JP2000018582A - 燃焼機器用制御装置 - Google Patents

燃焼機器用制御装置

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JP2000018582A
JP2000018582A JP10190348A JP19034898A JP2000018582A JP 2000018582 A JP2000018582 A JP 2000018582A JP 10190348 A JP10190348 A JP 10190348A JP 19034898 A JP19034898 A JP 19034898A JP 2000018582 A JP2000018582 A JP 2000018582A
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combustion
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microcomputer
timer
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JP10190348A
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Masakuni Kojima
政邦 小島
Kenji Iwasa
憲二 岩佐
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Sanden Corp
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Sanden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御装置に何らかの障害又は異常が生じた場
合に燃焼機器の動作を停止することができる燃焼機器用
制御装置を提供する。 【解決手段】 ワンチップマイコン2を備え、ワンチッ
プマイコン2のROM23に格納された燃焼制御プログ
ラムに基づき燃焼機器の制御を行う燃焼機器用制御装置
において、ワンチップマイコン2のROM23に格納さ
れたマイコン異常検出プログラムに基づきワンチップマ
イコン2の異常を検出可能とし、当該異常が検出されな
かった場合に前記燃焼制御プログラムが実行を開始して
燃焼機器を制御し、異常が検出された場合には前記燃焼
制御プログラムを実行しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石油暖房機や給湯
機などの燃焼機器の動作を制御する燃焼機器用制御装置
に関し、特にワンチップマイコンを備えているものに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】石油暖房機や給湯機等の燃焼機器は、ヒ
ータ、温度センサ、表示部等の各種機器と接続してこれ
らを制御する制御装置を備えており、この制御装置によ
り各種動作を制御されている。この制御装置としては、
燃焼機器の高機能化に安価に対応するとともに、設計や
仕様変更等に容易に対応できるようにワンチップマイコ
ンを備えたものが一般的となっている。ここで、ワンチ
ップマイコンとは、周知のように主演算装置(CP
U)、揮発性メモリ(RAM)、不揮発性メモリ(RO
M)等をワンチップに収めたものである。
【0003】このような制御装置では、燃焼機器を制御
するための燃焼制御プログラムを予め不揮発性メモリ
(ROM)に記録しておき、この燃焼制御プログラムを
実行することにより燃焼機器を制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、一般
的には、燃焼機器だけでなく制御装置に何らかの障害が
あった場合にこの異常を検出して燃焼機器の動作を停止
することができる安全性の高い制御装置の開発が課題と
してあった。この課題を解決するために、従来、いわゆ
るウォッチドッグタイマを備えた制御装置が開発され提
供されていた。この制御装置では、正常時にはワンチッ
プマイコンが一定時間内にウォッチドッグタイマをリセ
ットし、何らかの障害発生によりウォッチドッグタイマ
が一定時間以上リセットされない場合には、ウォッチド
ッグタイマはワンチップマイコンに異常を検出したこと
を通知する。このような構成により異常を検出し、前記
課題を解決していた。
【0005】このウォッチドッグタイマを備えた制御装
置は、前記課題を解決する上でかなり有用であったが、
さらに有用な装置の開発が望まれていた。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、制御装置に何らかの
障害又は異常が生じた場合に燃焼機器の動作を停止する
ことができる燃焼機器用制御装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、主演算装置、揮発性メモリ、
不揮発性メモリ及びタイマ装置をワンチップに収めたワ
ンチップマイコンを備え、前記不揮発性メモリに記録さ
れた燃焼制御プログラムに基づき燃焼機器を制御する燃
焼機器用制御装置において、ワンチップマイコンの各構
成装置の動作異常を検出するマイコン異常検出手段を備
えるとともに、前記ワンチップマイコンは、該マイコン
異常検出手段によりワンチップマイコンの全ての構成装
置が正常であることを検出した後に、燃焼制御プログラ
ムの実行を開始することを特徴とするものを提案する。
【0008】本発明によれば、制御装置を構成するワン
チップマイコンの構成装置に何らかの異常があった場合
には、該異常がマイコン異常検出手段により検出され
る。ワンチップマイコンは、前記マイコン異常検出手段
がワンチップマイコンの構成装置の異常を検出しなかっ
た場合に、その後に燃焼機器を制御する燃焼制御プログ
ラムの実行を開始する。
【0009】また、請求項2の発明では、前記請求項1
記載の燃焼機器用制御装置において、前記マイコン異常
検出手段は、主演算装置のレジスタに試験データを記録
する手段と、レジスタに記録されたデータを読み取る手
段と、レジスタから読み取ったデータと前記試験データ
とを比較する手段と、該比較の結果両データが異なる値
である場合にはレジスタの異常を出力するレジスタ異常
検出手段とを有することを特徴とするものを提案する。
【0010】本発明によれば、ワンチップマイコンに収
められた主演算装置のレジスタに試験データが記録さ
れ、その後に記録したデータが読み取られる。記録した
試験データと読み取られたデータが異なる値である場合
には、当該レジスタに異常があると判断され、マイコン
異常検出手段は当該レジスタの異常を出力する。
【0011】さらに、請求項3の発明では、前記請求項
1又は2何れか1項記載の燃焼機器用制御装置におい
て、前記マイコン異常検出手段は、揮発性メモリに試験
データを記録する手段と、揮発性メモリに記録されたデ
ータを読み取る手段と、揮発性メモリから読み取ったデ
ータと前記試験データとを比較する手段と、該比較の結
果両データが異なる値である場合には揮発性メモリの異
常を出力する揮発性メモリ異常検出手段とを有すること
を特徴とするものを提案する。
【0012】本発明によれば、ワンチップマイコンに収
められた揮発性メモリに試験データが記録され、その後
に記録したデータが読み取られる。記録した試験データ
と読み取られたデータが異なる値である場合には、当該
揮発性メモリに異常があると判断され、マイコン異常検
出手段は当該揮発性メモリの異常を出力する。
【0013】さらに、請求項4の発明では、前記請求項
1〜3何れか1項記載の燃焼機器用制御装置において、
上記不揮発性メモリには、該不揮発性メモリの所定領域
のデータに基づき特定の算出ルールにより算出された算
出データが該所定領域以外の領域に記録されているとと
もに、前記マイコン異常検出手段は、前記所定領域の領
域のデータに基づき前記特定の算出ルールによりデータ
を算出する手段と、該算出データと不揮発性メモリに記
録されている算出データとを比較する手段と、該比較の
結果両データが異なる場合には不揮発性メモリの異常を
出力する不揮発性メモリ異常検出手段とを有することを
特徴とするものを提案する。
【0014】本発明によれば、ワンチップマイコンに収
められた不揮発性メモリの所定領域のデータに基づき特
定の算出ルールによりデータが算出される。この算出デ
ータと、不揮発性メモリに予め記録されている算出デー
タとが異なる値である場合には、当該不揮発性メモリに
異常があると判断され、マイコン異常検出手段は当該不
揮発性メモリの異常を出力する。
【0015】さらに、請求項5の発明では、請求項1〜
4何れか1項記載の燃焼機器用制御装置において、ワン
チップマイコンは、複数のタイマ装置を備え、前記マイ
コン異常検出手段は、一のタイマ装置により所定時間を
計測する手段と、他のタイマ装置により前記一のタイマ
装置の動作時間を計測する手段と、他のタイマ装置によ
り計測した前記動作時間と前記所定時間とを比較する手
段と、該比較の結果両時間が異なる値である場合にはタ
イマ装置の異常を出力するタイマ装置異常検出手段とを
有することを特徴とするものを提案する。
【0016】本発明によれば、一のタイマ装置による所
定時間を計測するのに要した時間が他のタイマ装置によ
り計測される。他のタイマ装置による計測時間が前記所
定時間となっていない場合には、何れかのタイマ装置に
異常があると判断され、マイコン異常検出手段は当該タ
イマ装置の異常を出力する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態にかかる燃
焼機器用制御装置について図1〜図3を参照して説明す
る。図1は燃焼機器用制御装置の概略ブロック図、図2
はワンチップマイコンの概略ブロック図、図3はROM
のアドレス空間を示す図である。
【0018】この燃焼機器用制御装置(以下、単に「制
御装置」という。)1は石油暖房機や給湯機などの燃焼
機器を制御するものであり、図1に示すように、ワンチ
ップマイコン(以下、単に「マイコン」という。)2を
備えたものである。この制御装置1は、マイコン2と各
種機器と接続するための駆動回路及び入力回路を備えて
いる。具体的には、温度表示等を行う表示部41と接続
する表示駆動回路31、ユーザ等により操作される操作
部42と接続する操作部駆動回路32、室温を測定する
室温サーミスタ43と接続するサーミスタ入力回路3
3、バーナの温度により接点が開閉するバーナ温度スイ
ッチ44及び地震等による振動を検知する振動検知スイ
ッチ45と接続するスイッチ入力回路34、バーナ点火
用のヒータ46及びバーナに燃料を供給する燃料ポンプ
47をリレーにより駆動制御するリレー駆動回路35、
バーナ燃焼用の送風機48を駆動制御するための位相制
御回路36及び回転数入力回路37等が、マイコン2に
接続している。なお、ここでは電源系の説明は省略し
た。
【0019】制御装置1のマイコン2は、いわゆるワン
チップマイコンと呼ばれるものであり、図2に示すよう
に、主演算装置であるCPU21、揮発性メモリである
RAM22、不揮発性メモリであるROM23、タイマ
装置である第1タイマ24及び第2タイマ25、前述し
た各種駆動回路等と接続するためのI/O装置26、こ
れらを結ぶアドレスバス27及びデータバス28を備え
たものである。ここでCPU21は、レジスタ部21
a、演算部21b、制御部21cを備えている。レジス
タ部21aには、アキュムレータAccやスタックポイ
ンタ等の各種レジスタが収められている。なお、ここで
は電源系及びクロック系の説明は省略した。
【0020】図3に示すように、ROM23の先頭アド
レスから2バイトの領域23aには、チェック値Cが予
め記録されている。また、ROM23には、前記領域2
3aに引き続き後述するマイコン異常検出プログラムP
1が予め記録されている領域23bと、後述する燃焼制
御プログラムP2が予め記録されている領域23cとが
設けられている。
【0021】前記チェック値Cは、ROM23の所定領
域である前記領域23b及び領域23cに基づいて算出
されたものである。このチェック値Cの算出は、特定の
算出ルールにより行われるが、本実施の形態では、所定
領域の値を足し合わせるいわゆるチェックサム方式によ
り算出された。具体的には、ROM23の前記領域23
b及び23cの値を、桁あふれを無視して全て足し合わ
せた値の下位2バイトをチェック値Cとした。
【0022】この制御装置1は、電源投入時やシステム
リセット時には、ROM23の領域23bに記録された
マイコン異常検出プログラムP1が実行されるように設
定されている。
【0023】次に、この制御装置1の動作について図4
を参照して説明する。図4は制御装置の概略動作を説明
するフローチャートである。
【0024】前述したように、制御装置1は、電源投入
やシステムリセットによりマイコン異常検出プログラム
に基づき動作が開始される。このマイコン異常検出プロ
グラムP1では、まず、制御装置1に接続するヒータ4
6や燃料ポンプ47等の各種機器を停止させた後に処理
をステップS2に移す(ステップS1)。
【0025】次に、マイコン2のCPU21のレジスタ
の一つであるアキュムレータAccのチェックを行う
(ステップS2)。このアキュムレータチェックについ
ては後述する。当該チェックの結果アキュムレータAc
cの異常を検出した場合には処理をステップS10に移
し、異常を検出しなかった場合には処理をステップS4
に移す(ステップS3)。
【0026】次に、マイコン2のRAM22のチェック
を行う(ステップS4)。このRAMチェックについて
は後述する。当該チェックの結果RAM22の異常を検
出した場合には処理をステップS10に移し、異常を検
出しなかった場合には処理をステップS6に移す(ステ
ップS5)。
【0027】次に、マイコン2のROM23のチェック
を行う(ステップS6)。このROMチェックについて
は後述する。当該チェックの結果ROM23の異常を検
出した場合には処理をステップS10に移し、異常を検
出しなかった場合には処理をステップS8に移す(ステ
ップS7)。
【0028】次に、マイコン2の第1タイマ24及び第
2タイマ25のチェックを行う(ステップS8)。この
タイマチェックについては後述する。当該チェックの結
果第1タイマ24又は第2タイマ25の異常を検出した
場合には処理をステップS10に移し、異常を検出しな
かった場合にはマイコン異常検出プログラムP1は終了
し、引き続き燃焼制御プログラムP2に処理を移す(ス
テップS9)。
【0029】前記各種チェックで異常を検出した場合に
は、制御装置1に接続するヒータ46や燃料ポンプ47
等の各種機器を停止させ(ステップS10)、表示部4
1に異常があったことを表示し、この表示状態を維持す
る(ステップS11)。
【0030】以上のステップにより、燃焼装置が電源投
入やシステムリセットされると、制御装置1のチェック
が行われ、制御装置1に異常がない場合には燃焼制御プ
ログラムP2が実行されて燃焼動作が開始される。制御
装置1の異常が検出された場合には、表示器41に当該
異常が表示されるので、燃焼機器のユーザは、当該表示
により燃焼機器に異常が生じたことを認識することがで
きる。また、この場合には、燃焼制御プログラムP2は
実行されないので、燃焼機器の燃焼動作は行われない。
なお、燃焼制御プログラムP2による動作については、
従来用いられているものと変わらないので、ここでは説
明を省略する。
【0031】次に、前記各種チェックについて説明す
る。まず、前記ステップS2のアキュムレータチェック
について図5を参照して説明する。図5はアキュムレー
タチェックを説明するフローチャートである。
【0032】まず、アキュムレータAccに第1試験デ
ータを書き込む(ステップS201)。この第1試験デ
ータとしては$AA(ここで「$」は、16進表記であ
ることを示す。)を書き込む。なお、ここで$AAは、
2進数で表現すれば、10101010という隣り合う
ビットが互いに反転した値である。この後に、アキュム
レータAccの内容と前記第1試験データである$AA
を比較し、等しければ処理をステップS203に移し、
異なる値となっていた場合にはアキュムレータAccに
異常があると判断し、当該異常を出力しチェックを終了
する(ステップS202)。
【0033】次に、アキュムレータAccに第2試験デ
ータを書き込む(ステップS203)。この第2試験デ
ータとしては$55を書き込む。なお、ここで$55
は、2進数で表現すれば、01010101という隣り
合うビットが互いに反転した値であり、第1試験データ
である$AAの各ビットを反転したものである。この後
に、アキュムレータAccの内容と前記第2試験データ
である$55を比較し、等しければ処理をステップS2
05に移し、異なる値となっていた場合にはアキュムレ
ータAccに異常があると判断し、当該異常を出力しチ
ェックを終了する(ステップS204)。
【0034】次に、アキュムレータAccに第3試験デ
ータを書き込む(ステップS205)。この第3試験デ
ータとしては$00を書き込む。この後に、アキュムレ
ータAccの内容と前記第3試験データである$00を
比較し、等しければアキュムレータAccに異常がない
と判断してアキュムレータチェックを終了し、異なる値
となっていた場合にはアキュムレータAccに異常があ
ると判断し、当該異常を出力しチェックを終了する(ス
テップS206)。
【0035】以上のステップによりマイコン2のCPU
21のレジスタの一つであるアキュムレータAccに異
常があるか否かをチェックすることができる。
【0036】次に、前記ステップS4のRAMチェック
について図6を参照して説明する。図6はRAMチェッ
クを説明するフローチャートである。
【0037】まず、RAM22の最初の偶数アドレスに
第1試験データとして$AAを、最初の奇数アドレスに
第2試験データとして$55を記録する(ステップS3
01)。この後に、RAM22の当該偶数アドレスの内
容と前記第1試験データである$AAを比較するととも
に、当該奇数アドレスの内容と前記第2試験データであ
る$55を比較し、何れか一方又は両方が異なる値とな
っていた場合にはRAM22に異常があると判断して当
該異常を出力しチェックを終了する(ステップS30
2)。当該ステップS301及びS302の処理はRA
M22の全領域について行う(ステップS303)。
【0038】次に、RAM22の最初の偶数アドレスに
第1試験データとして$55を、最初の奇数アドレスに
第2試験データとして$AAを記録する(ステップS3
04)。この後に、RAM22の当該偶数アドレスの内
容と前記第1試験データである$55を比較するととも
に、当該奇数アドレスの内容と前記第2試験データであ
る$AAを比較し、何れか一方又は両方が異なる値とな
っていた場合にはRAM22に異常があると判断して当
該異常を出力しチェックを終了する(ステップS30
5)。当該ステップS304及びS305の処理はRA
M22の全領域について行う(ステップS306)。
【0039】次に、RAM22の最初の偶数アドレスに
第1試験データとして$00を、最初の奇数アドレスに
第2試験データとして$00を記録する(ステップS3
07)。この後に、RAM22の当該偶数アドレスの内
容と前記第1試験データである$00を比較するととも
に、当該奇数アドレスの内容と前記第2試験データであ
る$00を比較し、何れか一方又は両方が異なる値とな
っていた場合にはRAM22に異常があると判断して当
該異常を出力しチェックを終了する(ステップS30
8)。当該ステップS307及びS308の処理はRA
M22の全領域について行う(ステップS309)。
【0040】以上のステップによりマイコン2のRAM
22に異常があるか否かをチェックすることができる。
また、試験データとして$55と$AAを交互に書き込
むことでマイコン2のデータバス28に結成異常がある
か否かもチェックすることができる。なお、ステップS
307〜S309によりRAM22の全領域に$00が
書き込まれるので、これにより当該領域の初期化を兼ね
たものとなる。
【0041】次に、前記ステップS6のROMチェック
について図7を参照して説明する。図7はROMチェッ
クを説明するフローチャートである。
【0042】まず、RAM22におけるワークエリアで
ある算出結果エリアaに$0000を代入して初期化す
る(ステップS401)。ここで、この算出結果エリア
aは2バイトの領域である。また、CPU21のレジス
タの一つにROMチェックを行う所定領域の先頭アドレ
スを代入する(ステップS402)。本実施の形態で
は、ROM23の前記領域23b及び23cのチェック
を行うので、該領域23bの先頭アドレスである。
【0043】次に、当該レジスタにより参照されるRO
M23の値を取り出し(ステップS403)、当該値を
前記算出エリアaに足し合わせる(ステップS40
4)。ここで、前記レジスタがROM領域の最終アドレ
スを示していたら処理をステップS408に移す(ステ
ップS405)。未だ、最終アドレスとなっていない場
合には、当該レジスタの値に1を加算する(ステップS
406)。この後に、一度ROMの先頭アドレスデータ
を読み出す処理をしてから処理をステップS403に移
す(ステップS407)。
【0044】次に、前記レジスタがROM領域の最終ア
ドレスを示していたら、算出結果エリアaの内容とRO
M23の領域23aに記録されているチェック値Cとを
比較し、等しければROM23に異常がないと判断して
ROMチェックを終了し、異なる値となっていた場合に
はROMに異常があると判断し、当該異常を出力しチェ
ックを終了する(ステップS408)。
【0045】以上のステップによりマイコン2のROM
23に異常があるか否かをチェックすることができる。
また、前記ステップS407において、特定のアドレス
を一度読み出しているので、マイコン2のアドレスバス
27に結線異常があるか否かもチェックすることができ
る。
【0046】次に、前記ステップS8のタイマチェック
について図8を参照して説明する。図8はタイマチェッ
クを説明するフローチャートである。
【0047】まず、第1タイマ24に値Xをセットする
(ステップS501)。次いで、第2タイマ25に値X
+αをセットする(ステップS502)。この後に、第
1タイマ24をスタートさせる(ステップS503)。
直後に第2タイマ25もスタートさせる(ステップS5
04)。ここで、第1タイマ24及び第2タイマ25の
動作は、タイマのスタートによりセットされた値を減少
させていき値がゼロとなった時に計時終了とするもので
ある。
【0048】次に、第1タイマ24が終了するまで待機
し、終了したら第2タイマ25を停止させる(ステップ
S505、S506)。ここで、第2タイマ25にセッ
トされている値と前記αとを比較し、等しければ第1タ
イマ24及び第2タイマ25に異常がないと判断してタ
イマチェックを終了し、異なる値となっていた場合には
第1タイマ24又は第2タイマ25に異常があると判断
し、当該異常を出力しチェックを終了する(ステップS
507)。
【0049】以上のステップによりマイコン2の第1タ
イマ24又は第2タイマ25に異常があるか否かをチェ
ックすることができる。
【0050】このように本実施の形態にかかる制御装置
によれば、制御装置を構成するワンチップマイコン2の
CPU21、RAM22、ROM23、第1タイマ2
4、第2タイマ25に何らかの異常があった場合には、
該異常が検出される。ワンチップマイコン2は、当該異
常を検出しなかった場合に、その後に燃焼機器を制御す
る燃焼制御プログラムP2の実行を開始する。すなわ
ち、本実施の形態にかかる制御装置では、当該制御装置
に何らかの障害又は異常が生じた場合には燃焼機器の動
作を行わないものとなり、より安全な燃焼機器を提供す
ることができる。
【0051】なお、本実施の形態では、RAM22等に
書き込む試験データとして、主に$AAと$55を用い
たが、他の値であっても良い。また、ROM23のチェ
ックとしていわゆるチェックサム方式を用いたが、他の
算出ルール(関数)を用いても良い。さらに、本実施の
形態では、タイマ装置を2個備えたものとしたが、3個
以上であってもよい。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
制御装置を構成するワンチップマイコンの構成装置に何
らかの異常があった場合には、該異常がマイコン異常検
出手段により検出される。ワンチップマイコンは、前記
マイコン異常検出手段がワンチップマイコンの構成装置
の異常を検出しなかった場合に、その後に燃焼機器を制
御する燃焼制御プログラムの実行を開始する。すなわ
ち、本発明の燃焼機器用制御装置では、当該制御装置に
何らかの障害又は異常が生じた場合には燃焼機器の動作
を行わないものとなり、より安全な燃焼機器を提供する
ことができる。
【0053】特に、請求項2〜請求項5の発明によれ
ば、それぞれワンチップマイコンのレジスタ、揮発性メ
モリ、不揮発性メモリ、タイマ装置の異常を確実に検知
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃焼機器用制御装置の概略ブロック図
【図2】ワンチップマイコンの概略ブロック図
【図3】ROMのアドレス空間を示す図
【図4】制御装置の概略動作を説明するフローチャート
【図5】アキュムレータチェックを説明するフローチャ
ート
【図6】RAMチェックを説明するフローチャート
【図7】ROMチェックを説明するフローチャート
【図8】タイマチェックを説明するフローチャート
【符号の説明】
1…燃焼機器用制御装置、2…ワンチップマイコン、2
1…CPU、22…RAM、23…ROM、24…第1
タイマ、25…第2タイマ、26…I/O装置、27…
アドレスバス、28…データバス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主演算装置、揮発性メモリ、不揮発性メ
    モリ及びタイマ装置をワンチップに収めたワンチップマ
    イコンを備え、前記不揮発性メモリに記録された燃焼制
    御プログラムに基づき燃焼機器を制御する燃焼機器用制
    御装置において、 ワンチップマイコンの各構成装置の動作異常を検出する
    マイコン異常検出手段を備えるとともに、 前記ワンチップマイコンは、該マイコン異常検出手段に
    よりワンチップマイコンの構成装置が正常であることを
    検出した後に、燃焼制御プログラムの実行を開始するこ
    とを特徴とする燃焼機器用制御装置。
  2. 【請求項2】 前記マイコン異常検出手段は、主演算装
    置のレジスタに試験データを記録する手段と、レジスタ
    に記録されたデータを読み取る手段と、レジスタから読
    み取ったデータと前記試験データとを比較する手段と、
    該比較の結果両データが異なる値である場合にはレジス
    タの異常を出力するレジスタ異常検出手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の燃焼機器用制御装置。
  3. 【請求項3】 前記マイコン異常検出手段は、揮発性メ
    モリに試験データを記録する手段と、揮発性メモリに記
    録されたデータを読み取る手段と、揮発性メモリから読
    み取ったデータと前記試験データとを比較する手段と、
    該比較の結果両データが異なる値である場合には揮発性
    メモリの異常を出力する揮発性メモリ異常検出手段とを
    有することを特徴とする請求項1又は2何れか1項記載
    の燃焼機器用制御装置。
  4. 【請求項4】 上記不揮発性メモリには、該不揮発性メ
    モリの所定領域のデータに基づき特定の算出ルールによ
    り算出された算出データが該所定領域以外の領域に記録
    されているとともに、 前記マイコン異常検出手段は、前記所定領域の領域のデ
    ータに基づき前記特定の算出ルールによりデータを算出
    する手段と、該算出データと不揮発性メモリに記録され
    ている算出データとを比較する手段と、該比較の結果両
    データが異なる場合には不揮発性メモリの異常を出力す
    る不揮発性メモリ異常検出手段とを有することを特徴と
    する請求項1〜3何れか1項記載の燃焼機器用制御装
    置。
  5. 【請求項5】 ワンチップマイコンは、複数のタイマ装
    置を備え、 前記マイコン異常検出手段は、一のタイマ装置により所
    定時間を計測する手段と、他のタイマ装置により前記一
    のタイマ装置の動作時間を計測する手段と、他のタイマ
    装置により計測した前記動作時間と前記所定時間とを比
    較する手段と、該比較の結果両時間が異なる値である場
    合にはタイマ装置の異常を出力するタイマ装置異常検出
    手段とを有することを特徴とする請求項1〜4何れか1
    項記載の燃焼機器用制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8707753B2 (en) 2008-12-26 2014-04-29 Omron Healthcare Co., Ltd. Weight measuring device

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