JP2000013273A - パッシブ通信装置 - Google Patents

パッシブ通信装置

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JP2000013273A
JP2000013273A JP10173371A JP17337198A JP2000013273A JP 2000013273 A JP2000013273 A JP 2000013273A JP 10173371 A JP10173371 A JP 10173371A JP 17337198 A JP17337198 A JP 17337198A JP 2000013273 A JP2000013273 A JP 2000013273A
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antenna
passive communication
communication device
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Hiroshi Yamazaki
博史 山▲ざき▼
Ikuo Takahashi
郁夫 高橋
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末局に高価な発振器部を備える必要がな
く、安価で小型化し易いパッシブ通信装置を得る。 【解決手段】 端末局20から基地局10へのデータ通
信時、端末局20上で基地局10からの無変調キャリア
を、送信データによりアンテナ端のインピーダンスを変
化させて変調するようにして、端末局20上に高価な発
振器部が不要になり、安価で、小型化に適した端末器を
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、基地局と端末局
間との間でシリアルデータの半二重データ通信を行うパ
ッシブ通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は「特定小電力無線モデム」(富
士通テン技報)に記載された従来の通信装置を示す構成
図である。図11に示す従来の通信装置において、基地
局10では、付属装置1からデータ処理部2にデータが
入力されると、データ処理部2は無線制御部3にデータ
を渡し、無線制御部3は送信部4にデータ信号8を送り
アンテナ5を介して端末局20に送信する。この際、送
信部4は、発振器部6からのキャリア信号7をデータ信
号8で変調した高周波信号9を発生する。
【0003】端末局20は、アンテナ15で、基地局1
0から送られてきた高周波信号9を受信し受信部16へ
送る。受信部29では高周波信号9と発振器部17で発
生したキャリア信号18とを混合しデータ信号19を復
調する。復調されたデータ信号19は無線制御部28か
らデータ処理部21を経由して付属装置22に出力され
る。
【0004】付属装置22が送信データをデータ処理部
21に入力すると、データ処理部21は無線制御部28
にデータを渡す。無線制御部28は、送信データ23で
発振器部17出力のキャリア信号24を変調し、高周波
信号27をアンテナ26を介して基地局10に送信す
る。
【0005】基地局10の受信アンテナ14は、高周波
信号27を受信し受信部12へ送る。受信部12は、高
周波信号27と発振器部6からのキャリア信号11とを
混合し、受信データ13を復調する。無線制御部3は、
受信データ13をデータ処理部2へ送り、データ処理部
2は付属装置1へ出力する。このようにして、付属装置
22から、付属装置1へのデータ通信が行われる。
【0006】これをタイミングチャートで示したのが図
12である。図12に示されるように、基地局10から
の高周波信号9と端末局20から高周波信号27とは、
時分割で送信される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、端末局2
0と基地局10において、送信データ23と受信データ
13とが誤りなく伝送されるためには、送信データ23
を変調するキャリア信号24と、受信データ13を復調
するキャリア信号11の周波数が一致すること、すなわ
ち、端末局20側に基地局10と同じ周波数のキャリア
を発生する発振器部が必要となるという問題点があっ
た。
【0008】上述した従来例では、端末局20から基地
局10へのデータ通信の際に、端末局20に基地局10
と同じ周波数のキャリア信号を発生する発振器部17が
必要になり、端末局20がコストアップになり、小型化
できないという欠点がある。
【0009】従来の通信装置は、端末局20に基地局1
0と同じ周波数のキャリアを発生する発振器部17が必
要になり、端末局20がコストアップになり、小型化で
きないという問題点があった。
【0010】この発明は、上述した従来例に係る問題点
を解消するためになされたもので、端末局に高価な発振
器部を備える必要がなく、安価で小型化し易いパッシブ
通信装置を得ることを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るパッシブ
通信装置は、基地局と端末局との間でシリアルデータの
半二重データ通信を行う通信装置において、上記端末局
に、上記基地局からの信号を受信する第1のアンテナ
と、上記第1のアンテナにより受信されたデータを復調
する受信部と、上記基地局からの信号を受信すると共に
上記基地局にデータを送信する第2のアンテナと、上記
第2のアンテナに接続され、出力インピーダンスの変化
により上記基地局からの受信信号を送信データにより変
調させてデータ送信する送信部とを備えたことを特徴と
するものである。
【0012】また、上記端末局に、上記基地局からの受
信データを一旦記録するデータ保持部をさらに備えると
共に、上記端末局に接続された付属装置を備え、上記デ
ータ保持部は、受信データの記録後、上記付属装置に転
送し、かつ基地局への送信データを一旦付属装置からデ
ータ保持部へ記録し、記録終了後に基地局へ送信するこ
とを特徴とするものである。
【0013】また、上記端末局に、上記基地局からの信
号を受信すると共に上記基地局にデータを送信する第3
のアンテナと、上記第3のアンテナに接続され、出力イ
ンピーダンスの変化により上記基地局からの受信信号を
送信データにより変調させてデータ送信する他の送信部
とをさらに備えたことを特徴とするものである。
【0014】また、上記端末局に、上記第1のアンテナ
により受信された高周波信号を整流して当該端末局の直
流電源を供給する整流回路をさらに備えたことを特徴と
するものである。
【0015】また、上記整流回路は、端末局に接続され
た付属装置に電源端子を介して直流電源を供給すること
を特徴とするものである。
【0016】また、上記送信部は、送信データにより出
力インピーダンスが変化するスイッチング素子を有する
ことを特徴とするものである。
【0017】また、上記受信部は、受信データを検波す
るダイオードと、検波された受信データをディジタル信
号に変換するリミッタアンプとを有することを特徴とす
るものである。
【0018】また、少なくとも上記第1ないし第3のい
ずれかのアンテナを、マイクロ波帯を受信するアンテナ
とすることを特徴とするものである・
【0019】また、少なくとも上記第1ないし第3のい
ずれかのアンテナを、VHF波帯を受信するアンテナと
することを特徴とするものである。
【0020】さらに、少なくとも上記第1ないし第3の
いずれかのアンテナを、短波/中波帯を受信するアンテ
ナとすることを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は実施の形態
1に係るパッシブ通信装置を示す構成図である。図1に
おいて、1は基地局10に接続された付属装置、2は付
属装置1とデータのやり取りを行うデータ処理部、3は
データ処理部に接続された無線制御部であり、送信部4
に送信データ8を送り、受信部12から受信データ13
を受け取る。6は送信部4にキャリア信号7を供給する
と共に、受信部12にキャリア信号11を供給する発振
器部である。送信部4の出力はアンテナ5に接続され、
受信部12の入力はアンテナ14に接続される。
【0022】アンテナ14は、端末局20からの高周波
信号27を受信し、受信部12には、アンテナ14から
の高周波信号27と発振器部6からのキャリア信号11
とが入力され、復調データ13を無線制御部3に送る。
【0023】また、15は基地局10からの高周波信号
9を受信する端末局20のアンテナ、29はアンテナ1
5に接続されて受信されたデータを復調する受信部であ
り、その復調データ19は無線制御部28へ入力され
る。無線制御部28は、復調データ19をデータ処理部
21へ送る。
【0024】データ処理部21は無線制御部28を介し
て送られてくる復調データ19を付属装置22に出力す
ると共に、付属装置22からの入力データを無線制御部
28を介して送信部30に送る。送信部30は、送信デ
ータを変調してアンテナ26を介して高周波信号27と
して、基地局10へ向けて送信する。
【0025】次に実施の形態1に係る動作について説明
する。基地局10では、付属装置1からデータ処理部2
にデータが入力されると、データ処理部2は、無線制御
部3にデータを渡し、無線制御部3は、送信部4を駆動
しアンテナ5を介して端末局20に送信データ8を送信
する。この際、送信部4は、発振器部6からのキャリア
信号7を送信データ8で変調した高周波信号9を発生す
る。
【0026】端末局20は、アンテナ15により基地局
10から送られてきた高周波信号9を受信し、受信部2
9へ送る。受信部29は、図2に示すように、ダイオー
ド29aとリミッタアンプ29bを有しており、ダイオ
ード29aによる直接検波を行い、リミッタアンプ29
bを介して復調データ19を得る。復調データ19は無
線制御部28からデータ処理部21を経由して付属装置
22に出力される。
【0027】付属装置22が送信データをデータ処理部
21に入力すると、データ処理部21は無線制御部28
にデータを渡す。無線制御部28は、送信データ23で
アンテナ26に接続された送信部30の出力インピーダ
ンスを変化させる。すなわち、送信部30は、図3に示
すように、送信データ23により出力インピーダンスが
変化するFET等のスイッチング素子を有している。
【0028】アンテナ26では、アンテナ15と同じ
く、基地局10から送信された高周波信号9を受信して
いるため、出力インピーダンスの変化により、アンテナ
26と送信部30間にインピーダンス不整合が起こり、
高周波信号9が送信データ23で変調され、高周波信号
27として基地局10に送信される。
【0029】基地局10の受信アンテナ14は、高周波
信号27を受信し、受信部12へ送る。受信部12は、
高周波信号27と発振器部6からのキャリア信号11と
を混合し、受信データ13を復調する。無線制御部3
は、受信データ13をデータ処理部2へ送り、データ処
理部2は、付属装置1へ出力する。このようにして、付
属装置22から付属装置1へのデータ通信が行われる。
【0030】これをタイミングチャートで示したのが図
4である。基地局10からの高周波信号9は、基地局1
0の受信時は、無変調信号である。
【0031】従って、上記実施の形態1によれば、端末
局20から基地局10へのデータ通信時、端末局20上
で基地局10からの無変調キャリアを、送信データによ
りアンテナ端のインピーダンスを変化させて変調するよ
うにしてので、端末局20上に高価な発振器部が不要に
なり、安価で、小型化に適した端末器が構成できる利点
がある。
【0032】実施の形態2.次に、図5は実施の形態2
に係るパッシブ通信装置を示す構成図である。図5にお
いて、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一符号を
付してその説明は省略する。新たな符号として、31は
基地局10からの受信データを一旦記録するデータ保持
部であり、受信データの記録後、付属装置22に転送す
ると共に、基地局10への送信データを一旦付属装置2
2から受けて記録し、記録終了後に基地局10へ送信す
る。
【0033】次に実施の形態2に係る動作について図5
と図6を用いて説明する。基地局10では、付属装置1
からデータ処理部2にデータが入力されると、データ処
理部2は無線制御部3にデータを渡し、無線制御部3
は、送信部4を駆動しアンテナ5を介して端末局20に
データ信号8を送信する。この際、送信部4は、発振器
部6からのキャリア信号7を、送信データ8で変調した
高周波信号9を発生する。
【0034】端末局20は、アンテナ15で基地局10
から送られてきた高周波信号9を受信し受信部29へ送
る。受信部29ではダイオード等による直接検波を行
い、リミッタアンプ等を介してデータ信号19を得る。
データ信号19は無線制御部28からデータ処理部21
を経由してデータ保持部31に一旦記録され、記録終了
後、付属装置22に出力される。
【0035】付属装置22が送信データをデータ保持部
31に一旦記録する。記録終了後、データ処理部21
は、データ保持部31から無線制御部28にデータを渡
す。無線制御部28は、送信データ23でアンテナ26
に接続された送信部30の出力インピーダンスを変化さ
せる。アンテナ26では、アンテナ15と同じく、基地
局10から送信された高周波信号9を受信しているた
め、出力インピーダンスの変化により、アンテナ26と
送信部30間にインピーダンス不整合が起こり、高周波
信号9が送信データ23で変調され、高周波信号27と
して、基地局10に送信される。
【0036】基地局10の受信アンテナ14は、高周波
信号27を受信し、受信部12へ送る。受信部12は、
高周波信号27と発振器部6出力のキャリア信号11と
を混合し受信データ13を復調する。無線制御部3は、
受信データ13をデータ処理部2へ送り、データ処理部
2は付属装置1へ出力する。このようにして、付属装置
22から付属装置1へのデータ通信が行われる。
【0037】これをタイミングチャートで示したのが図
6である。図6に示すように、付属装置22とデータ保
持部31との転送と、端末局20と基地局10との通信
時間とは、タイミングが分かれている。
【0038】以上のように、実施の形態2によれば、付
属装置22とデータ保持部31との転送と、端末局20
と基地局10との通信時間とは、タイミングが分かれて
いるので、特定小電力移動体識別用無線設備の標準規格
を使用すれば、現行法規制下でもこのパッシブ通信装置
が運用できる利点がある。
【0039】実施の形態3.次に、図7は実施の形態3
に係るパッシブ通信装置を示す構成図である。図7にお
いて、図5に示す実施の形態2と同一部分は同一符号を
付してその説明は省略する。この実施の形態3では、端
末局20の送信部30及びアンテナ26として、実施の
形態2と同様な送信部30aと30b及びアンテナ26
aと26bが備えられている。
【0040】以下、この実施の形態3の動作を説明す
る。基地局10では、付属装置1からデータ処理部2に
データが入力されると、データ処理部2は無線制御部3
にデータを渡し、無線制御部3は、送信部4を駆動しア
ンテナ5を介して端末局20に送信データ8を送信す
る。この際、送信部4は、発振器部6からのキャリア信
号7を、送信データ8で変調した高周波信号9を発生す
る。
【0041】端末局20は、アンテナ15で基地局10
から送られてきた高周波信号9を受信し、受信部29へ
送る。受信部29ではダイオード等による直接検波を行
い、リミッタアンプ等を介してデータ信号19を得る。
データ信号19は無線制御部28からデータ処理部21
を経由して付属装置22に出力される。
【0042】付属装置22が送信データをデータ処理部
21に入力すると、データ処理部21は、無線制御部2
8にデータを渡す。無線制御部28は、送信データ23
でアンテナ26aに接続された送信部30aの出力イン
ピーダンスを変化させる。アンテナ26aでは、アンテ
ナ15と同じく、基地局10から送信された高周波信号
9を受信しているため、出力インピーダンスの変化によ
り、アンテナ26aと送信部30a間にインピーダンス
不整合が起こり、高周波信号9が送信データ23で変調
され、高周波信号27aとして基地局10に送信され
る。
【0043】同様に、無線制御部28は、送信データ2
3でアンテナ26bに接続された送信部30bの出力イ
ンピーダンスを変化させる。アンテナ26bでは、アン
テナ15と同じく、基地局10から送信された高周波信
号9を受信しているため、出力インピーダンスの変化に
より、アンテナ26bと送信部25b間にインピーダン
ス不整合が起こり、高周波信号9が送信データ23で変
調され、高周波信号27bとして基地局10に送信され
る。
【0044】基地局10の受信アンテナ14は、高周波
信号27aと高周波信号27bとを受信し、受信部12
へ送る。受信部12は、高周波信号27aと高周波信号
27bとを発振器部11からのキャリア信号11と混合
し、受信データ13を復調する。無線制御部3は、受信
データ13をデータ処理部2へ送り、データ処理部2
は、付属装置1へ出力する。このようにして、付属装置
22から付属装置1へのデータ通信が行われる。
【0045】従って、上記実施の形態3によれば、受信
アンテナ14は、高周波信号27aと高周波信号27b
とを受信するため、一方の信号が妨害されたとしても、
他方の信号が受信でき、信頼性の高い通信ができる利点
がある。
【0046】実施の形態4.次に、図8は実施の形態4
に係るパッシブ通信装置を示す構成図である。図8にお
いて、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一符号を
付してその説明は省略する。新たな符号として、32は
アンテナ15により受信された高周波信号を整流して端
末局20の直流電源33を供給する整流回路である。
【0047】以下、この実施の形態4の動作を説明す
る。基地局10では、付属装置1からデータ処理部2に
データが入力されると、データ処理部2は、無線制御部
3にデータを渡し、無線制御部3は、送信部4を駆動し
アンテナ5を介して端末局20に送信データ8を送信す
る。この際、送信部4は、発振器部6からのキャリア信
号7を、送信データ8で変調した高周波信号9を発生す
る。
【0048】端末局20は、アンテナ15で、基地局1
0から送られてきた高周波信号9を受信し、受信部29
へ送る。受信部29では、ダイオード等による直接検波
を行い、リミッタアンプ等を介してデータ信号19を得
る。データ信号19は、無線制御部28からデータ処理
部21を経由して付属装置22に出力される。整流回路
32は、アンテナ15で受信された高周波信号9を整流
し、直流電源33を得ることができ、この直流電源33
を用いて端末局20の動作電流とすることができる。
【0049】これをタイミングチャートで示したのが図
9である。基地局10からの高周波信号9が受信される
と、端末局20の整流回路32は、直流電源33を端末
局20全体に供給する。直流電源33が供給され端末局
20が動作すれば、高周波信号9が供給されていること
になり、高周波信号9を検出するための検出回路が不要
になる。
【0050】従って、上記実施の形態4によれば、基地
局10からの高周波信号を整流して端末局20の電源と
するため、端末局20上に整流回路32を設けるだけ
で、端末局20上に高価な電源回路が不要になり、ま
た、高周波信号検出回路が不要になり、安価で、小型化
に適した端末器が構成できる利点がある。
【0051】実施の形態5.次に、図10は実施の形態
5に係るパッシブ通信装置を示す構成図である。図10
において、図8に示す実施の形態4と同一部分は同一符
号を付してその説明は省略する。新たな符号として、3
4は整流回路32から出力された直流電源33を付属装
置22に供給するための電源端子である。
【0052】以下、この実施の形態5の動作を説明す
る。基地局10では、付属装置1からデータ処理部2に
データが入力されると、データ処理部2は無線制御部3
にデータを渡し、無線制御部3は、送信部4を駆動しア
ンテナ5を介して端末局20に送信データ8を送信す
る。この際、送信部4は、発振器部6からのキャリア信
号7を、送信データ8で変調した高周波信号9を発生す
る。
【0053】端末局20は、アンテナ15で基地局10
から送られてきた高周波信号9を受信し受信部29へ送
る。受信部29ではダイオード等による直接検波を行
い、リミッタアンプ等を介してデータ信号19を得る。
データ信号19は、無線制御部28からデータ処理部2
1を経由して付属装置22に出力される。
【0054】整流回路32は、アンテナ15で受信され
た高周波信号9を整流し、直流電源33を得る。この直
流電源33を用いて、端末局20の動作電流とすること
ができると共に、電源端子34を介して付属装置22に
電源供給する。
【0055】従って、上記実施の形態5によれば、基地
局10からの高周波信号を整流して端末局20の電源と
すると共に、付属装置22にも電源を供給することで、
端末局20に整流回路32を設けるだけで、端末局20
上に高価な電源回路が不要になり、高周波信号の得られ
る限り持ち運び可能な安価で小型化に適した端末器が構
成できる利点がある。
【0056】なお、上記各実施の形態において、アンテ
ナ15,26,26a、26bの少なくともいずれか
を、マイクロ波帯、VHF波帯、短波/中波帯を受信す
るアンテナとして構成してもよく、広範囲の信号を必要
に応じて受信することができる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るパッシブ
通信装置によれば、端末局から基地局へのデータ通信
時、端末局上で基地局からの無変調キャリアを、送信デ
ータによりアンテナ端のインピーダンスを変化させて変
調するようにしてので、端末局上に高価な発振器部が不
要になり、安価で、小型化に適した端末器が構成できる
という効果がある。
【0058】また、端末局に、基地局からの受信データ
を一旦記録するデータ保持部をさらに備え、受信データ
の記録後、付属装置に転送し、かつ基地局への送信デー
タを一旦付属装置からデータ保持部へ記録し、記録終了
後に基地局へ送信するようにしたので、付属装置とデー
タ保持部との転送と、端末局と基地局との通信時間との
タイミングを分けることができ、特定小電力移動体識別
用無線設備の標準規格を使用すれば、現行法規制下でも
このパッシブ通信装置が運用できるという効果がある。
【0059】また、端末局に送信アンテナを二重にして
設けたので、基地局の受信アンテナは、2つの高周波信
号を受信するため、一方の信号が妨害されたとしても、
他方の信号が受信でき、信頼性の高い通信ができるとい
う効果がある。
【0060】また、基地局からの高周波信号を整流して
端末局の電源とする整流回路を備えたので、端末局上に
高価な電源回路が不要になり、また、高周波信号検出回
路が不要になり、安価で、小型化に適した端末器が構成
できるという効果がある。
【0061】さらに、基地局からの高周波信号を整流し
て端末局の電源とすると共に、付属装置にも電源を供給
するよういしたので、端末局に整流回路を設けるだけ
で、端末局上に高価な電源回路が不要になり、高周波信
号の得られる限り持ち運び可能な安価で小型化に適した
端末器が構成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この実施の形態1によるパッシブ通信装置の
構成図である。
【図2】 この実施の形態1によるパッシブ通信装置の
端末局内受信部の内部構成図である。
【図3】 この実施の形態1によるパッシブ通信装置の
端末局内送信部の内部構成図である。
【図4】 この実施の形態1によるパッシブ通信装置の
動作を示すタイミングチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態2によるパッシブ通信
装置の構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態2によるパッシブ通信
装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態3によるパッシブ通信
装置の構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態4によるパッシブ通信
装置の構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態4によるパッシブ通信
装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態5によるパッシブ通
信装置の構成図である。
【図11】 従来例による通信装置の構成図である。
【図12】 従来例による通信装置の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
1 付属装置、10 基地局、15 アンテナ、29
受信部、22 付属装置、30,30a,30b 送信
部、26,26a,26b アンテナ、20端末局、3
1 データ保持部、32 整流回路、34 電源端子。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と端末局との間でシリアルデータ
    の半二重データ通信を行う通信装置において、上記端末
    局に、上記基地局からの信号を受信する第1のアンテナ
    と、上記第1のアンテナにより受信されたデータを復調
    する受信部と、上記基地局からの信号を受信すると共に
    上記基地局にデータを送信する第2のアンテナと、上記
    第2のアンテナに接続され、出力インピーダンスの変化
    により上記基地局からの受信信号を送信データにより変
    調させてデータ送信する送信部とを備えたことを特徴と
    するパッシブ通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパッシブ通信装置におい
    て、上記端末局に、上記基地局からの受信データを一旦
    記録するデータ保持部をさらに備えると共に、上記端末
    局に接続された付属装置を備え、上記データ保持部は、
    受信データの記録後、上記付属装置に転送し、かつ基地
    局への送信データを一旦付属装置からデータ保持部へ記
    録し、記録終了後に基地局へ送信することを特徴とする
    パッシブ通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のパッシブ通信装
    置において、上記端末局に、上記基地局からの信号を受
    信すると共に上記基地局にデータを送信する第3のアン
    テナと、上記第3のアンテナに接続され、出力インピー
    ダンスの変化により上記基地局からの受信データを送信
    データにより変調させてデータ送信する他の送信部とを
    さらに備えたことを特徴とするパッシブ通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のパ
    ッシブ通信装置において、上記端末局に、上記第1のア
    ンテナにより受信された高周波信号を整流して当該端末
    局の直流電源を供給する整流回路をさらに備えたことを
    特徴とするパッシブ通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のパッシブ通信装置におい
    て、上記整流回路は、端末局に接続された付属装置に電
    源端子を介して直流電源を供給することを特徴とするパ
    ッシブ通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載のパ
    ッシブ通信装置において、上記送信部は、送信データに
    より出力インピーダンスが変化するスイッチング素子を
    有することを特徴とするパッシブ通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載のパ
    ッシブ通信装置において、上記受信部は、受信データを
    検波するダイオードと、検波された受信データをディジ
    タル信号に変換するリミッタアンプとを有することを特
    徴とするパッシブ通信装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載のパ
    ッシブ通信装置において、少なくとも上記第1ないし第
    3のいずれかのアンテナを、マイクロ波帯を受信するア
    ンテナとすることを特徴とするパッシブ通信装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし7のいずれかに記載のパ
    ッシブ通信装置において、少なくとも上記第1ないし第
    3のいずれかのアンテナを、VHF波帯を受信するアン
    テナとすることを特徴とするパッシブ通信装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし7のいずれかに記載の
    パッシブ通信装置において、少なくとも上記第1ないし
    第3のいずれかのアンテナを、短波/中波帯を受信する
    アンテナとすることを特徴とするパッシブ通信装置。
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