JP2000010709A - キーボードおよび多ユニットキートップ装着機構 - Google Patents

キーボードおよび多ユニットキートップ装着機構

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JP2000010709A
JP2000010709A JP10175939A JP17593998A JP2000010709A JP 2000010709 A JP2000010709 A JP 2000010709A JP 10175939 A JP10175939 A JP 10175939A JP 17593998 A JP17593998 A JP 17593998A JP 2000010709 A JP2000010709 A JP 2000010709A
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正英 児玉
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敏明 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ギヤリンク部材で支承されたキートップを具
え情報処理装置の入力端末として用いられるキーボード
に関し、情報処理装置の低背化を実現可能にし低コスト
化にも寄与する構造を具えたキーボードの提供を目的と
する。 【解決手段】 上記課題はスイッチパネル32に装着され
たキートップ61と、スイッチパネル32に係止されたメン
ブレンスイッチ15と、スイッチパネル32とメンブレンス
イッチ15との間に装着されたプラスチックシート33と、
プラスチックシート33に貼着されたゴムアクチュエータ
34とを有し、キートップ61は、第1のステップ62と、プ
ラスチックシート33の摺動方向に傾斜した第2のステッ
プ63と、第1および第2のステップを接続するテーパ部
64とを有し、プラスチックシート33を摺動させることに
よって、頭頂部37が第1のステップ62または第2のステ
ップ63と対向する位置に移動する本発明のキーボードに
よって達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はギヤリンク部材で支
承されたキートップを具え情報処理装置の入力端末とし
て用いられるキーボードに係り、特に低背化が可能なキ
ースイッチを具え薄型化された携帯用のパソコン等に組
み込まれるキーボードの構造に関する。
【0002】液晶ディスプレイ装置が組み込まれ薄型軽
量化されたノート型パソコン等の携帯用情報処理装置が
普及するに伴って、情報処理装置全体に対しキーボード
の占める容積比率が増大しキーボードの低背化に対する
要望が強くなってきている。
【0003】このような要望に対して通常の操作モード
と操作モードに比べ一層低背化が可能な格納モードを有
し、任意に選択可能なキーボードも考案されているが、
従来のキーボードは操作モード時にキートップに初圧を
印加できない等問題がある。
【0004】また、情報処理装置の低コスト化に対する
要望も強くその一環としてキーボードの一層の低コスト
化が望まれている。例えば、ギヤリンク部材の採用で低
背化が可能であるが多ユニットキートップを上下動可能
に保持する際に問題がある。
【0005】即ち、隣接する複数スイッチの専有領域に
跨がって装着される多ユニットキートップは中央のみを
移動自在に保持すると、多ユニットキートップの端部が
押下されたとき両端が平行に降下せずメンブレンスイッ
チが作動しないことがある。
【0006】このような問題は金属製のリンク機構等を
併用することにより改善されるが部品数が増加し低コス
ト化が阻害される。そこで情報処理装置の低背化を実現
可能にし低コスト化にも寄与する構造を具えたキーボー
ドの開発が要望されている。
【0007】
【従来の技術】図4は通常のキースイッチの構造を示す
斜視図、図5はモード切り換え可能な従来のキーボード
を示す斜視図、図6はモード切り換え機構の動作原理を
説明する側断面図、図7は多ユニットキートップの従来
の保持手段を示す図である。
【0008】通常のキースイッチの場合は図4に示す如
くキートップ11と支持部12とが一対のギヤリンク部材13
を介して連結され、支持部12の下面にはサポートパネル
14とサポートパネル14によって支承されたメンブレンス
イッチ15が装着されている。
【0009】それぞれのギヤリンク部材13は摺動軸16と
中間腕17を介して摺動軸16の先端近傍に連結された一対
のギヤ部18とを有し、ギヤ部18は円周方向に配列された
少なくとも1個の歯19と中央に設けられた摺動軸16と平
行な回転軸20を具えている。
【0010】摺動軸16は両端がそれぞれ軸心を通る平面
21を境界としていずれか一方が切除された半円形状の断
面を具えており、中間腕17がメンブレンスイッチ15に接
するまで倒したとき一端16a は上側に平面21を、他端16
b は下側に平面21を有する。
【0011】キートップ11は下面にそれぞれ2個の軸受
孔22を具えた一対の軸受部23が軸受孔22を互いに対抗さ
せて形成されており、図示された如く歯19を互いに噛み
合わせた状態で隣接するギヤ部18の各回転軸20が軸受孔
22に回動自在に嵌挿される。
【0012】一方、支持部12はギヤリンク部材13が嵌入
可能な切り欠き24と両側から切り欠き24の上方に突出す
るガイド爪25を有し、摺動軸16の両端を摺動自在に保持
するガイド爪25の先端には摺動軸16の脱落を防止するス
トッパ26が形成されている。
【0013】図示省略されているがキートップ11とメン
ブレンスイッチ15の間にゴムで伸縮自在に形成されたア
クチュエータを有し、キートップ11を押下するとアクチ
ュエータを介してメンブレンスイッチ15が押下され内部
のスイッチ素子が作動する。
【0014】また、キートップ11がアクチュエータによ
って押し上げられるに伴い対をなす摺動軸16が共に内側
に向かい移動するが、キートップ11が上死点に到達した
位置で摺動軸16はガイド爪25のストッパ26に当接しキー
トップ11の上昇は停止する。
【0015】このようなキースイッチを具えたキーボー
ドは操作時であっても格納時であってもキートップは常
に上死点に位置し、サポートパネル下面からキートップ
上面までの距離が一定でこれ以上の低背化に対する要望
に対処することができない。
【0016】そこでキートップが上死点に位置する操作
モードと下死点に位置する格納モードと任意に選択可能
な二モードを有し、携帯時には操作モードに比べ低背化
が可能な格納モードを選択して前記要望に対処できるキ
ーボードが考案されている。
【0017】図5に示すモード切り換え可能な従来のキ
ーボードはキートップ31とスイッチパネル32がギヤリン
ク部材13で連結され、スイッチパネル32の下にサポート
パネル14とサポートパネル14に固着されたメンブレンス
イッチ15が装着されている。
【0018】また、スイッチパネル32とメンブレンスイ
ッチ15との間にはプラスチックシート33が水平方向に摺
動自在に装着され、それぞれのキートップ31に対抗する
伸縮自在な形状のゴムアクチュエータ34がプラスチック
シート33に貼着されている。
【0019】即ち、ゴムアクチュエータ34は下方に開口
し空気抜き孔が周囲に適宜設けられたドーム状のアクチ
ュエータ本体35と、アクチュエータ本体35の中央上部に
形成されキートップ31に当接可能な平面36を頂上に具え
た頭頂部37とを具えている。
【0020】一方、キートップ31は下面に、格納モード
時に頭頂部37と対向する第1のステップ39と、操作モー
ド時に頭頂部37と対向する第2のステップ40と、第1の
ステップ39と第2のステップ40の間をスムースに接続す
るテーパ部41を具えている。
【0021】それぞれのギヤリンク部材13は摺動軸16と
中間腕17を介して摺動軸16の先端近傍に連結された一対
のギヤ部18とを有し、ギヤ部18は円周方向に配列された
少なくとも1個の歯と中央に設けられた摺動軸16と平行
な回転軸20とを具えている。
【0022】キートップ31は図示省略されているが下面
にそれぞれ2個の軸受孔を具え軸受孔が互いに対抗する
一対の軸受部を有し、キートップ31とスイッチパネル32
の連結に際して隣接するギヤ部18の各回転軸20が該軸受
孔に回動自在に嵌挿される。
【0023】一方、スイッチパネル32はギヤリンク部材
13が嵌入可能な切り欠き42と切り欠き42の上方に突出す
るガイド爪43を有し、図示省略されているがガイド爪43
は先端に摺動軸16の脱落を防止しキートップ31の上死点
を決めるストッパを有する。
【0024】図6(a) に示す如く操作モード時にはゴム
アクチュエータ34の頭頂部37がキートップ31の第2のス
テップ40と対抗し、キートップ31はゴムアクチュエータ
34の作用により摺動軸16がストッパに当接する位置、即
ち上死点に押し上げられる。
【0025】このような操作モード時においてキートッ
プ31を押下するとアクチュエータ本体35の上部が反転し
て頭頂部37が降下し、頭頂部37の下端にある突起38がプ
ラスチックシート33を介してメンブレンスイッチ15を押
しスイッチ素子が作動する。
【0026】図6(b) に示す如くプラスチックシート33
を摺動させるとゴムアクチュエータ34がプラスチックシ
ート33と共に移動し、ゴムアクチュエータ34の頭頂部37
がキートップ31の第1のステップ39と対抗する位置にお
いて格納モードに移行する。
【0027】操作モードから格納モードに移行するとキ
ートップ31は第1のステップ39と第2のステップ40との
レベル差だけ降下し、この状態でキートップ31を押下し
てもアクチュエータ本体35が反転せずメンブレンスイッ
チ15が作動することはない。
【0028】モード切り換え可能なキーボードは図6
(a) に示す操作モード時に比べて図6(b) に示す格納モ
ード時には薄くなり、その差はステップのレベル差程度
であっても携帯型のパソコン等においては格納モード時
の薄型化は極めて有利である。
【0029】なお、パソコンやワープロ等ではキートッ
プを眼で確認しないでキーボードを操作し文字や記号を
入力する場合が多く、図6(c) に示す如くキートップの
前縁が後縁より高く各列の確認が容易な多段式キーボー
ドが用いられることがある。
【0030】例えば、図6(b) に示すキーボードの厚
さ、即ちサポートパネル14下面からキートップ31前縁ま
での距離をAとすると、図6(c) に示す多段式キーボー
ドの場合はサポートパネル14の下面からキートップ31前
縁までの距離がA+Bになる。
【0031】また、図4に示す通常のキースイッチを用
いたキーボードにおいてスペースキー等は図7に示す如
くキートップが長く、通常のキートップより長い1個の
多ユニットキートップ45が隣接する複数スイッチの専有
領域に跨がって装着される。
【0032】キーボードに用いられるキートップの長さ
は通常のキートップの長さを基準としてその何倍である
か表記されており、通常の長さのキートップを1uとし
て、長さが5倍のキートップは5u、長さが3倍のキー
トップは3uと表示される。
【0033】即ち、図7(a) はスペースキーとして用い
られる5uのキートップ、図7(b)は3uのキートップ
の装着方法を表し、いずれのキートップ45もそれぞれ両
端にガイド軸47が形成され中間にはギヤリンク部材13が
回動自在に装着されている。
【0034】隣接する複数スイッチの専有領域に跨がっ
て装着される通常のキートップより長い多ユニットキー
トップ45の場合は、押下位置に関係なく円滑に動作させ
るため回動自在に装着されたリンク46と両端に形成され
たガイド軸47を具えている。
【0035】リンク46は互いに平行な回転軸48と摺動軸
49とを具え、回転軸48がキートップ45の内側に回動自在
に装着されており、スイッチパネル50はギヤリンク部材
13が嵌入可能な切り欠き24と切り欠き24の上方に突出す
るガイド爪25を具えている。
【0036】スイッチパネル50はガイド軸47と対向する
位置にガイド軸47を上下に摺動自在に保持するガイド軸
支持部51を具備し、ガイド軸支持部の隣に水平方向に移
動するリンク46の摺動軸49を摺動自在に支持するリンク
支持部52が設けられている。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】図8はモードの切り換
えに要する力を示す図である。オペレータがキートップ
を眼で確認しないで文字や記号を入力する場合にキート
ップ自体の振れ(ワブル)が大きいと、キートップに指
を触れた時の不安定感が増大して文字や記号の入力速度
が落ちる等の操作性を低下させる要因になる。
【0038】このようなキートップ自体の振れの発生は
上死点に位置するキートップに若干の初圧を印加するこ
とで抑制できるが、モード切り換え可能な従来のキーボ
ードにおいて上死点に位置するキートップに初圧を印加
するのは極めて困難である。
【0039】発明者の実験によれば90個のキートップ
を具えたキーボードにおいて各キートップに20グラム
の初後を印加すると、モードの切り換えに際してプラス
チックシートに加わる力が図8(a) に示す如く最高値が
1800グラムに到達する。
【0040】従来のキーボードにおいてモードの切り換
えに際しプラスチックシートを移動させるためこのよう
な力を印加すると、プラスチックシートの折れ曲がりや
ゴムアクチュエータのプラスチックシートからの剥離等
障害が発生する要因になる。
【0041】したがって、モード切り換え可能な従来の
キーボードは上死点に位置するキートップに初圧を印加
することができず、キートップ振れが大きくなって指を
触れた時の不安定感が増大しキーボードの操作性を低下
させるという問題があった。
【0042】また、多ユニットキートップのスイッチパ
ネルへの装着に際して押下位置に関係なく円滑に動作さ
せる手段として、ギヤリンク部材の他に金属等からなる
リンクとが併用され部品点数が増加して低コスト化を阻
害するという問題があった。
【0043】本発明の目的は情報処理装置の低背化を実
現可能にし低コスト化にも寄与する構造を具えたキーボ
ードを提供することにある。
【0044】
【課題を解決するための手段】図1は本発明になるキー
ボードの主要部を示す側断面図、図2は本発明の多ユニ
ットキートップ装着機構を示す斜視図である。なお全図
を通し同じ対象物は同一記号で表している。
【0045】上記課題はキートップ61が上死点に位置し
押下するとメンブレンスイッチ15が作動する操作モード
と、キートップ61が下死点に位置し押下してもメンブレ
ンスイッチ15が作動しない格納モードを、任意に選択可
能なキーボードであって、スイッチパネル32と、スイッ
チパネル32に上下動自在に装着されたキートップ61と、
スイッチパネル32に係止されたメンブレンスイッチ15
と、スイッチパネル32とメンブレンスイッチ15との間に
摺動自在に装着されたプラスチックシート33と、キート
ップ61と対抗可能にプラスチックシート33に貼着された
ゴムアクチュエータ34とを有し、ゴムアクチュエータ34
は、下方に開口し開口部の周囲がプラスチックシート33
に貼着されたドーム状のアクチュエータ本体35と、アク
チュエータ本体35の中央上部に形成されキートップ61に
当接可能な平面36を頂上に具えた頭頂部37とを有し、キ
ートップ61は、格納モード時に頭頂部37と対向する第1
のステップ62と、プラスチックシート33の摺動方向に傾
斜し操作モード時に頭頂部37と対向する第2のステップ
63と、第1および第2のステップを接続するテーパ部64
とを有し、プラスチックシート33を摺動させることによ
って、頭頂部37が第1のステップ62または第2のステッ
プ63と対向する位置に移動し、第1のステップ62と対向
する位置では、ゴムアクチュエータ34による初圧がキー
トップ61に加わることなく、頭頂部37がテーパ部64を過
ぎて第2のステップ63に侵入すると、ゴムアクチュエー
タ34による初圧がキートップ61に加わる本発明のキーボ
ードによって達成される。
【0046】このように第2のステップをプラスチック
シートの摺動方向に傾斜させることによって、第1のス
テップと対向する位置では、ゴムアクチュエータによる
初圧がキートップに加わることなく、頭頂部がテーパ部
を過ぎて第2のステップに侵入すると、ゴムアクチュエ
ータによる初圧がキートップに加わるように構成するこ
とが可能になる。その結果、操作モードでは上死点に位
置するキートップにゴムアクチュエータによる初圧が印
加され、キートップに指を触れた時の不安定感が増大す
るキートップ自体の振れが抑制され、第1のステップか
ら第2のステップに移動する際に、プラスチックシート
に貼着されたゴムアクチュエータが剥離することなく、
しかもモードの切り換えに際してプラスチックシートの
移動に要する力が従来のキーボードに比べて大幅に低減
される。
【0047】更に、上死点に位置するキートップはゴム
アクチュエータに倣って前縁が後縁より高くなって多段
式キーボードが形成され、キートップが下死点に位置す
る格納モードでは、キートップの上面が従来のキーボー
ドと同様になり、従来の多段式キーボードに比べキーボ
ードを低背化することが可能になる。
【0048】また、上記課題はスイッチパネル65と、隣
接する複数スイッチの専有領域に跨がって装着される多
ユニットキートップ66と、スイッチパネル65と多ユニッ
トキートップ66とを連結する1対の多ユニット用ギヤリ
ンク部材67を有し、少なくとも多ユニットキートップ66
の両端が、多ユニット用ギヤリンク部材67によって支承
されている本発明の多ユニットキートップ装着機構によ
って達成される。
【0049】このように多ユニットキートップとスイッ
チパネルとの間に装着される1対の多ユニット用ギヤリ
ンク部材を有し、多ユニットキートップは、多ユニット
用ギヤリンク部材により少なくとも両端が支承されるこ
とによって、従来のキーボードにおいてギヤリンク部材
と併用されていた金属等からなるリンクが不要になり、
部品点数が減少してキーボードの低コスト化が可能にな
る。
【0050】即ち、情報処理装置の低背化を実現可能に
し低コスト化にも寄与する構造を具えたキーボードを実
現することができる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下添付図により本発明の実施例
について説明する。なお図3は多ユニットキートップ装
着機構の他の実施例である。
【0052】モードの切り換えが可能な本発明のキーボ
ードは図1(b) に示す如くスイッチパネル32に装着され
たキートップ61と、サポートパネル14に貼着されサポー
トパネル14を介してスイッチパネル32に係止されたメン
ブレンスイッチ15を有する。
【0053】スイッチパネル32とメンブレンスイッチ15
の間にキーボードの前後方向に摺動自在にプラスチック
シート33が装着され、それぞれのキートップ61と対抗可
能に配置されたゴムアクチュエータ34がプラスチックシ
ート33上に貼着されている。
【0054】それぞれのゴムアクチュエータ34は下方に
開口し周囲に適宜空気抜き孔を有するドーム状のアクチ
ュエータ本体35と、アクチュエータ本体35の中央上部に
形成されキートップ31に当接可能な平面36を頂上に具え
た頭頂部37とを具えている。
【0055】従来のキーボードと同様に本発明のキーボ
ードもキートップ61がギヤリンク部材13を介しスイッチ
パネル32に装着され、それぞれのギヤリンク部材13は摺
動軸16と中間腕17を介して摺動軸16の先端に連結された
一対のギヤ部18とを有する。
【0056】一方、スイッチパネル32はギヤリンク部材
13が嵌入可能な切り欠き42と切り欠き42の上方に突出す
るガイド爪43を有し、図示省略されているがガイド爪43
は先端に摺動軸16の脱落を防止しキートップ31の上死点
を決めるストッパを有する。
【0057】キートップ61は下面中央部に、格納モード
時に頭頂部37と対向する第1のステップ62と、操作モー
ド時に頭頂部37と対向する第2のステップ63と、第1の
ステップ62と第2のステップ63の間をスムースに接続す
るテーパ部64を具えている。
【0058】本発明のキーボードと従来のキーボードと
の相違点は第2のステップ63がプラスチックシート33の
摺動方向に傾斜し、頭頂部37が第2のステップ63に侵入
すると途中からゴムアクチュエータ34による初圧がキー
トップ61に加わる点にある。
【0059】図1(a) に示す如く操作モード時にはゴム
アクチュエータ34の頭頂部37がキートップ61の第2のス
テップ63と対抗し、キートップ61はゴムアクチュエータ
34の作用により摺動軸16がストッパに当接する位置、即
ち上死点に押し上げられる。
【0060】ゴムアクチュエータ34により押し上げられ
たキートップ61は傾斜を有する第2のステップ63が頭頂
部37に当接しており、キートップ61が頭頂部37の平面36
に倣って傾斜しキートップの前縁が後縁より高い多段式
のキーボードが形成される。
【0061】このような操作モード時においてキートッ
プ61を押下するとアクチュエータ本体35の上部が反転し
て頭頂部37が降下し、頭頂部37の下端にある突起38がプ
ラスチックシート33を介してメンブレンスイッチ15を押
しスイッチ素子が作動する。
【0062】図1(b) に示す如くプラスチックシート33
を摺動させるとゴムアクチュエータ34がプラスチックシ
ート33と共に移動し、ゴムアクチュエータ34の頭頂部37
がキートップ61の第1のステップ62と対抗する位置にお
いて格納モードに移行する。
【0063】操作モードから格納モードに移行するとキ
ートップ61は第1のステップ62と第2のステップ63との
レベル差だけ降下し、この状態でキートップ61を押下し
てもアクチュエータ本体35が反転せずメンブレンスイッ
チ15が作動することはない。
【0064】第1のステップ62は従来のキーボードのキ
ートップと同様にキートップ61の前縁および後縁を含む
面と平行な面であり、格納モード時におけるキーボード
の厚さ、即ちサポートパネル14下面からキートップ61の
前縁までの距離はAとなる。
【0065】また、頭頂部37が第1のステップ62と対抗
する格納モード、および頭頂部37がテーパ部64に沿って
移動している間は、ギヤリンク部材13の中間腕17がスト
ッパ44から離れゴムアクチュエータ34による初圧がキー
トップに加わることはない。
【0066】頭頂部37がテーパ部64を通り過ぎて第2の
ステップ63に侵入すると、第2のステップ63が傾斜して
いるため、終点に到達する前に摺動軸16がストッパに当
接して、それ以降はゴムアクチュエータ34による初圧が
徐々にキートップに加わる。
【0067】その結果、モードの切り換えに際してプラ
スチックシートの移動に要する力は図8(b) に示す如
く、大幅に低減されて 700グラム程度になり、移動時の
プラスチックシートの折れ曲がりやゴムアクチュエータ
の剥離を無くすことができる。
【0068】また、操作モードにおいて上死点に位置す
るキートップに常にゴムアクチュエータによる若干の初
圧が印加されており、キートップ自体の振れが抑制され
キートップに指を触れた時の不安定感が無くなり操作性
を向上させることができる。
【0069】このように第2のステップをプラスチック
シートの摺動方向に傾斜させることによって、第1のス
テップと対向する位置では、ゴムアクチュエータによる
初圧がキートップに加わることなく、頭頂部がテーパ部
を過ぎて第2のステップに侵入すると、ゴムアクチュエ
ータによる初圧がキートップに加わるように構成するこ
とが可能になる。その結果、操作モードでは上死点に位
置するキートップにゴムアクチュエータによる初圧が印
加され、キートップに指を触れた時の不安定感が増大す
るキートップ自体の振れが抑制され、第1のステップか
ら第2のステップに移動する際に、プラスチックシート
に貼着されたゴムアクチュエータが剥離することなく、
しかもモードの切り換えに際してプラスチックシートの
移動に要する力が従来のキーボードに比べて大幅に低減
される。
【0070】更に、上死点に位置するキートップはゴム
アクチュエータに倣って前縁が後縁より高くなって多段
式キーボードが形成され、キートップが下死点に位置す
る格納モードでは、キートップの上面が従来のキーボー
ドと同様になり、従来の多段式キーボードに比べキーボ
ードを低背化することが可能になる。
【0071】なお、図示省略されているがキーボード上
のキートップとプラスチックシートを複数のブロックに
分割することにより、任意のプラスチックシートを移動
させ対応するブロックに含まれる全てのキートップの機
能を殺すことも可能である。
【0072】また、本発明の多ユニットキートップ装着
機構の一実施例は図2に示す如く1対の多ユニット用ギ
ヤリンク部材67と、多ユニット用ギヤリンク部材67によ
りスイッチパネル65に連結され両端が支承された多ユニ
ットキートップ66を有する。
【0073】隣接する複数スイッチの専有領域に跨がり
スイッチパネル65に装着される多ユニットキートップ66
は、互いに対向するよう配置され下面両端に形成された
一対の軸受部68と、軸受部68のそれぞれに設けられた2
個の軸受孔69を具えている。
【0074】多ユニット用ギヤリンク部材67は、摺動軸
70と、円周方向に配列された少なくとも1個の歯を具え
た一対のギヤ部71と、摺動軸70にギヤ部71を連結する一
対の中間腕72と、ギヤ部71中心に形成され軸受孔69に嵌
挿される回転軸73を有する。
【0075】多ユニットキートップ66を装着するスイッ
チパネル65は多ユニット用ギヤリンク部材67が嵌挿可能
な切り欠き74を有し、多ユニット用ギヤリンク部材67の
摺動軸70の両端を摺動自在に保持するガイド爪75を切り
欠き74上に突出させている。
【0076】スイッチパネル65にはサポートパネル14に
よって支承されたプラスチックシート33とメンブレンス
イッチ15が装着され、多ユニットキートップ66の中央部
に対向するようプラスチックシート33上にゴムアクチュ
エータ34が装着されている。
【0077】多ユニットキートップ66が押下されると押
下側の端部に位置する多ユニット用ギヤリンク部材67の
ギヤ部71が回動し、中間腕72と摺動軸70を介し連結され
た他のギヤ部71も回動して多ユニットキートップ66は押
下位置に関係なく降下する。
【0078】多ユニットキートップが短い場合は多ユニ
ット用ギヤリンク部材の摺動軸も短く左右のギヤ部がほ
ぼ同時に回動するが、多ユニットキートップが長くなる
に伴って摺動軸も長くなり捩れが発生し左右のギヤ部の
回動に時間的誤差が生じる。
【0079】即ち、上記実施例の多ユニットキートップ
装着機構は多ユニットキートップが短い場合に適用する
ことができるが、多ユニットキートップが長い場合は摺
動軸に捩れが生じ押下位置によって多ユニットキートッ
プが降下しないこともある。
【0080】図3に示す多ユニットキートップ装着機構
の他の実施例は多ユニットキートップが長くても円滑に
降下させるもので、多ユニット用ギヤリンク部材77によ
りスイッチパネル65に連結され両端が支承された多ユニ
ットキートップ76を有する。
【0081】上記実施例において用いられている多ユニ
ットキートップと異なり多ユニットキートップ76は、両
側に分割して互いに対向するよう形成された少なくとも
4個の軸受部78と、軸受部78のそれぞれに設けられた2
個の軸受孔79を具えている。
【0082】多ユニット用ギヤリンク部材77は、摺動軸
80と、軸受部78に対応し円周方向に歯が配設された少な
くとも4個のギヤ部81と、ギヤ部81を摺動軸80に連結す
る中間腕82と、ギヤ部81の中心に形成され軸受孔79に嵌
挿される回転軸83を有する。
【0083】多ユニットキートップ76を装着するスイッ
チパネル65は多ユニット用ギヤリンク部材77が嵌挿可能
な切り欠き74を有し、多ユニット用ギヤリンク部材77の
摺動軸80を摺動自在に保持する複数のガイド爪75を切り
欠き74上に突出させている。
【0084】スイッチパネル65にはサポートパネル14に
よって支承されたプラスチックシート33とメンブレンス
イッチ15が装着され、多ユニットキートップ76の中央部
に対向するようプラスチックシート33上にゴムアクチュ
エータ34が装着されている。
【0085】多ユニットキートップ76が押下されると押
下側の端部に位置する多ユニット用ギヤリンク部材77の
ギヤ部81が回動し、中間腕82と摺動軸80を介し連結され
た他のギヤ部81も回動して多ユニットキートップ76は押
下位置に関係なく降下する。
【0086】多ユニットキートップが長くなるに伴って
摺動軸も長くなり捩れが発生し左右のギヤ部の回動に時
間的誤差が生じるが、多ユニットキートップの長さに合
わせ軸受部とギヤ部および中間腕を増加させることによ
り時間的誤差を抑制できる。
【0087】このように多ユニットキートップとスイッ
チパネルとの間に装着される1対の多ユニット用ギヤリ
ンク部材を有し、多ユニットキートップは、多ユニット
用ギヤリンク部材により少なくとも両端が支承されるこ
とによって、従来のキーボードにおいてギヤリンク部材
と併用されていた金属等からなるリンクが不要になり、
部品点数が減少してキーボードの低コスト化が可能にな
る。
【0088】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば情報処理装置
の低背化を実現可能にし、低コスト化にも寄与する構造
を具えたキーボードを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になるキーボードの主要部を示す側断
面図である。
【図2】 本発明の多ユニットキートップ装着機構を示
す斜視図である。
【図3】 多ユニットキートップ装着機構の他の実施例
である。
【図4】 通常のキースイッチの構造を示す斜視図であ
る。
【図5】 モード切り換え可能な従来のキーボードを示
す斜視図である。
【図6】 モード切り換え機構の動作原理を説明する側
断面図である。
【図7】 多ユニットキートップの従来の保持手段を示
す図である。
【図8】 モードの切り換えに要する力を示す図であ
る。
【符号の説明】
13 ギヤリンク部材 14 サポートパネル 15 メンブレンスイッチ 16 摺動軸 17 中間腕 18 ギヤ部 32 スイッチパネル 33 プラスチックシート 34 ゴムアクチュエータ 35 アクチュエータ本体 36 平面 37 頭頂部 38 突起 42 切り欠き 43 ガイド爪 61 キートップ 62 第1のステップ 63 第2のステップ 64 テーパ部 65 スイッチパネル 66、76 多ユニットキートップ 67、77 多ユニット用ギヤリンク部材 68、78 軸受部 69、79 軸受孔 70、80 摺動軸 71、81 ギヤ部 72、82 中間腕 73、83 回転軸 74 切り欠き 75 ガイド爪
フロントページの続き (72)発明者 丸山 淳一 東京都品川区東五反田2丁目3番5号 富 士通高見澤コンポーネント株式会社内 Fターム(参考) 5B020 DD02 DD54 5G006 BA01 BB03 BC01 CB01 CD02 CD07 DD12 FB06 FB14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キートップが上死点に位置し押下すると
    メンブレンスイッチが作動する操作モードと、該キート
    ップが下死点に位置し押下しても該メンブレンスイッチ
    が作動しない格納モードを、任意に選択可能なキーボー
    ドであって、 スイッチパネルと、該スイッチパネルに上下動自在に装
    着された前記キートップと、該スイッチパネルに係止さ
    れた前記メンブレンスイッチと、該スイッチパネルと該
    メンブレンスイッチとの間に摺動自在に装着されたプラ
    スチックシートと、該キートップと対抗可能に該プラス
    チックシートに貼着されたゴムアクチュエータとを有
    し、 該ゴムアクチュエータは、下方に開口し開口部の周囲が
    該プラスチックシートに貼着されたドーム状のアクチュ
    エータ本体と、該アクチュエータ本体の中央上部に形成
    され該キートップに当接可能な平面を頂上に具えた頭頂
    部とを有し、 該キートップは、該格納モード時に該頭頂部と対向する
    第1のステップと、該プラスチックシートの摺動方向に
    傾斜し該操作モード時に該頭頂部と対向する第2のステ
    ップと、該第1および該第2のステップを接続するテー
    パ部とを有し、 該プラスチックシートを摺動させることによって、該頭
    頂部が該第1のステップまたは該第2のステップと対向
    する位置に移動し、該第1のステップと対向する位置で
    は、該ゴムアクチュエータによる初圧が該キートップに
    加わることなく、該頭頂部が該テーパ部を過ぎて該第2
    のステップに侵入すると、該ゴムアクチュエータによる
    初圧が該キートップに加わることを特徴とするキーボー
    ド。
  2. 【請求項2】 スイッチパネルと、隣接する複数スイッ
    チの専有領域に跨がって装着される多ユニットキートッ
    プと、該スイッチパネルと該多ユニットキートップとを
    連結する1対の多ユニット用ギヤリンク部材とを有し、 少なくとも該多ユニットキートップの両端が、該多ユニ
    ット用ギヤリンク部材によって支承されていることを特
    徴とする多ユニットキートップ装着機構。
  3. 【請求項3】 前記多ユニットキートップは、下面両端
    に形成され互いに対向する一対の軸受部と、該軸受部の
    それぞれに設けられた2個の軸受孔を有し、 前記多ユニット用ギヤリンク部材は、摺動軸と、円周方
    向に配列された少なくとも1個の歯を具えた一対のギヤ
    部と、該摺動軸に該ギヤ部を連結する一対の中間腕と、
    該ギヤ部の中心に形成され該軸受孔に嵌挿される回転軸
    とを有し、 前記スイッチパネルは、少なくとも該摺動軸が嵌挿され
    る切欠きと、該切欠きの上方に突出し該摺動軸を摺動自
    在に保持するガイド爪とを有することを特徴とする請求
    項2記載の多ユニットキートップ装着機構。
  4. 【請求項4】 前記多ユニットキートップは、両側に分
    割形成された少なくとも4個の軸受部と、該軸受部のそ
    れぞれに設けられた2個の軸受孔とを有し、 前記多ユニット用ギヤリンク部材は、摺動軸と、円周方
    向に配列された少なくとも1個の歯を具えた少なくとも
    4個のギヤ部と、該摺動軸に該ギヤ部を連結する中間腕
    と、各ギヤ部の中心に形成され該軸受孔に嵌挿される回
    転軸とを有し、 前記スイッチパネルは、少なくとも該摺動軸が嵌挿され
    る切欠きと、該切欠きの上方に突出し該摺動軸を摺動自
    在に保持するガイド爪とを有することを特徴とする請求
    項2記載の多ユニットキートップ装着機構。
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