは、図1で説明したように
径が拡がるため、その拡がった光ビームをうまく把捉す
るようにして利用する必要がある。また、第1の光ファ
イバOf1の側面から光ビームを普通に入射せしめよう
としても光結合効率が悪いので、この第1の光ファイバ
Of1の側面に光ビームを入出射するには、図1のL字
カップリングを用いるのが好ましい。そして、そのよう
にL字カップリングを用いることにより、この第1の光
ファイバOf1の側面に入出射する光ビームを光配線を
用いて引き回すことができる。
とともに光配線で引き回すことが可能な光接続構造の構
成を示す図であり、図3(a) は斜視図、図3(b) は図3
(a)のF矢示図、図3(c) は図3(a) のG矢示図であ
る。図において、図1,図2と同一符号は同一又は相当
する部分を示し、本光接続構造は、図2の光接続構造に
図1のL字カップリングを組み合わせたもので、第1,
第2の光ファイバOf1,Of2に加えて、該第1,第
2の光ファイバOf1,Of2と同一の構造を有し、か
つその一端に中心軸Ax7に対し45度傾斜した傾斜端
面F3を有する第3の光ファイバOf3をさらに有し、
該第3の光ファイバOf3を、該第3の光ファイバOf
3の中心軸Ax7が、第1の光ファイバの中心軸Ax1
に一致し、かつ第3の光ファイバの傾斜端面F3が、第
1の光ファイバの傾斜端面F1に対し平行でかつ所定の
間隔Sを有するよう配置してなる点が、図1の光接続構
造と異なるものである。また、P1〜P3は、第1〜第
3の光ファイバOf1〜Of3の他端である第1〜第3
のポートを示している。
ビームを第1のポートP1から入射せしめると、入射し
た光ビームは、傾斜端面F1及び傾斜端面F3の間隔S
に応じた割合で、一部が傾斜端面F1及び傾斜端面F3
を通過して第3の光ファイバOf3に入射し、第3のポ
ートP3から出射され、他は傾斜端面F1で反射して第
2の光ファイバOf2を通り、第2のポートP2から出
射される。その結果、光分波器として機能する。
トP3から光ビームをそれぞれ入射せしめると、入射し
た2つの光ビームは第1の光ファイバの傾斜端面F1で
合波されて第1の光ファイバに入射し、第1のポートP
1から出射される。その結果光合波器として機能する。
従って、本光接続構造は光合分波器として機能するとと
もに、光配線をT字状に引き回すことができる。以下、
本光接続構造をT字カップリングという。
た光接続構造であって、光配線をU字状に引き回すこと
が可能なものの構成を示す図であり、図4(a) は斜視
図、図4(b) は図4(a) のJ矢示図、図4(c) は図4
(a) のK矢示図である。図において、図1と同一符号は
同一又は相当する部分を示し、本光接続構造は、図1の
第1,第2の光ファイバOf1,Of2とロッドレンズ
100とで構成される。ロッドレンズ100は、横断面
が円形で中心軸Ax8方向に径が一定な線形状を有して
おり、例えば、第1,第2の光ファイバOf1,Of2
と同じ径を有し、同じ材料で構成される。また、ロッド
レンズ100の屈折率は、例えば、第1,第2の光ファ
イバOf1,Of2のクラッドの屈折率と同じとされ
る。また、ロッドレンズ100として、第1,第2の光
ファイバOf1,Of2と同じ構造の光ファイバを用い
ても構わない。
とロッドレンズ100との位置関係、及びロッドレンズ
100と第2の光ファイバOf2との位置関係が図1の
第1の光ファイバOf1と第2の光ファイバOf2との
位置関係と同じになる。従って、第1の光ファイバOf
1とロッドレンズ100との間隔、及びロッドレンズ1
00と第2の光ファイバOf2との間隔を、図1の光フ
ァイバ間隔dと同様に設定することにより、第1の光フ
ァイバOf1とロッドレンズ100との間、及びロッド
レンズ100と第2の光ファイバOf2との間にて、光
ビームを結合効率1でもって伝搬せしめることができ
る。従って、光配線をU字状に引き回すことができる。
以下、本光接続構造をU字カップリングという。
スティック状の複数の光ファイバで構成したマッハツェ
ンダ干渉計を例示したものである。
ダ干渉計の構造を示す図であり、図5(a) は上面図、図
5(b) は図5(a) のA矢示図、図5(c) は図5(a) のC
矢示図、図5(d) は図5(a) のB矢示図である。
又は相当する部分を示している。第1〜第6の光ファイ
バOf1〜Of6は、全て同一の構造を有し、従って、
コア1,及びクラッド2の径も同じである。
ァイバOf2は、所定の長さを有するとともに、共に、
一端に傾斜端面を有し、第3の光ファイバOf3,及び
第6の光ファイバOf6は、互いに同じ長さを有すると
ともに、共に、両端に互いに直角な方向を有する2つの
傾斜端面を有し、第4の光ファイバOf4,及び第5の
光ファイバOf5は、互いに同じ長さを有するととも
に、共に、両端に互い平行な2つの傾斜端面を有してい
る。従って、第1〜第6の光ファイバOf1〜Of6は
スティック状の形状を有している。
光ファイバOf3,及び第5の光ファイバOf5の光フ
ァイバ群と、第2の光ファイバOf2,第6の光ファイ
バOf6,及び第4の光ファイバOf4の光ファイバ群
とが、図3のT字カップリングを形成し、第3の光ファ
イバOf3,及び第4の光ファイバOf4の光ファイバ
対と、第5の光ファイバOf5,及び第6の光ファイバ
Of6の光ファイバ対とが、図1のL字カップリングを
形成するように配置されている。
4の光ファイバOf4の光ファイバ対が第1の導波路4
1を、第5の光ファイバOf5,及び第6の光ファイバ
Of6の光ファイバ対が第2の導波路42を構成し、第
1の導波路41の第3の光ファイバOf3,及び第4の
光ファイバOf4に対し、第2の導波路42の第5の光
ファイバOf5,及び第6の光ファイバOf6のうちの
少なくともいずれかが屈折率において異なるものとなっ
ている。
は、例えば、基台の上面に多数の位置決めピンが光ファ
イバOf1〜Of6の径の整数倍の間隔で格子状に突設
されてなる光学台(図示せず)のその基台上面に、水平
方向には光ファイバOf1〜Of6と該光ファイバのダ
ミーである積層部材とで位置決めし、高さ方向には光フ
ァイバOf1〜Of6又は積層部材を積層することによ
り位置決めするようにして、所定の位置に配置され、そ
の後、接着材(図示せず)で固定される。ここで、光フ
ァイバOf1〜Of6を、上面にV字状の溝やU字状の
溝を有する固定台を用いて固定するようにしてもよい。
ンダ干渉計の動作を説明する。第1の光ファイバOf1
に光ビームを入射せしめると、該入射した光ビームは、
第1の光ファイバOf1,第3の光ファイバOf3,及
び第5の光ファイバOf5の光ファイバ群で形成される
T字カップリングで間隔Sに応じた比率で分波され、該
分波された2つの光ビームは、それぞれ、第1の導波路
41と第2の導波路42とを伝搬し、第2の光ファイバ
Of2,第6の光ファイバOf6,及び第4の光ファイ
バOf4の光ファイバ群で形成されるT字カップリング
で合波され、該合波された光ビームが第2の光ファイバ
Of2から出射される。この合波の際、第1の光導波路
41と第2の光導波路42とは屈折率が異なっているた
め、第1の光導波路41を通った光ビームと第2の光導
波路42を通った光ビームとは位相が異なっており、そ
のため、両者が合波されることにより干渉を生じる。従
って、干渉計として用いることができる。また、第2の
光ファイバOf2に光ビームを入射せしめると、該入射
した光ビームは上記と全く逆の経路を辿って、第1の光
ファイバOf1から出射される。従って、上記の場合と
同様に干渉計として用いることができる。
は、複数の光ファイバOf1〜Of6を、互いの傾斜端
面における反射,及び互いの側面のレンズ作用を利用し
て光結合せしめることにより、マッハツェンダ干渉計を
構成するようにしたので、スティック状の複数の光ファ
イバOf1〜Of6を、互いに略90度ねじれた状態で
互いの端部を合わせるようにして積層配置することによ
り本干渉計を構成することができるため、容易に作成す
ることができる。また、第1,第2の光導波路41,4
2を、それぞれ、互いの傾斜端面における反射,及び互
いの側面のレンズ作用を利用して光結合せしめた2つの
光ファイバOf3,Of4、Of5,Of6で構成し、
第1の光導波路41と第2の光導波路42とを屈折率に
おいて異ならしめるようにしたので、平面方向に分岐光
路を有する簡単な構成でかつサイズの小さいマッハツェ
ンダ干渉計を提供することができる。また、外部配線を
構成する光ファイバをそのまま本干渉計の入力用光ファ
イバとして用いることにより、外部配線との結合箇所で
損失を生じないようにすることができる。また、入力又
は出力用の光ファイバOf1,Of2に対し、第1,第
2の光導波路41,42を構成する各光ファイバOf
3,Of6が、それぞれ互いの傾斜端面の反射及び互い
の側面レンズ作用により光結合されているため、出力光
における偏波依存性が無くなり、そのため、従来のミラ
ーを用いたマッハツェンダ干渉計のように偏波面が反転
することはなく、従って、前段の偏光装置を省略するこ
とができる。
2によるマッハツェンダ干渉計の構成を示す上面図であ
る。図において、図5と同一符号は同一又は相当する部
分を示し、本実施の形態2によるマッハツェンダ干渉計
は、第1〜第6の光ファイバOf1〜Of6の材料が、
SiO2 ではなく、プラスチック材料で構成されてお
り、第1の導波路41と第2の導波路42とは、屈折率
が同じで光路長が異なっている点が実施の形態1による
マッハツェンダ干渉計と異なっているものである。
5の光ファイバOf5より長いものとなっており、例え
ばその中央部を側方に曲げるようにして配置されてい
る。従って、第4の光ファイバOf4が第5の光ファイ
バOf5より長い分、第1の導波路41が第2の導波路
42より光路長が長いものとなっている。
計では、第1の導波路41を通る光ビームは第2の導波
路42を通る光ビームに比べて位相が遅れるため、両者
を合波する際に干渉を生じる。
の形態1と同様に、マッハツェンダ干渉計を得ることが
できる。
ラスチック製の光ファイバを用いることにより、一方の
導波路41,42を長くするようにしているが、一方の
導波路41,42を、より多くの光ファイバをL字カッ
プリングで光接続するようにして構成することにより、
長くするようにしてもよい。
3によるマッハツェンダ干渉計の構成を示す正面図であ
る。
又は相当する部分を示し、第1〜第4の光ファイバOf
1〜Of4は、全て同一の構造を有し、従って、コア
1,及びクラッド2の径も同じである。また、ロッドレ
ンズ100は第1〜第4の光ファイバOf1〜Of4と
同じ径を有している。
ァイバOf4は、共に、一端に傾斜端面F1,F4を有
している。第2の光ファイバOf2,及び第3の光ファ
イバOf3は、互いに同じ長さを有し、共に、両端に互
いに平行な傾斜端面F2a,F2b、F3a,F3bを
有し、かつ互いに屈折率が異なったものとなっている。
光ファイバOf2,及び一方のロッドレンズ100の群
と、第3の光ファイバOf3,第4の光ファイバOf
4,及び他方のロッドレンズ100の群とが図3のT字
カップリングを形成するように配置されている。また、
第1の光ファイバOf1,第3の光ファイバOf3,及
び一方のロッドレンズ100の群と、第2の光ファイバ
Of2,第4の光ファイバOf4,及び他方のロッドレ
ンズ100の群とが、図4のU字カップリングにおいて
第2の光ファイバOf2を両光ファイバ直交軸Ax3を
中心に180度回転させてなる配置(以下、この配置を
段違いカップリングという)を形成するように配置され
ている。この段違いカップリングは、図4のU字カップ
リングとは、第2の光ファイバOf2の方向が異なるだ
けであり、動作は全く同じである。
1〜Of4,及び2つのロッドレンズ100は、実施の
形態1と同様の方法により積層配置され、かつ固定され
ている。
ンダ干渉計の動作を説明する。第1の光ファイバOf1
に光ビームを入射せしめると、該入射した光ビームは傾
斜端面F1で該傾斜端面F1の属するT字カップリング
により分波される。そして、該分波された一方の光ビー
ムは、傾斜端面F1の属する段違いカップリングにより
第3の光ファイバOf3に入射する。一方、上記分波さ
れた他方の光ビームは、第2の光ファイバOf2の属す
る段違いカップリングにより第4の光ファイバの傾斜端
面F4に至り、該傾斜端面F4に至った光ビームは、第
3の光ファイバOf3から入射してくる光ビームと合波
され、第4の光ファイバOf4の端から出射される。
ムは、第2の光ファイバOf2の屈折率と第3の光ファ
イバOf3の屈折率とが異なっていることから、互いに
位相が異なっており、そのため、両者が合波されること
により干渉を生じる。従って、干渉計として用いること
ができる。
Of2と第3の光ファイバOf3とを、屈折率を異なら
しめるようにしたが、実施の形態2と同様にして、光路
長を異ならしめるようにしてもよい。
は、1対の光ファイバOf1,Of2、Of4,Of3
を互いの傾斜端面が所定の間隔で対向するように配置
し、該配置した光導波部材の対同士をロッドレンズ10
0を介して積層配置することによりマッハツェンダ干渉
計を構成するようにしたので、光デバイスに用いるのに
十分小さなサイズとすることができ、かつ容易に作成す
ることができる。また、分岐光路が光導波部材の積層方
向に形成されるため、平面方向のスペースを節約するこ
とができる。
スティック状の複数の光ファイバで構成したマイケルソ
ン干渉計を例示したものである。
干渉計の構成を示す図であり、図8(a) は正面図、図8
(b) は図8(a) の光接続部の拡大図である。
当する部分を示し、本実施の形態4は、図2の光接続構
造を直接応用したものである。
1,Of2は、同一の構造を有し、従って、コア1,及
びクラッド2の径も同じである。
ァイバOf2は、共に、一端に傾斜端面F1,F2を有
している。そして、第1の光ファイバOf1は、傾斜端
面F1が形成されている端部の周面の該傾斜端面F1の
背後に位置する部分に、金属を蒸着することにより第2
の金属ミラー4が形成されている。
面F2が形成されていない方の端の端面が中心軸Ax2
に垂直に形成され、該垂直な端面に金属を蒸着すること
により第1の金属ミラー3が形成されている。
面F1と第2の光ファイバOf2の傾斜端面F2との間
隔Sは、非常に微小なもので足りる。このため、第2の
光ファイバOf2の傾斜端面F2の中心Cp2にて該傾
斜端面F2の中心軸Ax5を挟むようにして該第2の光
ファイバOf2の中心軸Ax2に直交する第2の光ファ
イバ直交軸Ax9と第1の光ファイバ直交軸Ax6とは
略一致するものとなっている。また、光ファイバOf
1,Of2の固定方法は実施の形態1と同様である。
ソン干渉計の出力を利用するための光検知器である。光
検知器205は、フォトダイオード等で構成され、第1
の光ファイバ直交軸Ax6及び第2の光ファイバ直交軸
Ax9上に位置し、かつ第1,第2の光ファイバOf
1,Of2に接する,あるいは近接するようにして配置
される。具体的には、例えば、その表面直下にフォトダ
イオードを半導体デバイス製造プロセスにより形成して
なる半導体を光学台として用い、該光学台上に第1,第
2の光ファイバOf1,Of2を、それらの接続部がフ
ォトダイオード上に位置するようにして配置することに
より、本図の配置を実現することができる。
ン干渉計の動作を説明する。第1の光ファイバOf1に
光ビームを入射せしめると、該入射した光ビームは傾斜
端面F1で間隔Sに応じた比率で分波され、該分波され
た一方の光ビームは、第2の光ファイバOf2の中心軸
に沿って進み、第1の金属ミラー3で反射されて該第2
の光ファイバOf2の傾斜端面F2に戻り、そこでその
一部が反射される。一方、上記分波された他方の光ビー
ムは第1の光ファイバ直交軸Ax6に沿って拡がりなが
ら進み、第2の金属ミラー4で反射されて該第1の光フ
ァイバOf1のレンズ作用により収束しながら該第1の
光ファイバOf1の傾斜端面F1に戻り、そこでその一
部が通過する。ここで、第1の光ファイバ直交軸Ax6
と両光ファイバ直交軸3とは略一致しているので、上記
分波され第2の光ファイバOf2の傾斜端面F2に戻っ
てそこで反射された一方の光ビームの一部と、上記分波
され第1の光ファイバOf1の傾斜端面F1に戻ってそ
こを通過する他方の光ビームの一部とは、第2の光ファ
イバOf2の傾斜端面F2で合波され、第2の光ファイ
バOf2の側面から出射される。この出射された光ビー
ムは拡がりながら進むが、光検知器205は第2の光フ
ァイバOf2の側面に近接して配置されているため、そ
の全てが光検知器205に入射し、該光検知器205に
よって検知される。
の長さが異なるため、両者は位相が異なっており、その
ため、両者が合波されることにより干渉を生じる。従っ
て、干渉計として用いることができる。
を、第2の光ファイバOf2の側面から出射される光ビ
ームを直接検知するように配置したが、他の光ファイバ
を第2の光ファイバOf2とL字カップリングを形成す
るように配置し、該他の光ファイバを通じて第2の光フ
ァイバOf2の側面から出射される光ビームを検知する
ようにしてもよい。
傾斜端面の背後に反射面を有する第1の光ファイバOf
1に対し一端に傾斜端面を他端に反射面を有する第2の
光ファイバOf2を、互いの傾斜端面が所定の間隔で対
向するように配置することにより、マイケルソン干渉計
を構成するようにしたので、棒状の干渉計となり、光導
ファイバで構築するのに最もシンプルでサイズの小さい
干渉計を提供することができる。特に、光学台の表面直
下に形成されたフォトダイオード上に配置するようにし
て用いることにより、スペースを最大限節約することが
できる。
るマイケルソン干渉計の構成を示す図であり、図9(a)
は斜視図、図9(b) は図9(a) のK矢示図、図9(c) は
図9(a) のL矢示図である。
又は相当する部分を示し、本実施の形態5は、図3のL
字カップリングを直接応用したものである。
〜Of3は、同一の構造を有し、従って、コア1,及び
クラッド2の径も同じである。
バOf2,及び第3の光ファイバOf3は、共に、一端
に傾斜端面F1〜F3を有している。そして、第2,第
3の光ファイバOf2,Of3は、それぞれ、傾斜端面
F2,F3が形成されていない方の端の端面が中心軸に
垂直に形成され、該垂直な端面に金属を蒸着することに
より第1,第2の金属ミラー3,4が形成されている。
また、第2,第3の光ファイバOf2,Of3は、互い
に、長さが異なっている。
光ファイバOf2との接続部の下方に、実施の形態4と
同様にして光検知器205が配置されている。また、光
ファイバOf1〜Of3の固定方法は実施の形態1と同
様である。
ン干渉計の動作を説明する。第1の光ファイバOf1に
光ビームを入射せしめると、該入射した光ビームは傾斜
端面F1で間隔Sに応じた比率で分波され、該分波され
た一方の光ビームは、第2の光ファイバOf2の中心軸
に沿って進み、第2の金属ミラー4で反射され、その
後、逆の経路を辿って第1の光ファイバOf1の傾斜端
面F1に戻り、そこをその一部が通過する。一方、上記
分波された他方の光ビームは第3の光ファイバの中心軸
に沿って進み、第1の金属ミラー3で反射され、その
後、逆の経路を辿って該第3の光ファイバOf3の傾斜
端面F3に戻り、そこでその一部が反射され、上記第1
の光ファイバOf1の傾斜端面F1を通過してくる光ビ
ームと合波され、第3の光ファイバOf3の側面から出
射される。
の長さが異なるため、両者は位相が異なっており、その
ため、両者が合波されることにより干渉を生じる。従っ
て、干渉計として用いることができる。
第2の光ファイバOf2とL字カップリングを形成する
ように他の光ファイバを配置し、該他の光ファイバから
出射される光ビームを検知するように光検知器205を
配置してもよい。
Of2及び第3の光ファイバOf3について、長さを異
ならしめるようにしたが、長さを同じとし、屈折率を異
ならしめるようにしてもよい。
入力用の光ファイバOf1に対し、一端に傾斜端面を他
端に反射面を有する2つの分岐光路用光ファイバOf
2,Of3について、その一方を互いの傾斜端面の反射
及び互いの側面レンズ作用により光結合するよう配置す
るとともに、その他方を互いの傾斜端面が所定の間隔で
対向するように配置することによりマイケルソン干渉計
を構成するようにしたので、スティック状の複数の光フ
ァイバを、互いに略90度ねじれた状態で互いの端部を
合わせるようにして積層配置することにより干渉計を構
成することができるため、光デバイスに用いるのに十分
小さなサイズとすることができ、かつ容易に作成するこ
とができる。
スティック状の複数の光ファイバで構成したループミラ
ー干渉計を例示したものである。図10は本実施の形態
6によるループミラー干渉計の構成を示す正面図であ
る。
又は相当する部分を示し、第1〜第4の光ファイバOf
1〜Of4は、全て同一の構造を有し、従って、コア
1,及びクラッド2の径も同じである。また、ロッドレ
ンズ100は第1〜第4の光ファイバOf1〜Of4と
同じ径を有している。
ァイバOf4は、共に、一端に傾斜端面F1,F4を有
している。第2の光ファイバOf2,及び第3の光ファ
イバOf3は、互いに同じ長さを有し、共に、両端に互
いに直角な方向を有する傾斜端面F2a,F2b、F3
a,F3bを有している。
光ファイバOf2,及び一方のロッドレンズ100の群
と、第2の光ファイバOf2,第4の光ファイバOf
4,及び他方のロッドレンズ100の群とが図3のT字
カップリングを形成し、第2の光ファイバOf2,第3
の光ファイバOf3,及び2つのロッドレンズ100の
群が、第2,第3の光ファイバOf2,Of3の両端に
おいて図4のU字カップリングを形成するように配置さ
れている。
1〜Of4,及び2つのロッドレンズ100は、実施の
形態1と同様の方法により積層配置され、かつ固定され
ている。
ー干渉計の動作を説明する。第1の光ファイバOf1に
光ビームを入射せしめると、該入射した光ビームは第2
の光ファイバOf2に入射し、傾斜端面F2の属するT
字カップリングにより分波される。そして、該分波され
た一方の光ビームは、傾斜端面F2の属するU字カップ
リングにより第3の光ファイバOf3に入射し、傾斜端
面F3aの属するU字カップリングにより第2の光ファ
イバOf2の傾斜端面F2bに至る。
ムは、傾斜端面F2bの属するT字カップリングにより
第1の光ファイバOf1から入射してくる光ビームと合
波され、該合波された光ビームは第2の光ファイバOf
2,及び第4の光ファイバOf4を通って外部に出射さ
れる。
カップリングで分波されロッドレンズ100から入射し
てくる光ビームは、第2の光ファイバOf2,一方のロ
ッドレンズ100,第2の光ファイバOf2,他方のロ
ッドレンズ100からなるループ状の光路を一巡してき
ているため、第1の光ファイバOf1から入射してくる
光ビームとは位相が異なっており、そのため、両者が合
波されることにより干渉を生じる。従って、干渉計とし
て用いることができる。
Of4を、その傾斜端面F4が第2の光ファイバOf2
の傾斜端面F2bに対向するように配置したが、第4の
光ファイバOf4を、二点鎖線で示すように、第3の光
ファイバOf3の両傾斜端面F3a,F3bのうちのい
ずれかに対し、第4の光ファイバOf4の傾斜端面F4
と該いずれかの傾斜端面F3a,F3bとが所定の間隔
S2で平行となりかつ第4の光ファイバOf4の中心軸
が該いずれかの傾斜端面F3a,F3bの中心を通るよ
うに配置してもよく、この場合の動作も上記と同様であ
り、従って、干渉計として用いることができる。
は、1対の閉光路用光ファイバOf2,Of3をロッド
レンズ100を介して積層配置し、該1対の閉光路用光
ファイバOf2,Of3に対し、入出力用の2つの光導
波部材光ファイバOf1,Of2を互いの傾斜端面が所
定の間隔で対向するようにそれぞれ配置することにより
ループミラー干渉計を構成するようにしたので、1対の
ロッドレンズ100及び該ロッドレンズ100を挟んだ
1対の閉光路用光ファイバOf2,Of3により閉光路
が形成されため、光デバイスに用いるのに十分小さなサ
イズとすることができ、かつ容易に作成することができ
る。また、閉光路が光ファイバOf1〜Of4の積層方
向に形成されるため、平面方向のスペースを節約するこ
とができ、かつその所要のスペース自体も低減すること
ができる。
態7によるマッハツェンダ干渉計の構成を示す上面図で
ある。
当する部分を示し、本実施の形態7によるマッハツェン
ダ干渉計は、第1の導波路41,及び第2の導波路42
の屈折率が常時は同じであり、第4の光ファイバOf4
の周面に、第1の電極Ed1と第2の電極Ed2とが対
向するように配置され、第1の電極Ed1の第1の端子
T1,及び第2の電極Ed2の第2の端子T2が電圧を
変化させることが可能な直流電源(位相可変手段、図示
せず)に接続されている点が実施の形態1によるマッハ
ツェンダ干渉計と異なっているものである。ここで、第
1,第2の電極Ed1,Ed2は、第3〜第6の光ファ
イバOf3〜Of6のいずれに配設してもよい。
計では、直流電源の電圧を変化させると、電気光学効果
により印加電圧に応じて第4の光ファイバOf4の屈折
率が変化する。従って、直流電源の電圧を変化させるこ
とにより干渉を生じる波長を変化させることができる。
が分波されてなる2つの光ビームが、合波の際の干渉に
より丁度打ち消し合うように、入射せしめた光ビームの
分波比,及び印加電圧を設定することにより、電圧を印
加しない場合は、入射せしめた光ビームがそのまま出射
され、上記設定電圧を印加した場合は、入射せしめた光
ビームが出射されないこととなり、従って、光スイッチ
として用いることができる。
のにおいて、第1,第2の電極Ed1,Ed2の第1,
第2の端子T1,T2を被検出対象に接続し、上記所定
波長の光ビームを入射せしめて出射される光ビームを検
出出力として用いると、第1,第2の端子T1,T2間
に上記設定電圧が入力されたときは、光ビームが出射さ
れなくなるので、直流電圧のセンサとして用いることが
できる。
干渉を生じる波長を変化させることができる。
て、作成することが容易な光スイッチ、及び直流電圧セ
ンサを得ることができる。
態8によるマッハツェンダ干渉計の構成を示す正面図で
ある。
当する部分を示し、本実施の形態7によるマッハツェン
ダ干渉計は、第2の光ファイバOf2,及び第3の光フ
ァイバOf3の屈折率が常時は同じであり、第3の光フ
ァイバOf3の周面に、第1の電極Ed1と第2の電極
Ed2とが対向するように配置され、第1の電極Ed1
の第1の端子T1,及び第2の電極Ed2の第2の端子
T2が電圧を変化させることが可能な直流電源(位相可
変手段、図示せず)に接続されている点が実施の形態3
によるマッハツェンダ干渉計と異なっているものであ
る。ここで、第1,第2の電極Ed1,Ed2は、第2
の光ファイバOf2に配設してもよい。
計では、直流電源の電圧を変化させると、電気光学効果
により印加電圧に応じて第3の光ファイバOf3の屈折
率が変化する。従って、直流電源の電圧を変化させるこ
とにより干渉を生じる波長を変化させることができる。
が分波されてなる2つの光ビームが、合波の際の干渉に
より丁度打ち消し合うように、入射せしめた光ビームの
分波比,及び印加電圧を設定することにより、電圧を印
加しない場合は、入射せしめた光ビームがそのまま出射
され、上記設定電圧を印加した場合は、入射せしめた光
ビームが出射されないこととなり、従って、光スイッチ
として用いることができる。
のにおいて、第1,第2の電極Ed1,Ed2の第1,
第2の端子T1,T2を被検出対象に接続し、上記所定
波長の光ビームを入射せしめて出射される光ビームを検
出出力として用いると、第1,第2の端子T1,T2間
に上記設定電圧が入力されたときは、光ビームが出射さ
れなくなるので、直流電圧のセンサとして用いることが
できる。
干渉を生じる波長を変化させることができる。
て、作成することが容易な光スイッチ、及び直流電圧セ
ンサを得ることができる。
態9によるマイケルソン干渉計の構成を示す正面図であ
る。
当する部分を示し、本実施の形態9によるマイケルソン
干渉計は、第2の光ファイバOf2の周面に、第1の電
極Ed1と第2の電極Ed2とが対向するように配置さ
れ、第1の電極Ed1の第1の端子T1,及び第2の電
極Ed2の第2の端子T2が電圧を変化させることが可
能な直流電源(位相可変手段、図示せず)に接続されて
いる点が実施の形態4によるマイケルソン干渉計と異な
っているものである。
では、直流電源の電圧を変化させると、電気光学効果に
より印加電圧に応じて第2の光ファイバOf2の屈折率
が変化する。従って、直流電源の電圧を変化させること
により干渉を生じる波長を変化させることができる。
が分波されてなる2つの光ビームが、合波の際の干渉に
より丁度打ち消し合うように、入射せしめた光ビームの
分波比,第1の光ファイバOf1の半径及び第2の光フ
ァイバOf2の中心における長さ,及び印加電圧を設定
することにより、電圧を印加しない場合は、入射せしめ
た光ビームがそのまま出射され、上記設定電圧を印加し
た場合は、入射せしめた光ビームが出射されないことと
なり、従って、光スイッチとして用いることができる。
のにおいて、第1,第2の電極Ed1,Ed2の第1,
第2の端子T1,T2を被検出対象に接続し、上記所定
波長の光ビームを入射せしめて出射される光ビームを検
出出力として用いると、第1,第2の端子T1,T2間
に上記設定電圧が入力されたときは、光ビームが出射さ
れなくなるので、直流電圧のセンサとして用いることが
できる。
干渉を生じる波長を変化させることができる。
て、作成することが容易な光スイッチ、及び直流電圧セ
ンサを得ることができる。
形態10によるマイケルソン干渉計の構成を示す正面図
である。
当する部分を示し、本実施の形態10によるマイケルソ
ン干渉計は、第2の光ファイバOf2の周面に、第1の
電極Ed1と第2の電極Ed2とが対向するように配置
され、第1の電極Ed1の第1の端子T1,及び第2の
電極Ed2の第2の端子T2が電圧を変化させることが
可能な直流電源(位相可変手段、図示せず)に接続され
ている点が実施の形態5によるマイケルソン干渉計と異
なっているものである。
では、直流電源の電圧を変化させると、電気光学効果に
より印加電圧に応じて第2の光ファイバOf2の屈折率
が変化する。従って、直流電源の電圧を変化させること
により干渉を生じる波長を変化させることができる。
が分波されてなる2つの光ビームが、合波の際の干渉に
より丁度打ち消し合うように、入射せしめた光ビームの
分波比,第2,第3の光ファイバOf2,Of3の中心
における長さ,及び印加電圧を設定することにより、電
圧を印加しない場合は、入射せしめた光ビームがそのま
ま出射され、上記設定電圧を印加した場合は、入射せし
めた光ビームが出射されないこととなり、従って、光ス
イッチとして用いることができる。
のにおいて、第1,第2の電極Ed1,Ed2の第1,
第2の端子T1,T2を被検出対象に接続し、上記所定
波長の光ビームを入射せしめて出射される光ビームを検
出出力として用いると、第1,第2の端子T1,T2間
に上記設定電圧が入力されたときは、光ビームが出射さ
れなくなるので、直流電圧のセンサとして用いることが
できる。
ば、干渉を生じる波長を変化させることができる。
いて、作成することが容易な光スイッチ、及び直流電圧
センサを得ることができる。
形態11によるループミラー干渉計の構成を示す正面図
である。
相当する部分を示し、本実施の形態9によるループミラ
ー干渉計は、第3の光ファイバOf3の周面に、第1の
電極Ed1と第2の電極Ed2とが対向するように配置
され、第1の電極Ed1の第1の端子T1,及び第2の
電極Ed2の第2の端子T2が電圧を変化させることが
可能な直流電源(位相可変手段、図示せず)に接続され
ている点が実施の形態6によるループミラー干渉計と異
なっているものである。
では、直流電源の電圧を変化させると、電気光学効果に
より印加電圧に応じて第3の光ファイバOf3の屈折率
が変化する。従って、直流電源の電圧を変化させること
により干渉を生じる波長を変化させることができる。
が分波されてなる光ビームと入射せしめた光ビームとが
合波の際の干渉により丁度打ち消し合うように、入射せ
しめた光ビームの分波比,干渉を生じさせるためのルー
プ状の光路の長さ,及び印加電圧を設定することによ
り、電圧を印加しない場合は、入射せしめた光ビームが
そのまま出射され、上記設定電圧を印加した場合は、入
射せしめた光ビームが出射されないこととなり、従っ
て、光スイッチとして用いることができる。
のにおいて、第1,第2の電極Ed1,Ed2の第1,
第2の端子T1,T2を被検出対象に接続し、上記所定
波長の光ビームを入射せしめて出射される光ビームを検
出出力として用いると、第1,第2の端子T1,T2間
に上記設定電圧が入力されたときは、光ビームが出射さ
れなくなるので、直流電圧のセンサとして用いることが
できる。
ば、干渉を生じる波長を変化させることができる。
いて、作成することが容易な光スイッチ、及び直流電圧
センサを得ることができる。
形態12による光共振器の構成を示す正面図であり、図
16(a) は正面図、図16(b) は上面図である。図にお
いて、光共振器は、円形断面を有し、同心状にコア1,
及びクラッド2を有し、その周面に溝11を有する線状
の第1の光ファイバOf10と、円形断面を有し、中心
から外周に向け同心状に、所定の屈折率を有する第1の
低屈折率部202,第1の低屈折率部202の屈折率よ
り大きい所定の屈折率を有する所定厚みの高屈折率部2
01,及び第1の低屈折率部202と同じ屈折率を有す
る所定厚みの第2の低屈折率部203を有する所定長さ
の第2の光ファイバOf11とを有している。
2の光ファイバOf11の径より大きな曲率で湾曲し中
心軸Ax10に直角な方向に延在する底面を有し、かつ
コア1を伝搬する光ビームが滲みだす部分の外周部に至
る深さを有するように形成されている。
低屈折率部203は、高屈折率部201を周方向に伝搬
する光ビームが周面に滲みだすことが可能なような厚み
に形成されている。
1に、第2の光ファイバOf11が、第2の光ファイバ
Of11の中心軸Ax11が溝11の底面の延在方向
(第1の光ファイバOf10の中心軸Ax10に垂直な
方向)に一致しかつ溝11の上記光ビームが滲みだす部
分の外周部に至る深さを有する部分11aに接触するよ
うにして、配置されている。
は、第1の光ファイバOf10をグラインダ等により研
削することにより形成することができる。
光ファイバOf11との光接続構造を説明する。
方向の位置に対する屈折率,及び光強度の変化を示す図
である。
域を、D2は第2の光ファイバの領域をそれぞれ示して
いる。また、101は屈折率の変化を、102は第1の
光ファイバによる光強度の変化を、103は第2の光フ
ァイバによる光強度の変化をそれぞれ示している。そし
て、屈折率101は、第1の光ファイバのコアの部分
と、第2の光ファイバの高屈折率部の部分が大きくなっ
ており、第1の光ファイバによる光強度102は、コア
を該コアから滲みだすようにして伝搬する光ビームによ
ってコア1を中心に山形に分布し、第2の光ファイバに
よる光強度103は、高屈折率部を該高屈折率部から滲
みだすようにして伝搬する光ビームによって高屈折率部
を中心に山形に分布している。そして、第1の光ファイ
バによる光強度を示す曲線102と第2の光ファイバに
よる光強度を示す曲線103とが一部重複しており、そ
の結果、第1の光ファイバを伝搬する光ビームと第2の
光ファイバを周方向に伝搬する光ビームとが光結合を生
じるものとなっている。
動作を図16により説明する。図において、第1の光フ
ァイバOf10に光ビームを入射せしめると、該入射し
た光ビームは、第2の光ファイバOf11を周方向に伝
搬する光ビームと光結合し、共振を生じる。従って、光
共振器として用いることができる。
くは並列に接続して2以上用いることにより、光フィル
タを構成することができる。
ば、第1の光ファイバOf10を伝搬する光ビームが第
2の光ファイバOf11の高屈折率部201を周方向に
環状に伝搬する光ビームとの間に共振を生じるため、光
共振器として用いることができる。その結果、従来例の
ように、共振回路にループ状の光ファイバを用いるのと
較べて、スペースを節約することができる。また、光フ
ァイバOf10,Of11を積層することにより作成で
きるため、容易に作成することができる。
1以上用いることにより、光フィルタを構成することが
できる。
形態13による光共振器の構成を示す正面図であり、図
18(a) は正面図、図18(b) は上面図、図18(c) は
図18(a) のI矢示図である。
相当する部分を示し、本実施の形態13は、第2の光フ
ァイバOf11,第1の低屈折率部202,高屈折率部
201,及び第2の低屈折率部203が、共に、一端か
ら他端に向け直線的に拡大する径を有しており、かつ第
2の光ファイバOf11が、第1の光ファイバOf10
の溝11の底面の延在方向に移動可能なように構成され
ている点が実施の形態12による光共振器と異なってい
るものである。
常の形状の光ファイバを加熱しながら伸長し、その後、
所定長に切断することにより、図示するような形状に形
成することができる。
第2の光ファイバOf11を、溝11の底面の延在方向
に移動させると、第1の光ファイバOf10のコア1上
に位置する第2の光ファイバOf11の高屈折率部20
1の径が変化し、それにより、第1の光ファイバOf1
0を伝搬する光ビームの共振波長が変化する。
波長を変化させることが可能な光共振器を得ることがで
きる。
用いることにより可変光フィルタを得ることができる。
〜第6の光ファイバOf3〜Of6のいずれかに電圧を
印加するようにしているが、これに代えて、加熱手段、
冷却手段等(位相可変手段)により第3〜第6の光ファ
イバOf3〜Of6のいずれかの温度を変化させるよう
にしてもよい。この場合、当該光ファイバの屈折率,及
び長さの双方が温度の変化に応じて変化する。従って、
温度を変化させることにより所望の干渉を生じさせるこ
とができる。
態7〜11の干渉計と同様に用いることにより、光スイ
ッチ、及び温度センサを得ることができる。
ファイバOf11の高屈折率部201が第1の光ファイ
バOf10のみと光結合するようにしたが、第1の光フ
ァイバOf10と高さ方向に平行に第3の光ファイバを
配置し、第2の光ファイバOf11の高屈折率部201
がこれら両光ファイバと光結合するようにしてもよい。
ファイバOf11及びその高屈折率部201の径が一端
から他端に向け直線的に拡大するようにしたが曲線的に
拡大するようにしてもよく、同様の効果が得られる。
ば、複数の光導波部材を、1対の光導波部材が互いの傾
斜端面を所定の間隔で対向するように配置されてなる光
合分波構造を形成し、かつ、1つ,又は互いの傾斜端面
における反射,及び互いの側面のレンズ作用を利用して
光結合せしめてなる2以上の光導波部材からなる光導波
路を形成するように用いて、干渉計を構成するようにし
たので、光導波部材を積層することにより干渉計を構築
することができるため、容易に作成することができる。
の発明において、光合分波構造として、光ビームを分波
する第1の光合分波構造と、光ビームを合波する第2の
光合分波構造とを有し、分岐光路として、上記光導波路
からなり、第1の光合分波構造と第2の光合分波構造と
の間を結ぶ第1の光導波路及び第2の光導波路を有して
なるものとしたので、容易に作成することが可能なマッ
ハツェンダ干渉計を提供することができる。
の発明において、入力又は出力用の光導波部材に対し、
第1,第2の光導波路を構成する2つの光導波部材につ
いて、その一方を互いの傾斜端面の反射及び互いの側面
レンズ作用により光結合するよう配置するとともに、そ
の他方を互いの傾斜端面が所定の間隔で対向するように
配置することにより光合分波構造を形成するようにした
ので、スティック状の複数の光導波部材を、互いに略9
0度ねじれた状態で互いの端部を合わせるようにして積
層配置することにより干渉計を構成することができるた
め、光デバイスに用いるのに十分小さなサイズとするこ
とができ、かつ容易に作成することができる。また、光
導波部材で構成することから、外部配線を構成する光フ
ァイバをそのまま本干渉計の入出力用光導波部材として
用いることができるため、半導体デバイスで構成する場
合のように、光ファイバからなる外部配線との結合箇所
で損失を生じることがない。また、入力又は出力用の光
導波部材に対し、第1,第2の光導波路を構成する各光
導波部材が、それぞれ互いの傾斜端面の反射及び互いの
側面レンズ作用により光結合されているため、出力光に
おける偏波依存性が無くなり、そのため、従来のミラー
を用いたマッハツェンダ干渉計のように偏波面が反転す
ることはなく、従って、前段の偏光装置を省略すること
ができる。
の発明において、第1,第2の光導波路を、それぞれ、
互いの傾斜端面における反射,及び互いの側面のレンズ
作用を利用して光結合せしめた2つの光導波部材で構成
し、第1の光導波路と第2の光導波路とを屈折率におい
て異ならしめるようにしたので、平面方向に分岐光路を
有する最も簡単な構成でかつサイズの小さいマッハツェ
ンダ干渉計を提供することができる。
の発明において、1対の光導波部材を互いの傾斜端面が
所定の間隔で対向するように配置し、該配置した光導波
部材の対同士をロッドレンズ部材を介して積層配置する
ことによりマッハツェンダ干渉計を構成するようにした
ので、光デバイスに用いるのに十分小さなサイズとする
ことができ、かつ容易に作成することができる。また、
光導波部材で構成することから、外部配線を構成する光
ファイバをそのまま本干渉計の入出力用光導波部材とし
て用いることができるため、半導体デバイスで構成する
場合のように、光ファイバからなる外部配線との結合箇
所で損失を生じることがない。また、分岐光路が光導波
部材の積層方向に形成されるため、平面方向のスペース
を節約することができる。
ないし5のいずれかの発明において、第1の光導波路,
又は第2の導波路について、光路長,及び屈折率のうち
の少なくともいずれかを変化せしめる位相可変手段を有
してなるものとしたので、干渉を生じる波長を変化させ
ることができる。また、この干渉を生じる波長が変化す
る特性を利用することにより、光スイッチ,及びセンサ
として用いることができる。
の発明において、光合分波構造として、光ビームを合分
波する1つの光合分波構造を有し、分岐光路として、そ
れぞれ、該1つの光合分波構造を構成する光導波部材自
身、又は該1つの光合分波構造を構成する光導波部材に
光結合された上記光導波路からなり、かつその終端に進
行して来た光ビームを反転せしめる反射面を有する第1
の光導波路及び第2の光導波路を有してなるものとした
ので、容易に作成することが可能なマイケルソン干渉計
を提供することができる。
の背後に反射面を有する第1の光導波部材に対し一端に
傾斜端面を他端に反射面を有する第2の光導波部材を、
互いの傾斜端面が所定の間隔で対向するように配置する
ことにより、マイケルソン干渉計を構成するようにした
ので、棒状の干渉計となり、光導波部材で構築するのに
最もシンプルでサイズの小さい干渉計を提供することが
できる。また、光導波部材で構成することから、外部配
線を構成する光ファイバをそのまま本干渉計の入力用光
導波部材として用いることができるため、半導体デバイ
スで構成する場合のように、光ファイバからなる外部配
線との結合箇所で損失を生じることがない。
の発明において、第2の光導波部材の光路長,及び屈折
率のうちの少なくともいずれかを変化せしめる位相可変
手段を有してなるものとしたので、干渉を生じる波長を
変化させることができる。また、この干渉を生じる波長
が変化する特性を利用することにより、光スイッチ,及
びセンサとして用いることができる。
の光導波部材に対し、一端に傾斜端面を他端に反射面を
有する2つの分岐光路用光導波部材について、その一方
を互いの傾斜端面の反射及び互いの側面レンズ作用によ
り光結合するよう配置するとともに、その他方を互いの
傾斜端面が所定の間隔で対向するように配置することに
よりマイケルソン干渉計を構成するようにしたので、ス
ティック状の複数の光導波部材を、互いに略90度ねじ
れた状態で互いの端部を合わせるようにして積層配置す
ることにより干渉計を構成することができるため、光デ
バイスに用いるのに十分小さなサイズとすることがで
き、かつ容易に作成することができる。また、光導波部
材で構成することから、外部配線を構成する光ファイバ
をそのまま本干渉計の入力用光導波部材として用いるこ
とができるため、半導体デバイスで構成する場合のよう
に、光ファイバからなる外部配線との結合箇所で損失を
生じることがない。
10の発明において、分岐光路用光導波部材の光路長,
及び屈折率のうちの少なくともいずれかを変化せしめる
位相可変手段を有してなるものとしたので、干渉を生じ
る波長を変化させることができる。また、この干渉を生
じる波長が変化する特性を利用することにより、光スイ
ッチ,及びセンサとして用いることができる。
1の発明において、光合分波構造として、光ビームを合
分波する1つの光合分波構造を有し、閉光路として、上
記光導波路からなり、一端が該1つの光合分波構造を構
成する一方の光導波部材の該光合分波構造の端側の端に
光結合され、他端が該光合分波構造を構成する他方の光
導波部材の該光合分波構造の中央側の端に光結合されて
なる光導波路を有してなるものとしたので、容易に作成
することが可能なループミラー干渉計を提供することが
できる。
閉光路用光導波部材をロッドレンズ部材を介して積層配
置し、該1対の閉光路用光導波部材に対し、入出力用の
2つの光導波部材を互いの傾斜端面が所定の間隔で対向
するようにそれぞれ配置することによりループミラー干
渉計を構成するようにしたので、1対のロッドレンズ部
材及び該ロッドレンズ部材を挟んだ1対の閉光路用光導
波部材により閉光路が形成されるため、光デバイスに用
いるのに十分小さなサイズとすることができ、かつ容易
に作成することができる。また、光導波部材で構成する
ことから、外部配線を構成する光ファイバをそのまま本
干渉計の入出力用光導波部材として用いることができる
ため、半導体デバイスで構成する場合のように、光ファ
イバからなる外部配線との結合箇所で損失を生じること
がない。また、閉光路が光導波部材の積層方向に形成さ
れるため、従来例のように光ファイバをループ状にして
閉光路を形成するのと較べて、平面方向のスペースを節
約することができ、かつその所要のスペース自体も低減
することができる。
13の発明において、1対の閉光路用光導波部材のいず
れかの光導波部材の光路長,及び屈折率のうちの少なく
ともいずれかを変化せしめる位相可変手段を有してなる
ものとしたので、干渉を生じる波長を変化させることが
できる。また、この干渉を生じる波長が変化する特性を
利用することにより、光スイッチ,及びセンサとして用
いることができる。
光導波部材の周面に、中心軸に略直角な方向に延在する
底面を有しかつ光ビームが伝搬可能な部分の外周部に至
る深さを有する溝を設け、この溝に、内部に筒状の高屈
折率部を有し、かつその周面との間隔が高屈折率部から
光ビームが周面に滲みだすことが可能なようなものであ
る第2の光導波部材を配置するようにしたので、第1の
光導波部材を伝搬する光ビームが第2の光導波部材の高
屈折率部を伝搬する光ビームとの間に共振を生じるた
め、光共振器として用いることができる。その結果、従
来例のように、共振回路にループ状の光ファイバを用い
るのと較べて、スペースを節約することができる。ま
た、光導波部材を積層することにより作成できるため、
容易に作成することができる。
15の発明において、第1の光導波部材と同一構造の第
3の光導波部材をその溝が第1の光導波部材の溝と対向
するように配置したので、第2の光導波部材の高屈折率
部を共用することができるため、作成容易でサイズの小
さい複数の入出力ポートを有する光共振器を提供するこ
とができる。
15の発明において、第2の光導波部材が、一端から他
端に向け拡大する径を有し、高屈折率部が第2の光導波
部材の中心軸と中心軸を共有するとともに第2の光導波
部材の一端から他端に向け拡大する径を有してなり、か
つ第1の光導波部材の溝の底面の延在方向に移動可能で
あるものとしたので、第2の光導波部材を第1の光導波
部材の溝の底面の延在方向に移動させることにより共振
波長を変化させることができる。
6の干渉計を用いて光スイッチを構成するようにしたの
で、光スイッチを容易に作成することができる。
9の干渉計を用いて光スイッチを構成するようにしたの
で、光スイッチを容易に作成することができる。
11の干渉計を用いて光スイッチを構成するようにした
ので、光スイッチを容易に作成することができる。
14の干渉計を用いて光スイッチを構成するようにした
ので、光スイッチを容易に作成することができる。
6の干渉計を用いてセンサを構成するようにしたので、
センサを容易に作成することができる。
9の干渉計を用いてセンサを構成するようにしたので、
センサを容易に作成することができる。
11の干渉計を用いてセンサを構成するようにしたの
で、センサを容易に作成することができる。
14の干渉計を用いてセンサを構成するようにしたの
で、センサを容易に作成することができる。
15ないし17のいずれかの光共振器を1以上用いるこ
とにより光フィルタを構成するようにしたので、光フィ
ルタを容易に作成することができる。
及び互いの側面のレンズ作用を利用して光結合した光接
続構造の構成を示す図であって、斜視図(図1(a) )、
図1(a) のD矢示図(図1(b) )、及び図1(a) のE矢
示図(図1(c) )である。
造の構成を示す図であって、正面図(図2(a) )、及び
図2(a) の部分拡大図(図2(b) )である。
状に引き回すことが可能な光接続構造の構成を示す図で
あって、斜視図(図3(a) )、図3(a) のF矢示図(図
3(b) )、及び図3(a) のG矢示図(図3(c) )であ
る。
続構造の構成を示す図であって、斜視図(図4(a) )、
図4(a) のJ矢示図(図4(b) )、及び図4(a) のK矢
示図(図4(c) )である。
干渉計の構造を示す図であって、上面図(図5(a) )、
図5(a) のA矢示図(図5(b) )、図5(a)のC矢示図
(図5(c) )、及び図5(a) のB矢示図(図5(d) )で
ある。
干渉計の構造を示す上面図である。
干渉計の構造を示す正面図である。
渉計の構造を示す図であって、正面図(図8(a) )、及
び図8(a) の部分拡大図(図8(b) )である。
渉計の構造を示す図であって、斜視図(図9(a) )、図
9(a) のK矢示図(図9(b) )、及び図9(a) のL矢示
図(図9(c) )である。
干渉計の構造を示す正面図である。
ダ干渉計の構造を示す上面図である。
ダ干渉計の構造を示す正面図である。
干渉計の構造を示す正面図である。
ン干渉計の構造を示す斜視図である。
ー干渉計の構造を示す正面図である。
構造を示す図であって、正面図(図16(a) )、及び上
面図(図16(b) )である。
置に対する屈折率,及び光強度の変化を示す図である。
構造を示す図であって、正面図(図18(a) )、上面図
(図18(b) )、及び図18(a) のI矢示図(図18
(c) )である。
ることにより得られる従来の干渉計,及び光共振器を示
す図であって、マッハツェンダ干渉計を示す図(図19
(a) )、マイケルソン干渉計を示す図(図19(b) )、
ループミラー干渉計を示す図(図19(c) )、及び光共
振器を示す図(図19(d) )である。
ファイバの中心軸、Ax3 両光ファイバ直交軸、Ax
4 第1の光ファイバの傾斜端面の中心軸、Ax5 第
2の光ファイバの傾斜端面の中心軸、Ax6 第1の光
ファイバ直交軸、Ax7 第3の光ファイバの中心軸、
Ax8 ロッドレンズの中心軸、Ax9第2の光ファイ
バ直交軸、Ax10 第1の光ファイバの中心軸、Ax
11第2の光ファイバの中心軸、Cp1 第1の光ファ
イバの傾斜端面の中心点、Cp2 第2の光ファイバの
傾斜端面の中心点、d 光ファイバ間隔、Ed1 第1
の電極、Ed2 第2の電極、F1〜F3 第1〜第3
の光ファイバの傾斜端面、Of1〜Of6 第1〜第6
の光ファイバ、Of10 第1の光ファイバ、Of11
第2の光ファイバ、P1〜P3 ポート、S 傾斜端
面F1及び傾斜端面F3の間隔、T1 第1の端子、T
2 第2の端子、1 コア、2 クラッド、3 第1の
金属ミラー、4 第2の金属ミラー、11 溝、41
第1の導波路、42 第2の導波路、100 ロッドレ
ンズ、201 高屈折率部、202 第1の低屈折率
部、203 第2の低屈折率部、205 光検知器。
Claims (26)
- 【請求項1】 外部から入射される光ビームを分波し、
該分波した双方の光ビームを、光路長及び屈折率のうち
の少なくともいずれかを異ならしめてなる2つの分岐光
路を通過せしめた後合波し、又は上記分波した一方の光
ビームを、上記分波する位置を始端及び終端とする閉光
路を通過せしめた後、上記入射され分波されてくる他の
光ビームと合波することにより、該合波する両光ビーム
の間に干渉を生ぜしめ、該干渉を生ぜしめてなる光ビー
ムを外部に出射するように構成してなる干渉計におい
て、 光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその
中心軸方向に延びる形状を有し、該中心軸に沿って光ビ
ームが伝搬可能なように該横断面の半径方向にその屈折
率を異ならしめてなり、少なくともその一端に該中心軸
に略45度傾斜した傾斜端面を有し、該傾斜端面の中心
部にて該傾斜端面の中心軸に対し略45度の角度で入射
する光を全反射することが可能な2以上の光導波部材を
有し、 該2以上の光導波部材のうちのある光導波部材に対し他
の光導波部材を、互いの中心軸が一致しかつ互いの傾斜
端面が所定の間隔で略平行となるように配置してなる光
合分波構造を1つ又は2つ有し、 該1つ又は2つの光合分波構造を、上記光ビームを合分
波、又は分波及び合波するのに用い、 上記光合分波構造を構成する光導波部材自身を上記分岐
光路又は閉光路として用い、又は互いの傾斜端面におけ
る反射,及び互いの側面のレンズ作用を利用して光結合
してなる1以上の上記光導波部材からなる光導波路を、
互いの傾斜端面における反射,及び互いの側面のレンズ
作用を利用して上記光合分波構造を構成する光導波部材
のいずれかと光結合するようにして、上記分岐光路又は
閉光路として用いるように構成してなることを特徴とす
る干渉計。 - 【請求項2】 請求項1に記載の干渉計において、 上記光合分波構造として、上記光ビームを分波する第1
の光合分波構造と、上記光ビームを合波する第2の光合
分波構造とを有し、 上記分岐光路として、上記光導波路からなり、上記第1
の光合分波構造と上記第2の光合分波構造との間を結ぶ
第1の光導波路及び第2の光導波路を有してなることを
特徴とする干渉計。 - 【請求項3】 請求項2に記載の干渉計において、 光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその
中心軸方向に延びる形状を有し、該中心軸に沿って光ビ
ームが伝搬可能なように該横断面の半径方向にその屈折
率を異ならしめてなり、その一端に該中心軸に略45度
傾斜した傾斜端面を有し、該傾斜端面の中心部にて該傾
斜端面の中心軸に対し略45度の角度で入射する光を全
反射することが可能な第1の光導波部材と、 光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその
中心軸方向に延びる形状を有し、該中心軸に沿って光ビ
ームが伝搬可能なように該横断面の半径方向にその屈折
率を異ならしめてなり、その両端に該中心軸に略45度
傾斜した2つの傾斜端面を有し、各傾斜端面の中心部に
て該各傾斜端面の中心軸に対し略45度の角度で入射す
る光を全反射することが可能な光導波部材を、1つ、又
は互いの傾斜端面における反射,及び互いの側面のレン
ズ作用を利用して光結合するようにして2以上有する上
記第1の光導波路と、 光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその
中心軸方向に延びる形状を有し、該中心軸に沿って光ビ
ームが伝搬可能なように該横断面の半径方向にその屈折
率を異ならしめてなり、その両端に該中心軸に略45度
傾斜した2つの傾斜端面を有し、各傾斜端面の中心部に
て該各傾斜端面の中心軸に対し略45度の角度で入射す
る光を全反射することが可能な光導波部材を、1つ、又
は互いの傾斜端面における反射,及び互いの側面のレン
ズ作用を利用して光結合するようにして2以上有する上
記第2の光導波路と、 光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその
中心軸方向に延びる形状を有し、該中心軸に沿って光ビ
ームが伝搬可能なように該横断面の半径方向にその屈折
率を異ならしめてなり、その一端に該中心軸に略45度
傾斜した傾斜端面を有し、該傾斜端面の中心部にて該傾
斜端面の中心軸に対し略45度の角度で入射する光を全
反射することが可能な第2の光導波部材とを有し、 上記第1の光導波部材に対し上記第1の光導波路を、該
第1の光導波部材の上記一端と該第1の光導波路の一端
とが双方の傾斜端面における反射,及び双方の側面のレ
ンズ作用を利用して光結合するように配置し、 上記第1の光導波部材に対し上記第2の光導波路を、該
第1の光導波部材の中心軸と該第2の光導波路の一端に
おける中心軸が一致しかつ双方の傾斜端面が所定の間隔
で略平行となるように配置することにより上記第1の光
合分波構造を形成し、 上記第2の光導波路に対し上記第2の光導波部材を、該
第2の光導波部材の上記一端と該第2の光導波路の他端
とが双方の傾斜端面における反射,及び双方の側面のレ
ンズ作用を利用して光結合するよう配置し、 上記第1の光導波路に対し上記第2の光導波部材を、該
第2の光導波部材の中心軸と該第1の光導波路の他端に
おける中心軸が一致しかつ双方の傾斜端面が所定の間隔
で略平行となるように配置することにより上記第2の光
合分波構造を形成し、 上記第1の光導波路と上記第2の光導波路とを、光路
長,及び屈折率のうちの少なくともいずれかにおいて異
ならしめてなることを特徴とする干渉計。 - 【請求項4】 請求項3に記載の干渉計において、 上記第1の導波路は、上記光導波部材として、両端の傾
斜端面が互いに略直角な方向を有するある長さの第3の
光導波部材と、両端の傾斜端面が互いに略平行なある長
さの第4の光導波部材とを有し、 該第3の光導波部材に対し該第4の光導波部材を、該第
3の光導波部材の一端と該第4の光導波部材の一端とが
双方の傾斜端面における反射,及び双方の側面のレンズ
作用を利用して光結合するように配置し、 該第3の光導波部材の他端を、該第1の導波路の上記一
端として上記第1の光導波部材に光結合するように配置
し、 かつ該第4の光導波部材の他端を、該第1の導波路の上
記他端として上記第2の光導波部材の一端に対向するよ
うに配置してなり、 上記第2の導波路は、上記光導波部材として、両端の傾
斜端面が互いに略平行で上記第4の光導波部材の長さと
略同じ長さを有する第5の光導波部材と、両端の傾斜端
面が互いに略直角な方向を有し、上記第3の光導波部材
の長さと略同じ長さを有する第6の光導波部材とを有
し、 該第5の光導波部材に対し該第6の光導波部材を、該第
5の光導波部材の一端と該第6の光導波部材の一端とが
双方の傾斜端面における反射,及び双方の側面のレンズ
作用を利用して光結合するように配置し、 該第5の光導波部材の他端を、該第2の導波路の上記一
端として上記第1の光導波部材の一端に対向するように
配置し、 かつ該第6の光導波部材の他端を、該第2の導波路の上
記他端として上記第2の光導波部材に光結合するように
配置してなり、 上記第1の光導波路の第3,第4の光導波部材に対し、
上記第2の光導波路の第5,第6の光導波部材のうちの
少なくともいずれかを屈折率において異ならしめてなる
ことを特徴とする干渉計。 - 【請求項5】 請求項2に記載の干渉計において、 光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその
中心軸方向に延びる形状を有し、該中心軸に沿って光ビ
ームが伝搬可能なように該横断面の半径方向にその屈折
率を異ならしめてなり、その一端に該中心軸に略45度
傾斜した傾斜端面を有し、該傾斜端面の中心部にて該傾
斜端面の中心軸に対し略45度の角度で入射する光を全
反射することが可能な第1の光導波部材と、 光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその
中心軸方向に延びる形状を有し、該中心軸に沿って光ビ
ームが伝搬可能なように該横断面の半径方向にその屈折
率を異ならしめてなり、その両端に該中心軸に略45度
傾斜し互いに略平行な2つの傾斜端面を有し、各傾斜端
面の中心部にて該各傾斜端面の中心軸に対し略45度の
角度で入射する光を全反射することが可能で、ある長さ
を有する第2の光導波部材と、 光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその
中心軸方向に延びる形状を有し、ある長さを有する第1
のロッドレンズ部材と、 光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその
中心軸方向に延びる形状を有し、該中心軸に沿って光ビ
ームが伝搬可能なように該横断面の半径方向にその屈折
率を異ならしめてなり、その両端に該中心軸に略45度
傾斜し互いに略平行な2つの傾斜端面を有し、各傾斜端
面の中心部にて該各傾斜端面の中心軸に対し略45度の
角度で入射する光を全反射することが可能で、上記第2
の光導波部材の長さと略同じ長さを有する第3の光導波
部材と、 光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその
中心軸方向に延びる形状を有し、上記第1のロッドレン
ズ部材の長さと略同じ長さを有する第2のロッドレンズ
部材と、 光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその
中心軸方向に延びる形状を有し、該中心軸に沿って光ビ
ームが伝搬可能なように該横断面の半径方向にその屈折
率を異ならしめてなり、その一端に該中心軸に略45度
傾斜した傾斜端面を有し、該傾斜端面の中心部にて該傾
斜端面の中心軸に対し略45度の角度で入射する光を全
反射することが可能な第4の光導波部材とを有し、 上記第1の光導波部材に対し上記第2の光導波部材を、
双方の中心軸が一致しかつ該第1の光導波部材の上記傾
斜端面と該第2の光導波部材の一端の傾斜端面とが所定
の間隔で略平行となるように配置することにより上記第
1の光合分波構造を形成し、 上記第1の光導波部材に対し上記第1のロッドレンズ部
材、及び第3の光導波部材を、該第1の光導波部材の上
記一端と該第3の光導波部材の一端とが該2つの光導波
部材の傾斜端面における反射,並びに該2つの光導波部
材及び第1のロッドレンズの側面のレンズ作用を利用し
て光結合するように配置することにより上記第1の光導
波路を形成し、 上記第2の光導波部材に対し上記第2のロッドレンズ部
材、及び第4の光導波部材を、該第2の光導波部材の他
端と該第4の光導波部材の上記一端とが該2つの光導波
部材の傾斜端面における反射,並びに該2つの光導波部
材及び第2のロッドレンズの側面のレンズ作用を利用し
て光結合するよう配置することにより上記第2の光導波
路を形成し、 上記第3の光導波部材に対し上記第4の光導波部材を、
双方の中心軸が一致しかつ該第1の光導波部材の上記傾
斜端面と該第2の光導波部材の一端の傾斜端面とが所定
の間隔で略平行となるように配置することにより上記第
2の光合分波構造を形成し、 上記第1の光導波路と上記第2の光導波路とを、屈折率
において異ならしめてなることを特徴とする干渉計。 - 【請求項6】 請求項2ないし5のいずれかに記載の干
渉計において、 上記第1の光導波路,又は上記第2の光導波路につい
て、光路長,及び屈折率のうちの少なくともいずれかを
変化せしめる位相可変手段を有してなることを特徴とす
る干渉計。 - 【請求項7】 請求項1に記載の干渉計において、 上記光合分波構造として、上記光ビームを合分波する1
つの光合分波構造を有し、 上記分岐光路として、それぞれ、該1つの光合分波構造
を構成する光導波部材自身、又は該1つの光合分波構造
を構成する光導波部材に光結合された上記光導波路から
なり、かつその終端に進行して来た光ビームを反転せし
める反射面を有する第1の光導波路及び第2の光導波路
を有してなることを特徴とする干渉計。 - 【請求項8】 請求項7に記載の干渉計において、 光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその
中心軸方向に延びる形状を有し、該中心軸に沿って光ビ
ームが伝搬可能なように該横断面の半径方向にその屈折
率を異ならしめてなり、その一端に該中心軸に略45度
傾斜した傾斜端面を有し、該傾斜端面の中心部にて該傾
斜端面の中心軸に対し略45度の角度で入射する光を全
反射することが可能であり、その側面の、該中心軸に沿
って伝搬し該傾斜端面で反射された光ビームが到達する
部分に該到達する光ビームを反転せしめる反射面を有す
る第1の光導波部材と、 光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその
中心軸方向に延びる形状を有し、該中心軸に沿って光ビ
ームが伝搬可能なように該横断面の半径方向にその屈折
率を異ならしめてなり、その一端に該中心軸に略45度
傾斜した傾斜端面を有し、該傾斜端面の中心部にて該傾
斜端面の中心軸に対し略45度の角度で入射する光を全
反射することが可能であり、その他端に該中心軸に沿っ
て伝搬する光ビームを反転せしめる反射面を有する第2
の光導波部材とを有し、 上記第1の光導波部材に対し上記第2の光導波部材を、
互いの中心軸が一致し、互いの傾斜端面が所定の間隔を
有して略平行となるよう配置することにより上記光合分
波構造を形成し、 上記第1の光導波部材自身,及び上記第2の光導波部材
が、それぞれ、上記第1の光導波路,及び第2の光導波
路を構成してなることを特徴とする干渉計。 - 【請求項9】 請求項8に記載の干渉計において、 上記第2の光導波部材の光路長,及び屈折率のうちの少
なくともいずれかを変化せしめる位相可変手段を有して
なることを特徴とする干渉計。 - 【請求項10】 請求項7に記載の干渉計において、 光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその
中心軸方向に延びる形状を有し、該中心軸に沿って光ビ
ームが伝搬可能なように該横断面の半径方向にその屈折
率を異ならしめてなり、その一端に該中心軸に略45度
傾斜した傾斜端面を有し、該傾斜端面の中心部にて該傾
斜端面の中心軸に対し略45度の角度で入射する光を全
反射することが可能な第1の光導波部材と、 光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその
中心軸方向に延びる形状を有し、該中心軸に沿って光ビ
ームが伝搬可能なように該横断面の半径方向にその屈折
率を異ならしめてなり、その一端に該中心軸に略45度
傾斜した傾斜端面を有し、該傾斜端面の中心部にて該傾
斜端面の中心軸に対し略45度の角度で入射する光を全
反射することが可能であり、その他端に該中心軸に沿っ
て伝搬する光ビームを反転せしめる反射面を有する第2
の光導波部材と、 光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその
中心軸方向に延びる形状を有し、該中心軸に沿って光ビ
ームが伝搬可能なように該横断面の半径方向にその屈折
率を異ならしめてなり、その一端に該中心軸に略45度
傾斜した傾斜端面を有し、該傾斜端面の中心部にて該傾
斜端面の中心軸に対し略45度の角度で入射する光を全
反射することが可能であり、その他端に該中心軸に沿っ
て伝搬する光ビームを反転せしめる反射面を有する第3
の光導波部材とを有し、 上記第1の光導波部材に対し上記第2の光導波部材を、
該第1の光導波部材の上記一端と該第2の光導波部材の
上記一端とが双方の傾斜端面における反射,及び双方の
側面のレンズ作用を利用して光結合するように配置し、 上記第1の光導波部材に対し上記第3の光導波部材を、
互いの中心軸が一致し、互いの傾斜端面が所定の間隔を
有して略平行となるように配置することにより上記光合
分波構造を形成し、 上記第2の光導波部材,及び上記第3の光導波部材が、
それぞれ、上記第1の光導波路,及び上記第2の光導波
路を構成してなり、 上記第1の光導波部材と上記第2の光導波部材とを、長
さ,及び屈折率のうちのいずれかにおいて異ならしめて
なることを特徴とする干渉計。 - 【請求項11】 請求項10に記載の干渉計において、 上記第2の光導波部材,又は上記第3の光導波部材につ
いて、光路長,及び屈折率のうちの少なくともいずれか
を変化せしめる位相可変手段を有してなることを特徴と
する干渉計。 - 【請求項12】 請求項1に記載の干渉計において、 上記光合分波構造として、上記光ビームを合分波する1
つの光合分波構造を有し、 上記閉光路として、上記光導波路からなり、一端が該1
つの光合分波構造を構成する一方の光導波部材の該光合
分波構造の端側の端に光結合され、他端が該光合分波構
造を構成する他方の光導波部材の該光合分波構造の中央
側の端に光結合されてなる光導波路を有してなることを
特徴とする干渉計。 - 【請求項13】 請求項12に記載の干渉計において、 光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその
中心軸方向に延びる形状を有し、該中心軸に沿って光ビ
ームが伝搬可能なように該横断面の半径方向にその屈折
率を異ならしめてなり、その一端に該中心軸に略45度
傾斜した傾斜端面を有し、該傾斜端面の中心部にて該傾
斜端面の中心軸に対し略45度の角度で入射する光を全
反射することが可能な第1の光導波部材と、 光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその
中心軸方向に延びる形状を有し、該中心軸に沿って光ビ
ームが伝搬可能なように該横断面の半径方向にその屈折
率を異ならしめてなり、その両端に該中心軸に略45度
傾斜し互いに略直角な方向を有する2つの傾斜端面を有
し、各傾斜端面の中心部にて該各傾斜端面の中心軸に対
し略45度の角度で入射する光を全反射することが可能
で、ある長さを有する第2の光導波部材と、 光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその
中心軸方向に延びる形状を有し、ある長さを有する第1
のロッドレンズ部材と、 光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその
中心軸方向に延びる形状を有し、該中心軸に沿って光ビ
ームが伝搬可能なように該横断面の半径方向にその屈折
率を異ならしめてなり、その両端に該中心軸に略45度
傾斜し互いに略直角な方向を有する2つの傾斜端面を有
し、各傾斜端面の中心部にて該各傾斜端面の中心軸に対
し略45度の角度で入射する光を全反射することが可能
で、上記第2の光導波部材の長さと略同じ長さを有する
第3の光導波部材と、 光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその
中心軸方向に延びる形状を有し、上記第1のロッドレン
ズ部材の長さと略同じ長さを有する第2のロッドレンズ
部材と、 光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその
中心軸方向に延びる形状を有し、該中心軸に沿って光ビ
ームが伝搬可能なように該横断面の半径方向にその屈折
率を異ならしめてなり、その一端に該中心軸に略45度
傾斜した傾斜端面を有し、該傾斜端面の中心部にて該傾
斜端面の中心軸に対し略45度の角度で入射する光を全
反射することが可能な第4の光導波部材とを有し、 上記第1の光導波部材に対し上記第2の光導波部材を、
双方の中心軸が一致しかつ該第1の光導波部材の上記傾
斜端面と該第2の光導波部材の一端の傾斜端面とが所定
の間隔で略平行となるように配置することにより上記光
合分波構造を形成し、 上記第2の光導波部材に対し上記第1,第2のロッドレ
ンズ部材、及び第3の光導波部材を、該第2の光導波部
材の上記一端と該第3の光導波部材の一端とが該2つの
光導波部材の傾斜端面における反射,並びに該2つの光
導波部材及び第1のロッドレンズの側面のレンズ作用を
利用して光結合し、かつ該第2の光導波部材の他端と該
第3の光導波部材の他端とが該2つの光導波部材の傾斜
端面における反射,並びに該2つの光導波部材及び第2
のロッドレンズの側面のレンズ作用を利用して光結合す
るように配置することにより上記閉光路を形成し、 上記第4の光導波部材を、上記第2の光導波部材の上記
他端の傾斜端面,及び上記第3の光導波部材の両傾斜端
面のうちのいずれかに対し、該第4の光導波部材の傾斜
端面と該いずれかの傾斜端面とが所定の間隔で略平行と
なりかつ該第4の光導波部材の中心軸が該いずれかの傾
斜端面の中心を通るように配置してなることを特徴とす
る干渉計。 - 【請求項14】 請求項13に記載の干渉計において、 上記第2の光導波部材,又は第3の光導波部材の光路
長,及び屈折率のうちの少なくともいずれかを変化せし
める位相可変手段を有してなることを特徴とする干渉
計。 - 【請求項15】 光を透過可能な材料からなり、その横
断面が円形でその中心軸方向に延びる形状を有し、該中
心軸に沿って光ビームが伝搬可能なように該横断面の半
径方向にその屈折率を異ならしめてなり、その周面に、
該中心軸に略直角な方向に延在する底面を有しかつ上記
光ビームが伝搬可能な部分の外周部に至る深さを有する
溝を有する第1の光導波部材と、 光を透過可能な材料からなり、その横断面が円形でその
中心軸方向に延びる形状を有し、その内部に他の部分よ
り屈折率が大きい筒状の高屈折率部を有し、その周面と
該高屈折率部との間隔が該高屈折率部を周方向に伝搬す
る光ビームが該周面に滲みだすことが可能なようなもの
である第2の光導波部材とを有し、 上記第1の光導波部材の溝に、上記第2の光導波部材
を、該第2の光導波部材の中心軸が該溝の底面の延在方
向に一致しかつ該溝の上記光ビームが伝搬可能な部分の
外周部に至る深さを有する部分に接触するようにして、
配置してなることを特徴とする光共振器。 - 【請求項16】 請求項15に記載の光共振器におい
て、 上記第1の光導波部材と同じ構造を有する第3の光導波
部材を有し、 該第3の光導波部材を、該第3の光導波部材の溝の底面
の延在方向が上記第1の光導波部材の溝に対向し、かつ
該第3の光導波部材の溝の最深部が上記第2の光導波部
材に接触するようにして、配置してなることを特徴とす
る光共振器。 - 【請求項17】 請求項15に記載の光共振器におい
て、 上記第2の光導波部材は、一端から他端に向け拡大する
径を有し、上記高屈折率部が該第2の光導波部材の中心
軸と中心軸を共有するとともに該第2の光導波部材の上
記一端から上記他端に向け拡大する径を有してなり、 かつ上記第1の光導波部材の溝の底面の延在方向に移動
可能であることを特徴とする光共振器。 - 【請求項18】 請求項6の干渉計を用いた光スイッチ
であって、 該干渉計において上記第1の光導波部材に入射し上記第
2の光導波部材から出射される,又は該第2の光導波部
材に入射し該第1の光導波部材から出射される光ビーム
を被制御対象とし、 該干渉計の上記位相可変手段における光路長,及び屈折
率のうちの少なくともいずれかを変化せしめるための入
力を制御信号としてなることを特徴とする光スイッチ。 - 【請求項19】 請求項9の干渉計を用いた光スイッチ
であって、 該干渉計において上記第1の光導波部材に入射し上記第
2の光導波部材の側面から出射される光ビームを被制御
対象とし、 該干渉計の上記位相可変手段における光路長,及び屈折
率のうちの少なくともいずれかを変化せしめるための入
力を制御信号としてなることを特徴とする光スイッチ。 - 【請求項20】 請求項11の干渉計を用いた光スイッ
チであって、 該干渉計において上記第1の光導波部材に入射し上記第
2の光導波部材の側面から出射される光ビームを被制御
対象とし、 該干渉計の上記位相可変手段における光路長,及び屈折
率のうちの少なくともいずれかを変化せしめるための入
力を制御信号としてなることを特徴とする光スイッチ。 - 【請求項21】 請求項14の干渉計を用いた光スイッ
チであって、 該干渉計において上記第1の光導波部材に入射し上記第
4の光導波部材から出射される,又は該第4の光導波部
材に入射し該第1の光導波部材から出射される光ビーム
を被制御対象とし、 該干渉計の上記位相可変手段における光路長,及び屈折
率のうちの少なくともいずれかを変化せしめるための入
力を制御信号としてなることを特徴とする光スイッチ。 - 【請求項22】 請求項6の干渉計を用いたセンサであ
って、 該干渉計の上記位相可変手段における光路長,及び屈折
率のうちの少なくともいずれかを変化せしめるための入
力となる物理量をその検出対象とし、 該干渉計において上記第1の光導波部材に入射し上記第
2の光合分波構造から出射される,又は該第2の光合分
波構造に入射し該第1の光導波部材から出射される光ビ
ームを上記物理量の検出出力としてなることを特徴とす
るセンサ。 - 【請求項23】 請求項9の干渉計を用いたセンサであ
って、 該干渉計の上記位相可変手段における光路長,及び屈折
率のうちの少なくともいずれかを変化せしめるための入
力となる物理量をその検出対象とし、 該干渉計において上記第1の光導波部材に入射し上記第
2の光導波部材の側面から出射される光ビームを上記物
理量の検出出力としてなることを特徴とするセンサ。 - 【請求項24】 請求項11の干渉計を用いたセンサで
あって、 該干渉計の上記位相可変手段における光路長,及び屈折
率のうちの少なくともいずれかを変化せしめるための入
力となる物理量をその検出対象とし、 該干渉計において上記第1の光導波部材に入射し上記第
3の光導波部材の側面から出射される光ビームを上記物
理量の検出出力としてなることを特徴とするセンサ。 - 【請求項25】 請求項14の干渉計を用いたセンサで
あって、 該干渉計の上記位相可変手段における光路長,及び屈折
率のうちの少なくともいずれかを変化せしめるための入
力となる物理量をその検出対象とし、 該干渉計において上記第1の光導波部材に入射し上記第
4の光導波部材から出射される,又は該第4の光導波部
材に入射し該第1の光導波部材から出射される光ビーム
を上記物理量の検出出力としてなることを特徴とするセ
ンサ。 - 【請求項26】 請求項15ないし17のいずれかの光
共振器を、1つ、又は直列若しくは並列に接続して2以
上有してなることを特徴とする光フィルタ。
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---|---|---|---|---|
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CN109804294A (zh) * | 2016-10-25 | 2019-05-24 | 林瑟科技公司 | 用于数字全息成像和干涉测量的光纤分路器装置和包括所述光纤分路器装置的光学系统 |
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