JP2000013674A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2000013674A
JP2000013674A JP10177347A JP17734798A JP2000013674A JP 2000013674 A JP2000013674 A JP 2000013674A JP 10177347 A JP10177347 A JP 10177347A JP 17734798 A JP17734798 A JP 17734798A JP 2000013674 A JP2000013674 A JP 2000013674A
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克明 廣田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フレーム読み出しに係る露出をインターレース
読み出しに係る露出と一致させ、フレーム読み出しで出
力される撮像信号による画像の明るさを最適とする。 【解決手段】EEPROM等にメカシャッターの動作に
よって不足する露出の補正情報Xを記憶しておく。時点
t11で静止画取り込み指示があるとき、補正情報Xに基
づき、絞り等の動作を制御し、フィールドF12では露出
が補正された状態とする。そして、フィールドF12の途
中からメカシャッターの遮蔽動作を開始させ、フィール
ドF13の開始時点t13で100%遮蔽の状態とする。時
点t13でフレーム読み出しの状態とし、その後に撮像素
子より出力される1画面分の撮像信号(フィールドF1
3,F14の撮像信号)を記録する。補正情報Xに基づい
て露出を補正するため、フレーム読み出しの際にメカシ
ャッターが動作しても、フレーム読み出しに係る露出は
インターレース読み出しに係る露出と一致したものとな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタルスチ
ルカメラ等に適用して好適な撮像装置に関する。詳しく
は、インターレース読み出しとフレーム読み出しとの動
作切り換えが可能な撮像素子を有し、撮像素子がフレー
ム読み出しを行う際に撮像素子に対する露光を禁止する
ものであって、露光禁止動作によって変化する露出を補
正することによって、フレーム読み出しに係る露出をイ
ンターレース読み出しに係る露出と一致させ、フレーム
読み出しによって出力される撮像信号による画像の明る
さが最適となるようにした撮像装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インターレース読み出しとフレー
ム読み出しとの動作切り換えが可能な撮像素子を有する
撮像装置が提案されている。この種の撮像装置では、動
画用ビデオ信号を得る場合はインタレース読み出しが行
われ、一方静止画用ビデオ信号を得る場合はフレーム読
み出しが行われる。
【0003】図9は、インターレース読み出しの概要を
示していている。この場合、撮像素子200からは、偶
数ライン(破線で図示、奇数ラインは実線で図示)をn
ラインとするとき、奇数フィールド(Odd field)で
は、nラインとn−1ラインの信号電荷の加算結果に基
づいて各ラインの撮像信号が出力され、偶数フィールド
(Even field)では、nラインとn+1ラインの信号電
荷の加算結果に基づいて各ラインの撮像信号が出力され
る。
【0004】一方、図10は、フレーム読み出しの概要
を示している。この場合、撮像素子200からは、奇数
フィールドでは、奇数ライン(実線で図示)の信号電荷
に基づいて各ラインの撮像信号が出力され、偶数フィー
ルドでは、偶数ライン(破線で図示)の信号電荷に基づ
いて各ラインの撮像信号が出力される。
【0005】図11は、インターレース読み出しと、そ
れに続くフレーム読み出しの動作を示す図である。イン
ターレース読み出しでは、撮像素子200に対する露光
が各フィールドでそれぞれ行われ、各フィールドで露光
によって蓄積された信号電荷による撮像信号が次のフィ
ールドで出力される。
【0006】時点t1でインタレース読み出しからフレ
ーム読み出しに切り換えられる場合は、直前のフィール
ドでの露光によって蓄積された信号電荷による撮像信号
が、続く2フィールドで出力される。すなわち、奇数フ
ィールド(第1のフィールド)では奇数ラインの信号電
荷に基づく各ラインの撮像信号が出力され、偶数フィー
ルド(第2フィールド)では偶数ラインの信号電荷に基
づく各ラインの撮像信号が出力される。
【0007】ここで、奇数フィールドで奇数ラインの信
号電荷に基づく各ラインの撮像信号を出力している期間
に、撮像素子200が露光されていると、次の偶数フィ
ールドで読み出す偶数ラインが奇数ラインよりも長く露
光されたことになり、奇数フィールドの各ラインの撮像
信号と偶数フィールドの各ラインの撮像信号とから1枚
の画像を再生できなくなる。
【0008】そこで従来、露光禁止手段として例えばメ
カシャッターが使用され、フレーム読み出しを行う際
に、撮像素子200に対する露光が禁止されるようにし
ている。すなわち、メカシャッターは、インターレース
読み出しの期間は100%開放の状態、フレーム読み出
しの期間は100%遮蔽の状態に制御される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図11に示
すように、メカシャッターは、インターレース読み出し
からフレーム読み出しへの切り換えに対応して、100
%開放の状態から100%遮蔽の状態に制御される。こ
の場合、メカシャッターには1ms以下で作動すること
が要求される。
【0010】しかし、現実的にはそれほど高速に動作さ
せるのは難しく、メカシャッターは、実際には、図12
に示すような動作を行っている。すなわち、メカシャッ
ターは、時点t1より前の時点t0から遮蔽動作が開始
され、時点t1で100%遮蔽の状態とされる。
【0011】このように時点t0から遮蔽動作が開始さ
れると、フレーム読み出しに係る撮像素子200の露光
が削られる。つまり、フレーム読み出しに係る露出がイ
ンターレース読み出しに係る露出と相違するものとな
り、フレーム読み出しによって出力される撮像信号によ
る画像の明るさが最適でなくなるという問題点があっ
た。
【0012】そこで、この発明では、フレーム読み出し
に係る露出を、インターレース読み出しに係る露出と一
致させ、フレーム読み出しによって出力される撮像信号
による画像の明るさが最適となるようにした撮像装置を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る撮像装置
は、インターレース読み出しとフレーム読み出しとの動
作切り換えが可能な撮像素子と、撮像素子がフレーム読
み出しを行う際に、この撮像素子に対する露光を禁止す
る露光禁止手段と、撮像素子より出力される撮像信号の
レベルを制御する露出制御手段と、露光禁止手段の動作
によって不足する露出の補正情報に基づき、撮像素子が
フレーム読み出しを行う前に露出制御手段の動作を制御
し、フレーム読み出しに係る露出をインターレース読み
出しに係る露出と一致させる露出補正手段とを備えるも
のである。
【0014】この発明において、撮像素子は、インター
レース読み出しとフレーム読み出しとの動作切り換えが
可能であり、例えば動画用ビデオ信号を得る場合はイン
タレース読み出しとされ、静止画用ビデオ信号を得る場
合はフレーム読み出しとされる。フレーム読み出しを行
う際には、メカシャッター等の露光禁止手段によって撮
像素子に対する露光が禁止されるが、この露光禁止手段
の動作により、フレーム読み出しに係る撮像素子の露光
が削られると、フレーム読み出しに係る露出がインター
レース読み出しに係る露出と相違したものとなる。
【0015】そこで、露光禁止手段の動作によって不足
する露出の補正情報に基づき、撮像素子がフレーム読み
出しを行う前に露出制御手段、例えば絞り、撮像素子の
電子シャッター機能、AGC回路等の動作が制御され、
フレーム読み出しに係る露出がインターレース読み出し
に係る露出と一致するようにされる。これにより、フレ
ーム読み出しによって出力される撮像信号による画像の
明るさが最適となる。露光禁止手段として高速なメカシ
ャッターを用いなくてもよく、例えばメカシャッターの
代わりに絞りを使用することも可能となる。
【0016】ここで、露出の補正情報として、使用され
る露光禁止手段の動作によって不足する露出に対応した
ものを使用することで、露光禁止手段のばらつきによる
影響を受けず、露出の補正を良好に行うことが可能とな
る。露出の補正情報は、例えば露光禁止手段を動作さ
せ、その動作による撮像信号のレベル変化に基づいて得
るようにされる。なお、露出補正手段が露出制御手段の
動作を制御する直前に補正情報を得るようにすること
で、温度等の環境や経時変化等による影響を受けずに、
露出の補正を良好に行うことが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形
態としてのディジタルスチルカメラ100の構成を示し
ている。
【0018】このスチルカメラ100は、マイクロコン
ピュータを備え、システム全体の動作を制御するコント
ローラ101を有している。このコントローラ101に
は、静止画取り込み指示等、ユーザが種々のキー操作を
行うためのキー入力部102が接続されている。
【0019】また、スチルカメラ100は、撮像レンズ
を構成するレンズブロック103と、撮像素子としての
CCD(charge coupled device)固体撮像素子104
と、この撮像素子104より出力される不要なリセット
状態の信号を取り除くためのサンプルホールド回路10
5と、このサンプルホールド回路105より出力される
撮像信号の振幅を一定に保つように制御するAGC(Au
tomatic Gain Control)回路106と、このAGC回路
106で振幅が制御された撮像信号を処理して輝度信号
Y、赤色差信号R−Y、青色差信号B−Yを得るための
カメラ信号処理回路107とを有している。
【0020】レンズブロック103内には、絞り108
と、撮像素子104がフレーム読み出しを行う際に、こ
の撮像素子104に対する露光を禁止する露光禁止手段
としてのメカシャッター109が設けられている。撮像
素子104は、電子シャッターの機能を有していると共
に、インターレース読み出し(図9参照)とフレーム読
み出し(図10参照)との動作切り換えが可能とされて
いる。
【0021】また、スチルカメラ100は、フレーム読
み出し時にカメラ信号処理回路107より出力される1
画面分の輝度信号Y、色差信号R−Y,B−Yを記録
し、再生するための記録/再生部110と、カメラ信号
処理回路107より出力される輝度信号Yおよび色差信
号R−Y,B−Yまたは記録/再生部110で繰り返し
再生される1画面分の輝度信号Y、色差信号R−Y,B
−Yを使用して、例えばNTSC方式のビデオ信号SV
を得るエンコーダ111と、このビデオ信号SVを出力
する出力端子112と、そのビデオ信号SVによる画像
を表示するため電子ビューファインダ113とを有して
いる。
【0022】また、スチルカメラ100は、カメラ信号
処理回路107より出力される輝度信号Yを積分して明
るさ評価値としての積分信号SITを得る積分回路11
4を有している。この積分回路114には、コントロー
ラ101より、画面上の対象エリアに対応して例えば
“1”となるエリア信号SARと、各フィールドの先頭
タイミングで発生されるリセット信号SREとが供給さ
れる。
【0023】積分回路114では、リセット信号SRE
によって各フィールドの先頭で積分値がリセットされ、
エリア信号SARが“1”となる期間で輝度信号Yが積
分される。そして、この積分回路114よりフィールド
毎に出力される明るさ評価値としての積分信号SIT
は、コントローラ101に供給される。コントローラ1
01は、この積分信号SITが所定値となるように、絞
り107の開口量、撮像素子104の蓄積時間、AGC
回路106のゲインを制御することで、露出制御をす
る。
【0024】また、コントローラ101は、EEPRO
M(electrically erasable and programmable ROM)1
15を内蔵している。このEEPROM115には、メ
カシャッター109の動作によって不足する露出の補正
情報Xが記憶される。この補正情報Xの記憶は、例えば
製造工程で予め行われる。
【0025】図2は、補正情報Xの記憶手順を示してい
る。まず、ステップST1で、メカシャッター109が
100%開放の状態で積分回路114より出力される積
分信号SITをSIT0として内蔵RAM(図示せず)
に記憶する。次に、ステップST2で、あるフィールド
でメカシャッター109が100%遮蔽となるように制
御し、ステップST3で、続くフィールドで積分回路1
14より出力される積分信号SITをSIT1として内
蔵RAMに記憶する。最後に、ステップST4で、SI
T1/SIT0を補正情報Xとして、EEPROM11
5に記憶する。なお、補正情報Xに固体ばらつきがない
場合、もしくはばらつきが許容できる範囲にある場合
は、補正情報Xを固定値として、製造時の1台毎の補正
情報Xの記憶手順(図2)は必要なくなる。
【0026】コントローラ101は、EEPROM11
5に記憶されている補正情報Xに基づき、撮像素子10
4がフレーム読み出しを行う前に、絞り108、撮像素
子104の電子シャッター機能、AGC回路106等の
露出制御手段の動作を制御し、フレーム読み出しに係る
露出をインターレース読み出しに係る露出と一致させ
る。
【0027】ここで、露出の補正を、絞り108、撮像
素子104の電子シャッター機能、AGC回路106の
いずれかのみで行う方法が考えられる。例えば、AGC
回路106で行う場合には、AGCのゲインを、現在の
AGCのゲイン*(1/X)に補正する。絞り108や
撮像素子104の電子シャッター機能で露出の補正を行
う場合も、それぞれのゲインを現在のゲイン*(1/
X)に補正する。
【0028】また、露出の補正を、絞り108、撮像素
子104の電子シャッター機能、AGC回路106の順
に行っていく方法が考えられる。この方法は、単一の露
出制御手段では、上述の露出の補正が不可能であるとき
有効となる。この場合、まず絞りのゲイン=現在の絞り
のゲイン*(1/X)を計算する。絞りで(1/X)の
ゲインアップができるときは、絞りのゲインを、現在の
絞りのゲイン*(1/X)に補正して、露出の補正を終
了する。
【0029】絞りで(1/X)のゲインアップができな
いときは、絞りで確保できるゲインアップ分を計算す
る。このゲインアップ分が(1/X)*K(Kは1より
小さい)であるとき、絞りのゲインを、現在の絞りのゲ
イン*(1/X)*Kに補正する。そして、電子シャッ
ターのゲイン=現在の電子シャッターのゲイン*(1/
X)*(1−K)を計算する。電子シャッターで(1/
X)*(1−K)のゲインアップができるときは、電子
シャッターのゲインを、現在の電子シャッターのゲイン
*(1/X)*(1−K)に補正して、露出の補正を終
了する。
【0030】さらに、電子シャッターで(1/X)*
(1−K)のゲインアップができないときは、詳細説明
は省略するが、上述した絞りにおけると同様に、電子シ
ャッターで確保できるゲインアップ分を計算して、電子
シャッターのゲインを補正し、AGCのゲインの補正に
移ることとなる。
【0031】図1に示すディジタルスチルカメラ100
の動作を説明する。まずユーザのキー入力部102から
の静止画取り込み指示を待っている状態の動作を説明す
る。
【0032】撮像素子104は、インターレース読み出
し(図9参照)の動作をする状態とされている。撮像素
子104より交互に出力される奇数フィールドおよび偶
数フィールドの撮像信号は、サンプルホールド回路10
5で不要なリセット状態の信号が取り除かれ、その後に
AGC回路106を介してカメラ信号処理回路107に
供給される。カメラ信号処理回路107では、撮像信号
が処理されて、輝度信号Y、赤色差信号R−Yおよび青
色差信号B−Yが得られる。
【0033】ここで、カメラ信号処理回路107より出
力される輝度信号Yは積分回路114に供給される。積
分回路114では画面上の所定の対象エリアに対応した
輝度信号Yが積分され、この積分回路113からはフィ
ールド毎に明るさ評価値としての積分信号SITが出力
される。この積分信号SITはコントローラ101に供
給され、このコントローラ101により、積分信号SI
Tが所定値となるように、絞り108の開口量およびA
GC回路106のゲインが制御され、露出制御が行われ
る。
【0034】また、カメラ信号処理回路107より出力
される輝度信号Yおよび色差信号R−Y,B−Yはエン
コーダ111に供給され、例えばNTSC方式のビデオ
信号SVが形成される。このビデオ信号SVは出力端子
112に導出される。また、そのビデオ信号SVは電子
ビューファインダ113に供給され、この電子ビューフ
ァインダ113にビデオ信号SVによる画像が表示され
る。
【0035】次に、ユーザのキー入力部102の操作に
よって静止画取り込み指示があったときの動作を説明す
る。図3は、コントローラ101の制御動作の概要を示
している。
【0036】静止画取り込み指示があると、ステップS
T11で、EEPROM115に記憶されている補正情
報Xに基づき、露出制御手段(絞り108、撮像素子1
04の電子シャッター、AGC回路106)のゲインを
補正し、露出が、現在の露出の1/Xになるように補正
する。この場合、静止画取り込み指示があったフィール
ドの後の最初の偶数フィールドで、露出が補正された状
態となるようにされる。例えば、図4に示すように、イ
ンタレース読み出しが行われている奇数フィールドF11
内の時点t11で静止画取り込み指示があった場合、続く
フィールドF12では、露出が補正された状態とされる。
【0037】続いて、ステップST12で、メカシャッ
ター109を遮蔽の状態とする。この場合、図4に示す
ように、フィールドF12の途中の時点t12から遮蔽動作
が開始され、フィールドF12の終了時点(フィールドF
13の開始時点)t13では100%遮蔽の状態とされる。
【0038】続いて、ステップST13で、静止画の取
り込みをする。この場合、時点t13で、撮像素子104
をフレーム読み出し(図10参照)の動作をする状態に
切り換える。そして、その後に撮像素子104より出力
される1画面分の撮像信号(奇数フィールドF13および
偶数フィールドF14の撮像信号)に対応してカメラ信号
処理回路107より出力される1画面分の輝度信号Y、
色差信号R−Y,B−Yを記録/再生部110で半導体
メモリ等の記録媒体に記録する。
【0039】なお、撮像素子104よりフレーム読み出
しによる1画面分の撮像信号が出力された後、メカシャ
ッター109は100%開放の状態に戻されると共に、
撮像素子104は再びインターレース読み出しの動作を
する状態に切り換えられ、静止画取り込み指示を待つ状
態となる。
【0040】また、ユーザのキー入力部102の操作に
よって再生指示があった場合、記録/再生部110では
記録媒体より指定の画面を構成する1画面分の輝度信号
Y、色差信号R−Y,B−Yが繰り返し再生され、この
再生信号がエンコーダ111に供給され、例えばNTS
C方式のビデオ信号SVが形成される。このビデオ信号
SVは出力端子112に導出される。また、そのビデオ
信号SVは電子ビューファインダ113に供給され、こ
の電子ビューファインダ113にビデオ信号SVによる
静止画像が表示される。
【0041】以上説明したように本実施の形態において
は、静止画取り込み指示があって、撮像素子104がフ
レーム読み出しの動作をする前に、メカシャッター10
9の動作によって不足する露出の補正情報Xに基づき、
絞り108等の露出制御手段のゲインを補正し、露出
を、現在の露出の1/Xに補正するものである。そのた
め、メカシャッター109が動作しても、フレーム読み
出しに係る露出がインターレース読み出しに係る露出と
一致し、フレーム読み出しによって出力される撮像信号
による画像の明るさを最適とできる。
【0042】また、メカシャッター109として高速な
メカシャッターを用いなくてもよく、システム全体を安
価に構成することができる。さらに、高速なメカシャッ
ターを用いなくてもよいことから、メカシャッター10
9の代わりに、絞り108を露光禁止手段として使用す
ることも可能となり、レンズブロックを安価に構成で
き、そのサイズアップも抑制できる。
【0043】なお、上述実施の形態においては、EEP
ROM115に予め記憶された補正情報Xを使用して露
出の補正を行うものを示したが、静止画取り込み指示が
ある毎に補正情報Xを取得し、それに基づいて露出の補
正を行うようにしてもよい。その場合の動作を説明す
る。図5は、コントローラ101の制御動作の概要を示
している。
【0044】静止画取り込み指示があると、ステップS
T21で、メカシャッター109が100%開放の状態
で積分回路114より出力される積分信号SITをSI
T0として内蔵RAM(図示せず)に記憶する。例え
ば、図6に示すように、インタレース読み出しが行われ
ている奇数フィールドF21内の時点t21で静止画取り込
み指示があった場合、このフィールドF21またはそれに
続くフィールドF22で積分回路114より出力される積
分信号SITをSITOとして内蔵RAMに記憶する。
【0045】続いて、ステップST22で、メカシャッ
ター109を遮蔽の状態とする。この場合、図6に示す
ように、フィールドF22の途中の時点t22から遮蔽動作
が開始され、フィールドF22の終了時点(フィールドF
23の開始時点)t23では100%遮蔽の状態とされる。
このようにメカシャッター109が動作することで、フ
ィールドF23での読み出しに係る撮像素子104の露光
が削られる。
【0046】続いて、ステップST23で、メカシャッ
ター109が100%遮蔽の状態で、積分回路114よ
り出力される積分信号SITをSIT1として内蔵RA
Mに記憶し、ステップST24で、SIT1/SIT0
を補正情報Xとして内蔵RAMに記憶する。この場合、
図6に示すように、フィールドF23で、積分回路114
より出力される積分信号SITをSIT1として記憶す
る。
【0047】続いて、ステップST25で、メカシャッ
ター109を開放の状態とする。この場合、図6に示す
ように、フィールドF23の途中の時点t24から開放動作
が開始され、フィールドF23の終了時点(フィールドF
24の開始時点)t25では100%開放の状態とされる。
【0048】続いて、ステップST26で、内蔵RAM
に記憶されている補正情報Xに基づき、露出制御手段
(絞り108、撮像素子104の電子シャッター、AG
C回路106)のゲインを補正し、露出が、現在の露出
の1/Xになるように補正する。この場合、図6に示す
ように、フィールドF24では、露出が補正された状態と
される。
【0049】続いて、ステップST27で、メカシャッ
ター109を遮蔽の状態とする。この場合、図6に示す
ように、フィールドF24の途中の時点t26から遮蔽動作
が開始され、フィールドF24の終了時点(フィールドF
25の開始時点)t27では100%遮蔽の状態とされる。
【0050】続いて、ステップST28で、静止画の取
り込みをする。この場合、時点t27で、撮像素子104
をフレーム読み出し(図10参照)の動作をする状態に
切り換える。そして、その後に撮像素子104より出力
される1画面分の撮像信号(奇数フィールドF25および
偶数フィールドF26の撮像信号)に対応してカメラ信号
処理回路107より出力される1画面分の輝度信号Y、
色差信号R−Y,B−Yを記録/再生部110で半導体
メモリ等の記録媒体に記録する。
【0051】以上のように、静止画取り込み指示がある
毎に補正情報Xを取得し、それに基づいて露出の補正を
行うものによれば、温度等の環境や経時変化等による影
響を受けずに、露出の補正を良好に行うことができる。
【0052】ただし、静止画取り込み指示がある毎に補
正情報Xを取得するものでは、メカシャッター109を
2度100%遮蔽の状態とする必要があり、メカシャッ
ター109の負担が大きく、また静止画取り込み指示か
ら実際に取り込む静止画までの時間が長くなるという不
都合がある。そこで、静止画取り込み指示があった場合
の制御動作を、図7に示すように行うことも考えられ
る。
【0053】静止画取り込み指示があると、ステップS
T31で、内蔵RAMに記憶されている補正情報X(X
の初期値は1とする)に基づき、露出制御手段(絞り1
08、撮像素子104の電子シャッター、AGC回路1
06)のゲインが補正され、露出が、現在の露出の1/
Xに補正される。この場合、静止画取り込み指示があっ
たフィールドの後の最初の偶数フィールドで、露出が補
正された状態となるようにされる。例えば、図8に示す
ように、インタレース読み出しが行われている奇数フィ
ールドF31内の時点t31で静止画取り込み指示があった
場合、続くフィールドF32で、露出が補正された状態と
される。
【0054】続いて、ステップST32で、メカシャッ
ター109が100%開放の状態で、積分回路114よ
り出力される積分信号SITをSIT0として内蔵RA
Mに記憶する。例えば、図8に示すように、フィールド
F32で積分回路114より出力される積分信号SITを
記憶する。
【0055】続いて、ステップST33で、メカシャッ
ター109を遮蔽の状態とする。この場合、図8に示す
ように、フィールドF32の途中の時点t32から遮蔽動作
が開始され、フィールドF32の終了時点(フィールド33
の開始時点)t33では100%遮蔽の状態とされる。
【0056】続いて、ステップST34で、静止画の取
り込みをする。この場合、時点t33で、撮像素子104
をフレーム読み出し(図10参照)の動作をする状態に
切り換える。そして、その後に撮像素子104より出力
される1画面分の撮像信号(奇数フィールドF33および
偶数フィールドF34の撮像信号)に対応してカメラ信号
処理回路107より出力される1画面分の輝度信号Y、
色差信号R−Y,B−Yを記録/再生部110で半導体
メモリ等の記録媒体に記録する。
【0057】続いて、ステップST35で、メカシャッ
ター109が100%遮蔽の状態で、積分回路114よ
り出力される積分信号SITの2フィールド分を加算
し、それをSIT1として内蔵RAMに記憶する。この
場合、図8に示すように、フレーム読み出しされている
フィールドF33,F34で積分回路114より出力される
積分信号S1,S2が加算され、SIT1として記憶さ
れる。
【0058】このように、2フィールド分の積分信号S
ITを加算してSIT1とするのは、インターレース読
み出しでは1/60秒の露光に対応して撮像素子104
より1フィールド分の撮像信号が得られるが、フレーム
読み出しでは1/60秒の露光に対応して撮像素子10
4より2フィールド分の撮像信号を得るものであるから
である。
【0059】続いて、ステップST36で、補正情報X
=内蔵RAMに記憶されている補正情報X*(SIT1
/SIT0)として、内蔵RAMに記憶されている補正
情報Xを更新する。このように内蔵RAMの更新された
補正情報Xは、次に静止画取り込み指示があった場合の
露出の補正(ステップST31)で使用されることとな
る。
【0060】図7に示すような制御動作を行うものにあ
っては、補正情報Xを順次更新するものであるため、図
5に示すような制御動作と同様に、温度等の環境や経時
変化等による影響を受けずに、露出の補正を良好に行う
ことができる。また、1回の静止画取り込み指示につ
き、メカシャッター109を1度だけ100%遮蔽の状
態とするものであり、図5に示すような制御動作に比べ
て、メカシャッター109の駆動回数が半減し、メカシ
ャッター109の耐久性を増すことができる。さらに、
図5に示すような制御動作に比べて、静止画取り込み指
示から実際に取り込む静止画までの時間が短くなるとい
う効果がある。
【0061】
【発明の効果】この発明によれば、インターレース読み
出しとフレーム読み出しとの動作切り換えが可能な撮像
素子を有し、撮像素子がフレーム読み出しを行う際に撮
像素子に対する露光を禁止するものであって、露光禁止
動作によって変化する露出を補正するものである。した
がって、フレーム読み出しに係る露出をインターレース
読み出しに係る露出と一致させることができ、フレーム
読み出しによって出力される撮像信号による画像の明る
さを最適とできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としてのディジタルスチルカメラの
構成を示すブロック図である。
【図2】補正情報の記憶手順を示すフローチャートであ
る。
【図3】静止画取り込み指示があった場合の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図4】インターレース読み出しとそれに続くフレーム
読み出しの動作(図3の動作に対応)を示すタイミング
チャートである。
【図5】静止画取り込み指示があった場合の他の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図6】インターレース読み出しとそれに続くフレーム
読み出しの動作(図5の動作に対応)を示すタイミング
チャートである。
【図7】静止画取り込み指示があった場合の他の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図8】インターレース読み出しとそれに続くフレーム
読み出しの動作(図7の動作に対応)を示すタイミング
チャートである。
【図9】インターレース読み出しの概要を示す図であ
る。
【図10】フレーム読み出しの概要を示す図である。
【図11】インターレース読み出しとそれに続くフレー
ム読み出しの動作を示すタイミングチャートである。
【図12】インターレース読み出しとそれに続くフレー
ム読み出しの動作(メカシャッターの実際の動作)を示
すタイミングチャートである。
【符号の説明】
100・・・ディジタルスチルカメラ、101・・・コ
ントローラ、102・・・キー入力部、103・・・レ
ンズブロック、104・・・CCD固体撮像素子、10
5・・・サンプルホールド回路、106・・・AGC回
路、107・・・カメラ信号処理回路、108・・・絞
り、109・・・メカシャッター、110・・・記録/
再生部、111・・・エンコーダ、112・・・出力端
子、113・・・電子ビューファインダ、114・・・
積分回路、115・・・EEPROM

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターレース読み出しとフレーム読み
    出しとの動作切り換えが可能な撮像素子と、 上記撮像素子がフレーム読み出しを行う際に、上記撮像
    素子に対する露光を禁止する露光禁止手段と、 上記撮像素子より出力される撮像信号のレベルを制御す
    る露出制御手段と、 上記露光禁止手段の動作によって不足する露出の補正情
    報に基づき、上記撮像素子がフレーム読み出しを行う前
    に上記露出制御手段の動作を制御し、上記フレーム読み
    出しに係る露出を上記インターレース読み出しに係る露
    出と一致させる露出補正手段とを備えることを特徴とす
    る撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記露光禁止手段の動作による上記撮像
    信号のレベル変化に基づき、上記露出の補正情報を得る
    補正情報取得手段をさらに備えることを特徴とする請求
    項1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 上記補正情報取得手段は、上記露出補正
    手段が上記露出制御手段の動作を制御する直前に上記補
    正情報を得ることを特徴とする請求項2に記載の撮像装
    置。
  4. 【請求項4】 上記補正情報取得手段は、上記フレーム
    読み出しを行う際の上記露光禁止手段の動作による上記
    撮像信号のレベル変化に基づき、上記露出の補正情報を
    得ると共に、 上記露出補正手段は、上記補正情報取得手段で前回得ら
    れた補正情報を使用して上記露出制御手段の動作を制御
    することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 上記露光禁止手段は、メカシャッターで
    あることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 上記露光禁止手段は、絞りであることを
    特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 上記露出制御手段は、絞り、上記撮像素
    子の電子シャッター機能およびAGC回路の一部または
    全部で構成されることを特徴とする請求項1に記載の撮
    像装置。
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