JP2000011834A - 電力供給制御装置 - Google Patents

電力供給制御装置

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JP2000011834A
JP2000011834A JP10174715A JP17471598A JP2000011834A JP 2000011834 A JP2000011834 A JP 2000011834A JP 10174715 A JP10174715 A JP 10174715A JP 17471598 A JP17471598 A JP 17471598A JP 2000011834 A JP2000011834 A JP 2000011834A
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relay
switch
closed
power supply
control circuit
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JP10174715A
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Yutaka Tateyama
裕 立山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 待機時に電力を消費せず、しかも安全性およ
び操作性に優れた電力供給制御装置を提供する。 【解決手段】 電源に接続される入力端子、電力需要部
に接続される出力端子、両端子を接続するリレー、リレ
ーに並列に接続され操作されている期間のみに閉じるス
イッチ、リレーの開閉を制御する制御回路、スイッチの
開閉を検知する検知回路、LEDおよびブザーを電力供
給制御装置に備え、制御回路、検知回路、LEDおよび
ブザーに電源からの電力を出力端子を介して与える。ス
イッチが閉じることによって起動した制御回路は、スイ
ッチが閉じていることを確認した後にリレーを閉じる。
起動後所定時間経過してもスイッチが閉じているときに
はLEDの表示とブザーの音により警告する。リレーが
閉じているときにスイッチが閉じたときには、ブザー音
を発した後にリレーを開く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源から電気機器
への電力の供給を制御する電力供給制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】洗濯機をはじめとする多くの電気機器に
は、電源からの電力の供給の経路となって、機器内の電
力需要部への電力の供給を制御する電力供給制御装置が
備えられている。このような制御装置の中には、電気機
器を動作させない期間は制御装置自体も電力を消費しな
いようにするために、制御動作に要する電力を電力需要
部への出力端子から得るようにした電力自己保持型のも
のがある。
【0003】従来の自己保持型の電力供給制御装置の概
略構成を図5に示す。この制御装置30は、交流電源5
に接続される入力端子31、電力需要部39に接続され
る出力端子32、入力端子31と出力端子32とに接続
されたリレー33、リレー33と並列に入力端子31と
出力端子32とに接続されたスイッチ34、リレー33
の開閉を制御する制御回路35、スイッチ34の開閉状
態を検知して制御回路35に伝える検知回路36、発光
ダイオード(LED)37、およびブザー38より成
る。
【0004】スイッチ34は電力供給の開始と停止を指
示するために使用者によって操作されるもので、不図示
の押し釦が付設されており、操作されている期間にのみ
閉じる。LED37は制御装置30が需要部39に電力
の供給を行っていることを表示により、ブザー38は電
力供給を開始したことを音により、使用者に報知するた
めのものである。LED37およびブザー38は制御回
路35からの指令に応じて報知を行う。
【0005】制御回路35、検知回路36、LED37
およびブザー38は出力端子32に接続されており、出
力端子32を介して電源5より供給される電力によって
動作する。したがって、制御回路35、検知回路36、
LED37およびブザー38は、リレー33とスイッチ
34が共に開いているときは動作せず、スイッチ34が
閉じられることによって起動する。
【0006】制御装置30の動作の流れを図6に示す。
スイッチ34が閉じられる(ステップ#305)ことに
より起動した制御回路35は(#310)、リレー33
を閉じさせる(#315)。リレー33が閉じることに
より、スイッチ34が開いた後も出力端子32は電源5
に接続された状態に保たれて、需要部39に電力が供給
され続け、制御回路35、検知回路36、LED37、
ブザー38も動作に必要な電力を継続して与えられる。
制御回路35はリレー33を閉じさせた後、ブザー38
に指令を与えて音による電力供給開始の報知を行わせ
(#320)、LED37に指令を与えて電力供給中で
あることの表示による報知を開始させる(#325)。
【0007】リレー33が閉じて電力供給を行っている
間にスイッチ34が操作されて閉じると、それを検知回
路36が検知して制御回路35に伝える(#330)。
スイッチ34が閉じたことを伝えられた制御回路35は
リレー33を開かせる(#335)。リレー33が開く
ことによって出力端子32と電源5との接続は断たれ、
需要部39への電力供給は終了し、制御回路35、検知
回路36、LED37、ブザー38も動作を停止する。
LED37が動作を停止することにより、電力供給中で
あることの表示も終了する。
【0008】制御装置30における起動時の、制御回路
35の電圧、スイッチ34の開閉状態、リレー33の開
閉状態、LED37の動作状態、およびブザー38の動
作状態の関係を図7に示す。制御回路35は、リレー3
3を閉じさせるためおよびリレー33を閉じた状態に保
持するために、閾値VTH以上の電圧を必要とする。すな
わち、スイッチ34が閉じる(ON)ことにより電力を
受け始めた制御回路35は、内部の電圧Vが上昇して閾
値VTHに達して初めて、リレー33の開閉を制御し得る
状態となる。
【0009】制御回路35の電圧Vが閾値VTHに達する
までの期間Tの長さは、制御回路35の内部構成によっ
て異なるが、一般に、数十ミリ秒から数百ミリ秒程度で
ある。使用者は、少なくとも期間Tの間は、制御回路3
5に電力を与えるためにスイッチ34を操作し続けてお
く必要がある。
【0010】制御回路35は、電圧Vが閾値VTHに達す
ると直ちにリレー33を閉じさせ、続いてブザー38と
LED37に報知を行わせる。ブザー38の音による電
力供給開始の報知は所定の時間で終了するが、LED3
7の表示による電力供給中の報知はその後も継続する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、使用者が電
力供給の開始を指示するための操作をきわめて素早く行
った場合、すなわちスイッチ34が閉じられた期間がご
く短かい場合、制御回路35の内部の電圧Vが閾値VTH
に達した直後に低下してしまうという事態が生じる。こ
のような場合の制御回路35の電圧、スイッチ34の開
閉状態、リレー33の開閉状態、LED37の動作状
態、およびブザー38の動作状態の関係を図8に示す。
【0012】制御回路35はリレー33を閉じさせよう
とするが、リレー33を閉じさせる前に電圧Vが閾値V
THよりも低下してしまい、リレー33を閉じさせること
に失敗する。一方、LED37とブザー38は、動作に
要する電圧がリレー33の制御に要する電圧よりも低い
ため、出力端子32より電力を得られなくなった後も少
しの間は動作可能である。したがって、制御回路35が
リレー33を閉じさせようとする動作に続いてLED3
7とブザー38に報知を指令することにより、表示と音
による報知が短時間ながら行われることになる。
【0013】電気機器の使用者にとっては、自身が行っ
た操作に応じて表示や音による電力供給開始の報知があ
ったにもかかわらず、電力供給が開始されないという非
常に不自然な状況となる。このような状況は、故障が生
じたのではないかという不安を使用者に覚えさせ、機器
への信頼感を損なう結果になる。
【0014】また、スイッチ34に付設された押し釦に
何かが偶然に触れて、例えばペットが倒した物品が押し
釦に当たって、スイッチ34が閉じた場合、スイッチ3
4が閉じた期間がたとえ短くても、制御回路35の電圧
Vが閾値VTHに達するまでの期間Tを超えているとき
は、リレー33は閉じられることになる。このとき使用
者が電気機器の近くにいるとは限らず、使用者が知らな
いうちに制御回路35が動作して電力を消費する。この
ような事態は、電力消費の低減を主たる目的とする自己
保持型の制御装置としては好ましくない。
【0015】多くの電気機器は操作を検知したことを音
によって報知するようにしている。上記の制御装置30
においては、ブザー38の音が操作の検知を報知する音
になる。ところが、制御回路38は動作中にスイッチ3
4が閉じられた時には、ブザー38を動作させることな
くリレー33を開かせる。このため、ブザー38は操作
を検知したときの報知音を発する手段として半分しか機
能しないことになる。使用者は、LED37の表示が消
えることにより、操作が検知されたことを理解できる
が、動作開始を指示する操作が報知音を伴うのに対して
動作停止を指示する操作が報知音を伴わないため、操作
性に不自然さを感じてしまう。特に、ブザー38を電気
機器の他の操作部材が操作されたときの報知音を発する
手段としても利用する構成のときは、電力供給の停止の
操作だけが報知音を伴わないことになって、不自然さは
一層大きくなる。
【0016】さらに、スイッチ34に付設された押し釦
に何かが当たっていたり、スイッチ34に接点の溶着等
の故障が万一発生したりして、スイッチ34が閉じたま
まになった場合、リレー33だけでなくスイッチ34も
電力の供給経路となる。電力需要部39が電力を消費し
ないときでも制御回路35はリレー33を閉じた状態に
保持しておくために電力を消費するから、スイッチ34
には電流が流れ続ける。しかしながら、スイッチ34は
短時間のみ閉じることを前提に設計されているため、長
時間の通電により異常な発熱が生じる危険性がある。故
障のためにスイッチ34が機能しないときは、電源プラ
グを抜かない限り通電が続くことになってきわめて危険
であり、また、使用者に大きな不安を与える。従来の電
力供給制御装置にはこのような場合の危険回避の対策は
講じられていない。
【0017】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、待機時に電力を消費せず、しかも安全性および
操作性に優れた電力供給制御装置を提供することを目的
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、電源から電力需要部への電力の供給の
経路となって電力需要部への電力の供給を制御する電力
供給制御装置であって、電源に接続される入力端子と、
電力需要部に接続される出力端子と、入力端子と出力端
子とに接続されたリレーと、入力端子と出力端子とに接
続され、外部から操作されて操作されている期間のみに
閉じるスイッチと、スイッチの開閉状態を検知する検知
回路と、出力端子を介して電源より与えられる電力によ
って動作し、起動した時にリレーを閉じさせ、リレーを
閉じさせた後スイッチが閉じたことを検知回路が検知し
た時にリレーを開かせる制御回路とを備えるものにおい
て、制御回路は、リレーを閉じさせようとする時にスイ
ッチが開いていることを検知装置が検知しているとき
は、リレーを閉じさせないものとする。
【0019】制御回路は、閉じられたスイッチを介して
電源より与えられる電力により起動し、リレーを閉じさ
せようとするが、既にスイッチが開いているときにはリ
レーを閉じさせない。したがって、使用者のスイッチ操
作が短かった場合や何かが偶然にスイッチを瞬間的に閉
じさせた場合には電力供給は開始されず、使用者が明確
にスイッチ操作をした場合に限って電力供給が開始され
る。このため、使用者の意図に反する電力消費が避けら
れる。また、制御回路がリレーを閉じさせる時には、そ
の電圧はリレーを閉じさせるために必要な閾値を超えて
おり、たとえその直後にスイッチが開いたとしても、リ
レーを確実に閉じさせることができる。
【0020】上記の電力供給制御装置に、出力端子を介
して電源より与えられる電力によって動作し、制御回路
からの指令に応じて電力供給中であることを表示によっ
て報知する報知手段を備えるようにしてもよく、この構
成では、制御回路は、リレーを閉じさせようとする時に
スイッチが閉じていることを検知装置が検知していると
きは、リレーを閉じさせる前に、報知手段に報知の開始
を指令するものとする。
【0021】この報知手段はリレーが閉じた後も表示を
継続するが、表示開始の指令はリレーが閉じられる前に
与えられる。この指令を与える時、制御回路はリレーを
確実に閉じさせ得る状態になっており、たとえその後に
スイッチが開いてもリレーは閉じられるから、電力供給
を開始したことの報知がなされたのに電力供給が開始さ
れないという不一致は生じない。
【0022】上記の電力供給制御装置に、出力端子を介
して電源より与えられる電力によって動作し、制御回路
からの指令に応じて前記スイッチが閉じたことを表示ま
たは音によって報知する報知手段を備えて、制御回路
は、リレーを閉じさせようとする時にスイッチが閉じて
いることを検知装置が検知しているときは、リレーを閉
じさせる前に、報知手段に報知を指令するものとしても
よい。
【0023】この報知手段は、電力供給開始を指示する
スイッチ操作の検知を報知するものであり、報知は表示
と音のいずれか一方または両方で、一時的に行われる。
報知の指令はリレーが閉じられる前に与えられる。この
指令を与える時、制御回路はリレーを確実に閉じさせ得
る状態になっており、たとえその後にスイッチが開いて
もリレーは閉じられるから、電力供給開始を指示する操
作を検知したことを装置自体が報知したのに電力供給が
開始されないという不一致は生じない。
【0024】上記の電力供給制御装置に、出力端子を介
して電源より与えられる電力によって動作し、制御回路
からの指令に応じてスイッチが閉じたことを音によって
報知する報知手段を備えて、制御回路は、リレーを閉じ
させた後スイッチが閉じたことを検知回路が検知したと
きに、リレーを開かせる前に報知手段に報知を指令する
ものとすることもできる。
【0025】この報知手段は、電力供給停止を指示する
スイッチ操作の検知を報知するものであり、報知は音に
よって行われる。報知の指令はリレーが開かれる前、す
なわち報知手段が動作に必要な電力を受けている間に与
えられるから、報知は確実に行われる。
【0026】上記の電力供給制御装置に、出力端子を介
して電源より与えられる電力によって動作し、制御回路
からの指令に応じて表示または音によって異常を報知す
る警報手段を備えるようにしてもよく、この構成では、
制御回路は、リレーを閉じさせた後所定の時間が経過す
るまでにスイッチが開いたことを検知回路が検知しなか
ったときに、警報手段に報知を指令するものとする。
【0027】電力供給の開始や停止を指示するために使
用者がスイッチを操作する通常の時間の数倍以上に所定
の時間を設定しておくことで、スイッチが異常に長く閉
じていることを使用者に知らせて警告することができ
る。警報は表示と音のいずれか一方または両方で行われ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
電気洗濯機について図面を参照しながら説明する。図1
に本実施形態の電気洗濯機1の電気回路の概略構成を示
す。洗濯機1は、電力供給制御装置10、操作部21、
モータ22、給水弁23、排水弁24、および負荷回路
制御部25を備えている。電力供給制御装置10(以
下、単に制御装置ともいう)は、交流電源5から操作部
21、モータ22、給水弁23、排水弁24、負荷回路
制御部25への電力の供給を制御する。
【0029】操作部21は、洗い、すすぎ、脱水等の洗
濯に関する動作(洗濯動作という)についての指示を与
えるために使用者によって操作される。モータ22はパ
ルセータ、回転槽等の駆動部に駆動力を与える。給水弁
23は洗濯槽への給水を制御し、排水弁24は洗濯槽か
らの排水を制御する。負荷回路制御部25は、負荷回路
であるモータ22、給水弁23および排水弁24の動作
を制御する。
【0030】制御装置10は、入力端子11、出力端子
12、リレー13、スイッチ14、制御回路15、検知
回路16、表示部17、および発音部18より成る。入
力端子11は交流電源5に接続され、出力端子12は、
電力を必要とする操作部21、モータ22、給水弁2
3、排水弁24、負荷回路制御部25に接続されてい
る。リレー13は入力端子11と出力端子12に接続さ
れており、閉じたときに電力供給の経路となる。スイッ
チ14はリレー13と並列に、入力端子11と出力端子
12に接続されている。スイッチ14は電力供給の開始
と停止を指示するために使用者によって操作されるもの
で、不図示の押し釦が付設されており、操作されている
期間にのみ閉じる。
【0031】制御回路15、検知回路16、表示部17
および発音部18は出力端子12に接続されており、出
力端子12を介して電源5より供給される電力によって
動作する。したがって、制御回路15、検知回路16、
表示部17および発音部18は、リレー13とスイッチ
14が共に開いているときは動作せず、スイッチ14が
閉じられることによって起動する。
【0032】制御回路15はマイクロコンピュータより
成り、リレー13の開閉、表示部17の表示、および発
音部18の音の発生を制御する。本実施形態では、制御
回路15は、洗濯動作の制御も行うように設定されてお
り、負荷回路制御部25を介して、モータ22、給水弁
23および排水弁24の動作を制御する。すなわち、制
御回路15は電力供給の制御を含めた洗濯機1の全動作
の制御を司る。洗濯動作の開始は操作部21から与えら
れる信号に基づいて行われる。電力供給の制御について
は後に詳述する。
【0033】検知回路16はスイッチ14にも接続され
ており、スイッチ14の開閉状態を検知して制御回路1
5に伝える。表示部17は、例えばLEDとその駆動回
路より成り、電力供給中であることを表示する。表示部
17は進行中の工程、残り時間等の洗濯動作に関する情
報の表示や、洗濯機1に何らかの異常が発生したときの
異常の表示にも用いられる。
【0034】発音部18は、例えばブザーとその駆動回
路より成り、スイッチ14や操作部21が操作されたと
きに、操作を検知したことを知らせるための音を発す
る。操作の検知を示すこの報知音は短時間のものであ
る。スイッチ14が操作されたときの報知音は、電力供
給を開始したことや停止したことを表す。発音部18
は、異常が発生したことを知らせるための音も発する。
この報知音は、操作検知の報知音と明確に区別し得るよ
うに異なる周波数に設定されており、また、長時間続
く。
【0035】洗濯機1の電力供給の制御に関する動作の
流れを図2に示す。スイッチ14が閉じられる(ステッ
プ#105)ことにより起動(#110)した制御回路
15は、まず、スイッチ14が閉じたままであるか否か
を、検知回路16の出力信号に基づいて判定する(#1
15)。そして、スイッチ14が既に開いていれば、リ
レー13を閉じることなく制御動作を終了する。スイッ
チ14が閉じているときは、発音部18より報知音を発
し(#120)、表示部17の表示を開始し(#12
5)、次いでリレー13を閉じさせる(#130)。
【0036】リレー13が閉じることにより、スイッチ
14が開いた後も出力端子12は電源5に接続された状
態に保たれて、操作部21、負荷回路制御部25、モー
タ22等に電力が供給され続け、また、制御回路15、
検知回路16、表示部17、発音部18も動作に必要な
電力を継続して与えられる。
【0037】次いで、制御回路15は、スイッチ14が
依然として閉じているか否かを検知回路16の出力信号
に基づいて判定し(#135)、閉じているときは起動
から所定時間(例えば1分)が経過したか否かを判定す
る(#140)。所定時間が経過していないときは、#
135に戻って判定を繰り返す。スイッチ14が閉じた
まま所定時間が経過したときには、スイッチ14に何ら
かの異常が発生したと判断して、表示部17および発音
部18より異常を報知し(#145)、制御動作を終了
する。このとき、スイッチ14を流れる電流が増大する
ことがないようにするために、リレー13を開くことは
しない。
【0038】#135の判定でスイッチ14が開いてい
るときは、制御装置10が正常に電力の供給を開始した
ことになり、洗濯機1は洗濯動作をいつでも開始し得る
待機状態となる。制御回路15は、操作部21が操作さ
れたか否かを判定し(#150)、操作されたときはそ
れに応じた洗濯動作を開始させ(#155)、続いてス
イッチ14が閉じているか否かを判定する(#16
0)。閉じていなければ#150に戻って、操作部21
が操作されるまたはスイッチ14が閉じられるのを待
つ。
【0039】#160の判定でスイッチ14が閉じてい
るときは、発音部18より報知音を発し(#165)、
報知音を発し終えたことを確認した後(#170)、リ
レー13を開く(#175)。これで、洗濯機1は全動
作を終了し、電力消費は皆無となる。
【0040】制御装置10における起動時の、制御回路
15の電圧、スイッチ14の開閉状態、リレー13の開
閉状態、表示部17の動作状態、および発音部18の動
作状態の関係を図3に示す。上述のステップ#115で
のスイッチの開閉状態の判定を行う時には、制御回路1
5の内部の電圧Vがリレー13を閉じさせるためおよび
リレー13を閉じた状態に保持するために必要な閾値V
THに達するのに要する期間Tが既に経過している。した
がって、ステップ#115でスイッチが閉じていたとき
には、制御回路15は確実にリレー13を閉じさせ得る
状態となっており、たとえその直後にスイッチ14が開
いたとしても、ステップ#130でリレー13を閉じさ
せることができる。
【0041】また、リレー13を確実に閉じさせ得る状
態になった後に発音部18より報知音を発し(#12
0)、表示部17の表示を開始するから(#125)、
電力供給を開始したことを示す報知音や電力供給中であ
ることを示す表示が、実際の電力供給の動作に必ず一致
する。しかも、リレー13を閉じる前に音や表示による
報知を行うから、使用者のスイッチ14を閉じる操作と
報知までの時間差が僅かであり、使用者が違和感を覚え
ることもない。
【0042】使用者が電力供給の開始を指示するための
操作をきわめて素早く行ったとき、すなわちスイッチ1
4が閉じられた期間がごく短かいときの、制御回路15
の電圧、スイッチ14の開閉状態、リレー13の開閉状
態、表示部17の動作状態、および発音部18の動作状
態の関係を図4に示す。この場合、ステップ#115で
スイッチ14が既に開いていると判定されることにな
り、その時たとえ制御回路15の電圧Vが閾値VTHに達
していたとしても、リレー13を閉じることはせず、ま
た、表示部17や発音部18による報知も行わない。
【0043】制御回路15が起動時にこのような制御を
行うことにより、リレー13を閉じる動作が失敗に終わ
ることがなくなり、また、報知音が鳴ったり表示が点っ
たりしたにもかかわらず、電力供給が開始されないとい
う不自然な事態が生じることもなくなる。
【0044】また、起動後所定時間が経過してもスイッ
チ14が閉じられているときは表示と音によって異常を
報知する(#145)ようにしたので、使用者が異常に
迅速に対処することが可能になって、スイッチ14の長
時間の通電による発熱の危険性が未然に回避される。
【0045】なお、本実施形態の電気洗濯機1では電力
供給制御装置10が洗濯動作を含めた洗濯機の動作全体
の制御を行うようにしたが、電力供給の制御装置と洗濯
動作の制御装置を独立に備えて、電力供給制御装置は電
力供給に関する制御のみを行うようにしてもよい。その
場合、洗濯動作の制御装置は、動作に必要な電力を電力
供給制御装置の出力端子から得るようにする。
【0046】また、ここでは交流電力の供給を制御する
例を掲げたが、本発明は直流電力の供給の制御にも適用
することができる。本発明の電力供給制御装置は電気洗
濯機に限らず、電力を必要とするあらゆる電気機器に組
み込むことが可能である。
【0047】
【発明の効果】本発明の電力供給制御装置によるとき
は、動作を開始した制御回路がスイッチが閉じられてい
ることを確認した上でリレーを閉じさせるから、偶発的
にスイッチが閉じることによる使用者の意図しない電力
供給の開始が避けられる。したがって、待機中に電力を
消費しないという目的が十分に達成される。また、スイ
ッチが閉じられていることを確認した時には、制御回路
はリレーを確実に閉じさせ得る状態になっているから、
その直後にスイッチが開かれても電力供給は確実に開始
される。
【0048】また、動作の開始や停止を指示するスイッ
チ操作の検知や電力供給中であることを報知するように
したので、電力供給制御装置の動作を使用者が認識し易
く、しかも報知と操作や動作内容とが一致するように設
定されているため、使用者に不自然な印象を与えない。
【0049】さらに、電力供給開始から所定の時間を経
過するまで継続してスイッチが閉じられているときに警
報を発するようにしたことにより、長時間の通電による
スイッチの発熱の危険が未然に防止され、安全性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である電気洗濯機の電気
回路の概略構成を示す図。
【図2】 上記電気洗濯機の電力供給の制御に関する動
作の流れを示すフローチャート。
【図3】 上記電気洗濯機の制御装置における起動時の
制御回路の電圧、スイッチの開閉状態、リレーの開閉状
態、表示部の動作状態および発音部の動作状態の関係を
示す図。
【図4】 上記電気洗濯機の制御装置におけるスイッチ
操作が短かったときの制御回路の電圧、スイッチの開閉
状態、リレーの開閉状態、表示部の動作状態および発音
部の動作状態の関係を示す図。
【図5】 従来の電力供給制御装置の概略構成を示す
図。
【図6】 従来の電力供給制御装置の動作の流れを示す
フローチャート。
【図7】 従来の電力供給制御装置における起動時の制
御回路の電圧、スイッチの開閉状態、リレーの開閉状
態、LEDの動作状態およびブザーの動作状態の関係を
示す図。
【図8】 従来の電力供給制御装置におけるスイッチ操
作が短かったときの制御回路の電圧、スイッチの開閉状
態、リレーの開閉状態、LEDの動作状態およびブザー
の動作状態の関係を示す図。
【符号の説明】
1 電気洗濯機 5 交流電源 10 電力供給制御装置 11 入力端子 12 出力端子 13 リレー 14 スイッチ 15 制御回路 16 検知回路 17 表示部 18 発音部 21 操作部 22 モータ 23 給水弁 24 排水弁 25 負荷回路制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源から電力需要部への電力の供給の経
    路となって電力需要部への電力の供給を制御する電力供
    給制御装置であって、電源に接続される入力端子と、電
    力需要部に接続される出力端子と、前記入力端子と前記
    出力端子とに接続されたリレーと、前記入力端子と前記
    出力端子とに接続され、外部から操作されて操作されて
    いる期間のみに閉じるスイッチと、前記スイッチの開閉
    状態を検知する検知回路と、前記出力端子を介して電源
    より与えられる電力によって動作し、起動した時に前記
    リレーを閉じさせ、前記リレーを閉じさせた後前記スイ
    ッチが閉じたことを前記検知回路が検知した時に前記リ
    レーを開かせる制御回路とを備えるものにおいて、 前記制御回路は、前記リレーを閉じさせようとする時に
    前記スイッチが開いていることを前記検知装置が検知し
    ているときは、前記リレーを閉じさせないことを特徴と
    する電力供給制御装置。
  2. 【請求項2】 前記出力端子を介して電源より与えられ
    る電力によって動作し、前記制御回路からの指令に応じ
    て電力供給中であることを表示によって報知する報知手
    段を備え、 前記制御回路は、前記リレーを閉じさせようとする時に
    前記スイッチが閉じていることを前記検知装置が検知し
    ているときは、前記リレーを閉じさせる前に、前記報知
    手段に報知の開始を指令することを特徴とする請求項1
    に記載の電力供給制御装置。
  3. 【請求項3】 前記出力端子を介して電源より与えられ
    る電力によって動作し、前記制御回路からの指令に応じ
    て前記スイッチが閉じたことを表示または音によって報
    知する報知手段を備え、 前記制御回路は、前記リレーを閉じさせようとする時に
    前記スイッチが閉じていることを前記検知装置が検知し
    ているときは、前記リレーを閉じさせる前に、前記報知
    手段に報知を指令することを特徴とする請求項1に記載
    の電力供給制御装置。
  4. 【請求項4】 前記出力端子を介して電源より与えられ
    る電力によって動作し、前記制御回路からの指令に応じ
    て前記スイッチが閉じたことを音によって報知する報知
    手段を備え、 前記制御回路は、前記リレーを閉じさせた後前記スイッ
    チが閉じたことを前記検知回路が検知したときに、前記
    リレーを開かせる前に前記報知手段に報知を指令するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電力供給制御装置。
  5. 【請求項5】 前記出力端子を介して電源より与えられ
    る電力によって動作し、前記制御回路からの指令に応じ
    て表示または音によって異常を報知する警報手段を備
    え、 前記制御回路は、前記リレーを閉じさせた後所定の時間
    が経過するまでに前記スイッチが開いたことを前記検知
    回路が検知しなかったときに、前記警報手段に報知を指
    令することを特徴とする請求項1に記載の電力供給制御
    装置。
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