JP2000010749A - スプール制御方法 - Google Patents

スプール制御方法

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JP2000010749A
JP2000010749A JP10178316A JP17831698A JP2000010749A JP 2000010749 A JP2000010749 A JP 2000010749A JP 10178316 A JP10178316 A JP 10178316A JP 17831698 A JP17831698 A JP 17831698A JP 2000010749 A JP2000010749 A JP 2000010749A
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JP
Japan
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computer
spool
job
press
printing
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JP10178316A
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Masahiro Ito
正裕 伊藤
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一ジョブ内での印字順を保証し、1つのス
プールディスクにスプールが集中しないようにすること
が可能とし、かつネットワーク接続された他の計算機に
対して、その計算機の能力に応じてどちらでプレスプー
ルするかの選択をすることで負荷調整を可能とする。 【解決手段】 プレスプーラ制御装置はプレスプールデ
ィスク管理テーブル、ジョブ管理テーブルを管理し、こ
のテーブル情報を基に、ジョブ内での印字順を保証しか
つ、他のジョブからの印字と混ざらないように出力し、
プレスプールディスクを均一に使用することによりディ
スク効率をあげる。また、プレスプーラ制御装置は、ネ
ットワーク接続された計算機上でプレスプールするか、
自計算機内部でプレスプ−ルかを設定可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワーク接
続された計算機のプリンタに対するスプールを制御する
スプール制御方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自計算機内で発生したスプール
に関しては、従来より効率化のための改良が種々なされ
てきているが、ネットワーク接続されたプリンタに対し
ては、あまり配慮がなされていなかった。上記のような
自計算機内で発生したスプールに関しての従来技術とし
て、特開平4−264920号公報に記載された技術が
ある。この技術は、自計算機内で発生したスプールにつ
いて、スプールファイルを複数のディスクに分散させる
ことにより効率を上げることを目的としており、ネット
ワーク接続されたプリンタに対する配慮はなされていな
い。
【0003】図12は、上記のような従来技術の一例の
処理フローを示すもので、図において、ユーザジョブ20
は印字データを実行管理手段21に渡し、この実行管理手
段21はスプールファイル24を複数のディスク装置に割り
振る。実行管理手段21が出力手段22に命令することによ
り、出力手段22はスプールファイル24を基にプリンタ23
に印字データを出力する。上記のように、スプールファ
イル24を複数の物理ディスクに割り振ることにより、特
定のディスク装置にスプールファイル24が集中すること
なく、効率的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のスプール制御方
法は上記のように構成されているので、自計算機内で発
生したスプールに関しては、ユーザジョブ20に含まれる
複数のプログラムの印字順序をジョブ単位に設定するこ
とができる。しかしながら、ネットワーク接続されたプ
リンタに対しては、ネットワークOS上ではジョブの概
念がないため、複数のプログラムの印字順序をジョブ単
位に設定することはできない。そのため、例えばバッチ
処理において、印字順序によりプリントフォーマットを
変えてある連続帳票等では印字順序が変わってしまうこ
とにより印字結果をそのまま使用することができないと
いう問題点があった。
【0005】また、印字要求受け側の計算機の処理能力
によっては、スプールが実行不可能な場合があるという
問題点もあった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、既存のOSにおけるスプーラ
に手を加えることなく、そのスプーラに対してスプール
への書き込みの最適制御を可能とし、同一ジョブ内に複
数の印字機能を持ったタスクが出力するスプールファイ
ルのジョブ内での順序を保証し、かつ、他のジョブのス
プールと混ざらずにスプール制御を可能とすることを目
的とする。この発明の他の目的としてはネットワーク接
続された計算機の能力に応じて、印字要求元、印字要求
受け側の計算機のどちらでもスプール制御を可能とする
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るスプール
制御方法は、ネットワーク上に複数の計算機が接続され
たコンピュータシステムにおいて、第1の計算機から第
2の計算機に接続された印字装置に印字要求をすると
き、上記第1の計算機上でスプールするか上記第2の計
算機上でスプールするかを選択できるものである。
【0008】また、ネットワーク上に複数の計算機が接
続されたコンピュータシステムにおいて、上記複数の計
算機の内のいずれかの計算機に接続された印字装置に印
字要求をするとき、印字要求する対象となる計算機名及
びジョブ識別子、そのジョブに含まれるプログラムの印
字順を特定したプレスプールファイルに基づいて行われ
るものである。
【0009】さらに、計算機名及びジョブ識別子が同一
のプレスプールファイルをスプールチェインにより印字
順にまとめてファイルを形成するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
一実施の形態を図に基づいて説明する。図1は、ネット
ワーク上に複数の計算機が接続されたコンピュータシス
テムにおけるスプール制御方法の全体の処理フローであ
る。1はネットワーク上に接続された計算機Aで、この
計算機Aと計算機B2と計算機C3がそれぞれ接続され
ている。計算機B2はディスク容量の空きが多くかつ性
能の良い計算機である。計算機C3は搭載しているディ
スク容量の空きが少なくかつ性能が低い計算機である。
計算機A上には印刷ジョブとしてのジョブa4、ジョブ
b5、ジョブc6がそれぞれ存在し、各ジョブにはプロ
グラムa〜プログラムiが含まれている。プログラムa
〜プログラムiはそれぞれスプーラ8によりプリンタ
(図示せず)を経由して印字結果9が得られることを模
式的に示している。
【0011】次に、処理フローについて説明する。計算
機A1上にて印刷ジョブが実行されると、ジョブa4に
はプログラムa、プログラムb、プログラムcが含まれ
ており順次実行される。これらのプログラムは印字を行
うプログラムである。ジョブb5にはプログラムd、プ
ログラムe、プログラムfが含まれており、ジョブc6
にはプログラムg、プログラムh、プログラムiが含ま
れている。各プログラムは印字するプログラムであり、
各プログラムからプレスプーラ制御装置7aに印字デー
タが通知される。
【0012】計算機A1上にて実行されたジョブa4の
印字は計算機B2に接続されたプリンタに出力する。こ
のとき、計算機B2は性能が良く、ディスクの空きも多
いため、計算機B2上のプレスプーラ制御装置7bを介
して印字制御を行う。計算機A1上にて実行されたジョ
ブb5、ジョブc6の印字は計算機C3に接続されたプ
リンタに出力する。このとき、計算機C3は性能が低く
ディスクの空きも少ないため、計算機A1上のプレスプ
ーラ制御装置7aを介して印字制御を行う。どちらのプ
レスプーラ制御装置を用いるかは、計算機A1上のそれ
ぞれのプレスプーラ制御装置7a上に予め定義してお
く。
【0013】図2はプレスプーラ制御装置7の動作を示
したものである。プレスプーラ制御装置7は、このプレ
スプーラ制御装置7自身が動作している計算機上でのプ
ログラムからの印字要求10と他計算機上のプレスプーラ
制御装置7からの印字要求11を受け付ける。それらの印
字要求は印字要求する対象となる計算機名及びジョブ識
別子、そのジョブに含まれるプログラムの印字順を特定
したプレスプールファイル15に基づいて行われ、そのプ
レスプールファイル15はスプールディスク14に格納され
る。このときのデータはプリンタ対応のデータストリー
ムではなく、可変データの内容のみとすることにより、
他計算機上のプレスプーラ制御装置7からの印字要求11
の実行時のネットワーク負荷を軽減するとともに、プレ
スプールファイル15のディスク容量軽減、スプールディ
スク14からのアクセス速度の向上を図る。
【0014】プレスプーラ制御装置7は、ソフトウェア
の関数としても実現することができ、その動作フローを
図9に示す。図において、先ず、ネットワーク経由で印
字データが入力されてきたかを判定し(ステップS
1)、YESのときは出力先が自計算機であることが明
らかなので、ステップS4に行きスプーラへ出力する。
NOのときは出力先情報定義ファイルから出力先情報を
得る(ステップS2)。次に出力先を判定し(ステップ
S3)、スプーラへ出力の場合は、プレスプールファイ
ル15へ印字内容を出力した後(ステップS4)、ジョブ
管理テーブルよりジョブ完結フラグがONとなっている
印字データをスプーラへ出力する(ステップS5)。出
力先がネットワーク内の他の計算機の場合は、ネットワ
ークを介して印字内容をネットワーク先の他のプレスプ
ーラ制御装置へ渡す (ステップS6)。
【0015】上記ステップS2で参照した出力先情報定
義ファイルの構成図を図10に示す。上記ステップS5に
おいて、特に、スプーラへ出力する場合はスプーラ書き
込み多重度を出力先情報定義ファイルから参照し、その
多重度を超えない数分だけスプーラへ同時出力する。
【0016】プレスプーラ制御装置7は、OSのスプー
ラ16に対して印字要求を行うときに印字フォーマット情
報17とプレスプールファイル15の内容をマージして出力
する。スプーラ16はその出力データを基にプリンタに対
する印字データを作成しプリンタに出力する。また、プ
ログラムからの印字要求10により印字する先が他の計算
機である場合、プレスプーラ制御装置7は他計算機上の
プレスプーラ制御装置7へ印字要求13しプレスプーラ制
御装置7へ印字データを送る。
【0017】プレスプールファイル15の名称は、印字要
求した計算機名+ジョブ識別子+印字順で構成された名
称となっており、その名称により識別されてネットワー
ク上を伝送され、印字する先の他計算機へ送信される。
その名称の先頭の計算機名+ジョブ識別子が同一のプレ
スプールファイル15をまとめてプレスプールファイル群
としたものが図5のスプールチェイン19である。このス
プールチェイン19によって印字順にまとめられることに
より、同一ジョブ内の印字順が保証されるとともに、印
字する先が他計算機の場合でも、ジョブが同一のものを
一括して送信することができ、伝送効率を向上させるこ
とができる。
【0018】スプールチェイン19は、ジョブの開始が宣
言された後に出力された順にプレスプールファイル15名
を格納していく構造であり、ジョブの終了が宣言される
とチェインの終りを示す「終了」のデータが入る。
【0019】図3は図2のプレスプールファイル15のフ
ァイル構造であり、複数のプログラムにより出力された
レコード名と印字データが格納されている。また、図4
は図2の印字フォーマット情報17の構造である。図5は
印字レコード定義の構造である。プレスプーラ制御装置
7は、スプーラ16に印字データを送るときに、図3のレ
コード名をキーとして図4からレコードの改行情報、レ
コード印字内容を得る。レコードの改行情報は図5の形
式をしており、NULLの部分が可変データの入る部分
となっており、このNULLデータのバイト数分を図3
の印字データからデータを取ってきて印字データを構築
する。
【0020】プレスプーラ制御装置7は、プレスプール
ファイル15の名称に含まれる印字順により順番通りにス
プーラ16に印字依頼を行う。また、スプールチェイン19
は1つのジョブしかスプーラ16に処理を依頼しないの
で、他のジョブの印字データが混入することはない。ス
プールチェイン19は図8に示す表形式で構成されてお
り、メモリ上に存在させることにより、同一スプールチ
ェイン19内のジョブ識別子がどのスプールディスク14を
使用したか、ジョブは完結したかを記録する。このジョ
ブの完結は各ジョブから通知される。
【0021】プレスプーラ制御装置7は、プレスプール
ファイル15をスプールディスク14に均一に出力する。ス
プールディスク14は物理的に独立したディスクで複数個
用意し、それぞれプレスプーラ制御装置7に予め登録し
ておくものとする。プレスプーラ制御装置7は、マルチ
スレッドで実現され、複数のスプール要求を受ける。印
字要求が来ると、最初に登録されているスプールディス
ク14がスプール中か否かを判断する。この判断は図7の
表をメモリ上に持ち判断に利用される。図7にはスプー
ルディスク14のドライブ名、使用中か否かのフラグ、デ
ィスクの空き容量が含まれている。
【0022】使用中でなければそのディスクを用いる.
その時に空き容量が十分でなければそのディスクは使用
しない。使用したときは図7の使用フラグをオンにし,
スプールの書き込みが終われば使用フラグはオフにす
る。この動作により1つのディスクに負荷が集中するこ
とを避けディスクアクセスの効率を上げる。また,プレ
スプール途中でディスクの空きがなくなった場合は,途
中までプレスプールされたプレスプールファイル15を他
の空いているスプールディスク14にコピーし,プレスプ
ールを再開する.コピーが正常に完結したら,元のプレ
スプールファイル15は消去し,次のプレスプールを可能
とする。
【0023】他の計算機からの印字要求に対しても同一
の方法を用いることができ、同一ジョブ内での印字順の
保証ができる.
【0024】また,プレスプールファイル15はプリンタ
仕様に対して独立しているため,スプーラ16に出力され
る前であれば,多機種のプリンタに出力先を変更するこ
とが可能である。
【0025】また、プログラムからの印字要求10により
印字する先が他の計算機であるジョブが多い場合には、
スプールチェイン19より更に上位の他の計算機が同一の
ジョブをまとめたチェインを設定することにより、他の
計算機に対して一度に伝送することができるので、ネッ
トワークにおける伝送効率をより一層向上させることが
できる。
【0026】
【発明の効果】この発明は以上述べたように構成されて
いるので、以下に述べるような効果を奏する。
【0027】第1の計算機上でスプールするか第2の計
算機上でスプールするかを選択できるように構成したの
で、ネットワーク上の負荷を調整することができる。
【0028】印字要求する対象となる計算機名及びジョ
ブ識別子、そのジョブに含まれるプログラムの印字順を
特定したプレスプールファイルに基づいて行うように構
成したので、一つのスプールディスクにスプールが集中
しないようにすることができる。
【0029】計算機名及びジョブ識別子が同一のプレス
プールファイルをスプールチェインにより印字順にまと
めてファイルを形成するように構成したので、同一ジョ
ブ内での印字順序を保証し、かつ、他のジョブのスプー
ルと混ざらずにスプールを制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1のネットワーク上の
スプール制御方法を示す概念図である。
【図2】 この発明の実施の形態1のプレスプーラ制御
装置を示す動作説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態1のプレスプールファ
イルを示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態1の印字フォーマット
情報を示す構造図である。
【図5】 この発明の実施の形態1の印字フォーマット
情報中の印字内容を示す構造図である。
【図6】 この発明の実施の形態1のスプールディスク
を示す構造図である。
【図7】 この発明の実施の形態1のスプールディスク
管理テーブルを示す構造図である。
【図8】 この発明の実施の形態1のジョブ管理テーブ
ルを示す構造図である。
【図9】 この発明の実施の形態1のプレスプーラ制御
装置を示す構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態1の出力先定義ファ
イルを示す構成図である。
【図11】 従来例のスプール制御方法を示す処理フロ
ー図である。
【符号の説明】
1 計算機、15 プレスプールファイル、19 スプール
チェイン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上に複数の計算機が接続さ
    れたコンピュータシステムにおいて、第1の計算機から
    第2の計算機に接続された印字装置に印字要求をすると
    き、上記第1の計算機上でスプールするか上記第2の計
    算機上でスプールするかを選択できることを特徴とする
    スプール制御方法。
  2. 【請求項2】 ネットワーク上に複数の計算機が接続さ
    れたコンピュータシステムにおいて、上記複数の計算機
    の内のいずれかの計算機に接続された印字装置に印字要
    求をするとき、印字要求する対象となる計算機名及びジ
    ョブ識別子、そのジョブに含まれるプログラムの印字順
    を特定したプレスプールファイルに基づいて行われるこ
    とを特徴とするスプール制御方法。
  3. 【請求項3】 上記計算機名及びジョブ識別子が同一の
    プレスプールファイルをスプールチェインにより印字順
    にまとめてファイルを形成することを特徴とする請求項
    2記載のスプール制御方法。
JP10178316A 1998-06-25 1998-06-25 スプール制御方法 Pending JP2000010749A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006259888A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Seiko Epson Corp 共有プリントサーバ制御プログラム及び共有プリントサーバ制御方法
US9158489B1 (en) 2014-03-25 2015-10-13 Fuji Xerox Co., Ltd. Buffering a print instruction before its transferred to a printing apparatus

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