JP2000015462A - 摩擦圧接部材およびその製造方法 - Google Patents

摩擦圧接部材およびその製造方法

Info

Publication number
JP2000015462A
JP2000015462A JP18948198A JP18948198A JP2000015462A JP 2000015462 A JP2000015462 A JP 2000015462A JP 18948198 A JP18948198 A JP 18948198A JP 18948198 A JP18948198 A JP 18948198A JP 2000015462 A JP2000015462 A JP 2000015462A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
friction welding
cast iron
graphite cast
female
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18948198A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohisa Ogata
智寿 小方
Katsuhiko Kojo
勝彦 古城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP18948198A priority Critical patent/JP2000015462A/ja
Publication of JP2000015462A publication Critical patent/JP2000015462A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高強度接合の摩擦圧接部材およびその製造方
法を提供すること。 【解決手段】 本発明の摩擦圧接部材は、球状黒鉛鋳鉄
部材と鋼部材の端面、および素材において直径0.04
〜0.5mmの間隙を形成した側面ともに摩擦圧接によ
り金属的に接合された摩擦圧接部材であって、前記球状
黒鉛鋳鉄部材と鋼部材の接合部を挟んで引張試験をした
とき、前記接合部の破断強度が、前記接合部より0.1
mm以上離れた前記球状黒鉛鋳鉄の破断強度よりも大き
いことを特徴とする。このために、球状黒鉛鋳鉄材の機
械的性質を用いてナックルスピンドルなどの強度部材を
製造することができる。その製造方法は、雌部材を準備
する工程、雄部材を準備する工程、前記雌雄両部材を相
対回転しつつ、嵌合、端面接触して摩擦発熱する工程、
前記雌雄部材の嵌合部の間隙を無くして、接合する工
程、を含むことで、圧接部を強固に金属的に接合させ、
全長の寸法変化を少なく、バリを少なくして製造でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は摩擦圧接部材および
その製造方法に関し、より詳しくは、球状黒鉛鋳鉄部材
と鋼部材との端面と当接面、および外径と内径を接合す
ることで、接合部の破断強度を球状黒鉛鋳鉄の破断強度
よりも大きくすることで、強度部材に適用でき、全長の
寸法変化が少なく、かつバリの発生を少なくできる摩擦
圧接部材およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】金属材料を接合する方法として、突き合
せ方向に加圧しながら相対的に回転させ、突き合せ面お
よびその近傍に発生する摩擦熱により金属を軟化させて
接合する摩擦圧接が知られている。摩擦圧接は、通常、
突き合せ面が十分に接触し、その突き合せ面が突き合せ
方向に対し略直角として行われる。そして、突き合せ面
に平行に働く力に対しては強度的に弱くなりやすい。こ
のため、通常の突き合せ摩擦圧接では、引張り、圧縮、
曲げ、せん断などの複雑な応力が作用する強度部材とす
ることは難しい。
【0003】ところで、複雑形状に成形できる球状黒鉛
鋳鉄材を用いて、摩擦圧接によって強度部材を得ようと
種々の提案がなされている。例えば、特開平4−231
183号公報では、構造用炭素鋼材料から作られたエン
ドパイプと球状黒鉛鋳鉄材料であるハウジング本体とを
摩擦圧接して、自動車用アクスルハウジングを製作する
開示がある。この特開平4−231183号公報には、
摩擦圧力を20〜40MPaと低く、摩擦時間を60〜
120秒と長くして、接合部を中心とする温度勾配を緩
やかにすることで、接合部にマルテンサイトおよびセメ
ンタイトとなる組織が析出するのを防止し、さらに黒鉛
を接合部から消失させる記載がある。また、アプセット
圧力を80〜140MPaと大きく、アプセット時間を
6〜10秒と短くして、大きな接合強度にできるとの記
載がある。
【0004】また、特開平5−23874号公報には、
図9に示すように、球状黒鉛鋳鉄製アクスルハウジング
本体12と、例えばS43C材などの炭素鋼製アクスル
エンドパイプ13を接合する開示がある。すなわち、球
状黒鉛鋳鉄製アクスルハウジング本体12の接合端部1
2aに、凸状のテーパ面12bに形成し、相手材である
炭素鋼製アクスルエンドパイプ13の接合端部13b
に、凹状テーパ面13bに形成して摩擦圧接すること
で、接合強度の向上と共に軽量化が図れるとしている。
なお、図9において、Aは炭素鋼製アクスルエンドパイ
プ13の移動方向、またBは回転方向である。
【0005】一方、特開平9−122935号公報に
は、図10および図11に示すように、アルミと鉄との
摩擦圧接の開示がある。図10はアルミと鉄との摩擦圧
接部材の断面図である。アルミ体14に熱処理を施して
その強度を鉄系軸15に近付けた後、両者を押し付けな
がら相対回転させ、接合面16の酸化膜を除去しながら
活性面同士を金属間結合させている。従来のスクリュー
圧縮機のロータでは、アルミ体14に鉄系軸15が貫通
する構造のため、コスト低減のネックとなっていたが、
これを、穴を形成することを無くして低コストとし、ま
た、鋳ぐるみのようにアルミ体14と鉄系軸15との接
合部16の線膨脹係数を合わせる必要を無くして、アル
ミ体14と鉄系軸15とを結合して、ロータ17の軽量
化を図ろうとしている。また、図11には、ロータ11
bに、Alニアネット品14とFe軸15との接合面積
を拡大するため、Alニアネット品14の端面にあらか
じめ円錐状の窪み部18または球面状の窪み部19を形
成しておき、その窪み部18、19にFe軸15の凸部
20または球面状の凸部21を押しつけながら回転さ
せ、摩擦圧接する開示もある。
【0006】さらに、特開平8−243764号公報に
は、図12および図13に示すように、テーパ面状の凹
部33を形成した母材31と、テーパ面状の凸部37を
形成した母材35とを相対回転させ、凹部33に凸部3
7の先端を突き合わせて加圧して摩擦圧接する開示があ
る。互いのテーパ面33a、37aを異なる傾斜角度と
することでテーパ面同士で挟まれて形成される間隙に、
溶融した母材の一部を収容し、凹部33以外の一方の母
材31の接合端面31aと、凸部37以外の他方の母材
35の接合端面35aとを当接させることにより、接合
終了時の位置決めが行えるとしている。なお図12にお
いて、αは鉄パイプ31のテーパ面33aと回転軸aと
のなす角度、またβは凸部37のテーパ面37aと回転
軸aとのなす角度である。
【0007】特開平8−243764号公報を、図13
に基づきさらに具体的に説明する。摩擦圧接装置に鉄パ
イプ31とフランジ35とを固定し、それぞれ回転軸a
で相対回転させると共に、鉄パイプ31の凹部33とフ
ランジ35の凸部37とを所定の加圧力で突き合わせて
摩擦発熱させ、突き合せ面近傍の母材43部分を溶融さ
せている。同時に鉄パイプ31とフランジ35とを加圧
方向に移動し、溶けた母材43の一部43aを鉄パイプ
31の内側空間45に押し出している。
【0008】そして、突き合わせ面近傍の母材43が溶
融され、フランジ35が加圧方向へ移動されると、溶融
部の外側には凹部33のテーパ面33aと凸部37のテ
ーパ面37aとに挟まれた断面三角形状の隙間47が形
成される。この隙間47には遠心力によって溶融部から
外側に流れた母材43の残りの部分43bが流れ込む。
従って、間隙47の体積を、溶融される母材43の体積
より大きく設定すれば、溶けた母材43は隙間43内に
全て収容されることになり、接合部外側への流出がなく
なる。また、隙間47は溶融部から流れ出た母材43b
により埋められ、この母材43bによっても接合され
る。従来では除去対象であったバリが有効に利用できる
ことから、接合後にバリを削除する作業が不要となり、
溶融量を従来に比べて少なくすることができ、これによ
って圧接時間を短縮することができるとしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述のとおり、突き合
せ面が突き合せ方向に対してほぼ直角として行われてい
る摩擦圧接では、突き合せ面に平行に働く力に対しては
強度的に弱くなりやすく、引張り、圧縮、曲げ、せん断
などの複雑な応力が作用する強度部材とすることは難し
い。前記特開平4−231183号公報に開示の、構造
用炭素鋼材料から作られたエンドパイプと球状黒鉛鋳鉄
材料であるハウジング本体とを端面同士を摩擦圧接する
技術、また、前記特開平5−23874号公報に開示
の、球状黒鉛鋳鉄製アクスルハウジング本体と炭素鋼製
アクスルエンドパイプの接合端部を凹凸テーパ面形状に
形成して、摩擦圧接する技術は、接合強度の向上を図ろ
うとしているが、まだまだ強度部材に適用するのは難か
しい。また、前記特開平9−122935号公報に開示
の技術も、アルミと鉄との摩擦圧接による面接合であ
り、強度部材に適用するのは難しい。さらに、前記特開
平8−243764号公報に開示の技術では、間隙内に
溶融部が完全に充填されていない場合には空隙が存在
し、この空隙が応力集中の起点となるおそれがあり、強
度部材への適用を図るには、曲げやせん断に対する接合
強度を向上する必要がある。
【0010】本発明の課題は、摩擦圧接で両部材の端面
および側面ともに接合して接合面を増やすことにより、
より詳細には、球状黒鉛鋳鉄部材と鋼部材との端面と当
接面、および外径と内径を接合することで、接合部の破
断強度を球状黒鉛鋳鉄の破断強度よりも大きくして、強
度部材にも適用でき、全長の寸法変化が少なく、かつ、
バリの発生を少なくできる摩擦圧接部材およびその製造
方法を得ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、球状黒鉛
鋳鉄部材と鋼部材との端面と当接面に加えて、外径と内
径をも接合できないか鋭意研究した。その結果、内径と
その内径内に当接面を形成した雌部材と、この雌部材の
内径に、適正な間隙を持ち嵌合すると共に雌部材の当接
面にする端面を形成した雄部材とを準備して、この雌部
材と雄部材を相対回転しつつ嵌合させ、雌部材の当接面
と雄部材の端面を接触して摩擦発熱することで、端面と
当接面の圧接面に加えて、熱膨張により外径と内径の嵌
合部をも良好に接合でき、接合部の破断強度を球状黒鉛
鋳鉄の破断強度よりも大きくなり、自動車用懸架装置の
ひとつであるナックルスピンドルなどの強度部材にも適
用できるとの知見を得て本発明に想到した。
【0012】すなわち、第1発明の摩擦圧接部材は、球
状黒鉛鋳鉄部材と鋼部材の端面、および素材において直
径0.04〜0.5mmの間隙を形成した側面ともに摩
擦圧接により金属的に接合された摩擦圧接部材であっ
て、前記球状黒鉛鋳鉄部材と鋼部材の接合部を挟んで引
張試験したとき、前記接合部の破断強度が、前記接合部
より0.1mm以上離れた前記球状黒鉛鋳鉄の破断強度
よりも大きいことを特徴とする。好ましくは、球状黒鉛
鋳鉄部材からなる雌部材と、鋼部材からなる雄部材の端
面、および素材において直径0.04〜0.5mmの間
隙を形成した側面ともに摩擦圧接により金属的に接合さ
れた摩擦圧接部材であって、前記接合部の破断強度が、
前記接合部より0.1mm以上離れた前記球状黒鉛鋳鉄
の破断強度よりも大きいことを特徴とする。そして、前
記鋼部材が構造用炭素鋼または合金鋼であることを特徴
とする。また、摩擦圧接部材がナックルスピンドルであ
ることを特徴とする。
【0013】次に第2発明は、球状黒鉛鋳鉄部材と鋼部
材とを接合する摩擦圧接部材の製造方法において、
(1)前記球状黒鉛鋳鉄部材と鋼部材の一方に、内径と
その内径内に当接面を形成した雌部材を準備する工程、
(2)前記雌部材の内径に間隙を持ち嵌合すると共に前
記雌部材の当接面に当接できる端面を形成した雄部材を
準備する工程、(3)前記雌部材と前記雄部材を相対回
転しつつ、前記雌部材の内径と前記雄部材の外径を嵌合
すると共に、前記雌部材の当接面と前記雄部材の端面を
接触して摩擦発熱する工程、(4)前記雌部材の内径と
前記雄部材の外径との嵌合部の間隙を無くして、前記雌
部材の内径と前記雄部材の外径を接合する工程、を含む
ことを特徴とする。
【0014】また、前記雌部材の内径と前記雄部材の外
径の嵌合部の接合は、前記雌部材の当接面と前記雄部材
の端面との摩擦発熱により、少なくとも一方の部材が熱
膨張して間隙を埋め、嵌合部が摩擦発熱することにより
行われることを特徴とする。また、前記間隙が、直径で
0.04mm〜0.5mmであるか、直径の0.1%〜
1.5%であることを特徴とする。
【0015】以下、本発明における摩擦圧接合条件の限
定理由について説明する。 (1)球状黒鉛鋳鉄部材と鋼部材の端面および側面とも
に摩擦圧接複雑形状部を球状黒鉛鋳鉄材で、単純形状部
を鋼部材で形成し、端面および側面ともに摩擦圧接する
ことで、あらゆる形状の強度部材を得ることができる。 (2)接合部の破断強度が、接合部より0.1mm以上
離れた球状黒鉛鋳鉄の破断強度よりも大接合部の破断強
度が、接合部より0.1mm以上離れた球状黒鉛鋳鉄の
破断強度よりも大であれば、球状黒鉛鋳鉄材の機械的性
質を用いて強度部材とすることができる。 (3)間隙が直径で0.04mm〜0.5mm、または
間隙が内径または外径の0.1%〜1.5% 通常の突き合せ摩擦圧接では、摩擦により発生した摩擦
熱が空気中に放散されてしまうが、嵌合部の間隙で発熱
部が覆われているため、当接面と端面の摩擦発熱は十分
に保持され、間隙内の周辺の温度も上昇する。間隙が、
直径で0.04mm以上または直径の0.1%以上で、
雌部材の当接面と雄部材の端面との摩擦発熱が、雌部材
の内径および雄部材の外径に伝えられる。そして雌部材
の内径および雄部材の外径が熱膨張することで、内径と
外径の間隙が少なくなり接触して摩擦発熱する。しか
し、間隙が、直径で0.04mm未満または直径の0.
1%未満では、内径と外径を嵌合させることが難しい。
一方、間隙が直径で0.5mmを越えるか、または間隙
が内径または外径の1.5%を越えると、雌部材の当接
面と雄部材の端面との摩擦発熱が、雌部材の内径および
雄部材の外径に伝える熱量が少なくなる。したがって、
間隙が、直径で0.04mm〜0.5mm、または直径
比で0.1%〜1.5%とする。
【0016】本発明は前述のとおり、嵌合部の間隙で発
熱部が覆われている。このため、当接面と端面の摩擦発
熱を十分に保持して放散が抑制される。したがって、通
常の突き合せ摩擦圧接に比較してエネルギー効率が良
い。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を詳細に
説明する。 (実施の形態1)図4は、実施の形態1で用いた雌部材
および雄部材の断面図である。雌部材2は、(JIS)
FCD380相当の球状黒鉛鋳鉄で鋳造し、内径D2=
40mmで、深さW=40mmに当接面2aを形成し
た。一方、雄部材1は、(JIS)S45Cの構造用炭
素鋼、または(JIS)SCM435の合金鋼からな
り、機械加工で外径D1=40mm、長さL=115m
mとし、雌部材2の内径D2=40mmに間隙0.03
〜2.09の範囲をもって嵌合すると共に雌部材2の当
接面2aに当接する端面1aを形成した。次に、雄部材
1を摩擦圧接装置の主軸(図示せず)に取り付け、雌部
材2を刃物台(図示せず)に取り付けた。続いて、雄部
材1をN=1800rpmに回転上昇させると共に、雌
部材2を送り速度fで前進して内径D2と雄部材1の外
径D1を嵌合させた。さらに続いて、雌部材2の当接面
2aと雄部材1の端面1aを、摩擦圧力P1=40MP
a、摩擦時間T1=25〜70秒で接触して摩擦発熱さ
せ、続いて、主軸の回転を停止して、直ちにアプセット
圧力P2=80MPa、アプセット時間T2=5〜10
秒でアプセット加圧工程を行って、摩擦圧接部材を製作
した。そして、摩擦圧接装置から摩擦圧接部材を取り外
した。
【0018】次に、図5に示すE、F、GおよびHの部
位から切り出して、図6に示す破断試験片を作製した。
摩擦圧接条件と対比して、破断位置、破断強度、および
雄部材1の長さLの変化を調べた。その結果を表1およ
び表2に示す。ここで破断強度は、雌部材の内径と雄部
材の外径の接合部は「径」の欄に、雌部材の当接面と雄
部材の端面の接合部は「面」の欄に示す。また、実施例
5のX部位の顕微鏡組織写真を図1に、実施例5のY部
位の顕微鏡組織写真を図2に示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】(実施例1〜8)実施例1〜8の、雌部材
を球状黒鉛鋳鉄材とし、雄部材の内径と雄部材の外径間
の間隙を0.04〜0.5mm、直径比で0.1〜1.
5%の範囲に形成した摩擦圧接部材は、いずれも接合部
からは破断せず、接合部から0.1mm以上離れた球状
黒鉛鋳鉄母材から破断していた。そしてその破断強度
は、450〜480MPaであった。なお、(JIS)
S45Cの構造用炭素鋼の引張強さは700MPa程
度、(JIS)SCM435の合金鋼の引張強さは80
0MPa程度である。図1は、実施例5について、図3
のX部位での金属組織顕微鏡写真である。黒丸の黒鉛の
存在を示す右側部が球状黒鉛鋳鉄で、左側部がS45C
である。また図2は、実施例5について、図3のY部位
での金属組織顕微鏡写真である。黒丸の黒鉛の存在を示
す下側部が球状黒鉛鋳鉄で、上側部がS45Cである。
図1および図2に示すとおり、球状黒鉛鋳鉄部材の当接
面と鋼部材の端面、および球状黒鉛鋳鉄部材と鋼部材の
嵌合部ともに摩擦圧接により金属的に強固に接合してい
る。また、接合部での異常組織も認められない。
【0022】また、実施例1〜8では、長さLは摩擦圧
接後、0.10〜0.35mmと0.5mm以下、直径
比で0.25〜0.88%と1,0%以下の寸法変化し
かなかった。したがって、実施例の摩擦圧接によれば、
圧接前後の長さの変化を少なくして強度部材とすること
ができる。また、実施例1〜8では、雌部材の内径と雄
部材の外径に間隙を形成して摩擦圧接を行うため、アプ
セット圧力P2=80MPaと大きく、アプセット時間
T2=5〜10秒と短くしても、良好に接合でき、作業
時間が短くできる。さらに、実施例1〜8では、摩擦発
熱で溶融しかかった部分が間隙に押し込まれて、雌部材
の内径と雄部材の外径の接合に寄与するので、バリの発
生がないか、バリがあっても少ない。したがって、接合
後のバリとりの工程が不要となるか、バリ除去が容易で
ある。
【0023】図7は、摩擦圧接過程での雌部材2の接合
部近傍、A、B、CおよびDの4箇所の温度を測定する
ため、実施例7について熱電対(図示せず)を接合部か
ら1mm離して挿入配置した挿入口の断面図である。熱
電対での測温結果、摩擦圧接開始の5秒間では、端面1
aと当接面2aの接合部のB部の温度が最も高くなり、
5秒経過後、外径D1と内径D2の接合部のC部の温度
が高くなり、最高1020℃まで上昇した。接合部から
1mmの部位を測温した結果であり、接合部では溶融温
度または溶融温度近くまで到達していた。
【0024】(比較例11)比較例11は、雄部材を
(JIS)S45C構造用炭素鋼、雌部材を(JIS)
FCD380相当球状黒鉛鋳鉄で、間隙0.03mm、
直径比0.08%で、摩擦発熱工程での摩擦圧力P1=
40MPa、摩擦時間T1=25秒、アプセット加圧工
程でのアプセット圧力P2=80MPa、アプセット時
間T2=5秒で摩擦圧接したものである。比較例11
は、間隙が0.03mmと狭いために、雄部材が雌部材
の内径の縁に接触して、挿入および嵌合することができ
なかった。
【0025】(比較例12)比較例12は、雄部材を
(JIS)S30C構造用炭素鋼、雌部材を(JIS)
FCD380相当球状黒鉛鋳鉄で、間隙1.07mm、
直径比2.68%とし、そのほかは比較例11と同じ条
件で摩擦圧接を行った。比較例11は、端面と当接面、
および外径と内径の接合は良好であったが、間隙が大き
いため、溶融過多を招き、摩擦圧接前後で寸法変化が
0.51mm、直径比で1.28%と大きかった。
【0026】(比較例13)比較例13は、雄部材を
(JIS)SCM435合金鋼、雌部材を(JIS)F
CD380相当球状黒鉛鋳鉄で、間隙0.70mm、直
径比1.75%とし、実施例3と同じく、摩擦圧力P1
=40MPa、摩擦時間T1=25秒で行い、アプセッ
ト圧力P2=80MPa、アプセット時間T2=10秒
で摩擦圧接を行った。比較例13は、端面と当接面、お
よび外径と内径の接合は良好であったが、摩擦圧接前後
での寸法変化が、0.52mm、直径比で1.30%と
大きかった。
【0027】(比較例14)比較例14は、比較例12
よりも大きい間隙2.09mm、直径比5.23%、ア
プセット時間T2=10秒とした以外は比較例11と同
じ摩擦圧接条件で摩擦圧接を行った。比較例14は、端
面と当接面、および外径と内径の接合は良好であった
が、比較例12と同じく、摩擦圧接前後での寸法変化
が、0.54mm、直径比で1.35%と大きかった。
【0028】(従来例21、22および23)従来例2
1、22は、(JIS)S45C構造用炭素鋼を主軸で
回転させ、(JIS)FCD380球状黒鉛鋳鉄材を刃
物台に固定して、突き合せ摩擦圧接したものである。従
来例21は、摩擦時間T1=35秒と短時間とし、アプ
セット時間T2=10秒としても、摩擦圧接前後での寸
法変化が、0.70mm、直径比で1.75%と大きか
った。従来例22の、摩擦時間T1=70秒と比較的長
時間とし、アプセット時間T2=5秒と短時間として
も、摩擦圧接前後での寸法変化が1.20mm、直径比
で3.0%と大きかった。また、従来例23は、(JI
S)FCD380球状黒鉛鋳鉄材を主軸で回転させ、
(JIS)SCM435合金鋼を刃物台に固定して、従
来例21と同じ摩擦圧力P1=40MPa、摩擦時間T
1=35秒と短時間とし、アプセット圧力P2=80M
Pa、アプセット時間T2=10秒で突き合せ摩擦圧接
したが、摩擦圧接前後での寸法変化が、0.75mm、
直径比で1.88%と大きかった。また、従来例21〜
23の突き合せ加圧による摩擦圧接では、バリが圧接面
から飛び出し、これを除去する必要があった。
【0029】(実施の形態2)図8は、自動車用懸架部
品のひとつであるナックルスピンドルを摩擦圧接により
製造した断面図である。通常、これらナックルスピンド
ルの素材は、構造用炭素鋼を数回、熱間型鍛造して成形
されるが、鍛造型の抜け勾配を小さくすることが難し
い。このため肉厚が増加して重量も増す。また肉厚増加
分、加工コストが上昇する。
【0030】実施の形態2でのナックルスピンドル5
は、雌部材に相当するアーム部3を(JIS)FCD4
50相当の球状黒鉛鋳鉄材、雄部材に相当するスピンド
ル4を(JIS)S45C構造用炭素鋼として、以下の
工程で製造できる。 (1)アーム部3を、(JIS)FCD450相当球状
黒鉛鋳鉄で鋳造後、圧接アーム内径3d=60mm、深
さ3L=15mmで圧接アーム端面3fを形成する。 (2)スピンドル4に(JIS)S45C構造用炭素鋼
を用い、スピンドル4の端部に圧接スピンドル軸4d
を、圧接アーム内径3dより直径で0.25mm小さ
く、また圧接スピンドル端面4fを形成する。 (3)摩擦圧接装置の主軸側(図示せず)にスピンドル
4を取り付け、圧接スピンドル軸4dとアーム内径3d
の軸芯を合わせて、アーム部3を刃物台(図示せず)に
取り付ける。 (4)次に、主軸を2000rpmに回転上昇させると
共に、アーム部3を前進して、圧接アーム内径3dと圧
接スピンドル軸4dを嵌合させる。 (5)次に、圧接アーム端面3fと圧接スピンドル端面
4fを、摩擦圧力P1=60MPa、摩擦時間T1=3
5秒で摩擦発熱させる。 (6)次に、主軸の回転を停止して、アプセット圧力P
2=80MPa、アプセット時間T2=10秒でアプセ
ット加圧を行い、摩擦圧接を完了する。そして、摩擦圧
接装置から摩擦圧接部材を取り外す。
【0031】上記の工程で製造されたナックルスピンド
ル5は、アーム部3の圧接アーム端面3fとスピンドル
4の圧接スピンドル端面4fが強固に金属的に接合され
ると共に、アーム部3の圧接アーム内径3dとスピンド
ルの圧接スピンドル軸4dも強固に金属的に接合され
る。接合部を挟んで引張試験を行ったが、接合部から1
mm以上離れた球状黒鉛鋳鉄母材から破断した。また、
アーム部3とスピンドル4を合わせた全長の寸法変化
は、0.35mmで、直径比0.58%となる。寸法変
化が少ないことにより、機械加工代が適切に確保でき
る。さらに、バリが少ないので、バリとりの工程を不要
にできる。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明のとおり、第1発明の摩
擦圧接部材は、球状黒鉛鋳鉄部材と鋼部材の端面、およ
び素材において直径0.04〜0.5mmの間隙を形成
した側面ともに摩擦圧接により金属的に接合された摩擦
圧接部材であって、その接合部の破断強度が、接合部よ
り0.1mm以上離れた球状黒鉛鋳鉄の破断強度よりも
大きい摩擦圧接部材は球状黒鉛鋳鉄材の機械的性質を用
いてナックルスピンドルなどの強度部材を製造すること
ができる。
【0033】第1発明の摩擦圧接部材は、第2発明の摩
擦圧接部材の製造方法、すなわち、(1)前記球状黒鉛
鋳鉄部材と鋼部材の一方に、内径とその内径内に当接面
を形成した雌部材を準備する工程、(2)前記雌部材の
内径に間隙を持ち嵌合すると共に前記雌部材の当接面に
当接できる端面を形成した雄部材を準備する工程、
(3)前記雌部材と前記雄部材を相対回転しつつ、前記
雌部材の内径と前記雄部材の外径を嵌合すると共に、前
記雌部材の当接面と前記雄部材の端面を接触して摩擦発
熱する工程、(4)前記雌部材の内径と前記雄部材の外
径と嵌合部の間隙を無くして、前記雌部材の内径と前記
雄部材の外径を嵌合する工程、を含むことで、圧接部を
強固に金属的に接合させ、全長の寸法変化を少なく、か
つバリを少なくして製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例5のX部位である、球状黒鉛鋳鉄の当接
面と構造用炭素鋼の端面との接合部の顕微鏡組織写真で
ある。
【図2】実施例5のY部位である、球状黒鉛鋳鉄の内径
と構造用炭素鋼の外径との接合部の顕微鏡組織写真であ
る。
【図3】接合部の顕微鏡組織写真の撮影位置を示す図で
ある。
【図4】摩擦圧接における雄部材と雌部材との嵌合前の
状態を示す図である。
【図5】接合部からの引張試験片採取位置を示す図であ
る。
【図6】引張試験片の形状寸法を示す図である。
【図7】雌部材の摩擦圧接時での測温位置を示す図であ
る。
【図8】実施の形態2の摩擦圧接によるナックルスピン
ドルの要部断面図である。
【図9】従来例のアクスルハウジングとアクスルエンド
パイプの両接合端部の形状および摩擦圧接の状態を示す
部分拡大斜視図である。
【図10】従来例の摩擦圧接により結合されたアルミ体
と鉄系軸とよりなるロータの断面図である。
【図11】従来例の摩擦圧接において、接合部を凹凸形
状に形成して結合したアルミ体と鉄系軸とよりなるロー
タの断面図である。
【図12】従来例の摩擦溶接法での両部材(一方の母材
は鉄パイプ、他方の母材は中実)の接合部形状を示す断
面図である。
【図13】図12に示す従来例の摩擦圧接完了後の接合
部の要部拡大図である。
【符号の説明】
1:雄部材、2:雌部材、3:アーム部、3d:圧接ア
ーム内径、3f:圧接アーム端面、3L:深さ、4:ス
ピンドル、4d:圧接スピンドル軸、4f:圧接スピン
ドル端面、5:ナックルスピンドル、12:球状黒鉛鋳
鉄製アクスルハウジング本体、12a:アクスルハウジ
ング本体の接合端部、12b:アクスルハウジング本体
の接合端部の凸状テーパ面、13:炭素鋼製アクスルエ
ンドパイプ、13a:アクスルエンドパイプの接合端
部、13b:アクスルエンドパイプの接合端部の凹状テ
ーパ面、14:アルミ体(Alニアネット品)、15:
鉄系軸、16:アルミ体と鉄系軸との接合面、17:ア
ルミ体と鉄系軸との接合体としてのロータ、11b:ロ
ータ、18:円錐状の窪み部、19:球面状の窪み部、
20:Fe軸の凸部、21:球面状の凸部、31:母
材、31a:接合端面、33:テーパ面状の凹部、33
a、37a:テーパ面、35:他方の母材(フラン
ジ)、35a:他方の母材の接合端面、37:テーパ面
状の凸部、43:突き合わせ面近傍の母材、43a:溶
けた母材の一部、43b:溶融部から外側に流れた母材
の残りの部分、45:内側空隙、47:断面三角形状の
隙間、51:ストッパ面。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球状黒鉛鋳鉄部材と鋼部材の端面、およ
    び素材において直径0.04〜0.5mmの間隙を形成
    した側面ともに摩擦圧接により金属的に接合された摩擦
    圧接部材であって、前記球状黒鉛鋳鉄部材と鋼部材の接
    合部を挟んで引張試験をしたとき、前記接合部の破断強
    度が、前記接合部より0.1mm以上離れた前記球状黒
    鉛鋳鉄の破断強度よりも大きいことを特徴とする摩擦圧
    接部材。
  2. 【請求項2】 球状黒鉛鋳鉄部材からなる雌部材と、鋼
    部材からなる雄部材の端面、および素材において直径
    0.04〜0.5mmの間隙を形成した側面ともに摩擦
    圧接により金属的に接合された摩擦圧接部材であって、
    前記接合部の破断強度が、前記接合部より0.1mm以
    上離れた前記球状黒鉛鋳鉄の破断強度よりも大きいこと
    を特徴とする摩擦圧接部材。
  3. 【請求項3】 前記鋼部材が構造用炭素鋼または合金鋼
    であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の摩擦圧接部材。
  4. 【請求項4】 前記摩擦圧接部材がナックルスピンドル
    であることを特徴とする請求項1乃至請求項3何れか1
    項に記載の摩擦圧接部材。
  5. 【請求項5】 球状黒鉛鋳鉄部材と鋼部材とを接合する
    摩擦圧接部材の製造方法において、(1)前記球状黒鉛
    鋳鉄部材と鋼部材の一方に、内径とその内径内に当接面
    を形成した雌部材を準備する工程、(2)前記雌部材の
    内径に間隙を持ち嵌合すると共に前記雌部材の当接面に
    当接できる端面を形成した雄部材を準備する工程、
    (3)前記雌部材と前記雄部材を相対回転しつつ、前記
    雌部材の内径と前記雄部材の外径を嵌合すると共に、前
    記雌部材の当接面と前記雄部材の端面を接触して摩擦発
    熱する工程、(4)前記雌部材の内径と前記雄部材の外
    径との嵌合部の間隙を無くして、前記雌部材の内径と前
    記雄部材の外径を接合する工程、を含むことを特徴とす
    る摩擦圧接部材の製造方法。
  6. 【請求項6】 球状黒鉛鋳鉄部材と鋼部材とを接合する
    摩擦圧接部材の製造方法において、(1)前記球状黒鉛
    鋳鉄部材と鋼部材の一方に、内径とその内径内に当接面
    を形成した雌部材を準備する工程、(2)前記雌部材の
    内径に間隙を持ち嵌合すると共に前記雌部材の当接面に
    当接できる端面を形成した雄部材を準備する工程、
    (3)前記雌部材と前記雄部材を相対回転しつつ、前記
    雌部材の内径と前記雄部材の外径を嵌合すると共に、前
    記雌部材の当接面と前記雄部材の端面を接触して摩擦発
    熱する工程、(4)前記雌部材の内径と前記雄部材の外
    径と嵌合部の間隙を無くして、前記雌部材の内径と前記
    雄部材の外径を接合する工程、を含むことで、前記雌部
    材の内径と前記雄部材の外径との接合部、および前記雌
    部材の当接面と前記雄部材の端面との接合部の破断強度
    を、前記接合部より0.1mm以上離れた前記球状黒鉛
    鋳鉄の破断強度よりも大きくすることを特徴とする摩擦
    圧接部材の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記雌部材の内径と前記雄部材の外径の
    嵌合部の接合は、少なくとも一方の部材が熱膨張して間
    隙を埋め、嵌合部が摩擦発熱することにより行われるこ
    とを特徴とする請求項5または請求項6に記載の摩擦圧
    接部材の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記間隙を直径で0.04mm〜0.5
    mmとすることを特徴とする請求項5乃至請求項7何れ
    か1項に記載の摩擦圧接部材の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記間隙を内径または外径の0.1%〜
    1.5%とすることを特徴とする請求項5乃至請求項7
    何れか1項に記載の摩擦圧接部材の製造方法。
JP18948198A 1998-07-03 1998-07-03 摩擦圧接部材およびその製造方法 Pending JP2000015462A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18948198A JP2000015462A (ja) 1998-07-03 1998-07-03 摩擦圧接部材およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18948198A JP2000015462A (ja) 1998-07-03 1998-07-03 摩擦圧接部材およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000015462A true JP2000015462A (ja) 2000-01-18

Family

ID=16241993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18948198A Pending JP2000015462A (ja) 1998-07-03 1998-07-03 摩擦圧接部材およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000015462A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6585148B2 (en) 2001-03-15 2003-07-01 Hitachi, Ltd. Welding processes for iron-base ultra fine grained materials and structural components manufactured by the processes
US7652223B2 (en) * 2005-06-13 2010-01-26 Applied Materials, Inc. Electron beam welding of sputtering target tiles
JP2011101899A (ja) * 2009-11-10 2011-05-26 Georg Fischer Automobilguss Gmbh 鋳込まれた鋼芯を備える鋳造ナックルおよびその製造方法
WO2013014004A1 (de) * 2011-07-26 2013-01-31 Saf-Holland Gmbh Verfahren zur herstellung von fahrwerkskomponenten für nutzfahrzeuge durch reibschweissen und entsprechende achseinheit
CN109382452A (zh) * 2018-12-16 2019-02-26 河北冀南标准件有限公司 圆柱头焊钉生产设备

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6585148B2 (en) 2001-03-15 2003-07-01 Hitachi, Ltd. Welding processes for iron-base ultra fine grained materials and structural components manufactured by the processes
US7652223B2 (en) * 2005-06-13 2010-01-26 Applied Materials, Inc. Electron beam welding of sputtering target tiles
JP2011101899A (ja) * 2009-11-10 2011-05-26 Georg Fischer Automobilguss Gmbh 鋳込まれた鋼芯を備える鋳造ナックルおよびその製造方法
WO2013014004A1 (de) * 2011-07-26 2013-01-31 Saf-Holland Gmbh Verfahren zur herstellung von fahrwerkskomponenten für nutzfahrzeuge durch reibschweissen und entsprechende achseinheit
CN109382452A (zh) * 2018-12-16 2019-02-26 河北冀南标准件有限公司 圆柱头焊钉生产设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3262757B2 (ja) 摩擦撹拌接合法
JP5514782B2 (ja) 摩擦攪拌接合用の回転接合ツール、ならびに、これを用いた摩擦攪拌接合方法
JP2714607B2 (ja) ターボ機械用複合材ブレードを製作する方法および製品
JP5081153B2 (ja) 摩擦圧接方法
JPH0139854B2 (ja)
JPWO2008010266A1 (ja) 摩擦圧接部品、該摩擦圧接部品からなるサスペンションロッドおよび接合方法
JPH106042A (ja) チタンアルミナイド製タービンロータの摩擦圧接方法
WO2015068463A1 (ja) 異材接合方法
JP2000301364A (ja) 異種金属材料の回転摩擦圧接方法
US6638641B2 (en) Friction welding with conoids
JPS5948714B2 (ja) 共晶反応を利用して金属母材を圧接する方法
JP2000015462A (ja) 摩擦圧接部材およびその製造方法
JPH0647570A (ja) 異材の摩擦圧接法
WO1995032833A1 (en) Method for friction welding a shaft to a disk and assembly formed thereby
JP3445579B2 (ja) 異種金属中空部材間の接合構造及びその接合方法
JP2000288747A (ja) 摩擦圧接部材
Mercan Joining dissimilar material Pairs by mechanical locking method (MLM)
JP3419994B2 (ja) 接合強度の高い鋼管の液相拡散接合用継手
JP2004209499A (ja) ガスボンベ用ライナおよびその製造方法
JP2004001087A (ja) 車輪支持部材の摩擦圧接方法及びこの摩擦圧接方法を用いた車輪支持部材
CN113547200A (zh) 一种适用于长直锅炉管的摩擦焊装置
JPH06658A (ja) ステンレス鋼材と異種金属材との継手形成方法
JP2005271016A (ja) 鋼管とアルミニウム合金中空部材の摩擦圧接方法
JP3395962B2 (ja) 黒鉛系鋳鉄材の摩擦接合方法
WO2023248817A1 (ja) 金属接合体の製造方法及びダイカスト部材の接合方法