JP2513949Y2 - トイレ用スポット空調機 - Google Patents

トイレ用スポット空調機

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JP2513949Y2
JP2513949Y2 JP1991072194U JP7219491U JP2513949Y2 JP 2513949 Y2 JP2513949 Y2 JP 2513949Y2 JP 1991072194 U JP1991072194 U JP 1991072194U JP 7219491 U JP7219491 U JP 7219491U JP 2513949 Y2 JP2513949 Y2 JP 2513949Y2
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JP
Japan
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storage tank
toilet
air conditioner
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air
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JPH0517414U (ja
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公樹 工藤
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Bosch Corp
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Bosch Corp
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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はトイレ用スポット空調機
にかかるもので、とくに一般家屋のトイレ用として、電
子冷凍素子を用いたコンパクトなトイレ用スポット空調
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、暖房を行うにはガスあるいは
電熱作用を利用し、冷房を行うには冷媒の膨張の際の吸
熱作用を利用する空調機が一般的である。
【0003】しかして、一般家屋の比較的狭いトイレ内
を空調するには、こうした空調機ではコンプレッサや大
がかりな配管等およびスペースを必要とするとともに、
空調空間の割にはコストの面でも難点がある。
【0004】なおトイレ用の空調機としては、実開平3
−3628号、および実開平3−3630号などがあ
る。
【0005】また従来から、異種金属の接触面に通電し
たとき熱の発生吸収が起こること(ペルチェ効果)を利
用した電子冷凍素子ないしは熱電素子を用いて、とくに
冷蔵庫や保冷庫など比較的狭い空間内を冷房することが
行われている。
【0006】電子冷凍素子について図5にもとづき概説
する。図5は、電子冷凍素子1の拡大断面図であって、
この電子冷凍素子1は、P型半導体2と、N型半導体3
と、銅など電気伝導性が良好な接続板4と、電気絶縁材
からなる第1の絶縁保護層5および第2の絶縁保護層6
とを有する。
【0007】P型半導体2とN型半導体3とは、これら
を交互に直列に配列し、それぞれの間を接続板4により
接続してある。
【0008】端部の接続板4に直流電源7から直流電流
を流すことにより、ペルチェ効果によって図示の場合に
は、第1の絶縁保護層5側が吸熱し(低温側)、第2の
絶縁保護層6が放熱する(高温側)。
【0009】なお、電流の向きを逆にすれば、第1の絶
縁保護層5が放熱側となり、第2の絶縁保護層6が吸熱
側となる。
【0010】こうした電子冷凍素子1を用いた小型の冷
凍機としては、たとえば特開平1−273744号、特
開平2−103349号、特開平2−141324号、
および特開平2−309168号などがある。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】本考案は以上のような
事情にかんがみなされたもので、きわめてコンパクトか
つ低廉で制御自体も容易であるトイレ用スポット空調機
を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち本考案は、ペル
チェ効果を利用した電子冷凍素子を用いるとともに、排
熱用熱交換機としてトイレ用の貯水タンク内の水を用い
ることに着目したもので、トイレ用の貯水タンクと、こ
の貯水タンクの外側面との間に熱交換空間を残して該貯
水タンクに取り付けるとともに、空気取入れ口および空
調空気吹出し口を形成した空調機ハウジングと、この空
調機ハウジングの内部の上記熱交換空間内であって上記
貯水タンクの外側面に取り付けた電子冷凍素子と、この
電子冷凍素子に電流を供給する制御回路と、上記熱交換
空間内に空気を導入するとともに空調空気を吹き出すブ
ロワーとを有するトイレ用スポット空調機である。
【0013】上記貯水タンクとしては、熱交換率の面か
らは金属製のものが好ましいが、従来からの陶器製の貯
水タンクを用いることもできる。
【0014】また、従来からの貯水タンクにアタッチメ
ントとして追加工事をすることにより取り付けるように
することもできる。
【0015】さらに、貯水タンク内の水温を監視し、こ
の水温が所定温度以上になったときに自動的に排水する
とともに、貯水タンク内に新たな水を供給するように制
御することもできる。
【0016】
【作用】本考案によるトイレ用スポット空調機において
は、ブロワーにより空気取入れ口から熱交換空間内に空
気を導入する。貯水タンクの外側面に取り付けた電子冷
凍素子に直流電流を通電することにより、熱交換空間に
面している一方の面がペルチェ効果によって熱交換空間
から吸熱し、この熱を貯水タンクに接している他方の面
が貯水タンク内の水に排熱することができる。
【0017】吸熱されて冷却された空調空気は、空調機
ハウジングの空調空気吹出し口からトイレ内に吹き出す
ことができる。
【0018】電流の向きを逆にすれば、上記一方の面が
放熱側となり、上記他方の面が吸熱側となる。
【0019】こうした空調作用のための部品として必要
なものは、おもに空調機ハウジングと、電子冷凍素子
と、ブロワーと、制御回路とであり、従来の空調機のよ
うに大型の熱交換機や配管等を用いず、非常にコンパク
トに空調機を構成することができる。
【0020】
【実施例】つぎに本考案の第一の実施例によるトイレ用
スポット空調機10を図1および図2にもとづき説明す
る。
【0021】図1は、トイレ用スポット空調機10の全
体斜視図であって、トイレ用スポット空調機10は、貯
水タンク11と、空調機ハウジング12と、ブロワー1
3と、電子冷凍素子1と、制御回路14とを有する。
【0022】貯水タンク11には、従来のトイレ機構と
同様に、給水管15により給水し、排水管16から便器
17に所定量の水を流す。
【0023】貯水タンク11の材質は、好ましくは金属
とすることにより熱交換率を良好とするが、必要に応じ
て任意のものとすることができる。
【0024】空調機ハウジング12は、貯水タンク11
との間に所定幅および高さの熱交換空間18を残して、
貯水タンク11のいずれかの外側面にこれを取り付ける
ものである。
【0025】つまり、トイレ内のスペースに応じて貯水
タンク11の前面、側面、あるいは裏面など任意の外側
面に空調機ハウジング12を設けることができる。
【0026】図示の例では、空調機ハウジング12の上
方に空気取入れ口19を形成し、下方所定位置に空調空
気吹出し口20を形成してある。この空調空気吹き出し
口20の位置も任意にこれを設計可能である。
【0027】この空調空気吹出し口20に吹出しグリル
21を設ける。なお、必要に応じて脱臭剤(図示せず)
を設けてもよい。
【0028】また、空調空気吹き出し口20からの空調
空気を任意のパイプ(図示せず)により所定位置に案内
することもできる。
【0029】ブロワー13は、トイレ内の空気を熱交換
空間18内に吸い込み、空調空気吹出し口20からトイ
レ内に吹き出すためのものである。
【0030】電子冷凍素子1は、図5に示した構造を有
し、直流電流の通電によって温度勾配を発生させること
ができるものである。
【0031】図2に示すように、この電子冷凍素子1の
前記第1の絶縁保護層5あるいは第2の絶縁保護層6の
いずれか一方(たとえば吸熱側)を熱交換空間18に臨
ませ、他方(たとえば放熱側)を貯水タンク11の外側
面に接触させて取り付けてある。
【0032】熱交換空間18に臨ませた電子冷凍素子1
の一方側には、フィン22を設けることにより熱交換を
容易としてある。
【0033】制御回路14は、電子冷凍素子1に直流電
流を供給するとともに、必要に応じてその極性を制御
し、トイレ用スポット空調機10を冷房用として用いる
か、暖房用として用いるかを切り替えることができる。
【0034】こうした構成のトイレ用スポット空調機1
0において、ブロワー13を駆動することによりトイレ
内の空気を空気取入れ口19から熱交換空間18内に吸
い込み、電子冷凍素子1に通電することにより熱交換さ
せる。
【0035】冷却された空気は空調空気吹出し口20か
らトイレ内に吹き出され、所定のスポット空調機能を果
たす。
【0036】電子冷凍素子1の放熱側は貯水タンク11
の外側面に接触しているので、貯水タンク11の壁部を
介してその内部の水に排熱することができる。
【0037】電子冷凍素子1は冷房時の効率が比較的悪
く、排熱量が多いものであるが、冷房中の排熱は貯水タ
ンク11内の排水に蓄えられ、排水後に捨てられるた
め、従来のような排熱用熱交換機が不要となる。
【0038】なお、電子冷凍素子1への通電の極性を反
転することにより、空調空気吹出し口20からから温風
を吹き出すようにすることもできる。
【0039】図3および図4は本考案の第二の実施例に
よるトイレ用スポット空調機30を示すもので、貯水タ
ンク11内の水温が所定温度以上になった場合に自動的
に排水するようにしたものである。
【0040】すなわち、このトイレ用スポット空調機3
0において貯水タンク11には、内部の水温を検出する
水温センサー31を設ける。
【0041】前記給水管15には給水バルブ32を設け
るとともに、排水管16には排水バルブ33を設ける。
【0042】これら水温センサー31、給水バルブ3
2、および排水バルブ33を前記制御回路14に接続す
る。
【0043】図4はこうしたトイレ用スポット空調機3
0の作動のフローチャート図であって、図示のように、
貯水タンク11内の水温Tが所定設定温度S以上になる
と、水温センサー31からの検出信号により、自動的に
給水バルブ32および排水バルブ33を開き、貯水タン
ク11から排水管16を介して温水を排水するととも
に、給水管15から新たな冷水を貯水タンク11に供給
する。
【0044】かくして給水バルブ32、排水バルブ33
の制御を行うことにより長時間一定量以上の冷却能力を
有する冷房を行うことが可能となる。
【0045】なお、本考案のトイレ用スポット空調機
は、その空調機ハウジング12、ブロワー13、電子冷
凍素子1および制御回路14部分をユニット化すること
により、既設のトイレにアタッチメントとして取り付け
ることも可能である。
【0046】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、電子冷凍
素子と、冷水を蓄えているトイレの貯水タンクとを組み
合わせることにより、非常にコンパクトなスポット空調
を行うことができる。
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一の実施例によるトイレ用スポット
空調機10の全体斜視図である。
【図2】同、電子冷凍素子1部分の拡大斜視図である。
【図3】本考案の第二の実施例によるトイレ用スポット
空調機30の全体斜視図である。
【図4】同、作動を示すフローチャート図である。
【図5】従来からの電子冷凍素子1の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 電子冷凍素子(熱電素子) 2 P型半導体 3 N型半導体 4 接続板 5 第1の絶縁保護層 6 第2の絶縁保護層 7 直流電源 10 トイレ用スポット空調機 11 貯水タンク 12 空調機ハウジング 13 ブロワー 14 制御回路 15 給水管 16 排水管 17 便器 18 熱交換空間 19 空気取入れ口 20 空調空気吹出し口 21 吹出しグリル 22 フィン 30 トイレ用スポット空調機 31 水温センサー 32 給水バルブ 33 排水バルブ T 貯水タンク11内の水温 S 所定設定温度

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トイレ用の貯水タンクと、 この貯水タンクの外側面との間に熱交換空間を残して該
    貯水タンクに取り付けるとともに、空気取入れ口および
    空調空気吹出し口を形成した空調機ハウジングと、 この空調機ハウジングの内部の前記熱交換空間内であっ
    て前記貯水タンクの前記外側面に接触させて取り付けた
    電子冷凍素子と、 この電子冷凍素子に電流を供給する制御回路と、 前記熱交換空間内に空気を導入するとともに空調空気を
    吹き出すブロワーとを有するトイレ用スポット空調機。
JP1991072194U 1991-08-14 1991-08-14 トイレ用スポット空調機 Expired - Lifetime JP2513949Y2 (ja)

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JPH0517414U JPH0517414U (ja) 1993-03-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0663272B2 (ja) * 1988-06-14 1994-08-22 日本ブロアー株式会社 水洗便所用冷暖房装置

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JPH0517414U (ja) 1993-03-05

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