JP2000008878A - コージェネレーション設備 - Google Patents

コージェネレーション設備

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JP2000008878A
JP2000008878A JP10180251A JP18025198A JP2000008878A JP 2000008878 A JP2000008878 A JP 2000008878A JP 10180251 A JP10180251 A JP 10180251A JP 18025198 A JP18025198 A JP 18025198A JP 2000008878 A JP2000008878 A JP 2000008878A
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compressed air
compressor
air
temperature
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JP10180251A
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Masaru Sakakida
勝 榊田
Yohei Obikane
洋平 帯金
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IHI Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02E60/16Mechanical energy storage, e.g. flywheels or pressurised fluids
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小規模で性能が安定し、且つ安価に実施する
ことができる燃焼器後置再生式ガスタービンを用いたコ
ージェネレーション設備を提供する。 【解決手段】 圧縮機1とタービン2とからなるタービ
ン駆動装置に代えて、圧縮機1とタービン2とを有する
ターボチャージャ16と、出力タービン17と発電機1
8とを有するターボ発電機19とからなる小型の2軸タ
ービン20を設け、圧縮機1出口の圧縮空気Aの一部を
取入れて貯蔵し貯蔵した圧縮空気Aによりターボチャー
ジャ16を起動し得るエアスタータ25を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンを用
いたコージェネレーション設備、特に燃焼器後置再生式
ガスタービンを用いた小規模のコージェネレーション設
備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ガスタービンを用いたコージ
ェネレーション設備としては種々の方式のものが実施及
び提案されている。
【0003】図2は、従来におけるガスタービンを用い
たコージェネレーション設備の一例を示したものであ
り、図2では圧縮機1とタービン2とが同一の軸3上に
設けられたタービン駆動装置4を備えており、圧縮機1
で大気を吸引して圧縮し、圧縮した圧縮空気Aを燃焼器
5に導いて昇圧装置12で昇圧した燃料6と共に燃焼さ
せ、高温・高圧となった排ガスGを前記タービン2に供
給してタービン2を駆動し、タービン2と同軸に設けた
発電機7を駆動することにより発電を行うようにしてい
る。
【0004】また、前記タービン2出口の排ガスGは、
排気管8により外部に排気したり、排熱回収装置9に導
いて排熱を回収するようにしている。図2の排熱回収装
置9は、排ガスGの排熱により冷水を得るようにした吸
収式冷凍機10と、前記排ガスGの排熱により蒸気或い
は温水を得て暖房、給湯等を行うようにしたボイラ11
の場合を示している。
【0005】上記図2におけるタービン駆動装置4は、
燃焼器5で圧縮空気Aと共に燃料6を燃焼した高温・高
圧の排ガスGをタービン2に導入するようにしており、
タービン駆動装置4の効率を上げるためには前記排ガス
Gの温度を高く保持する必要があるが、タービン2は排
ガスGの高温から保護する必要があるために複雑な冷却
構造を備える必要があり、そのために小型のタービン駆
動装置4を実施することは困難であった。
【0006】また、上記冷却の問題を解消するためには
タービン2入口の排ガスGの温度を低く押さえるように
することが考えられるが、このようにした場合には、タ
ービン効率が極端に低下してしまうという問題がある。
このために、図2に示したような高温・高圧の排ガスG
によってタービン2を駆動するようにしたタービン駆動
装置4は大型の設備においてのみ実施されており、小型
の設備はごく一部の用途にのみ実施されているにすぎな
い。
【0007】更に、図2に示した設備では、燃焼器5
は、圧縮機1で圧縮した高圧の圧縮空気A中で燃料6を
燃焼させる必要があり、従って液体燃料の場合でもガス
燃料の場合でも、燃料6を圧縮空気Aの圧力以上に加圧
する昇圧装置12が必要であり、特にガス燃料の場合に
はガスの昇圧に多大のエネルギーが必要となり、よって
特に小型の設備には適用が困難となる。
【0008】また、前記したように燃料6を高圧力下で
燃焼させると、窒素酸化物(NOx)の排出が大きくな
る傾向があり、窒素酸化物の排出を低下するための技術
的な構成を更に必要とする問題がある。
【0009】一方、近年では、図3に示すような燃焼器
後置再生式ガスタービンを用いた設備が考えられてい
る。
【0010】図3の設備は、圧縮機1とタービン2とが
同一の軸3上に設けられたタービン駆動装置4を備えて
おり、前記圧縮機1で空気を吸引して圧縮し、圧縮した
圧縮空気Aを再生熱交換器13に導いて加熱することに
より温度と圧力を高めた後、温度と圧力が高められた圧
縮空気Aを前記タービン2に導入して該タービン2を駆
動するようにしている。また、タービン2には、モータ
として作用させることができるようにした発電機7を同
軸上に設けるようにしている。
【0011】更に、前記タービン2の出側空気Aは大気
圧燃焼器14に導いて燃料15と共に燃焼させるように
しており、大気圧燃焼器14で燃焼した高温の燃焼ガス
は前記再生熱交換器13に導いて前記圧縮空気Aの加熱
を行い、圧縮空気Aを加熱した後の排ガスGは下流の排
熱回収装置に導くようにしている。
【0012】上記図3の設備を起動する際は、発電機7
をモータとして作用させてタービン駆動装置4を起動す
ることにより、圧縮機1から取入れて圧縮した圧縮空気
Aをタービン2から吐出させて大気圧燃焼器14に供給
し、これと同時に大気圧燃焼器14に燃料15を供給し
て点火・燃焼させることにより大気圧燃焼器14内部及
び再生熱交換器13内部を加熱し、これにより前記圧縮
機1からの圧縮空気Aを加熱することにより行う。
【0013】または、あらかじめ大気圧燃焼器14に燃
料15を供給して点火・燃焼させることにより大気圧燃
焼器14の内部及び再生熱交換機13の内部を加熱し、
この後発電機7をモータとして作用させてタービン駆動
装置4を起動することにより、圧縮機1から取り入れて
圧縮した圧縮空気Aをあらかじめ加熱されている再生熱
交換器13に導き、圧縮空気Aを加熱し高温になった圧
縮空気Aでタービン2を駆動する。タービン2から吐出
された空気Aは大気圧燃焼器14に導かれこれに燃料1
5が供給され運転が継続される。なお、この場合、最初
に大気圧燃焼器14で燃料15を燃焼させる時に、補助
ブロワーで燃焼用の空気を送ってもよい。上記のいずれ
の方法においても、大気圧燃焼器14に供給される空気
Aは大気圧となっているために、大気圧燃焼器14での
燃料15の着火は容易であり、着火失敗は生じ難い。
【0014】図3の燃焼器後置再生式ガスタービンを用
いた設備では、タービン2は高温・高圧のクリーンな圧
縮空気Aによって駆動されるようになっており、従っ
て、タービン駆動装置4が排ガスで汚れるようなことが
ない。
【0015】更に、タービン2から出て大気圧となった
空気Aが大気圧燃焼器14に導かれて燃料15と燃焼さ
れるようになっているために、燃料15を加圧するため
の昇圧装置を設ける必要がなく、よって燃料として、一
般家庭で使用されている低圧ラインの都市ガス、或いは
LPガス等を昇圧することなしにそのまま利用すること
ができ、また灯油などの液体燃料も燃料15として容易
に利用することができる。また、燃料15を大気圧で燃
焼させるために、窒素酸化物の発生を抑制できるので、
脱硝のための設備も省略することができる。
【0016】また、前記タービン2から出た比較的温度
の高いクリーンな空気Aは、そのまま温風暖房などに利
用することができる利点がある。
【0017】上記図3の設備においては、圧縮機1の圧
力比とタービン2の軸端熱効率との関係を図4に示して
いるように、タービン2の入口温度が800℃,850
℃,900℃と変化した場合において、圧力比が小さく
なると熱効率が低下する変化量は大きいが、圧力比があ
る程度以上に大きくなると熱効率の変化量は小さいこと
が明らかであり、従って、図4に示すように、比較的圧
力比が低い計画点Sで運転を行うことにより、圧縮機1
の負荷を低減して設備の効率を高めることができる。
【0018】また、前記図3の燃焼器後置再生式ガスタ
ービンを用いた設備では、図5に再生熱交換器13の温
度効率とタービン2の軸端熱効率との関係を示している
ように(圧縮機圧力比を変化させて示している)、再生
熱交換器13の温度効率が高いほどタービン2の軸端熱
効率を高く維持できることが明らかであり、従って、図
3の設備の性能を高めるには再生熱交換器13の熱交換
効率を如何にして高めるかに掛かっている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記図3に示
した従来の燃焼器後置再生式ガスタービンを用いた設備
においては、タービン2の出力と再生熱交換器13の容
積との関係を図6に示しているように、ガスタービン出
力を増加しようとすると、再生熱交換器の容積が大幅に
増大する。即ち、100kWのガスタービン出力を得る
には約8立方メートルの容積をもつ再生熱交換器13が
必要であり、1000kWのガスタービン出力を得るに
は約65立方メートルの容積をもつ再生熱交換器13が
必要であり、このような大型の再生熱交換器13は実際
に製作して設置することは困難である。
【0020】従って、現在では、図3に示したような燃
焼器後置再生式ガスタービンを用いた設備は実用化され
ていない。
【0021】また、前記図2及び図3に示したように同
一の軸3上に、圧縮機1とタービン2と発電機7が設置
されたタービン駆動装置4においては、全体重量が増加
し、そのためにタービン駆動装置4を起動するのに必要
な起動力が大きくなり、そのために従来では、前記発電
機7をモータとして作用させ得るようにしており、起動
時にはモータによって圧縮機1とタービン2との回転を
駆動し、起動終了後は発電機7として発電を行って電力
を出力するようにしている。
【0022】しかし、このような発電機7を備えて、該
発電機7を起動時のモータとしての作用と、発電が開始
されてからの発電機としての作用とに連続してスムーズ
に切り替えるためには高級で高価な制御回路が必要であ
り、従って例えば図3の設備において小型のタービン駆
動装置4を実施しようとしても、前記したように高価な
制御回路のために設備全体が高価なものとなってしまっ
て、実用化することは困難である。
【0023】本発明は、小規模で性能が安定し、且つ安
価に実施することができる燃焼器後置再生式ガスタービ
ンを用いたコージェネレーション設備を提供することを
目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮機とター
ビンとからなるタービン駆動装置を備え、前記圧縮機に
て圧縮した圧縮空気を再生熱交換器に導いて加熱するこ
とにより温度と圧力を高め、温度と圧力が高められた圧
縮空気により前記タービンを駆動するようにし、且つ該
タービンの出側空気を大気圧燃焼器に導いて燃料と共に
燃焼し、高温の排ガスを前記再生熱交換器に導いて前記
圧縮空気の温度と圧力を高めた後、下流の排熱回収装置
に導いて排熱回収を行うようにしているコージェネレー
ション設備であって、前記タービン駆動装置に代えて、
圧縮機とタービンとを有するターボチャージャと、出力
タービンと発電機とを有するターボ発電機とからなる2
軸タービンを設け、更に前記圧縮機出口の圧縮空気の一
部を取入れて貯蔵し貯蔵した圧縮空気により前記ターボ
チャージャを起動し得るエアスタータを備えたことを特
徴とするコージェネレーション設備、に係るものであ
る。
【0025】また、ターボ発電機の出力を約10kW以
下に設定したり、ターボチャージャのタービンに導入さ
れる高温の圧縮空気の温度を約800℃〜850℃程度
に設定するようにしている。
【0026】本発明によれば、従来考えられている燃焼
器後置再生式ガスタービンのタービン駆動装置に代え
て、2軸タービンを設けるようにしたことにより、2軸
タービンの構成を小型化することが可能となり、それに
よって再生熱交換器の容積も小型の構成とすることがで
き、従って再生熱交換器の製作、設置、取り扱いが容易
となり、しかも燃焼器後置再生式ガスタービンとしての
高い効率を安定して発揮できるコージェネレーション設
備を提供することができる。
【0027】更に、2軸タービンの構成によってターボ
発電機にて発電を行うようにしているので、ターボチャ
ージャの回転負荷を小さくすることができ、従ってター
ボ発電機のタービン出力を約10kW以下程度とする
と、2軸タービンの起動をエアスタータによって容易に
行うことができるようになる。また、2軸タービンは一
度起動されると、圧縮空気の一部をエアスタータに貯留
しておくことによって、以後の起動は貯留した圧縮空気
を利用してできるので、何らの起動エネルギーを要する
ことなしに容易に起動することができるようになる。
【0028】また、2軸タービンにおけるガスタービン
入口の温度を約850℃以下に保持するようにすると、
タービンは冷却することなしに長期間安定した運転が可
能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0030】図1は、本発明のコージェネレーション設
備の一例を示したものであり、図中図3と同一のものに
は同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0031】図1に示すように、図3に示した燃焼器後
置再生式ガスタービンにおいて備えているタービン駆動
装置4に代えて、圧縮機1とタービン2とを備えたター
ボチャージャ16と、出力タービン17と発電機18と
を備えたターボ発電機19と、からなる2軸タービン2
0を設けている。
【0032】前記ターボチャージャ16は既に知られて
いる技術的に確立されたものであり、圧縮機1の空気取
入口にはサイレンサ付きの空気フィルタ21が備えられ
ており、また軸3部等を潤滑するための潤滑油供給装置
22が備えられている。
【0033】前記ターボ発電機19は、ターボチャージ
ャ16のタービン2の出口に出力タービン17が接続さ
れるようになっている。
【0034】前記2軸タービン20としては、出力ター
ビン17の出力が約10kW程度以下、更に詳しくは3
kW〜10kW程度の小型のものを用いるようにし、更
に2軸タービン20の大きさに応じた容量の再生熱交換
器23を設置する。
【0035】また、2軸タービン20におけるタービン
2の入口の温度が約850℃以下、例えば800℃〜8
50℃に保持されるように、圧縮機1、大気圧燃焼器1
4、再生熱交換器23の容量及び性能を設定する。
【0036】また、前記圧縮機1出口の圧縮空気Aの一
部を取入れて貯蔵するようにした空気溜24を備え、該
空気溜24に貯蔵した圧縮空気Aを前記ターボチャージ
ャ16に供給することによりターボチャージャ16を起
動し得るようにしたエアスタータ25を設ける。図中2
6は、ターボチャージャ16の初期の起動時に空気溜2
4に圧縮空気Aを供給して溜めて置くための補助空気ポ
ンプである。また、27は、太陽光集光熱源等の別の熱
源を利用して前記圧縮空気Aを加熱するようにした加熱
装置である。
【0037】以下に、図1に示した設備の作用を説明す
る。
【0038】ターボチャージャ16の圧縮機1で大気を
吸引して圧縮した圧縮空気Aは再生熱交換器23で温度
と圧力が高められた後、タービン2に導かれてタービン
2を駆動し、続いてターボ発電機19の出力タービン1
7に導入されて出力タービン17を駆動することにより
発電機18を回転させて発電を行う。
【0039】ターボ発電機19の出力タービン17から
出て大気圧となった空気Aは、大気圧燃焼器14に導か
れて都市ガス或いは灯油などの通常圧力のままの燃料1
5と混合されて燃焼し、高温となった燃焼ガスは、前記
再生熱交換器23に導かれて前記圧縮機1からの圧縮空
気Aの加熱を行う。
【0040】圧縮空気Aの加熱を行った排ガスGは、排
熱回収装置9に導かれて排熱が回収される。また、前記
出力タービン17出口のクリーンな高温の空気Aは、そ
のまま温風暖房などに用いることができる。
【0041】前記2軸タービン20の構成を小型化し、
ターボ発電機19のタービン出力を10kWとした場合
(タービン2の直径は50mm程度及び出力タービン1
7の直径は100mm程度)における再生熱交換器23
の容積は0.65立方メートル程度であり(図6参
照)、再生熱交換器23を図1に示すように小型の構成
とすることができる。因みに、ターボ発電機19のター
ビン出力が3kWの場合(タービン2の直径は30mm
程度及び出力タービン17の直径は60mm程度)にお
ける再生熱交換器23の容積は約0.2立方メートルと
非常に小型のものとなる。
【0042】このように再生熱交換器23の容積が小型
になると、再生熱交換器の製作、設置、取り扱いが容易
となり、しかも燃焼器後置再生式ガスタービンとしての
高い効率を安定して発揮できるコージェネレーション設
備が提供できるようになる。従って、家庭用等のコージ
ェネレーション設備として汎用性あるものとすることが
できる。
【0043】また、2軸タービン20におけるタービン
2の入口の温度を約850℃以下、例えば800℃〜8
50℃に保持するように圧縮機1、大気圧燃焼器14、
再生熱交換器23の容量及び性能を設定すれば、タービ
ン2及び出力タービン17は冷却することなしに長期間
安定した運転が可能となる。
【0044】更に、2軸タービン20を構成して、ター
ボ発電機19にて発電を行うようにしているので、ター
ボチャージャ16の回転負荷は非常に小さなものとする
ことができ、従って前記したように約10kW以下程度
のタービン出力とした2軸タービン20の起動は、前記
エアスタータ25によって容易に行うことができる。
【0045】また、2軸タービン20は一度起動される
と、圧縮空気Aの一部が空気溜24に貯留されるので、
以後の起動は上記貯留された圧縮空気Aで行うことがで
きるので、以後は何らの起動エネルギーを要することな
しに容易に起動することができる。
【0046】また、太陽光集光熱源等の別の熱源を利用
して前記圧縮空気Aを高温に加熱できるようにした加熱
装置27を備えるようにすると、前記再生熱交換器23
の容量を更に小さくしたり、燃料15の使用量を削減す
ることができる。
【0047】尚、本発明は上記形態例にのみ限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内におい
て種々変更を加え得ることは勿論である。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、従来考えられている燃
焼器後置再生式ガスタービンのタービン駆動装置に代え
て、2軸タービンを設けるようにしたことにより、2軸
タービンの構成を小型化することが可能となり、それに
よって再生熱交換器の容積も小型の構成とすることがで
き、従って再生熱交換器の製作、設置、取り扱いが容易
となり、しかも燃焼器後置再生式ガスタービンとしての
高い効率を安定して発揮できるコージェネレーション設
備を提供することができる。
【0049】更に、2軸タービンの構成によってターボ
発電機にて発電を行うようにしているので、ターボチャ
ージャの回転負荷を小さくすることができ、従ってター
ボ発電機のタービン出力を約10kW以下程度とする
と、2軸タービンの起動をエアスタータによって容易に
行うことができるようになる。また、2軸タービンは一
度起動されると、圧縮空気の一部をエアスタータに貯留
しておくことによって、以後の起動は貯留した圧縮空気
を利用してできるので、何らの起動エネルギーを要する
ことなしに容易に起動することができるようになる。
【0050】また、2軸タービンにおけるガスタービン
入口の温度を約850℃以下に保持するようにすると、
タービンは冷却することなしに長期間安定した運転が可
能となる。
【0051】従来のガスタービンでは燃焼器において燃
料が供給されるため燃料の未燃焼成分等がタービンに入
り、これらの外部異物による損傷(FOD:Foreign Ob
jectDamage)が発生するため脆性材料であるセラミック
材料を使うためには特別な注意が必要であった。しかし
ながら、本発明によると圧縮機で高圧に圧縮された空気
は再生熱交換器で間接的に熱を供給され、クリーンな高
温空気の状態でタービン及び出力タービンに導入される
ため、外部異物は混入しないのでセラミック材料が容易
に使用できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコージェネレーション設備の一例を示
す概略系統図である。
【図2】従来のコージェネレーション設備の一例を示す
概略系統図である。
【図3】従来考えられた燃焼器後置再生式ガスタービン
を用いたコージェネレーション設備の一例を示す概略系
統図である。
【図4】圧縮機の圧力比とガスタービン軸端熱効率との
関係の一例を示す線図である。
【図5】再生熱交換器の温度効率とガスタービン軸端熱
効率との関係を示す線図である。
【図6】ガスタービン出力と再生熱交換器の容積との関
係を示す線図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 タービン 4 タービン駆動装置 9 排熱回収装置 14 大気圧燃焼器 15 燃料 16 ターボチャージャ 17 出力タービン 18 発電機 19 ターボ発電機 20 2軸タービン 23 再生熱交換器 25 エアスタータ A 圧縮空気(空気) G 排ガス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02C 6/00 F02B 37/00 301B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機とタービンとからなるタービン駆
    動装置を備え、前記圧縮機にて圧縮した圧縮空気を再生
    熱交換器に導いて加熱することにより温度と圧力を高
    め、温度と圧力が高められた圧縮空気により前記タービ
    ンを駆動するようにし、且つ該タービンの出側空気を大
    気圧燃焼器に導いて燃料と共に燃焼し、高温の排ガスを
    前記再生熱交換器に導いて前記圧縮空気の温度と圧力を
    高めた後、下流の排熱回収装置に導いて排熱回収を行う
    ようにしているコージェネレーション設備であって、前
    記タービン駆動装置に代えて、圧縮機とタービンとを有
    するターボチャージャと、出力タービンと発電機とを有
    するターボ発電機とからなる2軸タービンを設け、更に
    前記圧縮機出口の圧縮空気の一部を取入れて貯蔵し貯蔵
    した圧縮空気により前記ターボチャージャを起動し得る
    エアスタータを備えたことを特徴とするコージェネレー
    ション設備。
  2. 【請求項2】 ターボ発電機の出力は約10kW以下と
    したことを特徴とする請求項1記載のコージェネレーシ
    ョン設備。
  3. 【請求項3】 ターボチャージャのタービンに導入され
    る高温の圧縮空気の温度は約800℃〜850℃程度と
    したことを特徴とする請求項1又は2記載のコージェネ
    レーション設備。
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