JP2000018673A - 機器運転台数制御装置 - Google Patents

機器運転台数制御装置

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JP2000018673A
JP2000018673A JP10195034A JP19503498A JP2000018673A JP 2000018673 A JP2000018673 A JP 2000018673A JP 10195034 A JP10195034 A JP 10195034A JP 19503498 A JP19503498 A JP 19503498A JP 2000018673 A JP2000018673 A JP 2000018673A
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Takashi Fujimura
隆司 藤村
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幸彦 岡
Tomoko Kamoshita
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 停電の状況に応じ、最適な状態で運転台数制
御を再開する。 【解決手段】 冷凍機の全てに停電が発生していれば
(ステップ103の「Y」)、現在の負荷熱量Qを停電
直前の負荷熱量Qaとして記憶する(ステップ10
4)。瞬時停電時間内に復電すれば、瞬時停電が生じた
ものと判断し、停電直前の負荷熱量Qaに基づいて冷凍
機の運転台数制御を再開する(ステップ109)。この
時、瞬時停電対応型の冷凍機に対しては、新たな制御指
令は送らない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、負荷状態に応じ
て制御対象機器の運転台数を制御する機器運転台数制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11に冷凍機の運転台数を制御する運
転台数制御システムの計装図を示す。同図において、1
−1〜1−3は冷凍機、2−1〜2−3はポンプ、3お
よび4はヘッダ、5はファンコイルユニット等の負荷機
器、6は往水管路、7は還水管路、8は負荷機器5への
往水の温度T1を検出する温度計、9は負荷機器5から
の還水の温度T2を検出する温度計、10は還水の流量
Fを検出する流量計、11はヘッダ3とヘッダ4との間
をバイパスするバイパス管路、12はバイパス管路11
の途上に設けられたバイパス弁、13はヘッダ3とヘッ
ダ4との間の差圧を検出する差圧計、14は制御装置
(機器運転台数制御装置)である。
【0003】この運転台数制御システムにおいて、ポン
プ2−1〜2−3により圧送された往水は、冷凍機1−
1〜1−3を介しヘッダ3を経て往水管路6により供給
され、負荷機器5を介し、還水管路7により還水として
ヘッダ4へ至り、再びポンプ2−1〜2−3によって圧
送され、以上の経路を循環する。制御装置14は、差圧
計13からの計測値に応じてバイパス弁12へ開度指令
を与え、往水の送水圧力を制御する一方、温度計8から
の往水温度T1,温度計9からの還水温度T2および流
量計10からの還水の流量Fとから、F×(T2−T
1)として現在の負荷熱量Qを求め(Q=F×(T2−
T1))、この現在の負荷熱量Qに応じて冷凍機1−1
〜1−3の運転台数を制御する。
【0004】この場合、制御装置14には、図12
(a),(b)に示すような運転順序テーブルTAと機
器能力表TBとが設定されており、この運転順序テーブ
ルTAと機器能力表TBとから現在の負荷熱量Qを満た
すような最小台数の運転機器の組み合わせを決定する。
すなわち、制御装置14は、図12(c)に運転指定表
TCを示すように、負荷熱量Qが500冷凍トン(R
T)までは機器NO.1に対応する冷凍機1−1を選択
指定し、1000RTまでは機器NO.1,2に対応す
る冷凍機1−1,1−2を選択指定し、1500RTま
では機器NO.1,2,3に対応する冷凍機1−1,1
−2,1−3を選択指定し、この選択指定した冷凍機を
起動する。
【0005】また、制御装置14は、冷凍機1−1,1
−2,1−3の電源状態を監視し、停電が生じた場合、
本停電(2秒以上の停電),瞬時停電(2秒以内の停
電)、また停電した冷凍機の数を問わず、復電時に冷凍
機1−1,1−2,1−3に一旦停止指令を出し、冷凍
機1−1,1−2,1−3が停止したのを確認してか
ら、予め設定されている始動時負荷に基づいて冷凍機の
運転台数制御を再開する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
運転台数制御システムでは、冷凍機1−1,1−2,1
−3が一斉に瞬時停電した場合、復電時には瞬時停電直
前の負荷熱量又は瞬時停電直前の冷凍機1−1〜1−3
の運転状況に基づいて運転台数の制御を再開した方が良
いにも拘わらず、実際の負荷とは異なる始動時負荷に基
づいて冷凍機の運転台数制御が再開されるので、実際の
負荷と運転台数制御との適合が遅れる。
【0007】また、例えば冷凍機1−1,1−2,1−
3を瞬時停電対応型(停電しても2秒以内であれば自動
復帰する)とした場合、冷凍機1−1,1−2,1−3
が一斉に瞬時停電しても、復電時には現状を変更する必
要がないのに、復電時に冷凍機1−1,1−2,1−3
に一旦停止指令を出し、冷凍機1−1,1−2,1−3
が停止したのを確認してから、始動時負荷に基づいて冷
凍機の運転台数制御が再開されるので、時間およびエネ
ルギーの無駄が生じる。
【0008】また、冷凍機1−1〜1−3の中で例えば
1台だけ本停電した場合、この停電した冷凍機の復電を
待って運転台数制御を再開するか、あるいは停電の生じ
た冷凍機を手動操作で運転台数制御から切り離す手間を
必要とする。
【0009】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、停電の状況
に応じ、最適な状態で運転台数制御を再開することので
きる機器運転台数制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、負荷状
態に応じて制御対象機器の運転台数を制御する機器運転
台数制御装置において、制御対象機器の各々に対して停
電が生じたことを検知する停電検知手段と、この停電検
知手段からの検知結果に基づき、制御対象機器の全てに
本停電が生じたことを検知した場合、全制御対象機器の
復電時に始動時負荷に基づいて制御対象機器の運転台数
の制御を再開する第1の運転台数制御再開手段と、停電
検知手段からの検知結果に基づき、制御対象機器の全て
に瞬時停電が生じたことを検知した場合、全制御対象機
器の復電時に瞬時停電直前の負荷状態および制御対象機
器の運転状況の何れか一方に基づいて制御対象機器の運
転台数の制御を再開する第2の運転台数制御再開手段と
を設けたものである。この発明によれば、制御対象機器
の全てに本停電が生じた場合には、従来と同様、全制御
対象機器の復電時に始動時負荷に基づいて制御対象機器
の運転台数制御が再開される。これに対し、制御対象機
器の全てに瞬時停電が生じた場合には、全制御対象機器
の復電時に瞬時停電直前の負荷状態あるいは制御対象機
器の運転状況に基づいて制御対象機器の運転台数制御が
再開される。
【0011】第2発明(請求項2に係る発明)は、第1
発明において、第2の運転台数制御再開手段によって全
制御対象機器の復電時に制御対象機器の運転台数の制御
を再開する際、瞬時停電対応型機器に対しては新たな制
御指令を送らないようにしたものである。この発明によ
れば、制御対象機器の全てに瞬時停電が生じた場合に
は、全制御対象機器の復電時に瞬時停電直前の負荷状態
あるいは制御対象機器の運転状況に基づいて制御対象機
器の運転台数制御が再開されるが、このとき自動復帰し
ている瞬時停電対応型機器に対しては新たな制御指令は
出されない。
【0012】第3発明(請求項3に係る発明)は、負荷
状態に応じて制御対象機器の運転台数を予め定められた
運転順序テーブルに従って制御する機器運転台数制御装
置において、制御対象機器の各々に対して停電が生じた
ことを検知する停電検知手段と、この停電検知手段から
の検知結果に基づき、制御対象機器の全てではなく少な
くとも1つに本停電が生じたことを検知した場合、この
本停電が生じた制御対象機器を無効として運転台数制御
の対象外として切り離すと共に、運転順序テーブルにお
いて残りの制御対象機器の運転順序を調整したうえで、
制御対象機器の運転台数の制御を再開する運転台数制御
再開手段とを設けたものである。この発明によれば、制
御対象機器の例えば1つに本停電が生じると、この本停
電の生じた制御対象機器が無効として運転台数制御の対
象外として切り離されると共に、運転順序テーブルにお
いて残りの制御対象機器の運転順序が調整されたうえ、
本停電が生じた制御対象機器の復電を待つことなく制御
対象機器の運転台数制御が再開される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
き詳細に説明する。本発明に係る機器運転台数制御装置
を図11に14’として示す。この制御装置(機器運転
台数制御装置)14’を従来の制御装置14に代えて使
用する。
【0014】制御装置14’は無停電電源15(図2参
照)からの電源の供給を受けて動作する。冷凍機1−1
〜1−3は有停電源16からの電源の供給を受けて動作
する。有停電源16には自家発電機17が接続されてい
る。自家発電機17は、有停電源16の停電後、40秒
以内に起動し、有停電源16に代わって冷凍機1−1〜
1−3へ電源を供給する。
【0015】制御装置14’は、その内部構成の概略を
図3に示すように、CPU14−1とROM14−2と
RAM14−3とインターフェイス14−4〜14−7
とを備えている。CPU14−1は、インターフェイス
14−4〜14−6を介して与えられるシステムからの
各種入力情報を得て、ROM14−2に格納されたプロ
グラムに従い、RAM14−3にアクセスしながら、各
種処理動作を行う。
【0016】RAM14−3には、図12(a),
(b)に示した運転順序テーブルTAと機器能力表TB
が格納されている。また、RAM14−3には、始動時
負荷Qsとして500RTが予め設定されている。ま
た、CPU14−1には、インターフェイス14−4を
介して往水温度T1,還水温度T2および流量Fが与え
られ、インターフェイス14−5を介して冷凍機1−1
〜1−3の電源状態が与えられ、インターフェイス14
−6を介して冷凍機1−1〜1−3の運転状態が与えら
れる。また、CPU14−1は、インターフェイス14
−7を介して冷凍機1−1〜1−3へ制御指令を送る。
なお、CPU14−1に送られてくる冷凍機1−1,1
−2,1−3の運転状態には、冷凍機1−1,1−2,
1−3が瞬時停電対応型か否かの情報も含まれているも
のとする。
【0017】〔運転台数制御動作〕制御装置14’のC
PU14−1は、インターフェイス14−4を介して与
えられる往水温度T1,還水温度T2および流量Fとか
ら、F×(T2−T1)として現在の負荷熱量Qを求め
る(Q=F×(T2−T1))。そして、RAM14−
3内に格納されている運転順序テーブルTAと機器能力
表TBとから、現在の負荷熱量Qを満たすような最小台
数の運転機器の組み合わせを決定する。
【0018】すなわち、図12(c)に運転指定表TC
を示すように、負荷熱量Qが500冷凍トン(RT)ま
では機器NO.1に対応する冷凍機1−1を選択指定
し、1000RTまでは機器NO.1,2に対応する冷
凍機1−1,1−2を選択指定し、1500RTまでは
機器NO.1,2,3に対応する冷凍機1−1,1−
2,1−3を選択指定する。そして、この選択指定した
冷凍機に対し、インターフェイス14−7を介して起動
指令を送る。選択指定されなかった冷凍機に対しては停
止指令を送る。
【0019】また、CPU14−1は、インターフェイ
ス14−5を介して送られてくる冷凍機1−1,1−
2,1−3の運転状態を取り込み、運転状態であれば
「○」、停止状態であれば「×」としてRAM14−3
中の機器監視情報テーブルTD(図4参照)に書き込
む。また、冷凍機1−1,1−2,1−3が瞬時停電対
応型であれば「Y」、瞬時停電対応型でなければ「N」
として機器監視情報テーブルTDに書き込む。また、イ
ンターフェイス14−5を介して送られてくる冷凍機1
−1,1−2,1−3の電源状態を取り込み、停電でな
ければ「○」、瞬時停電であれば「△」、本停電であれ
ば「×」として機器監視情報テーブルTDに書き込む。
また、CPU14−1は、現在の負荷熱量Qを周期的に
求め、常に最新の負荷熱量QをRAM1−3中に更新保
存する。
【0020】〔停電時の動作:冷凍機1−1〜1−3
に一斉に瞬時停電/本停電の何れかが起きた場合〕CP
U14−1は、現在の負荷熱量Qを更新し(図1に示す
ステップ101)、冷凍機1−1,1−2,1−3の電
源状態をチェックする(ステップ102)。冷凍機1−
1,1−2,1−3に停電が発生していなければ(ステ
ップ103の「N」)、現在の負荷熱量Qに基づいて冷
凍機の運転台数制御を行うが(ステップ113)、冷凍
機1−1,1−2,1−3の全てに停電が発生していれ
ば(ステップ103の「Y」)、現在の負荷熱量Qを停
電直前の負荷熱量Qaとして記憶する(ステップ10
4)。
【0021】そして、ソフトタイマーをスタートし(ス
テップ105)、復電の有無を確認しながら(ステップ
107)、瞬時停電時間(2秒)が経過したか否かをチ
ェックする(ステップ106)。
【0022】瞬時停電時間内に復電すれば、瞬時停電が
生じたものと判断して、ステップ105でのソフトタイ
マをクリアし(ステップ108)、ステップ104で記
憶した停電直前の負荷熱量Qaに基づいて冷凍機の運転
台数制御を再開する(ステップ109)。
【0023】この時、瞬時停電対応型の冷凍機に対して
は、新たな制御指令は送らない。すなわち、瞬時停電対
応型の冷凍機に対しては起動指令も停止指令も送らず、
瞬時停電対応型ではない冷凍機にのみ、運転するものに
は起動指令を、停止するものには停止指令を送る。
【0024】一方、瞬時停電時間内に復電しなければ、
本停電と判断し、復電を確認のうえ(ステップ11
0)、ステップ105でのソフトタイマをクリアし(ス
テップ111)、RAM14−3中に設定されている始
動時負荷Qs(Qs=500RT)を読み出し、この始
動時負荷Qsに基づいて冷凍機の運転台数制御を再開す
る(ステップ112)。
【0025】図5(a)に本停電が生じた場合の推移
を、図5(b)に瞬時停電が生じた場合の推移を示す。
図5(a)では、停電が生じてから40秒以上経過した
後に自家発電機17からの給電が開始され、この時点で
始動時負荷Qsに基づく運転台数の制御が再開されてい
る。図5(b)では、停電が生じてから1.5秒以上
(2秒以内)を過ぎた時点で復電しており、この時点で
停電直前の負荷熱量Qaに基づく運転台数の制御が再開
されている。
【0026】このように、この停電時の動作では、冷
凍機1−1〜1−3に一斉に瞬時停電が生じた場合に
は、始動時負荷Qsではなく、瞬時停電直前の負荷熱量
Qaに基づいて運転台数制御が再開されるので、実際の
負荷と運転台数制御が直ちに適合するようになる。
【0027】また、この停電時の動作では、冷凍機1
−1〜1−3に一斉に瞬時停電が生じた場合、瞬時停電
対応型の冷凍機に対しては新たな制御指令が送られない
ので、迅速に運転台数制御が再開される。例えば、冷凍
機1−1,1−2,1−3を瞬時停電対応型とした場
合、復電時には冷凍機1−1,1−2,1−3は停電直
前の状態に自動復帰する。このとき、冷凍機1−1,1
−2,1−3に対しては新たな制御指令、すなわち起動
指令も停止指令も送られないので、無駄な動作が避けら
れ、実際の負荷と運転台数制御が直ちに適合する。
【0028】〔停電時の動作:冷凍機1−1〜1−3
に一斉に瞬時停電/本停電の何れかが起きた場合〕上述
した停電時の動作では瞬時停電直前の負荷熱量Qaに
基づいて運転台数制御を再開するようにした。これに対
して、以下に説明する停電時の動作では、瞬時停電直
前の冷凍機1−1〜1−3の運転状態に基づいて運転台
数制御を再開する。
【0029】CPU14−1は、現在の負荷熱量Qを更
新し(図6に示すステップ601)、冷凍機1−1,1
−2,1−3の電源状態をチェックする(ステップ60
2)。冷凍機1−1,1−2,1−3に停電が発生して
いなければ(ステップ603の「N」)、現在の負荷熱
量Qに基づいて冷凍機の運転台数制御を行うが(ステッ
プ613)、冷凍機1−1,1−2,1−3の全てに停
電が発生していれば(ステップ603の「Y」)、現在
の冷凍機1−1〜1−3の運転状態を停電直前の冷凍機
1−1〜1−3の運転状態として記憶する(ステップ6
04)。すなわち、図4に示した機器監視情報テーブル
TD内の冷凍機1−1〜1−3の運転状態をコピーし、
停電直前の運転状態情報テーブルTEを作成する(図7
参照)。
【0030】そして、ソフトタイマーをスタートし(ス
テップ605)、復電の有無を確認しながら(ステップ
607)、瞬時停電時間(2秒)が経過したか否かをチ
ェックする(ステップ606)。瞬時停電時間内に復電
すれば、瞬時停電が生じたものと判断して、ステップ6
05でのソフトタイマをクリアし(ステップ608)、
ステップ604で記憶した停電直前の冷凍機1−1〜1
−3の運転状態に基づいて冷凍機の運転台数制御を再開
する(ステップ609)。
【0031】この時、瞬時停電対応型の冷凍機に対して
は、新たな制御指令は送らない。すなわち、瞬時停電対
応型の冷凍機に対しては起動指令も停止指令も送らず、
瞬時停電対応型ではない冷凍機にのみ、運転するものに
は起動指令を、停止するものには停止指令を送る。
【0032】一方、瞬時停電時間内に復電しなければ、
本停電と判断し、復電を確認のうえ(ステップ61
0)、ステップ605でのソフトタイマをクリアし(ス
テップ611)、RAM14−3中に設定されている始
動時負荷Qs=500RTを読み出し、この始動時負荷
Qsに基づいて冷凍機の運転台数制御を再開する(ステ
ップ612)。
【0033】このように、この停電時の動作では、冷
凍機1−1〜1−3に一斉に瞬時停電が生じた場合に
は、始動時負荷Qsではなく、瞬時停電直前の冷凍機1
−1〜1−3の運転状態に基づいて運転台数制御が再開
されるので、実際の負荷と運転台数制御が直ちに適合す
るようになる。
【0034】また、この停電時の動作では、停電時の
動作と同様、冷凍機1−1〜1−3に一斉に瞬時停電
が生じた場合、瞬時停電対応型の冷凍機に対しては新た
な制御指令が送られないので、迅速に運転台数制御が再
開される。
【0035】〔停電時の動作:冷凍機1−1〜1−3
のうち全てではなく少なくとも1台に瞬時停電/本停電
の何れかが起きた場合〕CPU14−1は、現在の負荷
熱量Qを更新し(図8に示すステップ801)、冷凍機
1−1,1−2,1−3の電源状態をチェックする(ス
テップ802)。冷凍機1−1,1−2,1−3の全て
に停電が発生していなければ(ステップ803の
「N」)、直ちに現在の負荷熱量Qに基づいて冷凍機の
運転台数制御を行うが(ステップ809)、1つでも停
電が発生していれば(ステップ803の「Y」)、ソフ
トタイマーをスタートし(ステップ804)、復電の有
無を確認しながら(ステップ806)、瞬時停電時間
(2秒)が経過したか否かをチェックする(ステップ8
05)。
【0036】瞬時停電時間内に復電すれば、瞬時停電が
生じ、これが復旧したものと判断し、ステップ804で
のソフトタイマをクリアし(ステップ807)、現在の
負荷熱量Qに基づいて冷凍機の運転台数制御を再開する
(ステップ809)。
【0037】一方、瞬時停電時間内に復電しなければ、
本停電と判断し、この本停電が生じた冷凍機を無効とし
て運転台数制御の対象外として切り離すと共に、運転順
序テーブルTAにおいて残りの冷凍機の運転順序を調整
したうえで、冷凍機の運転台数の制御を再開する(ステ
ップ808)。
【0038】すなわち、冷凍機1−1〜1−3中の1台
に停電が起きたということは、有停源16に故障が生じ
たのではなく、停電した冷凍機(例えば、冷凍機1−
1)自体に故障が生じたものと考えられる。そこで、冷
凍機1−1が瞬時停電時間内に復電した場合は、停電に
よる影響は無かったとして通常の運転台数制御を行う。
【0039】これに対して、冷凍機1−1が本停電の場
合は、冷凍機1−1を故障機として認識し、運転順序テ
ーブルTA(図9(a)参照)で無効とし、冷凍機1−
1を除く全機で運転順序を変更して新たな運転順序テー
ブルTA’(図9(a)参照)を作成して、この新しい
運転順序テーブルTA’に基づいて、運転台数制御を再
開する。
【0040】この場合、冷凍機1−1が本停電の直前に
起動していたならば、代わりに次に順序の高い冷凍機1
−2が直ちに運転されることになり、迅速に運転台数制
御が引き継がれる。また、冷凍機1−1が本停電の直前
に停止していたならば、運転台数制御はそのままでよ
い。この場合、新たに制御指令が出されず、冷凍機1−
1の停電の影響はない。
【0041】なお、上述した実施の形態では、制御装置
14’が冷凍機1−1〜1−3の電源状態を直接監視す
るものとしたが、図10に示すように、中央監視装置1
8において冷凍機1−1〜1−3の電源状態を監視する
ものとし、この監視結果を制御装置14’へ知らせるよ
うにしてもよい。また、上述した実施の形態では、冷凍
機の運転台数を制御するようにしたが、制御対象機器は
冷凍機に限られるものでないことは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、第1発明では、制御対象機器の全てに瞬
時停電が生じた場合、全制御対象機器の復電時に瞬時停
電直前の負荷状態あるいは制御対象機器の運転状況に基
づいて制御対象機器の運転台数制御が再開されるものと
なり、実際の負荷と運転台数制御が直ちに適合し、第2
発明では、制御対象機器の全てに瞬時停電が生じた場
合、全制御対象機器の復電時に瞬時停電直前の負荷状態
あるいは制御対象機器の運転状況に基づいて制御対象機
器の運転台数制御が再開されるが、このとき自動復帰し
ている瞬時停電対応型機器に対しては新たな制御指令は
出されず、迅速に運転台数制御が再開されるものとな
り、第3発明では、制御対象機器の例えば1つに本停電
が生じると、この本停電の生じた制御対象機器が無効と
して運転台数制御の対象外として切り離されると共に、
運転順序テーブルにおいて残りの制御対象機器の運転順
序が調整されたうえ、本停電が生じた制御対象機器の復
電を待つことなく制御対象機器の運転台数制御が再開さ
れ、実際の負荷と運転台数制御が直ちに適合し、停電の
状況に応じ、最適な状態で運転台数制御を再開すること
ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2に示した機器運転台数制御装置における
停電時の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図2】 本発明に係る機器運転台数制御装置を用いた
運転台数制御システムの要部を示すブロック図である。
【図3】 この機器運転台数制御装置の内部構成の概略
を示すブロック図である。
【図4】 この機器運転台数制御装置のRAM中に書き
込まれる機器監視情報テーブルを示す図である。
【図5】 この運転台数制御システムにおいて有停電源
に本停電が生じた場合および瞬時停電が生じた場合の推
移を示す図である。
【図6】 この機器運転台数制御装置における停電時の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】 この機器運転台数制御装置のRAM中に作成
される停電直前の運転状態情報テーブルを示す図であ
る。
【図8】 この機器運転台数制御装置における停電時の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】 新たな運転順序テーブルの作成状況を説明す
る図である。
【図10】 中央監視装置において冷凍機の電源状態を
監視するようにした場合の運転台数制御システムの要部
を示すブロック図である。
【図11】 冷凍機の運転台数を制御する運転台数制御
システムの計装図である。
【図12】 この運転台数制御システムの制御装置で用
いられている運転順序テーブルおよび機器能力表ならび
に実質的に用いられている運転指定表を示す図である。
【符号の説明】
1−1〜1−3…冷凍機、2−1〜2−3…ポンプ、
3,4…ヘッダ、5…負荷機器、6…往水管路、7…還
水管路、8,9…温度計、10…流量計、11…バイパ
ス管路、12…バイパス弁、13…差圧計、14’…制
御装置(機器運転台数制御装置)、14−1…CPU、
14−2…ROM、14−3…RAM、14−4〜14
−7…インターフェイス、15…無停電電源、16…有
停電源、17…自家発電機、18…中央監視装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡 幸彦 東京都渋谷区渋谷2丁目12番19号 山武ハ ネウエル株式会社内 (72)発明者 鴨志田 知子 東京都渋谷区渋谷2丁目12番19号 山武ハ ネウエル株式会社内 Fターム(参考) 3L060 AA08 CC02 CC08 CC10 DD03 EE01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷状態に応じて制御対象機器の運転台
    数を制御する機器運転台数制御装置において、 前記制御対象機器の各々に対して停電が生じたことを検
    知する停電検知手段と、 この停電検知手段からの検知結果に基づき、前記制御対
    象機器の全てに本停電が生じたことを検知した場合、全
    制御対象機器の復電時に始動時負荷に基づいて制御対象
    機器の運転台数の制御を再開する第1の運転台数制御再
    開手段と、 前記停電検知手段からの検知結果に基づき、前記制御対
    象機器の全てに瞬時停電が生じたことを検知した場合、
    全制御対象機器の復電時に瞬時停電直前の負荷状態およ
    び制御対象機器の運転状況の何れか一方に基づいて制御
    対象機器の運転台数の制御を再開する第2の運転台数制
    御再開手段とを備えたことを特徴とする機器運転台数制
    御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第2の運転台数
    制御再開手段は、全制御対象機器の復電時に制御対象機
    器の運転台数の制御を再開する際、瞬時停電対応型機器
    に対しては新たな制御指令を送らないことを特徴とする
    機器運転台数制御装置。
  3. 【請求項3】 負荷状態に応じて制御対象機器の運転台
    数を予め定められた運転順序テーブルに従って制御する
    機器運転台数制御装置において、 前記制御対象機器の各々に対して停電が生じたことを検
    知する停電検知手段と、 この停電検知手段からの検知結果に基づき、前記制御対
    象機器の全てではなく少なくとも1つに本停電が生じた
    ことを検知した場合、この本停電が生じた制御対象機器
    を無効として運転台数制御の対象外として切り離すと共
    に、前記運転順序テーブルにおいて残りの制御対象機器
    の運転順序を調整したうえで、制御対象機器の運転台数
    の制御を再開する運転台数制御再開手段とを備えたこと
    を特徴とする機器運転台数制御装置。
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