JP2000011136A - 移動物体の通過検出装置 - Google Patents

移動物体の通過検出装置

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JP2000011136A JP10178919A JP17891998A JP2000011136A JP 2000011136 A JP2000011136 A JP 2000011136A JP 10178919 A JP10178919 A JP 10178919A JP 17891998 A JP17891998 A JP 17891998A JP 2000011136 A JP2000011136 A JP 2000011136A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電車のパンタグラフようのに表面の反射率が
安定していない小物体の通過タイミングや個数を誤動作
なく検出できる方法を得る。 【解決手段】 被検出物体が所定の位置を通過するとき
反応する第1の物体検出センサ4と、移動被検出物体と
一緒に移動する2つの別の物体の通過を検出する第2の
物体検出センサ5と、第2の物体検出センサ5による信
号から通過時刻、通過速度等を計測し、第1の物体検出
センサ4を通過するときの反応時間や時刻を予測し、予
測値と実際の反応時間、時刻とを比較して、被検出物体
通過を判定し結果を出力するタイマーと演算機能を有す
る信号処理器6を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動物体の通過
数あるいは通過タイミングを検出する装置に関するもの
で、特に鉄道車両のパンタグラフ、屋根上機器、床下機
器を通過時にタイミングよく撮影する移動物体の通過検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術として例えば、特開平9−26
5524号公報に示すパンタグラフすり板厚み測定装置
が開示されている。図8は従来装置の構成を示す斜視図
である。この従来装置は、電車3の屋根上に設置されて
いるパンタグラフの2つのすり板1a,1bをCCDカ
メラ16で撮影し、撮影された画像からすり板の厚みを
測定するものである。
【0003】CCDカメラ16は、通過するすり板1
a,1bを視野に入るように撮影するため、すり板1
a,1bが視野範囲に来た瞬間にCCDカメラ16のシ
ャッターにトリガーを与える必要がある。そこで従来装
置は、このタイミングを得るために、すり板1a,1b
検出用の非接触の光学式検出センサ4を図示しない架線
の上方に何らかの手段で設置し、そのセンサ4の出力信
号がONになったときにすり板1a,1bが通過したと
判定している。通常、すり板1a,1bは図8に示すよ
うに2個ずつ取付けてあり、2個の厚みを測定するため
に各すり板1a,1bの画像をタイミング良く撮影しな
ければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来装置におけるすり
板の通過検出方法としては、以上のように検出センサの
信号がONになったことで、すり板通過判断を行なって
いたため、以下のような問題があった。
【0005】先ず、電車の屋根上にはパンタグラフ以外
に、例えば冷房の屋外ユニット7のような表面の反射率
が大きく、ある程度の高さを持った物体が設置されてい
るため、光学式検出センサ4がこの物体に反応してしま
うことが起こる。この場合全体に反応した長い時間幅の
検出信号ON状態や、ユニットの先端部だけに反応して
短いON状態が発生するため、カメラ16が屋外ユニッ
ト7をも撮影してしまう現象が起こっていた。
【0006】また、パンタグラフの種類によっては、1
つのすり板1aの表面が中央部Lp2で反射率が低くな
ったもの(図4)も存在するため、中央部Lp2で光学
式検出センサ4が反応せず図5に示すように中央でOF
Fとなり、そして中央部Lp2を挟んだ両側Lp1,L
p3でONとなり、1つのすり板で2回のON状態が発
生する場合があった。
【0007】このように同一のすり板1aで2つのON
検出信号が出力されると、CCDカメラ16は1つのす
り板1aで2つの画像を撮影してしまう。その結果、余
分な画像がメモリに記録され、本来必要な画像メモリの
容量を使い切ってしまったり、次々通過する被検出対象
であるすり板とそれ以外の物体との対応がつかなくなっ
たりする問題が起こっていた。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、通過する移動物体の表面の反射
状態の違いによらず、実移動物体の設置に対応した正確
なタイミングで、しかも実移動物体の通過数に等しい回
数の検出信号を出力でき、また検出対象となる移動物体
以外の物体に対して誤った検出信号を出すことのない移
動物体の通過検出装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る移
動物体の通過検出装置は、移動体に載置された被検出物
体が所定の位置を通過するとき反応する第1の物体検出
センサと、前記移動体の移動方向に所定の間隔だけ離れ
て設置され前記被検出物体と一緒に移動する第1の物体
と第2の物体の通過を順次検出する第2の物体検出セン
サと、前記第2の物体検出センサによる前記第1及び第
2の物体の検出時刻をそれぞれ計測し、両時刻の差と前
記第1の物体と第2の物体間の距離とから通過速度を算
出し、且つ、この算出された通過速度値と被検出物体の
寸法とから前記第1の物体検出センサの被検出物体に対
する反応予測時間を算出し、実際に反応した時間が前記
予測時間に対して所定の誤差範囲内に入っていた場合に
物体通過と判定する信号処理手段を備えたものである。
【0010】請求項2の発明に係る移動物体の通過検出
装置において、信号処理手段は、算出した反応予測時間
に対して所定の比率を乗じた値を反応認識時間とし、前
記第1の物体検出センサからの反応信号を観測しつつ、
前記反応信号反応開始から反応終了までの継続時間が前
記反応認識時間より大きいとき物体通過と判定するもの
である。
【0011】請求項3の発明に係る移動物体の通過検出
装置において、信号処理手段は、算出した反応予測時間
に対して所定の比率を乗じた値を反応認識時間とし、次
に前記被検出物体の中央部における第1の物体検出セン
サに反応しない可能性のある箇所の最大寸法と算出され
た前記通過速度から、前記反応しない可能性の部分の通
過予測時間を算出し、前記第1の物体検出センサからの
反応信号を観測しつつ、前記反応信号開始から終了まで
の継続時間が前記反応認識時間より短いとき、次の反応
信号開始が前記反応しない部分の通過予測時間以内に始
まらないならば物体通過と判定せず、逆に次の反応信号
開始が前記反応しない部分の通過予測時間以内に始まる
ならばこの反応信号が直前の反応に継続しているとみな
して継続時間を計測し、この継続時間が前記反応認識時
間より大きいとき物体通過と判定するものである。
【0012】請求項4の発明に係る移動物体の通過検出
装置において、信号処理手段は、前記第2の物体検出セ
ンサによる前記第1の物体検出時刻、前記第2の物体検
出時刻を計測し、両時刻の差と前記第1の物体と第2の
物体間の距離とから通過速度を算出し、この算出された
通過速度値と、前記第1の物体または第2の物体の通過
時刻、前記第1の物体または第2の物体から前記被検出
物体までの距離、および前記第2の物体検出センサから
前記第1の物体検出センサまでの距離とを用いて、前記
被検出物体の通過時刻を予測し、その予測された通過時
刻を中心とする所定の時間内だけ、前記第1の物体検出
センサの検出信号処理による物体検出判定を有効とする
ものである。
【0013】請求項5の発明に係る移動物体の通過検出
装置において、信号処理手段は、前記第2の物体検出セ
ンサによる前記第1の物体検出時刻、前記第2の物体検
出時刻を計測し、両時刻の差と前記第1の物体と第2の
物体間の距離とから通過速度を算出し、この算出された
通過速度値と、前記第1の物体または第2の物体の通過
時刻、前記第1の物体または第2の物体から前記被検出
物体を含む所定の距離範囲の前側端および後側端までの
それぞれの距離、および前記第2の物体検出センサから
前記第1の物体検出センサまでの距離とを用いて、前記
前側端の通過時刻および前記後側端の通過時刻を予測
し、2つの予測された通過時刻に挟まれた時間内だけ、
前記第1の物体検出センサの検出信号処理による物体検
出判定を有効とするものである。
【0014】請求項6の発明に係る移動物体の通過検出
装置において、信号処理手段は、被検出物体が1つまた
は複数近接して配置されている場合に、前記被検出物体
の個数の情報を予め入力しておき、算出された第1の物
体検出センサの検出信号処理による物体検出判定有効時
間内における実際の検出信号の現われた回数が、前記被
検出物体数の個数情報に達したとき、前記検出判定有効
時間内であってもそれ以降の検出判定を無効とするもの
である。
【0015】請求項7の発明に係る移動物体の通過検出
装置において、信号処理手段は、被検出物体が1つまた
は複数近接して配置されている場合に、前記被検出物体
の個数の情報を予め入力しておき、算出された第1の物
体検出センサの検出信号処理による物体検出判定有効時
間内における実際の検出信号の現われた回数が、前記被
検出物体数の個数情報に満たないとき、前記検出判定有
効時間内に不足分のダミー検出信号を出力するものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1に係る電車のすり板通過検出装置を図につ
いて説明する。図1はこの発明によるすり板通過検出装
置の構成図である。尚、本構成図は実施の形態1〜5に
共通な構成図である。図中、図8と同一符号は同一また
は相当部分を示す。図において、4は電車3の車両上に
備えられたすり板1a,1bを非接触で検出する非接触
光学式検出センサ、2a,2bは1つの台車に取付けら
れた2軸1組の車輪、5は車輪2a,2bが所定の距離
内にあるときON信号を出力する非接触電磁式センサ、
6はタイマーと演算機能を持った信号処理器で、2種類
のセンサ4,5からの信号を入力して時刻計測と演算を
行ない通過検出の判定信号を出力するものである。
【0017】寸法Lsは車輪検出センサ5からパンタグ
ラフ検出センサ4までの距離、寸法Lwpは後軸車輪2b
からパンタグラフの中央までの距離、寸法Lwは2つの
車輪2a,2bの軸間距離であり、これらは全て既知の
値である。
【0018】次に実施の形態1の動作について説明す
る。図1において電車3は矢印方向へ移動している途中
の状態を示している。図の状態より電車3が左方にある
状態から右方向に移動するとき、車輪2aが車輪検出セ
ンサ5の上を通り、次に車輪2bが車輪検出センサ5の
上を通る。車輪2aの通過時刻をt1、車輪2bの通過
時刻をt2とすると、車輪検出センサは時刻t1とt2
のときに短時間だけONとなる。
【0019】信号処理器6ではこの車輪検出信号を入力
し、内蔵タイマーによってONとなった時刻t1とt2
を計測する。次に予め与えられている既知寸法Lwを用
いて電車3の通過速度sを次の式により算出する。
【0020】 速度 s=Lw/(t1−t2) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1)
【0021】通過を検出すべきすり板1a,1bは、図
2に示すように通過方向の寸法がLpであり、これも予
め信号処理器にセットされている。信号処理器6はこの
寸法Lpと先に求めた速度sとから、すり板1aまたは
1bの通過時のセンサ4の反応すると考えられる時間T
pを次式で算出する。
【0022】 通過予測時間 Tp=Lp/s ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (2)
【0023】車輪2a,2bがセンサ5を通過してか
ら、検出対象物であるすり板1a,1bがセンサ4の下
を通過するまでに速度が変動しなければ、センサ4の出
力信号は図3のようになると予測される。しかし実際に
は電車速度の変動が起こり得るため、図3に示すON時
間は厳密にTpではなくある程度の増減のあるものとな
る。
【0024】信号処理器では、予め速度の増減を考慮し
た時間の許容範囲、例えば80%〜120%という値を持
っており、センサ4からの信号の実際のON時間Tが以
下の条件式(3)の範囲に入っていれば検出対象物である
すり板1a,1bが通過したという判定を下す。
【0025】 0.8・Tp ≦ T ≦ 1.2・Tp ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (3)
【0026】これに対して屋外ユニット7などによる反
応信号はすり板1a,1bと同じ幅の信号になりにくい
ため、(3)式の条件に合致せず通過と判定されない。
【0027】このようにセンサ4のON時間が予め予測
される値に対して所定の誤差範囲に入っているときに通
過と判定することで、すり板1a,1b以外に対する反
応による誤判定を避けることができる。
【0028】また別の判断条件として、信号処理器で時
間の許容範囲を、例えば80%以上という設定にしてもよ
い。すなわちセンサ4からの信号の実際のON時間Tが
以下のような条件を満たした場合に被検出対象であるす
り板1a,1bが通過したという判定を下す。
【0029】 0.8・Tp ≦ T ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (4)
【0030】このように下限条件のみを持つことで、被
検出対象であるすり板1a,1b以外に対する小さい反
応を除きつつ、所定幅より大きいすり板1a,1b全て
に対して通過検出判定を行なうことができる。
【0031】実施の形態2.次に実施の形態2の動作に
ついて説明する。構成は実施の形態1と同じ図1の通り
である。図1に示す被検出物体すなわちすり板1a,1
bの表面性状がいずれも図4に示すように中央部Lp2
での反射率が低くなっている場合、検出センサ4が中央
部Lp2に反応しないため図5のように中央部Lp2に
相当する部分でOFFとなり、中央部Lp2を挟んだ両
側Lp1、3はONとなるため、OFF信号を挟んだ2
つに分れたON信号波形となる。図5の波形において通
過速度をsとすると、各部Lp1〜3の通過時間Tp1
〜Tp3は以下の式で与えられる。
【0032】 通過時間 Tp1=Lp1/s ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (5) 通過時間 Tp2=Lp2/s ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (6) 通過時間 Tp3=Lp3/s ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (7)
【0033】このような場合、信号処理器6に予め中央
部の反射率の低い領域の寸法Lp2の最大値を入力して
おくことによって、以下の処理によりこのような分断波
形を1つの物体通過と判定させる。
【0034】まず、信号処理器6では実施の形態1と同
様に車輪検出信号を入力し、内蔵タイマーによってON
となった時刻t1とt2を計測し、前記(2)により通過
速度sを算出する。次に、中央部の寸法Lp2の想定さ
れる最大値Lp2maxと通過速度sから(8)式により中央
部のOFFとなる時間Tp2の予測最大時間を算出す
る。
【0035】 OFF時間最大値 Tp2max=Lp2max/s ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(8)
【0036】そして実際に通過したときの信号波形の中
央部のOFF期間Tp2がTp2maxより小さいとき、信
号波形のOFFとなった時点ではON期間(Tp1の期
間)の終了と判断せず、続いてONとなるTp3の期間
がTp1の期間に継続していると判断し、Tp3の期間が
終了した時点で(9)式の条件を満たしていれば、検出対
象であるすり板が通過したという判定を下す。
【0037】 a・Tp ≦ Tp1+Tp3 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(9)
【0038】(9)式において、Tpは実施の形態1と同
様、すり板1a全体の寸法に対する通過予測時間であ
り、aは判定条件を決める1より小さい係数である。
【0039】実施の形態3.次に実施の形態3の動作に
ついて説明する。構成は実施の形態1と同じ図1の通り
である。図1において実施の形態1と同様、電車3が図
の状態よりも左方から右方向へ移動したとき、車輪2a
の通過時刻をt1、車輪2bの通過時刻をt2とする
と、車輪検出センサ5は時刻t1とt2のときに短時間
だけONとなる。
【0040】信号処理器6ではこの車輪検出信号を入力
し、内蔵タイマーによってONとなった時刻t1とt2
を計測する。次に予め与えられている既知寸法Lwを用
いて電車3の通過速度sを前記(1)式により算出する。
その結果は前記の通りである。
【0041】車輪センサ5からパンタグラフセンサ4ま
での寸法Lsと、車輪2bから検出対象であるすり板1
a,1bの中間までの寸法Lwpは既知であり、予め信号
処理器6にセットされている。信号処理器6はこれらの
値を用いてすり板1a,1bの中間がセンサ4の下を通
過する時刻tpを(10)式により予測する。
【0042】 通過予測時刻 tp=(Ls−Lwp)/s+t2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (10)
【0043】この予測時刻tpを含んで前側時間Ta1、
後側時間Ta2の範囲を通過判定の有効期間とし、その
範囲にあるON信号だけを用いてすり板通過であると判
定する。
【0044】 有効範囲開始時刻 ta1=tp−Ta1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (11) 有効範囲終了時刻 ta2=tp+Ta2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (12)
【0045】これを示したのが図6である。図6におい
て、10はすり板1aによる波形、11はすり板1bに
よる波形でいずれもこの有効範囲に入っているため、検
出判定される。これに対し、範囲外にある屋外ユニット
7による反応12は有効範囲に入っていないため通過検
出対象から除かれる。
【0046】ここで用いた有効期間を規定する前側時間
Ta1、後側時間Ta2の値は通過時の速度の変動量や被
検出物の寸法などを考慮して定める。
【0047】実施の形態4.次に実施の形態4の動作に
ついて説明する。前記実施の形態3が被検出すり板1
a,1b2つの中央の通過時刻を求め、それに対して前
後の固定時間範囲を有効期間と定めたのに対し、本実施
の形態では、前後の時間範囲を電車速度に対して動的に
決定するものである。
【0048】図1に示すように検出対象であるすり板1
a,1bの中間に対する前後の検出有効範囲を寸法La
1,La2と定めると、有効範囲前端の通過予測時刻ta
1、後端通過予測時刻ta2は(13)(14)式で算出され
る。
【0049】 前端通過予測時刻 ta1=(Ls−(Lwp+La1))/s+t2 ・・ (13) 後端通過予測時刻 ta2=(Ls−(Lwp−La2))/s+t2 ・・ (14)
【0050】このように算出された予測時刻ta1〜ta
2の範囲を通過判定の有効期間とし、その範囲にあるO
N信号だけを用いてすり板1a,1b通過であると判定
する。この場合も図6のようになるが、実施の形態3に
おいてはTa1とTa2が固定であったのに対し、本実施
形態では速度に応じて変化するため、広範囲の速度に対
して正しく有効範囲が設定されるという利点がある。
【0051】なお、実施の形態3および実施の形態4に
おける有効範囲内での信号による検出の方法について、
前記実施の形態1または実施の形態2による方法を併用
すれば、さらに効果があることはいうまでもない。
【0052】実施の形態5.次に実施の形態5の動作に
ついて説明する。前記第実施の形態3または4において
算出された検出有効時間の範囲ta1〜ta2での検出判
定を被検出物体の存在数に達するまで有効とする。被検
出物体であるすり板1a,1bが2つの場合、図7に示
すように検出有効時間ta1〜ta2の間に反応があった
とすれば、最初の2つだけの反応をすり板1a,1bの
検出と判定し、最後の1つは無視する。
【0053】これにより図4に示すような中央に反応し
ないすり板1a,1bがあったとしても、検出信号は2
個までしか出力されない。逆に反応もれにより有効範囲
内に検出判定数が被検出物体の存在数に達しなかった場
合、有効範囲の最後に不足した数だけダミーの検出信号
を出力することも有効な場合がある。
【0054】これにより、例えば画像撮影枚数が最大2
枚に抑えられるため、所定量以上に画像メモリを消費し
てしまうことが解消される。さらに検出不足の場合にダ
ミー出力を行なうことで、記録している画像と実際のパ
ンタグラフとの対応がずれてしまうという問題が解消さ
れる。
【0055】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、移動体に載置
された被検出物体が所定の位置を通過するとき反応する
第1の物体検出センサと、前記移動体の移動方向に所定
の間隔だけ離れて設置され前記被検出物体と一緒に移動
する第1の物体と第2の物体の通過を順次検出する第2
の物体検出センサと、前記第2の物体検出センサによる
前記第1及び第2の物体の検出時刻をそれぞれ計測し、
両時刻の差と前記第1の物体と第2の物体間の距離とか
ら通過速度を算出し、且つ、この算出された通過速度値
と被検出物体の寸法とから前記第1の物体検出センサの
被検出物体に対する反応予測時間を算出し、実際に反応
した時間が前記予測時間に対して所定の誤差範囲内に入
っていた場合に物体通過と判定する信号処理手段を備え
たので、被検出対象であるすり板以外に対する第1の物
体検出センサの反応によるすり板検出の誤判定を避ける
ことができるという効果がある。
【0056】請求項2の発明によれば、信号処理手段
は、算出した反応予測時間に対して所定の比率を乗じた
値を反応認識時間とし、前記第1の物体検出センサから
の反応信号を観測しつつ、前記反応信号反応開始から反
応終了までの継続時間が前記反応認識時間より大きいと
き物体通過と判定することで、移動物体の平面形状の不
均一に拘わらず精度よく物体の通過を検出できるという
効果がある。
【0057】請求項3の発明によれば、信号処理手段
は、算出した反応予測時間に対して所定の比率を乗じた
値を反応認識時間とし、次に前記被検出物体の中央部に
おける第1の物体検出センサに反応しない可能性のある
箇所の最大寸法と算出された前記通過速度から、前記反
応しない可能性の部分の通過予測時間を算出し、前記第
1の物体検出センサからの反応信号を観測しつつ、前記
反応信号開始から終了までの継続時間が前記反応認識時
間より短いとき、次の反応信号開始が前記反応しない部
分の通過予測時間以内に始まらないならば物体通過と判
定せず、逆に次の反応信号開始が前記反応しない部分の
通過予測時間以内に始まるならばこの反応信号が直前の
反応に継続しているとみなして継続時間を計測し、この
継続時間が前記反応認識時間より大きいとき物体通過と
判定することで、被検出物体以外の他の物体に対する第
1の物体検出センサの反応を移動物体の通過検出判定よ
り除くことができため判定精度が向上するという効果が
ある。
【0058】請求項4の発明によれば、信号処理手段
は、前記第2の物体検出センサによる前記第1の物体検
出時刻、前記第2の物体検出時刻を計測し、両時刻の差
と前記第1の物体と第2の物体間の距離とから通過速度
を算出し、この算出された通過速度値と、前記第1の物
体または第2の物体の通過時刻、前記第1の物体または
第2の物体から前記被検出物体までの距離、および前記
第2の物体検出センサから前記第1の物体検出センサま
での距離とを用いて、前記被検出物体の通過時刻を予測
し、その予測された通過時刻を中心とする所定の時間内
だけ、前記第1の物体検出センサの検出信号処理による
物体検出判定を有効とすることで、被検出物体以外の他
の物体に対する第1の物体検出センサの反応を移動物体
の通過検出判定より除くことができため判定精度が向上
するという効果がある。
【0059】請求項5の発明によれば、信号処理手段
は、前記第2の物体検出センサによる前記第1の物体検
出時刻、前記第2の物体検出時刻を計測し、両時刻の差
と前記第1の物体と第2の物体間の距離とから通過速度
を算出し、この算出された通過速度値と、前記第1の物
体または第2の物体の通過時刻、前記第1の物体または
第2の物体から前記被検出物体を含む所定の距離範囲の
前側端および後側端までのそれぞれの距離、および前記
第2の物体検出センサから前記第1の物体検出センサま
での距離とを用いて、前記前側端の通過時刻および前記
後側端の通過時刻を予測し、2つの予測された通過時刻
に挟まれた時間内だけ、前記第1の物体検出センサの検
出信号処理による物体検出判定を有効とすることで、広
範囲の移動体の速度において被検出物以外の他の物体に
対する第1の物体検出センサの反応を移動物体の通過検
出判定より除くことができためより判定精度が向上する
という効果がある。
【0060】請求項6の発明によれば、信号処理手段
は、被検出物体が1つまたは複数近接して配置されいる
場合に、前記被検出物体の個数の情報を予め入力してお
き、算出された第1の物体検出センサの検出信号処理に
よる物体検出判定有効時間内における実際の検出信号の
現われた回数が、前記被検出物体数の個数情報に達した
とき、前記検出判定有効時間内であってもそれ以降の検
出判定を無効とすることで、検出信号の取り込み回数を
制限し検出判定動作を有効回数に抑えることができると
いう効果がある。
【0061】請求項7の発明によれば、信号処理手段
は、被検出物体が1つまたは複数近接して配置されてい
る場合に、前記被検出物体の個数の情報を予め入力して
おき、算出された第1の物体検出センサの検出信号処理
による物体検出判定有効時間内における実際の検出信号
の現われた回数が、前記被検出物体数の個数情報に満た
ないとき、前記検出判定有効時間内に不足分のダミー検
出信号を出力することで、検出信号の取り込み回数を制
限し検出判定動作を有効回数に抑えることができると共
に、実際の被検出物体の数と検出信号の数との対応関係
を保つことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態に係る移動物体の通過
検出装置の構成を示す構成図である。
【図2】 被検出物体の寸法と通過方向との関係を示す
図である。
【図3】 被検出物体通過時の検出センサの信号波形を
示す図である。
【図4】 中央部が反応しにくい被検出物体の寸法と通
過方向との関係を示す図である。
【図5】 中央部が反応しにくい被検出物体通過時の検
出センサの信号波形を示す図である。
【図6】 被検出物体通過時の検出センサの信号波形と
検出判定有効期間の関係を示す図である。
【図7】 検出判定有効期間と検出出力数の関係を示す
図である。
【図8】 従来の従来装置の構成図である。
【符号の説明】
4 非接触光学式センサ、 5 非接触電磁式センサ、
6 信号処理装置、1a,1b すり板、 2a,2
b 車輪。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体に載置された被検出物体が所定の
    位置を通過するとき反応する第1の物体検出センサと、
    前記移動体の移動方向に所定の間隔だけ離れて設置され
    前記被検出物体と一緒に移動する第1の物体と第2の物
    体の通過を順次検出する第2の物体検出センサと、前記
    第2の物体検出センサによる前記第1及び第2の物体の
    検出時刻をそれぞれ計測し、両時刻の差と前記第1の物
    体と第2の物体間の距離とから通過速度を算出し、且
    つ、この算出された通過速度値と被検出物体の寸法とか
    ら前記第1の物体検出センサの被検出物体に対する反応
    予測時間を算出し、実際に反応した時間が前記予測時間
    に対して所定の誤差範囲内に入っていた場合に物体通過
    と判定する信号処理手段を備えたことを特徴とする移動
    物体の通過検出装置。
  2. 【請求項2】 信号処理手段は、算出した反応予測時間
    に対して所定の比率を乗じた値を反応認識時間とし、前
    記第1の物体検出センサからの反応信号を観測しつつ、
    前記反応信号反応開始から反応終了までの継続時間が前
    記反応認識時間より大きいとき物体通過と判定すること
    を特徴とする請求項1に記載の移動物体の通過検出装
    置。
  3. 【請求項3】 信号処理手段は、算出した反応予測時間
    に対して所定の比率を乗じた値を反応認識時間とし、次
    に前記被検出物体の中央部における第1の物体検出セン
    サに反応しない可能性のある箇所の最大寸法と算出され
    た前記通過速度から、前記反応しない可能性の部分の通
    過予測時間を算出し、前記第1の物体検出センサからの
    反応信号を観測しつつ、前記反応信号開始から終了まで
    の継続時間が前記反応認識時間より短いとき、次の反応
    信号開始が前記反応しない部分の通過予測時間以内に始
    まらないならば物体通過と判定せず、逆に次の反応信号
    開始が前記反応しない部分の通過予測時間以内に始まる
    ならばこの反応信号が直前の反応に継続しているとみな
    して継続時間を計測し、この継続時間が前記反応認識時
    間より大きいとき物体通過と判定することを特徴とする
    請求項1に記載の移動物体の通過検出装置。
  4. 【請求項4】 信号処理手段は、前記第2の物体検出セ
    ンサによる前記第1の物体検出時刻、前記第2の物体検
    出時刻を計測し、両時刻の差と前記第1の物体と第2の
    物体間の距離とから通過速度を算出し、この算出された
    通過速度値と、前記第1の物体または第2の物体の通過
    時刻、前記第1の物体または第2の物体から前記被検出
    物体までの距離、および前記第2の物体検出センサから
    前記第1の物体検出センサまでの距離とを用いて、前記
    被検出物体の通過時刻を予測し、その予測された通過時
    刻を中心とする所定の時間内だけ、前記第1の物体検出
    センサの検出信号処理による物体検出判定を有効とする
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    移動物体の通過検出装置。
  5. 【請求項5】 信号処理手段は、前記第2の物体検出セ
    ンサによる前記第1の物体検出時刻、前記第2の物体検
    出時刻を計測し、両時刻の差と前記第1の物体と第2の
    物体間の距離とから通過速度を算出し、この算出された
    通過速度値と、前記第1の物体または第2の物体の通過
    時刻、前記第1の物体または第2の物体から前記被検出
    物体を含む所定の距離範囲の前側端および後側端までの
    それぞれの距離、および前記第2の物体検出センサから
    前記第1の物体検出センサまでの距離とを用いて、前記
    前側端の通過時刻および前記後側端の通過時刻を予測
    し、2つの予測された通過時刻に挟まれた時間内だけ、
    前記第1の物体検出センサの検出信号処理による物体検
    出判定を有効とすることを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載の移動物体の通過検出装置。
  6. 【請求項6】 信号処理手段は、被検出物体が1つまた
    は複数近接して配置されている場合に、前記被検出物体
    の個数の情報を予め入力しておき、算出された第1の物
    体検出センサの検出信号処理による物体検出判定有効時
    間内における実際の検出信号の現われた回数が、前記被
    検出物体数の個数情報に達したとき、前記検出判定有効
    時間内であってもそれ以降の検出判定を無効とすること
    を特徴とする請求項4または請求項5に記載の移動物体
    の通過検出装置。
  7. 【請求項7】 信号処理手段は、被検出物体が1つまた
    は複数近接して配置されている場合に、前記被検出物体
    の個数の情報を予め入力しておき、算出された第1の物
    体検出センサの検出信号処理による物体検出判定有効時
    間内における実際の検出信号の現われた回数が、前記被
    検出物体数の個数情報に満たないとき、前記検出判定有
    効時間内に不足分のダミー検出信号を出力することを特
    徴とする請求項4または請求項5に記載の移動物体の通
    過検出装置。
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