JP2000009078A - 可搬式斜軸水中モータポンプ - Google Patents

可搬式斜軸水中モータポンプ

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JP2000009078A
JP2000009078A JP10188152A JP18815298A JP2000009078A JP 2000009078 A JP2000009078 A JP 2000009078A JP 10188152 A JP10188152 A JP 10188152A JP 18815298 A JP18815298 A JP 18815298A JP 2000009078 A JP2000009078 A JP 2000009078A
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JP
Japan
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pump
casing
motor
portable
impeller
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JP10188152A
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English (en)
Inventor
Keiji Kato
圭司 加藤
Hideki Jinno
秀基 神野
Shusei Ko
修正 高
Takeshi Kamei
武 亀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1の目的は、接続する吐出ホースを小径化
して、その接続や固定作業を簡便化し、緊急時でも安全
かつ迅速に稼動できるようにした可搬式斜軸水中モータ
ポンプを提供することである。また、この発明の第2の
目的は、電力ケーブルの敷設作業を該電力ケーブルに損
傷を与えることなく、作業性良く行うことができるよう
にした可搬式斜軸水中モータポンプを提供することであ
る。 【解決手段】 内部に羽根車が配置されたポンプ流路を
有する可搬式のポンプケーシング16と、該ポンプケー
シング内に軸線をほぼ同じくして設けられ、羽根車を回
転させるモータ部とを備え、ポンプ流路は複数の分岐流
路に分岐して形成され、該分岐流路はそれぞれの個別の
吐出口22a,22bに開口している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水や取水のた
め、河川の堤防の斜面等に必要時に随時設置して使用さ
れる可搬式斜軸水中モータポンプの改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の可搬式斜軸水中モータポ
ンプの構成を示すもので、略円筒状の吸込ケーシング1
0、案内ケーシング12及び吐出ケーシング14が直列
に連結されてポンプケーシング16が構成され、このポ
ンプケーシング16の内部に水中モータ18が設けられ
ている。吸込ケーシング10には斜め下方に向けて開口
する吸込口20が、吐出ケーシング14には該吸込口2
0と反対側に開口する吐出口22がそれぞれ設けられて
いる。
【0003】水中モータ18は、この直後方に吐出口2
2が位置するように、吐出ケーシング14の内部に同心
状に配置され、この水中モータ18から軸封装置24を
介して吸込ケーシング10内に延びる出力軸26の先端
部には羽根車28が連結されている。また、案内ケーシ
ング12の内部には、案内羽根30が設けられている。
【0004】吐出ケーシング14の内部には、水中モー
タ18の電力ケーブル34を電源設備に接続するために
吐出ケーシング14の外部に引き出すケーブル引き出し
用穴36が設けられ、また、吸込ケーシング10及び吐
出ケーシング14の下面には、3ないし4個の車輪38
が設けられている。
【0005】このような可搬式斜軸水中モータポンプ
は、図3に示すように、必要時において河川等の水源の
周囲の堤防等の斜面を降下させて吸込口20を水中に埋
没させ、吐出口22にフレキシブルホース32を接続
し、ケーブル引き出し用穴36からケーブルを引き出し
て電源に接続して使用する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術においては、以下のような課題があっ
た。すなわち、可搬式斜軸水中モータポンプでは吐出ホ
ース32は通常現場で吐出口22に接続し、傾斜面等に
安定に支持させてから揚水するが、この作業に手間が掛
かる。特に、大流量のポンプの場合には吐出口22の口
径が大きくなり、接続する吐出ホース32の径も大きく
なり、取り付けや敷設の作業に手間が掛かる。さらに、
満水した吐出ホース32の重量が大きくなって、水流に
伴う反力も大きくなるので、吐出ホース32の支持を堅
固にする必要があり、この作業に一層手間が掛かるとい
う問題があった。
【0007】また、電力ケーブル34をケーブル引き出
し用穴36の奥から外部に引き出すようにしているた
め、その作業性が悪く、ケーブル引き出し作業に時間を
要するとともに、引き出し作業中に電力ケーブル34を
損傷させてしまうことがあった。特に、このような可搬
式斜軸水中モータポンプは緊急使用されることも多く、
その場合に上記のような傾向が顕著になった。
【0008】本発明は、上記の課題に鑑みて為されたも
ので、第1の目的は、接続する吐出ホースを小径化し
て、その接続や固定作業を簡便化し、緊急時でも安全か
つ迅速に稼動できるようにした可搬式斜軸水中モータポ
ンプを提供することである。また、この発明の第2の目
的は、電力ケーブルの敷設作業を該電力ケーブルに損傷
を与えることなく、作業性良く行うことができるように
した可搬式斜軸水中モータポンプを提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、内部に羽根車が配置されたポンプ流路を有する可搬
式のポンプケーシングと、該ポンプケーシング内に軸線
をほぼ同じくして設けられ、前記羽根車を回転させるモ
ータ部とを備え、前記ポンプ流路は複数の分岐流路に分
岐して形成され、該分岐流路はそれぞれの個別の吐出口
に開口していることを特徴とする可搬式斜軸水中モータ
ポンプである。
【0010】これにより、吐出口のそれぞれの径が小さ
くなり、それに取り付けられるホースの径も小さくかつ
軽量になり、そのようなホースの搬送やポンプへの取り
付け、取り外し、あるいは敷設や固定等の作業が容易に
なる。
【0011】請求項2に記載の発明は、前記分岐流路の
各吐出口は、前記モータ部の周囲に均等に配置されてい
ることを特徴とする請求項1に記載の可搬式斜軸水中モ
ータポンプである。これにより、揚水に伴うノズル反力
をバランスさせ、水中モータポンプ自体の姿勢を安定化
させることができる。実用的には、ポンプ流路を2つに
分岐させ、吐出口を中心軸を含む垂直面に対して互いに
対称の位置に形成する。なお、吐出口に取り付けたホー
スが互いに平行になるようにすると、ホースの取り付け
スペースが節約できる。
【0012】請求項3に記載の発明は、内部に羽根車が
配置されたポンプ流路を有する可搬式のポンプケーシン
グと、該ポンプケーシング内に軸線をほぼ同じくして設
けられ、前記羽根車を回転させるモータ部とを備え、該
モータ部は、その電力ケーブル導出部を前記ポンプケー
シングの外部に露出させていることを特徴とする可搬式
斜軸水中モータポンプである。これにより、電力ケーブ
ルをポンプケーシングの内部から引き出す作業が不要と
なり、電力ケーブルの敷設や接続作業をこれに損傷を与
えることなく、作業性良く行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の可搬
式斜軸水中モータポンプを、図1及び図2を参照して説
明する。これは、図3に示す従来の可搬式斜軸水中モー
タポンプと同様に、吸込ケーシング10、案内ケーシン
グ12及び吐出ケーシング14が直列に連結されてポン
プケーシング16が構成され、このポンプケーシング1
6の内部に水中モータ18が内蔵されている。そして、
吸込ケーシング10には、斜め下方に向けて開口する吸
込口20が設けられている。
【0014】一方、吐出ケーシング14は、案内ケーシ
ング12に接続されるほぼ断面円形の前端部40と、そ
の直後で水中モータ18の左右対称に分岐する一対の筒
状の流路形成部42a,42bとから構成されている。
従って、水中モータの大部分は吐出ケーシング14で覆
われておらず、水中モータ18の上下の部分には流路は
形成されていない。流路形成部42a,42bは吸込口
20と反対側で左右対称にかつ互いに平行に延び、先端
に開口して吐出口22a,22bを形成している。吐出
口22a,22bには、フレキシブルホース等の吐出ホ
ース32a,32bを接続するためのカプラが設けられ
ている。
【0015】水中モータ18のケーシングと吐出ケーシ
ング14の間には、漏洩を防止するためのOリング等が
装着されている。また、水中モータ18の外部に露出し
たモータ端部44には、電源ケーブル34がシール兼保
護用パッキン35を介して導出されており、さらに吊下
げ・吊上げ用のロープ取付金具46が取り付けられてい
る。
【0016】先の従来例と同様に、水中モータ18の軸
封装置24から吸込ケーシング10内に延びる軸26の
先端部に、羽根車28が連結され、案内ケーシング12
の内部には、案内羽根30が設けられている。また、吸
込ケーシング10及び吐出ケーシング14の下面には前
後左右に計4個の車輪38が設けられている。
【0017】次に、この実施の形態の可搬式斜軸水中モ
ータポンプの使用方法を説明する。先ず、例えばポンプ
を設置する堤防等の斜面上で、取付金具46に牽引用の
ロープを取り付け、フレキシブルホース32a,32b
を各吐出口22a,22bに接続して、ロープをウイン
チ等で引きながらポンプを堤防等の斜面に沿わせて所定
の深さまで吊り下ろす。その後、ホース32a,32b
を目的とする送水先まで敷設し、必要に応じて斜面等の
所定箇所に固定して安定化させる。
【0018】そして、電力ケーブル34を所定の電源設
備に接続して運転準備を完了させる。この時、電力ケー
ブル34は水中モータ18の外部に露出したモータ上端
部44から導出されているので、図3の場合のようにケ
ーシングの内部から引き出す作業が不要である。従っ
て、電力ケーブル34の接続作業をこれに損傷を与える
ことなく、作業性良く行うことができる。
【0019】この状態で、水中モータ18を駆動し、羽
根車28を回転させて吸込口20から吸込ケーシング1
0内に水を吸い込み、案内羽根30を有する昇圧流路で
昇圧させ、案内ケーシング12から吐出ケーシング14
の前端部、流路形成部42a,42b内の分岐流路に導
き、各吐出口22a,22bから吐出ホース32a,3
2bに向けて吐出し、目的とする送水先まで送る。水源
の水位の低下や、モータポンプの姿勢の偏り等はロープ
を介して調整を行う。
【0020】この実施の形態の可搬式斜軸水中モータポ
ンプでは、吐出流路を2つに分岐したのでそれぞれの径
が理論上は(1/2)1/2程度に小さくなり、吐出口22
a,22bに接続される吐出ホース32a,32bも小
径で軽量となる。従って、吐出ホース32a,32bの
取り付けや敷設の場合のハンドリングが容易であり、緊
急の場合でも作業に手間取ることがない。
【0021】また、この実施の形態では、吐出口22
a,22bを水中モータ18を挟んだ両側の2カ所に分
割して設けているので、この時、揚水に伴うノズル反力
をバランスさせ、水中モータポンプ自体の姿勢が変動す
るような事態は起きにくい。従って、ロープによる吊り
下げ支持でも安定して運転を継続することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の第1の
態様によれば、吐出口のそれぞれの径が小さくなり、そ
れに取り付けられるホースの径も小さくかつ軽量にな
り、そのようなホースの搬送やポンプへの取り付け、取
り外し、あるいは敷設や固定等の作業が容易になる。従
って、緊急時でも安全かつ迅速に稼動できるようにした
可搬式斜軸水中モータポンプを提供することができる。
さら、この発明の第2の態様によれば、電力ケーブルを
ポンプケーシングの内部から引き出す作業が不要とな
り、電力ケーブルの敷設や接続作業をこれに損傷を与え
ることなく、作業性良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の可搬式斜軸水中モータポ
ンプの断面図(図2のA−A線断面図)である。
【図2】図1の可搬式斜軸水中モータポンプの側面図で
ある。
【図3】従来の可搬式斜軸水中モータポンプの縦断面図
である。
【符号の説明】
10 吸込ケーシング 12 案内ケーシング 14 吐出ケーシング 16 ポンプケーシング 18 水中モータ 20 吸込口 22a,22b 吐出口 28 羽根車 32a,32b 吐出ホース 38 車輪 40 本体部 42a,42b 流路形成部 44 モータ上端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高 修正 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 亀井 武 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 Fターム(参考) 3H034 AA01 AA20 BB01 BB07 BB12 CC03 DD20 DD28 EE05 EE12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に羽根車が配置されたポンプ流路を
    有する可搬式のポンプケーシングと、 該ポンプケーシング内に軸線をほぼ同じくして設けら
    れ、前記羽根車を回転させるモータ部とを備え、 前記ポンプ流路は複数の分岐流路に分岐して形成され、
    該分岐流路はそれぞれの個別の吐出口に開口しているこ
    とを特徴とする可搬式斜軸水中モータポンプ。
  2. 【請求項2】 前記分岐流路の各吐出口は、前記モータ
    部の周囲に均等に配置されていることを特徴とする請求
    項1に記載の可搬式斜軸水中モータポンプ。
  3. 【請求項3】 内部に羽根車が配置されたポンプ流路を
    有する可搬式のポンプケーシングと、 該ポンプケーシング内に軸線をほぼ同じくして設けら
    れ、前記羽根車を回転させるモータ部とを備え、 該モータ部は、その電力ケーブル導出部を前記ポンプケ
    ーシングの外部に露出させていることを特徴とする可搬
    式斜軸水中モータポンプ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105090057A (zh) * 2015-08-11 2015-11-25 江苏河海给排水成套设备有限公司 一种节能型便携式防洪抢险泵
US10438726B1 (en) 2017-06-16 2019-10-08 Superior Essex International LP Communication cables incorporating separators with longitudinally spaced radial ridges

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