JP2000018631A - キッチン設備用空気調和装置 - Google Patents

キッチン設備用空気調和装置

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JP2000018631A
JP2000018631A JP10180903A JP18090398A JP2000018631A JP 2000018631 A JP2000018631 A JP 2000018631A JP 10180903 A JP10180903 A JP 10180903A JP 18090398 A JP18090398 A JP 18090398A JP 2000018631 A JP2000018631 A JP 2000018631A
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榮一 駒形
Hiroaki Miyahara
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キッチン設備用空気調和装置の提供。 【解決手段】 ペルチェ効果により電流の流れる方向で
吸熱面と放熱面とが入れ替わる熱電変換素子を備え、こ
の熱電変換素子の吸熱と放熱とにより冷房又は暖房の少
なくとも何れかを行う空気調和機をキッチン設備に設け
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台所部屋の大きさ
や使い勝手に応じて、流し台やガス台や調理台等が適当
に組み合わされた設備や、これらを自由に選択して組み
合わされたシステムキッチン等のキッチン設備に関し、
詳しくは、キッチン設備の使用者への冷暖に用いる空気
調和装置に関し、特に、ペルチェ効果を利用した熱電変
換素子を有する空気調和機を備えたキッチン設備用空気
調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、台所仕事に供する流し台やガス台
や調理台等、或いはこれらが組み合わされたキッチン設
備、例えば、システムキッチンの使用者を対象にして冷
暖房等の空調を行う場合、特別に専用の空気調和機が提
供されていたわけではなく、一般的な部屋用の、冷媒ガ
スを用いた圧縮機による市販の空気調和機を購入して、
システムキッチンを配置した部屋の上方等、後から都合
の良い場所に空気調和機の室内ユニットを据え付けた
り、その室外ユニットを部屋の壁に接続配管を通して室
外に配置したりしていた。
【0003】この場合、空気調和機の室外ユニットの配
置や壁等の位置の都合上、システムキッチンの使用者に
対する冷暖房として理想的な場所に室内ユニットを配置
することは比較的難しく、多くの場合、システムキッチ
ンを配置した部屋全体を冷暖房することになって、エネ
ルギー効率のよいものではなかった。又、冷媒ガスを用
いた圧縮機による空気調和機では、その特性として冷暖
房が効きだすまでに時間がかかったり、重量物の圧縮機
の振動によって騒音が発生し易いという課題があった。
又、冷媒ガスとして問題とされているフロンガスはもと
より、フロン代替ガス等でも、地球温暖化対策の観点か
ら廃止や成分の改良が注目されており、地球環境保全の
ためにも、これらのガスの使用削減が進められている。
【0004】冷媒ガスを使用しない空気調和機の一例と
して、出願人の先の出願に係る例えば特開平10−38
307号公報に開示された、電流の方向に応じて吸熱面
と放熱面とが入れ替わるペルチェ効果を利用した熱電変
換素子を用いたトイレ用空気調和機がある。図13は、
そのペルチェ効果を利用したトイレ用空気調和機の構成
図である。
【0005】図13において、図中の符号40はトイレ
用空気調和機本体、41は便器、42は水タンクであ
る。8はペルチェ効果を有する熱電変換素子であり、こ
の熱電変換素子は、第1熱交換面8aと第2熱交換面8
bとを有し、何れか一方の面が吸熱面として作用すると
他方の面は放熱面として作用し、供給する電流の向きに
よってその面の作用が入れ替わる。10は上記第1熱交
換面8aに熱伝導を保って設けられた熱交換手段として
の熱交換フィン、11は同じく熱交換手段としての熱交
換器であり、上記第2熱交換面8bに熱伝導を保って設
けられている。この熱交換器の熱媒体は水である。12
は送風機であり、トイレ内の空気を循環させる。
【0006】符号43はトイレの水道栓、44は導水管
であり、この導水管44は水道栓43からポンプ15、
熱交換器11を経て水タンク42へ接続するように配設
されている。又、この導水管44の管路において、熱交
換器11の出口側とポンプ15の入り口側とは逆止弁2
0を介して接続されている。
【0007】次に動作について説明する。図示されてい
ない電源スイッチをオンすると、送風機12が回転して
送風が開始されると共に、ポンプ15が動作して、水道
栓43から導水管44へと流入した水道水が、ポンプ1
5、熱交換器11、逆止弁20を通る管路を循環する。
又、熱電変換素子8が通電されて、電流の方向に応じて
第1熱交換面8aが吸熱或いは放熱する。そして、上記
の送風機12によって熱交換フィン10を流通する空気
は、冷却或いは加熱されて空気調和機本体40から吹き
出され、トイレ内を冷房或いは暖房する。
【0008】他方、上記熱電素子8の第2熱交換面8b
の吸熱或いは放熱は、熱交換器11を流通する水道水に
より暖められ或いは冷やされて、第2熱交換面8bの吸
熱或いは放熱作用が維持される。即ち、暖まり過ぎたり
或いは冷え過ぎたりした水道水は水タンク42へと放流
され、新しい水道水が水道栓43から熱交換器11へと
供給され、これにより空気調和機の冷房或いは暖房能力
が維持されのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】先に述べた通り、従
来、台所において、システムキッチン等のキッチン設備
の使用者を対象にして冷暖房等の空調を行う特別に用意
された空気調和機は提供されておらず、市販されている
一般の空気調和機が便宜的に配設されていた。しかし、
この場合、空気調和機の室外ユニットの配置や壁等の位
置の都合上、システムキッチンの使用者に対する冷暖房
として理想的な場所に室内ユニットを配置することが比
較的難しく、又、この場合、システムキッチンを配置し
た部屋全体を冷暖房することになり、エネルギー効率の
よいものではなかった。又、冷媒ガスを用いた圧縮機に
よる空気調和機の特性として冷暖房が効きだすまでに長
い時間がかかり、又、圧縮機が重量物であるため、その
振動による騒音が発生するという課題もあった。
【0010】本発明は、上記のような課題を解消するた
めになされたもので、第1の目的は、ペルチェ効果を利
用した熱電変換素子を用い、フロンガス等問題とされて
いる冷媒ガスを使用せず、騒音や振動が無く静かで、且
つ省エネルギーのキッチン設備用空気調和装置の提供を
目的とする。
【0011】又、第2の目的は、システムキッチン等台
所のキッチン設備の見栄えを損ねること無く空気調和装
置を設置できることを目的とする。
【0012】又、第3の目的は、部屋全体ではなく使用
者を対象とした効率のよい冷暖房が行われる空気調和装
置の提供を目的とする。
【0013】又、第4の目的は、構造が簡単で設置が容
易に行える空気調和装置の提供を目的とする。
【0014】又、第5の目的は、キッチン設備に使用で
きるエネルギー効率に優れた空気調和装置の提供を目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ペル
チェ効果により電流の流れる方向で吸熱面と放熱面とが
入れ替わる熱電変換素子を備え、この熱電変換素子の吸
熱と放熱とにより冷房又は暖房の少なくとも何れかを行
う空気調和機をキッチン設備に設けたことを特徴とす
る。
【0016】請求項2の発明は、請求項1に記載のキッ
チン設備用空気調和装置において、空気調和機の吹き出
し口をキッチン設備の前面下部に設けて足元へ送風する
ことを特徴とする。
【0017】請求項3の発明は、請求項1に記載のキッ
チン設備用空気調和装置において、空気調和機の吹き出
し口をキッチン設備の前面下部に設けて足元へ送風する
と共にキッチン設備の前面上部に設けたことを特徴とす
る。
【0018】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
の何れかに記載のキッチン設備用空気調和装置におい
て、熱電変換素子の一方の面側に熱交換器を設け、この
熱交換器と水道管とを接続して熱媒体に水道水を用いた
ことを特徴とする。
【0019】請求項5の発明において、請求項1乃至請
求項4の何れかに記載のキッチン設備用空気調和装置に
おいて、ペルチェ効果により電流の流れる方向で吸熱面
と放熱面とが入れ替わる熱電変換素子を用いた空気調和
機と、キッチン設備に設けられる冷凍室、冷蔵室、氷温
室、加温室、或いは加熱室用として同じくペルチェ効果
により電流の流れる方向で吸熱面と放熱面とが入れ替わ
る熱電変換素子を用いた冷熱システムとを備え、上記空
気調和機の熱電変換素子の一方の面側に熱交換手段を設
けると共に、上記冷熱システムの熱電変換素子の一方の
面側にも熱交換手段を設け、これら熱交換手段の熱媒体
を共通にしたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.実施の形態1は、
ペルチェ効果により電流の流れる方向で吸熱面と放熱面
とが入れ替わる熱電変換素子を備え、この熱電変換素子
の吸熱と放熱とにより冷房又は暖房の少なくとも何れか
を行う空気調和機をキッチン設備に設けた構成のもので
ある。図1乃至図4はこの実施の形態1を示すもので、
図1は空気調和機を備えたキッチン設備としてのシステ
ムキッチンの正面図、図2は図1のA−A断面図、図3
は回路図、図4は動作説明のフローチャートである。
【0021】図において、符号1はキッチン設備として
のシステムキッチンである。ここでキッチン設備とは、
部屋の大きさや使用者等の使い勝手に応じて、流し台1
aやガス台(図示せず)や調理台(図示せず)、その外
さまざまな台所用収納庫等や、これらを自由に選んで組
み合わせて構成されるシステムキッチン等をいう。さ
て、図中の符号3はシステムキッチン1の上部に設けら
れた棚、4は壁5等を通り水道管6から導かれて流し台
1aに臨む水道の蛇口であり、この水道の蛇口4から流
れ出す水道水は流し台1aの図示しない排水穴から室外
へと排出される。尚、図中の符号1cはシステムキッチ
ン1に設けられた収納室に収納された収納物である。
【0022】符号7は空気調和機であり、ペルチェ効果
により電流の流れる方向で第1熱交換面としての例えば
吸熱面8aと第2熱交換面としての例えば放熱面8bと
が入れ替わる熱電変換素子8を備え、熱電変換素子8の
吸熱と放熱とにより冷房及び暖房を行う。この空気調和
機7の冷暖房の熱源となる熱電変換素子8は、この例で
はシステムキッチン1の底面1bと部屋の床面9との間
に配置されている。熱電変換素子8の第1熱交換面8a
側には、熱交換手段としての熱交換フィン10が第1熱
交換面8aからの熱伝導を保って、例えば接着等の手段
により結合固定されて配置されている。他方、第2熱交
換面8b側にも熱交換手段としての熱交換器11が第2
熱交換面8bからの熱伝導を保って例えば接着等の手段
により配置されている。
【0023】符号12は熱交換フィン10の前方に設け
られた送風手段であるファンであり、このファン12の
送風によって、システムキッチン1の左右の側面下部に
開設された吸い込み穴13から室内の空気が吸い込ま
れ、この吸込まれた空気が熱交換手段としての熱交換フ
ィン10によって冷やされ或いは暖められて、例えば、
使用者2の足元に効果的に及ぶようシステムキッチン1
の前面下部の適所に開設された吹き出し口14から吹き
出される。勿論、これによって室内も冷房或いは暖房さ
れる。尚、この実施の形態1では吹き出し口14をシス
テムキッチン1の前面下部において左右方向の3箇所に
適宜配設されている。
【0024】符号15は熱交換器11に熱媒体である水
道水を循環させるためのポンプで、第1管路16a、第
2管路16b、熱交換器11、第3管路16c、第4管
路16dから成る循環管路16内に組み込まれている。
上記の第1管路16aは水道の蛇口4近傍の水道管6に
一般的によく設けられている分岐用の水道栓17に導水
管18を介して接続されており、水道水は水道栓17か
ら導水管18を通って循環管路16aへ供給される。上
記の第3管路16cと第4管路16dとの接続部には先
端を流し台1a内に臨ませた出水管19が接続されてい
る。第4管路16dの途中には逆支弁20が設けられ、
水道栓17からの水道水が出水管19へ直接流れないよ
うになっている。符号21は出水管19の途中に設けら
れた電磁弁で、出水管19を流れる水道水を必要に応じ
て止めたり、流したりするものである。
【0025】符号22は制御手段であり、この制御手段
22によって送風手段であるファン12、ポンプ15、
電磁弁21の駆動が制御され、熱電変換素子8に対して
印加される直流電圧が制御される。符号23,24は循
環管路16の水道水と室内の温度とを検出する温度セン
サであり、何れも上記の制御手段22に接続されてい
る。この制御手段22には図示しないスイッチや電源コ
ード25が接続されている。又、制御手段22には電源
コード25を介して供給される交流電源を熱電変換素子
8の動作等に使用する直流に整流する電気回路が設けら
れている。
【0026】次に、熱電変換素子8のペルチェ効果の一
般的な動作原理について説明する。図5において、2種
類の成分や含有量の異なった金属として、例えばn形半
導体とp形半導体とを直列に接続する。そして、直流電
源を加えると一方の接続部で吸熱が、他方では放熱が発
生し、その電流の流れる方向によって吸熱作用と放熱作
用とが切り換わる。尚、吸熱面や放熱面の熱伝導により
熱電変換の性能即ち吸熱作用や放熱作用が低下しないよ
うにファン12等により吸熱面側へは常に熱を供給させ
ると共に、放熱面側からは常に熱を奪い続けるようにす
る必要がある。本発明では、このため、熱電変換素子の
吸熱面や放熱面の近傍に熱交換手段を配設してある。
【0027】次に、動作について図4のフローチャート
を基に説明する。先ず、ステップ101で使用者2がス
イッチ(図示せず)を入れると、ステップ102で冷房
するか暖房するかを、使用者2の設定や温度センサ24
の検出温度から判断して決める。ここで、冷房運転の場
合には、ステップ103にて電流の方向を第1熱交換面
8aが吸熱面として作用し、第2熱交換面8bが放熱面
として作用するように流し、同時に、ファン12及びポ
ンプ15を動作させる。ファン12の回転によって吸い
込み穴13から吸い込まれた空気流は、最終的に吸熱部
として作用する熱交換フィン10と熱交換して冷やさ
れ、吹き出し口14から冷気が吹き出される。この例で
は、使用者2に対し、その足元から直接効果的に冷房が
行われる。
【0028】こうして運転されて行くうちに、ポンプ1
5の作動によって、第1管路16a、第2管路16b、
第3管路16c、第4管路16dから成る循環管路16
を循環している水道水は次第に暖められていく。ステッ
プ104において、この循環する水道水の温度変化は温
度センサ23によって検出され、この検出温度が、熱電
交換素子8の熱交換能力が低下するとされる一定の温度
a℃と比較して高くなったとき、ステップ105で電磁
弁21がT秒間オンして開弁され、循環管路16内の暖
められた水道水は出水管19を経て流し台へと排出され
ると共に、引き続き、この循環管路16内へ水道栓17
から新たに水道水が補充される。こうして、熱電変換素
子8の熱電変換性能が維持されている。
【0029】再び、先のステップ102において、冷房
するか暖房するかを、温度センサ24の検出温度から判
断して、暖房にすると決められた場合を説明する。ステ
ップ102で暖房運転と決定されると、ステップ106
でファン12とポンプ15との運転を開始させると共
に、熱電変換素子8には、先の冷房運転の場合とは逆方
向の電流を供給して、今度は第1熱交換面8aを放熱面
として、第2熱交換面8bを吸熱面として作用させる。
従って、ファン12の回転によって吸い込み穴13から
吸い込まれた空気流は最終的に放熱部として作用する熱
交換フィン10と熱交換して暖められ、吹き出し口14
から室内へ吹き出されて、システムキッチンの使用者2
に対し、その足元に直接効果的な暖房が行われる。
【0030】こうして、暖房運転が行なわれているうち
に、ポンプ15の作動により第1管路16a、第2管路
16b、第3管路16c、第4管路16dから成る循環
管路16を循環している水道水は、最終的に吸熱部とし
て作用する熱交換器11との熱交換によって次第に冷や
されていく。そして、ステップ107で、温度センサ2
3によるこの循環管路の水道水の検出温度が、熱交換能
力が低下する一定の温度b℃より低くなると、ステップ
108で電磁弁21がT秒間オンして開弁し、循環管路
16内の冷た過ぎる水道水が出水管19を経て流し台1
aへと排出され、引き続き、水道栓17から新たな水道
水が循環管路16へ補充される。こうして、熱電変換素
子8の熱変換性能が維持される。
【0031】この実施の形態1では、システムキッチン
1を設置した部屋全体を空調できる能力の空気調和機を
設置してもよいが、システムキッチン1の使用者2がそ
の部屋中でくつろぐのではなく、システムキッチン1の
正面側にて立ち作業するのであるから、部屋全体を空調
する必要性も少なく、電気エネルギーを無駄にせず、効
率よく使うという観点からは、対人的な範囲で、使用者
に冷気或いは暖気を直接的に当てるという、部分的な冷
暖房能力の空気調和機を設置した方が、十分に実用的で
ある上、スイッチオンにより即座に運転が開始されると
いうペルチェ効果を利用した熱電変換素子8による空地
調和機の特徴を最大限に生かすことができる。又、比較
的安価にて十分な空調効果も得られる点からも最適であ
る。又、この実施の形態1では冷暖房を行う空気調和機
で説明したが、冷房又は暖房の何れか一方だけ運転でき
るものであっても良い。この何れにしても、本発明の作
用効果は同等である。
【0032】この実施の形態1によれば、ペルチェ効果
により電流の方向で吸熱面と放熱面とが切り換わる熱電
変換素子8を備え、この熱電変換素子8の吸熱と放熱を
利用して冷房又は暖房の少なくとも何れか一方を行う空
気調和機7を設けたので、従来の一般的な冷媒ガスと圧
縮機とを用いる市販の一般的な空気調和機を購入して台
所部屋のどこかに据え付ける場合に比べて、圧縮機を使
用しないため静かである。又、地球温暖化等の地球環境
への影響から使用削減が進められているフロンガス等の
冷媒ガスを使用する必要がなく、環境保全に好適であ
る。又、局部的な冷暖房を行うことで、省エネルギー化
を図ることができる。
【0033】又、この実施の形態1では、吹き出し口1
4をシステムキッチン1の前面下部の足元部分に配置し
ているので、目立たず、見栄えの良いものが得られる。
特に市販の空気調和機を部屋の壁5の上部に据え付ける
場合と比べれば、見栄えが良くなる。又、吸い込み穴1
3はシステムキッチン1の側面に設けたが、前面から吸
い込み、前面の吹き出し口14へ吹き出すように風路を
構成してもよい。又、熱電変換素子8やファン12は、
設定能力に応じて適宜数を増やすこともできる。
【0034】又、この実施の形態1では熱電変換素子8
の熱交換器11側の熱媒体として、システムキッチン1
には付きものの水道管6からの水道水を利用しているの
で、建物の新築時のみならず、既存のシステムキッチン
1についても市販の空気調和機等を据え付ける場合のよ
うに空気調和機の室内ユニットと室外ユニットを接続す
るために壁5に穴をあける等の大掛かりな作業が不要と
なる。又、キッチン設備としてのシステムキッチンで
は、今まで、無駄スペースとして使われてなかった比較
的小さな空間、例えば、システムキッチン1の底面1b
と部屋の床面9との間等に、空気調和機7の殆どの構成
部品を配置することができるので、キッチン設備用空気
調和装置を設置するのに、そのための特別なスペースを
必要としない。
【0035】実施の形態2.この実施の形態2は、シス
テムキッチン1の正面下部に配置した熱電交換素子8、
熱交換フィン10、熱交換器11及びファン12等から
成る上記実施の形態1の空気調和機と同様の、上部熱電
変換素子26、上部熱交換フィン27、上部熱交換器2
8及び上部ファン29等から成る空気調和機を、使用者
2の上方部分であるシステムキッチン1の棚3の下に設
けて、システムキッチン1の正面上部から使用者2の上
部へ向けて冷暖房、特に冷房できるようにしたものであ
る。図6乃至図8はこの実施の形態2を示すもので、図
6は空気調和機を備えたシステムキッチンの正面図、図
7は図6のB−B断面図、図8は回路図である。尚、上
記実施の形態1と同一又は相当部分は同一の符号を付
し、その説明は省略する。図中の符号30はキッチン設
備に設けられた収納部であり、空気調和機を構成する上
部熱電変換素子26、上部熱交換フィン27、上部熱交
換器28及び上部ファン29を収納している。収納部3
0の正面側は棚3の左右幅と同等に形成することで、見
た目に違和感がないようにしている。又、上記実施の形
態1において、システムキッチン1の下部に設けられた
吸い込み穴13や吹き出し口14と同様に、この実施の
形態2においても、上部吸い込み穴31及び上部吹き出
し口32をそれぞれ開設している。
【0036】上記空気調和機の循環管路16は、下部に
設けられた熱交換器11と上部に設けられた熱交換器2
8とを次のように接続して構成されている。先ず、導水
管18から上部の熱交換手段としての上部熱交換器28
へ接続された第1管路16e、この上部熱交換器28か
らポンプ15へ接続された第2管路16f、ポンプ15
から下部の熱交換手段としての熱交換器11へ接続され
た第第3管路16g、下部の熱交換器11から出水管1
9へ接続された第4管路16h、出水管19の手前の第
4管路16h途中から上記導水管18へ接続された第5
管路16iとで形成されている。この第5管路16iに
は逆止弁20が設けられており、導水管18からの水道
水がこの第5管路16iを逆流して直接出水管19へ流
れないようにしている。尚、符号33は見栄えをよくす
るため循環管路16の一部が使用者2から見えないよう
に設けられたカバーである。
【0037】次に、動作について説明する。使用者2が
図示しないスイッチを入れると、冷房するか或いは暖房
するかを使用者2の設定や温度センサ24の検出温度か
ら判断して決める。冷房運転の場合は、上部熱電変換素
子26に電流の方向を第1熱交換面26aが吸熱面とし
て作用し、第2熱交換面26bが放熱面として作用する
ように流し、同時に上部ファン29及びポンプ15を動
作させる。
【0038】上部ファン29の回転によって上部吸い込
み穴31から吸い込まれた空気流は、最終的に吸熱部と
して作用する上部熱交換フィン27で熱交換されて冷や
され、上部吹き出し口32から吹き出されて、システム
キッチン1の使用者2に対して、その上方から直接効果
的に冷房が行われる。つまり、冷気は暖かい空気に対し
て重たいため下方に下がることになり使用者2に対して
シャワーのように冷気が降り注いで、効果的な冷房が行
われる。
【0039】他方、ポンプ15の作動により第1管路1
6e、上部熱交換器28、第2管路16f、第3管路1
6g、熱交換器11、第4管路16h、第5管路16i
から成る循環管路16を循環する水道水は、作動してい
る上部熱交換器28によって次第に暖められていく。そ
して、上記実施の形態1と同様に温度センサ23によっ
てこの循環する水道水の検出温度が、上部熱交換器11
の熱交換能力が低下する一定の温度に比べて、高くなっ
たと判断されたときは、電磁弁21がT秒間オンして開
弁され、循環管路16内の暖められた水道水が出水管1
9を経て流し台1aへと排出され、これに換えて、水道
栓17から新たな水道水が循環管路16に補充され、上
部熱電変換素子26の熱電変換性能を維持させている。
【0040】以上のように冷房運転下では、上部の吹き
出し口32に配置された熱電変換素子26及びファン2
9のみを作動させる方が、上部と下部とに配設された2
組の熱電変換素子8、26及びファン29,12を作動
させるよりも効率的である。この場合には、図示しない
スイッチを、下部の熱電変換素子8及びファン12への
給電回路中に設けて、給電の停止を任意に選択できるよ
うに回路を構成しておけばよい。必要とあれば、2組の
熱電変換素子8、26及びファン12、29を作動させ
ることができるからである。このような構成とすること
よって、更に、冷房運転時の省エネルギー化を図ること
ができる。
【0041】次に、暖房運転について説明する。暖房運
転の場合は、上記の実施の形態1と同様であり、ファン
12とポンプ15の運転と共に熱電変換素子8に電流の
方向が第1熱交換面8aが放熱面として作用し、第2熱
交換面8bが吸熱面として作用するように流す。従っ
て、ファン12の回転によって吸い込み穴13から吸い
込まれた空気流は最終的に放熱部として作用する熱交換
フィン10にて熱交換され、暖められた空気が暖気とし
て吹き出し口14から吹き出され、使用者2に対して、
下の吹き出し口14から直接効果的な暖房が行われる。
つまり、暖気は冷たい室内の空気に対して軽いため使用
者2の体の上方へとあがることになるからである。
【0042】他方、ポンプ15の作動により第1管路1
6e、上部熱交換器28、第2管路16f、第3管路1
6g、熱交換器11、第4管路16h、第5管路16i
から成る循環管路16を循環する水道水は、作動してい
る熱交換器11によって次第に冷やされていく。そし
て、上記実施の形態1と同様に温度センサ23によって
この循環する水道水の検出温度が、熱電変換素子8の熱
交換能力が低下する一定の温度に比べて、低くなったと
きは、電磁弁21がT秒間オンして開弁され、循環管路
16内の冷たい水道水が出水管19を経て流し台1aへ
と排出され、これに換えて、水道栓17から新たな水道
水が循環管路16へ補充され、下部の熱電変換素子8の
熱電変換性能を維持させている。
【0043】以上のように暖房運転下では、下部の吹き
出し口14に配置された熱電変換素子8及びファン12
のみを作動させる方が、上部と下部とに配設された2組
の熱電変換素子8、26及びファン29,12を作動さ
せるよりも効率的である。この場合には、図示しないス
イッチを、上部の熱電変換素子26及びファン29への
給電回路中に設けて、給電の停止を任意に選択できるよ
うに回路を構成しておけばよい。必要とあれば、2組の
熱電変換素子8、26及びファン29,12を作動させ
ることができるからである。かかる構成を採用すること
よって、更に、暖房運転時の省エネルギー化を図ること
ができる。
【0044】この実施の形態2では、冷暖房を行う空気
調和機7の吹き出し口14、32をシステムキッチン1
の下部の足元に及ぶ部分と上部との上下に設けているの
で、実施の形態1の作用効果に加えて、冷房は上部吹き
出し口32のみから、又、暖房は下方の吹き出し口14
のみから行えることができるので、効果的な冷暖房を行
うことができる。又、この実施の形態2では、循環管路
16に、熱交換手段としての熱電変換素子8、26の熱
交換器11、28部分を直列に接続した構成としてある
ので、循環管路16が単純な構造で製造が容易となり、
コストを削減することができる。尚、この実施の形態2
では、吸い込み穴31を収納部30の左右側面に設けた
が、収納部30の下面や前面から吸い込む構成としても
よい。
【0045】実施の形態3.この実施の形態3は、上記
実施の形態2における循環管路16に導水管18や出水
管19を設けず、熱媒体例えば水道水や冷媒ガス等を循
環管路に封入するよう密閉状態に回路を構成すると共
に、この循環管路16の一部分を、冷蔵庫の一般的な放
熱構成技術のように熱交換部16jとして、システムキ
ッチン1の外表面内部に沿わせるように配設して、シス
テムキッチン1の広い外表面を介して熱電変換素子8、
26による冷房及び暖房時の放熱や吸熱に応じて室内に
熱を放熱したり、室内から熱を吸収するように構成した
ものである。その他の構成は、上記実施の形態2と同様
であるので、同一又は相当部分は同一の符号を付し、そ
の説明は省略する。図9は実施の形態3を示す断面図で
ある。
【0046】この実施形態3では、循環管路16を巡る
熱媒体としての水道水等を排水する必要がないため循環
管路16の構成が容易なものが得られる。従って、水道
水以外の熱伝達率のよい物質を熱媒体として用いてもよ
い。尚、熱交換部16jからは冷房の際に放熱、暖房の
際に吸熱となり相反するため、冷暖房がうまく機能しな
いように思えるが、熱交換部16jからの方熱又は吸熱
は広い範囲で少しずつ行われ、これに対し、吹き出し口
14又は吹き出し口32からは集中的に冷暖房が行われ
るため影響は少ない。
【0047】尚、この実施の形態3のような熱交換部1
6jを実施の形態2の循環管路16に設けてもよい。こ
の場合、循環管路16内の水道水の温度変化が実施の形
態2よりも緩やかになるため、出水管19からの排水の
回数が減り、水の節約や電磁弁21等の制御の頻度が少
なくて済む。
【0048】実施の形態4.図10は実施の形態4を示
す断面図で、実施の形態3で示した熱交換部16jを室
外に配置し、ファン34等で室外の雰囲気と熱交換させ
るように構成したものである。この場合、壁5を通して
配管する手間を要するが、熱交換性能が比較的によく、
冷暖房能力を高めることができる。尚、その他の構成
は、上記実施の形態3と同様であるので、同一又は相当
部分は同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0049】実施の形態5.この実施の形態5は、ペル
チェ効果により電流の流れる方向で吸熱面と放熱面とが
入れ替わる熱電変換素子を用いた空気調和機と、キッチ
ン設備に設けられる冷凍室、冷蔵室、氷温室、加温室、
或いは加熱室用として、同じくペルチェ効果により電流
の流れる方向で吸熱面と放熱面とが入れ替わる熱電変換
素子を用いた冷熱システムとを備え、上記空気調和機の
熱電変換素子の一方の面側に熱交換器を設けると共に、
上記冷熱システムの熱電変換素子の一方の面側にも熱交
換器を設け、これら熱交換器の熱媒体を共通にした構成
としたものである。図11は実施の形態5を示す断面図
である。尚、上記実施の形態1乃至4と同一又は相当部
分は同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0050】図において、システムキッチン1に上記実
施の形態と同様の熱電変換素子35、36を用いた冷蔵
室37aや加温室37b、或いは図示していない冷凍室
や氷温室や加熱室等の冷熱システム37を設ける。そし
て、この冷熱システム37の熱電変換素子35、36と
空気調和機7の熱電変換素子8、26とのそれぞれの吸
熱作用側及び放熱作用側に熱交換手段として循環管路1
6の一部分を熱交換部分に配して接続する。
【0051】上記の冷熱システム37としては、冷蔵室
37aや加温室37bのほか、給湯や除湿室、製氷室等
さまざまなものが考えられる。又、この実施の形態5の
循環水路16を流れる熱媒体は排出する必要がないた
め、熱媒体は水道水であっても、それ以外の熱伝達率の
よい物質であってもよい。又、この実施の形態5のよう
な冷熱システム37を実施の形態2の循環管路16に設
けてもよい。この場合、循環管路16内の水道水の変化
が実施の形態2より緩やかになるため、出水管19から
の排水の回数が減り、水の節約や電磁弁21等の制御の
頻度が少なくて済む。
【0052】このような構成にすると、冷房時には、循
環管路16へ放熱された熱が熱媒体を介して加温室37
bを暖める熱源として作用させ、暖房時には、冷やされ
た循環管路16の冷たさが熱媒体を介して冷蔵室37a
の冷却源として作用させることができる。又、このよう
に、熱を再利用することでエネルギーを有効に利用でき
る。又、水道管6との接続等が不要になり、場所を選ば
ず装置の設置が容易となる。
【0053】実施の形態6.図12は実施の形態6を示
す断面図である。実施の形態1では熱電変換素子8の第
1熱交換面8bの熱媒体として水道水を用いたものを示
したが、熱交換器11の変わりに熱交換フィン10やフ
ァン12を設けて室外の雰囲気と熱交換させるように設
けてもよい。
【0054】上記実施の形態1乃至6では熱電変換素子
8、26を吹き出し口14、32の近くに設けたものを
示したが、吹き出し口14、32と離れた位置に熱電変
換素子8、26を配置し、循環管路16のような構成に
て熱媒体を介して熱を吹き出し口14、32へと導くよ
うに構成しても同様の作用効果を発揮させることができ
る。
【0055】
【発明の効果】請求項1乃至4の発明によれば、ペルチ
ェ効果を利用した熱電変換素子を用い、削減が進められ
ているフロンガス等の冷媒ガスを使用せず、騒音や振動
が無く静かで、且つ省エネルギーのキッチン設備用空気
調和装置を提供することができる。特に、本発明では、
熱電変換素子を利用した空気調和機を採用しているの
で、冷媒ガスを用いたものに比べ、冷暖房を人の動きに
応じてのスイッチのオン・オフによって直ちに冷暖房を
開始したり、停止させたりすることができる。従って
又、台所で短時間作業が頻繁に行なわれる際には、無駄
の無いエネルギーの使用で、使用者に十分な冷暖房を与
えることができる。
【0056】請求項2の発明によれば、吹き出し口をキ
ッチン設備の前面下部に使用者の足元部分へ向けて設け
たので、空気調和機を見栄えを損ねることなく設置する
ことができる。
【0057】請求項3の発明によれば、吹き出し口をキ
ッチン設備の前面下部と前面上部とに分けて設けたの
で、空気調和機の冷暖房が使用者に対して効率よく行え
る。
【0058】請求項4の発明によれば、空気調和機は、
熱電変換素子の一方の面の熱媒体としてキッチン設備に
付随する水道の水を使用したので、装置の設置が容易に
行えると共にランニングコストを抑制することができ
る。
【0059】請求項5の発明によれば、キッチン設備に
熱電変換素子を用いた冷蔵室や加温室等の冷熱システム
を設け、この冷熱システムの熱電変換素子とキッチン設
備用空気調和装置の熱電変換素子の一方の面の熱媒体と
を接続して共通にしたので、空気気調和機に使用するエ
ネルギー効率を向上することができ、且つ、装置の設置
を容易に行えると共にランニングコストを抑制すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1を示す正面図である。
【図2】 図1のA−A断面図である。
【図3】 実施の形態1の回路図である。
【図4】 実施の形態1の動作を説明するフローチャー
トである。
【図5】 ペルチェ効果を説明する構成図である。
【図6】 実施の形態2の正面図である。
【図7】 図6のB−B断面図である。
【図8】 実施の形態2の回路図である。
【図9】 実施の形態3を示す断面図である。
【図10】 実施の形態4を示す断面図である。
【図11】 実施の形態5を示す断面図である。
【図12】 実施の形態6を示す断面図である。
【図13】 従来のトイレ用空気調和機を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1 システムキッチン(キッチン設備)、6 水道管、
7 空気調和機、8、26、35、36 熱電変換素
子、8a 第1熱交換面、8b 第2熱交換面、10
熱交換フィン(熱交換手段)、11 熱交換器(熱交換
手段)、14,32 吹き出し口、15 ポンプ、16
循環管路、21 電磁弁、22 制御手段、23,2
4 温度センサ、26 上部熱電変換素子、27 上部
熱交換フィン、28 上部熱交換器、29 上部ファ
ン。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペルチェ効果により電流の流れる方向で
    吸熱面と放熱面とが入れ替わる熱電変換素子を備え、こ
    の熱電変換素子の吸熱と放熱とにより冷房又は暖房の少
    なくとも何れかを行う空気調和機をキッチン設備に設け
    たことを特徴とするキッチン設備用空気調和装置。
  2. 【請求項2】 空気調和機の吹き出し口をキッチン設備
    の前面下部に設けて足元へ送風することを特徴とする請
    求項1に記載のキッチン設備用空気調和装置。
  3. 【請求項3】 空気調和機の吹き出し口をキッチン設備
    の前面下部に設けて足元へ送風すると共にキッチン設備
    の前面上部に設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    キッチン設備用空気調和装置。
  4. 【請求項4】 熱電変換素子の一方の面側に熱交換手段
    を設け、この熱交換手段と水道管とを接続して熱媒体に
    水道水を用いたことを特徴とする請求項1乃至請求項3
    の何れかに記載のキッチン設備用空気調和装置。
  5. 【請求項5】 ペルチェ効果により電流の流れる方向で
    吸熱面と放熱面とが入れ替わる熱電変換素子を用いた空
    気調和機と、キッチン設備に設けられた冷凍室、冷蔵
    室、氷温室、加温室、或いは加熱室用として同じくペル
    チェ効果により電流の流れる方向で吸熱面と放熱面とが
    入れ替わる熱電変換素子を用いた冷熱システムとを備
    え、上記空気調和機の熱電変換素子の一方の面側に熱交
    換手段を設けると共に、上記冷熱シテムの熱電変換素子
    の一方の面側にも熱交換手段を設け、これら熱交換手段
    の熱媒体を共通にしたことを特徴とする請求項1乃至請
    求項4の何れかに記載のキッチン設備用空気調和装置。
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