JP2000009993A - 広角レンズ - Google Patents

広角レンズ

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JP2000009993A
JP2000009993A JP10185718A JP18571898A JP2000009993A JP 2000009993 A JP2000009993 A JP 2000009993A JP 10185718 A JP10185718 A JP 10185718A JP 18571898 A JP18571898 A JP 18571898A JP 2000009993 A JP2000009993 A JP 2000009993A
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Japan
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lens
wide
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lens group
angle
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Withdrawn
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JP10185718A
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English (en)
Inventor
Akio Suzuki
章夫 鈴木
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な光学性能を有し、縮小側の瞳位置が十
分に遠い、歪曲収差の小さな広角レンズを提供するこ
と。 【解決手段】 拡大側から順に、負の屈折力を有する第
1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G
2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とを備え、
前記第1レンズ群G1は非球面を有するレンズを備え、
前記第3レンズ群G3の前側焦点の近傍に開口絞りSを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は広角レンズ、特に透
過型液晶表示デバイス又は反射型液晶表示デバイスを用
いた投射型表示装置に使用される背面投射(リアプロジ
ェクション)用の、縮小側においてほぼテレセントリッ
クな歪曲収差の小さな広角レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】液晶方式の投射型表示装置は、CRT方
式の投射型表示装置に比較して装置が簡便であり、かつ
小型化が容易であるという利点がある。このため、近年
では、従来のCRT方式の投射型表示装置に代わり、液
晶方式の投射型表示装置の需要が増している。また、液
晶方式の投射型表示装置は、スクリーン前方(すなわち
スクリーンを観察する側)から投射するフロントプロジ
ェクション方式と、スクリーン後方(背後)から投射す
るリアプロジェクション方式がある。そして、リアプロ
ジェクション式の投射型表示装置の需要も増加してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】液晶表示デバイスを用
いた投射型表示装置はCRT方式のような自発光式の投
射型表示装置と異なり、照明用光源と照明光学系を用い
て液晶表示デバイスを照明することで画像を投射してい
る。また、カラー画像を得るためには、まず、照明光を
ダイクロイックプリズム等の色分離・合成手段によって
赤・緑・青の3原色に分光し、各色光を液晶表示デバイ
スで変調している。そして、変調された各色光を再び色
分離・合成手段によって合成した後、投射光学系で投射
している。したがって、液晶表示デバイスを用いた投射
型表示装置用の投射光学系は色分離・合成手段等を配置
するために長いバックフォーカスが必要となる。
【0004】また、色分離・合成手段の分光特性の角度
依存性に起因するカラーシェーデングを防ぐため、入射
瞳が十分遠方にあること、すなわち縮小側にテレセント
リックな光学系であることが必要である。さらに、スク
リーンの背面より投射するリアプロジェクション装置や
プロジェクションテレビ等の投射光学系は装置全体の小
型化のため、広い画角を有し、かつ歪曲収差が小さいこ
とが必要である。
【0005】一般に、バックフォーカスが長く、画角が
広いレンズタイプとして、レトロフォーカスタイプが知
られている。しかし、レトロフォーカスタイプのような
非対称性の強いレンズタイプでは歪曲収差を小さくする
ことが困難である。
【0006】本発明は上記問題にかんがみてなされたも
のであり、良好な光学性能を有し、縮小側の瞳位置が十
分に遠い、歪曲収差の小さな広角レンズを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためのものであり、以下に、実施形態に示した各
図面を用いてその内容を説明する。本発明の広角レンズ
は、拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群
G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の
屈折力を有する第3レンズ群G3とを備え、前記第1レ
ンズ群G1は非球面を有するレンズを備え、前記第3レ
ンズ群G3の前側焦点の近傍に開口絞りを有することを
特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】上述の本発明の広角レンズの構成
について説明する。各実施例における広角レンズは、液
晶表示デバイスなどの空間光変調素子に表示される画像
を拡大倍率のもとで図示なきスクリーン上に投射するも
のであり、拡大側から順に(長い共役長側、すなわちス
クリーン側から順に)、第1レンズ群G1は負の屈折力
を有し、第2レンズ群G2は正の屈折力を有し、第3レ
ンズ群G3は正の屈折力を有している。そして、前記第
1レンズ群G1は非球面を有するレンズを備えており、
この非球面レンズにより歪曲収差の補正を行う。また、
第3レンズ群G3の前側焦点の近傍に開口絞りSを有し
ており、縮小側にテレセントリックな光学系を実現して
いる。
【0009】以上の構成において、良好な光学性能を維
持しつつ、長いバックフォーカスを有する広角レンズを
提供するために、以下の条件式(1)、 −3.5<f12/f<−1 (1) を満足することが望ましい。ここで、fは無限遠合焦状
態における広角レンズ全系の焦点距離、f12は第1レ
ンズ群G1と第2レンズ群G2との合成焦点距離をそれ
ぞれ表している。
【0010】条件式(1)は、長いバックフォーカスを
有しつつ、良好な光学性能を得るための条件を規定する
式である。条件式(1)の下限値を下回ると、必要とさ
れる長いバックフォーカスの確保が困難となる。逆に、
条件式(1)の上限値を上回ると、広角レンズ全系のペ
ッツバール和が負に増加し、像面の平坦性を保つことが
困難となる。さらに、軸上物点より発する最縁光束の第
3レンズ群G3への入射高が高くなるため、球面収差、
コマ収差の補正が困難となるため好ましくない。
【0011】また、本発明において投射倍率の変更をす
る場合は、投射距離を変更し、それに伴う合焦は前記第
1レンズ群G1を光軸に沿って移動させることにより行
ことが望ましい。拡大側から光束を追跡した場合、第1
レンズ群G1に入射する軸外光束は光軸の逆側に屈折し
て射出するため、第2レンズ群G2への入射角は小さく
なる。このため、第1レンズ群G1を移動させると、軸
外光束の入射高の変化が小さくなり、合焦による収差変
動を小さくすることができる。さらに、第1レンズ群G
1の拡大側のレンズ径を小さくすることが可能となると
ともに、鏡筒の構造が簡便になるので、電動機構等によ
り容易に合焦動作を行うことができる。
【0012】また、本発明では、以下の条件式(2)、 −1.2<f1/f<−0.7 (2) を満足することが望ましい。ここで、f1は第1レンズ
群G1の焦点距離を表している。
【0013】条件式(2)は、合焦による収差の変動を
抑え、第1レンズ群G1の拡大側のレンズ径を小さくす
るための条件を規定する式である。条件式(2)の下限
値を下回ると、第1レンズ群G1を射出し、第2レンズ
群G2へ入射する軸外光束の入射角は大きくなり、合焦
による収差の変動が大きくなる。さらに、拡大側の入射
瞳位置が遠くなるため、第1レンズ群G1の拡大側のレ
ンズ径を小さくすることが困難となる。逆に、条件式
(2)の上限値を上回ると、広角レンズ全系のぺッツバ
ール和が負に増加し、像面の平坦性を保つことが困難と
なり、良好な光学性能を得ることが出来なくなる。
【0014】また、本発明において前記第2レンズ群G
2は正屈折力を有する第2レンズ前群G2Fと正又は負
の屈折力を有する第2レンズ後群G2Rとを備えてい
る。そして、好ましくは第2レンズ後群G2Rは正又は
負の弱い屈折力を有していることが望ましい。ここで、
第2レンズ前群G2Fは、小さな入射角で入射した軸外
光束を再び光軸側に屈折させることにより、拡大側の入
射瞳位置を近づけている。
【0015】また、本発明では、第2レンズ後群G2R
に関して、以下の条件式(3)、 −0.5<f/f2R<0.1 (3) を満足することが望ましい。ここで、f2Rは第2レン
ズ後群G2Rの焦点距離を表している。
【0016】条件式(3)は、軸上光束の収差と軸外光
束の収差を共に良好に補正するための条件を規定する式
である。条件式(3)の下限値を下回ると、広角レンズ
全系のぺッツバール和が負に増加し、像面の平坦性を保
つことが困難となる。逆に、条件式(3)の上限値を上
回ると、第2レンズ後群G2Rにおいて発生する球面収
差が大きくなり、好ましくない。
【0017】また、本発明の第1レンズ群G1中の非球
面レンズは、その材料をプラスチックにすることによ
り、さらに容易に成形することが可能になる。そしてこ
のとき、本発明の効果をより良好に発揮するためには、
前記非球面レンズは、以下の条件式(4)、 |f/f1A|<0.01 (4) を満足することが望ましい。ここで、fは無限遠合焦状
態における前記広角レンズ全系の焦点距離、f1Aは前
記第1レンズ群G1中の非球面レンズの焦点距離をそれ
ぞれ表している。
【0018】条件式(4)は、温度変化による焦点位置
の変動を抑えるための条件を規定する式である。条件式
(4)の上限値を上回ると、周囲の温度が変化したと
き、温度変化に伴う非球面レンズ材料の屈折率およびレ
ンズの表面形状の変化によって、前記非球面レンズの屈
折力が大きく変化し、広角レンズ全系の焦点距離の変動
が大きくなるため好ましくない。
【0019】
【実施例】以下、本発明の数値実施例を添付図面に基づ
いて説明する。各実施例ともに、拡大側から順に負の屈
折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する
第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群
G3とを備えている。また、絞りSは第2レンズ群G2
と第3レンズ群G3の間、好ましくは第3レンズ帯G3
の前側焦点の近傍に設けられている。
【0020】(第1実施例)図1は、第1実施例にかか
る広角レンズの構成を示す図である。拡大側から順に、
拡大側に凸面を向け、両面共に非球面を有する正メニス
カスレンズと、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレン
ズと、両凹レンズとからなる第1レンズ群G1と、縮小
側に凸面を向けた正メニスカスレンズよりなる第2レン
ズ前群G2Fと、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレ
ンズと拡大側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接
合レンズよりなる第2レンズ後群G2Rとを有する第2
レンズ群G2と、縮小側に凸面を向けた正メニスカスレ
ンズと、両凹レンズと両凸レンズとの接合レンズと、縮
小側に強い凹面を向けた両凹レンズと両凸レンズとの接
合レンズと、拡大側に強い凸面を向けた両凸レンズから
なる第3レンズ群G3とから構成されている。さらに、
開口絞りSは第2レンズ後群G2Rの縮小側直後に配置
されている。また、合焦は第1レンズ群G1を光軸に沿
って移動させることにより行う。
【0021】以下の表1に、第1実施例の諸元値を掲げ
る。表中、fは広角レンズ全系の焦点距離、βは基準倍
率、FはFナンバー、2ωは基準倍率時における画角を
それぞれ表している。また、面番号は物体側からのレン
ズ面の順番、rはレンズ面の曲率半径、dはレンズ面間
隔、nはe線(λ=546nm)に対する屈折率、νは
アッベ数をそれぞれ表している。さらに、d0は物体
(スクリーン)とレンズ第1面との距離、Bfはバック
フォーカスをそれぞれ表している。
【0022】また、非球面式は次式、 で表される。ここで、yは光軸に垂直な高さ、xは高さ
yにおけるサグ量、κは円錐定数、C4、C6…等は非
球面係数をそれぞれ示している。なお、以下全ての実施
例の諸元値、非球面式において同様の符号を用いる。
【0023】
【表1】 f=30.998 F=3.52 2ω=56.25° 面番号 r d ν n d0 1.000000 1) 103.0000 5.0000 57.08 1.492900 2) 105.0000 4.0000 1.000000 3) 90.0633 3.0000 64.10 1.518250 4) 27.0045 10.0000 1.000000 5) -34.0022 3.0000 64.10 1.518250 6) 60.4962 dl 1.000000 7) -971.0730 7.0000 64.10 1.518250 8) -33.7436 17.8000 1.000000 9) 45.9453 2.5000 49.60 1.776210 10) 15.7082 6.5000 35.70 1.630030 11) 111.1179 2.7000 1.000000 12> 0.0000 30.0000 1.000000 13) -84.8097 7.5000 82.52 1.499260 14) -29.7060 0.5000 1.000000 15) -78.8789 3.0000 49.60 1.776210 16) 53.1740 11.5000 82.52 1.499260 17) -58.0334 0.5000 1.000000 18) -2826.1082 3.0000 49.60 1.776210 19) 46.4340 13.5000 82.52 1.499260 20) -81.6873 0.5000 1.000000 21) 58.4040 11.0000 82.52 1.499260 22) -165.4846 10.0000 1.000000 23) 0.0000 48.2000 64.10 1.518723 24) 0.0000 34.2000 25.41 1.812649 25) 0.0000 Bf 1.000000 (非球面係数) 第1面 κ= 0.5000 C2= 0.0000 C4=−2.8078×10-7 C6= 1.1464×10-8 C8=−4.0130×10-12 C10=0.0000 第2面 κ= 0.5000 C2= 0.0000 C4=−5.6022×10-6 C6= 2.3454×10-8 C8=−1.8220×10-11 C10=0.0000 (可変間隔データ) 倍率 −0.01697 d0 1783.90810 dl 7.85065 Bf 16.01269 (条件対応値) (1)f1/f= −0.816 (2)f12/f= −2.912 (3)f/f2R= 0.076 (4)|f/f1A|=0.00516
【0024】図2は、本実施例の基準倍率の状態での諸
収差を示す図である。各収差図において、FN0はFナ
ンバー、Yは像高、eはe線(λ=546nm)、gは
g線(λ=436nm)をそれぞれ示している。かかる
符号は以下全ての実施例の諸収差図においても同様であ
る。また、本実施例も含めて全ての実施例の諸収差図
は、PBS等の平行平板が光学系に存在するときの収差
を示している。図からも明らかなように、本実施例では
諸収差が良好に補正されていることがわかる。
【0025】(第2実施例)図3は、第2実施例にかか
る広角レンズの構成を示す図である。拡大側から順に、
拡大側に凸面を向け、両面共に非球面を有する正メニス
カスレンズと、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレン
ズと、両凹レンズとからなる第1レンズ群G1と、拡大
側に凸面を向けた凹メニスカスレンズと両凸レンズとの
接合レンズよりなる第2レンズ前群G2Fと、縮小側に
強い凹面を向けた両凹レンズと拡大側に強い凸面を向け
た両凸レンズとの接合レンズよりなる第2レンズ後群G
2Rとを有する第2レンズ群G2と、縮小側に凸面を向
けた正メニスカスレンズと、拡大側に強い凹面を向けた
両凹レンズと両凸レンズとの接合レンズと、両凹レンズ
と両凸レンズとの接合レンズと、拡大側に凸面を向けた
負メニスカスレンズと両凸レンズとの接合レンズと、拡
大側に強い凸面を向けた両凸レンズとからなる第3レン
ズ群G3とから構成されている。また、開口絞りSは第
2レンズ後群G2Rの縮小側直後に配置されている。さ
らに、合焦は第1レンズ群G1を光軸に沿って移動させ
ることにより行う。以下の表2に、本実施例の諸元値を
掲げる。
【0026】
【表2】 f=26.136 F=3.50 2ω=65.67° 面番号 r d ν n d0 1.000000 1) 100.0000 6.0000 57.08 1.492900 2) 101.0000 5.0000 1.000000 3) 298.7442 3.0000 58.54 1.615215 4) 40.1167 6.5000 1.000000 5) -135.1939 3.0000 58.54 1.615215 6) 35.0601 dl 1.000000 7) 171.8221 2.5000 58.54 1.615215 8) 38.8865 8.5000 45.00 1.747931 9) -66.9748 17.0000 1.000000 10) -1852.3826 2.5000 49.45 1.776511 11) 12.5196 7.5000 35.70 1.630036 12) -190.5571 2.0000 1.000000 13> 0.0000 15.5000 1.000000 14) -82.7118 7.5000 82.52 1.499260 15) -21.6568 2.0000 1.000000 16) -32.0000 2.5000 49.45 1.776511 17) 132.7637 8.5000 82.52 1.499260 18) -41.2573 3.0000 1.000000 19) -153.3691 2.0000 49.45 1.776511 20) 100.3617 10.5000 82.52 1.499260 21) -52.3412 2.0000 1.000000 22) 288.6163 3.0000 49.45 1.776511 23) 84.6018 10.8000 82.52 1.499260 24) -81.7900 1.5000 1.000000 25) 90.8856 8.7000 82.52 1.499260 26) -178.9960 10.0000 1.000000 27) 0.0000 48.2000 64.10 1.518723 28) 0.0000 34.2000 25.41 1.812649 29) 0.0000 Bf 1.000000 (非球面係数) 第1面 κ= 0.2000 C2= 0.0000 C4= 4.3000×10-6 C6= 1.6500×10-10 C8= 9.2500×10-13 C10=0.0000 第2面 κ= 0.2000 C2= 0.0000 C4= 1.1000×10-6 C6= 2.0500×10-9 C8=−2.5500×10-12 C10=0.0000 (可変間隔データ) 倍率 −0.01290 d0 1981.93050 dl 9.36518 Bf 16.01973 (条件対応値) (1)f1/f= −1.041 (2)f12/f= −1.604 (3)f/f2R= −0.226 (4)|f/f1A|=0.00380
【0027】図4は、本実施例の基準倍率の状態での諸
収差図を示す図である。図からも明らかなように諸収差
が良好に補正されていることがわかる。
【0028】(第3実施例)図5は、第3実施例にかか
る広角レンズの構成を示す図である。拡大側から順に、
拡大側に凸面を向け、両面共に非球面を有する正メニス
カスレンズと、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレン
ズと、両凹レンズとからなる第1レンズ群G1と、両凸
レンズよりなる第2レンズ前群G2Fと、縮小側に強い
凹面を向けた両凹レンズと拡大側に強い凸面を向けた両
凸レンズとの接合レンズよりなる第2レンズ後群G2R
とを有する第2レンズ群G2と、縮小側に凸面を向けた
正メニスカスレンズと、両凹レンズと両凸レンズとの接
合レンズと、縮小側に強い凹面を向けた両凹レンズと両
凸レンズとの接合レンズと、拡大側に強い凸面を向けた
両凸レンズからなる第3レンズ群G3とから構成されて
いる。また、開口絞りSは第2レンズ後群G2Rの縮小
側直後に配置されている。さらに、合焦は第1レンズ群
G1を光軸に沿って移動させることにより行う。以下の
表3に、本実施例の諸元値を掲げる。
【0029】
【表3】 f=26.131 F=3.51 2ω=65.61° 面番号 r d ν n d0 1.000000 1) 100.0000 6.0000 57.08 1.492900 2) 101.0000 5.0000 1.000000 3) 300.0000 3.0000 58.54 1.615215 4) 30.6060 8.5000 1.000000 5) -109.6560 3.0000 58.54 1.615215 6) 42.5224 dl 1.000000 7) 74.4197 9.0000 45.00 1.747931 8) -58.4194 18.0000 1.000000 9) -201.2168 5.0000 49.45 1.776511 10) 12.7923 6.0000 35.70 1.630036 11) -285.4933 2.0000 1.000000 12> 0.0000 20.5000 1.000000 13) -144.0117 8.5000 82.52 1.499260 14) -25.3007 2.0000 1.000000 15) -55.5561 2.5000 49.45 1.776511 16) 53.6277 11.0000 82.52 1.499260 17) -51.5444 2.0000 1.000000 18) -935.6426 3.0000 49.45 1.776511 19) 55.1821 13.0000 82.52 1.499260 20) -66.6052 1.0000 1.000000 21) 67.6517 12.0000 82.52 1.499260 22) -105.5201 10.0000 1.000000 23) 0.0000 48.2000 64.10 1.518723 24) 0.0000 34.2000 25.41 1.812649 25) 0.0000 Bf 1.000000 (非球面係数) 第1面 κ= 0.2000 C2= 0.0000 C4= 3.6000×10-6 C6= 2.8700×10-10 C8= 4.5000×10-13 C10=0.0000 第2面 κ= 0.2000 C2= 0.0000 C4= 7.9000×10-7 C6= 2.1400×10-9 C8=−1.8000×10-12 C10=0.0000 (可変間隔データ) 倍率 −0.01290 d0 1984.19080 dl 9.29865 Bf 16.01968 (条件対応値) (1)f1/f= −0.941 (2)f12/f= −1.434 (3)f/f2R= −0.342 (4)|f/f1A|=0.00380
【0030】図6は、本実施例の基準倍率の状態での諸
収差図を示している。図からもも明らかなように諸収差
が良好に補正されていることがわかる。
【0031】(第4実施例)図7は、第4実施例の広角
レンズの構成を示す図である。拡大側から順に、拡大側
に凸面を向け、両面共に非球面を有する正メニスカスレ
ンズと、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、
拡大側に凸面を向けた負メニスカスレンズとからなる第
1レンズ群G1と、拡大側に凸面を向けた負メニスカス
レンズと拡大側に強い凸面を向けた両凸レンズとの接合
レンズよりなる第2レンズ前群G2Fと、拡大側に凸面
を向けた負メニスカスレンズと拡大側に凸面を向けた凸
メニスカスレンズとの接合レンズよりなる第2レンズ後
群G2Rとを有する第2レンズ群G2と、縮小側に凸面
を向けた正メニスカスレンズと、縮小側に強い凹面を向
けた両凹レンズと両凸レンズとの接合レンズと、縮小側
に強い凹面を向けた両凹レンズと両凸レンズとの接合レ
ンズと、拡大側に強い凸面を向けた両凸レンズからなる
第3レンズ群G3とから構成されている。また、開口絞
りSは第2レンズ後群G2Rの縮小側直後に配置されて
いる。以下の表4に、本実施例の諸元値を掲げる。
【0032】
【表4】 f=29.563 F=3.50 2ω=58.96° 面番号 r d ν n d0 1.000000 1) 98.0000 5.0000 57.08 1.492900 2) 100.0000 3.5000 1.000000 3) 155.0040 2.0000 64.10 1.518250 4) 27.5060 4.0000 1.000000 5) 64.8810 2.0000 64.10 1.518250 6) 21.4928 3.5000 1.000000 7) 306.6320 2.0000 49.60 1.776210 8) 18.1370 8.0000 38.00 1.607180 9) -70.9860 6.7000 1.000000 10) 61.6880 2.0000 55.50 1.699790 11) 14.3630 5.0000 38.00 1.607180 12) 200.0490 0.5000 1.000000 13> 0.0000 22.8000 1.000000 14) -145.1130 9.0000 82.52 1.499260 15) -27.7630 0.5000 1.000000 16) -108.5070 2.5000 49.60 1.776210 17) 49.5320 12.5000 82.52 1.499260 18) -49.5320 0.5000 1.000000 19) -391.7150 2.5000 49.60 1.776210 20) 45.0520 13.5000 82.52 1.499260 21) -82.5080 0.5000 1.000000 22) 57.6020 11.5000 82.52 1.499260 23) -150.0990 10.0000 1.000000 24) 0.0000 48.2000 64.10 1.518723 25) 0.0000 34.2000 25.41 1.812649 26) 0.0000 Bf 1.000000 (非球面係数) 第1面 κ= 0.5000 C2= 0.0000 C4= 1.9148×10-5 C6=−2.0120×10-8 C8= 1.7040×10-11 C10=0.0000 第2面 κ= 0.5000 C2= 0.0000 C4= 1.7781×10-5 C6=−3.8311×10-8 C8= 2.9789×10-11 C10=0.0000 (可変間隔データ) 倍率 −0.02870 d0 1005.00000 Bf 16.02285 (条件対応値) (1)f1/f= −1.060 (2)f12/f= −1.324 (3)f/f2R= 0.060 (4)|f/f1A|=0.00543
【0033】図8は、本実施例の基準倍率の状態での諸
収差図を示す図である。図からも明らかなように諸収差
が良好に補正されていることがわかる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、良
好な光学性能を有し、バックフォーカスが長く、かつ縮
小側の瞳位置が十分に遠い、リアプロジェクションタイ
プの投射型表示装置に好適な、歪曲収差の小さな広角レ
ンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる広角レンズの構成
を示す図である。
【図2】第1実施例の広角レンズの投射倍率が−0.0
1697の状態における諸収差図である。
【図3】本発明の第2実施例にかかる広角レンズの構成
を示す図である。
【図4】第2実施例の広角レンズの投射倍率が−0.0
129の状態における諸収差図である。
【図5】本発明の第3実施例にかかる広角レンズの構成
を示す図である。
【図6】第3実施例の広角レンズの投射倍率が−0.0
129の状態における諸収差図である。
【図7】本発明の第4実施例にかかる広角レンズの構成
を示す図である。
【図8】第4実施例の広角レンズの投射倍率が−0.0
287の状態における諸収差図である。
【符号の説明】
G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群 G2F 第2レンズ前群 G2R 第2レンズ後群 G3 第3レンズ群 S 絞り

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡大側から順に、負の屈折力を有する第
    1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正
    の屈折力を有する第3レンズ群とを備え、前記第1レン
    ズ群は非球面を有するレンズを備え、前記第3レンズ群
    の前側焦点の近傍に開口絞りを有することを特徴とする
    広角レンズ。
  2. 【請求項2】 前記第1レンズ群と前記第2レンズ群と
    の合成焦点距離をf12、 無限遠合焦状態における前記広角レンズ全系の焦点距離
    をfとしたとき、 −3.5<f12/f<−1 (1) の条件を満足することを特徴とする請求項1記載の広角
    レンズ。
  3. 【請求項3】 合焦のため前記第1レンズ群を光軸に沿
    って移動させることを特徴とする請求項2記載の広角レ
    ンズ。
  4. 【請求項4】 前記第1レンズ群の焦点距離をf1とし
    たとき、 −1.2<f1/f<−0.7 (2) の条件を満足することを特徴とする請求項2又は3記載
    の広角レンズ。
  5. 【請求項5】 前記第2レンズ群は、正の屈折力を有す
    る第2レンズ前群と正又は負の屈折力を有する第2レン
    ズ後群とを有し、 前記第2レンズ後群の焦点距離をf2Rとしたとき、 −0.5<f/f2R<0.1 (3) の条件を満足することを特徴とする請求項4記載の広角
    レンズ。
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