JP2000018187A - 磁力駆動ポンプのバックケーシングおよびその 成形方法 - Google Patents

磁力駆動ポンプのバックケーシングおよびその 成形方法

Info

Publication number
JP2000018187A
JP2000018187A JP10201283A JP20128398A JP2000018187A JP 2000018187 A JP2000018187 A JP 2000018187A JP 10201283 A JP10201283 A JP 10201283A JP 20128398 A JP20128398 A JP 20128398A JP 2000018187 A JP2000018187 A JP 2000018187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back casing
pump
cylindrical
resin material
magnetically driven
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10201283A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruhiko Morikawa
晴彦 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANSO ELEC Manufacturing
Sanso Electric Co Ltd
Original Assignee
SANSO ELEC Manufacturing
Sanso Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SANSO ELEC Manufacturing, Sanso Electric Co Ltd filed Critical SANSO ELEC Manufacturing
Priority to JP10201283A priority Critical patent/JP2000018187A/ja
Publication of JP2000018187A publication Critical patent/JP2000018187A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マグネットポンプやダイレクトドライブポン
プのバックケーシングにウエルドやガススポットが生じ
ない、安定した強度のものを作ることにある。 【解決手段】 マグネットポンプやダイレクトドライブ
ポンプの磁力駆動ポンプのバックケーシング1の鍔部7
の背面に補強用に配設される軸対称のリブを削除すると
ともに、円筒状のケーシング本体2の上周部から上面部
にかけての断面を漸次拡大する楔形状としている。成形
するにあっては、ダイレクトポンプの羽根車を内装し
て、磁力駆動部側と隔壁するバックケーシング1の円筒
状の底面3の中央部から樹脂材4を流入し、円筒状のケ
ーシング本体2の側周面を流動していって、背面にリブ
のない平板状の鍔部7を、軸対称状に広がっていって成
形し、さらにその外周面部の固定部を成形していくもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプ分野におけ
るマグネットポンプやダイレクトドライブポンプ磁力駆
動ポンプのバックケーシングおよびその成形方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】マグネットポンプやダイレクトドライブ
ポンプの磁力駆動ポンプは、ポンプの羽根車の回転体と
モータの磁力駆動部とを隔壁するバックケーシングを配
設して、このバックケーシングに羽根車の回転体を内装
し、バックケーシングの外側に磁石回転体やコイル巻線
体を配設して羽根車を回転駆動するようにしている。
【0003】このバックケーシング10は、図5、図6
のように所要の深さの円筒体としていて、この上端部の
ポンプ部とモータ部とで挾着するフランジ部11の内側
部には軸対称状に多数の補強用のリブ12をに突設し、
圧力容器としての機能面から十分な強度を保持できるよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記バック
ケーシング10を樹脂で成形するのに、所要のキャビテ
ィを設けた金型に複数個所のピンゲートを設け、この複
数個所のピンゲートから所定の樹脂材を流動しているも
のであった。
【0005】そのため、バックケーシング10の成形品
にウエルド部が発生するものであり、又たとえ1点のゲ
ートで樹脂材を流入したとしても、図5、図6のように
樹脂の流れがリブにショートカットするコース(A)
と、リブ12の無い部分を遠回りするコース(B)に別
れ、これらのコースの合流部にガススポットが生じるも
のであった。
【0006】このように圧力容器であるバックケーシン
グにウエルド部やガススポット部が発生すると、これら
の部分は強度が弱くなり、長くポンブを使用している間
の温度によるヒートサイクルやポンプ圧力等の要因で割
れが生じる場合があった。
【0007】特に、ガススポット部は、成形途中のため
にガスの逃げ場が無く、強度面で上記の問題が生じやす
いものであった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、マグ
ネットポンプやダイレクトドライブポンプの磁力駆動ポ
ンプの羽根車を内装して、磁力駆動部側と隔壁するバッ
クケーシングであって、上記バックケーシングの鍔部の
背面に補強用に配設される軸対称のリブを削除するとと
もに、円筒状のバックケーシング本体の上周部から上面
部にかけての断面を漸次拡大する楔形状とすることを特
徴とする磁力駆動ポンプのバックケーシング、およびバ
ックケーシングの円筒状の底面の中央部の一か所から樹
脂材を流入して成形することを特徴とする磁力駆動ポン
プのバックケーシングの成形方法を提供するにある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の磁力駆動ポンプのバック
ケーシングおよびその成形方法は、マグネットポンプや
ダイレクトドライブポンプの磁力駆動ポンプの羽根車を
内装して、磁力駆動部側と隔壁するバックケーシングで
あって、上記バックケーシングの鍔部の背面に補強用に
配設される軸対称のリブを削除するとともに、円筒状の
バックケーシング本体の上周部から上面部にかけての断
面を漸次拡大する楔形状とすることを特徴としている。
【0010】磁力駆動ポンプのバックケーシング1は、
図1、図2のもので、図3のように円筒状のバックケー
シング本体2の底面3の外側中央部に対応する1個所か
ら所定の樹脂材4を金型5を介して投入し、この一か所
のゲート6から所定の圧力で流量制御して流入してい
き、バックケーシング本体2の円筒部分を均等状に流動
して成形していくようにしている。
【0011】そして、図1、図2のようにバックケーシ
ング本体2の下周部は、従来のようにできるだけ薄肉状
とし、バックケーシング本体2の上周部から上面部にか
けての断面を外側へ漸次拡大する楔形状に樹脂材4を流
入して強度を高めるようにしている。
【0012】また、バックケーシング1の上面部の鍔部
7の背面には、従来の図5、図6のような補強用のリブ
をなくし、上記バックケーシング本体2の上部の肉厚と
同一またはほぼ同一の肉厚として、圧力容器としての機
能を十分に果たせるようにしている。
【0013】このリブをなくした鍔部7とすることによ
って、樹脂材4を従来のようにガススポット部を発生し
ないように流入でき、製品の品質を改良できて十分に耐
久性を高めることができる。
【0014】この鍔部7の外周部については、従来と同
じように図1、図2のように所要のフランジ状の固定部
とし、従来のマグネットポンプやダイレクトドライブポ
ンプにも交換できて組立てられるようにしている。
【0015】なお、バックケーシング1の上周の鍔部7
の構造としては、図4(a)、(b)のように背面を断
面円弧状や台形状にそうような断面として強度を向上さ
せるようにすることもできる。
【0016】
【実施例】図3のようにバックケーシング1の底面中央
部に該当する金型5の1個所から溶融したポリイミドの
樹脂材4を10Kgf/cm2 の圧力で流入し、圧力が
所定圧よりも低くなれば樹脂材4の流入量を多くし、圧
力が所定圧よりも高くなれば樹脂材4の流入量を少なく
して金型2のパート面に設けたガス抜きから外部へガス
を抜きながらバックケーシング1を成形した。
【0017】その結果、成形品にはウエルドが全く発生
せず、かつ鍔部でのガススポットも一切発生せず、満足
のいくものが成形できた。
【0018】上記では、ダイレクトゲートとして金型か
ら樹脂材を流入したが、ピンゲートすることもできるも
のである。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明にあっては、マグネ
ットポンプやダイレクトドライブポンプのバックケーシ
ングにウエルドやガススポットが一切ないもので、かつ
鍔部の背面にリブがなくても圧力容器として十分な強度
を保持できる。
【0020】特に、バックケーシングの底面の中央部の
1個所から樹脂材を均等状に流入して、ウエルドや鍔部
にガススポットのないバックケーシングを成形できる。
【0021】また、ガスの発生しやすい樹脂材でバック
ケーシングを成形する場合に、ガススポットを生じなく
できるため有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側断面図、
【図2】同上の指面図、
【図3】同上の成形説明用断面図
【図4】同上の部の他の実施例の断面図(a)、
(b)、
【図5】従来例の側断面図、
【図6】同上の断面図。
【符号の説明】
1…バックケーシング 2…バックケーシング本体
3…底面 4…樹脂材 5…金型
7…鍔部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネットポンプやダイレクトドライブ
    ポンプの磁力駆動ポンプの羽根車を内装して、磁力駆動
    部側と隔壁するバックケーシングであって、上記バック
    ケーシングの鍔部の背面に補強用に配設される軸対称の
    リブを削除するとともに、円筒状のバックケーシング本
    体の上周部から上面部にかけての断面が漸次拡大する楔
    形状としたことを特徴とする磁力駆動ポンプのバックケ
    ーシング。
  2. 【請求項2】 マグネットポンプやダイレクトドライブ
    ポンプの磁力駆動ポンプの羽根車を内装して、磁力駆動
    部側と隔壁するバックケーシングの成形方法であって、 バックケーシングの円筒状の底面の中央部の一か所から
    樹脂材を流入し、円筒状のバックケーシング本体の側周
    面を流動していって、背面にリブのない平板状の鍔部を
    軸対称状に広がっていって成形し、その外周面部の固定
    部を成形していくことを特徴とする磁力駆動ポンプのバ
    ックケーシングの成形方法。
  3. 【請求項3】 円筒状のバックケーシング本体の上周部
    から上面部にかけての断面を漸次拡大する楔形状に成形
    するとともに、鍔部の背面にリブがなく、上記バックケ
    ーシング本体の上面部の肉厚と鍔部の肉厚とを同一に成
    形する請求項2に記載の磁力駆動ポンプのバックケーシ
    ングの成形方法。
JP10201283A 1998-06-30 1998-06-30 磁力駆動ポンプのバックケーシングおよびその 成形方法 Pending JP2000018187A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10201283A JP2000018187A (ja) 1998-06-30 1998-06-30 磁力駆動ポンプのバックケーシングおよびその 成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10201283A JP2000018187A (ja) 1998-06-30 1998-06-30 磁力駆動ポンプのバックケーシングおよびその 成形方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000018187A true JP2000018187A (ja) 2000-01-18

Family

ID=16438412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10201283A Pending JP2000018187A (ja) 1998-06-30 1998-06-30 磁力駆動ポンプのバックケーシングおよびその 成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000018187A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008054037A1 (de) * 2008-10-30 2010-05-06 Bühler Motor GmbH Geräuscharme Kreiselpumpe
KR101829158B1 (ko) * 2013-12-05 2018-02-13 클라우스 유니온 게엠베하 앤드 씨오. 카게 캔 및 캔 제조 방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008054037A1 (de) * 2008-10-30 2010-05-06 Bühler Motor GmbH Geräuscharme Kreiselpumpe
US8398384B2 (en) 2008-10-30 2013-03-19 Bühler Motor GmbH Low-noise rotary pump having a press-fit stator using split-core ribs and housing ribs
DE102008054037B4 (de) * 2008-10-30 2013-05-16 Bühler Motor GmbH Geräuscharme Kreiselpumpe
KR101829158B1 (ko) * 2013-12-05 2018-02-13 클라우스 유니온 게엠베하 앤드 씨오. 카게 캔 및 캔 제조 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5670108A (en) Method of molding a plastic vessel having a flash trap
US20060125150A1 (en) Plastic receptacle for domestic washing machines
JP2000018187A (ja) 磁力駆動ポンプのバックケーシングおよびその 成形方法
JPH09276997A (ja) 熱間回転用タンディッシュのノズル−羽口構造
US2821378A (en) Tapping device for molten metals
JPH07284914A (ja) 高温容器の蓋
US1258209A (en) Ingot-mold.
US6076249A (en) Method of making a tube for use in a vibratory finishing machine
JPH09164595A (ja) 合成樹脂製部材の溶接構造
JPH0435644Y2 (ja)
JPH06105499A (ja) 回転電機用軸受ブラケット
JPH04274864A (ja) ガス吹き込みノズル
JPS5870946A (ja) 水平連鋳機の鋳型装置
JPH11176633A (ja) ハーネスの引き出し部構造
JP2000288721A (ja) 鋳造用単孔ノズル
JP2003326369A (ja) ウェルドナット
JPH10206027A (ja) コールドクルーシブル誘導溶解ルツボ
JPH105942A (ja) 連続鋳造用一体型浸漬ノズル
KR20160135594A (ko) 연속주조 턴디쉬용 스타트 튜브
JPH0155034B2 (ja)
JP2004268106A (ja) ガス吹込み用上プレートのガス洩れ防止構造
JP3856180B2 (ja) 簡易取鍋精錬装置用浸漬管
JPH0742053Y2 (ja) 空気調和機用エアフィルタ
JP2006061949A (ja) 鋳造装置用ラドル
JP2006272436A (ja) スライドゲートプレート及びその再生方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050404

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080729

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081225

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090310