JP2000011602A5 - - Google Patents
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Description
【特許請求の範囲】
【請求項1】 スエージ取付け部を使用してディスク駆動アクチュエータ腕を負荷ビームに連結する連結部のトルク保持特性を増大せしめる方法にして、前記アクチュエータ腕と前記負荷ビームとにはそれぞれスエージ開口が形成され、前記スエージ取付け部は第1の側面と第2の側面とを有する基板を有し、前記第1の側面が該前記第1の側面から延びるハブを有し、前記ハブには該ハブを貫通する開口が設けられ、前記方法が、
前記スエージ取付け部のため芯部の軟質性を保持ししたまま前記スエージ取付け部を表面硬化せしめる工程、
前記アクチュエータ腕および前記負荷ビームのうちの一方に前記基板を取付け、前記ハブの開口を前記アクチュエータ腕および前記負荷ビームのうちの前記一方のスエージ開口と整合せしめる工程、
前記アクチュエータ腕および前記負荷ビームのうちの他方のスエージ開口内に前記ハブを挿入する工程、および
前記開口内にスエージ素子を挿入して、前記スエージ取付け部と前記アクチュエータ腕および前記負荷ビームの前記他方との間に干渉嵌合を形成する工程、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】 請求項1に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部を表面硬化せしめる工程が、粒子ブラスト法を使用することを特徴とする方法。
【請求項3】 請求項1に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部を表面硬化せしめる工程が、タンブリング法を使用することを特徴とする方法。
【請求項4】 請求項1に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部を表面硬化せしめる方法が、ガス浸炭法を使用することを特徴とする方法。
【請求項5】 請求項4に記載の方法にして、
炉を約1010度Cに加熱する工程、
炉に約0.99立方mの水素を加える工程、
炉に約0.008〜0.014立方mのメタンを加える工程、および
前記スエージ取付け部を炉を通して運動せしめ、約7.33分間スエージ取付け部を熱に露出せしめる工程、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項6】 スエージ取付け部のトルク保持特性を改善する方法にして、
前記スエージ取付け部の表面を第1の硬度値に硬化せしめる工程、および
前記スエージ取付け部の芯部の硬度を第2の硬度値に維持する工程
を含むことを特徴とする方法。
【請求項7】 請求項6に記載の方法にして、
前記第1の硬度値がビッカース硬度135より大であることを特徴とする方法。
【請求項8】 請求項6に記載の方法にして、
前記第1の硬度値がビッカース硬度170〜180の範囲内であることを特徴とする方法。
【請求項9】 請求項7に記載の方法にして、
前記第2の硬度値がビッカース硬度約135であることを特徴とする方法。
【請求項10】 請求項14に記載の方法にして、
前記第2の硬度値がビッカース硬度約135であることを特徴とする方法。
【請求項11】 金属部品を表面硬化せしめる方法にして、
熱処理炉の加熱区域を処理温度に加熱する工程、
前記熱処理炉に、水素ガスと炭化ガスとを含む混合ガスを充填する工程であって、前記水素ガスと前記炭化ガスとの比率が約50〜150:1である工程、および
前記金属部品を、前記加熱区域が前記処理温度に加熱されており且つ前記熱処理炉に前記混合ガスが充填されている時間の間、前記加熱区域を通過せしめる工程、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項12】 請求項11に記載の方法にして、
前記処理温度が約815〜1150度C(1500〜2100度F)であることを特徴とする方法。
【請求項13】 請求項11に記載の方法にして、
前記時間が約3〜12分であることを特徴とする方法。
【請求項14】 請求項11に記載の方法にして、
前記処理温度、前記水素ガスとの前記炭化ガスとの比率、及び前記時間が、前記金属部品における表面硬化の深さが約0.0025〜0.0076mmとなるように選択されることを特徴とする方法。
【請求項15】 請求項14に記載の方法にして、
前記深さが0.0076mmより大となるように選択されることを特徴とする方法。
【請求項16】 請求項1に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部が、ビッカース硬度が135より大であるように表面硬化されることを特徴とする方法。
【請求項17】 請求項1に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部が表面および芯部を有し、
前記表面硬化せしめる工程は、前記スエージ取付け部の前記芯部を焼鈍すると同時に前記スエージ取付け部の前記表面を硬化せしめることを特徴とする方法。
【請求項18】 請求項1に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部が表面および芯部を有し、
前記表面硬化せしめる工程は、前記スエージ取付け部の前記表面を、約0.0025〜0.0076mmの深さまで硬化せしめることを特徴とする方法。
【請求項19】 請求項1に記載の方法にして、
前記表面硬化せしめる工程は、加熱された炉内で行われることを特徴とする方法。
【請求項20】 請求項19に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部が表面および芯部を有し、
前記表面硬化せしめる工程は、前記スエージ取付け部の前記表面を、約0.0025〜0.0076mmの深さまで硬化せしめることを特徴とする方法。
【請求項21】 請求項19に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部が表面および芯部を有し、
前記表面硬化せしめる工程の変数を変えることで前記スエージ取付け部の前記表面の深さおよび硬度を変えることを特徴とする方法。
【請求項22】 請求項21に記載の方法にして、
ガスの比率、加熱時間、及び炉の温度のいずれかを変えることで前記スエージ取付け部の前記表面の深さおよび硬度のうち少なくとも一つを変えることを特徴とする方法。
【請求項23】 請求項21に記載の方法にして、
前記表面硬化せしめる工程の変数は、前記スエージ取付け部のトルク保持値を改善し前記芯部の軟質性を保持してスエージ作業時に前記スエージ取付け部の亀裂の発生を防止するように、所望の表面硬度と表面硬化層の深さとを得るように選択されることを特徴とする方法。
【請求項24】 請求項1に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部は表面および芯部を有し、
前記表面硬化せしめる工程の間、前記芯部の所望の軟質性が保持されることを特徴とする方法。
【請求項25】 請求項1に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部は300系ステンレス鋼からなることを特徴とする方法。
【請求項26】 請求項6に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部が表面および芯部を有し、
前記スエージ取付け部の前記芯部を焼鈍すると同時に前記スエージ取付け部の前記表面を硬化せしめることを特徴とする方法。
【請求項27】 請求項6に記載の方法にして、
前記硬化せしめる工程が完了したとき前記第1の硬度値となる部分の深さは約0.0025〜0.0076mmとなることを特徴とする方法。
【請求項28】 請求項6に記載の方法にして、
前記硬化せしめる工程は、加熱された炉内で行われることを特徴とする方法。
【請求項29】 請求項28に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部が表面および芯部を有し、
前記硬化せしめる工程が完了したとき前記第1の硬度値となる部分の深さは約0.0025〜0.0076mmとなることを特徴とする方法。
【請求項30】 請求項28に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部が表面および芯部を有し、
前記硬化せしめる工程の変数を変えることで前記スエージ取付け部の前記表面の深さおよび硬度を変えることを特徴とする方法。
【請求項31】 請求項30に記載の方法にして、
ガスの比率、加熱時間、及び炉の温度のいずれかを変えることで前記スエージ取付け部の前記表面の深さおよび硬度のうち少なくとも一つを変えることを特徴とする方法。
【請求項32】 請求項30に記載の方法にして、
前記硬化せしめる工程の変数は、前記スエージ取付け部のトルク保持値を改善し前記芯部の軟質性を保持してスエージ作業時に前記スエージ取付け部の亀裂の発生を防止するように、所望の表面硬度と表面硬化層の深さを得るように選択されることを特徴とする方法。
【請求項33】 請求項6に記載の方法にして、
前記硬化せしめる工程および前記維持する工程は、前記スエージ取付け部を浸炭することによって同時に行われることを特徴とする方法。
【請求項34】 請求項6に記載の方法にして、
前記第1の硬度値は、前記第2の硬度値より少なくともビッカース硬度が20大きいことを特徴とする方法。
【請求項35】 請求項6に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部は300系ステンレス鋼からなることを特徴とする方法。
【請求項36】 請求項11に記載の方法にして、
前記金属部品がステンレス鋼からなることを特徴とする方法。
【請求項37】 請求項11に記載の方法にして、
前記炭化ガスはメタンガスを含むことを特徴とする方法。
【請求項38】 請求項11に記載の方法にして、
前記金属部品は、スエージ取付け部に使用されることを特徴とする方法。
【請求項39】 請求項11に記載の方法にして、
前記金属部品は、ディスク駆動アクチュエータ腕組立体において使用されるスエージ取付け部であることを特徴とする方法。
【請求項40】
金属部品を表面硬化せしめる方法にして、
熱処理炉の加熱区域を処理温度に加熱する工程、
前記熱処理炉に、水素ガスと炭化ガスとを含む混合ガスを充填する工程、
前記金属部品を、前記加熱区域が前記処理温度に加熱されて且つ前記熱処理炉に前記混合ガスが充填されている約3〜12分の時間、前記加熱区域を通過せしめる工程、および
前記時間の後、前記加熱区域から前記金属部品を取り出す工程、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項41】 請求項40に記載の方法にして、
前記金属部品は300系ステンレス鋼からなることを特徴とする方法。
【請求項42】 請求項40に記載の方法にして、
前記炭化ガスはメタンガスを含むことを特徴とする方法。
【請求項43】 請求項40に記載の方法にして、
前記金属部品は、スエージ取付け部に使用されることを特徴とする方法。
【請求項44】 請求項40に記載の方法にして、
前記金属部品は、ディスク駆動アクチュエータ腕組立体において使用されるスエージ取付け部であることを特徴とする方法。
【請求項45】 請求項44に記載の方法にして、
前記水素ガスとの前記炭化ガスとの比率が約50〜150:1であることを特徴とする方法。
【請求項46】 請求項40に記載の方法にして、
前記処理温度が約815〜1150度C(1500〜2100度F)であることを特徴とする方法。
【請求項47】 請求項40に記載の方法にして、
前記処理温度、前記水素ガスとの前記炭化ガスとの比率、及び前記時間が、前記金属部品における表面硬化の深さが約0.0025〜0.0076mmとなるように選択されることを特徴とする方法。
【請求項48】 請求項47に記載の方法にして、
前記深さが0.0076mmより大となるように選択されることを特徴とする方法。
【請求項49】 スエージ取付けされるディスク駆動組立体にして、
開口を有するアクチュエータ腕と、
開口を有する負荷ビームと、
第1の側面および第2の側面を有する基底板を有し且つ前記基底板の前記第1の側面から延びるハブを有するスエージ取付け部であって、前記ハブが該ハブを貫通する開口を有する、スエージ取付け部と、
を備え、
前記基底板は前記アクチュエータ腕および負荷ビームのうちの一方に取付けられ、前記ハブの開口が前記アクチュエータ腕および前記負荷ビームのうちの前記一方の開口と整合しており、
前記ハブは前記アクチュエータ腕および負荷ビームのうちの他方の開口に挿入されて干渉嵌合を形成し、
前記干渉嵌合の少なくとも一方の表面が表面硬化せしめられる、
ことを特徴とするディスク駆動組立体。
【請求項50】 請求項49に記載のスエージ取付けされるディスク駆動組立体にして、
前記少なくとも一方の表面が、粒子ブラスト法を使用して表面硬化せしめられることを特徴とするスエージ取付け部。
【請求項51】 請求項49に記載のスエージ取付けされるディスク駆動組立体にして、
前記少なくとも一方の表面が、タンブリング法を使用して表面硬化せしめられることを特徴とするスエージ取付け部。
【請求項52】 請求項49に記載のスエージ取付けされるディスク駆動組立体にして、
前記少なくとも一方の表面が、ガス浸炭法を使用して表面硬化せしめられることを特徴とするスエージ取付け部。
【請求項53】 請求項49に記載のスエージ取付けされるディスク駆動組立体にして、
前記少なくとも一方の表面が、ビッカース硬度約160〜185に表面硬化せしめられることを特徴とするスエージ取付け部。
【請求項54】 請求項53に記載のスエージ取付けされるディスク駆動組立体にして、
前記少なくとも一方の表面を有する構成要素がコア部を有し、該コア部のビッカース硬度が約135であることを特徴とするスエージ取付け部。
【請求項55】 スエージ取付け部にして、
基板と、
前記基板から延びる取付けハブと
を含み、該スエージ取付け部が、ビッカース硬度が135より大であるように表面硬化されることを特徴とするスエージ取付け部。
【請求項56】 請求項55に記載のスエージ取付け部にして、
該スエージ取付け部が、ビッカース硬度が145より大であるように表面硬化されることを特徴とするスエージ取付け部。
【請求項57】 請求項56に記載のスエージ取付け部にして、
前記ビッカース硬度が165〜185の範囲内であることを特徴とするスエージ取付け部。
【請求項58】 請求項57に記載のスエージ取付け部にして、
前記スエージ取付け部は、その芯部の前記ビッカース硬度が135またはそれ以下であることを特徴とするスエージ取付け部。
【請求項59】 請求項56に記載のスエージ取付け部にして、
前記スエージ取付け部は、その芯部の前記ビッカース硬度が135またはそれ以下であることを特徴とするスエージ取付け部。
【請求項60】 請求項55に記載のスエージ取付け部にして、
前記スエージ取付け部は、その芯部の前記ビッカース硬度が135またはそれ以下であることを特徴とするスエージ取付け部。
【請求項61】 スエージ取付けされる組立体にして、
第1の構成部品であって、該第1の構成部品から延びるハブを有し、該ハブがこれを貫通する開口を有する、第1の構成部品と、
開口を有する第2の構成部品と、
を含み、
前記ハブは前記第2の構成部品の開口に挿入されて干渉嵌合を形成し、
前記干渉嵌合の少なくとも一方の表面が表面硬化せしめられる、
ことを特徴とするスエージ取付けされる組立体。
【請求項62】 請求項61に記載のスエージ取付けされる組立体にして、
前記ハブは中空の円筒として形成されることを特徴とするスエージ取付けされる組立体。
【請求項63】 請求項61に記載のスエージ取付けされる組立体にして、
前記ハブが表面硬化せしめられることを特徴とすることを特徴とするスエージ取付けされる組立体。
【請求項64】 請求項61に記載のスエージ取付けされる組立体にして、
前記少なくとも一方の表面は、ガス浸炭法を使用して表面硬化せしめられていることを特徴とするスエージ取付けされる組立体。
【請求項65】 請求項61に記載のスエージ取付けされる組立体にして、
前記少なくとも一方の表面が、ビッカース硬度が135より大であるように表面硬化されることを特徴とするスエージ取付けされる組立体。
【請求項66】 請求項65に記載のスエージ取付けされる組立体にして、
前記少なくとも一方の表面が、ビッカース硬度が145より大であるように表面硬化されることを特徴とするスエージ取付けされる組立体。
【請求項67】 請求項66に記載のスエージ取付けされる組立体にして、
前記少なくとも一方の表面が、ビッカース硬度が160〜185の範囲となるように表面硬化されることを特徴とするスエージ取付けされる組立体。
【請求項68】 請求項64に記載のスエージ取付けされる組立体にして、
前記少なくとも一方の表面を有する構成要素が芯部を有し、該芯部のビッカース硬度が約135であることを特徴とするスエージ取付けされる組立体。
【請求項69】 請求項66に記載のスエージ取付けされる組立体にして、
前記少なくとも一方の表面を有する構成要素が芯部を有し、該芯部のビッカース硬度が約135であることを特徴とするスエージ取付けされる組立体。
【請求項1】 スエージ取付け部を使用してディスク駆動アクチュエータ腕を負荷ビームに連結する連結部のトルク保持特性を増大せしめる方法にして、前記アクチュエータ腕と前記負荷ビームとにはそれぞれスエージ開口が形成され、前記スエージ取付け部は第1の側面と第2の側面とを有する基板を有し、前記第1の側面が該前記第1の側面から延びるハブを有し、前記ハブには該ハブを貫通する開口が設けられ、前記方法が、
前記スエージ取付け部のため芯部の軟質性を保持ししたまま前記スエージ取付け部を表面硬化せしめる工程、
前記アクチュエータ腕および前記負荷ビームのうちの一方に前記基板を取付け、前記ハブの開口を前記アクチュエータ腕および前記負荷ビームのうちの前記一方のスエージ開口と整合せしめる工程、
前記アクチュエータ腕および前記負荷ビームのうちの他方のスエージ開口内に前記ハブを挿入する工程、および
前記開口内にスエージ素子を挿入して、前記スエージ取付け部と前記アクチュエータ腕および前記負荷ビームの前記他方との間に干渉嵌合を形成する工程、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】 請求項1に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部を表面硬化せしめる工程が、粒子ブラスト法を使用することを特徴とする方法。
【請求項3】 請求項1に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部を表面硬化せしめる工程が、タンブリング法を使用することを特徴とする方法。
【請求項4】 請求項1に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部を表面硬化せしめる方法が、ガス浸炭法を使用することを特徴とする方法。
【請求項5】 請求項4に記載の方法にして、
炉を約1010度Cに加熱する工程、
炉に約0.99立方mの水素を加える工程、
炉に約0.008〜0.014立方mのメタンを加える工程、および
前記スエージ取付け部を炉を通して運動せしめ、約7.33分間スエージ取付け部を熱に露出せしめる工程、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項6】 スエージ取付け部のトルク保持特性を改善する方法にして、
前記スエージ取付け部の表面を第1の硬度値に硬化せしめる工程、および
前記スエージ取付け部の芯部の硬度を第2の硬度値に維持する工程
を含むことを特徴とする方法。
【請求項7】 請求項6に記載の方法にして、
前記第1の硬度値がビッカース硬度135より大であることを特徴とする方法。
【請求項8】 請求項6に記載の方法にして、
前記第1の硬度値がビッカース硬度170〜180の範囲内であることを特徴とする方法。
【請求項9】 請求項7に記載の方法にして、
前記第2の硬度値がビッカース硬度約135であることを特徴とする方法。
【請求項10】 請求項14に記載の方法にして、
前記第2の硬度値がビッカース硬度約135であることを特徴とする方法。
【請求項11】 金属部品を表面硬化せしめる方法にして、
熱処理炉の加熱区域を処理温度に加熱する工程、
前記熱処理炉に、水素ガスと炭化ガスとを含む混合ガスを充填する工程であって、前記水素ガスと前記炭化ガスとの比率が約50〜150:1である工程、および
前記金属部品を、前記加熱区域が前記処理温度に加熱されており且つ前記熱処理炉に前記混合ガスが充填されている時間の間、前記加熱区域を通過せしめる工程、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項12】 請求項11に記載の方法にして、
前記処理温度が約815〜1150度C(1500〜2100度F)であることを特徴とする方法。
【請求項13】 請求項11に記載の方法にして、
前記時間が約3〜12分であることを特徴とする方法。
【請求項14】 請求項11に記載の方法にして、
前記処理温度、前記水素ガスとの前記炭化ガスとの比率、及び前記時間が、前記金属部品における表面硬化の深さが約0.0025〜0.0076mmとなるように選択されることを特徴とする方法。
【請求項15】 請求項14に記載の方法にして、
前記深さが0.0076mmより大となるように選択されることを特徴とする方法。
【請求項16】 請求項1に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部が、ビッカース硬度が135より大であるように表面硬化されることを特徴とする方法。
【請求項17】 請求項1に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部が表面および芯部を有し、
前記表面硬化せしめる工程は、前記スエージ取付け部の前記芯部を焼鈍すると同時に前記スエージ取付け部の前記表面を硬化せしめることを特徴とする方法。
【請求項18】 請求項1に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部が表面および芯部を有し、
前記表面硬化せしめる工程は、前記スエージ取付け部の前記表面を、約0.0025〜0.0076mmの深さまで硬化せしめることを特徴とする方法。
【請求項19】 請求項1に記載の方法にして、
前記表面硬化せしめる工程は、加熱された炉内で行われることを特徴とする方法。
【請求項20】 請求項19に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部が表面および芯部を有し、
前記表面硬化せしめる工程は、前記スエージ取付け部の前記表面を、約0.0025〜0.0076mmの深さまで硬化せしめることを特徴とする方法。
【請求項21】 請求項19に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部が表面および芯部を有し、
前記表面硬化せしめる工程の変数を変えることで前記スエージ取付け部の前記表面の深さおよび硬度を変えることを特徴とする方法。
【請求項22】 請求項21に記載の方法にして、
ガスの比率、加熱時間、及び炉の温度のいずれかを変えることで前記スエージ取付け部の前記表面の深さおよび硬度のうち少なくとも一つを変えることを特徴とする方法。
【請求項23】 請求項21に記載の方法にして、
前記表面硬化せしめる工程の変数は、前記スエージ取付け部のトルク保持値を改善し前記芯部の軟質性を保持してスエージ作業時に前記スエージ取付け部の亀裂の発生を防止するように、所望の表面硬度と表面硬化層の深さとを得るように選択されることを特徴とする方法。
【請求項24】 請求項1に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部は表面および芯部を有し、
前記表面硬化せしめる工程の間、前記芯部の所望の軟質性が保持されることを特徴とする方法。
【請求項25】 請求項1に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部は300系ステンレス鋼からなることを特徴とする方法。
【請求項26】 請求項6に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部が表面および芯部を有し、
前記スエージ取付け部の前記芯部を焼鈍すると同時に前記スエージ取付け部の前記表面を硬化せしめることを特徴とする方法。
【請求項27】 請求項6に記載の方法にして、
前記硬化せしめる工程が完了したとき前記第1の硬度値となる部分の深さは約0.0025〜0.0076mmとなることを特徴とする方法。
【請求項28】 請求項6に記載の方法にして、
前記硬化せしめる工程は、加熱された炉内で行われることを特徴とする方法。
【請求項29】 請求項28に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部が表面および芯部を有し、
前記硬化せしめる工程が完了したとき前記第1の硬度値となる部分の深さは約0.0025〜0.0076mmとなることを特徴とする方法。
【請求項30】 請求項28に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部が表面および芯部を有し、
前記硬化せしめる工程の変数を変えることで前記スエージ取付け部の前記表面の深さおよび硬度を変えることを特徴とする方法。
【請求項31】 請求項30に記載の方法にして、
ガスの比率、加熱時間、及び炉の温度のいずれかを変えることで前記スエージ取付け部の前記表面の深さおよび硬度のうち少なくとも一つを変えることを特徴とする方法。
【請求項32】 請求項30に記載の方法にして、
前記硬化せしめる工程の変数は、前記スエージ取付け部のトルク保持値を改善し前記芯部の軟質性を保持してスエージ作業時に前記スエージ取付け部の亀裂の発生を防止するように、所望の表面硬度と表面硬化層の深さを得るように選択されることを特徴とする方法。
【請求項33】 請求項6に記載の方法にして、
前記硬化せしめる工程および前記維持する工程は、前記スエージ取付け部を浸炭することによって同時に行われることを特徴とする方法。
【請求項34】 請求項6に記載の方法にして、
前記第1の硬度値は、前記第2の硬度値より少なくともビッカース硬度が20大きいことを特徴とする方法。
【請求項35】 請求項6に記載の方法にして、
前記スエージ取付け部は300系ステンレス鋼からなることを特徴とする方法。
【請求項36】 請求項11に記載の方法にして、
前記金属部品がステンレス鋼からなることを特徴とする方法。
【請求項37】 請求項11に記載の方法にして、
前記炭化ガスはメタンガスを含むことを特徴とする方法。
【請求項38】 請求項11に記載の方法にして、
前記金属部品は、スエージ取付け部に使用されることを特徴とする方法。
【請求項39】 請求項11に記載の方法にして、
前記金属部品は、ディスク駆動アクチュエータ腕組立体において使用されるスエージ取付け部であることを特徴とする方法。
【請求項40】
金属部品を表面硬化せしめる方法にして、
熱処理炉の加熱区域を処理温度に加熱する工程、
前記熱処理炉に、水素ガスと炭化ガスとを含む混合ガスを充填する工程、
前記金属部品を、前記加熱区域が前記処理温度に加熱されて且つ前記熱処理炉に前記混合ガスが充填されている約3〜12分の時間、前記加熱区域を通過せしめる工程、および
前記時間の後、前記加熱区域から前記金属部品を取り出す工程、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項41】 請求項40に記載の方法にして、
前記金属部品は300系ステンレス鋼からなることを特徴とする方法。
【請求項42】 請求項40に記載の方法にして、
前記炭化ガスはメタンガスを含むことを特徴とする方法。
【請求項43】 請求項40に記載の方法にして、
前記金属部品は、スエージ取付け部に使用されることを特徴とする方法。
【請求項44】 請求項40に記載の方法にして、
前記金属部品は、ディスク駆動アクチュエータ腕組立体において使用されるスエージ取付け部であることを特徴とする方法。
【請求項45】 請求項44に記載の方法にして、
前記水素ガスとの前記炭化ガスとの比率が約50〜150:1であることを特徴とする方法。
【請求項46】 請求項40に記載の方法にして、
前記処理温度が約815〜1150度C(1500〜2100度F)であることを特徴とする方法。
【請求項47】 請求項40に記載の方法にして、
前記処理温度、前記水素ガスとの前記炭化ガスとの比率、及び前記時間が、前記金属部品における表面硬化の深さが約0.0025〜0.0076mmとなるように選択されることを特徴とする方法。
【請求項48】 請求項47に記載の方法にして、
前記深さが0.0076mmより大となるように選択されることを特徴とする方法。
【請求項49】 スエージ取付けされるディスク駆動組立体にして、
開口を有するアクチュエータ腕と、
開口を有する負荷ビームと、
第1の側面および第2の側面を有する基底板を有し且つ前記基底板の前記第1の側面から延びるハブを有するスエージ取付け部であって、前記ハブが該ハブを貫通する開口を有する、スエージ取付け部と、
を備え、
前記基底板は前記アクチュエータ腕および負荷ビームのうちの一方に取付けられ、前記ハブの開口が前記アクチュエータ腕および前記負荷ビームのうちの前記一方の開口と整合しており、
前記ハブは前記アクチュエータ腕および負荷ビームのうちの他方の開口に挿入されて干渉嵌合を形成し、
前記干渉嵌合の少なくとも一方の表面が表面硬化せしめられる、
ことを特徴とするディスク駆動組立体。
【請求項50】 請求項49に記載のスエージ取付けされるディスク駆動組立体にして、
前記少なくとも一方の表面が、粒子ブラスト法を使用して表面硬化せしめられることを特徴とするスエージ取付け部。
【請求項51】 請求項49に記載のスエージ取付けされるディスク駆動組立体にして、
前記少なくとも一方の表面が、タンブリング法を使用して表面硬化せしめられることを特徴とするスエージ取付け部。
【請求項52】 請求項49に記載のスエージ取付けされるディスク駆動組立体にして、
前記少なくとも一方の表面が、ガス浸炭法を使用して表面硬化せしめられることを特徴とするスエージ取付け部。
【請求項53】 請求項49に記載のスエージ取付けされるディスク駆動組立体にして、
前記少なくとも一方の表面が、ビッカース硬度約160〜185に表面硬化せしめられることを特徴とするスエージ取付け部。
【請求項54】 請求項53に記載のスエージ取付けされるディスク駆動組立体にして、
前記少なくとも一方の表面を有する構成要素がコア部を有し、該コア部のビッカース硬度が約135であることを特徴とするスエージ取付け部。
【請求項55】 スエージ取付け部にして、
基板と、
前記基板から延びる取付けハブと
を含み、該スエージ取付け部が、ビッカース硬度が135より大であるように表面硬化されることを特徴とするスエージ取付け部。
【請求項56】 請求項55に記載のスエージ取付け部にして、
該スエージ取付け部が、ビッカース硬度が145より大であるように表面硬化されることを特徴とするスエージ取付け部。
【請求項57】 請求項56に記載のスエージ取付け部にして、
前記ビッカース硬度が165〜185の範囲内であることを特徴とするスエージ取付け部。
【請求項58】 請求項57に記載のスエージ取付け部にして、
前記スエージ取付け部は、その芯部の前記ビッカース硬度が135またはそれ以下であることを特徴とするスエージ取付け部。
【請求項59】 請求項56に記載のスエージ取付け部にして、
前記スエージ取付け部は、その芯部の前記ビッカース硬度が135またはそれ以下であることを特徴とするスエージ取付け部。
【請求項60】 請求項55に記載のスエージ取付け部にして、
前記スエージ取付け部は、その芯部の前記ビッカース硬度が135またはそれ以下であることを特徴とするスエージ取付け部。
【請求項61】 スエージ取付けされる組立体にして、
第1の構成部品であって、該第1の構成部品から延びるハブを有し、該ハブがこれを貫通する開口を有する、第1の構成部品と、
開口を有する第2の構成部品と、
を含み、
前記ハブは前記第2の構成部品の開口に挿入されて干渉嵌合を形成し、
前記干渉嵌合の少なくとも一方の表面が表面硬化せしめられる、
ことを特徴とするスエージ取付けされる組立体。
【請求項62】 請求項61に記載のスエージ取付けされる組立体にして、
前記ハブは中空の円筒として形成されることを特徴とするスエージ取付けされる組立体。
【請求項63】 請求項61に記載のスエージ取付けされる組立体にして、
前記ハブが表面硬化せしめられることを特徴とすることを特徴とするスエージ取付けされる組立体。
【請求項64】 請求項61に記載のスエージ取付けされる組立体にして、
前記少なくとも一方の表面は、ガス浸炭法を使用して表面硬化せしめられていることを特徴とするスエージ取付けされる組立体。
【請求項65】 請求項61に記載のスエージ取付けされる組立体にして、
前記少なくとも一方の表面が、ビッカース硬度が135より大であるように表面硬化されることを特徴とするスエージ取付けされる組立体。
【請求項66】 請求項65に記載のスエージ取付けされる組立体にして、
前記少なくとも一方の表面が、ビッカース硬度が145より大であるように表面硬化されることを特徴とするスエージ取付けされる組立体。
【請求項67】 請求項66に記載のスエージ取付けされる組立体にして、
前記少なくとも一方の表面が、ビッカース硬度が160〜185の範囲となるように表面硬化されることを特徴とするスエージ取付けされる組立体。
【請求項68】 請求項64に記載のスエージ取付けされる組立体にして、
前記少なくとも一方の表面を有する構成要素が芯部を有し、該芯部のビッカース硬度が約135であることを特徴とするスエージ取付けされる組立体。
【請求項69】 請求項66に記載のスエージ取付けされる組立体にして、
前記少なくとも一方の表面を有する構成要素が芯部を有し、該芯部のビッカース硬度が約135であることを特徴とするスエージ取付けされる組立体。
【0002】
【従来の技術】
ディスク駆動は各種の装置、例えばコンピュータ、ファクシミリ機械、コピアその他、大量のデータ記憶が要望される装置に広く使用される。ディスク駆動装置における2つの重要な高価な副組立体としてヘッド懸架組立体(HSA)とコントローラ駆動アクチュエータ組立体とがある。ヘッド懸架組立体はディスク駆動装置のプラッタに記憶されたディジタル情報を読取り可能の読み書きヘッドを含む。ヘッド懸架組立体とアクチュエータ組立体とは1つのユニットとして作用して読み書きヘッドをディスク駆動プラッタ上の正確な点に正確に位置決めするように機能し、ヘッド懸架組立体に連結されたアクチュエータ腕はディスク駆動プラッタの面を横切るヘッド懸架組立体の運動を指示する。それぞれの副組立体が精密製造部品を含んでおり、これが部品の単価を増大せしめる。それぞれの副組立体が複雑で高価であるので、ヘッド懸架組立体とアクチュエータ組立体とを分離可能に結合することが一方の組立体の修理または交換の必要があった場合に著しく費用を節減することが判った。
【従来の技術】
ディスク駆動は各種の装置、例えばコンピュータ、ファクシミリ機械、コピアその他、大量のデータ記憶が要望される装置に広く使用される。ディスク駆動装置における2つの重要な高価な副組立体としてヘッド懸架組立体(HSA)とコントローラ駆動アクチュエータ組立体とがある。ヘッド懸架組立体はディスク駆動装置のプラッタに記憶されたディジタル情報を読取り可能の読み書きヘッドを含む。ヘッド懸架組立体とアクチュエータ組立体とは1つのユニットとして作用して読み書きヘッドをディスク駆動プラッタ上の正確な点に正確に位置決めするように機能し、ヘッド懸架組立体に連結されたアクチュエータ腕はディスク駆動プラッタの面を横切るヘッド懸架組立体の運動を指示する。それぞれの副組立体が精密製造部品を含んでおり、これが部品の単価を増大せしめる。それぞれの副組立体が複雑で高価であるので、ヘッド懸架組立体とアクチュエータ組立体とを分離可能に結合することが一方の組立体の修理または交換の必要があった場合に著しく費用を節減することが判った。
本発明によるスエージ取付け部は第1の側面と第2の側面とを有する基板を含む。ハブが基板の第1の側面から延び、ハブは貫通開口を有する。基板の第2の側面はアクチュエータ腕又は負荷ビームのいづれかに取付けられて、ハブの開口がアクチュエータ腕および負荷ビームの一方に設けられたスエージ開口と整合する。ハブはアクチュエータ腕および負荷ビームの他方に設けられたスエージ開口に干渉嵌合を形成して挿入される。スエージ取付け部を利用して負荷ビームとアクチュエータ内にスエージされるようにしてもよく、負荷ビームはスエージ支持台とアクチュエータ腕との間に挟まれる。スエージ取付け部は製造時に表面硬化され、干渉嵌合におけるトルク保持値を高める。小断面スエージ取付け部のトルク保持特性を高めることによって、ディスク駆動部の形状を増加することなく、駆動アクセス速度を増加することができる。本発明による表面硬化技術は金属および金属部品に広く適用可能である。
アクチュエータ腕20が金属ベース22から形成され、先端部に平坦な取付け表面24がある。スエージ開口26が取付け表面24の中央を貫通して形成されており、スエージ取付け部17を滑動的に入れ子式に収容する。アクチュエータ腕20は代表的には基端部(図示しない)がアクチュエータのコントローラに取付けられ、アクチュエータ腕20は予め定めた角度的経路に沿って水平平面内を運動せしめられる。
スエージ取付け部17は、両面に第1および第2の平坦面46、48を有して負荷ビーム10の平坦な取付け面12とアクチュエータ腕20の取付け面24とそれぞれ接触する水平の基板44を含む。基板44は各種の多角形形状、例えば矩形形状を有して形成されるが、これは負荷ビーム10とアクチュエータ腕20の形状によって定まる。スエージ取付け部17の第2の平坦な表面48から、開口56を有する円筒形のハブ52が延長する。ハブ52の開口56の円筒形の壁が内側スエージ表面36を限定し、表面36は組立て時にスエージ素子によって接触せしめられ、外側係合表面34はアクチュエータ腕20のスエージ開口26の内側円筒形壁と接触する。
スエージ取付け部17を硬化せしめ芯部を焼鈍させる工程を詳細に説明する。本発明の例示的な工程に使用される部品はカルフォルニア州ゴレタのイントリ・プレックス社(Intri−Plex Technology,Goleta,Califolnia)で部品番号15118−03として販売されている小断面スエージ取付け部である。上述の炉は約1010度C(1850度F)に加熱される。約0.99立方m(35立方ft)の水素ガスと共に0.008ないし0.014立方m(0.3−0.5立方ft)、望ましくは0.01立方m(0.4立方ft)のメタンガスが炉内に導入される。スエージ取付け部17は炉のベルト上に配置され、ベルト速度は毎分約11.4cm(4.5インチ)とする。約100個の部品が7.5x14cm(3x5.5インチ)の深い籠に収容されて炉を通過せしめられる。このベルト速度においてスエージ取付け部17は炉の高熱区域に約7.33分保持される。この状態において炭素は、スエージ取付け部17に、約0.0025ないし0.0076mm(0.0001ないし0.0003in)の深さに浸炭せしめられる。この工程によればスエージ取付け部17の表面ビッカース硬度は約160−185であり、芯部の硬度は約135である。表面ビッカース硬度は約170−180であることが望ましく、このスエージ取付け部は本発明による処理を受けていないものに対比してトルク保持値が約200−300%向上していることが判った。
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