JP3172686B2 - キーボード装置 - Google Patents
キーボード装置Info
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Description
ための複数のキーを備え、情報処理装置の入力装置とし
て用いられるキーボード装置に関するものである。
IS(Japanese Industrial Standard)によって規定さ
れた所定の規則に従って配列されている。例えば図6に
示すように、各キーは、操作者側から見て最も手前側の
第1列から最も奥側の第5列までの5列にわたって配列
されており、第1列には「スペースキー」が、また各列
の左右端には「シフトキー」、「コントロールキー」、
あるいは「リターンキー」などのキーが、それぞれ配置
されている。また、キーボード装置では、これら以外に
も、情報処理装置の表示画面に表示されたカーソルを上
下左右方向に移動させるための「矢印キー」や、表示画
面を上下方向にスクロールするための「アップキー」及
び「ダウンキー」が設けられたものもある。なお、「ア
ップキー」とは、いわゆる「ロールアップキー」または
「ページアップキー」と呼ばれるものであり、「ダウン
キー」とは、いわゆる「ロールダウンキー」または「ペ
ージダウンキー」と呼ばれるものである。
ンピュータ(ノートパソコン)など、携帯に便利な情報
処理装置が広く普及している。このような携帯用情報処
理装置では、図7(a)、(b)に示すようなキースイ
ッチを用いてキーボード装置を構成したものがある。
ためのキー31の底部一端近傍に回転軸31aが設けら
れており、この回転軸31aが、キー31の周囲を覆う
カバー32の裏面に突設された支持部32aに枢着して
いる。したがって、操作者がキー32を打鍵すると、そ
のキー31は、回転軸31aを支点に回転降下する。こ
れにより、このキースイッチでは、キー31の下方に設
けられ、かつ、絶縁弾性体からなるクリックラバー33
が座屈変形し、その下方に位置する電気接点34が電気
的に接続されることとなる。
ことにより、携帯用情報処理装置に用いられるキーボー
ド装置では、キーが水平降下する場合に比べて、装置の
小型化及び薄型化が実現できるようになる。なお、キー
が回転降下するキーボード装置では、通常、各キーの回
転降下方向が一方向、すなわち操作者側から見て手前側
または奥側のいずれかになるように、各キースイッチが
配設されている。
たキーボード装置(キーが回転降下するもの)は、以下
に説明する理由により、必ずしも操作者にとって操作し
易いものであるとはいえない。キーボード装置の操作者
は、図8に示すようなホームポジション、すなわち親指
を「スペースキー」上に置き、かつ、他の指を第3列の
キー上に置いた状態から、各列のキーを操作することが
多い。よって、例えば、第2列のキーを打鍵するときと
第4列のキーを打鍵するときでは、指先の移動方向や移
動距離が異なる。そのため、第2列のキーと第4列のキ
ーとの回転降下方向が同一であると、各キーの回転降下
方向と指先の動作とが合致せず、操作者が違和感を感じ
てしまう可能性がある。
なるように構成されたキーボード装置では、操作者が各
キーを打鍵する際に違和感を感じてしまう可能性があ
り、結果として快適な入力操作を行うことができず、操
作ミスの誘発など確実な入力操作を損なう一因となって
しまうおそれがある。そこで、本発明は、キーを回転降
下させることにより、装置の小型化及び薄型化を実現し
つつ、操作者が各キーを打鍵する際に違和感を感じてし
まうことを無くし、操作者にとって快適かつ確実に操作
できるキーボード装置を提供することを目的とする。
成するために案出されたもので、請求項1記載のキーボ
ード装置は、情報処理装置の入力装置として用いられ、
所定の規則に従って配列された複数のキーを備えるもの
であって、前記複数のキーは、最前の第1列から最奥の
第5列までの5列にわたって配列されているとともに、
前記第1列、その次の第2列、及び前記第5列のキーに
は、その底部奥側端近傍にそのキーを揺動可能に支持す
る回転支持部が設けられ、第3列及び第4列のキーに
は、その底部前側端近傍にそのキーを揺動可能に支持す
る回転支持部が設けられたことを特徴とするものであ
る。
置の構成によれば、第1列、第2列、及び第5列のキー
については、回転支持部が各キーの底部奥側端近傍に設
けられ、第3列及び第4列のキーについては、回転支持
部が各キーの底部前側端近傍に設けられている。したが
って、第1列、第2列、及び第5列のキーが操作者によ
って打鍵されると、これらのキーは、各キーの奥側端近
傍の回転支持部を支点に、前側に向けて回転降下する。
また、第3列及び第4列のキーは、これと逆に、奥側に
向けて回転降下する。
情報処理装置の入力装置として用いられ、所定の規則に
従い複数の列にわたって配列された複数のキーを備える
ものであって、前記複数の列の中の最前の第1列に配置
されたキーのうち、少なくとも一つのキーには、その底
部奥側端近傍にその一つのキーを揺動可能に支持する回
転支持部が設けられたことを特徴とするものである。
置の構成によれば、第1列に配置されたキーのうちの少
なくとも一つのキー、例えば「スペースキー」は、その
底部奥側端近傍に回転支持部を有している。したがっ
て、そのキーが操作者によって打鍵されると、そのキー
は、奥側端近傍の回転支持部を支点に、前側に向けて回
転降下する。
情報処理装置の入力装置として用いられ、所定の規則に
従って配列された複数のキーを備えるものであって、前
記複数のキーのうちの左側端に配置された少なくとも一
つのキーには、その底部左側端近傍にその一つのキーを
揺動可能に支持する回転支持部が設けられたことを特徴
とするものである。
置の構成によれば、複数のキーのうちの左側端に配置さ
れた少なくとも一つのキー、例えば「シフトキー」は、
その底部右側端近傍に回転支持部を有している。したが
って、そのキーが操作者によって打鍵されると、そのキ
ーは、右側端近傍の回転支持部を支点に、左側、すなわ
ちキーボード装置の中心側に向けて回転降下する。
情報処理装置の入力装置として用いられ、所定の規則に
従って配列された複数のキーを備えるものであって、前
記複数のキーのうちの右側端に配置された少なくとも一
つのキーには、その底部右側端近傍にその一つのキーを
揺動可能に支持する回転支持部が設けられたことを特徴
とするものである。
置の構成によれば、複数のキーのうちの右側端に配置さ
れた少なくとも一つのキー、例えば「シフトキー」や
「リターンキー」は、その底部左側端近傍に回転支持部
を有している。したがって、そのキーが操作者によって
打鍵されると、そのキーは、左側端近傍の回転支持部を
支点に、左側、すなわちキーボード装置の中心側に向け
て回転降下する。
情報処理装置の入力装置として用いられ、所定の規則に
従って配列された複数のキーを備えるとともに、これら
複数のキーのうちの一部が、前記情報処理装置の表示画
面に表示されたカーソルを上下左右方向に移動させるた
めの上方向矢印キー、下方向矢印キー、左方向矢印キ
ー、及び右方向矢印キーであるように構成されたもので
あって、各矢印キーのそれぞれには、その底部一端近傍
にこれら矢印キーを揺動可能に支持する回転支持部に設
けられ、かつ、前記回転支持部は、前記上方向矢印キー
の前側端近傍、前記下方向矢印キーの奥側端近傍、前記
左方向矢印キーの右側端近傍、及び前記右方向矢印キー
の左側端近傍に、それぞれ配設されたことを特徴とする
ものである。
置の構成によれば、上方向矢印キーは、その底部前側端
近傍に回転支持部を有している。したがって、上方向矢
印キーが操作者によって打鍵されると、この上方向矢印
キーは、前側端近傍の回転支持部を支点に、奥側に向け
て回転降下する。また、下方向矢印キーは前側に、左方
向矢印キーは左側に、右方向矢印キーは右側に、それぞ
れ回転降下する。つまり、各矢印キーは、情報処理装置
の表示画面に表示されたカーソルを移動させようとする
方向に向けて回転降下する。
情報処理装置の入力装置として用いられ、所定の規則に
従って配列された複数のキーを備えるとともに、これら
複数のキーのうちの一部が、前記情報処理装置の表示画
面に表示された表示内容を上下方向にスクロールするた
めのアップキー及びダウンキーであるように構成された
ものであって、前記アップキーには、その底部前側端近
傍にこのアップキーを揺動可能に支持する回転支持部が
設けられ、前記ダウンキーには、その底部奥側端近傍に
このダウンキーを揺動可能に支持する回転支持部が設け
られたことを特徴とするものである。
置の構成によれば、アップキーは、その底部前側端近傍
に回転支持部を有している。したがって、アップキーが
操作者によって打鍵されると、このアップキーは、前側
端近傍の回転支持部を支点に、奥側に向けて回転降下す
る。また、これとは逆に、ダウンキーは奥側に向けて回
転降下する。つまり、アップキー及びダウンキーは、情
報処理装置の表示画面に表示された表示内容をスクロー
ルしようとする方向に向けて回転降下する。
るキーボード装置について説明する。
記載の発明に係わるキーボード装置について説明する。
図1(a)は、本実施の形態のキーボード装置の概略図
であり、図1(b)は、このキーボード装置に用いられ
るキースイッチの側断面図である。なお、このキーボー
ド装置においても、各キーは、従来のものと同様に、所
定の規則に従って5列にわたって配列されているものと
する(図6参照)。
られるキースイッチについて説明する。このキースイッ
チは、図1(b)に示すように、操作者が打鍵するため
のキー10と、このキー10を支持するためのキーベー
ス21と、絶縁弾性体からなり断面逆U字状のドーム部
22aを有したクリックラバー22と、そのドーム部2
2aに覆われる電気接点23aを有したメンブレンシー
ト23と、これらの最下方に設けられたベース板24と
からなるものである。
25を介して、このキー10の上面と平行する方向に延
びた回転軸26が設けられている。さらに、キーベース
21には、上方に向けて軸受け部27及びストッパ28
が突設されている。そして、キー10は、その天板裏面
がクリックラバー22のドーム部22a天頂部と嵌合し
ているとともに、回転軸26が、キーベース21の軸受
け部27及びストッパ28によって形成される空間(軸
受空間)に枢着している。
操作者の打鍵によってキー10が押下されると、キー1
0の回転軸26がキーベース21の軸受空間に枢着して
いるので、その回転軸26を中心(支点)にしてキー1
0が下方(図中時計回り方向)に回転降下する。キー1
0が回転降下すると、このキー10の下方に位置するク
リックラバー22では、ドーム部22aが座屈変形す
る。そして、この座屈変形によって、メンブレンシート
23の電気接点23aは押圧される。これにより、この
キースイッチでは、電気接点23aが電気的に接続され
る。
を揺動可能に支持するための回転支持部(回転軸26、
軸受け部27及びストッパ28)が、そのキー10の底
部一端近傍に設けられており、その回転支持部を支点に
キー10が回転降下するようになっている。
においては、クリックラバー22のドーム部22aによ
って上方に付勢されているが、キー10の支軸25が軸
受け部27の側壁に当接することによって、上方向への
離脱が防止されている。また、キー10は、押下されて
いない状態において、回転軸26側の端部が低く、その
反対側の端部が高くなるように、その上面に傾斜が付け
られている。
うなキースイッチを用いて構成されている。ただし、こ
のキーボード装置では、各列のキースイッチが、図1
(a)に示すように配置されている。つまり、第1列、
第2列、及び第5列のキースイッチは、キー10a、1
0b、10eが揺動する際の支点となる回転支持部が、
それぞれのキー10a、10b、10eの奥側端に設け
られている。また、第3列及び第4列のキースイッチ
は、キー10c、10dの回転支持部が、それぞれのキ
ー10c、10dの手前側端に設けられている。
ースイッチは、操作者の打鍵によってキー10a、10
b、10eが押下されると、キー10a、10b、10
eが操作者側から見て手前側に回転降下する。また、第
3列及び第4列のキースイッチは、キー10c、10d
が押下されると、キー10c、10dが操作者側から見
て奥側に回転降下する。
は、ホームポジション(図8参照)から各指を移動させ
て各列のキーを打鍵する際に、第1列については親指
で、他の列については他の指で打鍵する。さらに詳しく
は、第1列についてはキー10aの手前側端部近傍を親
指で打鍵し、第2列については指先を手前側に移動させ
て打鍵し、第4列及び第5列については指先を奥側に移
動させて打鍵する。
a、10bが手前側に回転降下すると、キー10aの手
前側端部近傍を打鍵する親指の動作や、手前側に移動さ
せて打鍵する指先の動作に合致するので、操作者は自然
な動作でこれらを打鍵することができる。このとき、第
1列、第2列のキー10a、10bの上面は、手前側が
高くなるように傾斜が付けられているので、操作者にと
ってはより打鍵し易いものとなる。よって、これら第1
列、第2列のキー10a、10bでは、操作者が打鍵す
る際に違和感を感じてしまうことがない。
dが奥側に回転降下すると、ホームポジション時の指先
の動作や、奥側に移動させて打鍵する指先の動作に合致
するので、操作者は自然な動作でこれらを打鍵すること
ができる。しかも、第3列、第4列のキー10c、10
dの上面は、奥側が高くなるように傾斜が付けられてい
るので、操作者にとってはより打鍵し易いものとなる。
つまり、第3列、第4列のキー10c、10dにおいて
も、上述の場合と同様に、操作者が違和感を感じてしま
うことがない。
際の指先の移動距離が最も大きいため、その手前側端部
付近を打鍵することが多くなる。よって、第5列のキー
10eが手前側に回転降下すると、このキー10eの手
前側端部付近を打鍵する指先の動作に合致するので、操
作者が違和感を感じてしまうことがない。
置では、第1列、第2列、及び第5列のキー10a、1
0b、10eが手前側に回転降下し、第3列及び第4列
のキー10c、10dが奥側に回転降下するので、操作
者の指先の動作に各キーの回転降下方向が合致するよう
になる。これにより、このキーボード装置では、装置の
小型化及び薄型化を実現しつつ、操作者が各キーを打鍵
する際に違和感を感じてしまうことがなくなる。つま
り、操作者にとっては、操作ミスなどを誘発されること
なく、快適かつ確実な操作を行うことができるようにな
る。
配列されている場合を例に挙げて説明したが、近年、キ
ーボード装置には、各キーが6列または7列にわたって
配列されているものもある。このような場合には、図2
(a)に示すように第6列のキー10fが奥側に回転降
下するように構成したり、図2(b)に示すように第6
列のキー10f及び第7列のキー10gが共に奥側に回
転降下するように構成したり、あるいは図2(c)に示
すように第6列のキー10fが奥側に回転降下し、第7
列のキー10gが手前側に回転降下するように構成すれ
ば、上述の場合と同様に、操作者にとって快適かつ確実
に操作できるものとなる。
の発明に係わるキーボード装置について説明する。本実
施の形態のキーボード装置は、従来のものと同様に、複
数のキーが所定の規則に従って5列にわたって配列され
ているものであり、さらには第1列に「スペースキー」
が配置されているものである(図6参照)。
示すように、スペースキー11の底部奥側端近傍に、こ
のスペースキー11を揺動可能にするための回転支持部
が設けられている。したがって、操作者の打鍵によって
スペースキー11が押下されると、このスペースキー1
1は、操作者側から見て手前側に回転降下する。このス
ペースキー11は、第1の実施の形態で説明したキース
イッチを用いて構成されたものであり、このスペースキ
ー11の揺動端側、すなわち手前側端が高くなるように
傾斜が付けられている。
ついては、第1の実施の形態と同様に構成されたもので
あっても、あるいは各キーが水平降下するものであって
もよい。また、スペースキー11と同じ列、すなわち第
1列の他のキーは、スペースキー11と同様に構成して
も、あるいは他のキーと同様に構成してもよい。
頻度が非常に高い。したがって、従来からもスペースキ
ーを他のキーよりも高く配置して操作性を良くしたもの
などがあったが、これでは装置の薄型化に対する障害と
なってしまう。ところが、本実施の形態のキーボード装
置では、スペースキー11が手前側に回転降下し、か
つ、手前側端が高くなるように構成している。よって、
スペースキー11を他のキーよりも高く配置しなくて
も、親指が接しやすくなり、結果として快適かつ確実な
操作を行うことができるようになる。
4記載の発明に係わるキーボード装置について説明す
る。本実施の形態のキーボード装置は、従来のものと同
様に、複数のキーが所定の規則に従って5列にわたって
配列されているものであり、さらには各列の左右端に
「シフトキー」や「リターンキー」などの特殊キー(大
型キー)が、それぞれ配置されているものである(図6
参照)。
示すように、左端に配置されたシフトキー12の底部左
側端近傍に、このシフトキー12を揺動可能にするため
の回転支持部が設けられており、さらには右端に配置さ
れたシフトキー13及びリターンキー14のそれぞれの
底部右側端近傍に、これらを揺動可能にするための回転
支持部が設けられている。したがって、操作者の打鍵に
よってシフトキー12が押下されると、このシフトキー
12は、操作者側から見て時計回り方向、すなわちキー
ボード装置の中心側に向けて回転降下する。また、シフ
トキー13あるいはリターンキー14が押下されると、
これらは、操作者側から見て反時計回り方向、すなわち
キーボード装置の中心側に向けて、それぞれ回転降下す
る。
ームポジションから各指を移動させて打鍵する場合に、
小指で、しかもキーの端部付近(キーボード装置の中心
側の端部付近)を押下されることが多い。これに対し
て、本実施の形態のキーボード装置では、これらの特殊
キーがそれぞれキーボード装置の中心側に向けて回転降
下するように構成している。よって、操作者の指先の動
作に各キーの回転降下方向が合致するようになるととも
に、操作者の指先にかかる負担を減らすことができ、結
果として快適かつ確実な操作を行うことができるように
なる。
や「リターンキー」などの特殊キーを例に挙げて説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、各列の
左端あるいは右端に配置されたキーであれば、他のキー
(例えば「コントロールキー」など)であっても適用可
能である。
6記載の発明に係わるキーボード装置について説明す
る。本実施の形態のキーボード装置は、図5に示すよう
に、「矢印キー」として上方向矢印キー15a、下方向
矢印キー15b、左方向矢印キー15c、及び右方向矢
印キー15dを備えるとともに、「アップキー」として
ページアップ(以下、ページアップをPgUPと略す)キー
16aを、「ダウンキー」としてページダウン(以下、
ページアップをPgDNと略す)キー16bを、それぞれ備
えるものである。
表示画面に表示されたカーソルを上方向に移動させるた
めのものである。また、下方向矢印キー15bはカーソ
ルを下方向に、左方向矢印キー15cはカーソルを左方
向に、右方向矢印キー15dはカーソルを右方向に、そ
れぞれ移動させるためのものである。さらに、PgUPキー
16aは、表示画面に表示された表示内容(例えばテキ
ストデータや画像データなど)を上方向にスクロールす
るためのものであり、PgDNキー16bは、表示内容を下
方向にスクロールするためのものである。
15c、15d、16a、16bでは、それぞれがその
底部一端近傍に、各キー15a、15b、15c、15
d、16a、16bを揺動可能にするための回転支持部
が設けられている。さらに詳しくは、上方向矢印キー1
5aは操作者側から見て手前側端近傍に、下方向矢印キ
ー15bは操作者側から見て奥側端近傍に、左方向矢印
キー15cは操作者側から見て右端近傍に、右方向矢印
キー15dは操作者側から見て左端近傍に、それぞれ回
転支持部を有している。また、PgUPキー16aは操作者
側から見て手前側端近傍に、PgDNキー16bは操作者側
から見て奥側端近傍に、それぞれ回転支持部を有してい
る。
矢印キー15aが押下されると、この上方向矢印キー1
5aは、操作者側から見て奥側に回転降下する。他の矢
印キーについては、下方向矢印キー15bが手前側に、
左方向矢印キー15cが左側(反時計回り方向)に、右
方向矢印キー15dが右側(時計回り方向)に、それぞ
れ回転降下する。また、PgUPキー16aは、上方向矢印
キー15aと同様に操作者側から見て奥側に回転降下
し、さらにPgDNキー16bは、下方向矢印キー15bと
同様に操作者側から見て手前側に回転降下する。
15c、15d、16a、16bは、表示されたカーソ
ルを移動させようとする方向、あるいは表示内容をスク
ロールしようとする方向に向けて回転降下する。よっ
て、操作者の入力意識と、各キー15a、15b、15
c、15d、16a、16bの回転降下方向が合致する
ようになり、操作者は自然な動作でこれらを打鍵するこ
とができる。これにより、操作者は、快適かつ確実な操
作を行うことができるようになる。
アップキー及びダウンキーとをそれぞれ備えている場合
について説明したが、いずれか一方のみを備えているも
のであってもよく、その場合でも各キーを上述のように
構成すれば、操作性を向上させることができるようにな
る。
ード装置は、各キーの回転降下方向が、操作者の指先の
動作に合致するように構成されているので、操作者が各
キーを打鍵する際に違和感を感じてしまうことがなくな
る。よって、装置の小型化及び薄型化を実現しつつ、操
作者が快適かつ確実な操作を行うことができるようにな
る。
形態を説明する図であり、(a)はこのキーボード装置
を構成する各キースイッチの配置を示す概略図であり、
(b)はキースイッチの構成を示す側断面図である。
示す概略図である。
形態を示す概略図である。
形態を示す概略図である。
形態を示す概略図である。
す説明図である。
チの一例を示す図であり、(a)は側断面図、(b)は
キーが押下されたときの側断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 情報処理装置の入力装置として用いら
れ、所定の規則に従って配列された複数のキーを備える
キーボード装置であって、 前記複数のキーは、最前の第1列から最奥の第5列まで
の5列にわたって配列されているとともに、 前記第1列、その次の第2列、及び前記第5列のキーに
は、その底部奥側端近傍に該キーを揺動可能に支持する
回転支持部が設けられ、 第3列及び第4列のキーには、その底部前側端近傍に該
キーを揺動可能に支持する回転支持部が設けられたこと
を特徴とするキーボード装置。 - 【請求項2】 情報処理装置の入力装置として用いら
れ、所定の規則に従い複数の列にわたって配列された複
数のキーを備えるキーボード装置であって、 前記複数の列の中の最前の第1列に配置されたキーのう
ち、少なくとも一つのキーには、その底部奥側端近傍に
該一つのキーを揺動可能に支持する回転支持部が設けら
れたことを特徴とするキーボード装置。 - 【請求項3】 情報処理装置の入力装置として用いら
れ、所定の規則に従って配列された複数のキーを備える
キーボード装置であって、 前記複数のキーのうちの左側端に配置された少なくとも
一つのキーには、その底部左側端近傍に該一つのキーを
揺動可能に支持する回転支持部が設けられたことを特徴
とするキーボード装置。 - 【請求項4】 情報処理装置の入力装置として用いら
れ、所定の規則に従って配列された複数のキーを備える
キーボード装置であって、 前記複数のキーのうちの右側端に配置された少なくとも
一つのキーには、その底部右側端近傍に該一つのキーを
揺動可能に支持する回転支持部が設けられたことを特徴
とするキーボード装置。 - 【請求項5】 情報処理装置の入力装置として用いら
れ、所定の規則に従って配列された複数のキーを備える
とともに、該複数のキーのうちの一部が、前記情報処理
装置の表示画面に表示されたカーソルを上下左右方向に
移動させるための上方向矢印キー、下方向矢印キー、左
方向矢印キー、及び右方向矢印キーであるように構成さ
れたキーボード装置であって、 各矢印キーのそれぞれには、その底部一端近傍に該矢印
キーを揺動可能に支持する回転支持部が設けられ、か
つ、 前記回転支持部は、前記上方向矢印キーの前側端近傍、
前記下方向矢印キーの奥側端近傍、前記左方向矢印キー
の右側端近傍、及び前記右方向矢印キーの左側端近傍
に、それぞれ配設されたことを特徴とするキーボード装
置。 - 【請求項6】 情報処理装置の入力装置として用いら
れ、所定の規則に従って配列された複数のキーを備える
とともに、該複数のキーのうちの一部が、前記情報処理
装置の表示画面に表示された表示内容を上下方向にスク
ロールするためのアップキー及びダウンキーであるよう
に構成されたキーボード装置であって、 前記アップキーには、その底部前側端近傍に該アップキ
ーを揺動可能に支持する回転支持部が設けられ、 前記ダウンキーには、その底部奥側端近傍に該ダウンキ
ーを揺動可能に支持する回転支持部が設けられたことを
特徴とするキーボード装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34530896A JP3172686B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | キーボード装置 |
TW86111508A TW385458B (en) | 1996-08-23 | 1997-08-12 | Keyboard unit and keystroke switch |
US08/912,869 US5914468A (en) | 1996-08-23 | 1997-08-19 | Keyboard unit and key switch |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34530896A JP3172686B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | キーボード装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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1996
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